説明

3−ジメチルアミノアクリロニトリル誘導体またはその塩の製造方法

【課題】3−ジメチルアミノアクリロニトリル誘導体またはその塩を効率的に製造する方法を提供する。
【解決手段】ジメチルアミンまたはその塩と、3−ヒドロキシアクリロニトリル誘導体の金属塩とを、水および水と相溶しない有機溶媒の存在下に反応させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、3−ジメチルアミノアクリロニトリル誘導体またはその塩の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
3−アミノアクリロニトリル類は、農薬、医薬品あるいは高分子材料重合用モノマーの原料として重要なことが知られている。例えば、3−ヒドロキシアクリロニトリルの金属塩を用い、3−アミノアクリロニトリル類を経由して、殺菌剤として有用な4−フェニルピロール誘導体が製造できることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
3−アミノアクリロニトリル類の製造方法として、3−ヒドロキシアクリロニトリルの金属塩と各種アミンを反応させる方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、その収率は70.0〜83.7%であり必ずしも効率的な製造方法とは言えなかった。
【特許文献1】特開昭61−85353号公報
【特許文献2】特開平2−9854号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らが繰り返し従来技術の検証を行った結果、特許文献1に記載されている2時間の反応時間では40%程度の収率でしか該3−ジメチルアミノアクリロニトリルを製造できず、80%程度の収率で安定して製造するためには20時間以上の反応時間が必要であり、効率的な製造方法とは言い難かった。
【0005】
本発明は3−ジメチルアミノアクリロニトリル誘導体またはその塩を効率的に製造する方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]ジメチルアミンまたはその塩と、下記一般式(1)(化1)
【0007】
【化1】

【0008】
[式中、Mはアルカリ金属、またはアルカリ土類金属を表し、nはMがアルカリ金属の場合は1を、Mがアルカリ土類金属の場合は2を表す。Rは水素原子または1価の置換基を表す。]で表されるアクリロニトリル誘導体とを、水および水と相溶しない有機溶媒の存在下に反応させる工程を含む下記一般式(2)(化2)
【0009】
【化2】

【0010】
[式中、Rは水素原子または1価の置換基を表す。]で表される3−ジメチルアミノアクリロニトリル誘導体またはその塩の製造方法。
[2] ジメチルアミンまたはその塩と、下記一般式(1)
【0011】
【化3】

【0012】
[式中、Mはアルカリ金属、またはアルカリ土類金属を表し、nはMがアルカリ金属の場合は1を、Mがアルカリ土類金属の場合は2を表す。Rは水素原子または1価の置換基を表す。]で表されるアクリロニトリル誘導体とを、水中で反応させる工程を含み、前記工程における一般式(1)で表されるアクリロニトリル誘導体の初期水中濃度が14重量%以上50重量%以下である、下記一般式(2)
【0013】
【化4】

【0014】
[式中、Rは水素原子または1価の置換基を表す。]で表される3−ジメチルアミノアクリロニトリル誘導体またはその塩の製造方法。
[3] 前記一般式(1)で表されるアクリロニトリル誘導体の初期水中濃度が14重量%以上50重量%以下である前記[1]に記載の3−ジメチルアミノアクリロニトリル誘導体またはその塩の製造方法。
[4] 前記一般式(1)におけるMがナトリウムである前記[1]〜[3]のいずれか1項に記載の3−ジメチルアミノアクリロニトリル誘導体またはその塩の製造方法。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、3−ジメチルアミノアクリロニトリル誘導体またはその塩を効率的に製造する方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の第1の製造方法においては、下記一般式(2)で表される3−ジメチルアミノアクリロニトリル誘導体またはその塩の製造方法は、ジメチルアミンまたはその塩と、下記一般式(1)で表されるアクリロニトリル誘導体とを、水および水と相溶しない有機溶媒の存在下に反応させる工程を含むことを特徴とする。
【0017】
かかる製造方法であることにより、3−ジメチルアミノアクリロニトリル誘導体またはその塩を効率的に製造することができる。
【0018】
【化5】

