説明

RTSP基盤の動的マルチメディア制御方法

【解決手段】本発明は、RTSPに基づいてマルチメディアを制御する方法を開示する。この方法は、a)マルチメディア端末機の使用者がマルチメディアの再生を選択する場合、上記マルチメディア端末機の状態を確認する段階;b)段階a)の確認結果に基づいて、選択された上記マルチメディアデータを要請するPLAYメッセージを発生させ、生成された上記PLAYメッセージを無線データ通信網を通してメディアサーバに転送する段階;c)段階b)以降、上記マルチメディア端末機の状態が変更されたかを判断する段階;及び、段階c)の判断の結果、上記マルチメディア端末機の状態が変更された場合、この変動した状態に対応する命令メッセージを生成し、生成された上記命令メッセージを転送する段階;を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、RTSP(Real Time Streaming Protocol)に基づいてマルチメディアを制御する方法に関し、特に、無線データ通信網を通してマルチメディアをサービスする際に、RTSPに基づいてマルチメディア端末機から制御命令が発生し、これによってメディアデータをマルチメディア端末機に提供するRTSP基盤の動的マルチメディア制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、無線データ通信網を通して、加入者はマルチメディア端末機を用いて多様なマルチメディアサービスを受けることができる。マルチメディアサービスは、無線データ通信網を通した広大なデータの受信を意味する。無線データ通信網において、マルチメディアサービス利用料金の賦課は、通常、パケット(Packet)を単位とする。従って、無線データ通信網を通して動画のようなマルチメディアサービスを受ける場合、加入者は相当な費用をサービス供給者に支払うことになる。網(Network)の側面から見た時、使用者にとって不要なメディアデータを伝達することになり、全体的な網の効率性を低下させるという短所もある。
【0003】
マルチメディアサービスを利用するにあたって、周辺の環境を考慮して、受信したメディアデータを全ては活用しない場合が多い。例えば、公共の場所ではオーディオの出力をオフ(OFF)にし、ビデオだけを鑑賞する。しかし、ミュージックビデオのような動画サービスの場合、RTSP端末には動画を構成するビデオ及びオーディオデータの両方が提供され、オーディオのオフは端末に設置されたメディア再生機のメニュー選択により具現される。これは、現在マルチメディアサービスを受ける時、端末機にて受信するコンテンツの構成を制御できないためである。よって、使用者は、メディア受信の際に不要なデータまで受信することになり、利用しないデータ受信に対する使用料までも負担しなければならない問題がある。
【0004】
従って、無線データ通信網でメディアデータを転送している間、使用者に再生を望むメディアデータだけを提供する方法、及び使用者が伝達を受けることができるメディアデータを認知して転送する方法が必要である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、無線データ通信網でメディアを受信している間、使用者が受信するメディアデータを制御できるようにするRTSP基盤の動的マルチメディア制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点によるマルチメディア端末におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法は、a)上記マルチメディア端末機の使用者がマルチメディアの再生を選択する場合、上記マルチメディア端末機の状態を確認する段階;b)段階a)の確認結果に基づいて、選択された上記マルチメディアのデータを要請するPLAYメッセージを発生させ、生成された上記PLAYメッセージを無線データ通信網を通してメディアサーバに転送する段階;c)段階b)以降、上記マルチメディア端末機の状態が変更されたかを判断する段階;及びd)段階c)の判断の結果、上記マルチメディア端末機の状態が変更された場合、この変動した状態に対応する命令メッセージを生成し、生成された上記命令メッセージを転送する段階;を含む。
【0007】
ここで、上記命令メッセージは、望ましくはSET_PARAMETERを通して転送される。しかし、上記命令メッセージは、単にRTSPのSET_PARAMETERだけでなく他のメッセージ(methodともいう。Play、Stop、connectなどがある。)等の組み合わせ又は変更によっても具現可能である。本発明では、SET_PARAMETERを例に挙げたが、実際はRTSPを用いた多様なメッセージ及びそれらの組み合わせでもその機能が代替できることに注目すべきである。
【0008】
望ましくは、上記マルチメディア端末機の状態は、電話ベルの振動モード又はディスプレイモードを含む。
【0009】
より望ましくは、上記段階a)において、マルチメディア端末機の状態が使用者が画面を見れないモードであると判断された場合、上記PLAYメッセージは、上記マルチメディアのデータからビデオデータを除外することを要請するメッセージであり、上記段階a)において、マルチメディア端末機の状態が振動モードであると判断された場合、上記PLAYメッセージは、上記マルチメディアのデータからオーディオデータを除外することを要請するメッセージである。
【0010】
また望ましくは、上記SET_PARAMETERメッセージは、上記マルチメディアを構成する少なくとも一つ以上のメディアの各々を制御する命令を含む。
【0011】
また望ましくは、上記段階c)において、上記マルチメディア端末機が振動モード又は振動解除モードに変更されたと判断する場合、上記段階d)で生成される上記SET_PARAMETERメッセージは、オーディオメディア転送の中止又は再開を要請するものである。
【0012】
