説明

駐輪機の切変加動装置

【課題】2段式駐輪装置を使用する女性や子供でも楽に安全に使用できる技術を開発する。
【解決手段】加動装置21は上段台車に自転車を乗せると振子3の重量加動により引金5を止金具20から外れ第1段階の操作が始まり第2段階としてハンドル6を握ることによる引棒2の動きで突端22が止金具21より外れ自転車を乗せた台車が上部止金7に掛かり上に台車を固定する事ができるうえにまた下降時は自転車を乗せた下段用台車に取付けた車内蔵ボックス7よりレール18上を左右に移動させ上段使用者の足場スペースを確保すると同時に安全な態勢で上段台車を降下させ下に定着させることができるうえに、急上昇や誤作動を防止することを可能にした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駐輪機の装置に関する分野の操作、手段の開発である。
【背景技術】
【0002】
駐輪機を使用する女性や子供でも楽に安全に使用できる技術を開発した。
自転車を乗せる台車(自転車を乗せるラック)は等荷重のバランスの取れた請求項2の記載の引きバネと直立する柱に加動装置に付帯したベアリング車で加動装置と台車(ラック)が軽く上下動する駐輪機の加動装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の技術に更に安全使用に対応する技術を取り入れたのを目的とするものである。
【0004】
本駐輪機の切変加動装置の操作方法は女性及び子供等が使用する為、特に安全装置を施し、2工程の操作で完全を期するのを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
台車(ラック)に自転車を乗せた重量の重みで加動装置の1段階の働きが始まり、更にハンドルを握ることで加動装置の2段階の働きをし、請求項2の引きバネにより順序良く安全に操作ができる効果を発揮するものである。
【0006】
安全に当初の目的でもある2段式の上段に上昇し係留することができる。
【0007】
下段に自転車を乗せた台車(ラック)を左右どちらかの方向へ下段レールにより移動することにより、上段の下に係留することができる2段駐輪機である。
【発明の効果】
【0008】
本駐輪装置は自転車を台車(ラック)に乗せ、安全に水平上昇及び水平下降が目的である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】 本発明の2段式駐輪機の実施形態を示す側面図
【図2】 本発明の駐輪機に自転車を乗せる準備を示す側面図
【図3】 本発明の駐輪機に自転車を乗せ固定した状態の側面図
【図4】 本発明の基本である2段式の上段に上昇し自転車を定着した側面図
【図5】 加動装置の切変え装置が自転車を乗せる前の静動の断面図
【図6】 台車(ラック)に自転車を乗せ重量で振子方式より1段階の操作が始まり掛金から外れた断面図
【図7】 台車(ラック)の横、2段階の引金(ハンドル)の先端が掛かった静動の断面図
【図8】 台車(ラック)の横、2段階の引金(ハンドル)の引金がハンドルの握りにより先端がストッパーから外れた断面図
【図9】 台車(ラック)の横に付いたハンドルを握る前の平面図
【図10】 台車(ラック)の横に付いたハンドルの側面図
【図11】 台車(ラック)の横に付いたハンドルの先端にストッパーが掛かった状態の側面図
【図12】 2段階の操作でハンドルを握った状態の平面図
【図13】 台車(ラック)の横に付いたハンドルを握った状態の側面図
【図14】 ハンドルを握り、先端がストッパーより外れた状態の側面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実地の形態を図1〜図14に基づいて説明する。
【0011】
本発明は台車(ラック)に自転車を乗せ、台車(ラック)に付随している振子方式の開閉装置3の上下動で1段階の開閉掛金5より外れ、上昇の用意ができる駐輪装置。
【0012】
台車(ラック)1横に付属しているハンドル引金2と6を握ることにより掛金21より外れ、加動装置23と24が合体して上昇することを特徴とする駐輪装置。
【0013】
加動装置に付帯している車10で直立する柱11をレールとして上下動する駐輪装置。
【0014】
自転車が乗った台車(ラック)1が上昇して上部にあるハンドルのストッパー22に掛金7Aが自動的に固定される駐輪装置。
【0015】
台車(ラック)1横に付属しているハンドル6と2を握ると下降体制に入り自転車が乗った台車(ラック)1が下降する駐輪装置。
【0016】
下降した自転車を乗せた台車(ラック)1が下降点に達した時、ハンドル2より手を離すと自動的に台車(ラック)1が固定される安全性の高い駐輪装置。
【0017】
自転車を取り出すと振子方式の押棒4が解かれて2段階の止め方式で各掛金8Aと20により完全に主加動装置24と加動装置23が固定される駐輪装置。
【0018】
自転車を降ろした台車(ラック)1と加動装置23は下段の左右にスライドする台車(ラック)と上下2段方式として使用するため、台車(ラック)1と加動装置23のみを上昇させ、下段のスペースを作る駐輪装置。
【0019】
本発明は自転車を乗せたときは主加動装置24と台車加動装置23は合体し作動する駐輪装置。
