説明

TV番組の視聴状態に依存した推薦スコアの変換

本発明は、番組を推薦するための番組推薦スコアを生成する、テレビ番組を推薦及び記録する装置及び方法に関する。本装置及び方法は、番組が前に視聴された場合に推薦の優先度又はスコアを低減する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビ番組を推薦及び記録するための方法及び装置に関し、より詳細には、番組が前に視聴された場合に推薦される番組の推薦スコアを低くするための方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
テレビ視聴者にとって利用可能なチャネル数は、かかるチャネルで利用可能な番組コンテンツの多様化に加えて増加してきているので、テレビ視聴者にとって関心のあるテレビ番組を識別及び記録することが益々興味を惹くものとなってきている。歴史的に、テレビ視聴者は、印刷されたテレビ番組ガイドを分析することで、関心のあるテレビ番組を識別している。典型的に、かかる印刷されたテレビ番組ガイドは、日時、チャネル及びタイトルにより利用可能なテレビ番組を列挙するグリッドを含んでいる。
【0003】
より最近では、多数のツールが提案されており、テレビ番組を推薦するために利用可能となってきている。TiVo(登録商標)は、たとえばカリフォルニア州サニーベイルのTivo社から商業的に入手可能であって、視聴者は、“Thumbs Up and Thumbs Down”機能を使用して番組を評価し、これにより、視聴者が好きな番組と嫌いな番組をそれぞれ示すのを可能にしている。その後、TiVo(登録商標)レシーバは、記録された視聴者の好みを、電子番組ガイド(EPG)のような受信された番組データと整合させ、推薦をそれぞれの視聴者に適合させる。ついで、TiVo(登録商標)は、ユーザによる将来の視聴のためにハードディスクに推薦された番組を記録する。
【0004】
テレビ番組には典型的に2つのタイプ、暗黙的なタイプと明示的なタイプのものとがある。暗黙のテレビ番組リコメンダは、押し付けがましくないやり方で、視聴者の視聴履歴から導出された情報に基づいて、テレビ番組の推薦を生成する。図1は、従来の暗黙的なテレビ番組リコメンダ60を使用した、視聴者ファイル40の生成を例示している、暗黙的な視聴者プロファイル40は、所与の視聴者がそれぞれの番組を好き又は嫌いであるかを示して、視聴者履歴25から導出される。図1に示されるように、暗黙のテレビ番組リコメンダ60は、公知のやり方で視聴者履歴25を処理し、視聴者の好みを特徴付けする推測されるルールのセットを含んでいる暗黙の視聴者プロファイル40を導出する。したがって、暗黙のテレビ番組リコメンダ60は、視聴者が好き又は嫌いな番組のセットに基づいて視聴者の視聴の癖を導出しようと試みる。
【0005】
明示的なテレビ番組リコメンダは、他方で、タイトル、ジャンル、俳優、チャネル及び日付のような番組属性のそれらの好みに関して視聴者に明示的に問い合わせ、視聴者プロファイルを導出し、推薦を生成する。
【0006】
Kaushal Kurapati, David J. Schaffer及びSrinivas Gutta等による“METHOD AND APPRATUS FOR GENERATING RECOMMENDATION SCORES USING IMPLICIT AND EXPLICIT VIEWING PREFERENCES”(引用により本明細書に盛り込まれる)と題された米国特許出願シリアル番号09/666,401は、結合された暗黙的/明示的な番組推薦スコアに基づいたテレビ番組の推薦を生成するテレビ番組リコメンダを記載している。したがって、開示されるテレビ番組リコメンダは、視聴者の明示的な視聴の好みをそれらのテレビ視聴の振る舞いと結合して、明示的な推薦のスコアと暗黙的な推薦のスコアに基づいた番組のスコアを生成する。この従来技術のシステムでは、明示的及び暗黙的なスコアに基づいた結合された推薦スコアを計算する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
