説明

IP電話システム、その店舗サーバ装置、そのコンピュータプログラムおよびデータ処理方法

【課題】商品販売店舗で一般消費者に商品説明などを簡単かつ迅速に提供することができるIP電話システムを提供する。
【解決手段】通信先のアドレスデータと商品識別データIBDとの対応関係をアドレス記憶部210が記憶しているので、IP電話端末100が店頭販売商品SSIから商品識別データIBDを取得すると、対応するアドレスデータが検出されて商品識別データIBDが送信される。この送信に対応して返信される商品関連データIIDをIP電話端末100が出力するので、商品販売店舗でIP電話端末100に店頭販売商品SSIの商品識別データIBDを入力した一般消費者は、その店頭販売商品SSIに関連した商品関連データIIDをIP電話端末100で簡単かつ迅速に取得することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品識別データが付与されている店頭販売商品を一般消費者に販売する商品販売店舗で利用されるIP電話システム、その店舗サーバ装置、そのコンピュータプログラムおよびデータ処理方法、に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、商品販売店舗では様々な店頭販売商品が陳列されて販売されている。その店頭販売商品には、例えば、商品説明が値札やポップなどで一般消費者に提供されていることもある。
【0003】
しかし、より詳細な商品説明を一般消費者が要望することもある。このような場合、例えば、一般消費者は店員に質問することになる。しかし、現在は店頭販売商品が多品種少量生産となっており、膨大な店頭販売商品の詳細な情報を店員が把握していることは困難である。
【0004】
このため、店頭販売商品が陳列されている売場にデータ通信端末を設置するとともに、バックヤードの店舗サーバ装置に商品関連データを登録しておき、一般消費者がデータ通信端末を手動操作することで商品関連データが提示されるシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2006−338275号公報
【特許文献2】特開2001−273420号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述のようなシステムでは、商品販売店舗が専用の商品関連データを店舗サーバ装置に登録しておく必要があるが、前述のように現在は店頭販売商品が多品種少量生産となっているため、その商品関連データを商品販売店舗が店舗サーバ装置に登録することは容易ではない。
【0006】
しかも、事前に用意しておく商品関連データで一般消費者の疑問に完全に対応することは困難である。このため、一般消費者は店頭販売商品への疑問を商品販売店舗の店員に質問し、その店員が商品出荷メーカのサービスセンタに連絡するようなこととなる。
【0007】
この場合、一般消費者は必要な情報を簡単に取得することができず、商品販売店舗と商品出荷メーカの負担も多大である。また、特許文献1のシステムでは、一般消費者が商品関連データを取得するまでに複数段階の手順が必要であり、その操作が煩雑で実用的ではない。
【0008】
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、商品販売店舗で一般消費者に商品説明などを簡単かつ迅速に提供することができるIP電話システム、その店舗サーバ装置、そのコンピュータプログラムおよびデータ処理方法、を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第一のIP電話システムは、商品識別データが付与されている店頭販売商品を一般消費者に販売する商品販売店舗に設置されるIP電話端末と、IP電話端末に搭載されていて店頭販売商品から商品識別データを取得するデータ取得手段と、店頭販売商品を説明する商品オペレータのオペレータ電話端末への通話リンクデータと商品識別データとの対応関係を記憶するリンク記憶手段と、取得された商品識別データに対応して通話リンクデータを検出するリンク検出手段と、検出されたリンクデータでIP電話端末とオペレータ電話端末とを通話させるVoIP回線を通信ネットワークに開設する回線開通手段と、を有する。
【0010】
本発明の第二のIP電話システムは、商品識別データが付与されている店頭販売商品を一般消費者に販売する商品販売店舗に設置されるIP電話端末と、IP電話端末に搭載されていて店頭販売商品から商品識別データを取得するデータ取得手段と、通信先のアドレスデータと商品識別データとの対応関係を記憶するアドレス記憶手段と、取得された商品識別データに対応してアドレスデータを検出するアドレス検出手段と、検出されたアドレスデータで少なくとも商品識別データを送信するデータ送信手段と、商品識別データの送信に対応して返信される少なくとも店頭販売商品に関連した商品関連データを受信してIP電話端末に返信するデータ受信手段と、IP電話端末に搭載されていて返信された商品関連データを出力するデータ出力手段と、を有する。
【0011】
