説明

グライコリサーチ株式会社により出願された特許

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【課題】高い特異性、高い感度及び簡便性を兼ね備えた、前立腺がんの早期発見・早期治療に貢献しうる前立腺がんの判定方法や判定キットを提供すること。
【解決手段】(a)血清試料に糖非還元末端にα2,3結合型シアル酸を有する糖鎖を特異的に認識するレクチンを固相化したビーズを接触させ、インキュベーションする工程;(b)工程(a)におけるインキュベーション後のレクチン固相化ビーズを分離した残存試料中のPSA値[α2,3-Non-bound PSA]を、抗PSA抗体を用いた免疫学的方法により測定する工程;(c)血清試料中のPSA値[Total PSA]を、抗PSA抗体を用いた免疫学的方法により測定する工程);(d)[Total PSA]−[α2,3-Non-bound PSA]により[α2,3-Bound PSA]を求め、[α2,3-Bound PSA]/[Total PSA]で求められる吸収率(%)を算出する工程;(f)吸収率が対象となる良性と比べて高いとき、前立腺がんと判定する工程;の各工程からなる前立腺特異抗原(PSA)を標的とした前立腺がんの判定方法。 (もっと読む)


【課題】
糖鎖のシアリルα2,3−ラクトースおよびシアリルα2,3−N−アセチルラクトサミン構造に特異的で、対応する非シアル化糖鎖との結合親和性が制限された組換レクチン分子を提供すること。
【解決手段】
天然型ヤナギマツタケ由来ガレクチンの85位グルタミン酸残基が、アラニン、アルギニン、リシン、アスパラギン酸、システィン、グリシン、セリンおよびトレオニンからなる群から選択される1のアミノ酸残基で置換されていることを特徴とする、組換ヤナギマツタケ・ガレクチン分子が提供される。 (もっと読む)


【課題】本発明は複数のレクチンとの反応性の違いをもとに繊維芽細胞を識別する方法およびそれに用いる識別用組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】繊維芽細胞の細胞識別法は、レクチンプレート、検出方法、解析方法を有する。レクチンプレートは少なくとも1種類以上のレクチンを基板表面に固相化している。検出法はプレートに結合した細胞の量に対応して変化するシグナルを測定することにより、レクチンと細胞との反応を数値化する。細胞種の解析方法は上記の方法で検出した数値データをクラスタ解析法で統計処理し、得られたデンドログラムによる区分による。 (もっと読む)


【課題】CDGなどのグリコシル化異常症を簡易迅速に、しかも安価な装置で検査する方法を提供する。
【解決手段】本発明の検査方法は、(1)グリコシル化異常症を検査したい者から採取した生体試料を、生体試料中の複合型N結合型糖鎖を有する糖タンパク質に特異的に反応する第一抗体を予めビーズに結合させた第一抗体-ビーズ複合体と接触させ、糖タンパク質-第一抗体-ビーズ複合体を得る工程、(2)前記糖タンパク質-第一抗体-ビーズ複合体を回収する工程、(3)シアル酸を含む糖鎖に特異的なレクチンを予め固相化させたレクチン固相化担体を、前記回収した糖タンパク質-第一抗体-ビーズ複合体と接触させ、レクチン固相化担体-糖タンパク質-第一抗体-ビーズ複合体を得る工程、(4)前記レクチン固相化担体-糖タンパク質-第一抗体-ビーズ複合体中の糖タンパク質結合量を測定する工程、および(5)前記糖タンパク質結合量が、健常者の糖タンパク質結合量と比較して低下していれば、糖タンパク質のグリコシル化異常と判断する工程を含む。 (もっと読む)


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