記載される全ての現在のリコメンダによる問題点は、番組が前に視聴された否かに関することなしに番組が推薦されることである。したがって、視聴者が既に番組を見たか否かで視聴及び記録のために番組を推薦するとき、考慮すべき必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
概して、テレビジョンリコメンダ及び/又は記録方法及び装置が記載され、ユーザが特定の番組又は番組のセットを見た場合、及びこれらの番組が現在利用可能であるか又は利用可能となる場合、かかるケースにおいて、リコメンダは、より低い優先度でこれらの番組を推薦する。本発明は、ソフトウェアに組み込まれる場合があり、システムは、日、時間、現在のリコメンダのスコア、どの位多く推薦された番組を見たか、誰によってその番組が視聴されたかに関する注記をつくる。システムがこの情報を一度有すると、リコメンダは、その全体として又は部分的に番組が前に視聴されたかを判定し、これに応じてリコメンダスコアを調整する。
【0009】
別の実施の形態では、リコメンダは、どの位昔に番組が見られたか、又は、誰によってその番組が視聴されたかに依存してリコメンダスコアを低くすることができる。また、リコメンダは、どの位多くその番組が視聴されたかを判定することができる。視聴者が番組の一部を視聴しただけである場合、リコメンダは、番組が再び推薦されるべきことを判断するか、又は、視聴者が見たが、それを見終わるために十分に好きではなかったことを判定する。
【0010】
他の実施の形態では、先の組み合わせは、リコメンダのスコアを調整するために使用することができる。
【0011】
本発明、並びに本発明の更なる特徴及び利点のより完全な理解は、以下の詳細な記載及び図面を参照することで得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図2は、本発明に係るテレビ番組推薦/記憶システム50を例示する図である。図2に示されるように、テレビ番組リコメンダ100は、電子番組ガイド(EPG)110で番組のそれぞれを評価し、たとえば、公知のオンスクリーンプレゼンテーション技術を使用したセットトップ端末/テレビジョン(図示せず)を使用した、特定の視聴者にとって関心のある番組を識別する。
【0013】
本発明と共に使用することができる利用可能な多くのタイプのリコメンダシステムが存在するが、本発明は、米国特許出願シリアル番号09/666,401で記載される明示的/暗黙的なリコメンダに関して記載され、引用によって本明細書に盛り込まれる。テレビ番組リコメンダ100は、プロセッサ115を使用して、メモリ120に記憶されている結合された暗黙的/明示的な番組推薦スコアに基づいてテレビ番組の推薦を生成する。このリコメンダは、視聴者の明示的な視聴の好みをそれらのテレビ視聴の振る舞い(暗黙的な好み)に結合し、番組推薦を生成する。一般的に、それぞれの視聴者は、たとえばテレビ番組の日及び視聴時間、チャネル、俳優、及びカテゴリ(ジャンル)を含む、各種番組の記述又は属性についてのそれらの好みを始めに評価する。明示的な視聴者プロファイルは、400で作成される。暗黙的なプロファイル500もまた生成され、それぞれの番組に適用される。米国特許出願シリアル番号09/666,401における発明を使用して、結合された推薦スコアは、600でそれぞれの番組について生成される。推薦スコアが所定の閾値を超える場合、130で番組が推薦される。
【0014】
また、システムは、ユーザにより前に視聴された番組のリスト又は履歴140を記憶する。次いで、システムは、前に視聴された番組140の履歴を見て、推薦されている番組が前に視聴されたかを判定する。番組が前に視聴された場合、リコメンダスコアへの複数の異なる変更が行われる場合がある。
【0015】
推薦された番組が完全な形で(全部)以前に視聴された場合、番組のリコメンダスコアは、一定のファクタにより低くされる。たとえば、番組が推薦されているかを判定するため、番組の記述がユーザのプロファイルと85%以上整合することを意味する、閾値85%に設定されている場合、85%を超える推薦スコアを有する番組のみが推薦される。現在の番組が87%のリコメンダのスコアを有するが、前に視聴されていた場合、リコメンダスコアは、12%だけ低くされる場合があり、新たなリコメンダのスコアを73%にし、番組はもはや推薦されない。代替的に、リコメンダスコアが100%であって、前に視聴された番組が12%だけ低減された場合、番組はなお推薦されるが、より低い優先度をもつ。