また望ましくは、上記段階c)において、上記マルチメディア端末機が画面閉鎖又は画面開放モードに変更されたと判断する場合、上記段階d)で生成される上記SET_PARAMETERメッセージは、ビデオメディア転送の中止又は再開を要請するものである。
【0013】
また望ましくは、上記SET_PARAMETERメッセージは上記メディア制御のために定義された少なくとも一つ以上のパラメーター(parameter)を含む。
【0014】
本発明の第2の観点による無線データ通信網におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法は、無線データ通信網でRTSPによってマルチメディアデータを配布する方法において、a)RTSPによってマルチメディア端末機で要請したマルチメディアデータを上記無線データ通信網を通して上記マルチメディア端末機に転送する段階;及びb)段階a)により上記マルチメディア端末機に上記マルチメディアデータを転送する間に、上記マルチメディア端末機から上記マルチメディアデータを制御するための命令が発生した場合、上記命令に従って上記マルチメディアデータを再構成し、再構成された上記マルチメディアデータを上記マルチメディア端末機に転送する段階;を含む。
【0015】
望ましくは、上記命令はSET_PARAMETERメッセージを通して提供され、上記命令は上記メディアデータの転送中断の要請又は再転送の要請を含む。また、上記命令はSET_PARAMETERの少なくとも一つ以上のパラメーター(parameter)により定義される。
【0016】
また望ましくは、上記メディアデータはビデオファイル、オーディオファイル及びテキストファイルのうち少なくとも一つ以上を含み、上記命令は上記ビデオファイル、オーディオファイル及びテキストファイルのぞれぞれに対する転送中断の要請又は再転送の要請を含む。
【0017】
本発明の第3の観点による無線データ通信網におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法は、無線データ通信網でRTSPによってメディアを配布する方法において、a)マルチメディア端末機からのメディア要請をメディアサーバで受信する段階;b)上記マルチメディア端末機からの要請を受信する場合、この要請されたメディアデータを上記マルチメディア端末機に転送する段階;及びc)段階b)により上記マルチメディアデータを上記マルチメディア端末機に転送する間に、上記マルチメディア端末機から上記マルチメディアデータの制御のための命令が発生した場合、上記命令に従って上記マルチメディアデータを制御する段階;を含み、上記命令はSET_PARAMETERメッセージを通して提供され、上記マルチメディアデータはビデオファイル、オーディオファイル及びテキストファイルのうち少なくとも一つ以上を含み、上記命令は上記ビデオファイル、オーディオファイル及びテキストファイル各々に対する転送中断の要請又は再転送の要請を含む。
【0018】
望ましくは、上記マルチメディア端末機は、上記命令を転送して所定時間上記命令に対する応答がない場合は上記命令を再転送し、上記再転送が所定回数繰り返される場合は上記命令の転送を無視する。
【0019】
また望ましくは、上記命令はSET_PARAMETERの少なくとも一つ以上のパラメーター(parameter)により定義される。
【0020】
本発明の第4の観点による無線データ通信網におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法は、a)マルチメディア端末機の使用者がマルチメディアの再生を選択する場合、上記マルチメディア端末機の状態を確認する段階;b)段階a)の確認結果に基づいて、選択された上記マルチメディアのデータを要請するPLAYメッセージを発生させ、生成された上記PLAYメッセージを無線データ通信網を通してメディアサーバに転送する段階;c)上記マルチメディア端末機からの上記PLAYメッセージを上記メディアサーバで受信する場合、該メディアサーバで上記PLAYメッセージに従ってマルチメディアデータを上記マルチメディア端末機に転送する段階;d)段階b)以降、上記マルチメディア端末機で同マルチメディア端末機の状態が変更されたかを判断する段階;e)段階c)の判断の結果、上記マルチメディア端末機の状態が変更された場合、この変動した状態に対応するSET_PARAMETERメッセージを生成し、生成された上記SET_PARAMETERメッセージを上記メディアサーバに転送する段階;及びf)段階c)により上記マルチメディアデータを上記マルチメディア端末機に転送する間に、上記SET_PARAMETERメッセージを上記メディアサーバで受信する場合、上記SET_PARAMETERメッセージに従って上記マルチメディアデータを制御する段階;を含む。
【0021】
望ましくは、上記マルチメディア端末機の状態は、電話ベルの振動モード又はディスプレイモードを含む。
【0022】
また望ましくは、上記段階a)において、マルチメディア端末機の状態が使用者が画面を見れないモードであると判断された場合、上記PLAYメッセージは、上記マルチメディアのデータからビデオデータを除外することを要請するメッセージであり、上記段階a)において、マルチメディア端末機の状態が振動モードであると判断された場合、上記PLAYメッセージは、上記マルチメディアのデータからオーディオデータを除外することを要請するメッセージである。
【0023】
また望ましくは、上記SET_PARAMETERメッセージは、上記マルチメディアを構成する少なくとも一つ以上のメディアの各々を制御する命令を含み、上記段階d)において、上記マルチメディア端末機が振動モード又は振動解除モードに変更されたと判断する場合、上記段階e)で生成される上記SET_PARAMETERメッセージは、オーディオメディア転送の中止又は再開を要請するメッセージである。また、上記段階d)において、上記マルチメディア端末機が画面閉鎖又は画面開放モードに変更されたと判断する場合、上記段階e)で生成される上記SET_PARAMETERメッセージは、ビデオメディア転送の中止又は再開を要請するメッセージである。
