説明

FDKエナジー株式会社により出願された特許

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【課題】鉄の溶出の原因となるニッケル層の割れを極力減らすことができるため耐漏液特性に優れ、重負荷放電性能にも優れた電池缶を提供すること。
【解決手段】本発明の電池缶21は、鋼板92の一方面に鉄−ニッケル拡散層91を形成した基材M1を一方面が内側になるようにして深絞り加工を行い有底筒状に成形したものである。鉄−ニッケル拡散層91をその厚さ方向にグロー放電分光測定したときにニッケル測定強度が最大を示す深さ位置において、ニッケル測定強度の最大値に対する鉄測定強度の比を、鉄/ニッケル比率と定義する。鉄/ニッケル比率が0.01以上0.1以下となるように、鉄−ニッケル拡散層91を形成する。鉄−ニッケル拡散層91の厚さは0.5μm以上1.2μm以下であることが好ましく、この場合に重負荷放電性能がよりいっそう向上する。 (もっと読む)


【課題】封口時において径方向に加わる応力を吸収する機能を低下させることなく、電池内容積を十分に確保することができる筒型電池用ガスケットを提供する。
【解決手段】封口ガスケット23は、負極集電子22が挿通される中央孔31を有するボス部32と、正極缶11に接触した状態で固定される缶接触部33と、ボス部32と缶接触部33とを連結すべく設けられた円盤状部34と、円盤状部34の途中に設けられた応力緩衝部37とを備える。応力緩衝部37は、鋭角的に屈曲する第1の屈曲部37aと第2の屈曲部37bとを有し、正極缶11への装着時に正極合剤12よりも正極缶11中心側となる領域に設けられている。 (もっと読む)


【課題】材料費を削減することができ、しかも耐衝撃性に優れたアルカリ乾電池を提供すること。
【解決手段】アルカリ乾電池11は、正極缶21、正極合剤31,32、ゲル状負極合剤51及びセパレータ41を備える。正極缶21の底部外側中央部には正極端子23が配置される。正極合剤31,32は正極缶21の内部に嵌入される。ゲル状負極合剤51は正極缶21の中心部に配置され、セパレータ41は正極合剤31,32とゲル状負極合剤51との間に介在される。なお、正極合剤31,32の合計の高さは、アルカリ乾電池11の総高Cの75%である。また、正極端子23の先端面28を基準とした突出部分84の高さA1から、先端面28を基準とした開口部側端面31aの高さA2を引いた値Aは、アルカリ乾電池11の総高Cの3%である。 (もっと読む)


【課題】負極集電子の挿入時におけるボス部の割れを回避でき、かつガス発生時にて環状薄肉部を確実に破断させることができるアルカリ電池用ガスケットを提供する。
【解決手段】アルカリ電池用ガスケット23は、ボス部32と、缶接触部33と、ボス部32と缶接触部33とを連結すべく設けられた円盤状部34と、ボス部32と円盤状部34との連結部分において環状に設けられる環状薄肉部35とを備える。環状薄肉部35とボス部32との境界部表面におけるガス発生側に第1アール部R1が存在するとともにガス排出側に第2アール部R2が存在する。第1アール部R1の曲率半径が0.05mm〜0.2mmの範囲内であり、第2アール部R2の曲率半径が0.01mm〜0.05mmの範囲内でありかつ第1アール部R1の曲率半径以下になるよう各アール部R1,R2が形成されている。 (もっと読む)


【課題】容易に乾電池を取り出すことができるとともに、使用済み乾電池と未使用の乾電池とを取り間違えることなく、簡便に未使用の乾電池を保管することができるブリスターパックを提供する。
【解決手段】天板3aと側壁3bとにより構成されて、複数の乾電池tが並列に収納される収納部3が形成されたケース体2と、このケース体2の収納部3の開口面を閉塞させる台紙4とを備え、台紙4に乾電池tを少なくとも一つ取り出せるフラップ状の開封口5が設けられている陳列用のブリスターパック1において、収納部3の天板3aに、天板3aを水平面に載置して開封口5を上方に位置させた際に、乾電池tを開封口5に向かわせる傾斜手段6を設けたことを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】高度な安全性を備えた筒状電池を提供する。
【解決手段】発電要素(21〜23)が収納された上方に開口する有底筒状の金属製電池缶11の開口にガスケット34を介して封口体30aが嵌着されて密閉されてなる筒状電池1aであって、封口体は、上方を底面とした皿状の端子板31aと、端子板下方に配設された円盤状の封口板32とからなり、端子板底面44には、複数の頂点を有する山型の切欠40aによって形成された舌片が電池缶内方に鉛直に屈曲されて一つの主先端51と他の副先端52からなる複数の先端を有する切り刃41aとして形成され、主先端は、副先端よりも下方に位置して前記封口板の上面に近接し、電池の内圧上昇に伴って封口板が上方に膨張した際に封口板に最初の穴35を穿設し、副先端は、封口板が前記最初の穴の穿設後にさらに上方に膨張した際に封口板に次の穴36を穿設する。 (もっと読む)