【0016】
代替的な実施の形態では、前に視聴された番組の履歴が推薦された番組の一部のみが視聴されたことを判定した場合、リコメンダスコアは、視聴者が番組の一部を見たが、中断された場合があり、したがってその番組を見終わるように再び見ることを望むという仮定をなす7%だけ低下する。これに応じて、高く推薦された番組は、かかるケースにおいてなお推薦され、より低いリコメンダのスコアをもつ番組は推薦されない。視聴者がチャネルを変えて視聴続けるためにそのチャネルに戻らないか、代替的に、視聴者が記録されたバージョンの番組を見たかを知るためにチャネルの変更をモニタするような、どの位多くの番組が前に視聴されたかを判定する多くの公知のやり方が存在し、ビデオレコーダは、どの位多くの記録が視聴されたかを監視することができる。
【0017】
前の視聴された番組140の履歴は、EPGの入力を有することができ、日、時間、現在のリコメンダのスコア、どの位多くの番組が視聴されたか、誰により番組が視聴されたか等、を記憶する場合がある。これにより、システムは、番組が前に視聴されたか、どの位多く見られたか、どの位前に番組が見られたか、及びおそらく誰により番組が見られたかを判定することができる。
【0018】
したがって、別の実施の形態では、番組が高い優先度、たとえば98%で推薦されたが、番組が視聴者により前日に既に視聴された場合、リコメンダスコアは、20%だけ低くされ、推薦された番組の閾値以下に下がる場合がある。
【0019】
表1は、各種のファクタに基づいたリコメンダスコアの低減の例を示している。前提は、番組が推薦される前にリコメンダの閾値が合致する必要があるということである。結合された推薦スコアが多くの形式を取ることができるが、リコメンダのレベルが1と100との間であると仮定する。リコメンダスコアは、−1...1のような数値とするか、又は、パーセンテージの値又は他の値とすることができる。リコメンダスコアは、推薦された番組がユーザプロファイルに整合する程度を典型的に表している。リコメンダの閾値85%がユーザプロファイルに整合すると仮定する。リコメンダスコアが85%の閾値を超える場合にある番組のみが推薦されると、好適な実施の形態では、表1は各種のファクタに基づいたリコメンダ出力の低減を示している。
【0020】
【表1】

多くの公知のシステムは、そのプロファイルが番組を推薦するために使用されている視聴者が番組を前に視聴した同じ視聴者であるかを判定することができる。たとえば、あるシステムの中には、視聴者がテレビを見るたびに、彼/彼女がID番号を入力しなければならないものがある。ID番号は、視聴者の同一性を示している。代替的に、2000年10月10日に提出された、Miroslav Trajokovic, Yong Yan, Antonio Colmenarez 及び Srinivas Gutta等による“DEVICE CONTROL VIA IMAGE BASED RECOGNITION”米国特許出願シリアル番号09/685,683に記載されるシステムは、カメラがテレビに搭載され、顔認識を使用して、現在部屋にいる視聴者を検出するシステムを記載している。
【0021】
テレビ番組リコメンダ100は、中央処理装置(CPU)のようなプロセッサ115、及びRAM及びROMのようなメモリ120を含む、パーソナルコンピュータ又はワークステーションのような計算装置として実施される場合がある。さらに、テレビ番組リコメンダ100は、TiVoシステムのような入手可能なテレビ番組リコメンダとして実施されるか、本発明の特徴及び機能を実行するために変更されるような、1999年12月17日に提出された、“METHOD AND APPRATUS FOR RECOMMENDING TELEVISION PROGRAMMING USING DECISION TREES”と題された米国特許出願シリアル番号09/466,406、及び2000年2月4日に提出された、“BAYESIAN TV RECOMMENDER”と題された米国特許出願シリアル番号09/498,271、又はそれらの組み合わせに記載されるテレビ番組リコメンダとして実現される場合がある。