【0024】
より望ましくは、上記SET_PARAMETERメッセージは、上記メディア制御のために定義された少なくとも一つ以上のパラメーター(parameter)を含む。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、無線データ網を通してマルチメディアサービスを受けている間、視聴環境の変化に伴って使用者が必要とするメディアデータだけを受信させ、不要なデータ受信による課金を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明の実施例を通して本発明をより詳しく説明する。
【0027】
図1は、本発明によるRTSP基盤の動的メディア制御方法が適用されるシステムの一例を示した図面である。
【0028】
図2は、本発明の一実施例によるマルチメディア端末におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法を説明するためのフローチャートである。
【0029】
図3は、本発明の別の実施例によるマルチメディア端末におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法を説明するためのフローチャートである。
【0030】
図4は、本発明のまた別の実施例による無線データ通信網におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法を説明するための信号フローチャートである。
【0031】
図5は、図4におけるSET_PARAMETERメッセージの再転送過程を説明するためのフローチャートである。
【0032】
本発明の実施例では、RTSP(Real Time Streaming Protocol)によってストリーミングセッション(Streaming Session)が管理され、それぞれのストリーミングデータ(streaming data)がRTPによって転送される環境を仮定している。
【0033】
本発明による方法が適用されるマルチメディア端末機100は、RTSPによってコンテンツをメディアサーバ200に要請する。上記メディアサーバ200は、上記要請に応答して、要請された上記コンテンツのメディアデータを上記RTSP端末100に無線通信網を通して提供する。上記メディアデータを受信している間、上記マルチメディア端末機100は、本発明によって上記メディアサーバ200のメディアデータ転送を制御するためのRTSPに基づいて命令を発生させ、上記命令をRTSPによって上記メディアサーバ200に転送する。すると、上記メディアサーバ200は上記命令に従って各メディアデータの転送を制御する。
【0034】
本発明による上記命令は、RTSPのSET_PARAMETER方法によって定義される。本発明による上記SET_PARAMETER定義の一例を下の表1に示した。
【表1】

【0035】
表1のパラメーター定義によるSET_PARAMETERメッセージに対するマルチメディア端末機100からの命令の発生、及びこれに対するメディアサーバ200の応答の一例を下の表2に示した。
【表2】

【0036】
表2に示したSET_PARAMETERメッセージは、メディアサーバ200にトラック1のデータ転送を中断することを要求しており、メディアサーバ200は、上記SET_PARAMETERメッセージによってトラック1のデータを除外したメディアデータを上記マルチメディア端末機100に提供する。望ましくは、上記マルチメディア端末機100は、使用者の選択によってSET_PARAMETERメッセージを生成できるようにプログラムされる。上記端末のプログラム方式によって本発明が制限されないことは当業者ならば理解するはずである。
【0037】
上記マルチメディア端末機100はコンテンツを受信するために、RTSPによって上記コンテンツを構成する各々のメディアに対するセッションを確立し、上記コンテンツを構成する各メディアを上記メディアサーバ200に要請すると、上記メディアサーバ200は上記要請に従って上記コンテンツの各メディアデータを上記マルチメディア端末機100にストリームする。以降、上記マルチメディア端末機100は、本発明によって上記コンテンツを再生している間に上記マルチメディア端末機100の状態が変更された場合、この変動された状態に対応するSET_PARAMETERメッセージを生成し、生成された上記SET_PARAMETERメッセージを上記メディアサーバ200に転送する。例えば、上記マルチメディア端末機の状態が振動モード又は振動解除モードに変更された場合、上記マルチメディア端末機100は、オーディオメディア転送の中止又は再開を要請するSET_PARAMETERメッセージを上記メディアサーバ200に提供し、該メディアサーバ200が上記オーディオメディアデータの転送を中止又は再開するようになる。また、上記マルチメディア端末機100が画面閉鎖又は画面開放モードに変更される場合、上記マルチメディア端末機100は、ビデオメディア転送の中止又は再開を要請するSET_PARAMETERメッセージを上記メディアサーバ200に転送し、該メディアサーバ200のビデオメディア転送を中止又は再開させる。
【0038】
以下、添付図面を参照し、本発明によるマルチメディア端末におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法をより詳しく説明する。
【0039】
まず、図2を参照し、使用者がマルチメディア端末機100の各メディア再生状態を変更することによってメディアを制御する過程を説明する。
【0040】
使用者がマルチメディア端末機100のメニューからマルチメディアの再生を選択した場合、マルチメディア端末機100はTCPセッションでRTSP DESCRIBE(SDP)メッセージを転送し、上記使用者が選択したコンテンツ(マルチメディア)の属性(description)を要請する。すると、メディアサーバ200は上記DESCRIBEメッセージに応答して、上記コンテンツの属性を上記マルチメディア端末機100に提供する(S61乃至S62)。