本発明の第一の店舗サーバ装置は、本発明の第一のIP電話システムの店舗サーバ装置であって、店頭販売商品を説明する商品オペレータのオペレータ電話端末への通話リンクデータと商品識別データとの対応関係を記憶するリンク記憶手段と、取得された商品識別データに対応して通話リンクデータを検出するリンク検出手段と、検出されたリンクデータでIP電話端末とオペレータ電話端末とを通話させるVoIP回線を通信ネットワークに開設する回線開通手段と、を有する。
【0012】
本発明の第二の店舗サーバ装置は、本発明の第二のIP電話システムの店舗サーバ装置であって、通信先のアドレスデータと商品識別データとの対応関係を記憶するアドレス記憶手段と、IP電話端末で取得された商品識別データに対応してアドレスデータを検出するアドレス検出手段と、検出されたアドレスデータで少なくとも商品識別データを送信するデータ送信手段と、商品識別データの送信に対応して返信される少なくとも店頭販売商品に関連した商品関連データを受信してIP電話端末に返信するデータ受信手段と、を有する。
【0013】
本発明の第一のコンピュータプログラムは、本発明の第一の店舗サーバ装置のためのコンピュータプログラムであって、店頭販売商品を説明する商品オペレータのオペレータ電話端末への通話リンクデータと商品識別データとの対応関係を記憶するリンク記憶処理と、取得された商品識別データに対応して通話リンクデータを検出するリンク検出処理と、検出されたリンクデータでIP電話端末とオペレータ電話端末とを通話させるVoIP回線を通信ネットワークに開設する回線開通処理と、を店舗サーバ装置に実行させる。
【0014】
本発明の第二のコンピュータプログラムは、本発明の第二の店舗サーバ装置のためのコンピュータプログラムであって、通信先のアドレスデータと商品識別データとの対応関係を記憶するアドレス記憶処理と、IP電話端末で取得された商品識別データに対応してアドレスデータを検出するアドレス検出処理と、検出されたアドレスデータで少なくとも商品識別データを送信するデータ送信処理と、商品識別データの送信に対応して返信される少なくとも店頭販売商品に関連した商品関連データを受信してIP電話端末に返信するデータ受信処理と、を店舗サーバ装置に実行させる。
【0015】
本発明の第一のデータ処理方法は、本発明の第一の店舗サーバ装置のデータ処理方法であって、店頭販売商品を説明する商品オペレータのオペレータ電話端末への通話リンクデータと商品識別データとの対応関係を記憶するリンク記憶工程と、取得された商品識別データに対応して通話リンクデータを検出するリンク検出工程と、検出されたリンクデータでIP電話端末とオペレータ電話端末とを通話させるVoIP回線を通信ネットワークに開設する回線開通工程と、を有する。
【0016】
本発明の第二のデータ処理方法は、本発明の第二の店舗サーバ装置のデータ処理方法であって、通信先のアドレスデータと商品識別データとの対応関係を記憶するアドレス記憶工程と、IP電話端末で取得された商品識別データに対応してアドレスデータを検出するアドレス検出工程と、検出されたアドレスデータで少なくとも商品識別データを送信するデータ送信工程と、商品識別データの送信に対応して返信される少なくとも店頭販売商品に関連した商品関連データを受信してIP電話端末に返信するデータ受信工程と、を有する。
【0017】
なお、本発明の各種の構成要素は、その機能を実現するように形成されていればよく、例えば、所定の機能を発揮する専用のハードウェア、所定の機能がコンピュータプログラムにより付与されたIP電話システム、コンピュータプログラムによりIP電話システムに実現された所定の機能、これらの任意の組み合わせ、等として実現することができる。
【0018】
また、本発明の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要もなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でよい。
【0019】
また、本発明のデータ処理方法は、複数の工程を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の工程を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明のデータ処理方法を実施するときには、その複数の工程の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
【0020】
さらに、本発明のデータ処理方法は、複数の工程が個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある工程の実行中に他の工程が発生すること、ある工程の実行タイミングと他の工程の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
【発明の効果】
【0021】
本発明の第一のIP電話システムでは、店頭販売商品を説明する商品オペレータのオペレータ電話端末への通話リンクデータと商品識別データとの対応関係をリンク記憶手段が記憶しているので、例えば、一般消費者が店頭販売商品の商品識別データをIP電話端末に入力すると、その商品識別データに対応してリンク検出手段が通話リンクデータを検出する。検出されたリンクデータでIP電話端末とオペレータ電話端末とを通話させるVoIP回線を回線開通手段が通信ネットワークに開設するので、商品販売店舗でIP電話端末に店頭販売商品の商品識別データを入力した一般消費者は、その店頭販売商品の詳細な説明などをIP電話端末による商品オペレータとの通話で取得することができる。
