説明

LCDディスプレイのための細長い発光体構造

【課題】安価に製造でき、最小肉厚を有し、十分な均一性、高輝度及び高レベルの効率性を有する色混合を提供するLEDバックライト解決策を提供する。
【解決手段】本発明の固体導波路は、対向するTIR面を備える固体導波路であって、a)半導体光源からの光を結合するための少なくとも1つの光入力面、b)少なくとも1つの混合部、c)少なくとも1つの発光面、及びd)1つのTIR面上又はTIR面間に位置する所望パターンの光方向転換特徴をさらに備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスプレイのためのバックライト装置及び該装置を用いる液晶ディスプレイの技術に関する。特に本発明は、半導体光源を備える液晶ディスプレイ(LCD)バックライトに関する。
【背景技術】
【0002】
液晶ディスプレイ(LCD)は、ブラウン管(CRT)モニタのコンパクトかつ軽量な代替品を提供するが、特にこれらのデバイスの相対的サイズが大きいときに、LCDディスプレイの画質がまだ十分ではない多くの用途がある。大型LCDパネル、例えば、ラップトップコンピュータ又は大型ディスプレイに用いられるものなどは、透過型であり、したがって、バックライトを必要とする。LCDパネルの背後に配置されるこの種の光供給面は、光を外向きにLCDの方へ向ける。
【0003】
バックライティングのための従来の手法は、光ガイドプレート、1種以上の増強フィルム、偏光フィルム、反射面及び他の光調整要素を備える冷陰極蛍光(CCFL)光源の様々な配置を用いる。側面に取り付けられたCCFLを用いる従来のフラットパネルバックライト解決策は、ディスプレイサイズが増大すると、ますます望ましくなくなり、特に表示域が大きくなると、製造時に又は熱のために反りやすくなり得る。小型デバイスに従来用いられている光ガイドバックライト技術は、低い明度又は輝度レベルによって、また、例えば、デジタルテレビに必要とされるように、ディスプレイサイズが増大するときの不十分な均一性に関連する問題によってますます妨げになっている。LCDディスプレイ及び他のディスプレイ並びに照明用途向けの既存のバックライト装置は、平行に並べられたCCFLの列を用いることが多く、比較的非効率となり得る。これらのディスプレイ解決策は、また、CCFL及びその支持フィルム並びにLCパネル背後の面を収容する必要があるため、比較的厚くなり得る。CCFL光源自体は、これらのデバイスが若干の水銀を含有するため、廃棄に関して環境問題を起こす。従来のCCFLに基づくバックライトによる均一性及び明るさの問題を補償するために、いくつかの支持フィルム、例えば、比較的高コストの反射偏光フィルムなどが、従来、バックライトとディスプレイとの間に置かれるか又はディスプレイの後に配置されている。周知の通り、CCFLのスペクトル特性は、他のタイプの光源と比べると、比較的不十分である。
【0004】
バックライティング用途に用いられるCCFLに固有の問題及び制限に直面し、研究者達は、代替のバックライティング手法を追求する意欲を持っている。発光ダイオード(LED)を用いるいくつかの解決策が提案されている。LEDの明るさ、色出力及び全体的性能の近年の進歩は、コストの削減が続く中で、LED、レーザ及び半導体光源全般を特に魅力的にしている。しかしながら、LED及びレーザは、点光源として作動するので、適切な解決策は、バックライティングに必要とされる光の均一な面を提供し、かつ必要な色均一性を提供するために、この光を方向転換して拡散する必要がある。
【0005】
LEDを用いてバックライト照明を提供するための1つの手法は、例えば、M.Zeiler,J.Huttner,L.Plotz及びH.Ottによる「Late−News Paper:Optimization Parameters for LED Backlighting Solutions」と題する論文(SID 2006 Digest、1524〜1527頁)に記載されているようなアレイ配置を用いることである。この種の解決策を用いて、赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)のLEDを用いたLED群のアレイは、LCDディスプレイのバックライトとして配置される。2種類の群、すなわちRGGB及びRGBが記載されている。同様に、Deloy等の「Method and Apparatus for Backlighting a Dual Mode Liquid Crystal Display」と題する米国特許第6,789,921号は、インストルメントパネルに用いられるアレイ配置を記載している。しかしながら、例えば、ある種のインストルメントパネル用及び非常に高性能なモニタ及びテレビパネル用などの特殊な用途を除いて、アレイ配置は、不十分な色及び明るさの均一性、部品点数の多さ、高熱及び寸法要件の問題によって、有望とは思われない。
【0006】
光ガイドは、一連の光を形成するために、点光源からの光の拡散に用いられている。例えば、Kawai等の「Light Guide,Illuminating Device Having the Light Guide,and Image Reading Device and Information Processing Apparatus Having the Illuminating Device」と題する米国特許第5,499,112号は、その長さに沿って分散された取り出し特徴を有する1つの光ガイドを用いて、1以上のLEDからの光を方向転換して走査装置内で一連にすることを開示している。DuNah等の「Lighting Panel」と題する米国特許第5,400,224号は、バックライティングのために背面全体にわたってランダムな粗さに処理された複数の光ガイドを有する成形パネルアセンブリを記載している。
【0007】
LED光を光ガイドパネルに沿ってより大きい面積にわたって再分散するために、いくつかの解決策が提案されている。提案された1つの解決策は、1つのLEDからの光を大型光パネル全体に拡散するオハイオ州ブレックスビルのGlobal Lighting Technologies Inc.のMicroLens(商標)成形光ガイドである。同様に、Parkerの「Light Emitting Panel Assemblies」と題する米国特許出願公開第2003/0123246号は、光をパネルに向け直す光学的「変形部」を備える複数の点光源を用いた小型光パネルを示している。
【0008】
他のタイプの解決策は、最初に、LED、ランプ又は他の点光源からの光を線に沿って向け、次に、この光をパネル全体にわたって拡散する。例えば、Tai等の「Light Expanding System for Producing a Linear or Planar Light Beam from a Point−Like Light Source」と題する米国特許第5,835,661号は、一連の光を光パネルへ向けて領域全体に分散させるビーム拡大ライトパイプを記載している。同様に、Cassarly等の「Efficient Luminaire with Directional Side−Light Extraction」と題する米国特許出願公開第2005/0231973号は、展示又は陳列ケースなどの場合に、光をバックプレーンに沿って方向転換するために、光取り出し構造を備えるライトパイプを用いている。この手法のさらに別の例として、Abe等の「Illumination Device」と題する米国特許第5,857,761号は、点光源の光を光放射板に広げる光ガイドを記載している。
【0009】
さらに他のバックライティング解決策は、1つの光源からの光を方向付け、次いで、LCDパネルの背後に放射するために、その光を拡散処理するためのフレキシブル光学ファイバを採用している。この手法の様々なバージョンが、例えば、Kim等の「Back Lighting Apparatus of Liquid Crystal Display Using Optical Fiber」と題する米国特許第6,714,185号及びKaschkeの「Optical Fiber Light Emitting Apparatus」と題する米国特許第5,542,016号に記載されている。
【0010】
上記の例が証明するように、LEDバックライティングを提供するという目的に向けられた多くの研究がある。しかしながら、提案されたいくつかの解決策があるとはいえ、特に、標準的なラップトップサイズ以上のディスプレイパネルのバックライティングの問題に直面した場合、それぞれのタイプの解決策には固有の重要な欠点がある。Deloy等の上記‘921号の開示で提案された2次元マトリックスは、安価に実施することが困難であり、比較的高コストで分厚く、均一性問題を起こしやすい。Kawai等の上記‘112号の開示に記載された光ガイドの配置は、ディスプレイバックライティング用途ではなく、一連の均一な光を必要とする走査用途に対して最適化される。DuNah等の上記‘224号の開示に記載された成形パネルの配置は、一般的照明には十分に機能するかもしれないが、フルカラーディスプレイ用途には均一性の問題を起こしやすい。この種の解決策は、より大きいサイズでは製作にますます費用がかかり、熱及び機械的圧力による反りが起こりやすい。さらに重要なことに、そのような解決策は、良好な色混合を提供せず、半導体光源を用いる用途にはあまり適していない。点光源とパネルの構造、例えば、Parkerの上記‘3246号の出願に記載された構造などは、非実用的であり、より大きいサイズのディスプレイでは色及び明るさに関して均一性の問題を示す。光ガイドとバックパネルの配置、例えば、Tai等の上記‘661号の開示に記載された配置などは、非効率的であり、不十分な均一性になりやすく、比較的小さいディスプレイにしか適さない。処理した光ファイバの使用は、小型の携帯型ディスプレイには有利であるが、デスクトップ又は大型ディスプレイの設計には非実用的で非効率である。
【0011】
これらの欠点に加えて、従来の解決策は、一般に、LCディスプレイの広範囲の商品化及び採用のために必要とされる高品質のカラー画像処理に関する重要な課題に対処できていない。色域は、ディスプレイ設計者にとって特に関心がある1つの重要な検討事項である。従来のCCFLは、多くの用途に受け入れられる色品質の基準を提供し、NTSC色域の最大約70%まで提供する。これは、ラップトップ及びコンピュータモニタ用途に許容可能であるが、フルカラーテレビディスプレイに必要とされる程度には達していない。
【0012】
CCFL光源と対照的に、LED及び他の半導体光源は、それらの比較的高度なスペクトル純度のために、NTSC色域の100%以上を提供することが本質的に可能である。この拡張した色域を提供するために、3色以上の異なる色のLED又は他の半導体光源が必要とされる。LED又は他の半導体光源を用いる場合に、そのような拡張した色域を支援するために、バックライト装置による高レベルの色混合が必要とされる。画像ディスプレイ技術の当業者に周知のように、例えば、赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)のLEDなどの半導体光源を用いる場合に、十分な色均一性を達成することは、特に困難である。より大きい面積の光ガイド、例えば上記の光ガイドなどを採用する従来のバックライティング解決策は、相当に劣った色混合を提供する。
【0013】
大型ディスプレイの場合のバックライティングに関する他の課題としては、低コストのアセンブリ、光効率、均一性及び小型化が必要であることが挙げられる。前述したように、従来のLEDバックライティング解決策は、これらの追加的な要件を満たすために必要とされる程度には達していない。さらに、反射偏光子の必要性を排除することは、特に有用であり、それは均一性及び明るさが十分に改善される限り可能であると考えられる。
【非特許文献1】論文「Late−News Paper:Optimization Parameters for LED Backlighting Solutions」,SID 2006 Digest,1524〜1527頁
【特許文献1】米国特許第6,789,921号明細書
【特許文献2】米国特許第5,499,112号明細書
【特許文献3】米国特許第5,400,224号明細書
【特許文献4】米国特許出願公開第2003/0123246号明細書
【特許文献5】米国特許第5,835,661号明細書
【特許文献6】米国特許出願公開第2005/0231973号明細書
【特許文献7】米国特許第5,857,761号明細書
【特許文献8】米国特許第6,714,185号明細書
【特許文献9】米国特許第5,542,016号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