【0041】
上記サーバ200からのDESCRIBE応答を受信したマルチメディア端末機100は、上記コンテンツの属性に応じて全てのメディアの各トラック、例えばトラック1のビデオ、トラック2のオーディオ、及びトラック3のテキストを全て要請するために、各々のSETUP要請メッセージを上記メディアサーバ200に転送する。すると、上記SETUP要請メッセージの各々に応答し、上記メディアサーバ200はその要請されたメディアの配布時に使用されるトランスポートメカニズム(Transport Mechanisms)を上記マルチメディア端末機100に提供する。上記サーバ200からのSETUP要請メッセージに対する応答を受信すると、上記マルチメディア端末機100は、上記SETUPに明示されたメカニズムを通して、上記メディアの転送を要求するPLAYメッセージを上記メディアサーバ200に転送する。すると、該サーバ200は上記PLAYメッセージに応答して、要請されたメディアストリームを上記マルチメディア端末100に提供する(S63乃至S65)。
【0042】
上記メディアの再生中に、使用者は特定メディアの再生を中止しなければならない場合がある(又は、中止されている場合は再び再生)。この時、使用者は中止(又は、再び再生)しようとするメディアの状態を再生から中止(又は、中止から再び再生)へ変更させる。このような、上記端末機100のメディア再生中の状態変更(stop/start)の指定は、マルチメディアの端末機100の再生画面の下段にポップアップ(pop-up)メニュー(menu)を表示させ、初期設定時に定義されたメディアのタイプ(type)を認識してトラックIDと連結することにより、これらの停止/再転送(stop/start)を使用者が選択可能にして具現することができる。また、端末及び再生状態による制御に該当する場合、制御メニューは非活性化(Disable)され得る。即ち、特定メディアのないコンテンツである場合、メニュー項目から削除するか非活性化することが望ましい。例えば、特定端末がビデオファイル、オーディオファイル、テキストファイルを有しているならば、初期メニューは全てON状態からOFF状態への変化が選択できるので、“ビデオOFF”、“オーディオOFF”及び“テキストOFF”項目を表示させることが望ましい。ビデオ再生がオフ(OFF)の状態では、“ビデオON”、“オーディオOFF”、及び“テキストOFF”のような方式で表示させることが望ましい(S66)。
【0043】
上記メディアの再生中に使用者が特定メディアの再生状態(中止、又は再び再生)を変更する場合、上記マルチメディア端末機100は、本発明によって上記のような状態変更に対応するSET_PARAMETERメッセージを発生させ、発生した上記SET_PARAMETERメッセージを上記メディアサーバ200に転送する。すると、該メディアサーバ200は上記SET_PARAMETERメッセージに従って該当メディアの転送を中止させる。そして、このメディア転送の中止は、該当メディアの状態が変更されない限り維持される(S67、S68)。
【0044】
次に、図3を参照し、マルチメディア端末機100の振動モードへの設定に伴うメディア制御過程を説明する。
【0045】
段階S11において、使用者がマルチメディア端末機100のメニューからマルチメディア再生を選択した場合、マルチメディア端末機100はTCPセッションでDESCRIBEメッセージを転送し、使用者が選択した上記コンテンツ(マルチメディア)の属性(description)を要請する。すると、メディアサーバ200は上記DESCRIBEメッセージに応答して、上記コンテンツの属性を上記マルチメディア端末機100に提供する(S11乃至S12)。
【0046】
上記DESCRIBEメッセージに対する応答を受信した上記マルチメディア端末機100は、上記コンテンツの属性及び端末の現状に応じて上記コンテンツの構成メディアを要請する。この時、上記マルチメディア端末機100の現状が振動モードであるので、オーディオオフ命令のSET_PARAMETERメッセージを発生させ、該オーディオオフ命令のSET_PARAMETERメッセージを上記メディアサーバ200に提供することで、該メディアサーバ200の上記コンテンツのオーディオデータ転送を中止させる(S13及びS14)。
【0047】
上記のメディア要請に従い、上記マルチメディア端末機100はオーディオデータが除外されたコンテンツのメディアデータを受信し、これを再生する。再生中、使用者が上記振動モードを解除する場合、上記マルチメディア端末機100は振動モードの解除に伴ってオーディオオンを命令するSET_PARAMETERメッセージを上記メディアサーバ200に転送する。すると、該メディアサーバ200は上記メッセージに応答してオーディオデータを含むストリームをRTSP端末に転送し、上記コンテンツのオーディオが再生される(S15、S16、S18)。
【0048】
続いて、使用者が再び振動モードを選択すると、マルチメディア端末機100は段階S14でのように、再びSET_PARAMETERメッセージを転送し、オーディオをオフにする。これとは異なり、モードの変更がなければ、コンテンツの再生が完了するまで現状を維持する(S17、S18、S20)。
【0049】
次に、図4を参照し、マルチメディア端末機100のビデオオフモード設定に伴うメディア制御過程を説明する。
【0050】
段階S21において、使用者がマルチメディア端末機100のメニューからマルチメディア再生を選択した場合、マルチメディア端末機100はTCPセッションでDESCRIBEメッセージを転送し、使用者が選択した上記コンテンツ(マルチメディア)の属性(description)を要請する。すると、メディアサーバ200は上記DESCRIBEメッセージに応答して、上記コンテンツの属性を上記マルチメディア端末機100に提供する(S21乃至S22)。
【0051】