【0022】
本発明の第二のIP電話システムでは、通信先のアドレスデータと商品識別データとの対応関係をアドレス記憶手段が記憶しているので、例えば、一般消費者が店頭販売商品の商品識別データをIP電話端末に入力すると、その商品識別データに対応してアドレス検出手段がアドレスデータを検出する。検出されたアドレスデータでデータ送信手段が少なくとも商品識別データを送信すると、その送信に対応して返信される少なくとも店頭販売商品に関連した商品関連データをデータ受信手段が受信してIP電話端末に返信する。IP電話端末に搭載されているデータ出力手段が返信された商品関連データを出力するので、商品販売店舗でIP電話端末に店頭販売商品の商品識別データを入力した一般消費者は、その店頭販売商品の詳細な説明などの商品関連データをIP電話端末で取得することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
本発明の実施の一形態を図面を参照して以下に説明する。本実施の形態のIP電話システム1000は、図1に示すように、商品識別データIBDが付与されている店頭販売商品SSIを一般消費者に販売する商品販売店舗ISSに設置されるIP電話端末100と、IP電話端末100に搭載されていて店頭販売商品SSIから商品識別データIBDを取得するデータ取得部110と、通信先のアドレスデータと商品識別データIBDとの対応関係を記憶するアドレス記憶部210と、取得された商品識別データIBDに対応してアドレスデータを検出するアドレス検出部220と、検出されたアドレスデータで少なくとも商品識別データIBDを送信するデータ送信部230と、商品識別データIBDの送信に対応して返信される少なくとも店頭販売商品SSIに関連した商品関連データIIDを受信してIP電話端末100に返信するデータ受信部240と、IP電話端末100に搭載されていて返信された商品関連データIIDを出力するデータ出力部120と、を有する。
【0024】
より具体的には、本実施の形態のIP電話システム1000では、図2に示すように、商品販売店舗ISSの売場に複数のIP電話端末100が設置されているとともに、商品販売店舗ISSのバックヤードに一台の店舗サーバ装置200が設置されている。この店舗サーバ装置200に複数のIP電話端末100が社内LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークCNで接続されている。
【0025】
また、本実施の形態のIP電話システム1000では、商品販売店舗ISSに店頭販売商品SSIを出荷している商品出荷メーカIFMに、データ管理装置300とオペレータ電話端末であるIP電話端末400とが設置されている。これらのデータ管理装置300とIP電話端末400とはインターネット等の通信ネットワークINで店舗サーバ装置200に接続されている。
【0026】
IP電話端末100は、図3に示すように、IP通信ユニット101、送受器スピーカ102、送受器マイク103、キーボードユニット104、報知スピーカ105、ウェブカメラ111、大型のタッチパネル121、等のハードウェアを有する。IP通信ユニット101は、マイクロコンピュータが内蔵されており、実装されているコンピュータプログラムに対応して上述の各種のハードウェアを統合制御する。
【0027】
店舗サーバ装置200は、いわゆるSIP(Session Initiation Protocol)サーバからなり、実装されているコンピュータプログラムCPに対応してIP電話端末100に各種機能を提供する。
【0028】
このコンピュータプログラムCPは、図4に示すように、商品販売店舗ISSに特化していない汎用的なオペレーティングシステムOSと、商品販売店舗ISSに対応したアプリケーションソフトASからなる。
【0029】
このアプリケーションソフトASは、例えば、各々特有の機能に特化されて事前に用意されている複数種類のウィジェット等のモジュールソフトMS、これらのモジュールソフトMSを商品販売店舗ISSの要望に対応して統合するカスタマイズソフトCS、等からなる。
【0030】
店頭販売商品SSIは、商品販売店舗ISSで販売されて一般消費者が説明を要望する可能性があるもので、例えば、医薬品、化粧品、加工食品、家電製品、コンピュータ周辺機器、自動車部品、などである。商品識別データIBDは、商品販売店舗ISSでの販売処理のために店頭販売商品SSIに付与されている値札のバーコードなどからなる。
【0031】
前述の各部110,120,210〜240は、IP電話端末100および店舗サーバ装置200のコンピュータプログラムに対応した各種機能などに各々相当する。例えば、IP電話端末100のデータ取得部110は、ウェブカメラ111で撮像された店頭販売商品SSIのバーコードを、IP通信ユニット101がコンピュータプログラムに対応して商品識別データIBDに変換する機能などに相当する。
【0032】
アドレス記憶部210は、店舗サーバ装置200が実装されているコンピュータプログラムに対応して認識するHDD(Hard Disc Drive)等の記憶デバイス(図示せず)の記憶エリアなどに相当し、商品出荷メーカIFMのデータ管理装置300のアドレスデータごとに、対応する店頭販売商品SSIの商品識別データIBDが登録されている。
【0033】