【課題】筒状電池内の圧力が異常な速度で上昇しても確実に電池の破裂・発火を防止する
【解決手段】発電要素(21〜23)が収納された上方に開口する有底筒状の金属製電池缶11の開口にガスケット34を介して封口体30が嵌着されて密閉されてなる筒状電池1aであって、封口体は、上方を底面とした皿状の端子板31aと、端子板下方に配設された円盤状の封口板32とからなり、端子板底面44には、第1の切欠40とその他の切欠50が形成されて、これらの切欠によって形成された舌片が電池缶内方に鉛直に屈曲されて切り刃41と突起51が形成され、切り刃を形成した跡となる第1の切欠は排気口42として形成され、切り刃と突起部の先端(47,53)は、封口板の上面に近接し、電池缶内の内圧上昇に伴って封口板が上方に膨張した際、切り刃の先端は封口板を貫通し、突起の先端は膨張に抗する。 (もっと読む)


【課題】アルカリ電池において、電池容量に寄与する内容積と、封口強度に起用する電池缶開口部における肉厚とを確保するとともに、正極合剤の上端面における前記電池缶との対向界面におけるしごき加工によって露出した鉄に由来する漏液を防止する。
【解決手段】下方を底部とした有底円筒状の電池缶2a内に、中空リング状のコアに成形された正極合剤3と、当該リング内側に円筒カップ状のセパレータ4を介して配置される負極ゲル5とが収納されるとともに正極缶の開口部に負極端子板7がガスケット8を介して嵌着されてなるアルカリ電池1aであって、電池缶は、少なくとも内面にニッケルメッキ処理された鋼鈑を素材としてトランスファー方式によって成形されるとともに、円筒状電池缶の側面の上方開口端H2から前記正極合剤が装填される高さH1までしごき加工が施されておらず、正極合剤が装填されている領域ではしごき加工が施されている。 (もっと読む)


【課題】筒状電池内の圧力が異常な速度で上昇しても確実に電池の破裂・発火を防止する
【解決手段】発電要素(21〜23)が収納された上方に開口する有底筒状の金属製電池缶11の開口にガスケット34を介して封口体30aが嵌着されて密閉されてなる筒状電池1aであって、封口体は、上方を底面とした皿状の端子板31aと、端子板下方に配設された円盤状の封口板32とからなり、端子板底面44には、V字状の切欠40によって形成された舌片が電池缶の内方に折り曲げられてなる切り刃41と、切欠部分による排気口42とが形成され、前記切り刃の先端47は、前記封口板の上面に近接して電池缶内の内圧上昇に伴って前記封口板が上方に膨張した際に当該封口板を貫通するように構成され、前記皿状端子板には、前記排気口から当該底面の周縁部46に延長するスリット状の孔50aが複数画成されている。 (もっと読む)


【課題】かしめ加工により封口体が電池缶開口に嵌着されてなる筒状電池において、密閉性を確保した上で、コストアップを伴わずに確実に安全防爆機能を作動させる。
【解決手段】発電要素(21〜23)が収納された上方に開口する筒状の電池缶11の開口に封口体30aがかしめ加工によって嵌着されて密閉されてなる筒状電池1aであって、封口体は、上方を底面とした皿状の端子板31aと円盤状の封口板32とからなり、端子板は、底面44に略V字型の切欠40によって形成された舌片を前記電池缶の内方に立設するように折り曲げてなる切り刃41を備えるとともに、切り刃を形成した跡の開口を排気口42として備え、切り刃の先端47は、円盤状の封口板の上面で当該円盤のほぼ中央にて近接して内圧上昇によって封口板が上方に膨張した際に封口板に穴を穿設し、円盤状の封口板は、切り刃先端との近接点50を含む領域51が円盤周縁より薄肉となっている。 (もっと読む)


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