説明

n型熱電変換性能を有する金属材料

【課題】中温域において良好な熱電変換性能を示し、且つ耐久性に優れた、n型熱電変換材料として有用な新規な材料を提供する。
【解決手段】組成式:Mn3-xMxSiyAlzMa (式中、Mは、Ti、V、Cr、Fe、Co、Ni、及びCuからなる群から選ばれる少なくとも一種の元素であり、Mは、B、P、Ga、Ge、Sn、及びBiからなる群から選ばれる少なくとも一種の元素であり、0≦x≦3.0、3.5≦y≦4.5、2.5≦z≦3.5、0≦a≦1である)で表され、25℃以上の温度で負のゼーベック係数と1mΩ・cm以下の電気抵抗率を有する合金からなる金属材料。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、n型熱電変換材料として優れた性能を有する新規な金属材料に関する。
【背景技術】
【0002】
我が国では、一次供給エネルギーからの有効なエネルギーの得率は30%程度に過ぎず、約70%ものエネルギーを最終的には熱として大気中に廃棄している。また、工場やごみ焼却場などにおいて燃焼により生じる熱も、他のエネルギーに変換されることなく大気中に廃棄されている。このように、我々人類は 非常に多くの熱エネルギーを無駄に廃棄しており、化石エネルギーの燃焼等の行為から僅かなエネルギーしか獲得していない。
【0003】
エネルギーの得率を向上させるためには、大気中に廃棄されている熱エネルギーを利用できるようにすることが有効である。そのためには、熱エネルギーを直接電気エネルギーに変換する熱電変換は有効な手段である。この熱電変換とはゼーベック効果を利用したものであり、熱電変換材料の両端で温度差をつけることで電位差を生じさせて発電を行うエネルギー変換法である。この方法では、熱電変換材料の一端を廃熱により生じた高温部に配置し、もう一端を大気中(室温)に配置して、それぞれの両端に導線を接続するだけで電気が得られ、一般の発電に必要なモーターやタービン等の可動装置は全く必要ない。このためコストも安く、燃焼等によるガスの排出も無く、熱電変換材料が劣化するまで継続的に発電を行うことができる。
【0004】
このように、熱電発電は今後心配されるエネルギー問題の解決の一端を担う技術として期待されているが、熱電発電を実現するためには、高い熱電変換効率を有し、耐久性の高い熱電変換材料が必要となる。特に、使用温度において、空気中で酸化しないことが重要である。
【0005】
これまでに、高温の空気中で優れた熱電性能を示す物質として、Ca3Co4O9等のCoO2系層状酸化物が報告されている(下記非特許文献1参照)。しかしながら、これらの酸化物は、600℃程度以上の温度では高い変換効率を示すものの、200〜600℃程度の中温域での変換効率は低いという問題点がある。
【0006】
中温域で良好な熱電変換性能を示す材料については、p型熱電変換材料として、MnSi1.7が中温域で酸化に比較的強く、良好な熱電特性を示すことが知られている(下記特許文献1参照)。
【0007】
しかしなら、n型熱電変換材料については、Mg2Siやスクッテルダイト、ハーフホイスラー等の金属間化合物が中温域で良好な熱電変換性能を示すものの、300℃を超えると空気中では酸化が起こるために耐久性が不十分であり、長期間使用することができないという問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特公昭42−8128号公報
【非特許文献】
【0009】
【非特許文献1】R. Funahashiら、Jpn. J. Appl. Phys., 39, L1127(2000)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上記した従来技術の現状に鑑みて為されたものであり、その主な目的は、中温域において良好な熱電変換性能を示し、且つ空気中での耐久性に優れた、n型熱電変換材料として有用な新規な材料を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明者は、上記した目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、Si及びAlを必須の成分として含み、更に、特定の元素を特定の含有比で含む合金からなる金属材料が負のゼーベック係数を有し、且つ、良好な電気伝導性を有するものであり、室温から600℃程度の中温域においても空気中で良好な熱電変換性能を示すと共に、当該温度域において耐酸化性が良好であり、優れた耐久性を有するものであることを見出し、ここに本発明を完成するに至った。
【0012】
即ち、本発明は、下記の金属材料、及び該金属材料を用いたn型熱電変換材料を提供するものである。