したがって、安価に製造でき、最小肉厚を有し、十分な均一性、高輝度及び高レベルの効率性を有する色混合を提供するLEDバックライト解決策の必要性があるといえる。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明は、対向するTIR面を備える固体導波路であって、
a)半導体光源からの光を結合するための少なくとも1つの光入力面、
b)少なくとも1つの混合部、
c)少なくとも1つの発光面、及び
d)1つのTIR面上又はTIR面間に位置する所望パターンの光方向転換特徴
をさらに備える固体導波路を提供する。
【0016】
本発明は、また、バックライト装置のバリエイション及びバックライト装置を用いるディスプレイも提供する。光を提供するためのプロセスも開示される。本発明の特徴は、複数の照射チャネルを用いるバックライトを提供することである。
【発明の効果】
【0017】
本発明の利点は、ディスプレイに対してエリアバックライティングを提供するために、半導体光源を採用することである。本発明の装置は、拡張可能であり、より大きいサイズのLCパネルに特に適合可能である。
【0018】
本発明のさらなる利点は、光ガイドプレート又は他の平面型パネルの必要性を排除することであり、そしてそれは、バックライト構成要素のコスト及び寸法プロファイルを低減するのに役立つ。
【0019】
本発明のこれらの目的及び他の目的、特徴並びに利点は、本発明の例示的実施形態が示され、記載される図面とともに以下の詳細な説明を読めば当業者に明白となるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明は、ディスプレイ用途、特にLCディスプレイパネル、例えば、液晶テレビ、医療診断ディスプレイ、画像ディスプレイ及び軍用ディスプレイに用いられるものなどによく適しているバックライト装置を提供する。さらに、本発明のバックライト装置は、半導体照明が有利な他の照明用途に用いることができる。
【0021】
本開示の文脈の中では、用語「半導体光源」は、照明技術の当業者によって一般に認められた従来の意味を有し、半導体材料から形成される発光光源の一種を指す。半導体光源には、例えば、発光ダイオード(LED)、有機発光ダイオード(OLED)及び高分子発光ダイオード(PLED)のほかに半導体レーザも含まれる。一般に、本明細書で用いられる用語「半導体光源」は、小さな点状光源からなる任意の光源を意味するが、発光源の設計は、放出される光が非点状に見えるように平行化されるか又は拡散されるようにすることができる。複数の半導体光源のアレイは、広範な非点状光源の光を混合するように、ある態様で又はレンズ要素とともに配置され得る。
【0022】
本開示の文脈の中では、光の方向が、上向きとして記載される。したがって、バックライト装置は、照明面から上向きに光を発する。そして、用語「下」及び「上」は、この方向指定に従う。ディスプレイパネルは、例えば、LCディスプレイデバイス又は光バルブの他のアレイなどの透過型空間光変調デバイスである。発光体及び光チャネルに関して本明細書で用いられる用語「線形」又は「細長い」は、幅より長さがはるかに長いことを意味し、典型的には、一方向(長さ方向)においてはほぼディスプレイの長さに等しいが、他方向(幅方向)においてはその長さに到底達しない。これらの用語は、一直線状又は蛇のように曲線状であってもよい。例としては、四角形、直線形、円形、三角形のような様々な端部断面形状を挙げることができ、又はそれらは2以上の形状から成る複合形状であってもよい。発光体又は光チャネルの少なくとも1つの面は、光チャネルの全内部反射を取り出し又は他の方法で分割又は方向転換するための手段を含み得る。そのような手段は、一様に明るい外観を提供する態様で実行され得る。
【0023】
本明細書で用いられる用語「細長い発光体」と「ライトバー」は、同一である。用語「Ra」は、表面の山頂から谷底までの高さの差の尺度である。表面地形は、表面の機能を特定する際にきわめて重要である。
【0024】
表面の粗さは、3つの基本的なカテゴリーに分類される異なる方法で測定することができる。
・表面高さの平均的挙動を与える統計記述子。例えば、平均粗さRa、二乗平均平方根粗さRq、歪度Sk及び尖度Kである。
・個別の事象に左右される極値記述子。例は、最大山頂高さRp、最大谷底高さRv及び最大の山頂から谷底までの高さRmaxである。
・複数の事象に基づいて表面の変化を記述するテクスチャ記述子。この記述子に関する例は、相関長である。
これらの記述子の中で、Ra尺度は、一般的な技術的手法において通常採用される最も効率的な表面粗さの尺度の1つである。それは、表面における高さ変化の良好な一般的記述を与える。機械的測定及び光学的測定の両方がある。通常、きわめて滑らかな表面仕上げが検討される場合には、光学手段が粗さを測定するために用いられる。コヒーレント光が粗面を照らすとき、表面の各点からの回折波が互いに干渉して、明るい領域と暗い領域の木目柄のように見えるパターンを形成する。このスペックル画像の空間統計的特性は、表面特性に関連付けることができる。2つの異なる照射ビームによって同一の表面から生成される2つのスペックルパターンの相関度は、粗さパラメータとして用いることができる。
【0025】
代理人整理番号93433の米国特許出願の実施形態は、参照によって本明細書に組み込まれる。本発明において有用な細長い発光体を有する固体導波路は、照明面に沿って延び、光を上方に、すなわちディスプレイパネルの方向に向け直す。ディスプレイパネル及び照明面は、実質的に平行である。光チャネルアレイからの光の主な方向は、上向きであり、ディスプレイパネルに向けられる。画像技術の当業者によく理解され得るように、細長い発光体は、それらがx軸の通常方向に延び、かつy軸に沿っていくらか離間されるように、直交して配置され得る。後の説明及び図では、y軸に沿って延びるように示されているが、直交配置が代わりに用いられ得る。本発明に有用ないくつかの実施形態では、細長い発光体は、細長い発光体間に25mm未満の中心間距離を有する。
【0026】
細長い発光体の光チャネルは、その幅寸法W又は厚さ寸法Tをはるかに超える長さ寸法Lを有する。長さLは、幅寸法Wの5倍より大きいことが好ましい。幅寸法W及び厚さ寸法Tは、互いに2倍以下で異なることが好ましい。一実施形態では、寸法T及びWは、ほぼ等しい。寸法W及びTを長さLよりはるかに小さく維持することにより、細長い光チャネル18に向けられた光が、全内部反射(TIR)によってこの光ガイド構造を通って伝播されるため、色混合及び均一性が改善する。細長い発光体の光チャネルは、TIRを用いるため、きわめて効率的であり、光取り出し要素によってもたらされる意図した方向を除いて、非常に低い光損失で済む。本発明に有用な他の実施形態では、光入力面の面積に対する細長い発光体の長さは、100/1より大きい比を有する。
【0027】
固体の細長い発光体の光チャネルの剛性は、照明面とディスプレイパネルとの間の距離が最良に一定に保たれるため、より均一な光出力を提供するのに役立つ。本開示の文脈の中では、記述的用語「剛性」は、それ自体の重量によって目に見える反り又は曲げを示さない要素に用いられる。この配置は、また、光チャネルアレイへの細長い光チャネルのアセンブリを簡素化する。断面において、細長い光チャネルは、正方形、長方形又は円形であっても、若しくは他の何らかの形状を有してもよい。例えば、固体の細長い光チャネルは、LED光源からの光の混合を改善するために、様々に湾曲した側壁を有し得る。断面形状又は寸法は、細長い光チャネルが後の例に示されているようにテーパであるか又はその断面形状において別の形に変化するように、細長い光チャネルの長さにわたって変化してもよい。有用な実施形態は、テーパに関連する2つ以上の傾斜を有してもよく又は一定に変化する傾斜を有する半径であってもよい。そのような実施形態では、光入力面から始まり短距離の間続く混合部を有することが有用であり得る。長距離が有用であるが、20〜60mmの光混合部が良好な色混合を提供するのに十分であることが見いだされている。本明細書に記載されるようなテーパは、本発明の固体導波路の長さに沿って均一な明るさを提供するのに有用である。2000cd/mを超える軸上輝度をもたらす導波路を設けることが好ましい。
【0028】
前述したように、RGB LEDを用いるときに、高レベルの色均一性を達成することは、重要な課題となり得る。白色光LEDなどの1つのLEDを代わりに用いてもよい。あるいは、例えば、RGGB構成を設けたり、シアン、オレンジ又は他の色を追加したりするなど、追加の色LEDが、明度を増大するか又は色域を広げるために使用され得る。後でより詳細に説明するように、他の照明構成もまた可能である。いくつかの実施形態では、光入力面ごとに複数の半導体光源を備えることが有用となり得る。長さの長い細長い発光体の場合、光入力面ごとに複数の光源を備えることで、高レベルの出力で動作する必要なしに、かつ半導体光源が焼損する潜在的リスクなしに、より多くの光をもたらす。複数の光源を備えることは、また、十分な明るさを維持しながら、十分な光が固体導波路の離れた部分に確実に達するようにするのにも役立つ。
【0029】
本発明の固体導波路とともに使用され得る別の機能を持った様々なフィルムがある。これらは、顔料、空気の細孔又は内部ガラスビーズを用いたバルク型ディフューザとすることができるディフューザを含むが、これに限定されるものではない。あるいは、ディフューザは、表面型ディフューザ、例えば、透明バインダとともに単一又は複数サイズのビーズを有するビーズ面とすることができる。フレネルレンズ型ディフューザも使用され得る。本発明に有用であるディスプレイにおける固体導波路の使用は、光拡散、光コリメーション、輝度増強、偏光、光変調、光フィルタリング、光源からなる群から選択される少なくとも1つの機能をさらに含むことができる。そのような機能は、より高い明度、良好な軸上並びに軸外観察をもたらすのに有用である。光のコリメーション、拡散及び散乱は、観察者に対して最も快適な観察状態を提供するために光を操作するのに役立つ。
【0030】
上述の光管理フィルムは、例えば、ミネソタ州セントポールの3M社の製品であるVikuiti(商標)薄い輝度増強フィルムなどの様々なタイプの光増強フィルム又は輝度増強フィルムを含むが、これに限定されるものではない。反射偏光子などの偏光子を設けることもできる。フィルム及びそれらの機能は、複数の機能を有する1つのフィルムに組み合わされてもよい。
【0031】
細長い発光体は、いくつかの構造のうちのいずれかに分散され得る。隣接する細長い発光体間の分離距離は、必要な明るさ、面積及び均一性などの因子に基づいて変化することができる。隣接する細長い発光体は、隣接することができるが、光学的に結合されない。一体ブリッジは、本発明の図のうちのいくつかに示されているように、プロファイルの一部に、1つ又は複数の細長い発光体を接合してもよい。そのような一体ブリッジは、改善された剛性を提供するのに有用であり、かつ細長い発光体間に改善した明るさの均一性を提供するのに役立ち得る。
【0032】
曲線因子は、必要な明るさレベルを達成するとともに、異なる波長の光源が用いられるスペクトル成分を混合するために、重要な検討事項となり得る。それぞれの細長い発光体の曲線因子は、光を光チャネルに向ける1つ又は複数の光源の表面積と光チャネルの入射光表面積の比として計算されることになる。バックライト装置の曲線因子は、細長い発光体の発光面積の和と装置の照明面の表面積の比として計算されることになる。
【0033】
光源
それぞれの細長い発光体は、少なくとも1つの独立した半導体光源16を有する。半導体光源は、それが光を供給するという点で独立することができる。
【0034】
半導体光源16は、前述したように、LEDとすることができる。LEDは、高い輝度及び優れたスペクトル特性のおかげで利点に恵まれている。LEDは、狭い波長域内で直接光を放出するので、それによって、従来の光源に勝る改善された色域を与える照明を提供することが可能である。例えば、CCFL光源は、LCDパネルで使用されたときに、NTSC色域の約70%を提供する。LED光源は、NTSC範囲の100%以上を達成することができる。LEDは、また、それらが高速でパルス化され得るため、利点に恵まれている。
【0035】
