説明

魚釣りゲームシステム

【課題】ゲーム環境を自動で簡単に設定すると共に、そのゲーム環境の変化によりゲーム操作者のゲームに対する満足感を得つつ、配送の手間や費用を掛けずにゲーム操作者がゲーム中で釣った魚と同じ魚を、新鮮でおいしく食べることができる魚釣りゲームシステムを提供する。
【解決手段】ネットワークに接続された管理者用サーバ10と、ゲーム操作者用端末11と、魚料理提供者用端末12とからなる魚釣りゲームシステムにおいて、前記管理者用サーバ10が、魚釣りゲームに関する入力されたデータを解析するデータ解析処理部22と、前記データ解析処理部22にて解析された結果情報に基づいて、魚釣りゲームにおけるゲーム環境を自動で設定するゲーム環境設定処理部23とを備えることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークを介して実行されるゲームシステムに関し、特に、ゲーム操作者が釣りゲームを実行するゲームシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
魚釣りを疑似体験することができるゲームとして、ゲームセンター等に設置されている大型の魚釣り専用ゲーム機や、家庭用ゲーム機にソフトを挿入してプレイする魚釣りゲームがある。最近では、ネットワークを介して携帯電話にゲームソフトをダウンロードし、携帯電話で魚釣りゲームをプレイできるものが知られている。
【0003】
しかし、いずれのゲームもあくまで擬似体験であり、実際にゲーム中で釣った魚を鑑賞したり食したりすることはできないため、特に釣り好きの人の中には、リアリティがなく物足りなさを感じる人も多い。その物足りなさを解消する技術として、特許文献1に示す技術がある。
【0004】
特許文献1の技術は、獲得された仮想的な品物と同じ種類の現物をユーザが入手できるようにするものであり、情報端末2は参加要求をネットワーク3を介してゲームサーバ4に送信し、サーバ4は釣り場データと現物で配送可能な魚を指定する魚の種類データを送信する。情報端末2は事前にダウンロードしたゲームプログラムを起動して釣り場と魚を選択しサーバ4に通知する。サーバ4は魚を釣るための条件を含む条件データと画像ファイルを送信する。情報端末2はユーザの操作にしたがってゲームを進行する。魚が釣れたとき、ユーザ1は魚の現物の配送の要求を情報端末2に送信する。サーバ4はゲームのプレイ時間に応答して課金処理を行い、鮮魚店7用の情報処理装置6に配送指令を送信する。鮮魚店7は指令された魚を調理し、ユーザ1への配送を宅配便等に依頼するというものである。
【特許文献1】特開2002−66144
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の技術は、ヒット率やバラシ率を、魚の種類や大きさに応じて変化させるようにしているが、それだけでは変化が乏しくゲーム参加者が物足りなさを感じてしまう可能性がある。また、その他の条件(その日の仕入れの状況、売り上げ、ゲームの利用頻度、選択した釣場の気候、水質等)でヒット率やバラシ率を多様で最適に設定しようとすると、どうしても人間の判断で設定しなければならず、処理に手間が掛かってしまうという課題を有する。
【0006】
また、ゲーム参加者が配送により実際の魚を受け取ることができるが、魚の中には素人では調理が難しい魚(例えば、うなぎ)や調理が不可能な魚(例えば、ふぐ)等がある。ゲーム中で釣った魚はゲーム参加者の希望により加工して配送されるが、加工することにより鮮度が落ちてしまうため、新鮮な魚を生で食したい人にとっては満足できないという課題を有する。
また、魚そのものや加工された魚は配送によりゲーム参加者に届けられるため、配送費用が掛かり、コスト面でビジネス上の課題となり得る。
【0007】
本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、ゲーム環境を自動で簡単に設定すると共に、そのゲーム環境の変化によりゲーム操作者のゲームに対する満足感を得つつ、配送の手間や費用を掛けずにゲーム操作者がゲーム中で釣った魚と同じ魚を、新鮮でおいしく食べることができる魚釣りゲームシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1 データ解析によるゲーム環境の設定)
本発明に係る魚釣りゲームシステムは、ネットワークに接続された管理者用サーバと、ゲーム操作者用端末と、魚料理提供者用端末とからなる魚釣りゲームシステムにおいて、前記管理者用サーバが、魚釣りゲームに関する入力されたデータを解析するデータ解析手段と、前記データ解析手段にて解析された結果情報に基づいて、魚釣りゲームにおけるゲーム環境を自動で設定するゲーム環境設定手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
このように、本発明においては、魚釣りゲームに関する入力されたデータを解析し、解析された結果情報に基づいて、魚釣りゲームにおけるゲーム環境を自動で設定するため、従来であれば状況の変化に応じて最適なゲーム環境を設定するには手間が掛かるが、自動で設定することで、処理を効率的に行うことができる。
【0010】
なお、魚釣りゲームに関するデータには、魚料理提供者が保有する魚の在庫、管理者の売り上げ、ゲームの利用頻度、地域に関する情報、時間帯の情報等が含まれており、データ解析手段は、それらの情報を所定期間(例えば、1時間、1日、1週間、1ヶ月、1年、10年等)の単位で解析するようにしてもよい。
【0011】
(2 ヒット率の設定)
本発明に係る魚釣りゲームシステムは、前記ゲーム環境設定手段が、前記データ解析手段にて解析された結果情報に基づいて、魚釣りゲームにおけるヒット率を自動で算出し、設定することを特徴とする。
【0012】
このように、本発明においては、ゲーム環境設定手段が、データ解析手段にて解析された結果情報に基づいて、魚釣りゲームにおけるヒット率を自動で算出して設定するため、管理者が売り上げや在庫の状況に応じた管理を行うことができる。また、管理者の利益になるようにヒット率を自動で調整することができるため、管理の手間を省くことができると共に、利益に貢献することができる。
【0013】
なお、ヒット率の設定はゲーム操作者毎に行うことが可能である。つまり、なかなかヒットが出ていないゲーム操作者には優先的にヒットさせたり、多くヒットしているゲーム操作者にはヒット率を下げるような設定が可能である。
【0014】
(3 ゲームで獲得した魚を店で食す魚釣りゲームシステム)
本発明に係る魚釣りゲームシステムは、前記管理者用サーバが、前記魚釣りゲームに関するデータを保持するゲームデータ保持手段と、前記魚釣りゲームのアプリケーションを保持するアプリケーション保持手段と、前記アプリケーションを前記ゲーム操作者用端末に配信するゲーム配信手段と、前記ゲーム操作者がゲーム中に獲得した魚に関する情報を保持する魚獲得情報保持手段とを備え、前記ゲーム操作者用端末が、前記ゲーム配信手段にて配信されたアプリケーションを実行するゲーム実行手段と、前記ゲーム実行手段にて実行される魚釣りゲームを表示するゲーム表示手段と、前記魚釣りゲームを実行した結果情報を前記管理者用サーバに送信する結果情報送信手段と、前記魚釣りゲームを実行した結果情報を表示する結果情報表示手段とを備え、前記魚料理提供者用端末が、仕入れた魚に関する情報を前記管理者用サーバに送信する仕入情報送信手段と、前記管理者用サーバの魚獲得情報保持手段が保持する魚獲得情報を表示して参照する魚獲得情報表示手段とを備えることを特徴とする。
【0015】
このように、本発明においては、ゲーム操作者が魚釣りゲーム中に獲得した魚を、料理店等の魚を提供する場所で注文することができるため、ゲーム操作者は、魚釣りをリアルな感覚で行うことができると共に、自分が釣った魚を新鮮でおいしく食べることができる。
【0016】
また、個人では捌くことが不可能であったり困難である魚(例えば、うなぎやふぐ等)を釣った場合であっても、料理店等で加工されるため、安全で安心して釣った魚を食べることができる。
