説明

FDKエナジー株式会社により出願された特許

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【課題】かしめ加工により封口体が電池缶開口に嵌着されてなる筒状電池において、密閉性を確保した上で、コストアップを伴わずに確実に安全防爆機能を作動させる。
【解決手段】発電要素(21〜23)が収納された上方に開口する筒状の電池缶11の開口に封口体30aがかしめ加工によって嵌着されて密閉されてなる筒状電池1aであって、封口体は、上方を底面とした皿状の端子板31aと円盤状の封口板32とからなり、端子板は、底面44に略V字型の切欠40によって形成された舌片を前記電池缶の内方に立設するように折り曲げてなる切り刃41を備えるとともに、切り刃を形成した跡の開口を排気口42として備え、切り刃の先端47は、円盤状の封口板の上面で当該円盤のほぼ中央にて近接して内圧上昇によって封口板が上方に膨張した際に封口板に穴を穿設し、円盤状の封口板は、切り刃先端との近接点50を含む領域51が円盤周縁より薄肉となっている。 (もっと読む)


【課題】好適な放電性能を備えるにもかかわらず耐衝撃性に優れたアルカリ電池を提供すること。
【解決手段】本発明のアルカリ電池11は、正極缶21、正極合剤31、ゲル状負極合剤51、セパレータ41、封口ガスケット81を含んで構成された負極集電体60を備える。最も開口部寄りに配置された正極合剤31の開口部側端面の内周縁部P1にて、電池中心軸線C1方向に平行な仮想線S1を想定する。仮想線S1に沿った当該内周縁部P1から封口ガスケット81までの距離L1を0mm以上2.75mm以下とする。保液率が250%以上350%以下のセパレータ材を使用して、厚さが230μm以上575μm以下となるようにセパレータ41を形成する。ゲル状負極合剤51中の亜鉛粉の量を2.00g以上3.81g以下とする。 (もっと読む)


【課題】放電性能に優れたアルカリ電池の構成部品として好適な正極合剤を、工数増やコスト高を伴わずに確実に得ることができる製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明のアルカリ電池用正極合剤の製造方法では、まず、正極活物質である二酸化マンガン及び導電材である黒鉛を少なくとも含有する材料を混合して混合物を得る混合工程を行う。その際に、前記材料に二酸化マンガンを還元する還元剤を添加する。次に、混合物を圧延して造粒する圧延造粒工程を行う。そして、この製造方法により得られた正極合剤を使用したアルカリ電池は、初度ばかりでなく保存後の放電性能についても良好なものとなる。 (もっと読む)


【課題】低コストで電池内ガス発生量を低減することができる電池缶を提供すること。
【解決手段】アルカリ電池の正極缶11は、開口部15、胴部17及び底部18を有する有底筒状の電池缶である。正極缶11の胴部17は、開口部15側から順に封口加工部位31、段差部位32及び封口加工部位31よりも小径の正極合剤収容部位33に区画される。正極缶11は、正極合剤収容部位33の設定板厚t0が封口加工部位31の板厚t1の80%以下である。正極合剤収容部位33の最上部位置を始点とし設定板厚t0になる位置を終点とする領域R1にて、正極合剤収容部位33の板厚t3が徐々に減少するように構成されている。 (もっと読む)


【課題】電池内容積を確保しつつ、電池製造工程における変形や落下時の衝撃による変形を抑えることができる電池缶を提供すること。
【解決手段】有底筒状の正極缶11は、底部18と、底部18の外周部から垂直に立ち上がって筒状に形成された胴部17と、胴部17において底部18の反対側にある開口部15とを有する。正極缶11の胴部17において、胴部最下端を始端とする立ち上がり部31が設けられており、立ち上がり部31は、胴部17の全長に対して3%以上の長さL1を有する。底部18の板厚をt1とし、立ち上がり部31の板厚をt2とし、胴部17の板厚をt3としたとき、1.25<t1/t2≦1.47の関係及び1.06≦t2/t3<1.25の関係を満たすように立ち上がり部31が設けられている。 (もっと読む)


