説明

ジ インスティテュート オブ キャンサー リサーチ:ロイヤル キャンサー ホスピタルにより出願された特許

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本発明は、式(I)のピリミジンである化合物[式中、Rは基−NR−(CHR)−Xであり;Rは置換インドリル基であり;RはHまたはC〜Cアルキルであり;mは、1、2、3または4であり;Xはピリジル環である]およびその薬学的に許容される塩を提供する。これらの化合物は、PI3Kの阻害剤であり、したがって、癌、免疫障害、循環器疾患、ウイルス感染、炎症、代謝/内分泌機能障害および神経障害等、PI3キナーゼに関連する異常な細胞増殖、機能または挙動に起因する疾患および障害を治療するために使用できる。
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本発明は、式(I)のピリミジンである化合物[式中、Rが環2位で結合し、−YRは環5位もしくは6位で結合しているか、あるいは、YRが環2位で結合し、Rが環6位で結合しており;Rは、5または6位で置換されているインドール−4−イル基であり;(a)Yは、−O−(CH−、−NH−(CH−、−NHC(O)−(CHおよび−C(O)NH−(CH−から選択され、ここで、nは0または1〜3の整数であり、Rは、置換されていないかまたは置換されている不飽和5〜12員の炭素環式もしくは複素環式基および基−NRから選択され、ここで、RおよびRは、同じまたは異なっており、それぞれ独立に、H、置換されていないかまたは置換されているC〜Cアルキル、置換されていないかまたは置換されているC〜C10シクロアルキル、−C(O)R、−C(O)N(R)および−S(O)Rから選択されるか、あるいはRおよびR4は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、置換されていないかまたは置換されている飽和5、6もしくは7員のN含有複素環式基を形成するか、(b)Yは直接結合であり、Rは、置換されていないかまたは置換されている不飽和5〜12員の炭素環式もしくは複素環式基および基−NR3R4から選択され、ここで、RおよびRは、同じまたは異なっており、それぞれ独立に、H、置換されていないかまたは置換されているC〜Cアルキル、置換されていないかまたは置換されているC〜C10シクロアルキル、−C(O)R、−C(O)N(R)および−S(O)Rから選択されるかのいずれかであり;Rは、H、C〜Cアルキル、C〜C10シクロアルキルおよび置換されていないかまたは置換されている5〜12員のアリールまたはヘテロアリール基から選択され;mは1または2である];またはその薬学的に許容される塩を提供する。これらの化合物は、POKの阻害剤であり、したがって、癌、免疫障害、循環器疾患、ウイルス感染、炎症、代謝/内分泌機能障害および神経障害等、PBキナーゼに関連する異常な細胞増殖、機能または挙動に起因する疾患および障害を治療するために使用できる。 (もっと読む)


本発明は、式(I)のピリミジンである化合物を提供する。該化合物は、PI3Kの阻害剤であり、したがって、癌、免疫障害、循環器疾患、ウイルス感染、炎症、代謝/内分泌機能障害および神経障害等、PI3キナーゼに関連する異常な細胞増殖、機能または挙動に起因する疾患および障害を治療するために使用できる。
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式(I)の化合物は、オーロラキナーゼ阻害剤である:式中、Xは、-N-、-CH2-N-、-CH2-CH-、又は-CH-であり、R1は、式(IA)の基であり、
ここで、Zは、-CH2-、-NH-、-O-、-S(O)- -S-、-S(O)2又は3〜7個の環原子を有する二価の単環式炭素環式又は複素環式の基であり;Alkは、任意に置換されていてもよい二価のC1〜C6アルキレン基であり;Aは、水素、又は任意に置換されていてもよい5〜7個の環原子を有する単環式炭素環式又は複素環式環であり;r、s及びtは独立して、0又は1であるが、但し、Aが水素である場合、r及びsの少なくとも一方は1であり;
R2は、ハロゲン、-CN、-CF3、-OCH3、又はシクロプロピルであり;R3は、式(IB)の基であり、ここで、Qは、水素、又は任意に置換されていてもよいフェニル又は5若しくは6個の環原子の単環式複素環式環であり;Z1は、-S-、-S(O)-、-S(O)2-、-O-、-SO2NH-、-NHSO2-、NHC(=O)NH、-NH(C=S)NH-、又は-N(R4)-であり、ここで、R4は、水素、C1〜C3アルキル、シクロアルキル又はベンジルであり;Alk1及びAlk2は独立して、任意に置換されていてもよい二価のC1〜C3アルキレン基であり;m、n及びpは、独立して0又は1である。

