説明

IDカード

【課題】 セキュリティの低い区域内においては外見上、共通の型式であり、セキュリティの高い区域内においては、セキュリティの高い区域に入ることを許可された人と、セキュリティの高い区域に入ることを許可されない人との間で、一目でIDカードの違いがわかる方法を安価な方法で提供することにより、セキュリティの管理レベルをあげること。
【解決手段】 本人確認を目的とし、セキュリティを要する区域で常時携帯し名札として用いるIDカードであって、カードの一部または全部に、特定波長の光照射により色が変化する物質を含むことを特徴とするIDカード。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高度のセキュリティが必要な区域のIDカードに関するものである。
【背景技術】
【0002】
特開2001−155202号公報(特許文献1)には、リライトカードを利用した入退場管理システムの例として、リライトカード印字装置と、入退場者の顔写真を撮影する電子カメラと個人データ保管フアイルとをコンピュータを介して接続関係に置き、入退場者の顔写真と個人データを記録する白濁型、ロイコ型、磁気型のリライトカードを用いることにより、入退場者を容易に確認できるようにすると共に、該リライトカード印字装置でリライトカードの入退場者の顔写真を最新のものに書き換え、かつ、個人データ保管フアイルに格納することを内容とする入退場者管理システムが記載されている。
【0003】
特開2002−207975号公報(特許文献2)には、可逆情報記録媒体のカードを用いた可逆的情報記録利用システムとして、カードに特定の時間や期間ごとに色および画像が書き換わる機能を持たせて利用期限、スケジュールなどの重要情報を目立たせることにより、期限切れなどの情報が容易に認識できる可逆的情報記録利用システムが記載され、また、該カードの可逆記録材料として感熱式のコレステリック液晶化合物を用いることが記載されている。
【0004】
また、特開2004−020596号公報(特許文献3)には、発色の色相が異なる3種類フォトクロミック化合物を個別に含んだ感光層を積層し多色表示を行なう可逆画像表示媒体において、前記3種類の消色状態のフォトクロミック化合物は発色状態に遷移する閾値波長がそれぞれ異なり、かつ積層された最下部の感光層とその上に位置する感光層との間、および最上部の感光層とその下に位置する感光層との間にフォトクロミック化合物を発色させるための光を遮光する遮光層が設けられている可逆画像表示媒体が記載されている。
【0005】
また、特開平9−319877号公報(特許文献4)には、セキュリティシステム(本人確認方法、本人確認装置及び入退室管理システム)例として、ICカード、FDまたは光デイスク等の書換可能記録メデイアを用い、本人確認に必要とされる本人情報を本人確認を行う前にあらかじめ記憶手段に記憶する第1のステップと、この第1のステップにより記憶された本人情報と、被確認者が携帯する情報記録媒体に記憶された本人情報とを照合する第2のステップと、この第2のステップにおける照合結果に基づいて前記被確認者が本人と確認された場合に、前記記憶手段に記憶された本人情報を最新の本人情報に書き換えて情報の更新を行う第3のステップとを有する本人確認方法が記載されている。
【0006】
また、我々は、フルカラーの顔写真の画像が書きかえ可能であることを特徴とする本人確認を目的とした顔写真付きのIDカードにおいて、画像を書き換えるためのエネルギーとして光エネルギーを用い、記顔写真の画像の色材としてフォトクロミック化合物を用いることを特徴とするIDカードを既に開発済み(特願2003−193863号明細書(特許文献5))である。
【0007】
しかしながら、これらIDカードを用いたセキュリティシステムは、カードの製造上、品質管理が難かしく比較的高価であったり、カードの情報処理、取扱いが面倒であったり、耐久性に難があったり、セキュリティ性に若干問題があったり、使用後の破棄に難があったり、あるいは情報処理システムが煩雑である等、いずれも一長一短があり、充分満足なものとは云い難い。
【0008】
特に、限られた人のみが立ち入ることができる区域で働く人の身分を証明する方法として顔写真入のIDカードを胸部付近に取り付ける方法が広く用いられている。顔写真入りのIDカードは誰にでも確認が可能で携帯性に優れている点で便利であるが、以下の問題点を抱えている。
【0009】
たとえばIDカードは同じ企業で働く人間においては共通の型式であるのが一般的であるが、同じ企業内で働く人間でも、社員であれば誰でも入ることができる企業内区域と、セキュリティレベルが高く、特定任務を負った社員のみが入ることができ、一般の社員では入ることができない区域が存在する。セキュリティレベルが高い区域では、磁気情報などで記録されたIDカード情報を読み取り、区域入り口の施錠を管理することが広く行なわれている。しかしながら、多くの人々が働く職場では、鉄道の改札などとは異なり、一回の施錠の開放で何人もの人が入り口を通ることが多く、区域への入場が登録されている人の後ろにくっついてセキュリティ管理区域の入り口を通ろうとすれば、簡単に通れてしまうのが現状である。一度、セキュリティ管理区域に入ってしまえば、先に述べたようにIDカードは同じ企業で働く人間においては共通の型式であるため、その人の管理レベルが外見上判らなくなり、セキュリティの点で問題が多い。