アドレス検出部220は、店舗サーバ装置200がコンピュータプログラムとIP電話端末100の出力データとに対応して記憶データを検索する機能などに相当する。データ送信部230は、店舗サーバ装置200がコンピュータプログラムに対応して商品出荷メーカIFMのデータ管理装置300とデータ通信する機能などに相当する。
【0034】
データ受信部240は、店舗サーバ装置200がコンピュータプログラムに対応してデータ管理装置300およびIP電話端末100とデータ通信する機能などに相当する。データ出力部120は、IP電話端末100が実装されているコンピュータプログラムに対応して商品関連データIIDをタッチパネル121で表示出力する機能などに相当する。
【0035】
データ管理装置300は、例えば、商品出荷メーカIFMが店頭販売商品SSIのデータ管理に利用されており、商品識別データIBDごとに商品関連データIIDが登録されている。
【0036】
この商品関連データIIDは、いわゆるハイパーメディアからなり、店頭販売商品SSIを説明するテキストデータ、商品出荷メーカIFMのIP電話端末400への通話リンクデータTLD、が内包されている。
【0037】
この通話リンクデータTLDは、商品出荷メーカIFMのサービスセンタのIP電話端末400の呼出アドレスからなる。このため、商品販売店舗ISSの店舗サーバ装置200は、表示出力された通話リンクデータTLDの入力操作に対応してIP電話端末100,400を通話させるVoIP回線を通信ネットワークに開設する回線開通手段250も有する。
【0038】
上述のような店舗サーバ装置200のためのコンピュータプログラムは、例えば、通信先のアドレスデータと商品識別データIBDとの対応関係を記憶するアドレス記憶処理と、IP電話端末100で取得された商品識別データIBDに対応してアドレスデータを検出するアドレス検出処理と、検出されたアドレスデータで少なくとも商品識別データIBDを送信するデータ送信処理と、商品識別データIBDの送信に対応して返信される少なくとも店頭販売商品SSIに関連した商品関連データIIDを受信してIP電話端末100に返信するデータ受信処理と、を店舗サーバ装置200に実行させるように記述されている。
【0039】
上述のような構成において、商品出荷メーカIFMは、例えば、店頭販売商品SSIを製造して商品販売店舗ISSに出荷する。このような商品出荷メーカIFMは、データ管理装置300に商品関連データIIDを登録することで、店頭販売商品SSIをデータ管理している。
【0040】
商品販売店舗ISSでは、店頭販売商品SSIを売場に陳列して一般消費者に販売する。その場合、一般消費者が店頭販売商品SSIをキャッシャに持参すると、その商品識別データIBDが電子キャッシュレジスタ(図示せず)に取得されることで販売処理が実行される。
【0041】
ただし、本実施の形態のIP電話システム1000では、上述のように店頭販売商品SSIが陳列されている売場にIP電話端末100も設置されている。このIP電話端末100は、例えば、タッチパネル121に「商品説明を御要望の場合は、商品バーコードをカメラに対向させてください」などのガイダンスメッセージを常時表示している。
【0042】
そこで、これを確認した一般消費者が店頭販売商品SSIの説明を要望する場合には、その値札のバーコードをウェブカメラ111に対向させることで商品識別データIBDをIP電話端末100に入力する。
【0043】
すると、このIP電話端末100は、入力された商品識別データIBDを店舗サーバ装置200に送信する。図5に示すように、この商品識別データIBDをIP電話端末100から受信した店舗サーバ装置200は(ステップS1−Y)、その商品識別データIBDに対応するアドレスデータを検索する(ステップS2)。
【0044】
これでアドレスデータが検索されないと(ステップS3−N)、店舗サーバ装置200は「申し訳ありません、この商品の説明は登録されておりません」等のエラーガイダンスをIP電話端末100に返信するので(ステップS14)、これがIP電話端末100のタッチパネル121に表示出力される。
【0045】
一方、店舗サーバ装置200はアドレスデータを検索すると(ステップS3−Y)、そのアドレスデータで商品識別データIBDを特定のコマンドデータなどとともに商品出荷メーカIFMのデータ管理装置300に送信する(ステップS4)。
【0046】
このデータ管理装置300は、上述のように特定のコマンドデータとともに受信した商品識別データIBDで商品関連データIIDを検索して店舗サーバ装置200に返信する。
【0047】
なお、店舗サーバ装置200は、商品識別データIBDを送信してから所定時間が経過しても商品関連データIIDが返信されないと(ステップS5−Y)、「申し訳ありません、この商品のメーカから返信がありません」等のエラーガイダンスをIP電話端末100に返信するので(ステップS14)、これがIP電話端末100のタッチパネル121に表示出力される。
【0048】
一方、データ管理装置300から商品関連データIIDを受信した店舗サーバ装置200は(ステップS6−Y)、その商品関連データIIDをIP電話端末100に返信する(ステップS7)。
【0049】
このIP電話端末100は受信した商品関連データIIDをタッチパネル121に表示出力するので、これで一般消費者は所望の店頭販売商品SSIの詳細な説明などを確認することができる。