【0022】
同様に、番組推薦130、履歴140及び新たな番組推薦150は、コンピュータ、ワークステーション、リコメンダ又はPVRの一部とすることもできる。一般に、システムは、リコメンダスコアを低減するためのプログラムステップを実行するためにリコメンダの一部であるソフトウェアを使用するが、本システムはハードウェア、ソフトウェアと協働するハードウェア及びローカルに記憶されないソフトウェアを使用して実現することができることを当業者であれば認識されるであろう。
【0023】
図3は、本発明の実施の形態に係る推薦システムのフローチャートを示している。テレビ番組又はテレビ番組情報は、TVリコメンダ100に送出され、このTVリコメンダは、リコメンダのスコアを決定する。このリコメンダのスコアは、80で、閾値に比較され、番組が推薦されるべきかを判定する。番組が推薦されない場合、TVリコメンダは、推薦すべき別の番組をサーチする。番組リコメンダのスコアが閾値を超える場合、81で、推薦されている番組が完全な形で最近に視聴されたかが判定される。完全な形で最近に視聴されていない場合、82で、部分的に最近に視聴されたかを判定する。番組が部分的に最近視聴されていない場合、6ヶ月前に視聴されたかを判定する。システムが6ヶ月以上前に視聴されたことを検出しない場合、システムは、90で、リコメンダスコアを調整することなしに番組を推薦する。
【0024】
81で、番組が完全な形で最近視聴された場合、システムは、番組を最近に視聴した人が今回テレビを見ている同じ人であるかを判定する。同じ人物である場合、リコメンダスコアは、86で、12%だけ減少され、番組のタイトルは、90で、低減されたリコメンダスコアで表示される。リコメンダスコアにおける低減により、閾値以下にスコアが低下する場合に、番組が全然推薦されないように、システムを構成することができる。同じ人がリコメンダのリストを現在視聴していない場合、89で、スコアが10%だけ減少する場合があり、90で、番組のタイトルが表示される。
【0025】
82で、推薦された番組が部分的に最近視聴された場合、システムは、85で、同じ人が現在の推薦を視聴しているかを判定し、同じ人が視聴している場合にスコアを7%だけ減少し、異なる人が視聴している場合にスコアを5%だけ減少させる。これらの番組は90で表示される。
【0026】
推薦された番組が前に視聴されたが、この視聴が行われて以来6ヶ月以上前であった場合、システムは、85で同じ人が視聴しているかを再び判定し、これに応じて推薦の表示前に、87でスコアを減少するか、88でスコアを増加する。
【0027】
なお、システムは、同じ人物が番組を視聴していたかを必ずしも判定する必要がなく、システムの中には、番組が前に視聴された場合に、部分的又はその全体的に、視聴者がその番組が推薦されたリストに現れるのを望まないかを想像することができる。
【0028】
図3は、テレビ700に接続されるTiVoのようなパーソナルビデオレコーダ(PVR)720を示している。PVRは、リコメンダ600及び履歴140を含んでいる。TiVoの“Now Showing”スクリーンは、ハードディスクに現在記憶される全ての番組を表示する。このケースでは、番組A−Fである。(番組A−Cのような)これらの番組の多くは、視聴者により特に記録されるように選択されている。他の番組は、円を囲む正方形により示されるようにリコメンダの番組である。円の内側は、表1に示されるファクタを考慮したリコメンダスコアであるか、又は優先度を示すために色で符号化される場合がある。
【0029】
推薦スコアの低減は、実際の数の低減よりはディスプレイの推薦の優先度を低下する形式を取る。
【0030】
本発明の好適な実施の形態であると考えられるものが記載及び図示されたが、勿論、形式又は詳細における様々な変更及び変形が本発明の精神から逸脱することなしに容易に行われることを理解されたい。したがって、本発明は記載及び例示される正確な形式に制限されることがなく、特許請求の範囲に包含される全ての変更をカバーするために構築されるべきであることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】従来技術による暗黙の推薦システムを示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る推薦/記録システムを示す図である。