【0010】
セキュリティの高い区域で働く人にだけ、たとえば、通常と色の異なる特別のIDカードを発行することも行なれているが、同じ社内、同じ事業所で働く同じ社員についての人事管理上の公平の問題が一方にはあり、また各個人のセキュリティレベルは仕事の内容によって頻繁に変化するためその都度IDカードを再発行するのは非常に煩雑であり、またコストもかかる。
【0011】
【特許文献1】特開2001−155202号公報
【特許文献2】特開2002−207975号公報
【特許文献3】特開2004−020596号公報
【特許文献4】特開平9−319877号公報
【特許文献5】特願2003−193863号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、セキュリティ性の高いIDカードを提供することにある。
本発明の目的は、上記の従来技術の問題を踏まえ、セキュリティの低い区域内においては外見上、共通の型式であり、セキュリティの高い区域内においては、セキュリティの高い区域に入ることを許可された人と、セキュリティの高い区域に入ることを許可されない人との間で、一目でIDカードの違いがわかる方法を安価な方法で提供することにより、セキュリティの管理レベルをあげることにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
そして、上記課題は本発明のつぎの(1)〜(10)によって解決される。
(1)「本人確認を目的とし、セキュリティを要する区域で常時携帯し名札として用いるIDカードであって、カードの一部または全部に、特定波長の光照射により色が変化する物質を含むことを特徴とするIDカード」;
(2)「前記特定波長の光照射により色が変化する物質はIDカードの表面に塗布されていることを特徴とする前記第(1)項に記載のIDカード」;
(3)「前記特定波長の光照射により色が変化する物質が、フォトクロミック化合物であることを特徴とする前記第(1)項又は第(2)項に記載のIDカード」;
(4)「前記特定波長の光照射により色が変化する物質の表面に、特定波長の光を吸収する物質が塗布されていることを特徴とする前記第(1)項に記載のIDカード」;
(5)「前記特定波長の光照射により色が変化する物質は、復元処理を行なうことによって色が変化する前の状態に戻る特性を有していることを特徴とする前記第(1)項に記載のIDカード」;
(6)「前記復元処理は、特定の温度以上の熱を印加する加熱処理であることを特徴とする前記第(5)項に記載のIDカード」;
(7)「前記復元処理が、前記特定波長の光照射とは異なる別の特定波長の光を照射するものであることを特徴とする前記第(5)項に記載のIDカード」;
(8)「セキュリティを要する区域、および/またはセキュリティを要する区域に入るためのゲートに、前記第(1)項に記載のIDカードに前記特定波長の光照射をするための照明装置が設置されていることを特徴とするセキュリティ管理システム」;
(9)「前記IDカードは、前記フォトクロミック化合物の種類または2種類以上のフォトクロミック化合物を混合する場合の混合比が異なることにより、セキュリティの管理区分毎に有効性が異なるものであることを特徴とする前記第(8)項に記載のセキュリティ管理システム」;
(10)「前記特定波長の光照射をする照明装置の照射波長が、セキュリティの管理区分毎に異なることを特徴とする前記第(8)項又は第(9)項に記載のセキュリティ管理システム」。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の発明では、IDカードの一部または全部に、特定波長の光照射により色が変化する物質を含むことと、セキュリティの高い区域の入り口、または区域内に光照明装置を設けることにより、区域内にいる人のセキュリティレベルが一目で判断できる。
請求項2の発明では、光照射により色が変化する物質はIDカードの表面に塗布されていることにより、必要に応じて表面に塗布した物質を形成または除去することが可能になり、一枚のIDカードのセキュリティレベルを必要に応じて変更させることができるため、低コストのセキュリティシステムを構築することが可能になる。
請求項3の発明では、特定波長の光照射により色が変化する物質がフォトクロミック化合物であることにより、ブラックライトなどの簡便な光照射装置でIDカードの表面を発色させることができるため、低コストのセキュリティシステムを構築することが可能になる。また、フォトクロミック化合物を用いることにより、熱印加、または光照射により元の消色状態に戻すことが可能となり、一度発色させたIDカードでも必要に応じて再利用することができ、低コストのセキュリティシステムを構築することが可能になる。