【0050】
このとき、商品関連データIIDはハイパーメディアからなり、タッチパネル121には操作アイコンなども表示出力される。このため、一般消費者は所望の操作アイコンを入力操作することで、店頭販売商品SSIの説明文章を切り換えるようなこともできる。
【0051】
また、商品関連データIIDには通話リンクデータTLDも操作アイコンやハイパーテキストとして内包されており、そこには「オペレータへの質問が必要な場合には、ここを操作してください」等のガイダンステキストも表示出力される。
【0052】
そこで、さらに詳細な説明などを要望する一般消費者が通話リンクデータTLDを入力操作すると、これがIP電話端末100から店舗サーバ装置200に送信される。この店舗サーバ装置200は、受信した通話リンクデータTLDでVoIP回線を開通するために商品出荷メーカIFMのIP電話端末400を発呼する(ステップS9)。
【0053】
このIP電話端末400は商品出荷メーカIFMのサービスセンタの商品オペレータに直通として用意されている。そこで、商品オペレータがIP電話端末400をオン状態とすると、これで商品販売店舗ISSと商品出荷メーカIFMとのIP電話端末100,400にVoIP回線が開通される(ステップS10−Y)。
【0054】
なお、このVoIP回線が開通されないと(ステップS10−N)、店舗サーバ装置200は、「申し訳ありません、オペレータに電話が繋がりません」等のエラーガイダンスをIP電話端末100に返信するので(ステップS14)、これがIP電話端末100のタッチパネル121に表示出力される。
【0055】
一方、上述のようにVoIP回線が開通されると(ステップS10−Y)、これで商品販売店舗ISSの一般消費者と商品出荷メーカIFMの商品オペレータとがIP電話端末100,400で通話できる状態となる(ステップS11)。
【0056】
このため、一般消費者は商品関連データIIDでは取得できなかった詳細な説明などを商品オペレータから取得することができる。なお、一般消費者か商品オペレータがIP電話端末100,400をオフ状態とすると、これを検出した店舗サーバ装置200は(ステップS12−Y)、VoIP回線を切断して初期状態に復帰する(ステップS13)。
【0057】
本実施の形態のIP電話システム1000では、上述のように通信先のアドレスデータと商品識別データIBDとの対応関係を店舗サーバ装置200が記憶しているので、一般消費者が所望により店頭販売商品SSIの商品識別データIBDをIP電話端末100のウェブカメラ111に対向させると、これで取得された商品識別データIBDに対応して店舗サーバ装置200がアドレスデータを検出する。
【0058】
この店舗サーバ装置200は検出したアドレスデータで商品識別データIBDを商品出荷メーカIFMのデータ管理装置300に送信するので、このデータ管理装置300は受信した商品識別データIBDに対応した商品関連データIIDを店舗サーバ装置200に返信する。
【0059】
この店舗サーバ装置200が受信した商品関連データIIDがIP電話端末100のタッチパネル121に表示出力されるので、これで一般消費者は所望の店頭販売商品SSIの詳細な説明などを確認することができる。
【0060】
このとき、一般消費者は店頭販売商品SSIの商品識別データIBDをIP電話端末100のウェブカメラ111に対向させるだけで商品関連データIIDを確認できるので、その操作が簡単で直感的に実行することができる。
【0061】
しかも、その商品識別データIBDは商品販売店舗ISSでの販売処理のために店頭販売商品SSIに付与されているバーコード等からなる。このため、商品関連データIIDの取得のために専用の商品識別データIBDを店頭販売商品SSIに付与する必要がない。
【0062】
特に、IP電話端末100は、ウェブカメラ111でバーコードを撮像して商品識別データIBDを取得する。このため、特別なデバイスを必要とすることなく商品識別データIBDを取得することができる。
【0063】
また、商品関連データIIDは商品出荷メーカIFMで店頭販売商品SSIのデータ管理のために従来からデータ管理装置300に登録されている。このため、一般消費者に提供するために専用の商品関連データIIDを作成して登録する必要がない。
【0064】
しかも、商品関連データIIDは商品出荷メーカIFMのデータ管理装置300に登録されているので、店舗サーバ装置200に登録しておく必要がない。このため、商品販売店舗ISSに煩雑な作業が必要なく、店頭販売商品SSIが仕様変更されたような場合でも常時最新の商品関連データIIDを一般消費者に提供することができる。
【0065】
さらに、商品関連データIIDはハイパーメディアからなり、IP電話端末100のタッチパネル121に表示出力されるので、一般消費者は商品関連データIIDを直感的に手動操作して所望の詳細情報などを取得することができる。
【0066】
しかも、IP電話端末100のタッチパネル121に表示出力される商品関連データIIDには通話リンクデータTLDも内包されており、これを一般消費者が手動操作すると商品出荷メーカIFMのIP電話端末400で商品オペレータと通話できる状態となる。
【0067】