【0017】
さらに、魚料理提供者が仕入れた魚に関する情報を、管理者用サーバのゲームデータ保持手段に送信するため、ゲームには魚料理提供者が仕入れた魚のみが登場するように設定することができる。そうすることで、ゲーム中に釣り上げた魚は必ず食べることが可能となる。
【0018】
(4 予約システム)
本発明に係る魚釣りゲームシステムは、前記ゲーム操作者用端末が、ゲーム内で釣れた魚を食すことができる飲食店の一覧を表示する飲食店表示手段と、前記飲食店表示手段にて表示された飲食店の中から1つを選択して前記管理者用サーバに予約情報を送信する予約情報送信手段とを備え、前記管理者用サーバが、前記予約情報送信手段から送信された予約情報及び当該管理者用サーバの魚獲得情報保持手段が保持する魚獲得情報に基づいて、料理提供情報を生成する料理提供情報生成手段と、前記料理提供情報生成手段が生成した料理提供情報を前記魚料理提供者用端末に送信する料理提供情報送信手段とを備えることを特徴とする。
【0019】
このように、本発明においては、ゲーム操作者が飲食店に対して簡単な操作で予約を行うことができ、魚料理提供者は、その予約情報からゲーム操作者に提供する料理を把握して準備することができるため、スムーズな料理の予約と提供を実現することができる。
なお、予約情報には、調理方法や味付け等の情報を付加して送信することができる。そうすることで、自分が好きな料理を食べることができる。
【0020】
(5 食材の取寄せシステム)
本発明に係る魚釣りゲームシステムは、前記魚料理提供者用端末が、前記料理提供情報に基づいて、魚取寄情報を生成する魚取寄情報生成手段を備え、前記管理者用サーバが、前記魚料理提供者用端末にて生成された魚取寄情報及び当該管理者用サーバのゲームデータ保持手段が保持するゲームに関する情報に基づいて、所定の食材提供者用端末に魚配送指令情報を送信する魚配送指令情報送信手段を備えることを特徴とする。
【0021】
このように、本発明においては、ゲーム操作者が予約した料理店(魚料理提供者)に食材の在庫がない場合であっても、管理者用サーバにて保持するゲームに関する情報から食材提供者に対して、ゲーム操作者が予約した料理店に食材を配送する旨の情報を送信し、その情報に従い、食材提供者から料理店に食材が提供されるため、ゲーム操作者がゲーム中に釣り上げた魚を食べられないという事態を避けることができ、ゲーム操作者は自らが釣り上げた魚を確実に食べることができる。
【0022】
(6 全国の漁場を選択)
本発明に係る魚釣りゲームシステムは、前記ゲーム操作者が、前記魚釣りゲームにおいて、全国の釣場を選択できることを特徴とする。
このように、本発明においては、ゲーム操作者が、魚釣りゲームにおいて全国の釣場を選択できるため、例えば、九州に居ながら北海道の漁場で魚釣りゲームをすることができ、そこで北海道産の魚を釣り上げることができる。九州に居て北海道産の魚を釣り上げた場合は、魚料理提供者用端末にて生成される魚取寄情報により、北海道産の魚を取寄せて食べることが可能となる。
【0023】
(7 地域の情報と魚の情報を入力)
本発明に係る魚釣りゲームシステムは、前記管理者用サーバが、前記ゲーム操作者が選択した釣場の気候の情報、水質の情報、及び/または前記魚料理提供者が仕入れた魚の情報を入力する入力手段を備えることを特徴とする。
このように、本発明においては、ゲーム操作者が選択した釣場の気候や水質の情報と、魚料理提供者が仕入れた魚の情報を入力して、ゲームに反映させることができるため、リアルな魚釣りゲームを体験することができる。
【0024】
(8 データ更新)
本発明に係る魚釣りゲームシステムは、前記魚料理提供者用端末が、前記ゲーム操作者のゲームの結果情報または注文に基づいてバーコードを作成するバーコード作成手段を備え、前記ゲーム操作者用端末が、前記バーコード作成手段にて作成されたバーコードを読み取るバーコード読込手段と、前記バーコードに基づいて前記予約情報、料理提供情報及び魚獲得情報を更新するデータ更新手段とを備えることを特徴とする。
【0025】
このように、本発明においては、ゲーム操作者が注文した内容からバーコード情報を作成し、そのバーコードを読み込むことで、食べた魚の履歴や消費済みの魚の情報を更新することができるため、確実で簡単にデータ管理をすることができる。
【0026】
なお、ゲーム操作者がゲーム中に釣り上げた魚に関する情報や注文する料理の情報を予めバーコード化しておき、注文時には魚料理提供者用端末がそのバーコードを読み込むようにしてもよい。そうすることで、注文やデータ管理をさらにスムーズに行うことができる。
【0027】
(9 釣り大会の実施)
本発明に係る魚釣りゲームシステムは、前記管理者用サーバが、魚釣り大会の開催に関する情報を、ゲーム参加者及びスポンサーに対して配信する大会情報配信手段と、前記大会情報配信手段が配信した情報の回答を受信する回答受信手段と、前記回答受信手段が受信した回答に基づいて、大会の商品を決定する大会商品決定手段と、前記回答受信手段が受信した回答に基づいて、前記スポンサーの広告をゲーム画面に表示する広告表示手段と、大会の結果に応じて、前記大会商品決定手段が決定した大会商品を前記ゲーム参加者に分配する大会商品分配手段とを備えることを特徴とする。
【0028】
このように、本発明においては、大会参加者はスポンサーが提供する大会商品を獲得でき、大会商品を提供したスポンサーは、ゲーム中に、ゲーム画面に広告が表示されるため、大会参加者にとってもスポンサーにとっても大きな利益を得ることができる。また、スポンサーは商品による広告とゲーム画面による広告を行うことができ、ビジネスにおいても大変有益なものとなり得る。
【0029】
(10 インターネットへの常時接続環境での魚釣りゲームの実施)
本発明に係る魚釣りゲームシステムは、ネットワークに接続された管理者用サーバと、ゲーム操作者用端末と、魚料理提供者用端末とからなる魚釣りゲームシステムにおいて、前記管理者用サーバが、前記魚釣りゲームに関するデータを保持するゲームデータ保持手段と、前記魚釣りゲームのアプリケーションを保持するアプリケーション保持手段と、前記魚釣りゲームのアプリケーションを実行するゲーム実行手段と、前記ゲーム実行手段にて実行されるゲーム中に前記ゲーム操作者が獲得した魚に関する情報を保持する魚獲得情報保持手段とを備え、前記ゲーム操作者用端末が、前記管理者用サーバにログインするログイン手段と、前記ゲーム実行手段にて実行されるゲームを表示するゲーム表示手段と、前記ゲームを実行した結果を表示する結果情報表示手段とを備え、前記魚料理提供者用端末が、仕入れた魚に関する情報を前記管理者用サーバに送信する仕入情報送信手段と、前記管理者用サーバの魚獲得情報保持手段が保持する魚獲得情報を表示して参照する魚獲得情報表示手段とを備えることを特徴とする。
このように、本発明においては、パソコンのようにインターネットに常時接続できる環境でも魚釣りゲームを楽しむことができる。
【0030】
これまで、本発明をシステムとして示したが、所謂当業者であれば明らかであるように本発明を装置、方法、及び、プログラムとして捉えることもできる。これら前記の発明の概要は、本発明に必須となる特徴を列挙したものではなく、これら複数の特徴のサブコンビネーションも発明となり得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
以下、本発明の実施の形態を説明する。本発明は多くの異なる形態で実施可能である。従って、本実施形態の記載内容のみで本発明を解釈すべきではない。また、本実施形態の全体を通して同じ要素には同じ符号を付けている。
【0032】
本実施の形態では、主にシステムについて説明するが、所謂当業者であれば明らかな通り、本発明は装置、方法、及び、コンピュータを動作させるためのプログラムとしても実施できる。また、本発明はハードウェア、ソフトウェア、または、ハードウェア及びソフトウェアの実施形態で実施可能である。プログラムは、ハードディスク、CD−ROM、DVD−ROM、光記憶装置、または、磁気記憶装置等の任意のコンピュータ可読媒体に記録できる。さらに、プログラムはネットワークを介した他のコンピュータに記録することができる。
