説明

財団法人砂防・地すべり技術センターにより出願された特許

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【課題】スリットダム本体に対して中小礫の捕捉を容易とする部材を取り付ける場合において、係る部材が損傷しても補修作業が容易であるとともに補修コストを抑えることができ、更には無駄な材料の使用を極力低減することが可能な鋼製スリットダムを提供する。
【解決手段】川幅方向並びに河川の流れ方向に間隔を空けて設けられた複数の柱部材31と、流れ方向に間隔を空けた複数の柱部材31の上部に亘って設けられた複数の奥行部材34、35と、奥行部材34、35の軸方向に沿って取り付けられる受け部材43と、端部41aが受け部材43における複数のスペーサ45の間に配置されて、複数の奥行部材34、35間に架設される横架部材41とを備える。 (もっと読む)


【課題】スリットダム本体に対して中小礫の捕捉を容易とする部材を取り付けた場合においても温度応力の影響を受けにくく、係る部材が損傷した場合において補修作業が容易な鋼製スリットダムを提供する。
【解決手段】川幅方向に間隔をあけて互いに略平行に設けられた複数の鋼管部材30と、鋼管部材の軸方向に沿って取り付けられる受け部材43と、上側にフランジ部46を有するとともに、下側が受け部材43上において固定され、鋼管部材30の軸方向に間隔をあけて配置される複数のスペーサ45と、端部41aが受け部材43上における複数のスペーサの間に配置されて、複数の鋼管部材30間に架設される横架部材41と、受け部材43との間において横架部材41の端部41aを挟むように、複数のスペーサのフランジ部46上に亘って配置される蓋部材49とを備える。 (もっと読む)


【課題】温度変化によって各部材の結合部に発生するモーメントや軸力を抑えながら、十分な施工スペースが確保できる土砂捕捉構造物と砂防堰堤を提供する。
【解決手段】土砂捕捉構造物1000は、基礎9に固定される骨組み構造100とこれに設置された複数の横桟6とを有す。骨組み構造100は、鉛直に立設された上流側支柱1と、上流側に傾斜した中間支柱2および下流側支柱3と、これらに固定された上流側の水平梁4および下流側の傾斜梁5とを有し、水平梁4と傾斜梁5とが接合する屈曲部45が上流側支柱1と中間支柱2との間に位置している。 (もっと読む)


【課題】従来の土砂災害発生の危険度予測情報にあっては、発生箇所の詳細な特定が困難であったり、危険度予測情報の精度が必ずしも十分でない場合が多く、市町村長が避難勧告等に活用された例はない。
【解決手段】降雨発生前の事前情報として、避難単位の設定手段1と、降雨に応じた危険度レベルの設定手段2と、前兆現象に応じた危険度レベルの設定手段3と、前兆現象による危険度レベルと降雨による危険度レベルの組み合わせによる総合的な危険度レベルの設定手段4とを備え、降雨の発生後に、降雨情報による危険度レベルの評価5と前兆現象による危険度レベルの評価6とを組み合わせた総合的な危険度レベルの評価7をもって、危険度レベル表示8を行う。 (もっと読む)


【課題】地滑り等の危険箇所への安全且つ確実な設置が可能であるとともに、使用不能または不要となった場合には容易に安全に計測機器を回収することができるヘリコプタ設置による計測システムを提供する。
【解決手段】反射プリズム46を内蔵した計測機器であるプリズム観測体36と、プリズム観測体36が固定された台座部20と、ヘリコプタ54によりワイヤ76で吊り下げるための搬入機構部26及び回収機構部32とから成る観測躯体14を備える。プリズム観測体36から離れた位置にありプリズム観測体36の位置等の情報を検知する測距装置60を有する。設置は、搬入機構部26によりワイヤ76で吊り下げてヘリコプタ54により搬送し、所定の観測地点12にヘリコプタ54から下ろして設置する。回収は、回収機構部32に、ヘリコプタ54により吊り下げられたフック装置74を係合し、吊り上げて回収する。 (もっと読む)


【課題】 開口部に梁材を設けることで土石流時の貯砂容量を確保することができる透過型砂防堰堤において、壁体及び梁材等の断面を小さくでき、安定性の向上等も図れるようにする。
【解決手段】壁体2と壁体2の間の開口部10を流下最大礫径の2倍以上とし、この開口部10の下流側に複数本の梁材3を上下方向に流下最大礫径の1.5倍以下の間隔をおいて配置し、かつ、鉛直上方になるにつれて上流側に位置するように傾斜して配置し、土石流時の土砂礫を壁体間に進入させて梁材で停止させ、開口部の上流側の空間に土砂礫を堆積させ、かつ、その土砂堆積形状を緩勾配として梁材にかかる堆砂土圧を軽減する。梁材3は、壁体に設けた孔に鞘管を埋め込み、接合部を介して接合された梁材の端部を鞘管に挿入して着脱可能とする。 (もっと読む)


【課題】副堤による引き水や、本堤からの落下水流による撹伴の影響が本堤の横スリットで停止した堆砂肩まで達せず、堆砂肩が 崩されることはない本堤の底部開口を閉塞する堆砂肩が崩され、底部開口から流出してしまうことを防止できる土砂捕捉用砂防堰堤を実現する。
【解決手段】本堤2、副提を備え、本堤2は、河床から天端まで開口した開口部を有し、該開口部には、複数の水平な横棒7が固定され横スリット9を有する格子部8が形成されているとともに、該格子部8とコンクリート基礎部4の間は底部開口11となっており、副堤3は、本堤2の下流面から下流側に離れた位置に設けられており、上下方向の複数の縦スリット12を河川横幅方向に間隔をおいて形成されており、底部開口11の高さは副堤3の高さより低くすることで、底部開口11の高さは、副堤3により堰上げした場合の堰上げ水深より低い(小さい)。 (もっと読む)


【課題】地域住民と、各市町村役場などの行政側との土砂災害情報をインターネット上で共有することで、行政側の「知らせる努力」と、住民側の「知る努力」とを相乗的に働かせると共に、インターネット上で災害の予兆や発生状況を分かり易くして、地域住民への土砂災害に対する警戒・避難を積極的に支援する土砂災害情報の相互通報システムを提供する。
【解決手段】本システムは、インターネッ1上に設けられたサーバであって、地すべり、がけ崩れ、土石流などの土砂災害に関する情報を公開する情報管理サーバ2と、該情報管理サーバ2にアクセスして上記土砂災害に関する情報を相互に通報可能に接続されるインターネッ1上の端末から構成される。 (もっと読む)



【目的】 急斜面であっても多くの樹木を残したまま斜面の安定化を図ることのできる工法を提供すること。
【構成】 特殊な星形キャッピングプレート1を介して棒部材7をグラウンドアンカー3に連結する。グラウンドアンカーが定着している岩盤と棒部材による補強土効果ゾーンが、グラウンドアンカーの引張部により連結されているので、グラウンドアンカーの有する斜面安定力が岩盤から上部の土塊全体に作用することになる。こうして樹木4のある急斜面を樹木を保全したまま安定させることが可能となる。この星形キャッピングプレートは、グラウンドアンカー工法と網状鉄筋挿入工法との物理的複合に貢献するだけでなく、それ自体の形状により、密生した樹木の間にも配置し易いという効果を併せもつ。 (もっと読む)


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