説明

DCLI毎にフレームリレーのフレームを形成する方法

【課題】
【解決手段】本発明はネットワークのスイッチに関し、種々のサイズを有するフレームリレーを切り換える規約を提供する。スイッチはポートを有し、該ポートを通してフレームはネットワークから受信され、また該ポートを通ってネットワークに送られる。スイッチは、フレームのデータが格納されるメモリを有し、メモリはポートに繋がる。スイッチはプロセッサを有し、帯域幅を有する第1の時間間隔内にてトラフィック規約に従ったフレームをネットワークに送り、第1の時間間隔から第2の時間間隔に使用不可能な帯域幅を付加し、第2の時間間隔内でプロセッサはデータをネットワークに送る。本発明は、ネットワーク内で種々のサイズを有するフレームリレーのフレームを切り換える方法に関し、規約を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、種々のサイズを有するフレームリレーのフレームを切り換えることに関する。特に、本発明は、種々のサイズを有するフレームリレーのフレームを切り換えることに関し、フレームは接続の為に、1つの時間間隔から次の時間間隔に使用不可能な帯域幅を付加する。
便宜上、用いられる略語のリストが記載の最後にある。
【背景技術】
【0002】
同一のFR UNI/NNIインターフェイス内の多数のDCLI(データ接続識別子)のフレームは、異なるトラフィック速度で流れている。FR UNI/NNI内にて、1つのDCLIが他のDCLIと同じ帯域幅を取らないように、DCLIトラフィック毎に予約時間トラフィック規約を制御し形成することは重要であり、又は望ましい。また、各DCLIトラフィックに、異なるクラスへ優先順位をつけることが望ましい。本発明で用いられるフレーム形成技術は、各DCLIトラフィックを制御し、且つ形成する。
【発明の開示】
【0003】
発明の要約
本発明は、ネットワークのスイッチに関し、規約を提供し、種々のサイズを有するフレームリレーのフレームを切り換える。スイッチはポートを具え、フレームはポートを通ってネットワークから受信され、ネットワークに送られる。スイッチは、メモリを具え、フレームのデータはメモリ内に格納され、メモリはポートに通じている。スイッチはプロセッサを具え、該プロセッサは帯域幅を有する第1の時間間隔内で、トラフィック規約に従ったフレームをネットワークに送り、第1の時間間隔から第2の時間間隔に使用不可能な帯域幅を付加し、第2の時間間隔内でプロセッサはデータをネットワークに送る。
【0004】
本発明は、ネットワーク内で種々のサイズを有するフレームリレーのフレームを切り換える方法に関する。方法は、ネットワークに通じたスイッチのポートにて、ネットワークからフレームを受信する工程を具える。ポートにて受信されたフレームのデータをメモリ内に格納する工程がある。プロセッサを用いて、トラフィック規約に従ったフレームを帯域幅を有する第1の時間間隔内にネットワークに送る工程がある。第1の時間間隔の使用不可能な帯域幅のトラックを保つ工程がある。第1の時間間隔から第2の時間間隔に使用不可能な帯域幅を付加する工程があり、第2の時間間隔内でプロセッサはデータをネットワークに送る。プロセッサを用いて、トラフィック規約に従ったフレームを、第1の時間間隔から第2の時間間隔に付加された使用不可能な帯域幅とともに、第2の時間間隔内に送る工程がある。
【0005】
発明の詳細な説明
図面を参照するが、複数の図を通して、同様の又は同じ部材については、同じ引用符号を付している。特に、図5に於いて、種々のサイズを有するフレームリレーのフレームを切り換える為の規約を提供するネットワーク(12)のスイッチ(10)が示されている。スイッチ(10)はポート(14)を具え、フレームは該ポートを通ってネットワーク(12)から受信され、ポートを通ってネットワーク(12)に送信される。スイッチ(10)はフレームのデータが格納されるメモリ(16)を具え、該メモリ(16)はポート(14)に通ずる。スイッチ(10)はプロセッサ(18)を具え、該プロセッサ(18)はトラフィック規約に従ったフレームを帯域幅を有する第1の時間間隔内にネットワーク(12)に送り、第1の時間間隔から第2の時間間隔に使用不可能な帯域幅を付加し、第2の時間間隔内でプロセッサ(18)はデータをネットワーク(12)に送る。
【0006】
