説明

FDKエナジー株式会社により出願された特許

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【課題】より広い温度範囲で様々な用途に適用可能な二酸化マンガン−リチウム系のリチウム電池を提供する。
【解決手段】正極活物質に二酸化マンガン(MnO)を用い、負極活物質に金属リチウムを用いるリチウム電池であって、電解液は、プロピレンカーボネイト(PC)と1,3−ジオキソラン(DO)とジメチルエーテル(DME)からなる3成分系を溶媒とし、当該3成分の組成比が、PC:DO:DME=1:1.5:0.5であるとともに、前記DOの安定剤として、3,5−ジメチルイソオキサザゾール(DMIO)が当該DOに対して0.05wt%添加され、電解質となる過塩素酸リチウム(Licl)の濃度が0.8M〜1.2Mであるリチウム電池とした。 (もっと読む)


【課題】好適な放電性能を維持できるにもかかわらず、製造時において環境に与える負荷が小さいアルカリ電池用正極缶を提供すること。
【解決手段】本発明のアルカリ電池用正極缶11は、ニッケルめっき鋼板M1を多段深絞り加工して有底筒状に成形してなる部材である。正極缶11の内面側のニッケルめっき層42上には、コバルトめっき43またはパラジウムめっき44が施されている。コバルトめっき43を選択した場合、その厚さを0.05μm以上0.10μm以下とすることが好適である。パラジウムめっき44を選択した場合、その量を5mg/m以上10mg/m以下とすることが好適である。正極合剤13は、二酸化マンガン及び黒鉛を主材として含み、ポリアクリル酸またはその塩類をバインダとして含むことが好適である。 (もっと読む)


【課題】適切な硬度の隔離材を用いてセパレータを正極缶内に固定し、耐衝撃性に優れた筒型アルカリ電池を提供すること。
【解決手段】筒型アルカリ電池10では、有底筒状の正極缶11内にセパレータ13を介して正極合剤12及び負極合剤14が収容される。セパレータ13の底部開口13aを塞ぐ隔離材15により負極合剤14と正極缶11の底部とが隔離される。隔離材15としては、JAI−7−1991(ホットメルト接着剤試験方法)に準拠して測定した硬度が5(A)以上35(A)以下のホットメルト樹脂の硬化物が用いられる。 (もっと読む)


【課題】比較的生産しやすくて重量ばらつきも小さく、しかも重負荷パルス放電において良好な性能を有する電池を提供すること。
【解決手段】本発明の電池10は例えばアルカリ電池であって、亜鉛合金粉末を主体とする一次粒子31が凝集して造粒された二次粒子32を負極活物質として含むゲル状負極15を備えている。二次粒子32を構成している一次粒子31は、75μm以下の粉末の存在率が30%以上である粒度分布を有することがよい。一次粒子31及び二次粒子32を含む負極活物質は、75μm以下の粉末の存在率が10%以下である粒度分布を有することがよい。 (もっと読む)


【課題】二酸化マンガン−リチウム系のリチウム電池において低温時の放電性能を従来よりもさらに向上させる。
【解決手段】溶媒としてプロピレンカーボネイト(PC)と1,3−ジオキソラン(DO)、電解質として過塩素酸リチウムをそれぞれ使用するとともに、1,3−ジオキソランの安定剤として3,5−ジメチルイソオキサゾール(DMIO)を添加してなる非水系電解液を用いる。 (もっと読む)


【課題】アルカリ電池の封口ガスケットにおいて、安全性を確保した上で、材料となる樹脂の選定余地を広げる。
【解決手段】筒型アルカリ電池の上方にて、正極缶の開口縁部と負極端子板の周縁部との間に挟持される略円盤状の外形をなす封口ガスケットであって、前記円盤中心にて円筒状に上下に突設されるとともに、当該円筒軸方向に棒状集電子が挿通されるボス部と、当該ボス部の円筒上部周縁から円盤外周に向けてほぼボス部の下端の高さまで同心円状に下方に傾斜して略円錐形の側面をなす傾斜側面部と、前記略円錐の底面周縁に連続して上方に折り返されてほぼボス部上端の高さまで上昇して略円筒の内壁面形状となる壁面部と、を備え、前記傾斜側面部には、円盤中心から放射外方向に沿う2本の溝が、それぞれ、円盤中心に対して非対称に画成されている、筒型アルカリ電池の封口ガスケットとした。 (もっと読む)


【課題】封口ガスケットの割れによる漏液の発生及び電解液のクリープによる漏液の発生を防止することができる電池用集電体を提供すること。
【解決手段】本発明の電池用集電体60はアルカリ電池11を構成する部材である。電池用集電体60は、導電金属製の集電部材71と、孔部82aを有する樹脂製の封口ガスケット81とを備え、有底筒状をなすアルカリ電池用正極缶21の開口部を封口するように配置される。孔部82a内には集電部材71が非圧入状態で挿入され、封止材87により封口ガスケット81に固定されている。封口ガスケット81と集電部材71との間には間隙が存在する。その間隙を介して、封口ガスケット81の表裏を連通する通気経路が封止材87により閉塞されている。 (もっと読む)


【課題】低コストで十分な放電特性が確保されたアルカリ電池を提供する。
【解決手段】正極活物質と、導電材と、バインダーとを含む正極合剤が電池缶に挿入されてなり、前記正極合剤には、粉体の流動性を促進させる効果と、内部短絡を防止する効果とを有する添加剤が含まれているアルカリ電池とした。また、前記正極合剤の製造方法は、正極活物質と導電材とを混合する活物質混合工程と、バインダーに前記添加剤を添加する添加工程と、前記活物質混合工程による混合物と前記添加剤が添加されたバインダーとを乾式混合する乾式混合工程と、当該乾式混合工程による混合物に電解液を加えて混練する湿式混合工程と、当該湿式混合工程による混練物を環状固体の正極合剤に圧縮成型する工程とを含んでいる。 (もっと読む)


【課題】亜鉛酸化物の結晶生成に起因する内部短絡が起こりにくくて放電性能に優れたアルカリ電池を提供すること。
【解決手段】本発明のアルカリ電池10のためのセパレータ14は、坪量がA(g/m)、厚さがB(mm)、透気度がC(秒/100mL)であるセパレータ材からなり、正極活物質及び負極活物質間に配置されるときのセパレータ材の平均枚数がD(枚)である。この場合、A×B×logC×Dの値が14以上22以下に設定される。例えば、坪量Aが40g/m以下、厚さBが0.120mm以下、透気度Cが5.4秒/100mL以上14秒/100mL以下、平均枚数Dが2枚以下とされる。 (もっと読む)


【課題】製造上のトラブルや生産性の低下を回避しつつ、放電性能及び耐漏液性能に優れたアルカリ電池を得ることができる製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明のアルカリ電池11の製造方法では、まず、有底筒状の正極缶21内に正極合剤31を配置し、正極合剤31の内側に筒状のセパレータ41を配置する正極合剤及びセパレータ配置工程を行う。次に、セパレータ41の中空部43に電解液100を注入してセパレータ41及び正極合剤31に電解液100を浸潤させる第1注液工程を行う。第1注液工程後、セパレータ41の中空部43にゲル状負極合剤51を充填する負極合剤充填工程を行う。負極合剤充填工程後、さらに電解液100を注入する第2注液工程を行う。 (もっと読む)


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