説明

株式会社小桝屋により出願された特許

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【課題】 高い加水分解反応場を提供できる水熱反応を用いて、茶殻などの有機物循環資源に含まれる加水分解性タンニンを分解することにより、既存方法では加水分解性タンニンを多く含むため飼料原料としての価値が低かった物質に高付加価値を付する方法を提供すること。
【解決手段】 加水分解性タンニンを含有する有機物と水分とを共存させた状態で、温度170℃〜260℃、圧力0.4MPa〜30MPa、液固比1:1〜100:1の条件で、5分間〜180分間保持することによりタンニンを加水分解することを特徴とする飼料の製造方法によって解決される。このとき、タンニンは、農産系廃棄物、食品系廃棄物のうちの少なくとも一種を含むことが好ましい。 (もっと読む)


【課題】 高い加水分解反応場を提供できる水熱反応を用いて、特に植物系廃棄物に含まれるフィチン酸態リンを分解することにより、フィチン酸態リンを有効活用する飼料の製造方法を提供すること。
【解決手段】 フィチン酸態リンを含有する有機物と水分とを共存させた状態で、温度150℃〜260℃、圧力0.4MPa〜30MPa、液固比1:1〜100:1の条件で、1分間〜180分間保持することによりフィチン酸態リンを加水分解することを特徴とする飼料の製造方法によって解決される。このとき、フィチン酸態リンを含有する有機物は、食品、農作物、農業残渣、農産系廃棄物、食品系廃棄物のうちの少なくとも一種を含むことが好ましい。 (もっと読む)


【課題】これまで堆肥化を困難にしていた油脂分を含む有機廃液の固形燃料化を可能とし、また、これにより、大量に排出される有機廃液のリサイクル活用、大量処理を可能とする、固形化燃料の製造方法および製造システムを提供する。
【解決手段】油脂分を含む有機廃液を油水分離して、油脂分を含む有機廃棄物を回収し、回収した油脂分を含む有機廃棄物を木粉と均一に攪拌混合して、油脂分を含む攪拌混合物を乾燥させた後、ペレット状に成型する。 (もっと読む)


【課題】 高温高圧水処理を行うことにより、タンパク質を加水分解して良好な液体飼料を得る方法を提供すること。
【解決手段】 タンパク質(特に、有機系廃棄物)と水分とを共存させた状態で、温度150℃〜260℃、圧力4MPa〜30MPa、固液比1:10〜1:100の条件で、30分間〜180分間保持することにより、良好な液体飼料を得ることができる。本発明の方法によれば、水熱反応を用いることで、飼料原料における対象範囲を拡大できる。また、タンパク質として、有機系廃棄物を用いた場合には、不要な有機物を有効にリサイクル処理することが可能となり、環境に優しいシステムを構築することができる。 (もっと読む)


【課題】水蒸気の水成分と水蒸気の熱とによる水熱処理を行うに際して、水熱処理の処理条件の簡便な維持や処理効率向上を図る。
【解決手段】約200℃/2MPaと言う高温高圧の水蒸気を処理釜110に導入して、この高温高圧の水蒸気の水成分と水蒸気の熱にて被処理物を処理釜110にて水熱処理するに際し、ボイラ120が圧送する水蒸気を蒸気過熱ヒータ130で加熱する。また、水蒸気導入に先立ち、処理釜110に高圧エアーを導入して処理釜110内を予め高圧環境としておくと共に、前回の水熱処理の際の残存水蒸気を水熱処理に処す前の被処理物に噴霧して、当該被処理物を予め昇温させておく。こうしたことにより、処理釜110における処理環境を高温高圧に維持する。 (もっと読む)


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