説明

USBメモリ

【課題】 本発明はUSBメモリとしての使用は勿論、ICレコーダとしての使用もでき、かつUSBメモリ本体のシステム制御部を共用して、小型コンパクトで、かつ安価なUSBメモリを得るにある。
【解決手段】 USB端子が設けられたUSBメモリ本体と、このUSBメモリ本体に取付けられた、該USBメモリ本体のシステム制御部を共用するICレコーダと、このICレコーダおよび前記USB端子を除くUSBメモリ本体を覆うケース体と、このケース体に設けられた前記ICレコーダをON、OFFするスイッチとでUSBメモリを構成している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はUSBメモリに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のUSBメモリはパソコンのデータの記憶装置として使用されている。
このため、それ以外の利用はできず、十分に利用できないという欠点があった。
【特許文献1】特開2006−301789
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、USBメモリとしての使用は勿論、ICレコーダとしての使用もでき、かつUSBメモリ本体のシステム制御部を共用して、小型コンパクトで、かつ安価なUSBメモリを提供することを目的としている。
【0004】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明はUSB端子が設けられたUSBメモリ本体と、このUSBメモリ本体に取付けられた、該USBメモリ本体のシステム制御部を共用するICレコーダと、このICレコーダおよび前記USB端子を除くUSBメモリ本体を覆うケース体と、このケース体に設けられた前記ICレコーダをON、OFFするスイッチとでUSBメモリを構成している。
【発明の効果】
【0006】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0007】
(1)USB端子が設けられたUSBメモリ本体と、このUSBメモリ本体に取付けられた、該USBメモリ本体のシステム制御部を共用するICレコーダと、このICレコーダおよび前記USB端子を除くUSBメモリ本体を覆うケース体と、このケース体に設けられた前記ICレコーダをON、OFFするスイッチとで構成されているので、USBメモリとしての使用は勿論のこと、ICレコーダとして使用することができる。
したがって、効率よく利用することができる。
【0008】
(2)前記(1)によって、USBメモリ本体のシステム制御部をICレコーダと共用しているので、小型、コンパクトで、安価に製造することができる。
【0009】
(3)前記(1)によって、ICレコーダの録音時にはUSBメモリとして使用することがないので、ICレコーダとしての使用と、USBメモリとしての使用が重なることなく、効率よく使用することができる。
【0010】
(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0012】
図1ないし図8に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1はUSBメモリとしての使用とICレコーダとしての使用ができる本発明のUSBメモリで、このUSBメモリ1はUSB端子2が一端部に設けられたUSBメモリ本体3と、このUSBメモリ本体3に取付けられた、該USBメモリ本体3のシステム制御部4を共用するICレコーダ5と、このICレコーダ5および前記USB端子2部を除くUSBメモリ本体3を覆う左右のケース体6a、6bを嵌合固定できるケース体6と、このケース体6に設けられた前記ICレコーダ5をON、OFFするスイッチ7と、前記ケース体6に形成された録音状態時に点灯するランプ用透孔8と、前記USB端子2を覆う前記ケース体6の嵌合片6cと着脱可能に嵌合するキャップ9とで構成されている。
【0013】
前記USBメモリ1およびICレコーダ5は図4ないし図6に示すように基板10と、この基板10の先端部に取付けられたUSB端子2と、前記基板10に設けられた前記USB端子2と接続されたシステム制御部4と、このシステム制御部4に接続するように前記基板10に設けられたデータ交換器11およびフラッシュメモリ等の記憶媒体12と、前記USB端子2と前記システム制御部4との間に介装された充電状態を示すランプ13に接続された充電保護回路14およびバッテリー15と、前記ケース体6のランプ用透孔8部位に位置するように設けられたマイクロホン16および録音状態を示すランプ17と、前記ケース体6の側面ほぼ中央部に前記基板10に設けられたスイッチ7をON、OFFさせるスライド釦18とで構成されている。
【0014】
上記構成のUSBメモリ1は図7に示すように、パソコン(PC)19のメス型USB端子20にUSB端子2を接続することにより、従来のUSBメモリと同様に使用することができる。
【0015】
また、USBメモリ1をICレコーダ5として使用する場合、録音するにはパソコン19のメス型USB端子20より外した状態でスイッチ7をON状態にすることにより、録音状態を示すランプ17が点灯するとともに、マイクロホン16で拾った音声はシステム制御部4を介して記憶媒体12に記憶される。
録音の停止はスイッチ7をOFFすることで停止する。
録音の再生はUSBメモリ1をパソコン19のメス型USB端子20にUSB端子2を接続し、パソコン19で再生する。
なお、USBメモリ1での録音はパソコン19のメス型USB端子20にUSB端子2を接続した状態でも、スイッチ7をON状態にすることにより行なうこともできる。
【産業上の利用可能性】
【0016】
本発明はUSBメモリやICレコーダを製造する産業で利用される。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明を実施するための最良の第1の形態の平面図。
【図2】本発明を実施するための最良の第1の形態の正面図。
【図3】本発明を実施するための最良の第1の形態のキャップを外した状態の平面図。
【図4】本発明を実施するための最良の第1の形態のケース体を外した状態の平面図。
【図5】本発明を実施するための最良の第1の形態のケース体を外した状態の底面図。
【図6】本発明を実施するための最良の第1の形態のブロック図。
【図7】本発明を実施するための最良の第1の形態のパソコンに取付けた状態の説明図。
【図8】本発明を実施するための最良の第1の形態の録音状態の説明図。
【符号の説明】
【0018】
1:USBメモリ、 2:USB端子、
3:USBメモリ本体、 4:システム制御部、
5:ICレコーダ、 6a:左のケース体、
6b:右のケース体、 6:ケース体、
7:スイッチ、 8:ランプ用透孔、
9:キャップ、 10:基板、
11:データ交換器、 12:記憶媒体、
13:充電状態を示すランプ、 14:充電保護回路、
15:バッテリー、 16:マイクロホン、
17:録音状態を示すランプ、 18:スライド釦、
19:パソコン、 20:メス型USB端子。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
USB端子が設けられたUSBメモリ本体と、このUSBメモリ本体に取付けられた、該USBメモリ本体のシステム制御部を共用するICレコーダと、このICレコーダおよび前記USB端子を除くUSBメモリ本体を覆うケース体と、このケース体に設けられた前記ICレコーダをON、OFFするスイッチとからなることを特徴とするUSBメモリ。
【請求項2】
ICレコーダはUSBメモリ本体のシステム制御部に接続されたフラッシュメモリ、マイクロホン、録音状態を示すランプおよび前記USB端子間に介装された充電保護回路、バッテリーとで構成されていることを特徴とする請求項1記載のUSBメモリ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−146318(P2009−146318A)
【公開日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−325359(P2007−325359)
【出願日】平成19年12月18日(2007.12.18)
【出願人】(307047597)
【出願人】(307047586)
【出願人】(508050532)
【Fターム(参考)】