細長い発光体及び特に本発明の混合部を備える固体導波路は、LEDに高度の色混合を提供する。光ガイドプレート及び他の従来の解決策とは異なり、細長い発光体と、相対的に狭い幅寸法を有する光チャネルを形成する混合部とを備える固体導波路は、優れた色混合を提供する。この構成は、光が混合部と細長い発光体の光チャネルによって提供される経路の下方とを伝搬したときに、相当数の反射を引き起こす。TIR活動。赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)のLEDは、光チャネル18の一端又は両端にLEDのRGBトライアドとして配置され得る。あるいは、1つ又は複数の色の複数のLEDを有するRGGB構成が、緑色光レベルを高めるために使用され得る。あるいは、R、G及びBのLEDが、例えば、1つの光チャネルが一端に赤色LED及び緑色LEDを有し、他端に緑色LED及び青色LEDを有するように、光チャネルの異なる端部に分散され得る。任意に、白色光LED又は他の色のLEDなどの第4のLEDが、光チャネルの一端又は両端に配置され得る。他の実施形態では、個々の光チャネルのそれぞれが、例えば、3つの隣接する光チャネルが、それぞれ赤色LED、緑色LED及び青色LEDを有するように、1色の光源を有することができる。
【0036】
干渉フィルタが、光を個々の細長い光チャネルの中に向けるために使用され得る。
【0037】
光源は、混合RGB光又は白色光がディスプレイ面に供給されるように、連続的に点灯することができる。あるいは、色の順次バックライティング配置も可能である。一実施形態では、R、G及びBは、対応する光源16を順々に起動することによって、バックライト装置から高速で循環される。あるいは、線形走査が、バックライト装置の表面を横切るスクロールシーケンスで生成されたR、G及びB又は他の色で提供され得る。次いで、ディスプレイ面が、画素の対応する行又は列を同じシーケンスで起動して、順次変調された色を生成することができる。そのような配置により、例えば、LCディスプレイでは、カラーフィルタアレイが不要となる。シアン、マゼンタ及びイエローなどの混合色が、光源のタイミングを合わせた起動を用いて交互に生成され得る。
【0038】
あるいは、レーザ光源が、本発明の細長い発光体に使用され得る。それらの相対スペクトル純度及び高速応答時間は、レーザをいくつかのタイプのディスプレイ用途に対する魅力的な代替手段にする。レーザの高い輝度レベル及び高い光学出力レベルにより、1つの光源が複数の細長い発光体の光チャネルを照射することが可能となり得る。
【0039】
細長い発光体と併用され得る別の光源としては、有機発光ダイオード(OLED)及び高分子発光ダイオード(PLED)を挙げることができる。
【0040】
光チャネル
細長い発光体の光チャネルは、合わせガラスなどの様々なタイプのガラスを含む透明性の高い材料から形成される。使用され得るプラスチックとしては、PMMA、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアミド、ポリスルホン、ポリオレフィン、環状オレフィン及びそれらのコポリマーが挙げられる。光チャネルは、熱安定性及び光安定性を改善するために添加物を有してもよい。材料の光透過率は、約90%を上回るべきである。意図的に処理される場合を除いて、光チャネルの表面は、光学仕上げとするべきである。高い屈折率nが、その有利な光ガイド特性のために好ましい。
【0041】
製造では、細長い発光体の光チャネルは、キャスト、プロファイル押出成形又は成形され得る。加熱や研磨などによる材料のさらなる調整が、改善された光学性能を達成するために有利となり得る。高度の平滑性を有する固体導波路及び細長い発光体を提供することも有用である。50nm Ra未満の粗さを有するTIR面を有することは、光が粗面に当たったときに散乱することによる光漏れを最小限に抑えるのに役立つ。粗面は、光のTIRを離散させ、かつその角度を変化させ、したがって、光は、細長い発光体から望まれないポイントで出射する可能性がある。これは、細長い発光体の全体的な有効性を減じる可能性がある。
【0042】
高度のスチフネスすなわち剛性は、光チャネルを大型背面装置用のモジュール構成要素として設けるために有利である。高い剛性は、ライトパイプアレイの簡単な扱い及び組み立てやすさを可能にする。10mNを超える剛性が好ましい。クリップ、ホルダ又は他の支持体は、より長い長さの光チャネルの場合に、弛み又は撓みの防止に役立つように、使用され得る。光チャネルは、曲げを抑制するのに十分な幅寸法Wを有するべきである。必要に応じて、追加の支持構造が、横からの曲げを防止するために使用され得る。
【0043】
細長い発光体の光チャネルは、本出願に示される実施形態では、光源から少しだけ離れて置くことができる。しかしながら、光源を細長い光チャネルの中に埋め込むことも可能である。
【0044】
光取り出し特徴
本開示の図に示されているように、光取り出し要素及び/又は光方向転換特徴に関していくつかの実施形態がある。細長い発光体の光方向転換特徴の基本機能は、普通ならTIRによって通される光を方向付け、それによって、光を転向させ、次いで、細長い光チャネルの目視側から放出させることである。これは、下記を含むいくつかの方法で行うことができる。
(i)発光面を形成するための光チャネルの処理。表面処理のタイプは、細長い光チャネルのエッジに沿って、すなわち、ディスプレイに面する表面に沿って光方向転換構造を形成することを含む。例えば、1つの手法は、長さ方向Lに沿ってプリズム構造のアレイを形成することである。使用される微細構造は、TIRを妨げるために、プリズム、ピラミッド、半球又は他の明確な形状である。これらは、個別の要素として形成され、又は列方向に位置合わせされる、主として底面構造又はいくつかの実施形態では側面構造である。微細構造は、光源からの距離の関数としての様々な形状及びサイズから成形又は別の方法で形成することができる。さらに、光取り出し特徴が、本発明の実施形態で使用され得る。光取り出し特徴は、通常、細長い発光体の目視側にある。この手法の一例は、前掲のTai等の米国特許第5,506,929号で与えられている。細長い光チャネル18の表面は、また、光取り出し要素20を設けるために、粗くてもよいし、研磨されていてもよい。エンボス加工又は圧力を用いて、光取り出し特徴を形成することができる。
(ii)光取り出しフィルム構成要素の適用。この目的のために可能なフィルムの1つが、参照によって本明細書に組み込まれる、同一出願人による、Lee等の「Brightness Enhancement Film Using A Linear Arrangement Of Light Concentrators」と題する米国特許出願公開第20050270798号に記載されている。光取り出しフィルムのストリップは、例えば、接着剤を用いて、細長い光チャネル18の表面に適用することができる。使用される接着剤は、感圧性又は感熱性でよく、紫外線又は電子ビーム放射線を用いる硬化性でもよい。エポキシなどの化学的架橋材料を別法として用いることもできる。広い温度範囲(−40〜85℃)に耐えることができる接着剤が、LCDディスプレイ用途に必要とされることが多い。より高い温度範囲(60〜85℃)及びより高い相対湿度(65℃で95%)に耐えることができる接着剤が好ましい。高度の光透過性が好ましい。添加剤は、接着剤の屈折率を修正するために使用され得る。先の細いディスペンサ又は熱溶融性接着剤ディスペンサが、フィルム構成要素の各部分を側壁(ディスプレイパネル又は光チャネル18の目視側の方へ向けられる発光面)に取り付けるために使用できる。製造では、光チャネル18が隣り合って置かれ、次いで、フィルムを一方の面に取り付け、次いで、形を整えて分離するか、又はパッケージ化して貼付されたフィルムとともに用いることができる。任意の接着付着した材料は、高熱状態の下で曲げ力を与えないように、慎重に選択される必要がある。
任意に、細長い発光体の発光面は、その上に光取り出し構造を形成するように特徴付けられてもよい。光チャネルの一部は、光方向転換微細構造を形成するように、ローラなどを使用して成形されるか、又は別の方法で処理され得る。細長い発光体が射出成形される場合には、表面光取り出し構造(それらのメス型)は、型の一部として形成され得る。次いで、ポリマーが注入され冷却されたときに、光取り出し構造は、細長い発光体の一体部分になる。
(iii)印刷ドット。反射ドットのパターンは、その発光面に対向する光チャネルのベース部分に沿って印刷され、光チャネルから光を外向きに方向転換するために使用され得る。印刷ドットは、様々な密度及びサイズであってもよく、より均一な光出力を提供するのに役立つ。この種の手法を用いる光取り出し技術の例としては、前掲のAbe等の米国特許第5,857,761号に記載されているものが挙げられる。
(iv)細長い光チャネルの成形。光チャネルは、テーパ形状で形成され得る。一実施形態では、光チャネルは、テーパ状であり、かつディスプレイ面の全幅に延びている。
(v)体積散乱。他のオプションとして、ミクロン規模の粒子が、屈折率の不整合による散乱を作り出すように、光チャネル18の内部に分散され得る。
(vi)内部ミラー。Wang等の「Modular,High−Intensity Fiber Optic Backlight for Color Displays」と題する米国特許第6,104,371号に記載されているように、TIRは、光ガイド内部に形成される反射構造によって中断され得る。
【0045】
上述の(i)〜(vi)に列挙されたこれらのタイプの処理の組み合わせも使用され得る。光取り出し特徴は、個別の要素とすることができる。光チャネルの長さに沿って均一な発光を提供するために、結合された領域のサイズ及び密度は、半導体光源からの光チャネルに沿った距離の関数として変化することができる。例えば、光チャネルの各端部にLED光源がある場合、光取り出し特徴は、端部の方よりも中心付近により高密度で分散され得る。あるいは、光方向転換要素の分布密度は、一方向に実質的に連続することもできる。
【0046】
光方向転換は、複数の面で提供され得る。LCD及び出力面から最も遠い光チャネルの反対側は、通常、光漏れを防止するために平滑面を設けるが、別法として、光取り出し量を増やすために、構造化、処理又は粗面化されてもよい。
【0047】
光方向転換要素は、ディスプレイパネル24又は他の光出力面に面する細長い発光体の光チャネルに成形、エンボス加工、加圧、接着、印刷又は積層され得る。
【0048】
色シフトの監視
LED及び他のタイプの半導体光源に関する1つの周知の問題は、若干の色シフトをもたらしうるスペクトルの安定性及び精度に関する。オプションの色センサが、1つ又は複数の細長い発光体の構成要素として設けられてもよい。色センサは、経年劣化、熱、あるいはLED又は他のタイプの光源間の製造誤差のためにありうるような色シフトを補償する制御ループに使用され得る。任意に、特定のライトパイプに最も近い画素の画像データが、検出された色シフトを補償するように調整され得る。
【0049】
システムの検討
現在利用可能ないくつかのデバイスのうちのいずれかを使用すると、本発明の細長い発光体は、2000〜6000nit又はそれ以上の高レベルの照明を提供することができる。高いエネルギーレベルでは、発熱が、一部の用途におけるLEDで問題となり得る。バックライト装置は、1つ又は複数のヒートシンク、冷却ファン又は動作中に過剰な熱を消散させるのに役立つ他の機構を設けることができる。有利には、本発明の装置及び方法を用いる場合に、熱消散構成要素が、LCDパネルから離れたディスプレイデバイスの周縁部に沿って配置され得る。
【0050】
本発明に有用な実施形態は、対向するTIR面を備える固体導波路であって、
半導体光源からの光を結合するための少なくとも1つの光入力面と、
少なくとも1つの混合部と、
少なくとも1つの発光面と、
1つのTIR面上又はTIR面間に位置する所望パターンの光方向転換特徴とをさらに備える固体導波路を含む。
混合部を備えるそのような実施形態は、きわめて均一な光混合を提供し、導波路、特に細長い発光体を有する導波路に結合される光の量を最大にするのに役立つ。光方向転換特徴は、細長い発光体の長さに沿って均一な明るさを提供するように、制御された態様で光を方向転換するのに役立つ。他の実施形態は、固体導波路の照明面全体を横切る均一な光を提供する態様で配置された細長い発光体のアレイを提供する。さらに、導波路は、少なくとも2つの対向するTIR面を有し、最も有用な実施形態は、少なくとも2つの他のTIR面を有する。通常、細長い発光体の多くは、3次元の面で光をTIRすることを可能にする実質的に正方形から長方形の外形を有する。注目すべきは、他の実施形態は、円形又はやや楕円形の断面形状を有してもよいことである。この実施形態では、それは連続するTIRプロファイルであるが、任意のポイントで光を発光体の長さに沿って伝播するのに役立つ対向するTIR面がある。そのようなプロファイルは、それらが制御されていない態様で光のTIRを分割することができる形状の隅を有していないため、有用である。