【課題】電池性能を落とすことなく、耐衝撃性を十分に確保することができるアルカリ電池用セパレータを提供すること。
【解決手段】アルカリ電池用セパレータ13は、1枚のセパレータ材31を2周以上巻くことで負極端子側開口部36を有する有底筒状に形成され、正極合剤及びゲル状負極合剤間に配置される。正極合剤及びゲル状負極合剤に接している両極接触部分35においては、セパレータ材31同士が固定されていない。その一方で、セパレータ内側に位置するセパレータ材31の最内端33とセパレータ内側から少なくとも2周目の部分34とが、両極接触部分35に属さない負極端子側開口部36において固定されている。 (もっと読む)


【課題】外周リブ部及びダンパー機能部の表面にボイドやウェルドがなく、電解液の液漏れを確実に防止することができる筒型電池用封口ガスケットを提供すること。
【解決手段】封口ガスケット23は、成形金型40を用いて成形された射出成形部品である。封口ガスケット23は、負極集電子が挿通されるボス部26と、ガスケット表面23a側に延びる外周リブ部27と、ボス部26と外周リブ部27との間をつなぐ平板部28とを備える。成形金型40の固定型42は、同心円状に配置された複数の分割片44〜47からなる。ダンパー機能部31の内周面31aを成形する領域の延長上、ダンパー機能部31の外周面31bを成形する領域の延長上及び外周リブ部27の外周面27aを成形する領域の延長上となる部位に、固定型42における割位置P1〜P3が設定されている。 (もっと読む)


【課題】衝撃に強く信頼性に優れたアルカリ電池を提供すること。
【解決手段】アルカリ電池10には、有底筒状の正極缶11内に正極合剤12、有底のセパレータ13及びゲル状負極合剤14が収容される。正極缶11の開口部は負極端子板21により封口されている。負極集電棒22は、基端側が負極端子板21に固定されかつ先端側がゲル状負極合剤14中に挿入される。蓋部材30に負極集電棒22を挿通することで、蓋部材30を負極集電棒22の外周面に接触させて配置する。蓋部材30をセパレータ13の開口に被せるように配置する。この配置により、セパレータ13の内側に閉じた負極室32が区画される。集電棒挿入側端29付近に空気溜まり33を残した状態で、負極室32内にゲル状負極合剤14が充填されている。 (もっと読む)


【課題】好適な放電性能を維持できるにもかかわらず、製造時において環境に与える負荷が小さいアルカリ電池用正極缶を提供すること。
【解決手段】本発明のアルカリ電池用正極缶11は、ニッケルめっき鋼板M1を多段深絞り加工することで、底部11aから開口部11cに行くに従って胴部11bの厚さが徐々に厚くなる有底筒状に成形してなる部材である。正極缶11の内面側のニッケルめっき層42上には、コバルトめっき43が施されている。正極缶11の内面側には、多段深絞り加工により生じた鋼板M1の皺61及び/またはめっきの割れ62が存在している。コバルトめっき43の厚さは0.05μm以上0.10μm以下とすることが好適である。 (もっと読む)


【課題】かしめにより、封口体を封口ガスケットを介して電池缶開口に嵌着する円筒型電池において、剪断応力による封口ガスケットの下方への撓みを抑止する。
【解決手段】一方の電極を兼ねる有底円筒状の電極缶11内に、発電要素(21〜23)が収納されるとともに、当該電極缶の開口13が内方にかしめられることで、封口体(31,32)が絶縁性の樹脂からなる封口ガスケット40aを介して開口に嵌着されて当該電極缶が密封されてなる円筒型電池1aであって、電極缶開口を上方として、前記封口ガスケットは、円形底部41の周囲に円筒側面42を上方に立設させてなる円形カップ状で、前記底部は、中央に円形の開口43が形成されているとともに、上面41bに当該開口との同心円をなす円環状の厚肉部45が前記開口の周縁から前記円筒側面に向かって形成されている。 (もっと読む)


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