1. 組成式:Mn3-xMxSiyAlzMa (式中、Mは、Ti、V、Cr、Fe、Co、Ni、及びCuからなる群から選ばれる少なくとも一種の元素であり、Mは、B、P、Ga、Ge、Sn、及びBiからなる群から選ばれる少なくとも一種の元素であり、0≦x≦3.0、3.5≦y≦4.5、2.5≦z≦3.5、0≦a≦1である)で表され、25℃以上の温度で負のゼーベック係数を有する合金からなる金属材料。
2. 組成式:Mn3-xMxSiyAlzMa (式中、Mは、Ti、V、Cr、Fe、Co、Ni、及びCuからなる群から選ばれる少なくとも一種の元素であり、Mは、B、P、Ga、Ge、Sn、及びBiからなる群から選ばれる少なくとも一種の元素であり、0≦x≦3.0、3.5≦y≦4.5、2.5≦z≦3.5、0≦a≦1である)で表され、25℃以上の温度で1mΩ・cm以下の電気抵抗率を有する合金からなる金属材料。
3. 上記項1又は2に記載の金属材料又はその焼結体からなるn型熱電変換材料。
4. 上記項3に記載のn型熱電変換材料を含む熱電変換モジュール。
全体に亘って
本発明の金属材料は、組成式:Mn3-xMxSiyAlzMa (式中、Mは、Ti、V、Cr、Fe、Co、Ni、及びCuからなる群から選ばれる少なくとも一種の元素であり、Mは、B、P、Ga、Ge、Sn、及びBiからなる群から選ばれる少なくとも一種の元素であり、0≦x≦3.0、3.5≦y≦4.5、2.5≦z≦3.5、0≦a≦1である)で表されるものである。
【0013】
該金属材料は、構成成分の単なる混合物ではなく、各元素が互いに密接な状態で、それが材料全体に渡り均質である合金の状態である。
【0014】
上記組成式で表される合金からなる金属材料は、負のゼーベック係数を有するものであり、該金属材料からなる成形体の両端に温度差を生じさせた場合に、熱起電力により生じる電位は、高温側の方が低温側に比べて高くなり、n型熱電変換材料としての特性を示すものである。具体的には、上記金属材料は25℃〜700℃程度の温度範囲において、負のゼーベック係数を有するものである。
【0015】
更に、上記金属材料は電気伝導性が良く、低い電気抵抗率を示し、例えば、25℃〜700℃の温度範囲において、1mΩ・cm以下という非常に低い電気抵抗率を示すものである。また、空気中などの酸化性雰囲気下においても耐久性が良好であり、例えば、空気中において25℃〜700℃程度の温度範囲で長期間使用した場合であっても、熱電変換性能の劣化は殆ど生じない。
【0016】
本発明の金属材料の製造方法について特に限定は無いが、例えば、先ず、目的とする合金の元素比と同一の元素比となるように原料を配合し、これを高温の下で熔融した後、冷却する。原料としては、金属単体の他、複数の成分元素より構成される金属間化合物や固溶体、更にはその複合体(合金等)を使用できる。原料の熔融方法についても特に限定は無いが、例えば、アーク熔解などの方法を適用して、原料相や生成相の融点を上回る温度まで加熱すればよい。熔融時の雰囲気については、原料の酸化を避けるために、ヘリウムやアルゴンなどの不活性ガス雰囲気、あるいは減圧雰囲気などの非酸化性雰囲気とすることが好ましい。上記した方法で形成される金属の熔融体を冷却することによって、上記した組成式で表される合金を得ることができる。また、必要に応じて、得られた合金に対して熱処理を施すことによって、より均質な合金とすることができ、熱電変換材料としての性能を向上させることができる。この際の熱処理条件については特に限定はなく、含まれる金属元素の種類、量などによって異なるが、例えば、1450〜1900℃程度の温度で熱処理することが好ましい。この際の雰囲気については、金属材料の酸化を避けるために、熔融時と同様に非酸化性雰囲気とすることが好ましい。
【0017】
上記した方法で得られた合金は、熱電変換材料などの具体的な用途に用いる場合には、通常、目的とする用途に応じた形状の焼結成型体として用いられる。焼結成型体を作製するには、まず、上記した組成式で表される合金を粉砕して微粉末とした後、目的とする形状に成型する。粉砕の程度(粒径、粒度分布、粒子形状等)については特に限定は無いが、できるだけ微細な粉末とすることによって、次の工程である焼結が容易となる。例えば、ボールミルなどの粉砕手段を適用することによって、合金の粉砕と混合を同時に行うことができる。粉砕物を焼結させる方法についても特に限定は無く、例えば、通常の電気加熱炉、ガス加熱炉などの任意の加熱手段を適用できる。加熱温度、加熱時間についても特に限定はなく、十分な強度の焼結体が形成されるようにこれらの条件を適宜設定すればよい。特に、導電性を有する型に粉砕物を充填し、加圧成形した後、該型に直流パルス電流を通電して焼結させる通電焼結法を適用する場合には、短時間で緻密な焼結体を得ることができる。通電焼結の条件についても特に制限はないが、例えば、必要に応じて、5〜30MPa程度の圧力で加圧した状態で、600〜850℃程度で5〜30分程度加熱すればよい。加熱時に雰囲気については、原料の酸化を避けるために、窒素、アルゴンなどの不活性ガス雰囲気、還元性雰囲気、減圧雰囲気などの非酸化性雰囲気とすることが好ましい。
