説明

IDカード作成システム及びIDカード作成方法

【課題】 即日発行及び後日発行の申請者が混在していたとしても、自動的に各申請者に適したカード作成タイミングを割り当てることで、オペレータの負担を軽減する。
【解決手段】 このIDカード作成システムには、対象者を撮影する撮影装置と、対象者のカード作成タイミングが即日であるか否かを判定する判定装置と、判定装置による判定内容及び撮影装置により得られた画像データを対応付けて管理する管理装置とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、IDカード作成システム及びIDカード作成方法に係り、特に、即日発行のIDカードと、後日発行のIDカードとを作成するIDカード作成システム及びIDカード作成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車免許証等のIDカードを作成するためのIDカード作成システムにおいては、対象者を撮影する撮影装置と、対象者の個人情報を格納するサーバと、撮影装置により得られた撮影データ及びサーバ内の個人情報を基にしてIDカードを作成するカード作成装置とが備えられている。ここで、撮影装置及びカード作成装置の設置箇所が地理的に離れていて、さらに撮影装置及びカード作成装置がオフライン状態である場合には、撮影データを可般メディアに記憶して、カード作成装置の設置場所まで搬送することで、カード作成を可能としていた(例えば特許文献1参照)。
近年、通信環境の整備により撮影箇所でもカード作成装置が設置される場合も増加している。これにより、当該箇所であれば撮影及びカード作成が随時行えるようになっている。
【特許文献1】特開2003−32615号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、自動車免許証の更新時においては、例えば違反者講習の必要な後日発行の申請者と、即日発行の申請者とが混在しているが、即日発行の免許証は撮影当日に作成されるものの、後日発行の免許証であると講習後に作成されなければならない。このため、撮影後にはオペレータが申請者毎の後日発行若しくは即日発行に基づいてカード作成を割り振らなければならず、オペレータにとっては負担となっていた。
【0004】
本発明の課題は、即日発行及び後日発行の申請者が混在していたとしても、自動的に各申請者に適したカード作成タイミングを割り当てることで、オペレータの負担を軽減することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の発明におけるIDカード作成システムは、
対象者を撮影する撮影装置と、
前記対象者のカード作成タイミングが即日であるか否かを判定する判定装置と、
前記判定装置による判定内容及び前記撮影装置により得られた画像データを対応付けて管理する管理装置とを備えていることを特徴としている。
【0006】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のIDカード作成システムにおいて、
前記管理装置の制御によって前記画像データを基に前記対象者のカードを作成するカード作成装置を備え、
前記管理装置は、前記判定内容に基づいて前記カード作成装置を制御し、前記カード作成タイミングが即日と判定された前記画像データに基づく前記カードのみを作成させることを特徴としている。
【0007】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のIDカード作成システムにおいて、
前記管理装置の制御によって前記画像データを可般型の記憶媒体に記憶させる可般型用記憶装置を備え、
前記管理装置は、前記判定内容に基づいて前記可般型用記憶装置を制御し、前記カード作成タイミングが即日と判定されていない画像データのみ前記記憶媒体に記憶させることを特徴としている。
【0008】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のIDカード作成システムにおいて、
前記対象者毎の識別情報及び当該識別情報に対応付けられた前記対象者の個人情報を記憶する個人情報記憶装置と、
前記識別情報が入力される入力装置とを備え、
前記判定装置は、前記入力装置に入力された前記識別情報を基に、前記個人情報記憶装置に記憶される前記個人情報を読み出して、前記カード作成タイミングを判定することを特徴としている。
【0009】
請求項5記載の発明におけるIDカード作成方法は、
対象者のカード作成タイミングが即日であるか否かを判定する判定装置による判定内容と、前記対象者を撮影する撮影装置により得られた画像データとを対応付けて管理することを特徴としている。