プロセッサ(18)は、時間間隔とともにフレームを提供するインテル(登録商標)社製IXP1200ネットワークプロセッサ(18)、及びポート(14)及びネットワークプロセッサ(18)に繋がったFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)を有するのが好ましい。ネットワークインターフェイスカードのようなポート(14)は、FPGAがフレームの誤りチェックを行い、所定のフレームがどのチャンネルに繋がるかを決定した後に、FPGAにフレームを供給し、次にネットワークプロセッサ(18)用のメモリ(16)にフレームを供給する。
【0007】
フレームは複数のカテゴリに繋がり、プロセッサ(18)はフレームのカテゴリに従って、フレームからデータを送信するのが好ましい。プロセッサ(18)はネットワーク(12)から受信するフレームにフレームリレートラフィック管理を行い、フレームリレートラフィック管理はポート(14)に於けるCIR(秒当たりのビット数である認定情報速度)及びカテゴリによって特徴付けられ、0<=CIR<ARである。但し、ARはフレームリレーチャンネルアクセス速度であり、Bcはビットの認定バーストサイズであり、Beは、ビットの超過バーストサイズである。
【0008】
プロセッサ(18)は、フレームを形成するのが好ましく、フレームはプロセッサ(18)がBc/Be/CIR/AR及び認定時間間隔Tcに基づく速度制御に従ってネットワーク(12)に送信し、Tcは以下の如く、導き出される。
Tc=Bc/CIR CIR!=0のとき 又は
Tc=Be/AR CIR=1のとき
【0009】
プロセッサ(18)が提供するフレームのカテゴリ、及びプロセッサ(18)が提供するフレームの優先度は、0が最高の優先度であり、以下の如く定められるのが好ましい。
CFR CIR!=0、Bc!=0、Be=0 優先度=0
rtVFR CIR!=0、Bc!=0、Be>=0 優先度=1
nrtVFR CIR!=0、Bc!=0、Be>=0 優先度=2
UFR CIR=0、Bc=0 優先度=3
【0010】
各時間間隔にて、時間間隔内に送信されるべく待機しているCFRフレームがもはやないとき、VFRフレームのみが送信されるよりも、プロセッサ(18)は先ずCFRフレームからデータを送信するのが好ましい。VFRフレームにて、Bcに適合するrtVFRが最初に送信され、次にBcに適合するnrtVFRが送信される。Bc内にrtVFR又はnrtVFRフレームがもはや無いときは、その結果Bc+Be内のフレームが送信される。送信されるべく待機しているCFR又はVFRフレームが無いときにのみ、UFRフレームが送信される。
【0011】
メモリ(16)はDLCI毎に待ち行列を含むのが好ましく、待ち行列内にフレームリレー接続からのデータが格納される。同じ分類を有するフレームリレー接続からのフレームの待ち行列は、プロセッサ(18)によってラウンドロビン様式で提供される。
【0012】
本発明は、ネットワーク(12)内にて、種々のサイズを有するフレームリレーのフレームを切り換える方法に関し、方法は規約を提供する。方法は、ネットワーク(12)に繋がったスイッチのポート(14)にて、ネットワーク(12)からフレームを受信する工程を有する。ポート(14)にて受信されたフレームのデータをメモリ(16)内に格納する工程がある。プロセッサ(18)を用いて、トラフィック規約に従ったフレームを、帯域幅を有する第1の時間間隔内にネットワークに送る工程がある。第1の時間間隔の使用不可能な帯域幅のトラックを保つ工程がある。第1の時間間隔から第2の時間間隔に使用不可能な帯域幅を付加する工程があり、第2の時間間隔内でプロセッサはデータをネットワークに送る。プロセッサを用いて、トラフィック規約に従ったフレームを、第1の時間間隔から第2の時間間隔に付加された使用不可能な帯域幅とともに、第2の時間間隔内に送る工程がある。
【0013】
フレームは複数のカテゴリに繋がり、第1の時間間隔内に送信する工程は、プロセッサ(18)を用いて、フレームのカテゴリに従ってフレームからデータを送信する工程を含むのが好ましい。ネットワーク(12)から受信するフレームにフレームリレートラフィック管理を行う工程があるのが好ましく、フレームリレートラフィック管理はポート(14)に於けるCIR(秒当たりのビットである認定情報速度)及びカテゴリによって特徴付けられ、
0<=CIR<ARであり、ARはフレームリレーチャンネルアクセス速度であり、Bcはビットの認定バーストサイズであり、Beは、ビットの超過バーストサイズである。
【0014】
フレームを形成する工程があるのが好ましく、プロセッサ(18)はBc/Be/CIR/AR及び認定時間間隔Tcに基づく速度制御に従ってフレームをネットワーク(12)に送信し、Tcは以下の如く、導き出される。
Tc=Bc/CIR CIR!=0のとき 又は