【0019】
一般式(1)中、Mはアルカリ金属、またはアルカリ土類金属を表し、nはMがアルカリ金属の場合は1を表し、Mがアルカリ土類金属の場合は2を表す。また一般式(1)および一般式(2)中、Rは水素原子または1価の置換基を表す。
【0020】
Mはアルカリ金属またはアルカリ土類金属を表す。アルカリ金属とは、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウムなどであり、アルカリ土類金属とは、例えば、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウムなどである。
【0021】
本発明においては、製造効率の観点から、Mはアルカリ金属であることが好ましく、リチウム、ナトリウムまたはカリウムであることがより好ましく、ナトリウムであることがさらに好ましい。
【0022】
は水素原子または1価の置換基を表す。1価の置換基としては特に制限はなく、例えば、炭素数1〜20の直鎖または分岐鎖のアルキル基、炭素環またはヘテロ環の芳香環基または脂肪環基を挙げることができる。
【0023】
本発明においてRは、製造効率の観点から、水素原子または炭素数1〜20の直鎖または分岐鎖のアルキル基であることが好ましく、水素原子であることがより好ましい。
【0024】
本発明において一般式(1)で表されるアクリロニトリル誘導体は、シス体、トランス体、またはその互変異性体のいずれの構造であってもよく、またこれらから選ばれる2以上の構造の任意割合の混合物であってもよい。一般式(1)で表されるアクリロニトリル誘導体の互変異性体としては、例えば一般式(3)(化6)
【0025】
【化6】

【0026】
[式中、M、n、およびRは、前記一般式(1)におけるM、n、およびRと同義である]で表される構造を挙げることができるが、その構造は限定されない。
【0027】
一般式(1)で表されるアクリロニトリル誘導体は、例えば、特開昭54−84526号公報に示される方法で製造することができるが、その製造方法は限定されない。
【0028】
本発明において、ジメチルアミンまたはその塩と、一般式(1)で表されるアクリロニトリル誘導体の重量比率は任意の割合でよく、特に制限はないが、製造効率の観点から1:2から2:1が好ましい。
【0029】
本発明の第1の製造方法においては、ジメチルアミンまたはその塩と、一般式(1)で表されるアクリロニトリル誘導体を、水および水と相溶しない有機溶媒の存在下に反応させる工程を含む。
【0030】
本発明により開示される製造方法において、水と相溶しない有機溶媒を用いることにより、一般式(2)で表される3−ジメチルアミノアクリロニトリル誘導体を水と相溶しない有機溶媒中へ分配し、逆反応を抑えることにより反応収率が向上すると考えられる。
【0031】
またさらに水と相溶しない有機溶媒を用いることにより、生成した一般式(2)で表される3−ジメチルアミノアクリロニトリル誘導体の安定化効果が得られ、反応収率がより向上する。これは例えば、生成した3−ジメチルアミノアクリロニトリル誘導体が水溶液中で不安定であり、長い反応時間中に徐々に分解することに起因すると考えられる。
【0032】
本発明において水と相溶しない有機溶媒とは、反応工程において任意の割合で水と相溶することのない有機溶媒を表し、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン等の炭化水素類、ジクロロエタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、オクタノール等のアルコール類、イソブチルメチルケトン等のケトン類である。
【0033】
中でも反応収率の観点から、芳香族類、エーテル類、ハロゲン化炭化水素類から選ばれる有機溶媒であることが好ましく、芳香族類であることがより好ましい。
【0034】
水と相溶しない有機溶媒の量は、反応工程に用いる水の量に対して0.5倍重量以上用いればよく、特に上限は設けないが、経済的観点から15倍重量以下とするのが好ましい。
【0035】
これらの有機溶媒はそれぞれ単独で用いてもよいが、2種類以上を任意の割合で組み合わせて使用することもできる。
【0036】
本発明における反応工程は反応液を攪拌しながら行うことができる。攪拌方法には特に制限はなく、通常の方法を適宜適用することができる。
【0037】
また本発明の第2の製造方法においては、一般式(1)で表されるアクリロニトリル誘導体またはその互変異性体の水溶液の初期水中濃度は、14重量%以上50重量%以下である。
【0038】
ここで本発明における初期水中濃度とは、反応の開始時点における一般式(1)で表されるアクリロニトリル誘導体の重量を、該アクリロニトリル誘導体および水の重量の和で除した数値を表す。
【0039】
前記初期水中濃度は、収率向上の観点から、25重量%以上40重量%以下であることが好ましい。
【0040】
一般に、一般式(1)で表されるアクリロニトリル誘導体の水溶液は、その濃度が高い場合には一般式(1)で表されるアクリロニトリル誘導体が不安定となり、3−ジメチルアミノアクリロニトリル誘導体の収率が低下する傾向がある。しかし本発明の製造方法においては14重量%以上の高い濃度とすることで、反応速度を向上する効果が化合物の不安定性に起因する収率低下を上回るため、収率が向上すると考えられる。
【0041】
本発明の製造方法においては、製造効率の観点から、ジメチルアミンまたはその塩と、一般式(1)で表されるアクリロニトリル誘導体を、水および水と相溶しない有機溶媒の存在下に、初期水中濃度を14重量%以上50重量%以下とし反応させる工程を含むことが好ましく、水と相溶しない有機溶媒を水に対して0.5重量倍以上15重量倍以下用いる工程であることがより好ましい。
【0042】
また本発明の第1の製造方法および第2の製造方法における反応温度は、水および用いる有機溶媒の凝固点以上沸点以下であればよく特に制限は設けないが、反応速度および効率性の観点から20℃から60℃が好ましい。
【0043】
本発明の製造方法は、上記必須の工程に加えて、必要に応じて後処理工程をさらに含んでいてもよい。後処理工程としては、通常行われる後処理を特に制限なく用いることができる。例えば、生成物の単離工程、精製工程等を挙げることができる。
【0044】
本発明において一般式(2)で表される3−ジメチルアミノアクリロニトリル誘導体の塩における酸成分は、有機酸であっても無機酸であってもよい。その有機または無機の酸としては例えば、硫酸、硝酸、塩酸、リン酸、臭化水素、酢酸、トリフルオロ酢酸、シュウ酸、酒石酸、フマル酸、マレイン酸、安息香酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トシル酸、トリフルオロメタンスルホン酸などを挙げることができるが、これらの酸に限定されるものではない。
【実施例】
【0045】
以下、具体的に説明するために実施例を挙げるが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
(参考例1) 3−ジメチルアミノアクリロニトリルの安定性
水29.7gに3−ジメチルアミノアクリロニトリル0.3gを加え、高速液体クロマトグラフィーにより時間経過と残存率の関係を測定した。結果を表1に示す。
【0046】
【表1】