【0051】
本発明に有用な他の実施形態では、細長い発光体の一体部分である光混合部がある。通常、混合部は、光入力面から始まり、発光体長さの全部又は一部に延在しうる。最も好ましい実施形態では、光混合部は、数mmだけ延在し、この開示の中の様々な図によって示されるように、細長い発光体のバランスは、そのプロファイルにおいて変化し得る。混合部の中で、主要な機能は、異なる色温度の複数の光源からの光を混合することであり、したがって、光指向特徴が実質的にない混合部を有することが好ましい。これは、固体導波路及び細長い発光体に均一な色温度を提供する態様で混合されたすべての波長を有する真の白色を保証するのに役立つ。
【0052】
LEDからの光出力は、著しく半球である傾向があり、広範囲の角度で光を投影する。本発明に有用な実施形態は、光入力面に関して様々な形状を有し得る。光入力面は、平面形状、テーパ形状、凸形状、凹形状、凹凸形状、多面形状、部分反射形状、TIR調整形状からなる群から選択される少なくとも1つの形状を備え得る。そのような形状は、可能な限り多くの光を捕捉して、それを導波路及び発光体に向ける際に有用であり、高度の明るさを提供する。さらに、光入力面の設計及び一部の場合には光源及び光入力面の周囲の領域の設計は、光を前記固体光ガイドの中で臨界TIR角に調整する手段をさらに備える刻み目を有し得る。さらに、光を臨界TIR角に調整する手段は、反射体、散乱体、プリズムからなる群から選択される少なくとも1つをさらに含む。
【0053】
本発明の固体導波路及び細長い発光体は、プリズム、ドット、反射体、変化する傾斜からなる群から選択される少なくとも1つを含む所望のパターンの光方向転換特徴を有し得る。
【0054】
本発明の細長い発光体を備える他の固体導波路は、混合部から細長い発光体の中心又は反対端までの傾斜が変化するテーパ状発光体を有してもよい。
【0055】
変化する傾斜は、前記少なくとも1つの混合部の光ガイド側から始まる少なくとも1つのテーパを備え得る。
【0056】
他の実施形態では、テーパは、中心、前記少なくとも1つの発光面の反対側、前記光ガイドの反対端、反射体からなる群から選択される群の少なくとも1つで終わる。
【0057】
他の有用な実施形態では、テーパを有する固体導波路は、半径を含む。浅くかつ連続する態様で傾斜が変化することによって、細長い長さに沿って提供される光は、きわめて均一な態様で方向転換される。それは、良好な明るさを保証するのにも役立つ。
【0058】
これに有用な他の実施形態では、固体導波路は、少なくとも2つの異なる傾斜を有するテーパを有し得る。そのような実施形態は、光の均一な光伝播を提供するのに役立つ。ディスプレイの均一な光照明及び良好な目視を提供するために、テーパは、さらに光方向転換特徴の設計を考慮して調整され得る。
【0059】
本発明の固体導波路は、少なくとも2つの細長い発光体を接続するブリッジをさらに備え得る。ブリッジは、細長い発光体の弛みを最小にするように追加された強度を提供することに加えて、互いに対して固定位置で細長い発光体を保持するのに有用である。ブリッジは、細長い発光体に適用されても、又は導波路の一体部分として形成されてもよい。ブリッジが、ディスプレイの目視側にある場合には、ブリッジは、発光体からの固定距離で他のフィルムを保持するのに有用な薄い平面であってもよい。いくつかの実施形態では、ブリッジは、該ブリッジに他のフィルムを結合するために使用され得る。上記平面は、また、導波路及びディスプレイに追加の機能性を加えるように、さらにテクスチャされ又は特徴付けられてもよい。
【0060】
本発明に有用な固体導波路の他の実施形態では、少なくとも1つの空気の領域がある。そのような導波路は、所望の形状を得るために型又は機械加工で直接形成され得る。
【0061】
本発明の固体導波路は、正方形、長方形、三角形、円形からなる群から選択される端部断面形状を有する、少なくとも1つの細長い発光体をさらに備え得る。
【0062】
他の実施形態では、本発明の固体導波路は、光を横向きに前記少なくとも1つの発光面の方へ拡散するための領域をさらに備える少なくとも1つの細長い発光体をさらに備え得る。そのような実施形態は、細長い発光体間で均一な光を提供するのに有用である。
【0063】
本発明の固体導波路は、目視側に少なくとも1つの発光面を有し得る。2つ以上のビュー面を有することにより、一般的な照明用途で有用となり得る。
【0064】
本発明の固体導波路は、また、光を実質的に前記発光面の方へ方向転換する手段を備える細長い発光体間に領域をさらに備え得る。そのような実施形態は、本発明の図に示されている。その領域は、細長い発光体間に均一な照明を提供するように、粗面化、湾曲化又は構造化され得る。これをよりよく達成するために、細長い発光体が側面発光の手段を備える固体導波路を設けることが好ましい場合がある。
【0065】
他の実施形態では、本発明の固体導波路は、細長い発光体として光ファイバを有してもよく、ここで、前記少なくとも1つの細長い発光体は、光ファイバである。そのようなファイバは、制御された光漏れの領域をさらに含み得る。そのような制御された漏れは、発光体の長さに沿ってより高い明るさを提供するのに有用であり、均一な照明を提供するように、それを所望の位置に取り出す手段を有する。
【0066】
他の実施形態では、TIRクラッディングをさらに提供する細長い発光体を設けることが好ましい場合がある。TIRクラッディングは、コアの屈折率とは異なる屈折率を有する材料である。そのようなクラッディングは、細長い発光体によって光を長距離伝播する際に有用である。
【0067】
本発明の別の実施形態では、固体導波路は、光ガイドのビューエリアの実質的に外側に少なくとも1つの光混合部を備える。この実施形態では、半導体光源からの光は、固体導波路において均一な色温度の白色光を提供するように、混合され得る。外部光混合部を設けることによって、従来の光ガイドプレートは、十分な混合と均一な色温度の白色光を提供できる。
【0068】
本発明の固体導波路は、また、ディスプレイの一部であってもよい。このディスプレイは、光拡散、光コリメーション、輝度増強、偏光、光変調、光フィルタリング、光源からなる群から選択される少なくとも1つの機能をさらに備え得る。
【0069】
本発明の実施形態は、光源、特に半導体光源をさらに備える。本発明に有用な導波路は、ポリカーボネート、ポリスルホン、紫外線硬化モノマー及びPMMAなどの様々な材料から作ることができる。PMMAは、高レベルの透過率を有するため好適であり、固体導波路及び細長い発光体を形成するための様々な手段で加工され得る。さらに、PMMAは、高レベルの剛性を有し、細長い発光体内での散乱を最小にするために、直接、光学的に研磨又は形成され、それによって、その長さに沿って、さらに光が発光面に向かって方向転換される場合にも、光の透過率を最大にすることができる。本発明の固体導波路は、25nm未満の表面粗さ(Ra)を有し得る。いくつかの実施形態では、細長い発光体の所望のポイントで制御された漏れを提供することが好ましく、表面は、25nmを超える粗さを備え得る。この粗さは、また、特殊効果のために、光を特定の位置に方向転換するためのパターンに与えられてもよい。表面粗さRaは、非常に滑らかな面に対して、火炎研磨し、光学研磨化合物として知られる液体グリットの組み合わせを施すことによって又はキャスト若しくは押出成形することによって得ることができる(上記の組み合わせが用いられてもよい)。所望の滑らかさを得るための別の手段は、流れさせて、フィルム及び表面を非均一にすることを可能にするポリマーによって表面をフラッドコートすることであってもよい。そのような場合に、ポリマー及びPMMAの屈折率を一致させることが好ましい場合がある。
【0070】
本発明の固体導波路は、その長さに沿って10%未満の輝度均一性を提供するように設計され得る。これは部分的に、それらの高さ、密度、サイズ、位置、傾斜角度又は粗さに関して、光方向転換特徴の設計を制御することによって達成することができる。細長い発光体の基本設計は、また、それらの断面形状だけでなく、固体導波路及び細長い発光体の光入力面に結合する良好な光を提供する際にも変化し得る。目的は、可能な限り細長い発光体に入射する最も高いレベルの光を提供することである。これに役立つであろう設計のいくつかが、本発明の図に示されている。面の入力側は、反射防止コーティング又は反射防止面によってさらにコーティングされ、表面の反射を最小限に抑え、光の4%の損失を可能にすることも留意されるべきである。半導体光源からの光出力の100%を捕捉することが好ましい。別の手段は、空気以外の材料の中に光出力側を埋め込むことによって、直接的に光源を光学的に結合することであってもよい。そのような材料としては、高温シリコーンベースの接着剤、紫外線硬化モノマー及びオリゴマーのほか、PMMAの溶剤バージョンが挙げられるがこれらに限定されない。LEDの熱に関する限り、本発明のそのような他の実施形態は、温度が上昇しないように、光源を有する金属フィンなどのヒートシンク、ファンから光源に直接的に適用される冷却空気又は排気をさらに備える。図面に示されていないが、LEDカップルは、固体導波路の下に配置され、擬似の下部反射パンによって分離される。光は、一連のミラー又は当技術分野で周知の他の導波路手段によって結合されてもよい。
【0071】
細長い発光体を有する固体導波路は、100/1を上回る、前記少なくとも1つの入力面の面積に対する長さの比を有し得る。そのような形状は、光の良好な全内部反射を提供し光損失を最小限に抑えるのに役立つ。
【0072】
本発明の固体導波路は、色混合部を有してもよく、該色混合部は、長さが20〜60mmであり、細長い発光体の1つ又は複数の光入力面に実質的に隣接している。これは、光の均一な色温度を達成するのに役立つため好ましい。これは、設計と結合され、光方向転換特徴が、2000cd/mより大きい軸上輝度を提供する本発明の固体導波路を提供する際にすべて有用である。さらに、前記少なくとも1つの発光面に対して実質的に垂直に方向転換される半導体光源からの光を提供することが好ましい。そのような態様では、他のフィルムが、良好な軸外輝度を提供するだけでなく、高レベルの軸上輝度も提供するように光を方向付けるために使用され得る。望ましくは、細長い発光体及びディスプレイ形態の長さに沿って、約10%未満の輝度均一性である。
【0073】
実施形態1
図1は、非目視側にある底面プリズム状構造、目視側13及び非目視側14(目視側に対向する側)を有する細長い発光体11の側面図である。ライトバーは、また、少なくとも1つの光入力端部15及び少なくとも1つの半導体光源16を有する。プリズム状構造12は、光の量及び相対的方向を制御するために、一定の角度又は可変角度のいずれかの内抱角を成す特徴を有し得る。さらに、プリズム状構造は、光入射側からの距離の関数として特徴の密度(形状、サイズ及び角度)が可変であってもよい。2つの光入力側面を有すように示されているが、反対側に任意の反射体を有する1つのみの光入力側面を有するものでもよい。本発明の他の実施形態は、非目視側14及び目視側13のいずれかに他の光制御要素をさらに備えてもよいことを留意すべきである。機能的な態様としては、拡散、鏡面反射、光整形(コリメーション、拡散、方向の変化及び偏光(吸収偏光、反射偏光、円偏光、楕円偏光及び他の手段)を含む)、光取り出し、光学結合、光変調及び光フィルタリングが挙げられるがこれらに限定されない。これらの機能及び他の機能は、細長い発光体に組み込まれてもよく、任意の順序で接着されても、接着されなくてもよく、又はその組み合わせであってもよい。光入力端部は、反射防止機能をさらに含んでもよい。細長い発光体は、また、意図しない任意の光取り出しを最小限に抑えるように、ある程度仕上げ又は研磨された側面及び端面を有してもよい。ライトバー及びプリズム状特徴は、また、照明の色混合及び均一性を提供するために、その形状及び寸法及び密度が変化してもよい。
【0074】
実施形態2