【0018】
上記方法により、Mn3-xMxSiyAlzMa (式中、Mは、Ti、V、Cr、Fe、Co、Ni、及びCuからなる群から選ばれる少なくとも一種の元素であり、Mは、B、P、Ga、Ge、Sn、及びBiからなる群から選ばれる少なくとも一種の元素であり、0≦x≦3.0、3.5≦y≦4.5、2.5≦z≦3.5、0≦a≦1である)で表される組成を有する合金からなる金属材料の焼結成型体を得ることができる。
【0019】
上記した方法で得られる本発明の金属材料は、25℃〜700℃の温度範囲において負のゼーベック係数を有し、600℃以下の温度範囲、特に300℃〜500℃程度の温度範囲において、負の大きいゼーベック係数を有するものである。また、該金属材料は、25℃〜700℃の温度範囲において且つ1mΩ・cm以下という非常に低い電気抵抗率を有するものである。従って、該金属材料は、上記温度範囲においてn型熱電変換材料として優れた熱電変換性能を発揮できる。更に、該金属材料は、耐熱性、耐酸化性等が良好であり、例えば、25℃〜700℃程度の温度範囲で長期間使用した場合であっても、熱電変換性能の劣化は殆ど生じない。
【0020】
本発明金属材料は、上記した特性を利用して、例えば、空気中において、室温〜600℃程度、好ましくは300〜500℃程度の温度域で用いるn型熱電変換材料として有効に利用することができる。
【0021】
本発明金属材料の焼結成型体からなる熱電変換材料をn型熱電変換素子として用いた熱電発電モジュールの一例の模式図を図1に示す。該熱電発電モジュールの構造は、公知の熱電発電モジュールと同様であり、基板材料、p型熱電変換材料、n型熱電変換材料、電極等により構成される熱電発電モジュールであり、本発明の金属材料は、n型熱電変換材料として使用される。
【発明の効果】
【0022】
本発明金属材料は、負のゼーベック係数と低い電気抵抗率を有し、更に、耐熱性、耐酸化性などにも優れるものである。
【0023】
該金属材料は、この様な特性を利用して、室温〜600℃程度の温度域において、優れた性能を発揮するn型熱電変換材料として、従来材料では長期使用が難しかった空気中においても有効に利用することができる。よって、該金属材料からなる焼結成型体を熱電発電モジュールのn型熱電変換素子としてシステム中に組み込むことにより、これまで大気中に廃棄されていた熱エネルギーを有効に利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明金属材料の焼結成型体をn型熱電変換材料として用いた熱電発電モジュールの模式図。
【図2】実施例1〜3で得られた金属材料の焼結成型体について、空気中、25〜700℃におけるゼーベック係数の温度依存性を示すグラフ。
【図3】実施例1〜3で得られた金属材料の焼結成型体について、空気中、25〜700℃における電気抵抗率の温度依存性を示すグラフ。
【図4】実施例1で得られた金属材料の焼結成型体について、空気中、25〜700℃における熱伝導度の温度依存性を示すグラフ。
【図5】実施例1で得られた金属材料の焼結成型体について、空気中、25〜700℃における無次元性能指数(ZT)の温度依存性を示すグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
【0026】
実施例1
Mn源としてマンガン(Mn)、Si源としてシリコン(Si)及びAl源としてアルミニウム(Al)を用い、Mn:Si:Al(元素比)=3.0:4.0:3.0となるように原料物質を配合した後、アーク熔解法によりアルゴン雰囲気中で原料を熔融させ、融液を十分に混合した後、室温まで冷却して上記した原料金属成分からなる合金を得た。
【0027】
次いで、得られた合金を、瑪瑙容器と瑪瑙製ボールを用いてボールミル粉砕した後、得られた粉末を直径40 mm、厚さ約4.5 mmの円板状に加圧成形した。これをカーボン製の型に入れ、約2700 Aの直流のパルス電流(パルス幅2.5ミリ秒、周波数29 Hz)を印加して、850℃まで加熱し、その温度で15分間保持して、通電焼結した後、印加電流および加圧を停止し、自然放冷させて、焼結成型体を得た。
【0028】
実施例2〜37
原料の種類又は配合割合を変える以外は実施例1と同様の工程により、下記表1に示す組成の焼結成型体を作製した。各原料としては、それぞれの金属単体を用いた。
【0029】
試験例
実施例1〜37で得られた各焼結成型体について、下記の方法でゼーベック係数、電位抵抗率、熱伝導度、及び無次元性能指数を求めた。
【0030】
以下に熱電特性を評価するための物性値の評価方法を示す。ゼーベック係数、電気抵抗率の測定は空気中で、熱伝導度測定は真空中で行った。