請求項4の発明では、特定波長の光照射により色が変化する物質の表面に、特定波長の光を吸収する物質が塗布されていることを特徴とすることにより、特定波長の光照射により発色反応を起こす材料の発色を防ぐことができるため、低コストのセキュリティシステムを構築することが可能になる。
請求項5乃至7の発明では、前記特定波長の光照射により色が変化する物質は特定の処理を行なうことによって色が変化する前の状態に戻る特性を有していることにより、仮に色が変化したとしても、元の特性に戻すことができるため、IDカーを再利用することができるため、低コストのセキュリティシステムを構築することが可能になる。
請求項9乃至10の発明では、塗布するフォトクロミック化合物の種類や、セキュリティ区域内に設置する紫外線光源の波長を、セキュリティ区域毎に変えることにより、より細かなセキュリティ管理が実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明者はIDカードの一部または全部に、特定波長の光照射により色が変化する物質を含むことを特徴とする。また、本発明の別の特徴として上記の特定波長の光照射により色が変化する物質は特定の処理(復元処理)を行なうことによって色が変化する前の状態に戻る特性を有していることを特徴とする。
たとえば、好適にはIDカードの表面の一部に紫外線を照射すると発色するフォトクロミック化合物をセキュリティの高い区域に入ることが許された社員のIDカードだけに塗布をしておく。一方、セキュリティの高い区域の入り口、および区域内の所々に紫外線を照射するブラックライトを設置しておく。
【0016】
これによりセキュリティの低い区域では紫外線が照射されないため、一般の社員と外見上同じIDカードであっても、セキュリティの高い区域内においてはセキュリティの高い区域に入ることが許された社員のIDカードは特定の部位が発色状態になるため、人目で一般のIDカードとの違いがわかり、一見でその人のセキュリティレベルが判断できる。
【0017】
上記はセキュリティの高い人のIDカード表面の特定部位が発色することにより、区別をする方法について述べたが、他の例として、IDカードの表面の一部に紫外線を照射すると発色するフォトクロミック化合物を社員共通のIDカードに塗布をしておき、セキュリティの高い区域に入ることが許された社員のIDカードには、さらにフォトクロミック化合物の上に紫外線を遮断する紫外線吸収材を塗布する方法がある。この方法によれば、本来、セキュリティの高い区域に入ることが許されない一般社員が、セキュリティの高い区域に入った場合のみIDカードの表面色の一部が変化するため、一見して部外者であることが誰にでも判り、区域のセキュリティレベルを上げることが可能になる。
なお、紫外線で発色する物質としてフォトクロミック化合物を用いれば、熱の印加や発色したフォトクロミック化合物が吸収する光の照射によって消色状態に戻すことが可能であり、好ましい。
【0018】
元の状態に戻すことによって、一度発色させても、IDカードを再利用することが可能となり、低コストのセキュリティシステムが構築できる。
また、塗布するフォトクロミック化合物の種類や、セキュリティ区域内に設置する紫外線光源の波長を、セキュリティ区域毎に変えることにより、より細かなセキュリティ管理が実現できる。
【0019】
本発明の構成例を図1に示す。IDカード(1)は本人の名前や所属などの情報領域と顔写真領域、およびフォトクロミック化合物が塗布された領域(2)で構成される。
【0020】
本発明で用いるフォトクロミック化合物として、イエロー発色化合物としては、例えば、「2−[1−(3,5−ジメチル−4−イソオキサゾリル)エチリデン]−3−イソプロピリデンコハク酸無水物」、「2−[1−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エチリデン]−3−イソプロピリデンコハク酸無水物」、「2−[1−(2−フェニル−5−メチル−4−オキサゾリル)ステアリリデン]−3−イソプロピリデンコハク酸無水物」などが挙げられる。これらの化合物の発色状態での極大吸収波長は430nm〜460nm程度である。また、マゼンタ発色化合物としては、例えば、「2−[1−(2,5−ジメチル−1−フェニルピラゾリル)エチリデン]−3−イソプロピリデンコハク酸無水物」、「2−[1−(3−メトキシ−5−メチル−1−フェニル−4−ピラゾリル)エチリデン]−3−イソプロピリデンコハク酸無水物、「2−[1−(2−メチル−5−スチリル−3−チエニル)エチリデン]−3−イソプロピリデンコハク酸無水物」などが挙げられる。これらの化合物の発色状態での極大吸収波長は550nm〜560nm程度である。
【0021】
また、シアン発色化合物としては、例えば、「2−[1−(1,2,5−トリメチル−3−ピロリル)エチリデン]−3−イソプロピリデンコハク酸無水物」、「2−[2,6−ジメチル−3,5−ビス(p−ジメチルアミノスチリル)ベンジリデン]−3−イソプロピリデンコハク酸無水物」などが挙げられる。これらの化合物の発色状態での極大吸収波長は640nm程度である。
これらのフォトクロミック化合物は必要とされる色を表示する目的で、単独でも、混合して用いてもよい。
【0022】