【0033】
(本発明の第1の実施形態)
(1.構成)
(1−1 魚釣りゲームシステムのシステム構成)
図1は、本実施形態に係る魚釣りゲームシステムのシステム構成図である。本実施形態に係る魚釣りゲームシステムは、システムを管理する管理者10aが使用する管理者用サーバ10と、魚釣りゲームをするゲーム操作者11aが使用するゲーム操作者用端末11と、ゲーム操作者11aに魚料理を提供する魚料理提供者12aが使用する魚料理提供者用端末12とを備える。それぞれの装置は、電話回線網等を介してインターネット等のネットワークに接続されており、相互間でデータを共有したりデータの受け渡し等が可能となっている。
ゲーム操作者11aは、魚釣りゲーム中に釣り上げた魚を魚料理提供者12aに注文し、注文を受けた魚料理提供者12aは、その魚を使った魚料理をゲーム操作者11aに提供する。
【0034】
(1−2 魚釣りゲームシステムのモジュール構成)
図2は、本実施形態に係る魚釣りゲームシステムのモジュール構成図である。管理者用サーバ10は、ゲーム配信部20と、ゲームデータ部21と、データ解析処理部22と、ゲーム環境設定部23と、ゲームアプリケーション保持部24と、入力処理部29とを備える。
ゲーム配信部20は、ゲームアプリケーション及びゲームデータをゲーム操作者用端末11に配信する処理を行う。
【0035】
ゲームデータ部21は、ゲームに関する情報を保持しているデータ部である。ゲームに関するデータとは、例えば、ゲーム中で釣れる魚の情報、ゲーム操作者11aに関するユーザ情報、魚料理提供者12aに関する情報、地域の情報、管理者10aに関する情報等、様々な情報を保持している。
【0036】
データ解析処理部22は、ゲームデータ部21が保持するデータ及び入力処理部29に入力されたデータを解析して、ゲームデータ部21に保存する処理を行う。例えば、管理者の売り上げや魚の在庫を解析して、在庫が不足していることや売り上げが下がっている状況を把握する処理を行う。
【0037】
ゲーム環境設定部23は、データ解析処理部22が解析した結果に基づいて、ゲーム環境の設定を行い、ゲームアプリケーションにそのゲーム環境を反映させる処理を行う。例えば、ゲーム操作者毎にヒット率の設定を行ったり、ゲームで選択した漁場に合わせて釣れる魚の種類や水温、水質等の設定を行う。また、在庫の状況や売り上げ状況に応じてヒット率の設定を行ったりする。
ゲームアプリケーション保持部24は、ゲームアプリケーションを保持する保持部である。
【0038】
入力処理部29は、魚料理提供者用端末12から送信される魚の種類や大きさや量に関する情報、ゲーム操作者用端末11から送信されるユーザ情報、及びゲーム操作者11aがゲーム内で選択した釣場の気候や水質の情報等を入力する処理を行う。
【0039】
(2.動作)
(2−1 システムの動作)
図3は、本実施形態に係る魚釣りゲームシステムの動作を示すフローチャートである。まず、ゲームデータの収集が行われる(ステップS301)。ゲームデータは、管理者用サーバ10が有するゲームに関する情報や管理者10aの情報、魚料理提供者用端末12が有する仕入情報や魚料理提供者12aに関する情報、ゲーム操作者用端末11が有するゲーム情報やゲーム操作者11aに関する情報、地域別の気候に関する情報等から収集して管理者用サーバ10に入力される。入力されたゲームデータ及び管理者用サーバが保持しているゲームデータに対してデータ解析が行われ(ステップS302)、解析された結果に基づいてゲーム環境が自動で設定され(ステップS303)、そのゲーム環境がゲームアプリケーションに反映される(ステップS304)。ゲーム環境はゲームデータの解析結果から様々な設定が行われ、ゲーム操作者11aの個人に対してゲーム環境を設定することも可能である。例えば、しばらくヒットが出ていないゲーム操作者11aに対しては、ヒット率を上げて設定することで、優先的にヒットするように設定することも可能である。ゲーム環境が設定されて、ゲームアプリケーションに反映されたら、ゲームアプリケーションが配信される(ステップS305)。ゲームアプリケーションをダウンロードしたゲーム操作者11aは、ゲームを実行する(ステップS306)。ゲーム実行処理の動作の詳細は後述する。そして、ゲームを行った結果情報が管理者用サーバ10に送信され収集されて(ステップS307)処理を終了する。
なお、2回目以降のゲームについては、アプリケーションの起動時にゲーム環境のみが更新されるようにしてもよい。そうすることで、毎回違った設定や環境でゲームを楽しむことができる。
【0040】
(2−2 ゲーム実行処理の動作)
図4はゲーム実行処理の動作の詳細を示すフローチャートである。まず、ゲームアプリケーションが起動され(ステップS401)、お知らせ掲示板が表示される(ステップS402)。ここでは、管理者10aからの重要なお知らせやアップデート情報等が表示される。
なお、お知らせ掲示板の表示は必須の処理ではない。
【0041】
次に、メニュー画面が表示され(ステップS403)、ゲーム操作者11aは1つのメニューを選択する(ステップS404)。メニュー選択処理の動作の詳細は後述する。メニュー選択により必要な処理が行われると、処理結果のデータを保存して(ステップS405)ゲーム処理を終了する。
なお、処理結果のデータは管理者用サーバ10に送信され、ゲームデータ部21に保存されて、次回行うゲームの際のゲーム環境の設定に利用することができる。
また、ゲームデータをゲーム操作者用端末11に保存できるようにしてもよい。
【0042】
(2−3 メニュー選択処理の動作)
図5は、メニュー選択処理の動作の詳細を示すフローチャートである。メニュー画面には「エサ購入」項目、「音設定」項目、「釣果確認」項目、「釣り」項目、「ゲーム終了」項目が表示されており、ゲーム操作者11aはその中から1つを選択する。まず、「エサ購入」項目が選択されたかどうかが判定され(ステップS501)、「エサ購入」項目が選択された場合は、エサ購入処理が行われる(ステップS502)。
【0043】
ここで、ステップS502のエサ購入処理について詳細に説明する。図6は、エサ購入処理の動作の詳細を示すフローチャートである。まず、エサの種類、金額が画面に表示される(ステップS701)。ここで表示される金額は、ゲーム内で使用する通貨に関する金額である。ゲーム操作者11aは、購入したいエサの種類を選択し(ステップS702)、エサの数量を入力する(ステップS703)。購入ボタンを押下すると、購入内容と購入確認が記載されたサブ画面が表示され、ゲーム操作者11aは、表示された購入内容でエサを購入するかどうかを判定し(ステップS704)、エサを購入しない場合は、メニューに戻って(ステップS707)エサ購入処理を終了する。エサを購入する場合は、会計処理が行われ(ステップS705)、購入した結果が保存されて(ステップS706)、メニュー画面に戻って(ステップS707)、エサ購入処理を終了する。
【0044】
なお、エサ購入の確認の際にエサを購入しないと判断した場合は、メニューに戻らずに、エサ購入処理の最初の処理(ステップS701)に戻って、再度エサ購入処理を行うようにしてもよい。
【0045】
図5に戻って、「エサ購入」項目が選択されなかった場合は、「音設定」項目が選択されたかどうかが判定され(ステップS503)、「音設定」項目が選択された場合は、音のON/OFFの選択が行われ(ステップS504)、選択されたON/OFFが設定される(ステップS505)。「音設定」項目が選択されなかった場合は、「釣果確認」項目が選択されたかどうかが判定され(ステップS506)、「釣果確認」項目が選択された場合は、釣果確認処理が行われる(ステップS507)。
【0046】