【0031】
・ゼーベック係数
試料を断面が3〜5mm角、長さが3〜8mm程度の矩形に成型し、Rタイプ(白金−白金・ロジウム)熱電対を銀ペーストで両端面に接続した。試料を管状電気炉に入れ、100〜700℃に加熱し、熱電対を設けた片面にエアポンプを用い室温の空気を当てることで温度差を付け、試料両端面で発生した熱起電力を熱電対の白金線を用い測定した。熱起電力と両端面の温度差によりゼーベック係数を算出した。
【0032】
・電気抵抗率
試料を断面が3〜5mm角、長さが3〜8mm程度の矩形に成型し、銀ペーストと白金線を用い両端面に電流端子、側面に電圧端子を設け、直流四端子法により測定した。
【0033】
・熱伝導度
試料を幅約5mm、長さ約8mm、厚さ約1.5mmに成型し、レーザーフラッシュ法により熱拡散率と比熱を測定した。これらの数値とアルキメデス法により測定した密度をかけ合わせることで熱伝導度を算出した。
【0034】
下記表1に、各実施例で得られた合金について、500℃におけるゼーベック係数(μV/K)、電気抵抗率(mΩ・cm)、熱伝導度(W/m・K)及び無次元性能指数を示す。
【0035】
【表1】

【0036】
以上の結果から明らかなように、実施例1〜37で得られた合金の焼結成型体はいずれも、500℃において負のゼーベック係数と低い電気抵抗率を有するものであり、n型熱電変換材料として優れた性能を有するものであった。
【0037】
また、実施例1〜3で得られた合金の焼結成型体について、空気中、25〜700℃におけるゼーベック係数の温度依存性を示すグラフを図2に示し、空気中、25〜700℃における電気抵抗率の温度依存性を示すグラフを図3に示す。
【0038】
また、実施例1で得られた合金の焼結成型体について、空気中、25〜700℃における熱伝導度の温度依存性を示すグラフを図4に示し、空気中、25〜700℃における無次元性能指数(ZT)の温度依存性を示すグラフを図5に示す。
【0039】
以上の結果から明らかなように、実施例1〜3で得られた合金の焼結成型体のゼーベック係数は25〜700℃の温度範囲において負の値であり、高温側が高電位となるn型熱電変換材料であることが確認できた。これら合金は、600℃を下回る温度範囲、特に300℃〜500℃程度の温度範囲でゼーベック係数の絶対値が大きかった。
【0040】
また、空気中における測定でも酸化による性能劣化は認められなかったことから、本発明の金属材料は耐酸化性に優れたものであるといえる。更に、実施例1〜3で得られた合金の焼結成型体は、25〜700℃の温度範囲において、電気抵抗率(r)は1mΩ・cmを下回る値であり、非常に優れた電気伝導性を有するものであった。従って、上記した実施例で得られた合金の焼結成型体は、空気中で600℃程度までの温度範囲、特に300〜500℃程度の温度範囲においてn型熱電変換材料として特に有効に利用できるものといえる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
組成式:Mn3-xMxSiyAlzMa (式中、Mは、Ti、V、Cr、Fe、Co、Ni、及びCuからなる群から選ばれる少なくとも一種の元素であり、Mは、B、P、Ga、Ge、Sn、及びBiからなる群から選ばれる少なくとも一種の元素であり、0≦x≦3.0、3.5≦y≦4.5、2.5≦z≦3.5、0≦a≦1である)で表され、25℃以上の温度で負のゼーベック係数を有する合金からなる金属材料。
【請求項2】
組成式:Mn3-xMxSiyAlzMa (式中、Mは、Ti、V、Cr、Fe、Co、Ni、及びCuからなる群から選ばれる少なくとも一種の元素であり、Mは、B、P、Ga、Ge、Sn、及びBiからなる群から選ばれる少なくとも一種の元素であり、0≦x≦3.0、3.5≦y≦4.5、2.5≦z≦3.5、0≦a≦1である)で表され、25℃以上の温度で1mΩ・cm以下の電気抵抗率を有する合金からなる金属材料。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の金属材料又はその焼結体からなるn型熱電変換材料。
【請求項4】
請求項3に記載のn型熱電変換材料を含む熱電変換モジュール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−124243(P2012−124243A)
【公開日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−272204(P2010−272204)
【出願日】平成22年12月7日(2010.12.7)
【出願人】(301021533)独立行政法人産業技術総合研究所 (6,529)
【出願人】(711009062)株式会社TESニューエナジー (3)