図2は、前図のさらなる変形である。図2Aは、目視側13及び非目視側14を有する細長い発光体である。取り出し特徴間のそのピッチが連続である目視側表面取り出し特徴22があり、非目視側には(ドットエリア対非ドットエリアに対して)そのサイズ及び/又は密度が可変である表面パターン(例えば、ドット又は他の形状)がある。ドットパターンは、印刷されても、又は表面上に他の方法で堆積又は形成されてもよい。非目視側は、その相対サイズ、密度及び反射率が、半導体光源16からの関数として可変であってもよい。均一な光取り出しを提供するために、非目視側のドットの密度は、細長い発光体の中心に向かって増大する。この実施形態及び他の実施形態は、目視側を有するものとして記載されているが、多くのディスプレイ用途において、ライトバーのこの側は、1つ又は複数の介在層、フィルム、他の特徴又は物体がある場合があり、ライトバーの直接目視を可能にしないために、直接的に見えない可能性があることは留意すべきである。目視側は、光が主に観察者に向かって向けられるか、又は他の方法で主に照らされる側である。図2Bは、また、目視側13に可変密度表面取り出し特徴21を備え、目視側に対向する側に可変密度印刷ドットパターン23を備える細長い発光体である。印刷ドットパターンは、密度、サイズ、形状及び反射率が可変であってもよいことは留意すべきである。通常、取り出し器又は印刷ドットのいずれの密度は、より高い密度を有する中心に対して光入力端部15の近くで低い。ドットのパターン及び又は取り出し器は、均一な光混合及び照明を提供するために調整される。光が光源16から遠くに進めば進むほど、密度は、細長い発光体の長さに沿って増大する。
【0075】
実施形態3A及び実施形態3B
図3Aは、本発明の別の実施形態であり、光ガイドプレートから材料の一部を除去することによって、一体の細長い発光体パターンが形成される。一体の細長い発光体は、また、成形されてもよい。相互接続されるパターンは、細長い発光体にさらなる剛性のほか、細長い発光体状のセグメント間で移動する光のためのさらなる経路も提供する。実施形態の平面図及び斜視図の両方が、図3Aに示される。半導体光源16及び空隙32があり、空隙32は、固体の細長い発光体部分34の中の光源からの光のTIR(全内部反射)を支援する低屈折率の領域を形成する。この細長い発光体は、また、光源が一方の端部から形成されるような実施形態では、光源の他方の端部に反射体を有してもよい。そのような構成は、目視側に向かって取り出しのために細長い発光体への光の戻りを提供する。示されているが、これらの類似の実施形態及び他の類似の実施形態は、目視側取り出し特徴又は非目視側反射特徴、例えばプリズム状特徴、印刷ドット、反射面などを有してもよい。図3Bは、接続する一体型固体通路34を有するライトバーの別の変形である。
【0076】
実施形態3C及び実施形態3D
図3Cは、図3Aと類似のライトバーの平面図であり、光源16及び任意の反射体33が、連続ライトバー38の互い違いに配置された対向する端部に適用される点が異なる。内部の空隙セグメント32は、入射光のTIRを提供するのに役立つ。図示されていないが、光取り出し特徴及び光方向転換特徴を備えうる他の図面及び実施形態に記載されているように目視側及び非目視側がある。図3Dは、材料を接続する固体34及び開放間隙32を備えた蛇状の細長い発光体39であり、光源16からの光の全内部反射を支援する。各光源に対向して反射体がある。
【0077】
実施形態3E及び実施形態3F
図3Eは、両端部に内部空隙セグメント32及び光源16を有する細長い発光体である。両端に光源を有することは、増大した輝度を有するバックライトを提供し、低温度で動作することができる。図3Fは、両端部に開放端部の空隙32及び光源16を有する別の光構成である。
【0078】
実施形態4
図4は、テーパ状空隙41備えたライトバー40の端面図である。テーパ状空隙は、装置の目視側に向かって光が移動するときに、光の拡散のための手段を提供する。
【0079】
実施形態5A
図5Aは、本発明の実施形態であり、例えば、PMMA又はポリカーボネートなどのポリマーの厚板から細長い発光体パターンが形成される。この実施形態における主な差は、オープンスペースの空隙32を接続する一体型ブリッジ53である。この実施形態は、連続固体表面を提供する。上側、すなわち目視側に固体表面を有するように示されているが、別の実施形態は、下側又は上側及び下側の両方にあってもよい。表面取り出し特徴が、目視側に配置されること及び/又は反対側に反射パターンが配置されることができる。この図に示される表面取り出し特徴22は、接着層52によって細長い発光体に固着された連続チャネル型取り出し器である。可変サイズ、形状及び密度を有する個別の特徴である表面取り出し特徴は、また、光の混合及び照明の均一性を改善するために用いられてもよいことを留意すべきである。
【0080】
実施形態5B
図5Bは、細長い発光体の下側に一体型接続ブリッジ53を、上側、すなわち目視側に取り付けた光取り出し特徴51を備える細長い発光体を提供する。
【0081】
実施形態5C
図5Cは、目視側及び非目視側の両方に一体型ブリッジ53を有する細長い発光体装置である。各光チャネルに関して光源の複数のアレイも示されている。空隙はすべての側で材料によって包囲されているが、互いの上部に2つのライトバーを配置することによってそのような装置を形成することが望ましい場合がある。各細長い発光体は、接着剤、ポリマーの溶融剤によって光学的に結合されることになる。
【0082】
実施形態6
図6は、接続ブリッジと、各光入力端部から中心に向かってテーパ状の固体の細長い発光体チャネル又は部分34とを備えたライトバーの一体アレイの斜視図である。また、角度をなした(テーパ状)非目視側61を有するテーパ状の細長い発光体の1つの断面の拡大側面図でもある。空隙32は、ライトバーの一体型アレイの幅寸法の中に光源16からの光を全内部反射するための手段を提供する。上側、すなわち目視側は、ライトバー間で光を均一にするための連続通路を提供する。相互接続する連続通路は、さらに、細長い発光体の一体型アレイにさらなる構造強度を提供する。
【0083】
実施形態7
図7は、図6に類似の目視側厚板71を有する細長い発光体の斜視図であり、ライトバーを板状の光ガイドプレートに固着することによって形成される点が異なる。前述したようにライトバーの下側部分は、反射面、プリズム状構造、粗い下面、反射ドット又は他の形状を有してもよい。細長い発光体は、様々な手段、例えば、接着層72、2つのポリマーの溶融剤又は他の手段によって、上部厚板に光学的に結合され、光の散乱又は吸収を最小限に抑えてもよい。そのような構成は、さらなる剛性を提供し、光を観察者に対して平行な平面に維持する。
【0084】
実施形態8
図8は、点線によって示される混合部81を有する各光入力端部15からのテーパ及び細長い発光体の光入力端部を備えるテーパ状ライトバーの側面図である。細長い発光体は、各光入力端部からテーパであり、各端部から先細りになった合成部を有する。合成テーパは、傾斜Aを有する角度をなしたセグメント83及び傾斜Bを有するセグメント85の2つのセグメントを有し、傾斜A及びBは、細長い発光体の混合部から中心まで変化する。
【0085】
実施形態9
図9は、非目視側に混合部及びプリズム状構造を備えるテーパ状の細長い発光体90の側面図であり、光入力端部からの距離からの関数として一定の密度又は可変密度を有する目視側の表面に光を方向転換するのに役立つ。目視側の表面は、また、表面上に又は表面に固着される取り出し特徴又は別の光方向転換特徴を有してもよいことは留意すべきである。
【0086】
実施形態10
図10Aは、ライトバーの別の実施形態の側面図であり、図10Bは、ライトバーの下側で見た細長い発光体及び一連の反射ドットの平面図である。見れば分かるように、反射ドット101の密度は、光入力端部及び混合部81から細長い発光体の中心まで変化する。反射ドットが、非目視側の表面上に印刷されてもよく又は別の方法で配置されてもよいことは留意すべきである。反射ドットは、鏡面反射又は拡散のいずれであってもよく、金属状又は白色であってもよい。バーの一方の端部から他方の端部まで均一な光取り出し及び照明を達成するために、サイズ及び形状は、また、光入力端部のほか、混合部からの距離の関数として変化してもよい。予想される類似の実施形態は、1つのみの入力光源、混合部及び1つのテーパ及び端部の反射体を提供する。
【0087】
実施形態11
図11は、各光混合部の端部から中心まで延在する湾曲した半径のテーパ111を備えた細長い発光体である。一定の半径を有することは、均一な光取り出しを提供するために好ましい。細長い発光体の長さに沿った滑らかな移行域を有することは、均一な光取り出しのため、及び所望でない領域における光の望ましくない散乱を防止するのに好ましい。
【0088】
実施形態12A、実施形態12B、実施形態12C及び実施形態12D
図12Aは、少なくとも1つの端部にある平坦な光入力端部15、少なくとも光源16、細長い発光体22の目視側にある光取り出し特徴及び接着層52によって特徴を光学的に結合する手段及び細長い発光体の非目視側の任意の反射手段121を備えた細長い発光体構成である。反射手段121は、その反射特性が連続的であっても、可変であってもよく、細長い発光体の長さに沿って均一な光照明を支援する。また、取り出し特徴又は反射特徴がない(少なくとも最小である)場合には、光入力端部付近に小さな領域がある。そのような領域は、色混合を提供する際に有用である。図12Bは、類似の細長い発光体構成であるが、少なくとも1つのテーパ状の光入力端部を有する点が異なる。テーパは一方向において示されているが、他の実施形態は、他方向に角度をなしたテーパを有してもよい。さらに、角度は、2方向以上を含んでもよい。図12Cは、本発明の有用な細長い発光体のさらなる拡張であり、鏡面反射面123が光源と反対の端部に設けられる。図12Dは、光源と反対の端部に散乱反射体124を設ける。
【0089】
実施形態13A及び実施形態13B
図13Aは、凹面の光入力面131を備える細長い発光体であり、凹面の光入力面131は、集光して角度を制御するために、細長い発光体に入射する光を提供する。任意の反射面132は、光源16から細長い発光体に光を方向転換するのに役立つ。図13Bは、凸面の光入力面133及び反射面132を備えるライトバーであり、反射面132は、光源16全体にわたって延在し、可能な限り多くの光を捕捉して細長い発光体に方向転換する。
【0090】
実施形態14
図14Aは、光源16からの光を受け入れる(上から下に)減少するテーパ状光入力面141を有する細長い発光体である。16はLED光源であってもよいため、その出力は、実質的に半球状であり、したがって、臨界TIR角で細長い発光体に光を方向転換するのに役立つ反射面を提供することが望ましいと考えられる。反射面は、鏡面反射であっても又は拡散であってもよい。別の実施形態では、表面142は、光の方向転換を支援する構造を備えていてもよい。上記の図面は、両端部が同一の設計を有するように示されているが、異なる光入力端部を有することが望ましい場合もある。図14Bは、テーパ状光入力面143及び光源16を備えた別の細長い発光体である。いくつかの光源において、投影される光は、半球状であり、生じている光のすべてが臨界TIR角でライトバーに入射するわけではなく、したがって、周囲の環境で失われる。本発明のこの実施形態及び他の実施形態の効率を改善するために、細長い発光体に入射しない光を方向転換するための手段を設けることが望ましく、その結果、TIRを可能にする角度で入射することができる。そのような手段としては、鏡面光反射を提供する曲面144、拡散反射を提供する表面、例えばプリズムなどの特徴付き面が挙げられる。
【0091】
実施形態15
図15は、任意の反射防止光入力面151を備えた凹部光入射領域を有し、反射防止光入力面151は、ライトバーに入射する光の量を増大する。反射防止面は、凹部領域152の一方の側又はすべての側にあってもよい。イニシャル部分153は、光混合部であり、通常、光入力面からテーパの始まりまで延在する。いくつかのさらなる混合がライトバーの長さ全体にわたって生じてもよく、専ら混合部の中だけでなくてもよいことは留意すべきである。さらに、反射面154は、細長い発光体の光入射領域の付近又は周囲に提供されてもよく、臨界TIR角で光を方向転換するのに役立ち、良好な混合及び均一な照明を提供する。テーパ部分は、目視側に向かってさらに均一な光取り出しを提供するのに役立つ。そのようなライトバー構成は、また、光方向転換特徴を有してもよく、例えば、プリズム状特徴、粗い面、反射面などを有するがこれに限定されるわけではない。そのような方向転換特徴は、光入力端部からの距離の関数として、密度が変化してもよい。さらに、1つ又は複数のテーパは、合成テーパ状ライトバーを形成する。この図面において、本発明の中の他のものは、この側面断面図において示されるように一般的な比又は相対的な寸法によって限定されるわけではないことは留意すべきである。実際には、長さ寸法は、幅寸法より何倍も長い。幅寸法は、意図された詳細を見るための余地を提供するために拡大されている。
【0092】
実施形態16
図16は、凹部光入射領域を有する細長い発光体であり、凹部光入射領域の上及び下にテーパ状光入力面を有する。テーパ状入射面は、反射面又はプリズム状特徴であってもよく、細長い発光体の内部で光を臨界TIR角に方向転換する。そのような光入射凹部領域は、また、1つ又は複数の光入力面に反射防止面を有し、細長い発光体に入射する光を最大にするのに役立つようにしてもよいことは留意すべきである。