ここで、ステップS507の釣果確認処理について詳細に説明する。図7は、釣果確認処理の動作の詳細を示すフローチャートである。まず、クーラーボックスを選択する(ステップS801)。クーラーボックスの中身が釣果確認画面に表示される(ステップS802)。ゲーム操作者11aが、釣果確認画面に表示されている内容を保存するかどうかを判定し(ステップS803)、保存しない場合は、メニューに戻って(ステップS806)釣果確認処理を終了する。保存する場合は、釣果情報を管理者用サーバ10に送信し(ステップS804)、そこで保存処理が行われて(ステップS805)、メニューに戻って(ステップS806)、釣果確認処理を終了する。
【0047】
図5に戻って、「釣果確認」項目が選択された場合は、「釣り」項目が選択されたかどうかが判定され(ステップS508)、「釣り」項目が選択された場合は、釣り処理が行われる(ステップS509)。釣り処理の動作の詳細は後述する。「釣り」項目が選択されなかった場合は、ゲーム終了処理を行って(ステップS510)、メニュー選択処理を終了する。
【0048】
(2−4 釣り処理の動作)
ここで、図5のステップS509の釣り処理について詳細に説明する。図8は、釣り処理の動作の詳細を示すフローチャートである。まず、ゲーム操作者11aがステージの選択を行う(ステップS901)。ゲーム内で使用できるステージは、全国各地のステージが用意されており、ゲーム操作者11aはその中からステージを選択することができる。つまり、九州に居ながら北海道の釣場で魚釣りを行うことができる。また、ゲームデータ部21には、各ステージの地域における地域情報を保持しており、例えば、水質や獲れる魚の種類や大きさを地域に合わせて設定することが可能である。
【0049】
なお、ゲーム中の所持金や所持ポイントに応じて選択できるステージを増やすようにしてもよい。例えば、九州の住所で登録しているゲーム操作者は、100ポイント以上になると本州の釣場を選択でき、200ポイント以上になると北海道の釣場まで選択できるような設定にすることができる。
【0050】
また、日本に限らず、世界中の釣場を選択できるようにしてもよいし、川か海の2択にしたり、磯釣りか船釣りの2択等、様々に設定することができる。
さらに、特別ステージを設け、魚以外のものが釣れるような設定にしてもよい。例えば、特別ステージでは、魚以外にも肉や野菜や果物が釣れたり、電化製品や旅行等が釣れるようにしてもよい。
さらにまた、選んだステージの地域の現在の天気情報を取得し、それに合わせた天候を設定するようにしてもよい。
【0051】
ステージが決まったら、キャスティングのポイントを調整する(ステップS902)。キャスティングの際には、まず、方向ゲージが決定され(ステップS903)、次に距離ゲージが決定される(ステップS904)。それぞれのゲージがぴったり合致したかどうかが判定され(ステップS905)、ぴったり合致していれば、合致していることを示す演出処理が行われて(ステップS906)、深さ調整の処理が行われる(ステップS907)。合致していない場合は、何の演出も行われずに、深さ調整の処理が行われる(ステップS907)。
【0052】
なお、深さの調整はゲーム操作者11aが設定できるようにしてもよいし(ボタンの押下時間やボタンを押すタイミング等)、選んだエサ、竿、ステージに応じて自動で調整されるようにしてもよい。
【0053】
深さの調整が終わると、ゲーム操作者11aはヒットのタイミングをしばらく待つ。ヒットすることが決定したら、ヒットする魚の魚種を決定する(ステップS908)。魚種は様々な条件を考慮して決定される。例えば、ゲーム操作者11aのヒット履歴、使用している釣具、ステージ、魚の在庫、売り上げ等の情報から決定される。魚種を決定したらヒット処理が行われる(ステップS909)。ヒット処理の動作の詳細については後述する。ヒット処理が終了すると、釣果が表示される(ステップS910)。ヒット処理の結果、釣り上げに成功していれば、釣り上げた魚に関する情報が追加されて表示される。釣り上げに失敗していれば、以前の状態のまま釣果が表示される。そして、ゲームを終了するかどうかをゲーム操作者11aが判定し(ステップS911)、ゲームを終了する場合はメニュー画面に戻って(ステップS912)、釣り処理を終了する。ゲームを終了しない場合は、ステップS902に戻って、再度キャスティングからゲームを再開する。
【0054】
(2−5 ヒット処理の動作)
ここで、ステップS909のヒット処理について詳細に説明する。図9は、ヒット処理の動作の詳細を示すフローチャートである。ゲーム操作者11aはヒットがあるまでしばらく待ち(ステップS1001)、あたりが来たらあたり処理を行う(ステップS1002)。
なお、あたり処理は、ゲーム操作者11aにあたりが来たことを認識させればよく、画面上に演出を表示させてもよいし、音で知らせてもよいし、バイブレーション機能を有するゲーム操作者用端末11であれば、バイブレーションにより知らせてもよいし、それらを組み合わせてもよい。
【0055】
あたりが来たら、ゲーム操作者11aは、引きの処理を行う(ステップS1003)。引きのタイミングが成功したかどうかが判定され(ステップS1004)、引きのタイミングに失敗したら釣り上げ失敗の処理(ステップS1016)が行われて、ヒット処理を終了する。引きのタイミングに成功したら、期待度が所定の値より大きいかどうかが判定され(ステップS1005)、期待度が大きければ、釣り上げの成功を期待させる演出が行われてから(ステップS1006)、リール&ロッドアクション処理が行われる(ステップS1007)。期待度が所定の値以下であれば、何の演出も行わずにリール&ロッドアクション処理が行われる(ステップS1007)。
【0056】
以下、リール&ロッドアクション処理について説明する。リール&ロッドアクション処理は釣り上げに成功するか失敗するまで、繰り返して行われる。引きのタイミングに成功するとリールを減少させる処理が行われ(ステップS1008)、魚が右方向または左方向に抵抗する処理が行われる(ステップS1009)。ゲーム操作者11aは、魚の抵抗に合わせて右キーまたは左キーの入力操作を行う。コンピュータは、ゲーム操作者11aのキー操作が魚の抵抗の方向と同じか逆かを判定し(ステップS1010)、同じ方向であれば、糸のテンションが減少して(ステップS1011)釣り上げ成功となる(ステップS1013)。逆方向であれば、糸のテンションが上昇し(ステップS1012)、テンションが所定の値をオーバーしたかどうかが判定され(ステップS1014)、オーバーしていなければ、釣り上げ成功となる(ステップS1013)。オーバーしていれば、釣り上げ失敗の処理(ステップS1016)が行われて、ヒット処理を終了する。釣り上げに成功した場合は、釣り上げに成功した演出処理が行われて(ステップS1015)、ヒット処理を終了する。
【0057】
ゲーム中に釣り上げた魚は、管理者10aと提携する魚料理店で、ゲーム操作者11aが魚料理を注文して食べることができる。つまり、ゲーム操作者11aは自分がゲーム中に釣り上げた魚と同じ魚を実際に料理店でおいしく食べることができるため、魚釣りゲームを楽しむと共に魚料理も楽しむことができる。
【0058】
このように、本実施形態によれば、魚釣りゲームを様々な環境で行うことができるため、ゲーム操作者11aはそういった様々なゲーム環境に応じて、釣場を変更したり、エサを変更したりして、リアルな釣りゲームを楽しむことができる。また、システムの環境に応じてゲーム環境を設定することもできるため、管理者10aにとっても管理しやすいシステムとなる。
【0059】
(本発明の第2の実施形態)
(1 魚釣りゲームシステムのモジュール構成)
図10は、本実施形態に係る魚釣りゲームシステムのモジュール構成図である。管理者用サーバ10は、ゲーム配信部20と、ゲームデータ部21と、ゲームアプリケーション保持部24と、魚獲得情報保持部25を備え、ゲーム操作者用端末11は、アプリケーション受信部31と、ゲーム実行部32と、ゲーム表示部33と、結果情報送信部34と、結果情報表示部35とを備え、魚料理提供者用端末12は、仕入情報送信部41と、魚獲得情報表示部42とを備える。また、図示しないが、第1の実施形態において示した各モジュールも備えている。
