説明

株式会社アトラスにより出願された特許

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【課題】検査の実施に困難を伴う部位を対象に、非破壊でかつ簡便に推定できる、導電材料製構造物の損傷推定方法を提案する。
【解決手段】対象とする検査対象部位を挟んで、一対の測定端子と、当該部位以外の領域に、一対の参照電位差測定端子を配設し、直列に電流を供給しながら、測定端子間および参照測定端子間の電位差をそれぞれ測定する。参照測定端子間の単位長さ当たりの電位差を基準にして、測定端子間の単位長さ当たりの電位差から、当該部位の電位差変化率を算出する。電位差変化率に基づいて当該部位の肉厚減少量を推定する。なお、当該部位が直管部と曲り部とからなる場合には、当該部位以外の、同じ形状を有する直管部と曲り部に、参照電位差測定区間をそれぞれ設定して、当該直管部と曲り部とでそれぞれ参照電位差を測定する。得られた当該部位の電位差変化率から、当該部位の損傷の程度を推定する。。 (もっと読む)


【課題】導電材料製構造物において発生する複雑な形状を呈するきずの発生、進展深さを監視できる、きずの深さ推定方法を提供する。
【解決手段】複雑形状を呈するきずについて、複数のきずの位置を特定し、該特定された各きずについて、複数の測定用端子2を格子状に配置するとともに、健全部にも測定用端子を配置し参照測定用端子対とし、さらに、それらを挟んで設けられた一対の電極11を介して電流を流し、複数の測定端子対に生じる電位差を測定し、参照測定用端子対に生じる電位差を基準として各測定端子対の電位差変化率を算出し、その最大の電位差変化率を各きずの電位差変化率とする。そして、各きずの電位差変化率からそのきずの深さを推定し、その中から、監視を必要とするきずを選定し、構造物の操業時に電位差法で電位差を測定しながら、マスターカーブを利用してきず深さの進展度合を監視し、補修の要否を検討する。 (もっと読む)


【課題】鋼製橋において、簡便に、損傷の発生・進展をモニタリングできる、鋼製橋の損傷発生・進展のモニタリング方法を提供する。
【解決手段】鋼製橋における面状を呈する被測定領域表面に複数の電位差測定用端子を、該被測定領域の縁部で、かつ該被測定領域を斜めに横切る電位差測定用端子対が形成可能なように、好ましくは千鳥状に、所定の間隔で離間して配置する。該複数の電位差測定用端子を挟んで設けられた一対の電極を介して電流を供給しながら、前記電位差測定用端子対に生じる電位差を、間歇的または連続的に測定し、電位差分布あるいは電位差変化率分布を求め、被測定領域内の損傷の発生・進展をモニターする。また、電流は、直流または直流パルスとすることが好ましい。これによれば、少ない電位差測定用端子の配設で広範な領域における損傷の発生・進展を、簡便にしかも精度高く行うことができる。また、電位差の測定はPHS等の電話回線を利用して行うことが好ましい。 (もっと読む)


【課題】使用中の導電材料製構造物に生じる損傷を非破壊的に、しかも装置等の操業を停止することなく、簡便に検出できる、導電材料製構造物の損傷検出方法を提供する。
【解決手段】複数の電位差測定用端子を所定の間隔で隔離して、構造物の被測定領域を囲んで配置し、複数の電位差測定用端子を挟んで設けられた一対の電極を介して構造物の特定方向に電流を供給しながら、被測定領域を挟んで相対する電位差測定用端子間に生じる電位差を測定する第一の工程と、前記一対の電極とは別に複数の電位差測定用端子を挟んで設けられる他の一対の電極を介し、構造物の特定方向とは異なる方向に電流を供給しながら、被測定領域を挟んで相対する各電位差測定用端子間に生じる電位差を測定する第二の工程とを順次行い、各電位差測定用端子間の電位差を測定する。得られた異なる二方向の各電位差測定用端子間の電位差から、被測定領域における電位差分布、電位差変化率分布を求め、被測定領域における損傷状態を評価する。 (もっと読む)


