ＬＥＤディスプレイ装置

【課題】従来の看板のディスプレイ装置は背面に白熱灯や蛍光灯により照射する事であらかじめ描かれた文字・記号・図形などを表示していた。しかしこの方法ではカラー変化は勿論カラフルな表示方法が困難であった。加えて消費電力面でもかなりのコストを要していた。
【解決手段】ＬＥＤ光源を利用し透過光樹脂板に側面より照射する事であらかじめカットされた図形・文字・記号などを種々な状況にて表現するディスプレイ装置である。又反射板などの取り付けによって図形・文字・記号などを違った表現ができるようにした。加えて従来に無かった背面がそのままの状態で表現する事も可能にした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
ＬＥＤ（ＬｉｇｈｔＥｍｉｔｈｉｎｇＤｉｏｄｅの略で以下同じ）の指向性および輝度を利用し、且つ厚さ均一または不均一な透過性樹脂板面上に広面積に低電力で表示できる装置。
【背景技術】
【０００２】
従来の表示方法はあらかじめ表示面に図形・文字・記号などを描き背面に光源として蛍光灯や白熱灯を点灯する事で表示したがＬＥＤを用いる事により環境面では多種の虫類誘引をしないばかりでなく且つ省電力と自在なカラー表示が実現出来る技術を用いたＬＥＤディスプレイ装置は提供されていない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
解決しようとする問題点は従来型の表示方法はあらかじめ表面に図形・文字・記号などを描き背面より白熱灯・蛍光灯などの照射で表示が容易に可能であった。
【０００４】
前記の白熱灯・蛍光灯などによる方法では虫などを誘引し電力消費がかさみ悪影響が懸念されるのでＬＥＤ光源により前記の問題点を解決し、経済的効果を得ることが出来る。又カラフルな表示方法を可能にしたＬＥＤディスプレイ装置は無かった。
【０００５】
前記の白熱灯・蛍光灯などによる方法では電源として太陽電池を使用する場合大型パネルとなり景観上又は充電方法としてバッテリーなどを使用する為に問題が多かった。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は厚さ均一又は不均一な透過光樹脂板に側面からＬＥＤ光源を照射することにより樹脂板面上にあらかじめカットされた図形・文字・記号などＬＥＤ指向性を生かし鮮明に表示する。
【０００７】
前記の方法でマイクロコンピュータ制御により自在なカラーコントロールを可能にしそのことでカラフルな表示が実現出来る。
【０００８】
前記の透過光樹脂板にあらかじめカットされた図形・文字・記号などに蛍光塗料を塗付し紫外線を有するＬＥＤで照射する事でのカラー表示も実現できる。
【０００９】
前記のディスプレイ装置の光量を補う為に照射面以外に反射板などを取り付ける事で図形・文字・記号などがクリアに表示できる。
【発明の効果】
【００１０】
従来はあらかじめ表面に図形・文字・記号などを描き背面に光源として蛍光灯や白熱灯を点灯する事で表示していたが、本発明は透過光樹脂板に側面よりＬＥＤ光源で照射する事で図形・文字・記号などを立体的に表現できるし又背面をそのままの状況で透視して見る事ができる。又は背面にさまざまな物体を置く事で違った表現ができる事に加えて更に表示する色が自在にコントロールできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１１】
本発明の実施形態を図１〜図５に基づいて説明する。
【実施例】
【００１２】
本発明は図１・図２に示すように文字・図形・記号などを連続して透過光樹脂板面にカットし側面よりＬＥＤ光源を照射するものである。
【００１３】
本発明は図３に示すようにＬＥＤを基板に取り付けカバー内に収納し防水加工を施し樹脂板側面に光源として取り付けるものである。
【００１４】
本発明は図４に示すようにＬＥＤ光源に輝度を増加させる為に反射板を取り付け且つ文字などをプリズムカットし光の屈折を利用するものである。
【００１５】
本発明は図５に示すように透過光樹脂板にカットした文字などを表示する為のコントロールシステムでありソーラーパネルを利用する場合はリチュームイオン電池に充電し且つ補助的に二重相コンデンサーを利用する。又交流電源でも操作できるようにした。加えてマイクロコンピュータ（ＣＰＵ）によってカラーを自在にコントロールできるようにした。
【産業上の利用可能性】
【００１６】
この発明により従来になかった看板などが画期的な表現方法として提供できるものであり、更にＬＥＤ光源の特性であるわずかな電流で発光できる点からしてソーラーパネルとの組み合わせが従来以上に適合できる。又交流電源を利用する場合もかなりの省電力が計られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【００１７】
【図１】本発明にかかわるＬＥＤの全体を示す概略図
【図２】透過光樹脂板の表面に図形などをカットした状態にＬＥＤ光源を照射した図
【図３】ＬＥＤ光源を樹脂板に取り付けた図
【図４】透過光樹脂板にＬＥＤ光源が照射して屈折した状態を示す側面図
【図５】本発明の装置全体を示すブロック図
【符号の説明】
【００１８】
１・・・透過光樹脂板（背景が透過して見る事もできる）
２・・・表面表示文字・記号・図形など（蛍光塗料塗布などでも良い）
３・・・ＬＥＤ光源
４・・・制御回路
５・・・太陽電池パネル
６・・・マイクロコンピューター
７・・・リチュームイオン電池
８・・・電気二重相コンデンサー
９・・・ＬＥＤ光源カバー
１０・・・反射板
１１・・・ＬＥＤ光源軌道
１２・・・ＬＥＤ基板
１３・・・プリズムカット

【特許請求の範囲】
【請求項１】
厚さが均一及び不均一な透過光樹脂版に側面からＬＥＤ（ＬｉｇｈｔＥｍｉｔｈｉｎｇＤｉｏｄｅの略である）光源を照射することにより、樹脂板面上にあらかじめカット、クリア蛍光塗料を塗付した図形・文字・記号などをカラフルに表示をすることを特徴とするＬＥＤディスプレ装置でカラーコントロールが自在に出来る機能を有するＬＥＤディスプレ装置。
【請求項２】
前記のディスプレイ装置の光量不足を補う為に照射面以外の面に反射板を有することを特徴とする請求項１に記載のＬＥＤディスプレイ装置。
【請求項３】
前記のディスプレイ装置の蛍光塗料塗付による図形・文字・記号などの表示は紫外線を有するＬＥＤにおいて照射することを特徴とする請求項１、および請求項２、のＬＥＤディスプレイ装置。

【図１】