ゲーム配信部20、ゲームデータ部21及びゲームアプリケーション保持部24の機能は、第1の実施形態と同じであるため、説明を省略する。
【0060】
魚獲得情報保持部25は、ゲーム操作者11aがゲーム中に釣り上げた魚の情報を保持する保持部である。
アプリケーション受信部31は、管理者用サーバ10から配信されるゲームアプリケーションを受信する処理を行う。
【0061】
ゲーム実行部32は、管理者用サーバ10から配信されたゲームアプリケーションを実際に動作させて実行する処理を行う。
ゲーム表示部33は、ゲーム実行部32で実行されるゲームを画面に表示する処理を行う。ゲーム操作者11aはこの画面を見て、釣りゲームを楽しむことができる。
【0062】
結果情報送信部34は、釣りゲームをした結果情報を管理者用サーバ10に送信する処理を行う。ゲームの結果情報には、釣った魚の情報の他、エサや釣竿等のゲームアイテムに関する情報や、ゲーム操作者11aに関する情報(成績やゲーム利用頻度等)も含まれる。そして、それらの情報は、管理者用サーバ10のゲームデータ部21及び魚獲得情報保持部25に更新されて保持される。
【0063】
結果情報表示部35は、釣りゲームをした結果、ゲーム操作者11aが釣り上げた魚に関する情報をゲーム操作者用端末11の画面に表示する処理を行う。ゲーム操作者11aが、釣り上げた魚の魚料理を料理店で注文する際には、この表示画面を魚料理提供者12aに見せる必要がある。
【0064】
仕入情報送信部41は、魚料理提供者12aが仕入れた魚に関する情報を管理者用サーバ10に送信する処理を行う。仕入れた魚に関する情報は、魚の種類、産地、大きさ、重さ等の情報を含むことができ、魚釣りゲームで登場する魚は、そのデータに基づいた魚が登場するように設定することができる。
【0065】
魚獲得情報表示部42は、ゲーム操作者11aが獲得した魚に関する情報を表示する処理を行う。魚料理提供者は12aは、ここで表示された内容と、結果情報表示部35により示された内容をマッチングして、魚料理の注文を受けて、ゲーム操作者11aに魚料理を提供する。
【0066】
(2 魚釣りゲームシステムの動作)
図11は、本実施形態に係る魚釣りゲームシステムの動作を示すフローチャートである。まず、魚料理提供者12aが魚の仕入情報を管理者用サーバ10に送信する(ステップS1201)。ゲーム中に登場する魚は、ここで送信された情報に基づいて登場させることができる。次に、管理者用サーバ10から最新の魚の情報が配信される(ステップS1202)。
【0067】
なお、ここで配信されるデータは、魚の情報のみではなく、ゲーム更新情報やゲーム環境に関する様々な更新情報であってもよい。
また、初めて本実施形態の魚釣りゲームを行う場合は、ゲームアプリケーションも併せて配信されるようにしてもよい。
【0068】
ゲーム操作者11aは、配信された最新の魚釣りゲームを起動し(ステップS1203)、魚釣りゲームを実行する(ステップS1204)。このステップS1204のゲーム実行処理の詳細については、第1の実施形態と同じであるため説明を省略する。ゲーム実行処理において、魚を取得する(ステップS1205)。取得した魚の情報やゲーム情報等を管理者用サーバ10に送信する(ステップS1206)。ゲーム操作者11aは、魚料理店に行き魚釣りゲームで獲得した魚の情報をゲーム操作者用端末11の画面に表示し(ステップS1207)、その画面を見せて魚料理を注文する(ステップS1208)。魚料理提供者12aは、ゲーム操作者11aから提示された画面と、魚料理提供者用端末12aに表示された魚獲得情報をマッチングして、合致していれば注文を受け料理を提供する。合致していなければ、管理者10aにその旨を報告する。ゲーム操作者11aは、自分がゲーム中に釣った魚と同じ魚をおいしく、新鮮に食すことができる。
【0069】
(本発明の第3の実施形態)
(1.構成)
(1−1 魚釣りゲームシステムのシステム構成)
図12は、本実施形態に係る魚釣りゲームシステムのシステム構成図である。本実施形態においては、ゲーム操作者11aが、釣り上げた魚を食べるために魚料理店に予約をすることができる。第1の実施形態と異なる点は、魚料理提供者12aに食材を提供する食材提供者13aが使用する、食材提供者用端末13を備える点である。その他の、管理者用サーバ10、ゲーム操作者用端末11、魚料理提供者用端末12のシステム構成は、第1の実施形態と同じである。
【0070】
第1の実施形態と同様に、ゲーム操作者11aは、魚釣りゲーム中に釣り上げた魚を魚料理提供者12aに注文し、注文を受けた魚料理提供者12aは、その魚を使った魚料理をゲーム操作者11aに提供するが、魚料理提供者12aがその魚を仕入れていない場合、または仕入れることが出来ない場合に、食材提供者用13aから魚料理提供者用12aに対してその食材が提供される。また、ゲーム操作者11aは予約により魚料理を注文することができる。
【0071】
(1−2 魚釣りゲームシステムのモジュール構成)
図13は、本実施形態に係る魚釣りゲームシステムのモジュール構成図である。図13において、図示していないが、第1の実施形態及び第2の実施形態で示した各モジュールを備えている。それ以外に、本実施形態においては、管理者用サーバ10が、飲食店データ保持部51と、予約情報保持部52と、料理提供情報生成部53と、料理提供情報54と、料理提供情報送信部55と、魚配送指令情報送信処理部56とを備え、ゲーム操作者用端末11が、飲食店データ表示部61と、予約情報送信部62とを備え、魚料理提供者用端末12が、魚取寄情報生成部71と、魚取寄情報72とを備える。
【0072】
飲食店データ保持部51は、管理者10aが提携している飲食店に関するデータを保持する保持部である。
予約情報保持部52は、ゲーム操作者用端末11から送信されてきた予約情報を保持する保持部である。
【0073】
料理提供情報生成部53は、魚獲得情報保持部25が保持する魚獲得情報と予約情報保持部52が保持する予約情報から、ゲーム操作者11に提供する料理に関する情報を生成する処理を行う。例えば、ゲーム操作者11aがゲームの中で静岡産の特大天然うなぎを釣り上げ、近所のうなぎ屋さんにうなぎの蒲焼を予約した場合、料理提供情報生成部53は、その予約情報と、魚獲得情報保持部25が保持するうなぎの産地や大きさに関する情報から、「静岡県産の特大天然うなぎの蒲焼という」料理情報を生成する。
【0074】
料理提供情報54は、料理提供情報生成部53が生成した料理提供情報を保持する。
料理提供情報送信部55は、料理提供情報を、実際に料理を提供する(予約された)料理店の魚料理提供者用端末12に送信する処理を行う。料理提供情報には、予約したゲーム操作者11aに関する情報(IDや名前等)が付加されて送信される。
魚配送指令情報送信処理部56は、食材提供者用端末13に、所定の食材を食材提供者13aから所定の魚料理提供者12aに配送する旨の情報を送信する処理を行う。
【0075】
飲食店データ表示部61は、管理者用サーバ10が備える飲食店データ保持部51の情報をゲーム操作者用端末11に表示する処理を行う。
予約情報送信部62は、ゲーム操作者11aが選択した飲食店データと、そこで食べたい魚料理のメニューの情報管理者用サーバ10に送信する処理を行う。例えば、ゲーム操作者11aがゲーム中で、ふぐとうなぎを釣り上げている場合は、予約する店を選択した後に、ふぐかうなぎを選択し、その調理方法を決め、それらの情報を含んだ予約情報を、管理者用サーバ10に送信する。
【0076】
魚取寄情報生成部71は、管理者用サーバ10から送信されてきた料理提供情報と、仕入の情報から、その魚料理を提供することができるかどうかを判定し、提供することができな場合は魚取寄情報を生成する処理を行う。
魚取寄情報72は、魚取寄情報生成部71が生成した魚取寄情報である。
【0077】
(2 動作)