【図3】本発明の好適な実施の形態に係る番組推薦の番組推薦の生成プロセスを説明するフローチャートである。
【図4】本発明に係るパーソナルビデオレコーダを示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
推薦された番組を記録するための記録装置であって、
記録されるべき番組を推薦し、番組の記述と少なくとも1つのユーザプロファイルとの整合の程度を示すリコメンダスコアを提供するリコメンダと、
前に視聴された番組のリストを記憶媒体に記憶する記憶装置と、
番組が前に視聴されたとして前記記憶装置で表される場合に番組のリコメンダスコアを低減するリコメンダスコア低減手段とを有し、
前記記憶装置は、前記リコメンダスコアが前記リコメンダスコア低減手段により低減された後に閾値を超えたままである場合に、推薦された番組を記憶する、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項2】
前記リコメンダスコア低減手段は、番組が完全な形で前に視聴されたこと、番組が少なくとも部分的に視聴されたこと、番組が最近に視聴されたこと、番組が推薦された番組を視聴している同じ視聴者により前に視聴されたこと、からなるファクタのうちの少なくとも1つに基づいてスコアを低減する、
請求項1記載の記録装置。
【請求項3】
前記記憶装置は、前の視聴の日付を含む前に視聴された番組のリストを記憶する、
請求項1記載の記録装置。
【請求項4】
前記記憶装置は、番組が前に視聴された時間の長さに関する指標を記憶する、
請求項1記載の記録装置。
【請求項5】
前記記憶装置は、番組を前に視聴した視聴者のID番号を記憶する、
請求項1記載の記録装置。
【請求項6】
推薦される番組を記録するための記録装置であって、
記録されるべき番組を推薦し、番組の記述と少なくとも1つのユーザプロファイルとの整合の程度を示すリコメンダスコアを提供するリコメンダと、
前に視聴された番組のリストを記憶媒体に記憶する記憶装置と、
番組が前に視聴されたとして前記記憶媒体で表現される場合に、番組のリコメンダスコアを低減するリコメンダスコア低減手段と、
前記記憶装置は、低減されたリコメンダスコアに加えて推薦された番組を記憶し、その低減されたリコメンダスコアに加えて推薦された番組のタイトルをディスプレイに提供する、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項7】
前記リコメンダスコア低減手段は、番組が完全な形で前に視聴されたこと、番組が少なくとも部分的に前に視聴されたこと、番組が最近に視聴されたこと、及び番組が推薦された番組を視聴している同じ視聴者により前に視聴されたこと、からなるファクタのうちの少なくとも1つに基づいてスコアを低減する、
請求項6記載の記録装置。
【請求項8】
前記記憶装置は、前の視聴の日を含む前に視聴された番組のリストを記憶する、
請求項6記載の記録装置。
【請求項9】
前記記憶装置は、番組が前に視聴された時間の長さに関する指標を記憶する、
請求項6記載の記録装置。
【請求項10】
前記記憶装置は、前に番組を視聴した視聴者にID番号を記憶する、
請求項6記載の記録装置。
【請求項11】
推薦された番組を記録する方法であって、
記録されるべき番組を推薦し、番組の記述と少なくとも1つのユーザプロファイルとの整合の程度を示すリコメンダスコアを提供するステップと、
前に視聴された番組のリストを記憶媒体に記憶するステップと、
番組が前に視聴されたとして前記記憶装置で表される場合に番組のリコメンダスコアを低減するステップと、
前記リコメンダスコアが低減された後に閾値を超えたままである場合に、推薦された番組を記憶するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項12】