【0010】
請求項6記載の発明は、請求項5記載のIDカード作成方法において、
前記カード作成タイミングが即日と判定された前記画像データに基づく前記カードのみを、前記画像データを基に前記対象者のカードを作成するカード作成装置によって作成することを特徴としている。
【0011】
請求項7記載の発明は、請求項5又は6記載のIDカード作成方法において、
前記カード作成タイミングが即日と判定されていない画像データのみを、可般型の記憶媒体に記憶させることを特徴としている。
【0012】
請求項8記載の発明は、請求項5〜7のいずれか1項に記載のIDカード作成方法において、
前記対象者毎の識別情報及び当該識別情報に対応付けられた前記対象者の個人情報を記憶する個人情報記憶装置から、前記識別情報が入力される入力装置の入力内容を基にして前記個人情報を読み出し、前記カード作成タイミングを判定することを特徴としている。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、判定装置による判定内容及び画像データが対応付けて管理されているので、管理装置は画像データに対応付けられた判定内容を読み出すことで、当該画像データに基づくカード作成タイミングを認識することができる。これにより、即日発行及び後日発行の申請者が混在していたとしても、管理装置によって自動的に各申請者に適したカード作成タイミングを割り当てることが可能となって、オペレータの負担を軽減することができる。
【0014】
また、管理装置が判定内容に基づいてカード作成装置を制御することで、カード作成タイミングが即日と判定された画像データに基づくカードのみを作成させているので、カード作成タイミングに応じてカードを作成することができる。
【0015】
さらに、管理装置が判定内容に基づいて可般型用記憶装置を制御することで、カード作成タイミングが即日と判定されていない画像データのみ可般型の記憶媒体に記憶させるので、後日発行の画像データのみを記憶媒体に記憶して搬送可能とすることができる。つまり、他所に設置されたカード作成装置によって後日発行のカードを作成することが可能となる。例えば、違反者講習の必要な申請者にとっては、その講習場所で再度撮影を行わなくとも、講習後にカードが発行されることになるので申請者に対するサービスを向上させることもできる。
【0016】
そして、入力装置に入力された識別情報を基に、判定装置が個人情報記憶装置に記憶される個人情報を読み出して、カード作成タイミングを判定するので、個人情報に基づいて自動的にカード作成タイミングが判定されることになる。すなわち、オペレータがカード作成タイミングを入力しなくとも、判定が行われるので、オペレータに対する負担をより軽減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本実施形態におけるIDカード作成システムについて図を参照にしながら説明する。このIDカード作成システムは、例えば自動車運転免許証などの作成に用いられるものである。図1は、IDカード作成システム1の概略構成を表すブロック図であり、この図1に示すように、IDカード作成システム1には、対象者を撮影する撮影装置2と、撮影装置2により得られた画像データを記憶するハードディスクドライブ(画像データ用記憶装置)3と、画像データを基にしたIDカードの作成を指示するカード作成指示装置4と、カード作成指示装置4の指示に基づいてIDカードを作成するカード作成装置5と、対象者の識別情報及び個人情報を記憶するホストサーバ(個人情報記憶装置)6と、個人情報の暗号化コードを作成するチェックコード作成装置7と、対象者の個人情報及び画像データをファイリングするファイルサーバ8とが、通信回線Nを介して接続されて設けられている。
【0018】
撮影装置2には、対象者の免許証を読み取るスキャナ21と、対象者(申請者)を撮影するための撮影機22が備えられている。この撮影装置2は、撮影機22で申請者を撮影し画像データを得るとともに、スキャナ21で取り込んだ免許証番号をOCRにより文字データとして認識し、当該文字データと画像データとを対応付けした後にハードディスクドライブ3に出力するようになっている。免許証番号は各申請者毎に個別に付与された番号であるので、このスキャナ21により得られた文字データが各個人を識別するための識別情報となる。つまり、スキャナ21が本発明に係る入力装置である。
【0019】
カード作成指示装置4には、各種操作を行うための操作部41と、申請者のカード作成タイミングが即日であるか否かを判定する判定装置42と、可般型の記憶媒体であるMOディスク43に対して記憶及び読み込みを行う可般型用記憶装置としてのMOドライブ44と、画像データを管理する管理装置45とが備えられている。