Tc=Be/AR CIR=1のとき
【0015】
プロセッサ(18)が提供するフレームのカテゴリ、及びプロセッサ(18)が提供するフレームの優先度は、0が最高の優先度であり、以下の如く定められるのが好ましい。
CFR CIR!=0、Bc!=0、Be=0 優先度=0
rtVFR CIR!=0、Bc!=0、Be>=0 優先度=1
nrtVFR CIR!=0、Bc!=0、Be>=0 優先度=2
UFR CIR=0、Bc=0 優先度=3
【0016】
各時間間隔にて、時間間隔内に送信されるべく待機しているCFRフレームがもはやないとき、VFRフレームのみが送信されるよりも、プロセッサ(18)は先ずCFRフレームからデータを送信するのが好ましい。VFRフレームにて、Bcに適合するrtVFRが最初に送信され、次にBcに適合するnrtVFRが送信される。Bc内にrtVFR又はnrtVFRフレームがもはや無いときは、その結果Bc+Be内のフレームが送信される。送信されるべく待機しているCFR又はVFRフレームが無いときにのみ、UFRフレームが送信される。
【0017】
メモリ(16)はDLCI毎に待ち行列を含むのが好ましく、待ち行列内にフレームリレー接続からのデータが格納される。同じ分類を有するフレームリレー接続からのフレームの待ち行列は、プロセッサ(18)によってラウンドロビン様式で提供される。
【0018】
発明の動作に於いて、各セルが固定サイズであるATMと異なり、フレームリレーのフレームは、本質的に可変長であり、これによりフレームを形成するのが、複雑な(challenging)工程となっている。フレームリレーを形成する効率的な方法は、以下に記載される。
【0019】
フレームリレートラフィック管理は、4つのサブスクリプション時間パラメータを特徴とし、それらは
i) CIR−秒当たりのビットである認定情報速度
0<=CIR<ARであり、ARはフレームリレーチャンネルアクセス速 度である。
ii) Bc−ビットの認定バーストサイズ
iii) Be−ビットの超過バーストサイズ
iv) カテゴリ
【0020】
フレームの形成は、DLCI毎の待ち行列と、Bc/Be/CIR/AR及び認定時間間隔Tcに基づく速度制御を組みあわせて成され、以下の如く導き出される。
Tc=Bc/CIR CIR!=0のとき 又は
Tc=Be/AR CIR=1のとき
【0021】
フレームリレートラフィックの4つの異なるカテゴリは、以下のように定められる(0が最高の優先度である)

CFR CIR!=0、Bc!=0、Be=0 優先度=0
rtVFR CIR!=0、Bc!=0、Be>=0 優先度=1
nrtVFR CIR!=0、Bc!=0、Be>=0 優先度=2
UFR CIR=0、Bc=0 優先度=3
【0022】
一般に、各形成期間に於いて、CFRフレームが先ず送信される。該時間間隔内に送信されるべく待機しているCFRフレームがもはやないとき、VFRフレームのみが送信されるのみである。VFRフレームにて、Bcに適合するrtVFRが最初に送信され、次にBcに適合するnrtVFRが送信される。Bc内にrtVFR又はnrtVFRフレームがもはや無いときは、その結果、Bc+Be内のフレームが送信される。送信されるべく待機しているCFR又はVFRフレームが無いときにのみ、UFRフレームが送信される。
【0023】
形成するアルゴリズムを以下に記載する。
データの記述に関し、形成するアルゴリズムに用いられる形成記述子は、以下を含む。
・設定されたFR UNI/NNIテーブル:全ての設定されたFR UNI/NNIを含み、モジュールを形成するFR UNI/NNIポーリングテーブルとして用いられる。各有効な入り口は、設定されたFR UNI/NNI形成記述子を向いている。このテーブルは、システムレベルである。
・FR UNI/NNI形成記述子:DCLIを形成する待ち行列の記述子のリストの4つの優先度を含む。各リストは、モジュールを形成してフレームをダンプする優先度のDCLIを形成する待ち行列記述子に繋がる。DCLIを形成する待ち行列の記述子は、DCLIを形成する待ち行列内にフレームがあるときにのみ、リストに挙げられる。DCLIを形成する待ち行列が空のときは、リストから削除される。この記述子はUNI/NNI毎にある。
・DCLIを形成する待ち行列の記述子:DCLIを形成する待ち行列の情報を保持する。即ち、待ち行列の先頭及び待ち行列の後尾である。この記述子はDCLI毎にある。
【0024】
