説明

矢作建設工業株式会社により出願された特許

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【課題】ASR膨張を外部から拘束すると共に、長期間耐用可能な鉄筋コンクリート構造
の補修体であって、特定箇所でのASR発生を勘案して強固なコンクリート組織とする。
【解決手段】一体化したASR劣化躯体および補修体の鉄筋比を主鉄筋方向で0.85%
以上、かつ、補助鉄筋方向で0.34%以上とすることにより、ASR劣化躯体でも付着
面積増大による強固なコンクリート組織でASR膨張、劣化を抑制または防止する。
又、補修コンクリート材料としてセメントに低添加型膨張材と収縮低減剤を組み合わせ
、低添加型膨張材の単位量を20kg/m3 以上とすると共に、収縮低減剤を結合材重量
の2%以上とすることにより、施工箇所の特殊性から許容し難い新たなひび割れの発生を
抑制または防止する。 (もっと読む)


【課題】建物の外側からだけで施工でき、鉄筋及び介在補強体(筋違材)を用いない、耐震性に優れた既設建物の耐震補強構造及び耐震補強工法を提供すること。
【解決手段】既設建物の外壁面に位置する柱体12又は梁体14にアンカーボルト18が打設され、上記アンカーボルト18に補強用形鋼20が固定されて柱体12又は梁体14に配置され、上記アンカーボルト18及び補強用形鋼20を囲むように繊維補強コンクリート28が打設され、上記補強用形鋼20と繊維補強コンクリート28とからなる鉄骨コンクリート合成構造部材10が既設建物の外壁面に一体となるように設けられる既設建物の耐震補強構造とする。また、さらに地震に強い建物が要求される場合には、上記補強部位に、筋違型あるいは間柱型の制震部材を設けたものとすることも可能である。 (もっと読む)


【課題】地震によって軸力管が全体座屈及び局部的な座屈により、耐力の低下することのない、エネルギー吸収能力に優れた三重管制震ブレースを提供すること。
【解決手段】一般的構造用鋼管14と低降伏点鋼管16とが同軸に接続された軸力管12と、軸力管12の内側及び外側にそれぞれ補剛管(26、28)が同心状に配設された三重管制震ブレースにおいて、軸力管12の一般的構造用鋼管14の端縁に櫛歯状のフィンガー部40が延設形成され、内側補剛管28の外周面にフィンガー部40が挿入されるスリット溝46が形成された三重管制震ブレースとする。 (もっと読む)


【課題】地震によって軸力管が全体座屈及び局部的な座屈により、耐力の低下することのない、エネルギー吸収能力に優れた三重管制震ブレースを提供すること。
【解決手段】軸力管12の三重管構造部に、軸方向に延びる複数の長孔32を形成して軸力管12の断面を意図的に小さくする形状とし、かつ、上記軸力管12の内側と外側とにそれぞれ補剛管(14、16)を同心状に配設した三重管制震ブレース10とする。また、この三重管制震ブレース10は、長さ調整機構を有するものであっても良い。 (もっと読む)


【課題】 水平方向のみならず、垂直方向の変形に対しても段差を生じることなく追従できるエキスパンションジョイントを提供すること。
【解決手段】 基端部が一方の構造物の外周部に対して垂直方向に揺動可能に連結される第1のカバー体2と、基端部が前記第1の先端部に垂直方向に揺動可能に連結される第2のカバー体3と、基端部が他方の構造物の外周部に対して垂直方向に揺動可能に連結される第3のカバー体4とを備え、前記第2のカバー体3の先端部と前記第3のカバー体4の先端部とが重畳して配置されるとともに、前記第2のカバー体3と前記第3のカバー体4とを付勢して当接させる。 (もっと読む)


【課題】 地震により軸力管に圧縮及び引張の繰返し軸力による応力が作用しても軸力管が全体及び局部的に座屈することのない三重管制震ブレースを提供すること。
【解決手段】一般的な構造用又は建築用の鋼管12とその構造用又は建築用の鋼管12よりも降伏点の低い低降伏点鋼管13とが同軸に接合された軸力管11の前記低降伏点鋼管13側の内側と外側の両方に該低降伏点鋼管13の座屈を阻止する補剛管16,19が少しの間隔をあけて同心状に配設され、かつ該補剛管16,19と前記低降伏点鋼管13との間の隙間には該低降伏点鋼管13の局部的座屈を防止する隙間調整部材26,28が介設されている。 (もっと読む)


【課題】鋼板を埋設した補強工法や扁平の既設柱は面外方向の抵抗力が小さかった。
【解決手段】既設柱1の外面10に間隔11を設けて補強鋼板7を平行に固定すると共に、該
補強鋼板7に縦方向の補強添材13を接合し、補強鋼板7と補強添材13を囲んだフープ筋15
、15a …を配筋すると共に、間隔11およびフープ筋15、15a …を囲む型枠内に打設したコ
ンクリートで補強柱3を形成し、既設柱1の一面に補強柱3を一体形成することによって
、補強鋼板7に接合された補強添材13で、補強鋼板7の座屈抵抗力を増大して面外方向の
抵抗力を向上させる。特に、扁平の既設柱1に採用することによって、扁平の補強柱3で
面外方向への突出量を少なくしつつ抵抗力を向上させる。 (もっと読む)


【課題】地震により軸力管に圧縮及び引張の繰返し軸力が掛かっても座屈するこ
とがない三重管構造の制震ブレース及び建築構造物の枠組みに取付ける際の施工
誤差の問題を解決できる制震ブレースを提供すること。
【解決手段】建築構造物10の枠組みに組み込まれる制震ブレース11’は、軸
力管部Aと長さ調整管部Bとからなり、軸力管部Aには一般的な構造用鋼材の鋼
管(厚肉管24)と低降伏点鋼の鋼管(薄肉管26)とが同軸に接続されており、
軸力管22の薄肉管26の内側と外側の両側に薄肉管26の座屈を阻止する補剛
管21,31を備え、長さ調整部Bは対のねじ部材36a,36bとその間に介
在される継手部材34とがそれぞれ互いに逆ねじ構造で螺合され、長さ調整部B
の継手部材34’の回動により両側のねじ部材41a,41bが互いに離隔接近
する機構により制震ブレース11’全体が伸縮自在に構成されている。 (もっと読む)


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