【0020】
操作部41は、タッチパネルからなる例えば図2に示す表示部50を有していて、オペレータが表示部50を視認しながら種々の操作を行うようになっている。表示部50には、撮影装置2によって各申請者の撮影が行われると各申請者の免許書番号が表示される免番リスト欄51と、免番リスト欄51中の免許書番号のうち、撮影後即日にIDカード作成が行われる免許書番号が表示される免番ボックス52と、免番ボックス52内の免許書番号の一括カード作成を指示するための一括作成ボタン53と、免番ボックス52内の免許書番号のうち、選択された1件のみのカード作成を指示するための1件作成ボタン54と、ログアウトボタン55と、削除ボタン56とが設けられている。この一括作成ボタン53や、1件作成ボタン54がタッチされると、操作部41は、カード作成装置5に対してカード作成指示を出力するようになっている。
【0021】
判定装置42は、ハードディスクドライブ3内の画像データに対応する文字データ若しくはMOドライブ44から入力されたMOディスク43内の画像データに対応する文字データを基にして、当該文字データの免許書番号に合致する申請者の個人情報をホストサーバ6から読み出す。ここで、個人情報には免許更新時に違反者講習が必要であるか否かが含まれているために、個人情報を読み出すと判定装置42によって、申請者に対する違反者講習の有無が認識されるようになる。判定装置42は、違反者講習が無であるものについてはカード作成タイミングが即日(即日発行)であると判定し、違反者講習が有であるものについてはカード作成タイミングが即日でない(後日発行)と判定するようになっている。
【0022】
管理装置45は、判定装置42の判定内容と画像データとを対応付けて管理する。そして、管理装置45は、操作部41を制御して、判定内容が即日発行となった画像データの免許証番号のみを表示部50の免番リスト欄51に表示させるようになっている。これにより、操作部41からは、即日発行の免許書番号のみのカード作成指示しかカード作成装置5に出力できないようになる。また、管理装置45は、MOドライブ44を制御して、判定内容が後日発行となった画像データ及びその文字データを対応付けてMOディスク43に記憶させるようになっている。
【0023】
次に、本実施形態のIDカード作成装置により行われるIDカード作成方法について図4説明する。
【0024】
まず、オペレータは、撮影前に、オペレータは申請者の更新前の免許証をスキャナ21に読み取らせて、撮影装置2に免許書番号の文字データを取得させる(ステップS1)。その後、オペレータは、撮影装置2によって申請者の顔画像を撮影する(ステップS2)。撮影装置2は、撮影により得られた画像データと、免許書番号の文字データとを対応付けてハードディスクドライブ3に出力し、記憶させる(ステップS3)。
【0025】
その後、カード作成指示装置4の判定装置42は、ハードディスクドライブ3内に記憶された文字データを基にして、当該文字データの免許書番号に合致する申請者の個人情報をホストサーバ6から読み出し(ステップS4)、カード作成タイミングが即日(即日発行)であるか否か(後日発行)を判定する(ステップS5)。
【0026】
判定装置42による判定が完了すると、管理装置45は、判定装置42の判定内容と画像データとを対応付けて管理する。そして、管理装置45は、操作部41を制御して、判定内容が即日発行(ステップS5;YES)となった画像データの免許証番号のみを表示部50の免番リスト欄51に表示させる(ステップS7)とともに、MOドライブ44を制御して、判定内容が後日発行(ステップS5;NO)となった画像データ及びその免許書番号を対応付けてMOディスク43に記憶させる(ステップS6)。
【0027】
オペレータが、撮影装置2により順次各申請者の撮影を行っていくことで上記工程が繰り返されて、各申請者の画像データ及び文字データが対応付けられてハードディスクドライブ3に記憶されるとともに、画像データに対する判定内容も対応付けられて管理されることになる。そして、操作部41の免番リスト欄51には判定内容が即日発行となった免許書番号が一覧で表示されているので、オペレータはその全ての申請者のIDカードを一括で作成する場合には一括作成ボタン53をタッチし、選択された1件のみのIDカードを作成する場合には1件作成ボタン54をタッチする(ステップS8)。
【0028】
一括作成ボタン53若しくは1件作成ボタン54がタッチされると、操作部41は、カード作成装置5に対してカード作成指示を出力する(ステップS9)。カード作成装置5は、カード作成指示が入力されると、カード作成を行う申請者の画像データ及び文字データをハードディスクドライブ3から読み出すとともに、当該文字データに基づく個人情報をホストサーバ6から読み出す。カード作成装置5はこれらの画像データ及び個人情報によりIDカードを作成する(ステップS10)。