論理記述及びフレームのエンキュー(待ち行列へのデータ書き込み)に関し、1つのDCLIにて受信されたフレームは、常に専用のDCLIを形成する待ち行列にエンキューされる。フレームのデータは、SDRAMに格納され、データに関連するポインタは、SRAMに格納される。フレームが受信されたときに、形成する待ち行列が空であれば、フレームはFR UNI/NNI記述子の対応するクラスの待ち行列記述子のリストに挙げられる。
【0025】
フレームチェック命令に関して、形成する待ち行列からHDLCインターフェイスにフレームをダンプする為に、形成するモジュールは、エンキューされたフレームが規約に反しているかをチェックする。フレームが規約に違反していなければ、外部に送信される。優先度を維持すべく、フレームは、DCLIが属する優先度に従ってチェックされる。フレームチェックの命令は、以下の如くである。
CFR→rt-VFR Bc→nrt-VFR Bc→rt-VFR Be
→nrt-VFR Be→UFR
【0026】
CFR DCLIに属する全てのフレームは、チェックされる時間間隔内でBcを越えなければ、連続してダンプされる。他のDCLIフレームについては、フレームがダンプされて出力されたときはいつでも、より高い優先度のDCLIによって受信された新たなフレームがある場合に備えて、現存のより高い優先度のDCLIを形成する待ち行列は、再びチェックする。
【0027】
FR UNI/NNIをポーリングする終了条件は以下の如くである。
・全てのDCLIがポーリングされ、これ以上フレームはダンプして出力されない。
・送信されたフレーム数が、FR UNI/NNIについて予め設定された限界に達した。
【0028】
簡単な例として、接続用の第1の時間間隔に於いて、4kの帯域幅が割り当てられているが、パケットからの3.5kのデータのみが第1の時間間隔にて規約に準拠する。このようにして、第1の時間間隔の0.5kの帯域幅が使用できない。接続用の次の時間間隔にて、第1の時間間隔からの使用不可能な0.5kの帯域幅が次の時間間隔に加えられ、このようにして接続用の次の時間間隔に4.5kの帯域幅を割り当てる。同様に、次の時間間隔にて使用不可能な如何なる帯域幅も、その次の接続用の時間間隔に加えられる。ネットワークプロセッサ(18)は、1つの時間間隔から接続用の次の時間間隔に加えられる使用不可能な帯域幅の軌跡を保持する。
【0029】
以下の定義は、ここで使用される語句に適用可能である。
DCLI:データ接続識別子
CFR :一定のフレーム速度
rtVFR :リアルタイム可変フレーム速度
nrt-VFR :ノンリアルタイム可変フレーム速度
UFR :不特定のフレーム速度
【0030】
前記の実施例にて、例示の目的から本発明が詳細に記載されてきたが、それは単に例示の目的であり、当業者によって、添付の請求の範囲に記載されたものを別にして、発明の精神及び範囲から離れることなく変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0031】
添付の図面にて、本発明の好ましい実施例及び本発明を実行する好ましい方法が示されている。
【図1】フレームBc、CIR、アクセス速度及びTc間の関係を示す図である。
【図2】フレームBc、CIR、Be、アクセス速度及びTc間の関係を示す図である。
【図3】フレームBe、アクセス速度及びTc間の関係を示す図である。
【図4】記述子の関係を形成する工程を示す図である。
【図5】本発明のスイッチの概略図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
規約を提供し、種々のサイズを有するフレームリレーのフレームを切り換えるネットワークのスイッチであって、
ネットワークから受信されるフレームが通り、ネットワークに送られるフレームが通るポートと、
フレームのデータが格納され、ポートに繋がったメモリと、
帯域幅を有する第1の時間間隔内で、トラフィック規約に従ったフレームをネットワークに送り、第1の時間間隔から第2の時間間隔に使用不可能な帯域幅を付加するプロセッサを具え、
第2の時間間隔内でプロセッサはデータをネットワークに送るスイッチ。
【請求項2】
フレームはカテゴリと結び付き、プロセッサはフレームのカテゴリに従ってフレームからデータを送る、請求項1に記載のスイッチ。
【請求項3】
プロセッサはネットワークから受信するフレームにフレームリレートラフィック管理を行い、フレームリレートラフィック管理はポートに於けるCIR(秒当たりのビットである認定情報速度)及びカテゴリによって特徴付けられ、
0<=CIR<ARであり、ARはフレームリレーチャンネルアクセス速度であり、Bcはビットの認定バーストサイズであり、Beは、ビットの超過バーストサイズである、請求項1又は2に記載のスイッチ。