【0047】
表1から、3−ジメチルアミノアクリロニトリルは水中で不安定であることがわかる。
(実施例1)
ジメチルアミン塩酸塩24.5gを水57.5g中に溶解し、ナトリウム−3−ヒドロキシアクリロニトリル22.8gを加えて(ナトリウム−3−ヒドロキシアクリロニトリルの水中濃度28.2重量%)30℃で6時間反応させた。高速液体クロマトグラフィーにより分析し3−ジメチルアミノアクリロニトリル15.8g(収率65.7%)が製造されたことを確認した。
(実施例2)
ジメチルアミン塩酸塩24.5gを下記表2に示した重量の水に溶解し、トルエン97.0g、ナトリウム−3−ヒドロキシアクリロニトリル22.8gを加えて、40℃で6時間反応させ、高速液体クロマトグラフィーにより3−ジメチルアミノアクリロニトリルの製造量を確認した。
【0048】
【表2】

【0049】
(実施例3)
ジメチルアミン塩酸塩32.2gを水76.2g中に溶解し、トルエン120.0g、ナトリウム−3−ヒドロキシアクリロニトリル30.0gを加えて(ナトリウム−3−ヒドロキシアクリロニトリルの水中濃度28.2重量%)30℃で6時間反応させた。高速液体クロマトグラフィーにより分析し3−ジメチルアミノアクリロニトリル30.2g(収率95.4%)が製造されたことを確認した。
(実施例4)
36%塩酸6.7gを5℃に保ちながら50%ジメチルアミン水溶液6.0gを滴下した。水2.5g、トルエン20.0g、ナトリウム−3−ヒドロキシアクリロニトリル5.0gを加え(ナトリウム−3−ヒドロキシアクリロニトリルの水中濃度33.8重量%)30℃で4時間反応した。水層および有機層を高速液体クロマトグラフィーにて分析し、3−ジメチルアミノアクリロニトリル4.9g(収率93.0%)が製造されたことを確認した。
(実施例5)
36%塩酸6.7gを5℃に保ちながら50%ジメチルアミン水溶液6.0gを滴下した。水2.5g、トルエン20.0g、ナトリウム−3−ヒドロキシアクリロニトリル5.0gを加え(ナトリウム−3−ヒドロキシアクリロニトリルの水中濃度33.8重量%)40℃で4時間反応した。水層および有機層を高速液体クロマトグラフィーにて分析し、3−ジメチルアミノアクリロニトリル5.0g(収率95.2%)が製造されたことを確認した。
(実施例6)
36%塩酸6.7gを5℃に保ちながら50%ジメチルアミン水溶液6.0gを滴下した。水2.5g、トルエン20.0g、ナトリウム−3−ヒドロキシアクリロニトリル5.0gを加え(ナトリウム−3−ヒドロキシアクリロニトリルの水中濃度33.8重量%)50℃で4時間反応した。水層および有機層を高速液体クロマトグラフィーにて分析し、3−ジメチルアミノアクリロニトリル5.0g(収率95.5%)が製造されたことを確認した。
(実施例7)
36%塩酸6.7gを5℃に保ちながら50%ジメチルアミン水溶液6.0gを滴下した。水2.5g、トルエン20.0g、ナトリウム−3−ヒドロキシアクリロニトリル5.0gを加え(ナトリウム−3−ヒドロキシアクリロニトリルの水中濃度33.8重量%)60℃で4時間反応した。水層および有機層を高速液体クロマトグラフィーにて分析し、3−ジメチルアミノアクリロニトリル4.9g(収率93.3%)が製造されたことを確認した。
(実施例8)
36%塩酸31.0gを5℃に保ちながら50%ジメチルアミン水溶液26.8gを滴下した。水16.5g、トルエン350.0g、ナトリウム−3−ヒドロキシアクリロニトリル25.0gを加え(ナトリウム−3−ヒドロキシアクリロニトリルの水中濃度33.4重量%)40℃で6時間反応した。水層および有機層を高速液体クロマトグラフィーにて分析し、3−ジメチルアミノアクリロニトリル25.3g(収率97.6%)が製造されたことを確認した。
(比較例1)