【0029】
カード作成後においては、カード作成装置5は、カード作成済みである旨を管理装置45に出力する。管理装置45は、カード作成済みである旨と画像データとをファイルサーバ8に送信して記憶させるとともに、カード作成済みとなった画像データ及び文字データをハードディスクドライブ3から消去する。ここで、カード作成済みである旨の判断が、実際にIDカードが作成されたことを判断基準として行っているので、ジャム等の不具合によりIDカードが作られなかったにも関わらず画像データ及び文字データが消去されることが防止される。なお、これ以外にも例えばカード作成装置5に画像データ及び文字データを出力したことを判断基準としてもよい。
【0030】
一方、後日発行と判定されて、MOディスク43に記憶された画像データ及び文字データは、申請者が違反者講習を受講した後に用いられる。具体的に説明すると、MOディスク43が所定人数分の画像データ及び文字データを記憶すると、オペレータは、当該MOディスク43をMOドライブ44から取り出して、後日発行用のカード作成装置が設置されたカード発行所(例えば違反者講習所等)に送る。カード発行所では、各申請者の違反者講習の受講済みが確認された後に、所内のカード作成装置でMOディスク43を読み取って、読み取られた画像データ及び文字データに基づくIDカード作成を行う。
【0031】
以上のように、本実施形態によれば、判定装置42による判定内容及び画像データが対応付けて管理されているので、管理装置45は画像データに対応付けられた判定内容を読み出すことで、当該画像データに基づくカード作成タイミングを認識することができる。これにより、即日発行及び後日発行の申請者が混在していたとしても、管理装置45によって自動的に各申請者に適したカード作成タイミングを割り当てることが可能となって、オペレータの負担を軽減することができる。
【0032】
また、管理装置45が判定内容に基づいてカード作成装置5を制御することで、カード作成タイミングが即日と判定された画像データに基づくIDカードのみを作成させているので、カード作成タイミングに応じてIDカードを作成することができる。
【0033】
さらに、管理装置45が判定内容に基づいてMOドライブ44を制御することで、カード作成タイミングが即日と判定されていない画像データのみMOディスク43に記憶させるので、後日発行の画像データのみをMOディスク43に記憶して搬送可能とすることができる。
【0034】
そして、スキャナ21に入力された文字データを基に、判定装置42がホストサーバ6に記憶される個人情報を読み出して、カード作成タイミングを判定するので、個人情報に基づいて自動的にカード作成タイミングが判定されることになる。すなわち、オペレータがカード作成タイミングを入力しなくとも判定が行われるので、オペレータに対する負担をより軽減することができる。
【0035】
なお、本発明は上記実施の形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、本実施形態では可般型の記憶媒体としてMOディスク43を例示したが、可般型の記憶媒体としてはこれに限定されるものでなく、CD−RやDVD、各種メモリ(USBメモリ、SDカード、PCカード等)が挙げられる。さらに、可般型用記憶装置としても、各可般型の記憶媒体に対応するドライブが用いられることになる。
また、本実施形態では、スキャナ21とOCRにより免許書番号が入力される場合について説明したが、免許書番号はオペレータによる手入力であっても構わない。この場合、操作部41の表示部50に番号入力用の番号キーを配列することが好ましい。
【0036】
そして、本実施形態では、判定装置42がホストサーバ6内の個人情報を基にして、カード作成タイミングが即日であるか否かを判定している場合を例示して説明しているが、オペレータがカード作成タイミングを手入力したり、申請書等に記載された情報をスキャナ21で読み取って当該情報を基にカード作成タイミングを判定したりしてもよい。
【0037】
さらに、判定時期は撮影中、撮影前、撮影後、MOディスク43への記録前、記録中、記録後のいずれかでもよい。ここで、記録中や記録後に判定する場合においては判定装置42は全ての画像データをMOディスク43に記憶させた後に、即日発行の画像データのみをMOディスク43から削除したり、カード作成タイミングが分かるリストを追加してMOディスク43に記憶させたりすることが好ましい。カード作成タイミングが分かるリストを追加した場合には、当該リストと、MOディスク43内の画像データとを対応させることで、後日発行のIDカードが作成されることになる。