【請求項4】
プロセッサは、フレームを形成し、フレームはプロセッサがBc/Be/CIR/AR及び認定時間間隔Tcに基づく速度制御に従ってネットワークに送信し、
Tcは以下の如く、導き出される、請求項1乃至3の何れかに記載のスイッチ。
但し、CIR!=0のとき Tc=Bc/CIR 又は
CIR=0のとき Tc=Be/AR である。
【請求項5】
プロセッサが提供するフレームのカテゴリ、及びプロセッサがフレームを提供する優先度は、0が最高の優先度であり、以下の如く定義される、請求項1乃至4の何れかに記載のスイッチ。
CFR CIR!=0、Bc!=0、Be=0 優先度=0
rtVFR CIR!=0、Bc!=0、Be>=0 優先度=1
nrtVFR CIR!=0、Bc!=0、Be>=0 優先度=2
UFR CIR=0、Bc=0 優先度=3
【請求項6】
各時間間隔にて、この時間間隔内に送信されるべく待機しているCFRフレームがもはやないとき、VFRフレームのみが送信されるよりも、プロセッサは先ずCFRフレームからデータを送信する:VFRフレームにて、Bcに適合するrtVFRが最初に送信され、次にBcに適合するnrtVFRが送信される:Bc内にrtVFR又はnrtVFRフレームがもはや無いときは、その結果Bc+Be内のフレームが送信される:送信されるべく待機しているCFR又はVFRフレームが無いときにのみ、UFRフレームが送信される、請求項5に記載のスイッチ。
【請求項7】
メモリは、DCLI毎に、フレームリレー接続からのデータが格納される待ち行列を有する、請求項1乃至6の何れかに記載のスイッチ。
【請求項8】
同じ分類を有する接続からのフレームの待ち行列は、プロセッサによってラウンドロビン様式で提供される、請求項7に記載のスイッチ。
【請求項9】
ネットワーク内で種々のサイズを有するフレームリレーのフレームを切り換え、規約を提供する方法は、
ネットワークに通じたスイッチのポートにて、ネットワークからのフレームを受信する工程と、
ポートにて受信したフレームのデータをメモリ内に格納する工程と、
帯域幅を有する第1の時間間隔内に、プロセッサを用いて、トラフィック規約に従ったフレームをネットワークに送信する工程と、
第1の時間間隔の使用不可能な帯域幅の軌跡を保持する工程と、
第1の時間間隔から第2の時間間隔に使用不可能な帯域幅を付加し、第2の時間間隔内でプロセッサはデータをネットワークに送信する工程と、
プロセッサを用いて、第2の時間間隔内に、トラフィック規約に従ったフレームを、第1の時間間隔から第2の時間間隔に付加された使用不可能な帯域幅とともに、送信する工程を有する方法。
【請求項10】
フレームはカテゴリに結び付き、第1の時間間隔内に送信する工程は、プロセッサを用いて、フレームのカテゴリに従ってフレームからデータを送信する工程を有する、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
ネットワークから受信するフレームにフレームリレートラフィック管理を行う工程を有し、フレームリレートラフィック管理はポートに於けるCIR(秒当たりのビットである認定情報速度)及びカテゴリによって特徴付けられ、
0<=CIR<ARであり、ARはフレームリレーチャンネルアクセス速度であり、Bcはビットの認定バーストサイズであり、Beは、ビットの超過バーストサイズである、請求項9又は10に記載の方法。
【請求項12】
プロセッサが、Bc/Be/CIR/AR及び認定時間間隔Tcに基づく速度制御に従ってネットワークに送信するフレームを形成する工程を有し、
Tcは以下の如く、導き出される、請求項9乃至11の何れかに記載の方法。
但し、CIR!=0のとき Tc=Bc/CIR 又は
CIR=0のとき Tc=Be/AR である。
【請求項13】
プロセッサが提供するフレームのカテゴリ、及びプロセッサが提供するフレームの優先度は、0が最高の優先度であり、以下の如く定義される、請求項9乃至12の何れかに記載のスイッチ。
CFR CIR!=0、Bc!=0、Be=0 優先度=0
rtVFR CIR!=0、Bc!=0、Be>=0 優先度=1
nrtVFR CIR!=0、Bc!=0、Be>=0 優先度=2
UFR CIR=0、Bc=0 優先度=3
【請求項14】