【課題】導電材料製構造物に生じる損傷を非破壊的に簡便に検出できる損傷の検出方法を提供する。
【解決手段】第一〜第四の工程からなり、被測定物表面に複数の電位差測定用端子を所定の間隔で配置し、電流を供給しながら、各端子間に生じる電位差を測定して損傷発生の有無、発生位置を簡便に検出する。第一の工程では、電位差測定用端子を被測定物の長手方向に直線状に一列、粗い間隔で配置し、各端子間に生じる電位差を測定する。得られた電位差分布から、損傷発生の有無、発生位置を粗く評価する。第一の工程で損傷ありと評価された場合には、該領域にさらに測定用端子をより狭い間隔で追加配置し、より精度高く損傷発生の位置を検出する。 (もっと読む)


【課題】 電位差法を利用した非破壊検査用の電位差測定端子基板およびそれを利用した欠陥の非破壊検査方法を提供する。
【解決手段】 絶縁性のフィルム状基板の表面に、所定の間隔で離隔して好ましくはマトリックス状に配置された複数の電位差測定用端子と、複数の外部配線取付け用端子と、さらに該外部配線取付け用端子と前記電位差測定用端子とを一対一にそれぞれ接続する複数の導電性配線と、を印刷配置し、電位差測定用端子を被測定物に導電性接着可能に設け、さらに外部配線取付け用端子を外部配線に取り付け可能に設け、さらに絶縁性材料で被覆し、被測定物側に接着剤層を設けてなる電位差測定端子基板とする。被測定物と電位差測定用端子との接合は導電性接着剤を利用して行う。これにより、電位差法を利用した非破壊検査の電位差測定端子の設定が被測定物に影響を与えることなく、迅速にかつ精度よく可能となる。 (もっと読む)


【課題】 被測定物の肉厚変化を簡便でかつ精度よく測定できる、非破壊検査方法を提案する。
【解決手段】 被測定物表面に複数の電位差測定用端子をマトリックス状に所定の間隔で離隔して配置し、該複数の電位差測定用端子を挟んで設けられた一対の電極を介して該被測定物表面に電流を供給しながら、各電位差測定用端子間に生じる電位差または電位差変化率を測定し、測定領域における電位差分布または電位差変化率分布を求め、予め関連づけられた電位差分布または電位差変化率分布と肉厚変化との関係を参照して、被測定物の肉厚変化の位置および肉厚変化量、肉厚変化領域の形状、さらには該肉厚変化領域の進展状況を検知・測定する。なお、供給する電流は、複数方向について測定することが好ましい。電流は、直流または直流パルスとすることが好ましい。また、肉厚変化以外の要因による電位差変化を消去するために、被測定物と同種材料の参照板上に複数の参照用端子を配設し、参照板を被測定物と同じ環境下に設置して測定することが好ましい。 (もっと読む)


【要 約】
【課 題】 実鋼構造物における亀裂進展のモニタリング方法および実鋼構造物の余寿命推定方法を提供する。
【解決手段】 実鋼構造物表面に複数の電位差測定用端子を好ましくは格子状に配置し電位差測定領域とし、この領域に電流を印加しながら、複数の電位差測定用端子のうちの二つを一対とする測定端子対について、電位差を間歇的または連続的に測定する。得られた電位差から電場指紋係数FC値を算出する。予め実鋼構造物を模擬した試験体を用いて決定しておいた亀裂進展量とFC値との関係をマスターカーブとして、該マスターカーブを用いて実鋼構造物で測定した該FC値から亀裂の進展量をモニタする。また、予め実鋼構造物を模擬した試験体を用いて決定しておいた、試験体が崩壊する限界繰返し回数までの荷重負荷繰返し回数とFC値との関係をマスターカーブとして、該マスターカーブから実鋼構造物の同一測定端子対で時間間隔tを置いて測定した各FC値に相当する荷重負荷繰返し回数を読み取り、該各荷重負荷繰返し回数を用いて鋼構造物の余寿命を推定する。 (もっと読む)


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