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式(I):


[式中、環Aは、アリールもしくはヘテロアリール環または環システムであり;R1は水素、フルオロ、クロロ、ブロモ、または式(IA):-X-Alk1-(Z)m-(Alk2)n-Q(IA)
(式中、Xは、結合手、-O-、-S-、-S(O)-、-SO2-または-NH-であり、Zは、-O-、-S-、-(C=O)-、-(C=S)-、-S(O)-、-SO2-、-NRA-、またはどちらかの向きの-C(=O)O-、-C(=O)NRA-、-C(=S)NRA-、-SO2NRA-、-NRAC(=O)-もしくは-NRASO2-(ここで、RAは水素、または1以上の水素がフッ素で任意に置換されていてもよいC1-C6アルキルである)であり;Alk1およびAlk2は、任意に置換されていてもよい2価のC1-C3アルキレンもしくはC2-C3 アルケニレン基であり、mおよびnは、独立して0または1であり、そしてQは、水素または任意に置換されていてもよい炭素環式基もしくはヘテロ環式基である)の基であり;R2は、シアノ(-CN)、フルオロ、クロロ、ブロモ、メチル、エチル、-OH、-CH2OH、-C(=O)NH2、-C(=O)H、-C(=O)CH3または-NH2であり;R3およびR4は独立して、水素、フルオロ、クロロ、ブロモ、シアノ(-CN)、1以上のフッ素置換分で任意に置換されていてもよいC1-C3アルキル、1以上のフッ素置換分で任意に置換されていてもよいC1-C3アルコキシ、-CH=CH2、-C≡CH、シクロプロピルおよび-NH2から選択されるか、またはR3およびR4は一緒になって、環Aに縮合した炭素環もしくはヘテロ環、または1以上の水素がフッ素で任意に置換されていてもよいメチレンジオキシ(-OCH2O-)もしくはエチレンジオキシ(-OCH2CH2O-)を表し;S1は、水素、または明細書中で定義された置換基である]
の化合物はHSP90の阻害剤であり、それらは例えば癌の治療に役立つ。
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式(I)の化合物はHSP90活性の阻害剤であり、ガンのような増殖疾患の処置に有用である[式中、R1、R2及びR3は本明細書中で定義されたとおりであり、Xは、-OR4又は-NR4R5(ここで、R4及びR5は独立して、水素又は任意に置換していてもよいC1〜C6アルキルであるか、又はR4及びR5は、これらが付着している窒素と一緒になって、5〜8の環原子を有する任意に置換していてもよい窒素含有環を形成する)である]。

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式(A)または(B)のイソキサゾール類はHSP90活性阻害剤であり、例えば癌の治療用に有用である:(A)、(B)[ここで、R1は、式(IA):-Ar1-(Alk1)p-(Z)r-(Alk2)s-Q (ここで、どんな共存できる組合せにおいても、Ar1は任意に置換していてもよいアリールまたはヘテロアリール基であり、Alk1およびAlk2 は任意に置換していてもよい二価のC1〜C6アルキレンまたはC2〜C6アルケニレン基であり、p、rおよびsは独立して0または1であり、Zは-O-、-S-、-(C=O)-、-(C=S)-、-SO2-、-C(=O)O-、-C(=O)NRA-、-C(=S)NRA-、-SO2NRA-、-NRAC(=O)-、-NRASO2- or -NRA-(ここで、RAは水素またはC1〜C6アルキルである)であり、そしてQは水素または任意に置換していてもよい炭素環式もしくは複素環式基である)の基であり;R2 は(i) R1に関して定義したとおりである式(IA)の基であるか;または(ii) カルボキサミド基;または(iii) 非芳香族炭素環または複素環(ここで、環状炭素および/または環状窒素は式-(Alk1)p-(Z)r-(Alk2)s-Q (ここで、Q、Alk1、Alk2、Z、p、rおよびsは基(IA)に関して上記で定義したとおりである)の基により任意に置換されていてもよい);そしてR3は水素、任意に置換していてもよいシクロアルキル、シクロアルケニル、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルケニルもしくはC1〜C6アルキニルであるか;またはカルボキシ、カルボキサミドもしくはカルボキシエステル基である]