上記DESCRIBE応答を受信した上記マルチメディア端末機100は、上記コンテンツの属性及び端末の現状に応じて上記コンテンツの構成メディアを要請する。この時、上記マルチメディア端末機100の現状がビデオオフモード(例えば、端末がフリップタイプの場合はフリップダウン状態、端末が折り畳みタイプの場合は閉じた状態)であるから、ビデオオフ命令のSET_PARAMETERメッセージを発生させて、上記ビデオオフ命令のSET_PARAMETERメッセージを上記メディアサーバ200に提供することで、上記コンテンツのビデオデータ転送を中止させる(S23乃至S25)。
【0052】
上記のメディア要請に従い、上記マルチメディア端末機100はビデオデータが除外されたコンテンツのメディアデータを受信し、これを再生する。再生中、使用者がビデオオンモードにモード変更をする場合(例えば、端末がフリップタイプの場合はフリップアップ状態、端末が折り畳みタイプの場合は閉じた状態)、上記マルチメディア端末機100はモード変更に伴ってビデオオンを命令するSET_PARAMETERメッセージを上記メディアサーバ200に転送する。すると、該メディアサーバ200は、上記メッセージに応答してビデオデータを含むストリームをマルチメディア端末機100に転送し、上記コンテンツのビデオが再生される(S26、S27、S29)。
【0053】
続いて、使用者が再びビデオオフモードを選択すると、マルチメディア端末機100は段階S25でのように、再びSET_PARAMETERメッセージを転送してビデオをオフにする。これとは異なり、モードの変更がなければ、コンテンツの再生が完了するまで現状を維持する(S28及びS30)。
【0054】
以下、図5及び図6を参照し、本発明のまた別の実施例による無線データ通信網におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法をより詳しく説明する。
【0055】
上述した通り、本発明の実施例では、RTSP(Real Time Streaming Protocol)によってストリーミングセッション(Streaming Session)が管理され、それぞれのストリーミングデータ(streaming data)がRTPによって転送される環境を仮定している。
【0056】
図5を参照すると、本発明による方法が適用されるメディアサーバ200は、マルチメディア端末機100からのメディアデータ要請を受信する場合、要請された上記メディアデータを上記マルチメディア端末機100に転送する。上記メディアデータを上記マルチメディア端末機100に転送する間に、上記マルチメディア端末機100からの上記メディアデータの制御のための命令を上記メディアサーバ200で受信する場合、該メディアサーバ200は上記命令に従って上記メディアデータを制御する。上記命令は、RTSPのSET_PARAMETERメッセージを通して端末100から発生し、上記サーバ200に提供される。上記メディアデータは、コンテンツによって一つ以上のメディアから構成され得る。例えば、上記メディアデータはビデオファイル、オーディオファイル及びテキストファイルのうち少なくとも一つ以上を含む。また、上記命令は上記ビデオファイル、オーディオファイル及びテキストファイルの各々に対する転送の中断又は再転送を含む。
【0057】
上記マルチメディア端末機100はコンテンツを受信するために、RTSP方法によって上記コンテンツを構成するメディア各々に対するセッションを確立し、上記コンテンツを構成する各メディアを上記サーバ200に要請すると、該サーバ200は上記の要請に従って上記コンテンツのメディアデータを上記メディア端末100にストリームする。
【0058】
上記マルチメディア端末機100は、上記コンテンツのメディアデータを制御するために、表1のパラメーター定義に従ってSET_PARAMETERメッセージを発生させ、これを上記メディアサーバ200に提供する。
【0059】
上記マルチメディア端末機100からSET_PARAMETERメッセージが発生すると、これに対して上記メディアサーバ200は、先に説明した通り表2のように応答できる。
【0060】
表2に示したSET_PARAMETERメッセージは、サーバ200にトラック1のデータ転送の中断を要求しており、上記サーバ200は、上記SET_PARAMETERメッセージに従ってトラック1のデータを除外したメディアデータを上記端末100にストリームする。
【0061】
以下、本発明による無線データ通信網におけるRTSP基盤のメディア制御方法をより詳しく説明する。
【0062】
図5を参照すると、上記マルチメディア端末機100は、TCPセッションでDESCRIBEメッセージを転送して望みのコンテンツの属性(description)を要請する。すると、上記DESCRIBEメッセージに対する応答として、上記メディアサーバ200は、上記コンテンツを構成する各メディアの全ての属性を上記端末100に提供する(S31乃至S33)。
【0063】
上記サーバ200からのDESCRIBEメッセージに対する応答としてコンテンツの属性を受信したマルチメディア端末機100は、使用者の選択に従って望みのメディア、例えばトラック1のビデオファイル、トラック2のオーディオファイル、及びトラック3のテキストファイルを要請するために、各々のSETUP要請メッセージを上記メディアサーバ200に転送する。すると、上記SETUP要請メッセージ各々に応答して、上記メディアサーバ200は、その要請されたメディアの配布時に使われるトランスポートメカニズム(Transport Mechanisms)を上記マルチメディア端末機100に提供する(S34乃至S39)。
【0064】
上記サーバ200からSETUPメッセージ応答を受信した場合、上記マルチメディア端末機100は、上記SETUPに明示されたメカニズムを通して、上記メディアの転送を要求するPLAYメッセージを上記メディアサーバ200に転送する。すると、該サーバ200は、上記PLAYメッセージに応答して、要請されたメディアストリームを上記マルチメディア端末100に提供する(S40乃至S42)。