【0093】
実施形態17A及び実施形態17B
図17Aは、非視野角側より広い視野角側である台形のくさび型細長い発光体構成である。角度をなした底面を有するように示されているが、滑らかな半径を用いて、細長い発光体の出射側(目視側)に近づくにつれて、横方向に広がることを可能にしてもよい。これは、光の均一性がより広い設置面積にわたって提供されることから有用である。図17Bは、ライトバー173の別の設計であり、非目視側に向かう光にはより広い入口と、内向きの側面の段階的なテーパとを提供し、光が増強又は集中するのに役立つ。そのような構造は、改善された光の混合を提供する。図17A及び図17Bは、光入力面に隣接する光混合部を有してもよい。さらに、これらの構造は、中心に向かって先細りであってもよく、印刷ドット又は目視側に向かって光を方向転換するための他の構造を有してもよい。
【0094】
実施形態18A、実施形態18B、実施形態18C及び実施形態18D
図18Aは、円形の細長い発光体181の斜視図であり、イニシャル混合部182及びテーパ状の細長い部分183を有し、光入力端部15の対向する端部に反射体184を有する。図18Bは、平坦な目視側の表面185を有する円形の細長い発光体の斜視図であり、表面185は、さらに粗くてもよく、又は光取り出し特徴を備えてもよい。円形の細長い発光体は、隅における光の捕捉を最小限に抑えるための手段を提供する。平坦な目視側の部分は、光取り出し特徴を固着し、より広い断面を提供して、光を観察者に向けることが望ましい。前述したように、光取り出し特徴は、形状及び又は密度が変化してもよい。円形の細長い発光体における平坦な表面は、また、テーパであってもよく、均一な光取り出しを提供するのに役立つ。図18Cは、少なくとも2つの平坦な表面を有する細長い発光体の斜視図である(185は、目視側であり、186は非目視側である)。下側、すなわち非目視側は、各光入力端部から中心に向かってテーパであってもよく、又は細長い発光体が一方の端部からのみ照らされる場合には、光入力端部から対向する端部の反射体に向かってテーパであってもよい。光の混合及び散乱を助けるために、非目視側の平坦な表面は、さらに粗くてもよく、又は、反射ドット及び又は他の形状を用いて印刷されてもよい。図18Dは、マルチファセット187を備える本発明の別の細長い発光体実施形態の斜視図である。この図は、8側面を示しているが、より多くの側面又はより少ない側面を有する他の構造も有用である場合がある。図18E及び図18Fは、細長い発光体に関する他の実施形態の端面図であり、良好な光混合及び良好な長さにわたる光均一性を有する。図18Eにおいて、円形の細長い発光体181は、非目視側の平坦な面を有し、この平坦な面は、細長い発光体に凹んでいる一連の光散乱特徴188を有する。示された特徴は、形状が円錐であり、細長い発光体の内側にある部分とは対照的に、細長い発光体の表面ではより広くなっている。散乱特徴は、また、内部における点とは対照的に、平坦な表面を有する台形であってもよい。散乱特徴の数、密度、形状、サイズ、深さは、細長い発光体に関して光入力端部から中心まで変化してもよい。細長い発光体は、両端から照らされるか、又は光入射側から一方の端部からのみ照らされる細長い発光体の場合の端部まで変化してもよい。別の実施形態において、刻み目は、反射ドット又は他のパターン又は連続反射体にも置き換えられてもよく、細長い発光体は、また、テーパである。図18Fにおいて、細長い発光体は、平坦な底面表面を有するのではなく、光散乱特徴189が細長い発光体の円弧に直接的に形成されてもよい。上述したように、刻み目は、そのサイズ、密度、形状及び又は深さが、光入力端部からの距離の関数として変化してもよい。平坦な表面及び円弧の一部における刻み目の組み合わせも有用である場合があることは留意すべきである。
【0095】
実施形態19A、実施形態19B、実施形態19C及び実施形態19D
図19Aは、分散キャップ191を有する円形の細長い発光体の斜視図である。分散キャップは、光をより広いエリア全体にわたって拡散するのに役立つ。図19Bは、光を集束するのに役立ちうるレンズ状表面構造192を備えた細長い発光体の端部断面図である。図19Cは、目視側に凸面193を有する細長い発光体である。この種の細長い発光体の利点は、光を方向転換するのに役立つことである。図19Dは、目視側に平坦な面194を有する細長い発光体の端部断面図であり、より広い断面に光を分散するのに役立つ。
【0096】
実施形態20
図20は、2つ以上の表面にある光を取り出す手段201と、光の方向転換を行う細長い発光体間の領域202とを備えた細長い発光体のアレイを備えたバックライト200の端部断面図である。細長い発光体間の領域は、鏡面反射、拡散反射、プリズム又は他の特徴を備えてもよい。均一な色温度及び照明を提供するために、細長い発光体間の領域は、その方向転換特性が変化してもよい。特徴を備えたそれらの実施形態では、形状、サイズ及び又は密度が可変であってもよい。
【0097】
実施形態21
図21は、バックライトアレイ210において光を方向転換して拡散する別の手段の断面図である。細長い発光体は、より多くの光取り出し側面201を有し、バックライトの間の湾曲した反射体領域211に関連して制御された側部の漏れを提供する。この図面及び他の図面は、一定の倍率で描かれておらず、略相対的な倍率であるものと解釈すべきでもないことは留意すべきである。ライトバー間の湾曲した領域は、均一な光の照明を提供する態様で、目視側に向かう光の方向転換を提供するように整形される。均一な照明を提供するために、ライトバーにおける光取り出し手段は、その長さに沿って可変であってもよい。通常、取り出し特徴の密度は、光源付近では小さく、光源からの距離が遠くなるにつれて大きい。この実施形態は、さらに、各端部に光源を有してもよく、一方の端部に光源を有し、細長い発光体の対向する端部に反射体を有してもよい。細長い発光体間の領域の湾曲部分は、鏡面反射であっても又は拡散反射であってもよい。この領域は、また、粗くてもよく、又は方向転換特徴を有するようにパターン形成されてもよい。
【0098】
実施形態22
図22は、細長い発光体を備えるバックライトアレイ220であり、細長い発光体は、取り出し手段201を備えた複数の側面を有する。細長い発光体間の領域において、成形反射体221及び/又は半径反射体222があり、光を目視側に向かって方向転換する手段を提供する。一連の細長い発光体間に1つのみの反射体が示されているが、2つ以上であってもよく、形状及びサイズが変化してもよい。これらの反射体特徴は、細長い発光体に比べて大きく示されているが、はるかに小さくてもよく、マイクロスケールであってもよい。基部223は、反射性であってもよい。
【0099】
実施形態23
図23は、細長い発光体を有するバックライトアレイ230であり、細長い発光体は、取り出し手段201を備えた複数の側面を有する。細長い発光体間の領域において、成形反射体231及び/又は232があり、光を目視側に向かって方向転換する手段を提供する。一連の細長い発光体間に1つのみの反射体が示されているが、2つ以上であってもよく、形状及びサイズが変化してもよい。これらの反射体特徴は、細長い発光体に比べて大きく示されているが、はるかに小さくてもよく、マイクロスケールであってもよい。基部223は、反射性であってもよい。
【0100】
実施形態24
図24は、2つ以上の側に光取り出し手段201を備えた台形に成形されたライトバー241を有する別のバックライトアレイである。示されているように、光取り出し特徴は、細長い発光体の側面の全部又は一部であってもよい。基部223は、反射性であってもよく、光の方向転換及び光の分散を提供する。
【0101】
実施形態25A及び実施形態25B
図25A及び図25Bは、細長い発光体の側部断面図であり、目視側13及び非目視側14と、光源16と、光取り出し用の光取り出し手段22とを有する。さらに、一連の他の機能性フィルム又は層(個別であっても、一体であってもよい)があり、細長い発光体及び目視側の取り出し手段と組み合わせて用いられることができる。示されていないが、細長い発光体は、前の図面において示されているように、他のサイズ、形状及び設計であってもよく、非目視側は、また、光の方向転換を行うために追加の機能性を有してもよく、均一な光の混合及び照明を提供するのに役立つことは留意すべきである。スペースを有し、光取り出し手段の上方であるように示されているが、光取り出し手段の上にある(と接触している)か、又は光取り出し手段と光学的に結合されることは留意すべきである。機能性は、独立であってもよく、1つ又は複数の機能性を組み合わせてもよい。追加の機能性としては、偏光ファイバ251、レンチキュラフィルム252、シリンダフィルム253、フレネルレンズフィルム254、バルクディフューザ255(空洞及び/又は充填されたポリマーフィルム)、ビーズ付きディフューザ256、光強化フィルム257、反射偏光フィルム258が挙げられるがこれらに限定されるわけではない。これらの機能性及び他の機能性は、1つのフィルム又は層にあってもよく、1つ又は複数の機能性が1つのフィルムに組み合わせられてもよい。図示されていないが、バックライトは、また、光変調、光拡散、光の平行化、光吸収を含みうる。
【0102】
実施形態26
図26は、光源を有する細長い発光体261を備えたバックライトアレイ260の端面図である。ライトバーは、透明な接着層262を用いて透明な板263の底面と固着される。さらに、アレイの目視側に第2の接着層264及び光取り出し特徴22がある。細長い発光体は、また、非目視側にプリズム状特徴265を有し、光の取り出しを支援する。任意の隔離体266も示されており、細長い発光体及び透明な板に対する支持材を提供する。隔離体は、弛みを防止し、種々の部品をLCDディスプレイの他の部品、例えばLCDアレイ、偏光子及び目視側ディスプレイ(図示せず)から均一な距離かつ平坦に維持するのに役立つ。細長い発光体は、反射面を有するケース又は箱267に囲まれる。前述の説明において留意したように、ライトバーは、形状、サイズ及び側部輪郭(例えば、テーパ、光混合部を含むが限定されるわけではない)が変化してもよい。光源は、また、細長い発光体への光の結合を最大にするための手段を含んでもよい。細長い発光体は、適切なTIR角で光を捕捉してバーに方向転換する手段を提供することを含むがこれに限定されるわけではない。細長い発光体を透明な板に固着することによって、光学結合手段を提供し、光板の幅及び細長い発光体間の領域全体にわたって光を分散するのに役立つように改善が行われる。
【0103】
実施形態27
図27は、湾曲した細長い発光体271を有するバックライトアレイの端部断面図である。細長い発光体の上部部分は、円の大きな円弧全体にわたって光学的に結合され、光を細長い発光体間の領域に広げ、取り出しフィルムに向かう光分散通路191を提供するようになっている。細長い発光体の目視側における光分散通路又はキャップは、透明な板263に光学的に結合される。湾曲した形状は、取り出しが困難である領域における光を捕捉しないため、湾曲型の細長い発光体が有用である。また、細長い発光体間で光を分散可能にする形状によって光学的に結合される湾曲型の細長い発光体の目視側に通路を設けることによって、さらに均一な光を取り出し、観察者に向かって送り出すことができる。光源16は、細長い発光体271の一方の端部又は両方の端部に結合される。一方の端部のみである場合には、光源に対向する側に任意の鏡面反射体があってもよい。細長い発光体の目視側の光分散通路又はキャップは、透明な板263及びキャップに固着される細長い発光体の一体部分として成形されてもよい。そのような構造は、線形フレネルの必要性を排除するのに有用である。
【0104】
実施形態28
図28は、光源16及び混合タブ283及び反射面282を有する光ガイドプレート281の平面図である。混合タブ283は、光のLED光源からの個別の色を混合するための手段を提供し、光ガイドプレートに入射する前に均一な白色光を提供する。混合タブは、光入力面を有し、光源から可能な限り多くの光を捕捉するように設計されてもよい。混合タブは、反射防止コーティングを有してもよく、LEDからの半球状の光出力の多くを捕捉するための形状をなしてもよい。また、混合タブは、また、LEDの一部を覆う任意の側面反射体であってもよく、光を捕捉して光ガイドに方向転換する。混合タブに対向して、反射面があり、光ガイドプレートの光出力を最大にするための手段を提供する。反射体は、白色散乱材料であってもよく、又は鏡面反射性であってもよい。反射体は、滑らかな鏡状の表面を有してもよく、又は散乱を支援するために粗くてもよい。光ガイドプレートは、種々の構造であってもよい。光ガイドは、非目視側に特徴を有し、目視側に向かう光の方向転換を助けてもよい。特徴を備えた表面は、粗面、プリズム、印刷ドット又は他のそのような手段であってもよい。そのような特徴は、それらのサイズ、形状及び密度が変化してもよく、光ガイドプレートの長さ及び幅の全体にわたって均一な輝度を提供してもよい。光ガイドの外形は、均一であってもよく、又は先細りであってもよい。上記の図面は、光ガイドの両方の端部からの光入射を示しているが、他の実施形態は、一方のみの端部から、又は3つ以上の端部からの光入射を有してもよいことは留意すべきである。
