説明

ヨシワ工業株式会社により出願された特許

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【課題】センターゲート方式のスタックモールド型を用いる際の中間層型と上下層型との製品品質の均一化を図り、鋳物砂を効率的に回収・再利用可能にする鋳造方法を提供する。
【解決手段】鋳型への注湯後、上下層型に鋳込まれたワークが冷却されて共晶変態点を通過してから共析変態点に至るまでの間に、少なくとも鋳型の外周部にある砂を強制剥離する。これにより、中間層型の冷却は促進された上下層型との品質のばらつきが回避される。また、シェル鋳型もしくは自硬性鋳型に使用された樹脂の熱分解を助け、砂の回収を効率的に行うことができる。砂の剥離は、鋳型に振動を一時期に、もしくは断続的に付与することにより行う。 (もっと読む)


【課題】環状部材用キャビティの軸心近傍から放射状に注湯するセンターゲート形式の鋳型を使用した鋳造における製品品質低下を回避する型具構造並びに鋳造方法を提供する。
【解決手段】型具構造は、少なくとも1つの中子12aと中子12aを挟んで配置される少なくとも一対の型12bとから構成され、環状部材を鋳造するためのキャビティを有し、該環状部材の軸心近傍に湯口19並びに湯路18を設けて湯を半径方向に放射状に拡散させて鋳込むよう形成される。一対の型12bは、外周面の全周から軸方向の一方もしくは双方に延びる鍔部15を有し、中子12aの外周の周囲を鍔部15で囲って中子12aの膨張による変形、崩壊を阻止するよう構成される。キャビティから型12bの外周面に抜けるガス抜き溝25を、中子12aと型12bの境界面、鍔部15の当接面に形成し、キャビティ内のガスを型の外部へ放出するよう構成される。 (もっと読む)


【課題】環状鋳造部材の円周方向における硬度の違い、複数個取りの場合の製品間の硬度の違いを解消し、安定した品質の製品を得る鋳造方法並びに該製品を提供する。
【解決手段】環状部材用キャビティCを有する鋳型の中心軸側から溶融した湯を放射状にキャビティC内に充填する。特にスタックモールド鋳造法では、環状部材用のキャビティCを備えた略円形の鋳型11〜13を該円形の中心軸を垂直にして複数積み重ね、複数の鋳型11〜13の共通の中心軸を貫通する湯路18を設けてスタックモード型10を構成し、湯路18の上方に設けられた湯口19から湯を注ぎ、湯路18を介して積み重ねられた各層の鋳型11〜13内に湯を導き、該湯を各鋳型のキャビティC内の半径方向内側から外側に向けて充填させ、冷却後にキャビティC内に形成された環状部材を取り出す。複数のキャビティCの中間に位置する鋳型12には、冷却プレート21を設けてもよい。 (もっと読む)


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