【0065】
上記要請されたメディアストリームの転送中に、本発明によって上記マルチメディア端末機100からは上記メディアストリームを制御するためのSET_PARAMETERメッセージが発生され得る。例えば、上記マルチメディア端末機100のメディア再生中の周辺環境により、使用者は特定メディアの再生を中断する必要が生じることがある。この時、使用者がメディア再生の状態変化(stop/start)を指定できるように、例えば上記端末100の再生画面の下段にポップアップ(pop-up)メニュー(menu)を表示させ、初期設定時に定義されたメディアのタイプ(type)を認識してトラックIDと連結することにより、これらの停止/再転送(stop/start)が選択可能な再生機を装着することが望ましい。また、端末及び再生状態による制御に該当する場合、制御メニューは非活性化(Disable)され得る。即ち、特定メディアのないコンテンツである場合、メニュー項目から削除するか非活性化することが望ましい。例えば、特定端末がビデオファイル、オーディオファイル、テキストファイルを有しているならば、初期メニューは全てON状態からOFF状態への変化が選択できるので、“ビデオOFF”、“オーディオOFF”及び“テキストOFF”項目を表示させることが望ましい。ビデオ再生がオフ(OFF)の状態では、“ビデオON”、“オーディオOFF”、及び“テキストOFF”のような方式で表示させることが望ましい。しかし、本実施例は、上記マルチメディア端末機100に装着する再生機によって制限されるものではない。
【0066】
段階S43において、上記表2に示したように、トラック1のビデオ転送の中断を命令するSET_PARAMETERメッセージが上記マルチメディア端末100から発生した場合、上記メディアサーバ200は、SET_PARAMETERメッセージに応答して、上記命令に従い上記コンテンツからビデオトラック1を除外した残りのメディアのストリームを上記マルチメディア端末機100に提供する(S43及びS44)。
【0067】
続いて、再生環境の変更により、上記使用者がマルチメディア端末機100のメニューからビデオ再生を選択した場合、上記マルチメディア端末機100からは再転送を要求する命令に対するSET_PARAMETERメッセージが発生する。すると、上記メディアサーバ200は、上記命令に従ってビデオデータを含むストリームを上記マルチメディア端末機100に転送する(S44及びS45)。
【0068】
一方、上記マルチメディア端末機100から転送されたSET_PARAMETERメッセージに対する上記メディアサーバ200からの応答を所定時間、例えば3秒間受信できない場合、上記マルチメディア端末機100は、図6に示したように所定回数、例えば3回まで繰り返し送り、最終的に応答がなければ無視して動作する(S51乃至S55)。仮に、以前のSET_PARAMETERメッセージに対する応答が来ない状況で別のSET_PARAMETERが上記マルチメディア端末機100から上記メディアサーバ200に転送されると、タイマー及びカウンターはリセットされる(S56及びS57)。
【0069】
従って、上記構成によれば、端末機の使用中に、コンテンツの特性に応じてコンテンツを構成する全体メディア中の特定メディアを中断したり、或いは使用者が品質に満足できない場合は、データ量の多いメディアを使用者が任意に遮断することができる。また、使用者の立場では、不要なデータを受信しないため、パケット課金料を節約でき、結果的に、不要なトラフィックの低減により、無線網資源及びシステム資源の節約、並びに効率性の極大化をもたらし得る。
【0070】
以上説明した通り、本発明によれば、無線データ通信網でメディアを転送する間に受信側の選択によって、転送されるメディアデータを制御できる、無線データ通信網におけるRTSP基盤の動的メディア制御方法を実現することができる。
【0071】
本発明を上記実施例によって具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるのではなく、当業者の通常の知識範囲内で様々な変形及び改良が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】本発明によるRTSP基盤の動的メディア制御方法が適用されるシステムの一例を示した図面である。
【図2】本発明の一実施例によるマルチメディア端末におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の別の実施例によるマルチメディア端末におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の別の実施例によるマルチメディア端末におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明のまた別の実施例による無線データ通信網におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法を説明するための信号フローチャートである。
【図6】図5におけるSET_PARAMETERメッセージの再転送過程を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0073】
100 マルチメディア端末機
200 メディアサーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
a)マルチメディア端末機の使用者がマルチメディアの再生を選択する場合、上記マルチメディア端末機の状態を確認する段階;
b)段階a)の確認結果に基づいて、選択された上記マルチメディアデータを要請するPLAYメッセージを発生させ、生成された上記PLAYメッセージを無線データ通信網を通してメディアサーバに転送する段階;
c)段階b)以降、上記マルチメディア端末機の状態が変更されたかを判断する段階;及び、