【0105】
実施形態29
図29A、図29B及び図29Cは、非目視側に形成される一連の孔又は刻み目291、292及び293を備えた細長い発光体290の目視側断面である。細長い発光体は、光源16によって一方の端部又は両方の端部から照らされてもよい。一方の端部からのみ照らされる場合には、光源に対向する端部に反射体があってもよい。孔又は刻み目は、任意の形状又はサイズであってもよく、又は光源からの距離の関数として形状及び/又はサイズが変化してもよい。一部の実施形態において、孔は、幅寸法及び長さ寸法において、同一の相対的なサイズを有する。特徴は一般に、その深さにおいて、1〜300ミクロンのサイズ範囲にあってもよいが、より大きいか、又はわずかに小さいことが、望ましい場合がある。特徴は、光を散乱して、細長い発光体の目視側に向かって方向転換する際に有用である。細長い発光体は、平面、テーパ、円形又は他の形状又は複合形状であってもよい。孔又は刻み目は、穿孔であってもよく、又は成形若しくはキャスティングの最中に表面で複製されてもよい。浅い穴の場合には、レーザを用いることが可能である場合がある。他の技術は、フォトレジスト及び化学エッチングを用いたフォトパターニングの使用を含みうる。刻み目及び孔は、熱及び圧力を用いて機械的にエンボス加工されてもよい。孔がより深く作製される場合には、50〜100ミクロンを超える良好な複製を達成する際に問題が生じうる。孔又は刻み目に粗面を備えた側壁を形成することは、光の方向転換をさらに強化し得る。改善された光の混合の均一性を提供するために、光の混合部があってもよい。間隔、密度、サイズ及び形状が変化して、細長い発光体の長さに沿って均一な照明を提供してもよい。これらの図面では側面図のみが示されているが、側部寸法は、また、特徴の数で変化してもよい。細長い発光体は、また、光源を細長い発光体により効率的に結合するための手段を提供してもよい。これらの手段としては、刻み目又は凹部を備えた端部、反射体、可撓性媒体、例えば接着剤における光源の埋め込み、光源を出射するときに、成形、コリメーション又は他の方法で光を指向するためのレンズの提供が挙げられるが、限定されるわけではない。そのような手段は、TIR角を細長い発光体に設定して、光源から出射する光の量に対する入射光の量を最適化するのを支援する。さらに、孔及び刻み目のほか、ライトバーを最適化するための他の手段が、光ガイドプレートのほか、ライトバー又は細長い発光体に施されて使用され得る。
【0106】
実施形態30
図30Aは、細長い発光体構成であり、少なくとも1つの端部にある少なくとも1つのプリズム形状の光入力端部15と、少なくとも光源16と、細長い発光体22の目視側にある光取り出し特徴と、接着層52を用いて特徴を光学的に結合する手段と、細長い発光体の非目視側にある任意の反射手段121とを有する。反射手段121は、その反射特性において、連続であってもよく、可変であってもよく、細長い発光体の長さに沿って均一な光の照明を支援する。取り出し特徴又は反射特徴がない(少なくともきわめて最小である)場合には、光入力端部の付近に小さな領域がある。そのような領域は、色混合を提供する際に有用である。図30Bは、類似の細長い発光体構成であるが、プリズム形状の光入力端部にあるプリズムが光入力端部全体を覆っている点が異なる。図30Cは、光入力端部に複数のプリズムがある場合、本発明の有用な細長い発光体のさらなる拡張である。図30Dは、類似の細長い発光体であるが、プリズム形状の光入力端部にあるプリズムが光入力端部全体を覆っている点が異なる。
【0107】
実施形態31
図31Aは、一連の光ファイバ312を有する細長い発光体31の側部断面図である。各光ファイバは、光源から異なる距離で光取り出し特徴33を有する。図31Bは、一連の光ファイバ312を有する細長い発光体31の側部断面図である。各光ファイバは、異なる長さを有する。
【0108】
実施例
一実施形態は、公称1.6cm(1/4インチ平方)の断面が四角形である細長いアクリル系のライトパイプを使用する。ライトパイプは、きわめて透明であり、25nm未満のすべての側面及び端面における光学仕上げを有する。細長い発光体を形成するために、より大きなアクリル系の四角形のバー(0.64cm(0.25インチ)×0.64cm(0.25インチ)×182.88cm(6フィート))は、36cm(14インチ)のセグメントにのこぎりで切り分けられ、端部はラシッド(lathed)で研磨された。光取り出しフィルムの一片が、UVエポキシを用いて細長い発光体の一方の表面に接着され、シリンジを用いて分配され、細長い発光体の長さにわたって均一な狭いエポキシビーズを形成された。接着剤は、次にUVランプ下で硬化された。
【0109】
LEDアレイは、光源として用いられる。マルチダイRGB LEDは、光チャネルに近い位置に取り付けられる。これらのマルチダイLEDは、1つのパッケージに1つの赤色ダイ、1つの青色ダイ及び2つの緑色ダイからなる(OSRAM OSTARプロジェクションデバイス、型式LE ATB A2A、OSRAM社)。これらのデバイスは、個別に点灯されることができ、各ダイの明るさは、個別の電流源によって制御される。
【0110】
細長い発光体の別の実施形態が、図10(一定の倍率ではない)において長さ方向の断面で示されている。一連の印刷された白色ドットは、マイクロチップディスペンサを用いてテーパ状の細長い発光体の非目視側に施された。
【0111】
これらの他の実施形態は、また、テーパ状発光体の非目視側にある一連のドット状の特徴をスクリーン印刷することによって作製された。光の出射は、光取り出しフィルム及びプリズム状の回転フィルムの追加の有無に関係なく、バーの長さに沿って評価された。一般に、印刷されたドット状の特徴は、良好な光均一性を提供することが分かっている。印刷されたドット及び回転フィルムを組み合わせて用いる場合には、付加的な利点をあまり提供しない光取り出しフィルムは、狭い視野角を有することが分かっている。
【0112】
約2.5インチの焦点長さを有する平行化線形フレネルフィルムは、フィルムの焦点長さに略等しい空隙で光チャネルの上に配置された。一連の写真は、良好な空間的均一性を有する高い明るさを実証した。LEDは、R、G、Bの照明を個別に作製するために照らされ、次いで、共に混合された、よく混合された白色LED光を形成した。
【0113】
米国特許第6,425,675号、米国特許出願公開第2004/0223691号及び米国特許出願公開第2004/0179776号は、参照によって本明細書に組み込まれる。
【0114】
実施例
本発明による光チャネルとして構成されたライトパイプの色均一性が、類似の半導体光源に関する光ガイドプレート(LGP)の色均一性と比較された。ライトパイプは、PMMAから形成され、6mmの四角形の断面及び長さ245mmを有していた。光取り出しフィルムは、ライトパイプの上側に固着された。光取り出しフィルムは、光学的に透明な接着剤の層に部分的に埋め込まれたプリズム状特徴を有し、空気の領域の隣にポリマーの領域を形成する。接着剤(厚さ約10ミクロン)は、ポリエステルフィルムのシートの上にコーティングされた。次いで、ポリエステルフィルムが光学的に透明な接着剤を用いてライトパイプの上側に固着された。
【0115】
LEDのアレイは、細長い発光体の各端部に配置された。出力光が、細長い発光体から出射するときに測定された。LED間の略中間にあり、細長い発光体の幅方向の中心付近(エッジから約3mm)にある点が、測定された。エッジ付近の第2の点が選択され、中心の点と色均一性に関して比較された。
【0116】
比較のために、同一の材料、厚さ及び長さの光ガイドプレートが、選択された。LGPの幅は、ライトパイプより数倍広かった。同種の光取り出しフィルムは、ライトパイプに関して記載したのと類似の態様でLGPに適用された。LGPは、各端部に同一のLED光源を用いた。LED間の略中間の点が選択され、これもまた測定された。細長い発光体は、光ガイドプレートの匹敵する長さに比べて、可視的にはよりよい明るさ及びよりよい均一性を有した。
【0117】
細長い発光体(図4、図5A及び図6)を有する種々の固体導波路のさらなる実施例がPMMAストックの厚板(厚さ1/4 )を所望の形状に機械加工することによって形成された。これらの実施例は、相対的剛性に関して、一連の細長い発光体と比較された。すべての場合において、発光体間の一体ブリッジは、個別のバーより弛みが少ない導波路を形成した。
【0118】
本発明について、特にその中の特定の好ましい実施形態を参照しながら詳細に説明してきたが、本発明の精神および範囲内で変更形態および変形形態がもたらされうることが理解されよう。本明細書で参照されている特許または他の出版物は、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【図面の簡単な説明】
【0119】
【図1】底面(非目視側)プリズム状構造を備えるライトバーを示す図である。
【図2A】目視側の取り出し特徴と、非目視側の表面パターンとを備えるライトバーを示す図である。
【図2B】目視側にある可変密度の面取り出し特徴と、可変密度の印刷ドットパターンとを備えるライトバーを示す図である。
【図3A】光ガイドプレートから材料の一部を除去することによって形成される一体の細長い発光体を示す図である。
【図3B】一体の固体経路を接続したライトバーを示す図である。
【図3C】光源と、任意の反射体とを備えるライトバーを示す図である。
【図3D】蛇状の細長い発光体を示す図である。
【図3E】内部の空隙部分を備える細長い発光体を示す図である。
【図3F】開放端部の空隙を備える細長い発光体を示す図である。
【図4】先細の空隙を備えるライトバーを示す図である。
【図5A】ポリマーの厚板から形成され、オープンスペースの空隙を接続する一体のブリッジを有する細長い発光体を示す図である。
【図5B】底面にある内部接続ブリッジと、上部、すなわち目視側に取り付けられる光取り出し特徴とを備える細長い発光体を示す図である。
【図5C】目視側及び非目視側の両方に内部ブリッジを備える細長い発光体装置を示す図である。
【図6】接続ブリッジと、先細のチャネルを有する固体の細長い発光体とを備えるライトバーの一体アレイを示す図である。
【図7】プレート型光ガイドプレートにライトバーを接着することによって形成される目視側の厚板を備えた細長い発光体を示す図である。
【図8】各光入力端部から先細りになった先細りのライトバーを示す図である。
【図9】混合部と、非目視側にあるプリズム情報の光源を備えた先細りの細長い発光体を示す図である。
【図10A】ライトバーの側面図である。
【図10B】ライトバーの底面で見た細長い発光体及び一連の反射ドットの平面図である。
【図11】湾曲した半径のテーパを備えた細長い発光体を示す図である。
【図12A】平坦な光入射を備えた細長い発光体構成を示す図である。
【図12B】細長い発光体構成であるが、少なくとも1つの先細りの光入力端部を有する。
【図12C】鏡面反射端部反射面を備えた細長い発光体を示す図である。
【図12D】散乱端部反射面を備えた細長い発光体を示す図である。
【図13A】凹面の光入力面を備えた細長い発光体を示す図である。
【図13B】凸面の光入力面を備えたライトバーを示す図である。
【図14A】(上から下に)減少する先細りの光入力面を有する細長い発光体を示す図である。
【図14B】曲面光入射反射体を備えた先細りの光入力面を有する別の細長い発光体を示す図である。
【図15】オプションの反射防止光入力面を備えた凹部光入射エリアを有する。
【図16】凹部光入力面の一部に凹んだプリズム状特徴を備えた細長い発光体を示す図である。
【図17A】台形のくさび型細長い発光体を示す図である。
【図17B】反転した台形のくさび型細長い発光体を示す図である。
【図18A】円形の細長い発光体を示す図である。
【図18B】平坦な面を備えた円形の細長い発光体を示す図である。
【図18C】2つの平坦な面を備えた円形の細長い発光体を示す図である。
【図18D】マルチファセット型細長い発光体を示す図である。
【図18E】散乱特徴を備えた細長い発光体を示す図である。
【図18F】円弧に配置された散乱特徴を備える。
【図19A】分散キャップを備えた円形の細長い発光体を示す図である。