図14は、本実施形態に係る魚釣りゲームシステムの動作を示すフローチャートである。まず、ゲーム操作者11aは管理者10aが運営するサイトにアクセスし、予約することができる料理店の一覧をゲーム操作者用端末11aに表示させる(ステップS1501)。
【0078】
なお、表示する料理店はゲーム操作者11aが釣り上げた魚の情報から、その魚料理を提供できる料理店に限定して表示するようにしてもよい。例えば、ゲーム操作者11aがふぐを釣り上げた場合は、ふぐの調理が可能な店のみを表示する。
また、ゲーム操作者11aが登録した住所の地域に限定して料理店を表示するようにしてもよい。
【0079】
料理店の一覧が表示されたら、その中からゲーム操作者11aが予約したい店を選択し、予約情報を管理者用サーバ10に送信する(ステップS1502)。管理者用サーバ10は、受信した予約情報と、魚獲得情報保持部25が保持する魚獲得情報から料理提供情報を生成し(ステップS1503)、魚料理提供者用端末12に送信する(ステップS1504)。魚料理提供者12aは、受信した料理提供情報と仕入の状況から、在庫の確認を行い(ステップS1505)、予約された日時に在庫を確保できれば、その予約された日に魚料理を提供して(ステップS1509)処理を終了する。在庫が確保できない場合は、魚取寄情報を作成する(ステップS1506)。管理者用サーバ10は魚取寄情報に基づいて、食材提供者用端末13に対して魚配送指令情報を送信する(ステップS1507)。魚配送指令情報とは、配送先の料理店と、配送する食材と、その食材がいつ必要かという情報を含むものである。魚配送指令情報を受信した食材提供者13aは、その指令に基づいて、食材を料理店に配送する。料理店は、食材を受け取ることで食材を確保し(ステップS1508)、ゲーム操作者11aに料理を提供して(ステップS1509)処理を終了する。
【0080】
なお、食材が確保された段階で予約確認情報をゲーム操作者用端末11に送信するようにしてもよい。その場合、発信元は魚料理提供者用端末12でもよいし、管理者用端末10でもよい。
また、料理提供情報にはゲーム操作者11aのIDと名前が含まれており、料理店はそのIDと名前で予約を受け付けるようにしてもよい。
【0081】
このように、本実施形態によれば、予約することでゲーム中に釣り上げた魚を確実に食べることができる。また、全国各地の魚を釣り上げることで、その産地の魚を取寄せて食べることも可能となる。
【0082】
(本発明の第4の実施形態)
(1 魚釣りゲームシステムのモジュール構成)
図15は、本実施形態に係る魚釣りゲームシステムのモジュール構成図である。本実施形態においては、ゲーム操作者11aが、釣り上げた魚を注文して消費したことを、バーコードデータを利用して簡単に確認でき、データを更新することができる。図15において、図示していないが、第1の実施形態、第2の実施形態及び第3の実施形態で示した各モジュールを備えている。それ以外に、本実施形態においては、ゲーム操作者用端末11が、データ更新部81と、バーコード読込部82とを備え、魚料理提供者用端末12が、バーコード生成部91と、バーコードデータ部92とを備える。
【0083】
データ更新部81は、管理者用サーバ10に備えられた魚獲得情報保持部25、予約情報保持部52及び料理提供情報54の各データ内容を更新または削除する処理を行う。
バーコード読込部82は、バーコードを読み込み処理を行う。
バーコード生成部91は、注文情報に基づいてバーコードを生成する処理を行う。
バーコードデータ部92は、バーコード生成部91が生成したバーコードデータである。
なお、本実施形態で利用するバーコードは、1次元のバーコードに限定せず、2次元コード等でもよい。
【0084】
(2 魚釣りゲームシステムの動作)
図16は、本実施形態に係る魚釣りゲームシステムの動作を示すフローチャートである。まず、ゲーム操作者11aが釣り上げた魚の魚料理を注文する(ステップS1701)。魚料理提供者12aは注文された料理を提供した際に、魚料理提供者用端末12にてバーコードを作成する(ステップS1702)。料理を食べたゲーム操作者11aは、料理を食べた後に清算し(ステップS1703)、その清算の際に魚料理提供者用端末12にて作成されたバーコードを読み取る(ステップS1704)。ゲーム操作者11aは、管理者用サーバ10に接続し、読み込んだバーコードに基づいて、魚獲得情報保持部25、予約情報保持部52及び料理提供情報54の内容を更新または削除して(ステップS1705)、処理を終了する。
このように、本実施形態によれば、データの更新や削除を自動化することで、簡単で確実にデータ管理をすることができる。
【0085】
なお、ゲーム操作者11aが魚料理を注文する際には、予め注文する内容(釣り上げた魚、調理法等の情報)をバーコード化しておき、魚料理提供者用端末12が、そのバーコードを読み込んで注文を行うようにしてもよい。
また、ゲーム操作者11aのIDと名前を予めバーコード化しておき、魚料理提供者用端末12がそのバーコードを読み込んで認証確認を行うようにしてもよい。
【0086】
さらに、ゲーム操作者11aがゲーム操作者用端末を所持していない場合もあるため、バーコードを読み込む処理は必須ではなく、魚料理提供者用端末12からデータを更新するようにしてもよい。
【0087】
(本発明の第5の実施形態)
(1 魚釣りゲームシステムのモジュール構成)
図17は、本実施形態に係る魚釣りゲームシステムのモジュール構成図である。本実施形態においては、管理者10aが釣りゲーム大会を開催し、ゲーム操作者11aが、自由に参加して商品を獲得することができる。図17において、図示していないが、第1の実施形態、第2の実施形態、第3の実施形態及び第4の実施形態で示した各モジュールを備えている。それ以外に、本実施形態においては、管理者用端末10が、釣り大会情報配信処理部101と、回答受信処理部102と、大会情報保持部103と、商品決定処理部104と、商品情報保持部105と、商品分配処理部106と、広告表示処理部107とを備え、スポンサー用端末14がネットワークに接続されている。
釣り大会情報配信処理部101は、釣り大会の開催や日程等の情報をスポンサー用端末14及びゲーム操作者用端末11に配信する処理を行う。
【0088】
回答受信処理部102は、スポンサー用端末14及びゲーム操作者用端末11からの釣り大会の開催に対する回答を受信する処理を行う。例えば、スポンサー用端末14からの回答であれば、スポンサーとして協力可能かどうかや、協力可能であればどういった商品を提供してもらえるのかといった情報を受信し、ゲーム操作者用端末11からの回答であれば、釣りゲーム大会に参加するかどうかの情報を受信する。
【0089】
大会情報保持部103は、釣りゲーム大会に関する情報を保持する。釣りゲーム大会に関する情報とは、開催の日時、大会規模、スポンサーに関する情報、大会商品、参加者に関する情報等の情報を含む。
【0090】
商品決定処理部104は、大会商品を決定する処理を行う。
商品情報保持部105は、大会毎の商品に関する情報を保持する保持部である。
商品分配処理部106は、大会の結果に基づいてゲーム操作者11aに配布する商品を分配する処理を行う。例えば、大会で1位だった人には最も高級な商品を分配し、5位以下に人には参加賞として魚一匹がプレゼントされる。
広告表示処理部107は、大会情報に基づいて、その大会に協力したスポンサーの広告を大会中のゲーム画面上に表示する処理を行う。
【0091】
(2 魚釣りゲームシステムの動作)
図18は、本実施形態に係る魚釣りゲームシステムの動作を示すフローチャートである。まず、管理者10aが魚釣りゲーム大会を企画し、大会を開催する旨の案内をスポンサー用端末14及びゲーム操作者用端末11に配信する(ステップS1901)。
なお、ゲーム操作者用端末11への大会情報の配信は、スポンサーが決定し、大会の開催や詳細が確定した後に行う。
【0092】
スポンサーからは、釣りゲーム大会への協力の可・不可の情報や協力可能な場合は、どういった商品を提供できるのかといった情報を回答として受信し、ゲーム操作者11aからは釣りゲーム大会への参加・不参加の情報を回答として受信する。受信した回答に基づいて大会の商品を決定し(ステップS1903)、釣りゲーム大会を実行する(ステップS1904)。釣りゲーム大会中は、協力してくれたスポンサーの広告をゲーム画面に常時表示しておく(ステップS1905)。
【0093】
なお、スポンサーの広告は、提供してくれた商品によってランク付けを行い、そのランクに基づいて広告する文字の大きさや表示時間等を決定するようにしてもよい。
魚釣りゲーム大会が終了すると、大会の成績に応じて商品を分配する処理を行う(ステップS1906)。そして、分配した商品をゲーム参加者の元に配送して(ステップS1907)、処理を終了する。
【0094】
このように、本実施形態によれば、スポンサーは商品を提供することで、その商品の広告をすると共に、ゲーム画面にも広告が表示されるため、自分の会社や商品を大会参加者にPRすることができる。また、大会参加者は、大会でいい成績を修めるとスポンサーが提供した商品を獲得することができると共に、大会で釣り上げた魚は、魚料理として食べることができる。
【0095】
(その他の実施形態)
(1 魚釣りゲームシステムのモジュール構成)
図19は、本実施形態に係る魚釣りゲームシステムのモジュール構成図である。本実施形態においては、管理者用サーバ10がゲームを配信するのではなく、ゲーム操作者用端末11が管理者用サーバ10にアクセスしてゲームを実行する。つまり、管理者用サーバ10に対して常時接続できるような場合に、本実施形態を利用する。図19において、図示していないが、第1の実施形態、第3の実施形態、第4の実施形態及び第5の実施形態で示した各モジュールを備えている。また、本実施形態は、第2の実施形態と比較してゲームの配信方法、ゲームの実行方法、結果情報の送信方法等が異なっている。
【0096】
図19において、管理者用サーバ10は、ゲーム実行部200と、ゲームデータ部21と、ゲームアプリケーション保持部24と、魚獲得情報保持部25を備え、ゲーム操作者用端末11は、ログイン部201と、ゲーム表示部33と、結果情報表示部35とを備え、魚料理提供者用端末12は、仕入情報送信部41と、魚獲得情報表示部42とを備える。
【0097】
ゲーム実行部200は、ゲームアプリケーション保持部24が保持するゲームアプリケーションを実際に動作させて実行する処理を行う。ゲームの結果は、ゲームデータ部21及び魚獲得情報保持部25に直接保存される。従って、ゲーム操作者用端末11から結果情報を送信するような処理は行わない。
【0098】
ログイン部201は、管理者用サーバ10でゲームを実行するためのログイン処理を行う。ここではユーザIDとパスワードを入力し、ゲームデータ部21のデータを照合され、その結果合致していれば、ゲームを実行することができる。
【0099】
ゲームデータ部21、ゲームアプリケーション保持部24、魚獲得情報保持部25、ゲーム表示部33、結果情報表示部35、仕入情報送信部41及び魚獲得情報表示部42の機能は第1の実施形態及び第2の実施形態と同じであるため説明は省略する。
【0100】
(2 魚釣りゲームシステムの動作)
図20は、本実施形態に係る魚釣りゲームシステムの動作を示すフローチャートである。まず、魚料理提供者用端末12から魚の仕入情報が、管理者用サーバ10に送信される(ステップS2101)。ゲーム操作者用端末11が、管理者用サーバ10にアクセスしてゲームアプリケーションを起動し(ステップS2102)、ログインする(ステップS2103)。ログインに成功したら、ゲーム処理を実行する(ステップS2104)。ゲーム処理についての詳細な説明は、第1の実施形態と同じであるため説明は省略する。ゲーム操作者11aは魚釣りゲームにより魚を取得し(ステップS2105)、取得した魚に関する情報を表示する(ステップS2106)。表示された魚の情報を持って魚料理提供者12の魚料理店に行って、魚料理を注文し(ステップS2107)、魚を食べて、処理を終了する。
【0101】
なお、ゲーム操作者用端末11が携帯して持ち歩くことが困難な場合は、結果情報表示部35により表示された内容を紙に印刷して魚料理提供者12に注文することができる。また、その場合、バーコードを読み取る端末を別途用意しておくこともできる。例えば、釣りゲームは家のパソコンで行い、結果情報を印刷して料理店へ行き、清算時には携帯電話でバーコードを読み込むようにしてもよい。さらに、バーコードを読み込む処理は必須ではなく、魚料理提供者用端末12からデータを更新するようにしてもよい。
【0102】
また、上記各実施形態において、釣り上げた魚ごとにポイントを取得し、そのポイントに応じて料理を注文できるようにしてもよい。例えば、ゲーム操作者11aがうなぎを釣り上げたが、うなぎが苦手で食べれなかった場合は、釣り上げたうなぎと同じポイントの他の魚に変更して料理を注文することができる。
【0103】
さらに、特別ステージにおいては、魚以外のものも釣れるようにしたが、それらの商品も上記同様にポイントに還元することができる。
さらにまた、獲得したポイントは商品と引き換えるだけではなく、次のゲームのゲーム使用料として使用することもできる。
【0104】
さらにまた、料理には適さない程小さい魚が釣れば場合は、リリースして注文の対象からはずすことができるようにしてもよい。そうすることで、ゲームと現実のリアリティがより関連付けられる。
【0105】
さらにまた、一度リリースした魚を成長させてから再び釣り上げた場合は、特典を付加するようにしてもよい。
さらにまた、上記各実施形態で示した情報の送信処理においては、ファイルを送信したり、ファイルを共有したり、Eメールにより情報を送信したり、電話やFAXにより情報を伝達してもよい。
【0106】
さらにまた、本発明の魚釣りゲームシステムは各企業(個人を含む)の売り上げを伸ばすためのツールとして利用することができ、全国の会社ごとに釣場を作成し、商品の流通や広告宣伝を行うことも可能となる。
【0107】
以上の前記各実施形態により本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は実施形態に記載の範囲には限定されず、これら各実施形態に多様な変更又は改良を加えることが可能である。そして、かような変更又は改良を加えた実施の形態も本発明の技術的範囲に含まれる。このことは、特許請求の範囲及び課題を解決する手段からも明らかなことである。
【図面の簡単な説明】
【0108】
【図1】第1の実施形態に係る魚釣りゲームシステムのシステム構成図である。
【図2】第1の実施形態に係る魚釣りゲームシステムのモジュール構成図である。
【図3】第1の実施形態に係る魚釣りゲームシステムの動作を示すフローチャートである。
【図4】ゲーム実行処理の動作の詳細を示すフローチャートである。
【図5】メニュー選択処理の動作の詳細を示すフローチャートである。
【図6】エサ購入処理の動作の詳細を示すフローチャートである。
【図7】釣果確認処理の動作の詳細を示すフローチャートである。
【図8】釣り処理の動作の詳細を示すフローチャートである。
【図9】ヒット処理の動作の詳細を示すフローチャートである。
【図10】第2の実施形態に係る魚釣りゲームシステムのモジュール構成図である。
【図11】第2の実施形態に係る魚釣りゲームシステムの動作を示すフローチャートである。
【図12】第3の実施形態に係る魚釣りゲームシステムのシステム構成図である。
【図13】第3の実施形態に係る魚釣りゲームシステムのモジュール構成図である。
【図14】第3の実施形態に係る魚釣りゲームシステムの動作を示すフローチャートである。
【図15】第4の実施形態に係る魚釣りゲームシステムのモジュール構成図である。
【図16】第4の実施形態に係る魚釣りゲームシステムの動作を示すフローチャートである。
【図17】第5の実施形態に係る魚釣りゲームシステムのモジュール構成図である。
【図18】第5の実施形態に係る魚釣りゲームシステムの動作を示すフローチャートである。
【図19】その他の実施形態に係る魚釣りゲームシステムのモジュール構成図である。
【図20】その他の実施形態に係る魚釣りゲームシステムの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0109】
10 管理者用サーバ
10a 管理者
11 ゲーム操作者用端末
11a ゲーム操作者
12 魚料理提供者用端末
12a 魚料理提供者
13 食材提供者用端末
13a 食材提供者
14 スポンサー用端末
20 ゲーム配信部
21 ゲームデータ部
22 データ解析処理部
23 ゲーム環境設定部
24 ゲームアプリケーション保持部
25 魚獲得情報保持部
31 アプリケーション受信部
32 ゲーム実行部
33 ゲーム表示部
34 結果情報送信部
35 結果情報表示部
41 仕入情報送信部
42 魚獲得情報表示部
51 飲食店データ保持部
52 予約情報保持部
53 料理提供情報生成部
54 料理提供情報
55 料理提供情報送信部
56 魚配送指令情報送信処理部
61 飲食店データ表示部
62 予約情報送信部
71 魚取寄情報生成部
72 魚取寄情報
81 データ更新部
82 バーコード読込部
91 バーコード生成部
92 バーコードデータ部
101 釣り大会情報配信処理部
102 回答受信処理部
103 大会情報保持部
104 商品決定処理部
105 商品情報保持部
106 商品分配処理部
107 広告表示処理部
200 ゲーム実行部
201 ログイン部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークに接続された管理者用サーバと、ゲーム操作者用端末と、魚料理提供者用端末とからなる魚釣りゲームシステムにおいて、
前記管理者用サーバが、
魚釣りゲームに関する入力されたデータを解析するデータ解析手段と、
前記データ解析手段にて解析された結果情報に基づいて、魚釣りゲームにおけるゲーム環境を自動で設定するゲーム環境設定手段とを備えることを特徴とする、魚釣りゲームシステム。
【請求項2】
請求項1に記載の魚釣りゲームシステムにおいて、
前記ゲーム環境設定手段が、前記データ解析手段にて解析された結果情報に基づいて、魚釣りゲームにおけるヒット率を自動で算出し、設定することを特徴とする、魚釣りゲームシステム。
【請求項3】
請求項1または2に記載の魚釣りゲームシステムにおいて、
前記管理者用サーバが、
前記魚釣りゲームに関するデータを保持するゲームデータ保持手段と、
前記魚釣りゲームのアプリケーションを保持するアプリケーション保持手段と、
前記アプリケーションを前記ゲーム操作者用端末に配信するゲーム配信手段と、
前記ゲーム操作者がゲーム中に獲得した魚に関する情報を保持する魚獲得情報保持手段とを備え、
前記ゲーム操作者用端末が、
前記ゲーム配信手段にて配信されたアプリケーションを実行するゲーム実行手段と、
前記ゲーム実行手段にて実行される魚釣りゲームを表示するゲーム表示手段と、
前記魚釣りゲームを実行した結果情報を前記管理者用サーバに送信する結果情報送信手段と、
前記魚釣りゲームを実行した結果情報を表示する結果情報表示手段とを備え、
前記魚料理提供者用端末が、
仕入れた魚に関する情報を前記管理者用サーバに送信する仕入情報送信手段と、
前記管理者用サーバの魚獲得情報保持手段が保持する魚獲得情報を表示して参照する魚獲得情報表示手段とを備えることを特徴とする、魚釣りゲームシステム。
【請求項4】
請求項3に記載の魚釣りゲームシステムにおいて、
前記ゲーム操作者用端末が、
ゲーム内で釣れた魚を食すことができる飲食店の一覧を表示する飲食店表示手段と、
前記飲食店表示手段にて表示された飲食店の中から1つを選択して前記管理者用サーバに予約情報を送信する予約情報送信手段とを備え、
前記管理者用サーバが、
前記予約情報送信手段から送信された予約情報及び当該管理者用サーバの魚獲得情報保持手段が保持する魚獲得情報に基づいて、料理提供情報を生成する料理提供情報生成手段と、
前記料理提供情報生成手段が生成した料理提供情報を前記魚料理提供者用端末に送信する料理提供情報送信手段とを備えることを特徴とする、魚釣りゲームシステム。
【請求項5】
請求項4に記載の魚釣りゲームシステムにおいて、
前記魚料理提供者用端末が、
前記料理提供情報に基づいて、魚取寄情報を生成する魚取寄情報生成手段を備え、
前記管理者用サーバが、
前記魚料理提供者用端末にて生成された魚取寄情報及び当該管理者用サーバのゲームデータ保持手段が保持するゲームに関する情報に基づいて、所定の食材提供者用端末に魚配送指令情報を送信する魚配送指令情報送信手段を備えることを特徴とする、魚釣りゲームシステム。
【請求項6】
請求項5に記載の魚釣りゲームシステムにおいて、
前記ゲーム操作者が、
前記魚釣りゲームにおいて、全国の釣場を選択できることを特徴とする、魚釣りゲームシステム。
【請求項7】
請求項6に記載の魚釣りゲームシステムにおいて、
前記管理者用サーバが、
前記ゲーム操作者が選択した釣場の気候の情報、水質の情報、及び/または前記魚料理提供者が仕入れた魚の情報を入力する入力手段を備えることを特徴とする、魚釣りゲームシステム。
【請求項8】
請求項3ないし7のいずれかに記載の魚釣りゲームシステムにおいて、
前記魚料理提供者用端末が、
前記ゲーム操作者のゲームの結果情報または注文に基づいてバーコードを作成するバーコード作成手段を備え、
前記ゲーム操作者用端末が、
前記バーコード作成手段にて作成されたバーコードを読み取るバーコード読込手段と、
前記バーコードに基づいて前記予約情報、料理提供情報及び魚獲得情報を更新するデータ更新手段とを備えることを特徴とする、魚釣りゲームシステム。
【請求項9】
請求項3ないし8のいずれかに記載の魚釣りゲームシステムにおいて、
前記管理者用サーバが、
魚釣り大会の開催に関する情報を、ゲーム参加者及びスポンサーに対して配信する大会情報配信手段と、
前記大会情報配信手段が配信した情報の回答を受信する回答受信手段と、
前記回答受信手段が受信した回答に基づいて、大会の商品を決定する大会商品決定手段と、
前記回答受信手段が受信した回答に基づいて、前記スポンサーの広告をゲーム画面に表示する広告表示手段と、
大会の結果に応じて、前記大会商品決定手段が決定した大会商品を前記ゲーム参加者に分配する大会商品分配手段とを備えることを特徴とする、魚釣りゲームシステム。
【請求項10】
ネットワークに接続された管理者用サーバと、ゲーム操作者用端末と、魚料理提供者用端末とからなる魚釣りゲームシステムにおいて、
前記管理者用サーバが、
前記魚釣りゲームに関するデータを保持するゲームデータ保持手段と、
前記魚釣りゲームのアプリケーションを保持するアプリケーション保持手段と、
前記魚釣りゲームのアプリケーションを実行するゲーム実行手段と、
前記ゲーム実行手段にて実行されるゲーム中に前記ゲーム操作者が獲得した魚に関する情報を保持する魚獲得情報保持手段とを備え、
前記ゲーム操作者用端末が、
前記管理者用サーバにログインするログイン手段と、
前記ゲーム実行手段にて実行されるゲームを表示するゲーム表示手段と、
前記ゲームを実行した結果を表示する結果情報表示手段とを備え、
前記魚料理提供者用端末が、
仕入れた魚に関する情報を前記管理者用サーバに送信する仕入情報送信手段と、
前記管理者用サーバの魚獲得情報保持手段が保持する魚獲得情報を表示して参照する魚獲得情報表示手段とを備えることを特徴とする、魚釣りゲームシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2009−39272(P2009−39272A)
【公開日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−206623(P2007−206623)
【出願日】平成19年8月8日(2007.8.8)
【出願人】(506088469)株式会社フィット (2)
【Fターム(参考)】