d)段階c)の判断の結果、上記マルチメディア端末機の状態が変更された場合、この変動した状態に対応する命令メッセージを生成し、生成された上記命令メッセージを転送する段階;を含むことを特徴とするマルチメディア端末におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法。
【請求項2】
上記命令メッセージは、SET_PARAMETERメッセージを通して提供されることを特徴とする請求項1に記載のマルチメディア端末におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法。
【請求項3】
上記マルチメディア端末機の状態は、電話ベルの振動モード又はディスプレイモードを含むことを特徴とする請求項1に記載のマルチメディア端末におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法。
【請求項4】
上記段階a)において、マルチメディア端末機の状態が使用者が画面を見れないモードであると判断された場合、上記PLAYメッセージは、上記マルチメディアのデータからビデオデータを除外することを要請するメッセージであることを特徴とする請求項3に記載のマルチメディア端末おけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法。
【請求項5】
上記段階a)において、マルチメディア端末機の状態が振動モードであると判断された場合、上記PLAYメッセージは、上記マルチメディアのデータからオーディオデータを除外することを要請するメッセージであることを特徴とする請求項4に記載のマルチメディア端末におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法。
【請求項6】
上記命令メッセージは、上記マルチメディアを構成する少なくとも一つ以上のメディアの各々を制御する命令を含むことを特徴とする請求項1に記載のマルチメディア端末におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法。
【請求項7】
上記段階c)において、上記マルチメディア端末機が振動モード又は振動解除モードに変更されたと判断する場合、上記段階d)で生成される上記命令メッセージは、オーディオメディア転送の中止又は再開の要請であることを特徴とする請求項6に記載のマルチメディア端末におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法。
【請求項8】
上記段階c)において、上記マルチメディア端末機が画面閉鎖又は画面開放モードに変更されたと判断する場合、上記段階d)で生成される上記命令メッセージは、ビデオメディア転送の中止又は再開の要請であることを特徴とする請求項6に記載のマルチメディア端末におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法。
【請求項9】
上記命令メッセージは、SET_PARAMETERメッセージを通して提供され、上記SET_PARAMETERメッセージは上記メディアの制御のために定義された少なくとも一つ以上のパラメーター(parameter)を含むことを特徴とする請求項1に記載のマルチメディア端末におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法。
【請求項10】
無線データ通信網でRTSPによってマルチメディアデータを配布する方法において、
a)RTSPによってマルチメディア端末機で要請したマルチメディアデータを上記無線データ通信網を通して上記マルチメディア端末機に転送する段階;及び、
b)段階a)により上記マルチメディア端末機に上記マルチメディアデータを転送する間に、上記マルチメディア端末機から上記マルチメディアデータを制御するための命令が発生した場合、上記命令に従って上記マルチメディアデータを再構成し、再構成された上記マルチメディアデータを上記マルチメディア端末機に転送する段階;を含むことを特徴とする無線データ通信網におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法。
【請求項11】
上記命令は、SET_PARAMETERメッセージを通して提供されることを特徴とする請求項10に記載の無線データ通信網におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法。
【請求項12】
上記命令は、上記メディアデータの転送中断の要請又は再転送の要請を含むことを特徴とする請求項10に記載の無線データ通信網におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法。
【請求項13】
上記命令は、SET_PARAMETERの少なくとも一つ以上のパラメーター(parameter)により定義されることを特徴とする請求項10に記載の無線データ通信網におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法。
【請求項14】
上記メディアデータはビデオファイル、オーディオファイル及びテキストファイルのうち少なくとも一つ以上を含み、上記命令は上記ビデオファイル、オーディオファイル及びテキストファイル各々に対する転送中断の要請又は再転送の要請を含むことを特徴とする請求項10に記載の無線データ通信網におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法。
【請求項15】
無線データ通信網でRTSPによってメディアを配布する方法において、
a)マルチメディア端末機からのメディア要請をメディアサーバで受信する段階;
b)上記マルチメディア端末機からの要請を受信する場合、この要請されたメディアデータを上記マルチメディア端末機に転送する段階;及び、
c)段階b)により上記マルチメディアデータを上記マルチメディア端末機に転送する間に、上記マルチメディア端末機からの上記マルチメディアデータの制御のための命令が発生した場合、上記命令に従って上記マルチメディアデータを制御する段階;を含み、