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式(IA)もしくは(IB):
【化1】


の化合物、またはそれらの塩、N−オキサイド、水和物もしくは溶媒和物はHSP90の阻害剤であり、それらは癌のようなHSP90阻害に応答する疾病の治療に価値がある。式中、Ar はアリール、アリール(C1-C6アルキル)、アリール(C1-C6アルキル)、ヘテロアリール、ヘテロアリールアリール(C1-C6アルキル)またはヘテロアリールアリール(C1-C6アルキル)基であり、それらのアリールまたはヘテロアリール部分は、任意に置換されていてもよい;R1 は水素または任意に置換されていてもよいC1-C6アルキルであり;R2 は水素、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、シクロアルケニル、C1-C6アルキル、C1-C6アルケニルもしくはC1-C6アルキニル;またはカルボキシ、カルボキサミドもしくはカルボキシエステル基であり;そして、環Aは非芳香族の炭素環もしくは複素環であり、ここで(i)環炭素は任意に置換されていてもよく、そして/または(ii)環窒素は式-(Alk1)p-(Cyc)n-(Alk3)m-(Z)r-(Alk2)s-Qの基(ここで、Alk1、Alk2およびAlk3 は任意に置換されていてもよいC1-C3アルキルであり、Cycは任意に置換されていてもよい炭素環式基または複素環式基であり、m、n、p、rおよびsは、独立して0または1であり、Zは、-O-、-S-、-(C=O)-、-SO2-、-C(=O)O-、-OC(=O)-、-NW-、-C(=O)NRA-、-NRAC(=O)-、-SO2NRA-または-NRASO2-(ここで、RAは水素またはC1-C6アルキルである)であり、そしてQは水素または任意に置換されていてもよい炭素環式基または複素環式基である)
で任意に置換されていてもよい。
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式(IA)もしくは(IB):
【化1】


の化合物、またはそれらの塩、N−オキサイド、水和物もしくは溶媒和物は、HSP90の阻害剤であり、例えば癌の治療に有用である。式(IA)、式(IIA)において、Ar は、環炭素を介して結合したアリールまたはヘテロアリール基であり、2位の炭素においてヒドロキシ基で置換されており、そうでなければ無置換であるかまたは任意に置換されており; R1 は水素または任意に置換されていてもよいC1-C6アルキルであり;R2 は、水素、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、シクロアルケニル、C1-C6アルキル、C1-C6アルケニルもしくはC1-C6アルキニル;またはカルボキシ、カルボキサミドもしくはカルボキシエステル基であり;そして、R3はカルボキサミド基である。
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式(I)の化合物は、HSP90の阻害剤であり、例えば癌の治療に有用である:式(I) (式中、R2は、式(IA):
-(Ar1)m-(Alk1)p-(Z)r-(Alk2)s-Q (IA)
(式中、いずれの可能な組み合わせにおいて、Ar1は任意に置換されていてもよいアリール又はヘテロアリール基であり、Alk1及びAlk2は、任意に置換されていてもよい二価のC1〜C3アルキレン又はC2〜C3アルケニレン基であり、m、p、r及びsは独立して、0又は1であり、Zは、-O-、-S-、-(C=O)-、-(C=S)-、-SO2-、-C(=O)O-、-C(=O)NRA-、-C(=S)NRA-、-SO2NRA-、-NRAC(=O)-、-NRASO2-又は-NRA- (式中、RAは、水素又はC1〜C6アルキルである)であり、Qは、水素又は任意に置換されていてもよい炭素環式若しくは複素環式基である)の基であり;
R3は、水素、任意置換基、又は任意に置換されていてもよい(C1〜C6)アルキル、アリール又はヘテロアリール基であり;かつ
R4は、(i) 水素、-CN基、ニトロ基-NO2若しくは-C(=NOH)(NH2)基、又は(ii) 任意に置換されていてもよいC1〜C6アルキル、アリール、複素環式、アリール(C1〜C6アルキル)-若しくは複素環式(C1〜C6アルキル)-基、又は(iii) 式-C(=O)R5 (式中、R5は、ヒドロキシル、任意に置換されていてもよいC1〜C6アルキル、C1〜C6アルキルオキシ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、アリール(C1〜C6アルキル)-、アリール(C1〜C6アルコキシ)-、ヘテロアリール(C1〜C6アルキル)-、若しくはヘテロアリール(C1〜C6アルコキシ)-、又は(iv) 式-C(=O)NHR6 (式中、R6は、第1級、第2級、第3級若しくは環状アミノ、又はヒドロキシル、任意に置換されていてもよいC1〜C6アルキル、C1〜C6アルキルオキシ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、アリール(C1〜C6アルキル)-、アリール(C1〜C6アルコキシ)-、ヘテロアリール(C1〜C6アルキル)-、又はヘテロアリール(C1〜C6アルコキシ)-である)。
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