このため、一般消費者は商品関連データIIDでは不明な詳細情報なども商品オペレータとの通話で取得することができる。特に、一般消費者には最初に商品関連データIIDが提供されてから商品オペレータに通話回線が開通される。このため、一般消費者は段階的に商品説明を取得することになり、商品オペレータの負担を必要最小限とすることができる。
【0068】
さらに、一般消費者は店頭販売商品SSIの商品識別データIBDをIP電話端末100のウェブカメラ111に対向させてタッチパネル121に表示出力された通話リンクデータTLDを手動操作すれば商品オペレータへの通話回線が開通されるので、その操作が極めて簡単で直感的に実行することができる。
【0069】
しかも、上述の通話回線はVoIP回線からなるため、商品販売店舗ISSや商品出荷メーカIFMに通話料金が発生することもない。さらに、このIP電話端末100,400での通話時にもウェブカメラ111やタッチパネル121を利用することができる。
【0070】
このため、一般消費者が店頭販売商品SSIの要部をウェブカメラ111に撮像させて商品オペレータに質問することや、商品オペレータが特定の画像データをタッチパネル121に表示出力させて一般消費者に説明するようなこともできる。
【0071】
さらに、店舗サーバ装置200のコンピュータプログラムCPは、前述のように汎用的なオペレーティングシステムOSと、商品販売店舗ISSに対応したアプリケーションソフトASからなり、そのアプリケーションソフトASは、各々特有の機能に特化されて事前に用意されている複数種類のウィジェット等のモジュールソフトMS、これらのモジュールソフトMSを商品販売店舗ISSの要望に対応して統合するカスタマイズソフトCS、等からなる。
【0072】
このため、各種の商品販売店舗ISSに対応した店舗サーバ装置200のコンピュータプログラムCPを簡単に構築することができ、商品販売店舗ISSの各種の要望に簡単に対応することができる。
【0073】
なお、本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。例えば、上記形態では一般消費者が店頭販売商品SSIの商品識別データIBDをIP電話端末100に入力すると、これに対応して店舗サーバ装置200が商品出荷メーカIFMのデータ管理装置300から取得した商品関連データIIDがIP電話端末100のタッチパネル121に表示出力され、その商品関連データIIDに内包されている通話リンクデータTLDが入力操作されると商品出荷メーカIFMのIP電話端末400への通話回線が開通されることを例示した。
【0074】
しかし、店舗サーバ装置が、店頭販売商品を説明する商品オペレータのオペレータ電話端末への通話リンクデータと商品識別データIBDとの対応関係を記憶するリンク記憶手段と、取得された商品識別データIBDに対応して通話リンクデータを検出するリンク検出手段と、検出されたリンクデータでIP電話端末とオペレータ電話端末とを通話させるVoIP回線を通信ネットワークに開設する回線開通手段と、を有してもよい(図示せず)。
【0075】
この場合、一般消費者が店頭販売商品SSIの商品識別データIBDをIP電話端末100に入力すると、商品出荷メーカIFMのIP電話端末400への通話回線が即座に開通される。
【0076】
このため、一般消費者は簡単かつ迅速に商品オペレータと通話することができる。なお、このような店舗サーバ装置が、通話回線の開通と同時に商品関連データを受信してIP電話端末100に表示出力させてもよい(図示せず)。
【0077】
また、上記形態では一般消費者が無条件に商品オペレータと通話できることを例示した。しかし、これで悪戯電話が頻発するような場合には、例えば、商品販売店舗ISSが一般消費者ごとに発行している店舗カードの顧客IDなどをIP電話端末100に入力させてから通話回線を開通してもよい。
【0078】
さらに、上記形態ではIP電話端末100がウェブカメラ111で店頭販売商品SSIのバーコードを撮像して商品識別データIBDを取得することを例示した。しかし、当然ながらIP電話端末100がウェブカメラで店頭販売商品SSIの二次元コードやテキストデータなどを撮像して商品識別データIBDを取得してもよい。
【0079】
また、IP電話端末が、バーコードリーダや磁気リーダやRFID(Radio Frequency Identification)リーダなどの入力デバイスを有し、それで店頭販売商品SSIのバーコードや磁気ストライプやRFIDチップから商品識別データIBDを取得してもよい(図示せず)。
【0080】
さらに、上記形態ではIP電話システム1000の店舗サーバ装置200によりIP電話端末100に各種機能が提供されることを例示した。しかし、前述の店舗サーバ装置200の各部210〜の機能の一部ないし全部をIP電話端末に直接に実装することも不可能ではない(図示せず)。
【0081】
また、本実施の形態ではIP電話システム1000の各部がコンピュータプログラムにより各種機能として論理的に実現されることを例示した。しかし、このような各部の各々を固有のハードウェアとして形成することもでき、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせとして実現することもできる。
【0082】