また、フォトクロミック化合物は、アクリル系樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂あるいはウレタン樹脂等の樹脂バインダーに分散されていてもよいし、紫外線透過性のある材料から作られたマイクロカプセル中に封入されていてもよい。樹脂バインダーは、塗布膜の強度を保持し、紫外線透過性を著しく阻害せず、また赤外線、遠赤外線透過性を著しく阻害しない程度の使用量であることが好ましい。
【0023】
また紫外線を遮断する紫外線吸収材としては、例えば2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、インドール系色素などが挙げられ、これら紫外線吸収材は、フォトクロミック化合物の塗布層と別に設けられた層であっても、フォトクロミック化合物の塗布層中に存在させてもよい。
【実施例】
【0024】
(実施例1)
IDカード表面の一部に、イエロー発色を示すフォトクロミック化合物である2−[1−(5−メチル−2−p−ピリジル−4−オキサゾリル)エチリデン]イソプロピリデンコハク酸無水物(以下PC−Yと略す)とマゼンタ発色を示すフォトクロミック化合物である2−[1−(2,5−ジメチル−3−チエニル)エチリデン]イソプロピリデンコハク酸無水物(以下PC−Mと略す)とポリスチレン樹脂を1:1:4の重量比で混合し、トルエンに溶解した後、印刷法で2μmの厚みにフォトクロミック層を形成した。このサンプルをサンプル1とする。
【0025】
(実施例2)
実施例1で作成したサンプル1に対して1mW/cmの光強度で中心波長380nmの紫外線を30秒間照射した。サンプル1はフォトクロミック層を形成した部分が赤色に発色し、目視で色の変化が明確に確認できた。
【0026】
(実施例3)
実施例1で作成したサンプル1のフォトクロミック材料塗布層の上に、紫外線の遮光物質としてオリエント化学工業製BONASORB UA-3901[以下S1と略す]を塗布工程により2μmの厚みに形成した。このサンプルをサンプル2とする。
【0027】
(実施例4)
実施例3で作成したサンプル2に対して1mW/cmの光強度で中心波長380nmの紫外線を30秒間照射した。サンプル2は紫外線照射によってもフォトクロミック材料塗布層部分の色の変化は確認できなかった。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明における構成を示した図である。
【符号の説明】
【0029】
1 IDカード
2 塗布領域



【特許請求の範囲】
【請求項1】
本人確認を目的とし、セキュリティを要する区域で常時携帯し名札として用いるIDカードであって、カードの一部または全部に、特定波長の光照射により色が変化する物質を含むことを特徴とするIDカード。
【請求項2】
前記特定波長の光照射により色が変化する物質はIDカードの表面に塗布されていることを特徴とする請求項1に記載のIDカード。
【請求項3】
前記特定波長の光照射により色が変化する物質が、フォトクロミック化合物であることを特徴とする請求項1又は2に記載のIDカード。
【請求項4】
前記特定波長の光照射により色が変化する物質の表面に、特定波長の光を吸収する物質が塗布されていることを特徴とする請求項1に記載のIDカード。
【請求項5】
前記特定波長の光照射により色が変化する物質は、復元処理を行なうことによって色が変化する前の状態に戻る特性を有していることを特徴とする請求項1に記載のIDカード。
【請求項6】
前記復元処理は、特定の温度以上の熱を印加する加熱処理であることを特徴とする請求項5に記載のIDカード。
【請求項7】
前記復元処理が、前記特定波長の光照射とは異なる別の特定波長の光を照射するものであることを特徴とする請求項5に記載のIDカード。
【請求項8】
セキュリティを要する区域、および/またはセキュリティを要する区域に入るためのゲートに、請求項1に記載のIDカードに前記特定波長の光照射をするための照明装置が設置されていることを特徴とするセキュリティ管理システム。
【請求項9】
前記IDカードは、前記フォトクロミック化合物の種類または2種類以上のフォトクロミック化合物を混合する場合の混合比が異なることにより、セキュリティの管理区分毎に有効性が異なるものであることを特徴とする請求項8に記載のセキュリティ管理システム。
【請求項10】
前記特定波長の光照射をする照明装置の照射波長が、セキュリティの管理区分毎に異なることを特徴とする請求項8又は9に記載のセキュリティ管理システム。


【図1】
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【公開番号】特開2006−212831(P2006−212831A)
【公開日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−25657(P2005−25657)
【出願日】平成17年2月1日(2005.2.1)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】