前記リコメンダスコアは、番組が完全な形で前に視聴されたこと、番組が少なくとも部分的に前に視聴されたこと、番組が最近に視聴されたこと、及び番組が推薦された番組を視聴している同じ視聴者により前に視聴されたこと、からなるファクタのうちの少なくとも1つにより低減される、
請求項11記載の記録方法。
【請求項13】
前記記憶するステップは、前の視聴の日を含む前に視聴された番組のリストを記憶する、
請求項11記載の記録方法。
【請求項14】
前記記憶するステップは、番組が前に視聴された時間の長さに関する指標を記憶する、
請求項11記載の記録方法。
【請求項15】
前記記憶するステップは、番組を前に視聴した視聴者のID番号を記憶する、
請求項11記載の記録方法。
【請求項16】
推薦された番組を記録する記録方法であって、
記録されるべき番組を推薦し、番組の記述と少なくとも1つのユーザプロファイルとの整合の程度を示すリコメンダスコアを提供するステップと、
前に視聴された番組のリストを記憶媒体に記憶するステップと、
番組が前に視聴されたとして前記記憶媒体で表される場合に番組のリコメンダスコアを低減するステップと、
低減されたリコメンダスコアに加えて推薦された番組を記憶するステップと、
その低減されたリコメンダスコアに加えて推薦された番組のタイトルをディスプレイに提供するステップと、
を含むことを特徴とする記録方法。
【請求項17】
前記リコメンダスコアは、番組が完全な形で前に視聴されたこと、番組が少なくとも部分的に前に視聴されたこと、番組が最近に視聴されたこと、番組が推薦された番組を視聴している同じ視聴者により前に視聴されたこと、からなるファクタのうちの少なくとも1つにより低減される、
請求項16記載の記録方法。
【請求項18】
前記記憶するステップは、前の視聴の日を含む前に視聴された番組のリストを記憶する、
請求項16記載の記録方法。
【請求項19】
前記記憶するステップは、番組が前に視聴された時間の長さに関する指標を記憶する、
請求項16記載の記録方法。
【請求項20】
前記記憶するステップは、番組を前に視聴した視聴者のID番号を記憶する、
請求項16記載の記録方法。
【請求項21】
番組を推薦する装置であって、
番組を推薦し、番組の記述と少なくとも1つのユーザプロファイルとの整合の程度を示すリコメンダスコアを提供するリコメンダと、
前に視聴された番組のリストを記憶媒体に記憶するための記憶装置と、
番組が前に視聴されたとして前記記憶媒体で表されている場合に、番組のリコメンダスコアを低減するリコメンダスコア低減手段とを有し、
前記リコメンダスコアが前記リコメンダスコア低減手段により低減された後に閾値を超えたままである場合に番組が推薦される、
ことを特徴とする装置。
【請求項22】
前記リコメンダスコア低減手段は、番組が完全な形で前に視聴されたこと、番組が少なくとも部分的に前に視聴されたこと、番組が最近に視聴されたこと、及び番組が推薦された番組を視聴している同じ視聴者により前に視聴されたこと、からなるファクタの少なくとも1つに基づいてスコアを低減する、
請求項21記載の装置。
【請求項23】
前記記憶媒体は、前の視聴の日を含む前に視聴された番組のリストを記憶する、
請求項21記載の装置。
【請求項24】
前記記憶媒体は、番組が前に視聴された時間の長さに関する指標を記憶する、
請求項21記載の装置。
【請求項25】
前記記憶媒体は、番組を前に視聴した視聴者のID番号を記憶する、
請求項21記載の装置。
【請求項26】
番組を推薦する装置であって、
記録されるべき番組を推薦し、番組の記述と少なくとも1つのユーザプロファイルとの整合の程度を示すリコメンダスコアを提供するリコメンダと、
前に視聴された番組のリストを記憶媒体に記憶するための記憶装置と、
番組が前に視聴されたとして前記記憶媒体で表される場合に番組のリコメンダスコアを低減するリコメンダスコア低減手段とを有し、
前記記憶装置は、低減されたリコメンダスコアを記憶し、その低減されたリコメンダスコアに加えて推薦された番組のタイトルをディスプレイに提供する、
ことを特徴とする装置。
【請求項27】
前記リコメンダスコア低減手段は、番組が完全な形で前に視聴されたこと、番組が少なくとも部分的に前に視聴されたこと、番組が最近に視聴されたこと、及び番組が推薦された番組を視聴している同じ視聴者により前に視聴されたこと、からなるファクタのうちの少なくとも1つに基づいてスコアを低減する、