【0020】
自転車を搭載されていない台車(ラック)1を下降させるときは等加重の請求項2の引きバネ9でバランスが保たれほとんど力が要らず軽い力で下降する発明の駐輪装置。
【0021】
当駐輪機は上下2段式で下段の駐輪機は自転車を乗せる台車(ラック)15〜19に自転車を乗せ床面に設置したレール18で左右に移動させ、上段の台車(ラック)1を下降させるスペースを確保する本発明の駐輪機である。
【0022】
下段の台車(ラック)15〜19は台車(ラック)15〜19の下に取り付けたボックス17に車を付けレール18を左右に移動する駐輪装置。
【0023】
レール18は床面に設置固定し車のガイドを付けた駐輪装置の部品である。
【0024】
下段の台車(ラック)15〜19に付けたボックス17は車16を付けてありレール18と車ガイドを外れないような形状となっており、その形状のボックス17によってスムーズに軽く左右スライドできる駐輪装置である。
【符号の説明】
【0025】
1 台車(ラック)
2 ハンドルの引棒
3 自転車を乗せる重量加動の振子
4 振子に付いている押棒
5 押棒により掛金から外れ及び掛ける引金
6 ハンドル先端
7A 上部落下ストッパー
7B 中間部落下ストッパー
8A 下部上昇ストッパー
8B 下部補助上昇ストッパー
9 請求項2のコイルバネ又は定荷重バネ・ゼンマイ
10 ベアリング車
11 直立する柱レール
12 台車(ラック)に自転車搭載時の自転車振り止め
13 ハンドル
14 直立する柱の固定ベース
15 下段用台車(ラック)
16 下段用台車(ラック)左右移動のための車
17 下段用台車(ラック)左右移動のためのベリング車付きボックス
18 符号17のベリング車付きボックスが走るレール
19 下段用台車(ラック)に自転車搭載時の自転車振り止め
20 1段階の掛金
21 ラックの加動装置
22 主加動装置
23 引きバネ
24 車止め
25 加動装置上昇安全ストッパー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1台のスペースに上下2段で駐輪を可能にする安全性と操作性を備えた駐輪装置である。
上段駐輪装置は直立する支柱を上下動する加動装置で自転車を乗せた台車(ラック)を上段に係留させる事ができる。
自転車を乗せる台車(ラック)が上昇と下降する時、切変わる加動装置により、直立する支柱レールを台車(ラック)と上昇加動装置に内蔵するベアリング車により上下移動する駐輪装置である。
【請求項2】
自転車を乗せる台車(ラック)とその台車(ラック)を上昇させる切変付加動装置の組合せで成りたっている駐輪装置で、主加動装置及び台車(ラック)の牽引は、コイルバネ又は定荷重バネ・ゼンマイ等の引きバネでおこない、主加動装置より台車(ラック)と自転車を足した重量と同等の牽引の力を有し、加動装置を切変えることにより台車(ラック)のみの時は、台車(ラック)と同じ荷重の力を有したのを特徴とし、自転車を乗せた台車(ラック)を下段に降下させる時、等荷重になり台車(ラック)を軽い力で下に引き下段に定着することができる駐輪装置である。
【請求項3】
台車(ラック)上昇の第1段階として、基本である台車(ラック)に自転車を乗せた自重で振子方式の加動装置により、台車(ラック)の止め金具が外され台車(ラック)上昇の準備が始まり、さらに台車(ラック)上昇の第2段階として、台車に付属しているハンドルを握ることにより解錠され、2連の動きで上昇させ、上部位置に係留させ、台車(ラック)と上昇加動装置が合体し連動体となることにより押し上げる装置として作動することを特徴とする駐輪装置である。
【請求項4】
ハンドルは押ばねの動作で掛け金具がロックされ、又はロックが解除されて連動し複合体となり、その複合体の連動する自転車の重量によるロック開閉と切変え装置を開閉して手動により引き下降し下降位置に定着させ、自転車を乗せ又は降ろす複合体の1つの操作である。
複合体のもう1つは上昇させ定着させる動きの操作であり、その2連の操作を特徴とする駐輪装置である。
【請求項5】
駐輪装置の直立支柱に凸状のストッパー受金具を取付け、そのストッパー受金具に引っ掛ることにより台車(ラック)と上昇可動装置の合体した複合体を固定できるストッパーを備えたことを特徴とする安全性の高い駐輪装置である。
【請求項6】
上下2段の駐輪装置のうち、下段駐輪装置は自転車を乗せる台車(ラック)に自転車を乗せ、床面に設置したレール上を台車(ラック)が左右移動することにより、上段の台車(ラック)を降下させるスペースを確保することができる駐輪装置である。
【請求項7】
下段駐輪装置の台車(ラック)下に取付けた箱型は、ベアリング車等を取付けることにより、数台の台車(ラック)を床面に設置固定した車ガイド付レール上を左右スライド移動することのでき、操作性を高めた駐輪装置である。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2011−162170(P2011−162170A)
【公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−43256(P2010−43256)
【出願日】平成22年2月9日(2010.2.9)
【出願人】(506217612)