各時間間隔内にて、この時間間隔内に送信されるべく待機しているCFRフレームがもはやないとき、VFRフレームのみが送信されるよりも、プロセッサは先ずCFRフレームからデータを送信する:VFRフレームにて、Bcに適合するrtVFRが最初に送信され、次にBcに適合するnrtVFRが送信される:Bc内にrtVFR又はnrtVFRフレームがもはや無いときは、その結果Bc+Be内のフレームが送信される:送信されるべく待機しているCFR又はVFRフレームが無いときにのみ、UFRフレームが送信される、請求項13に記載のスイッチ。
【請求項15】
メモリは、DCLI毎に、フレームリレー接続からのデータが格納される待ち行列を有する、請求項9乃至14の何れかに記載の方法。
【請求項16】
同じ分類を有する接続からのフレームの待ち行列は、プロセッサによってラウンドロビン様式で提供される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
トラフィック規約に従って、データを構成する種々のサイズのフレームリレーのフレームを切り換えるネットワークのスイッチであって、
ネットワークからのフレームを受信し、ネットワークへフレームを送るポートと、
フレームのデータが格納され、ポートに繋がったメモリと、
帯域幅を有する第1の時間間隔内で、トラフィック規約に従ったフレームをネットワークに送り、第1の時間間隔から第2の時間間隔に使用不可能な帯域幅を付加するプロセッサを具え、
プロセッサはデータをネットワークに送るように構成されたスイッチ。
【請求項18】
フレームはカテゴリに結び付き、プロセッサはフレームのカテゴリに従ってフレームからデータを送信する、請求項1に記載のスイッチ。
【請求項19】
プロセッサはネットワークから受信するフレームにフレームリレートラフィック管理を行い、フレームリレートラフィック管理はポートに於けるCIR(秒当たりのビットである認定情報速度)及びカテゴリによって特徴付けられ、
0<=CIR<ARであり、ARはフレームリレーチャンネルアクセス速度であり、Bcはビットの認定バーストサイズであり、Beは、ビットの超過バーストサイズである、請求項1に記載のスイッチ。
【請求項20】
プロセッサは、フレームを形成し、フレームはプロセッサがBc/Be/CIR/AR及び認定時間間隔Tcに基づく速度制御に従ってネットワークに送信し、
Tcは以下の如く、導き出される、請求項18又は19の何れかに記載のスイッチ。
但し、CIR!=0のとき Tc=Bc/CIR 又は
CIR=0のとき Tc=Be/AR である。
【請求項21】
プロセッサが提供するフレームのカテゴリ、及びプロセッサが提供するフレームの優先度は、0が最高の優先度であり、以下の如く定義される、請求項18乃至20の何れかに記載のスイッチ。
CFR CIR!=0、Bc!=0、Be=0 優先度=0
rtVFR CIR!=0、Bc!=0、Be>=0 優先度=1
nrtVFR CIR!=0、Bc!=0、Be>=0 優先度=2
UFR CIR=0、Bc=0 優先度=3
【請求項22】
各時間間隔内にて、この時間間隔内に送信されるべく待機しているCFRフレームがもはやないとき、VFRフレームのみが送信されるよりも、プロセッサは先ずCFRフレームからデータを送信する:VFRフレームにて、Bcに適合するrtVFRが最初に送信され、次にBcに適合するnrtVFRが送信される:Bc内にrtVFR又はnrtVFRフレームがもはや無いときは、その結果Bc+Be内のフレームが送信される:送信されるべく待機しているCFR又はVFRフレームが無いときにのみ、UFRフレームが送信される、請求項21に記載のスイッチ。
【請求項23】
メモリは、DCLI毎に、フレームリレー接続からのデータが格納される待ち行列を有する、請求項18乃至22の何れかに記載のスイッチ。
【請求項24】
同じ分類を有する接続からのフレームの待ち行列は、プロセッサによってラウンドロビン様式で提供される、請求項23に記載のスイッチ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2006−501753(P2006−501753A)
【公表日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−541122(P2004−541122)
【出願日】平成15年10月2日(2003.10.2)
【国際出願番号】PCT/IB2003/004822
【国際公開番号】WO2004/032433
【国際公開日】平成16年4月15日(2004.4.15)
【出願人】(503406686)マルコーニ インテレクチュアル プロパティ(リングフェンス)インコーポレイテッド (5)
【氏名又は名称原語表記】MARCONI INTELLECTUAL PROPERTY (RINGFENCE) INC
【Fターム(参考)】