【図19B】目視側にレンズ形状を備えた細長い発光体を示す図である。
【図19C】凸面を備えたライトバーを示す図である。
【図19D】目視側に分散輪郭を備えた細長い発光体を示す図である。
【図20】細長い発光体のアレイ及びその間に散乱面を備えたバックライトを示す図である。
【図21】細長い発光体の間に湾曲部分を備えたバックライトを示す図である。
【図22】細長い発光体の間に方向転換特徴を備えたバックライトを示す図である。
【図23】細長い発光体の間に方向転換特徴を備えたバックライトを示す図である。
【図24】台形の細長い発光体を備えたバックライトを示す図である。
【図25A】種々の目視側のフィルム又は特徴を備えたライトバーを示す図である。
【図25B】種々の目視側のフィルム又は特徴を備えた細長い発光体を示す図である。
【図26】ある事例におけるライトバーを備えたバックライトを示す図である。
【図27】円形の細長い発光体及び横分布手段を備えたバックライトを示す図である。
【図28】混合タブを備えた光ガイドプレートを示す図である。
【図29A】円形孔を備えた細長い発光体を示す図である。
【図29B】三角形孔を備えたライトバーを示す図である。
【図29C】穴を備えた細長い発光体を示す図である。
【図29D】ライトバーを示す図である。
【図30A】プリズム形状の光入射を備えた細長い発光体を示す図である。
【図30B】大きなプリズム形状の光入射を備えた細長い発光体を示す図である。
【図30C】複数のくさびからなる光入力面を備えた細長い発光体を示す図である。
【図30D】細長い発光体の端部全体を覆う複数のくさびからなる光入力面を備えた細長い発光体を示す図である。
【図31A】光ファイバを備えたライトバーを示す図である。
【図31B】異なる長さの光ファイバを備えた細長い発光体を示す図である。
【符号の説明】
【0120】
11 非目視側にある底面プリズム状構造を備えたライトバー
12 プリズム状構造
13 目視側
14 非目視側(目視側に対向する側)
15 ライトバーの光入力端部
16 半導体光源
21 可変密度表面取り出し特徴
22 目視側の連続表面取り出し特徴
23 目視側に対向する側の可変密度印刷ドットパターン
32 空隙
33 光入力端部に対向する端部のオプションの反射体
34 接続された一体型固体通路
38 連続ライトバー
39 蛇状のライトバー
40 ライトバーの端面図
41 テーパ状空隙
51 光取り出し特徴
52 接着層
53 オープンスペースの空隙を接続する一体型ブリッジ
61 先細りのライトバー(非目視側)の拡大図
71 目視側厚板
72 光学的に結合手段
81 混合部
83 傾斜Aを有する角度をなしたセグメント
85 傾斜Bを有する角度をなしたセグメント
90 非目視側に混合部及びプリズム状構造を有する先細りのライトバー
101 反射ドットのパターン
111 湾曲した半径のテーパ
121 反射手段
123 鏡面反射面
124 散乱反射体
131 凹面の光入力面
132 光源全体にわたって延在するオプションの反射面
133 凸面の光入力面
141 (上から下に)減少する先細りの光入力面
142 構造付き光方向転換支援物
(143 先細りの光入力面)
(144 曲面)
151 オプションの反射防止光入力面
152 凹部領域
153 光混合部
154 反射面
161 先細りの凹部光入射断面
171 非目視角側より広い目視角側である台形のくさび型細長いライトバー
173 ライトバーの別の設計
181 円形ライトバー
182 混合部
183 先細りの細長い部分
184 反射体
185 平坦な目視側の表面を有する円形のライトバー
186 平坦な非目視側の表面を有する円形のライトバー
187 マルチファセットライトバー
188 一連の光散乱特徴を有する非目視側の平坦な表面
189 ライトバーの円弧において一連の光散乱特徴を有する非目視側の表面
191 分散キャップ
192 レンズ状の表面構造
193 目視側に凸面を有するライトバー
194 目視側に平坦な面を有するライトバー
200 バックライト
201 ライトバーの2つ以上の表面にある光を取り出す手段
202 光の方向転換を行うライトバーの間の領域
210 バックライトアレイにおいて光を方向転換して拡散するための別の手段
211 湾曲した反射体領域
221 成形された反射体
222 半径反射体
223 反射基部
230 バックライトアレイ
231 円形に成形された反射体
232 半球に成形された反射体
241 台形に成形されたライトバー
251 偏光ファイバを備える光学本体
252 レンチキュラフィルム
253 フレネルレンズフィルム
254 バルクディフューザ
256 ビーズディフューザ
257 光強化フィルム
258 反射偏光子フィルム
260 バックライトアレイ
261 ライトバー
262 透明な接着層
263 透明な板
264 第2の透明な接着層
265 プリズム状構造
266 隔離体
267 反射面を有するケース又は箱
271 端部断面において湾曲したライトバーを有するバックライトアレイ
281 光ガイドプレートの平面図
282 反射面
283 混合タブ
290 ライトバー
291 一連の円筒形の孔又は刻み目
292 一連の三角形の孔又は刻み目
293 別種の孔又は刻み目
295 光学フィルムを有するライトバー
301 プリズム成形された光入力端部
302 複数のプリズムからなる光入力端部
311 ライトバー
312 光ファイバ
313 光取り出し特徴
314 ライトバー
315 異なる長さの光ファイバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
対向するTIR面を備える固体導波路であって、
a)半導体光源からの光を結合するための少なくとも1つの光入力面、
b)少なくとも1つの混合部、
c)少なくとも1つの発光面、及び
d)1つのTIR面上又はTIR面間に位置する所望パターンの光方向転換特徴
をさらに備える固体導波路。
【請求項2】
少なくとも1つの細長い発光体をさらに備える請求項1記載の固体導波路。
【請求項3】
互いに対向する少なくとも2つの追加のTIR面を備える請求項1記載の固体導波路。
【請求項4】
前記光混合部が、前記細長い発光体の一体部分である請求項2記載の固体導波路。
【請求項5】
前記光混合部は、所望パターンの光方向転換特徴が実質的にない請求項2記載の固体導波路。
【請求項6】
前記光混合部が、固体導波路の光取り出し領域に対して均一の色温度を提供する請求項2記載の固体導波路。
【請求項7】
前記少なくとも1つの光入力面が、平面形状、テーパ形状、凸形状、凹形状、凹凸形状、多面形状、部分反射形状、TIR調整形状からなる群から選択される少なくとも1つの形状を備える請求項2記載の固体導波路。
【請求項8】
前記所望パターンの光方向転換特徴が、プリズム、ドット、反射体及び変化する傾斜からなる群から選択される少なくとも1つを備える請求項2記載の固体導波路。
【請求項9】
前記変化する傾斜が、前記少なくとも1つの発光面の反対側にある請求項8記載の固体導波路。
【請求項10】
前記変化する傾斜が、前記少なくとも1つの混合部の光ガイド側から始まる少なくとも1つのテーパを備える請求項8記載の固体導波路。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図3D】
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【図3E】
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【図3F】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10A】
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【図10B】
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【図11】
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【図12A】
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【図12B】
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【図12C】
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【図12D】
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【図13A】
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【図13B】
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【図14A】
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【図14B】
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【図15】
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【図16】
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【図17A】
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【図17B】
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【図18A】
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【図18B】
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【図18C】
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【図18D】
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【図18E】
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【図18F】
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【図19A】
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【図19B】
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【図19C】
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【図19D】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25A】
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【図25B】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29A】
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【図29B】
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【図29C】
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【図29D】
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【図30A】
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【図30B】
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【図30C】
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【図30D】
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【図31A】
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【図31B】
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