請求項26記載の装置。
【請求項28】
前記記憶媒体は、前の視聴の日を含む前に視聴された番組のリストを記憶する、
請求項26記載の装置。
【請求項29】
前記記憶媒体は、番組が前に視聴された時間の長さに関する指標を記憶する、
請求項26記載の記録装置。
【請求項30】
前記記憶媒体は、番組を前に視聴した視聴者のID番号を記憶する、
請求項26記載の記録装置。
【請求項31】
番組を推薦する方法であって、
番組の記述と少なくとも1つのユーザプロファイルとの整合の程度を示すリコメンダスコアを提供し、記憶するステップと、
前に視聴された番組のリストを記憶媒体に記憶するステップと、
番組が前に視聴されたとして記憶媒体で表される場合に、番組のリコメンダスコアを低減するステップと、
リコメンダスコアが低減された後に閾値を超える場合に、番組を推薦するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項32】
前記リコメンダスコアは、番組が完全な形で前に視聴されたこと、番組が少なくとも部分的に前に視聴されたこと、番組が最近に視聴されたこと、番組が推薦された番組を視聴している同じ視聴者により前に視聴されたこと、からなるファクタのうちの少なくとも1つにより低減される、
請求項31記載の推薦方法。
【請求項33】
前記記憶するステップは、前の視聴の日を含む前に視聴された番組のリストを記憶する、
請求項31記載の推薦方法。
【請求項34】
前記記憶するステップは、番組が前に視聴された時間の長さに関する指標を記憶する、
請求項31記載の推薦方法。
【請求項35】
前記記憶するステップは、番組を前に視聴した視聴者のID番号を記憶する、
請求項31記載の推薦方法。
【請求項36】
番組を推薦する方法であって、
番組の記述と少なくとも1つのユーザプロファイルとの整合の程度を示すリコメンダスコアを提供し、記憶するステップと、
前に視聴された番組のリストを記憶媒体に記憶するステップと、
番組が前に視聴されたとして前記記憶媒体で表された場合に番組のリコメンダスコアを低減するステップと、
低減されたリコメンダスコアを記憶するステップと、
その低減されたリコメンダスコアに加えて推薦された番組のタイトルをディスプレイに提供するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項37】
前記リコメンダスコアは、番組が完全な形で前に視聴されたこと、番組が少なくとも部分的に前に視聴されたこと、番組が最近に視聴されたこと、及び番組が推薦された番組を視聴している同じ視聴者により前に視聴されたこと、からなるファクタのうちの少なくとも1つにより低減される、
請求項36記載の推薦方法。
【請求項38】
前記記憶するステップは、前の視聴の日を含む前に視聴された番組のリストを記憶する、
請求項36記載の推薦方法。
【請求項39】
前記記憶するステップは、番組が前に視聴された時間の長さに関する指標を記憶する、
請求項36記載の推薦方法。
【請求項40】
前記記憶するステップは、番組を前に視聴した視聴者のID番号を記憶する、
請求項36記載の推薦方法。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2007−501581(P2007−501581A)
【公表日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−530709(P2006−530709)
【出願日】平成16年5月24日(2004.5.24)
【国際出願番号】PCT/IB2004/001825
【国際公開番号】WO2004/107747
【国際公開日】平成16年12月9日(2004.12.9)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【氏名又は名称原語表記】Koninklijke Philips Electronics N.V.
【住所又は居所原語表記】Groenewoudseweg 1,5621 BA Eindhoven, The Netherlands
【Fターム(参考)】