【0038】
また、MOディスク43に全ての画像データを記憶させる場合においては、管理装置45が各画像データに対応する判定内容をホストサーバ6に記憶させてもよい。こうしておくと、他のカード作成装置でIDカードを作成する際に、ホストサーバ6内の判定内容と、MOディスク43内の画像データと対応付けて読み出すことができるために、判定内容が後日発行となっている画像データのみを読み出してIDカードを作成することも可能となる。
【0039】
そして、本実施形態では、撮影装置2と、カード作成指示装置4とが別体である場合を例示して説明したが、図3に示すカード作成システム1Aのように、撮影装置2Aに、操作部41、判定装置42、MOドライブ44、管理装置45が搭載される構成であっても構わない。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本実施形態のIDカード作成システムの概略構成を表すブロック図である。
【図2】図1のIDカード作成システムに備わる操作部の表示例を表す説明図である。
【図3】図1のIDカード作成システムの変形例を表すブロック図である。
【図4】本実施形態のIDカード作成システムでの動作を表すフローチャートである。
【符号の説明】
【0041】
1 カード作成システム
2 撮影装置
3 ハードディスクドライブ
4 カード作成指示装置
5 カード作成装置
6 ホストサーバ
7 チェックコード作成装置
8 ファイルサーバ
21 スキャナ
22 撮影機
41 操作部
42 判定装置
43 MOディスク
44 MOドライブ
45 管理装置
N 通信回線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象者を撮影する撮影装置と、
前記対象者のカード作成タイミングが即日であるか否かを判定する判定装置と、
前記判定装置による判定内容及び前記撮影装置により得られた画像データを対応付けて管理する管理装置とを備えていることを特徴とするIDカード作成システム。
【請求項2】
請求項1記載のIDカード作成システムにおいて、
前記管理装置の制御によって前記画像データを基に前記対象者のカードを作成するカード作成装置を備え、
前記管理装置は、前記判定内容に基づいて前記カード作成装置を制御し、前記カード作成タイミングが即日と判定された前記画像データに基づく前記カードのみを作成させることを特徴とするIDカード作成システム。
【請求項3】
請求項1又は2記載のIDカード作成システムにおいて、
前記管理装置の制御によって前記画像データを可般型の記憶媒体に記憶させる可般型用記憶装置を備え、
前記管理装置は、前記判定内容に基づいて前記可般型用記憶装置を制御し、前記カード作成タイミングが即日と判定されていない画像データのみ前記記憶媒体に記憶させることを特徴とするIDカード作成システム。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載のIDカード作成システムにおいて、
前記対象者毎の識別情報及び当該識別情報に対応付けられた前記対象者の個人情報を記憶する個人情報記憶装置と、
前記識別情報が入力される入力装置とを備え、
前記判定装置は、前記入力装置に入力された前記識別情報を基に、前記個人情報記憶装置に記憶される前記個人情報を読み出して、前記カード作成タイミングを判定することを特徴とするIDカード作成システム。
【請求項5】
対象者のカード作成タイミングが即日であるか否かを判定する判定装置による判定内容と、前記対象者を撮影する撮影装置により得られた画像データとを対応付けて管理することを特徴とするIDカード作成方法。
【請求項6】
請求項5記載のIDカード作成方法において、
前記カード作成タイミングが即日と判定された前記画像データに基づく前記カードのみを、前記画像データを基に前記対象者のカードを作成するカード作成装置によって作成することを特徴とするIDカード作成方法。
【請求項7】
請求項5又は6記載のIDカード作成方法において、
前記カード作成タイミングが即日と判定されていない画像データのみを、可般型の記憶媒体に記憶させることを特徴とするIDカード作成方法。
【請求項8】
請求項5〜7のいずれか1項に記載のIDカード作成方法において、
前記対象者毎の識別情報及び当該識別情報に対応付けられた前記対象者の個人情報を記憶する個人情報記憶装置から、前記識別情報が入力される入力装置の入力内容を基にして前記個人情報を読み出し、前記カード作成タイミングを判定することを特徴とするIDカード作成方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate