鼻緒飾り

【課題】従来の草履の鼻緒は着る衣装によって、衣装と調和する草履を選択していた。このため鼻緒の色、柄の違うものを複数揃える必要もあった。だれもが簡便に従来の草履に着脱が容易にできる鼻緒飾りを提供することである。
【解決手段】従来の草履で衣装に調和する鼻緒飾りを使い、草履の鼻緒上面に鼻緒飾りをかぶせるようにして、鼻緒の前後に簡易に装着することができる。鼻緒飾りの前部は、緒に取付けたボタンで止め、後部は、鼻緒飾りの両端部に固定したバンドを鼻緒の内側へ巻きつけ平面ファスナーを重ねるように巻き固着する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、草履の鼻緒飾りに関し、鼻緒上面に鼻緒飾りを容易に着脱することで、鼻緒上面の意匠を変えることができる鼻緒飾りに関する。
【背景技術】
【０００２】
従来の草履は着る衣装によって鼻緒の色、柄を変えることができず、草履本体を履き替えていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
従来の草履は着る衣装によって衣装と調和する鼻緒の色、柄のみを替えることができず、草履本体を選んで履かなければならなかった。従来の草履本体をそのまま使い、衣装に合せて鼻緒飾りを鼻緒の上面に容易に取り付けることにより、簡易に着脱可能な鼻緒飾りを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
本考案は従来の草履の鼻緒上面に鼻緒飾りをかぶせ、鼻緒前部と後部で技術を要せず容易に鼻緒飾りを取り付け、鼻緒の意匠を替えることができるることを特徴とする鼻緒飾り。
【０００５】
鼻緒飾りの前部取付け方法は、ボタンに紐を通し輪状にした紐を、鼻緒前部の緒上部に取り付ける。草履の鼻緒上面に添って鼻緒飾りをおく。鼻緒飾りの前部の穴に緒に取り付けたボタンを通して止めることを特徴とする鼻緒飾り。
【０００６】
鼻緒飾りの後部取付けは、鼻緒飾りの後端部裏面に平面ファスナーを固着させ、この平面ファスナーを草履の鼻緒後部に巻き付けて止めることを特徴とする鼻緒飾り。
【発明の効果】
【０００７】
本考案の鼻緒飾りは従来の草履を使い、鼻緒上面の意匠を鼻緒飾りで簡易に着脱することができる。これにより従来和装等の衣装によって調和する草履を選択していたが、衣装と鼻緒飾の調和するものを選択し、草履自体の鼻緒の色、柄の意匠に関係なく、簡易に取り付けることにより衣装と履物の調和の取れた履物を容易に提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００８】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
【実施例】
【０００９】
本考案の鼻緒飾りは図１の鼻緒飾り１を固定するバンド５ａ、５ｂをバンド中ほどで鼻緒飾り１のバンド固着部８ａ、８ｂに固着する。鼻緒飾り前部を固定する紐４の付いたボタン３で構成している。図２のボタン３と緒１１の装着は、ボタン３に紐４を通して輪状にしたものを緒１１に紐４を回して紐４の端部にボタン３をくぐらせ緒１１の上部位置でボタンを軽く引っ張りボタン３を固定する。
【００１０】
鼻緒飾り１の前部固定は図３の鼻緒飾り１を鼻緒１０の上面に添うように置き、前部の装着は鼻緒飾り１のボタン穴２にボタン３を通して固定する。
【００１１】
鼻緒飾り１の後部固定は、図４の鼻緒飾り１の両端部に固定したバンド５ａ、５ｂを鼻緒１０の内側へ巻きつけ平面ファスナー６ａ、６ｂに平面ファスナー７ａ、７ｂを重ねるように巻き固着する。
【図面の簡単な説明】
【００１２】
【図１】鼻緒飾り構成の平面図
【図２】ボタンと紐を緒に取り付けを示す斜視図
【図３】鼻緒飾りを鼻緒に取り付けを示す斜視図
【図４】鼻緒飾り後部取り付けを示す斜視図
【符号の説明】
【００１３】
１・・・・・・鼻緒飾り
２・・・・・・ボタン穴
３・・・・・・ボタン
４・・・・・・紐
５ａ・・・・・・バンド
５ｂ・・・・・・バンド
６ａ・・・・・・平面ファスナー
６ｂ・・・・・・平面ファスナー
７ａ・・・・・・平面ファスナー
７ｂ・・・・・・平面ファスナー
８ａ・・・・・・バンド固着部
８ｂ・・・・・・バンド固着部
９・・・・・・草履台
１０・・・・・・鼻緒
１１・・・・・・緒

【特許請求の範囲】
【請求項１】
従来の草履の鼻緒上面に鼻緒飾りをかぶせ、鼻緒前部と後部で技術を要せず容易に鼻緒飾りを取り付けることを特徴とする鼻緒飾り。
【請求項２】
鼻緒飾りの前部取り付け方法は、ボタンに紐を通し輪状にした紐を、鼻緒前部の緒上部に取り付ける。草履の鼻緒上面に添って鼻緒飾りをおく。鼻緒飾りの前部の穴に緒に取り付けたボタンを通して止めることを特徴とする鼻緒飾り。
【請求項３】
鼻緒飾りの後部取り付けは、鼻緒飾りの後端部裏面に平面ファスナーを固着させ、この平面ファスナーを草履の鼻緒後部に巻き付けて止めることを特徴とする鼻緒飾り。

【図１】