さらに、上記形態では公共の通信ネットワークINとして現状のインターネットを利用することを例示した。しかし、このような通信ネットワークとして特定のWAN(Wide Area Network)や次世代のインターネットであるNGN(Next Generation Network)などを利用してもよい。
【0083】
なお、当然ながら、上述した実施の形態および複数の変形例は、その内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。また、上述した実施の形態および変形例では、各部の構造などを具体的に説明したが、その構造などは本願発明を満足する範囲で各種に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【0084】
【図1】本発明の実施の形態のIP電話システムの論理構造を示す模式図である。
【図2】IP電話システムの物理構造を示すブロック図である。
【図3】IP電話端末の物理構造を示すブロック図である。
【図4】店舗サーバ装置のコンピュータプログラムの論理構造を示す模式図である。
【図5】店舗サーバ装置のデータ処理方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0085】
100 IP電話端末
101 IP通信ユニット
102 送受器スピーカ
103 送受器マイク
104 キーボードユニット
105 報知スピーカ
110 データ取得部
111 ウェブカメラ
120 データ出力部
121 タッチパネル
200 店舗サーバ装置
210 アドレス記憶部
220 アドレス検出部
230 データ送信部
240 データ受信部
250 回線開通手段
300 データ管理装置
400 IP電話端末
1000 IP電話システム
AS アプリケーションソフト
CN 通信ネットワーク
CP コンピュータプログラム
CS カスタマイズソフト
IBD 商品識別データ
IFM 商品出荷メーカ
IID 商品関連データ
IN 通信ネットワーク
ISS 商品販売店舗
MS モジュールソフト
OS オペレーティングシステム
SSI 店頭販売商品
TLD 通話リンクデータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品識別データが付与されている店頭販売商品を一般消費者に販売する商品販売店舗に設置されるIP(Internet Protocol)電話端末と、
前記IP電話端末に搭載されていて前記店頭販売商品から前記商品識別データを取得するデータ取得手段と、
前記店頭販売商品を説明する商品オペレータのオペレータ電話端末への通話リンクデータと前記商品識別データとの対応関係を記憶するリンク記憶手段と、
取得された前記商品識別データに対応して前記通話リンクデータを検出するリンク検出手段と、
検出された前記リンクデータで前記IP電話端末と前記オペレータ電話端末とを通話させるVoIP(Voice Over IP)回線を通信ネットワークに開設する回線開通手段と、を有するIP電話システム。
【請求項2】
通信先のアドレスデータと前記商品識別データとの対応関係を記憶するアドレス記憶手段と、
取得された前記商品識別データに対応して前記アドレスデータを検出するアドレス検出手段と、
検出された前記アドレスデータで少なくとも前記商品識別データを送信するデータ送信手段と、
前記商品識別データの送信に対応して返信される少なくとも前記店頭販売商品に関連した商品関連データを受信して前記IP電話端末に返信するデータ受信手段と、
前記IP電話端末に搭載されていて返信された前記商品関連データを出力するデータ出力手段とを、
さらに有する請求項1に記載のIP電話システム。
【請求項3】
商品識別データが付与されている店頭販売商品を一般消費者に販売する商品販売店舗に設置されるIP電話端末と、
前記IP電話端末に搭載されていて前記店頭販売商品から前記商品識別データを取得するデータ取得手段と、
通信先のアドレスデータと前記商品識別データとの対応関係を記憶するアドレス記憶手段と、
取得された前記商品識別データに対応して前記アドレスデータを検出するアドレス検出手段と、
検出された前記アドレスデータで少なくとも前記商品識別データを送信するデータ送信手段と、
前記商品識別データの送信に対応して返信される少なくとも前記店頭販売商品に関連した商品関連データを受信して前記IP電話端末に返信するデータ受信手段と、
前記IP電話端末に搭載されていて返信された前記商品関連データを出力するデータ出力手段と、
を有するIP電話システム。
【請求項4】
前記データ受信手段は、前記店頭販売商品を前記商品販売店舗に出荷する商品出荷メーカのオペレータ電話端末への通話リンクデータが内包されている前記商品関連データを受信し、
前記データ出力手段は、前記商品関連データを表示出力するとともに前記通話リンクデータへの入力操作を受け付け、
前記IP電話端末は、表示出力された前記通話リンクデータの入力操作に対応して前記IP電話端末と前記オペレータ電話端末とを通話させるVoIP回線を通信ネットワークに開設する回線開通手段を、さらに有する請求項3に記載のIP電話システム。
【請求項5】
前記データ受信手段は、少なくとも前記店頭販売商品を説明するテキストデータが内包されている前記商品関連データを受信し、
前記データ出力手段は、前記商品関連データを表示出力する請求項2ないし4の何れか一項に記載のIP電話システム。
【請求項6】