上記命令はSET_PARAMETERメッセージを通して提供され、上記マルチメディアデータはビデオファイル、オーディオファイル及びテキストファイルのうち少なくとも一つ以上を含み、上記命令は上記ビデオファイル、オーディオファイル及びテキストファイル各々に対する転送中断の要請又は再転送の要請を含むことを特徴とする無線データ通信網におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法。
【請求項16】
上記マルチメディア端末機は、上記命令を転送して所定時間上記命令に対する応答がない場合は上記命令を再転送し、上記再転送が所定回数繰り返される場合は上記命令の転送を無視することを特徴とする請求項15に記載の無線データ通信網におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法。
【請求項17】
上記命令は、SET_PARAMETERの少なくとも一つ以上のパラメーター(parameter)により定義されることを特徴とする請求項15に記載の無線データ通信網におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法。
【請求項18】
a)マルチメディア端末機の使用者がマルチメディアの再生を選択する場合、上記マルチメディア端末機の状態を確認する段階;
b)段階a)の確認結果に基づいて、選択された上記マルチメディアデータを要請するPLAYメッセージを発生させ、生成された上記PLAYメッセージを無線データ通信網を通してメディアサーバに転送する段階;
c)上記マルチメディア端末機からの上記PLAYメッセージを上記メディアサーバで受信する場合、該メディアサーバで上記PLAYメッセージに従ってマルチメディアデータを上記マルチメディア端末機に転送する段階;
d)段階b)以降、上記マルチメディア端末機で同マルチメディア端末機の状態が変更されたかを判断する段階;
e)段階c)の判断の結果、上記マルチメディア端末機の状態が変更された場合、この変動した状態に対応するSET_PARAMETERメッセージを生成し、生成された上記SET_PARAMETERメッセージを上記メディアサーバに転送する段階;及び、
f)段階c)により上記マルチメディアデータを上記マルチメディア端末機に転送する間に、上記SET_PARAMETERメッセージを上記メディアサーバで受信する場合、上記SET_PARAMETERメッセージに従って上記マルチメディアデータを制御する段階;を含むことを特徴とする無線データ通信網でのRTSP基盤のマルチメディア制御方法。
【請求項19】
上記マルチメディア端末機の状態は、電話ベルの振動モード又はディスプレイモードを含むことを特徴とする請求項18に記載の無線データ通信網におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法。
【請求項20】
上記段階a)において、マルチメディア端末機の状態が使用者が画面を見れないモードであると判断された場合、上記PLAYメッセージは、上記マルチメディアのデータからビデオデータを除外することを要請するメッセージであることを特徴とする請求項19に記載の無線データ通信網におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法。
【請求項21】
上記段階a)において、マルチメディア端末機の状態が振動モードであると判断された場合、上記PLAYメッセージは、上記マルチメディアのデータからオーディオデータを除外することを要請するメッセージであることを特徴とする請求項19に記載の無線データ通信網におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法。
【請求項22】
上記SET_PARAMETERメッセージは、上記マルチメディアを構成する少なくとも一つ以上のメディアの各々を制御する命令を含むことを特徴とする請求項18に記載の無線データ通信網におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法。
【請求項23】
上記段階d)において、上記マルチメディア端末機が振動モード又は振動解除モードに変更されたと判断する場合、上記段階e)で生成される上記SET_PARAMETERメッセージは、オーディオメディア転送の中止又は再開の要請であることを特徴とする請求項22に記載の無線データ通信網におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法。
【請求項24】
上記段階d)において、上記マルチメディア端末機が画面閉鎖又は画面開放モードに変更されたと判断する場合、上記段階e)で生成される上記SET_PARAMETERメッセージは、ビデオメディア転送の中止又は再開の要請であることを特徴とする請求項22に記載の無線データ通信網における端末でのRTSP基盤のマルチメディア制御方法。
【請求項25】
上記SET_PARAMETERメッセージは、上記メディア制御のために定義された少なくとも一つ以上のパラメーター(parameter)を含むことを特徴とする請求項18に記載の無線データ通信網におけるRTSP基盤のマルチメディア制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2007−521776(P2007−521776A)
【公表日】平成19年8月2日(2007.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−546832(P2006−546832)
【出願日】平成16年12月27日(2004.12.27)
【国際出願番号】PCT/KR2004/003455
【国際公開番号】WO2005/064891
【国際公開日】平成17年7月14日(2005.7.14)
【出願人】(501217145)エスケーテレコム カンパニー リミテッド (29)
【Fターム(参考)】