ジメチルアミン塩酸塩24.5gを水200.0g中に溶解し、ナトリウム−3−ヒドロキシアクリロニトリル22.8gを加えて(ナトリウム−3−ヒドロキシアクリロニトリルの水中濃度10.2重量%)、20℃で2時間反応させた。クロロホルムで2度抽出した後、減圧下濃縮し3−ジメチルアミノアクリロニトリル14.1g(純度71.7%、収率42.0%)を得た。
(比較例2)
ジメチルアミン塩酸塩24.5gを水200.0g中に溶解し、ナトリウム−3−ヒドロキシアクリロニトリル22.8gを加えて(ナトリウム−3−ヒドロキシアクリロニトリルの水中濃度10.2重量%)、20℃で23時間反応させた。クロロホルムで抽出した後、水層および有機層を高速液体クロマトグラフィーにより分析し3−ジメチルアミノアクリロニトリル19.4g(収率80.9%)が製造されたことを確認した。
(比較例3)
ジメチルアミン塩酸塩24.5gを水200.0g中に溶解し、ナトリウム−3−ヒドロキシアクリロニトリル22.8gを加えて(ナトリウム−3−ヒドロキシアクリロニトリルの水中濃度10.2重量%)、30℃で6時間反応させた。高速液体クロマトグラフィーにより分析し3−ジメチルアミノアクリロニトリル12.0g(収率50.1%)が製造されたことを確認した。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明によって従来知られている方法を大きく上回る収率で、3−ジメチルアミノアクリロニトリルの製造が可能になった。また、得られた3−ジメチルアミノアクリロニトリルは、農園芸用殺菌剤、殺虫剤および除草剤あるいは医薬品、もしくは高分子材料重合用モノマーの重要な原料として有用である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ジメチルアミンまたはその塩と、下記一般式(1)(化1)
【化1】


[式中、Mはアルカリ金属、またはアルカリ土類金属を表し、nはMがアルカリ金属の場合は1を、Mがアルカリ土類金属の場合は2を表す。Rは水素原子または1価の置換基を表す。]で表されるアクリロニトリル誘導体とを、水および水と相溶しない有機溶媒の存在下に反応させる工程を含む下記一般式(2)(化2)
【化2】


[式中、Rは水素原子または1価の置換基を表す。]で表される3−ジメチルアミノアクリロニトリル誘導体またはその塩の製造方法。
【請求項2】
ジメチルアミンまたはその塩と、下記一般式(1)
【化3】


[式中、Mはアルカリ金属、またはアルカリ土類金属を表し、nはMがアルカリ金属の場合は1を、Mがアルカリ土類金属の場合は2を表す。Rは水素原子または1価の置換基を表す。]で表されるアクリロニトリル誘導体とを、水中で反応させる工程を含み、前記工程における一般式(1)で表されるアクリロニトリル誘導体の初期水中濃度が14重量%以上50重量%以下である、下記一般式(2)
【化4】


[式中、Rは水素原子または1価の置換基を表す。]で表される3−ジメチルアミノアクリロニトリル誘導体またはその塩の製造方法。
【請求項3】
前記一般式(1)で表されるアクリロニトリル誘導体の初期水中濃度が14重量%以上50重量%以下である請求項1に記載の3−ジメチルアミノアクリロニトリル誘導体またはその塩の製造方法。
【請求項4】
前記一般式(1)におけるMがナトリウムである請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の3−ジメチルアミノアクリロニトリル誘導体またはその塩の製造方法。

【公開番号】特開2010−24199(P2010−24199A)
【公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−189550(P2008−189550)
【出願日】平成20年7月23日(2008.7.23)
【出願人】(000005887)三井化学株式会社 (2,318)
【Fターム(参考)】