前記アドレス記憶手段は、前記店頭販売商品を前記商品販売店舗に出荷する商品出荷メーカのデータ管理装置の前記アドレスデータを記憶しており、
前記データ受信手段は、前記データ管理装置に登録されている前記商品関連データを受信する請求項2ないし5の何れか一項に記載のIP電話システム。
【請求項7】
前記データ取得手段は、前記商品販売店舗での販売処理のために前記店頭販売商品に付与されている前記商品識別データを取得する請求項1ないし6の何れか一項に記載のIP電話システム。
【請求項8】
複数の前記IP電話端末と、
少なくとも前記リンク記憶手段と前記リンク検出手段と前記回線開通手段とを有して複数の前記IP電話端末とデータ通信する店舗サーバ装置と、
を有する請求項1に記載のIP電話システム。
【請求項9】
前記データ取得手段を有する複数の前記IP電話端末と、
前記アドレス記憶手段と前記アドレス検出手段と前記データ送信手段と前記データ受信手段とを有して複数の前記IP電話端末とデータ通信する店舗サーバ装置と、
を有する請求項3に記載のIP電話システム。
【請求項10】
請求項8に記載のIP電話システムの店舗サーバ装置であって、
前記店頭販売商品を説明する商品オペレータのオペレータ電話端末への通話リンクデータと前記商品識別データとの対応関係を記憶するリンク記憶手段と、
取得された前記商品識別データに対応して前記通話リンクデータを検出するリンク検出手段と、
検出された前記リンクデータで前記IP電話端末と前記オペレータ電話端末とを通話させるVoIP回線を通信ネットワークに開設する回線開通手段と、
を有する店舗サーバ装置。
【請求項11】
請求項9に記載のIP電話システムの店舗サーバ装置であって、
通信先のアドレスデータと前記商品識別データとの対応関係を記憶するアドレス記憶手段と、
前記IP電話端末で取得された前記商品識別データに対応して前記アドレスデータを検出するアドレス検出手段と、
検出された前記アドレスデータで少なくとも前記商品識別データを送信するデータ送信手段と、
前記商品識別データの送信に対応して返信される少なくとも前記店頭販売商品に関連した商品関連データを受信して前記IP電話端末に返信するデータ受信手段と、
を有する店舗サーバ装置。
【請求項12】
請求項10に記載の店舗サーバ装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記店頭販売商品を説明する商品オペレータのオペレータ電話端末への通話リンクデータと前記商品識別データとの対応関係を記憶するリンク記憶処理と、
取得された前記商品識別データに対応して前記通話リンクデータを検出するリンク検出処理と、
検出された前記リンクデータで前記IP電話端末と前記オペレータ電話端末とを通話させるVoIP回線を通信ネットワークに開設する回線開通処理と、
を前記店舗サーバ装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
【請求項13】
請求項11に記載の店舗サーバ装置のためのコンピュータプログラムであって、
通信先のアドレスデータと前記商品識別データとの対応関係を記憶するアドレス記憶処理と、
前記IP電話端末で取得された前記商品識別データに対応して前記アドレスデータを検出するアドレス検出処理と、
検出された前記アドレスデータで少なくとも前記商品識別データを送信するデータ送信処理と、
前記商品識別データの送信に対応して返信される少なくとも前記店頭販売商品に関連した商品関連データを受信して前記IP電話端末に返信するデータ受信処理と、
を前記店舗サーバ装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
【請求項14】
請求項10に記載の店舗サーバ装置のデータ処理方法であって、
前記店頭販売商品を説明する商品オペレータのオペレータ電話端末への通話リンクデータと前記商品識別データとの対応関係を記憶するリンク記憶工程と、
取得された前記商品識別データに対応して前記通話リンクデータを検出するリンク検出工程と、
検出された前記リンクデータで前記IP電話端末と前記オペレータ電話端末とを通話させるVoIP回線を通信ネットワークに開設する回線開通工程と、
を有する前記店舗サーバ装置のデータ処理方法。
【請求項15】
請求項11に記載の店舗サーバ装置のデータ処理方法であって、
通信先のアドレスデータと前記商品識別データとの対応関係を記憶するアドレス記憶工程と、
前記IP電話端末で取得された前記商品識別データに対応して前記アドレスデータを検出するアドレス検出工程と、
検出された前記アドレスデータで少なくとも前記商品識別データを送信するデータ送信工程と、
前記商品識別データの送信に対応して返信される少なくとも前記店頭販売商品に関連した商品関連データを受信して前記IP電話端末に返信するデータ受信工程と、
を有する前記店舗サーバ装置のデータ処理方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2009−253734(P2009−253734A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−100381(P2008−100381)
【出願日】平成20年4月8日(2008.4.8)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】