説明

株式会社 機能材料科学研究所により出願された特許

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【課題】膜の厚みを抑えて渦電流損失を低減しつつ、良好な高周波特性を得ることができる高周波用磁性薄膜及びそれを利用した高周波用磁性デバイスを提供する。
【解決手段】反強磁性層16の厚みtAFが薄い領域WAでも、強磁性共鳴から求めた交換結合の強さJcの値が増大している(黒丸参照)。これは、反強磁性層16の厚みtAFが薄くても強磁性層14と反強磁性層16の間に交換結合が存在しており、その強さJcは、交換バイアス磁界Heから決定した交換結合の強さJc(白丸)よりも大きい。従って、領域WAにおける大きな強磁性層−反強磁性層間交換結合を利用することで、優れた高周波透磁率特性を得ることができる。 (もっと読む)


【課題】高い周波数領域においても、異方性のない良好な透磁率特性を得ることができる小型化に好適なアンテナを提供する。
【解決手段】電磁界結合調整体20としてナノ複合磁性誘電材料を用いる。ナノ複合磁性誘電材料は、有機マトリックス20A中に磁性ナノ粒子20Bを分散させた構造となっており、超常磁性を示す材料である。この材料は、磁性ナノ粒子20Bの粒径や、有機マトリックス20Aに対する充填量を制御することで、GHzの帯域まで良好な透磁率を維持することができる。また、超常磁性状態であることから、本質的に低損失であり、かつ等方的な特性を示す。 (もっと読む)


【課題】強磁性共鳴周波数より低い周波数領域において、ブロッキング共鳴周波数によって実数透磁率が低下することがなく、高い周波数帯域において高い透磁率を有する磁性材料とその製造方法、並びに前記磁性材料を用いた磁気デバイスを提供する。
【解決手段】高周波数帯域用の磁気デバイスに使用される磁性材料を、ナノ粒子からなる磁性微粒子であって、前記磁性微粒子のブロッキング共鳴周波数が、前記磁性微粒子の強磁性共鳴周波数と同じか、或いは大きいものとする。例えば、前記磁性微粒子はFe34のナノ粒子であって、超常磁性を有するものとする。 (もっと読む)


【課題】飽和磁化が高く、かつ高い周波数帯域において高い透磁率を有する磁性材料並びに前記磁性材料を用いた磁気デバイスを提供する。
【解決手段】高周波数帯域用の磁気デバイスに使用される磁性材料を、金属の磁性微粒子からなり、その微粒子の大きさは2nm〜100nmで、さらに、磁気異方性定数(Ku)が負であり、かつ、残留磁化(Mr)の値が実質的にゼロであるものとし、前記磁性微粒子は、bcc−FeやFeを主成分とする合金、fcc−CoやCoを主成分とする合金、fcc−NiやNiを主成分とする合金、もしくはdhcp−CoFeとする。 (もっと読む)


【課題】裏打ち膜表面の平坦化による低周波ノイズの低減、裏打ち膜全体の単磁区化によるスパイクノイズの抑制、および製造プロセスの簡素化を図った垂直磁気記録媒体とその好適な製造方法および製造装置、並びに磁気記録装置を提供する。
【解決手段】軟磁性裏打ち層と、該軟磁性裏打ち層上に形成され、その磁化容易軸が膜面の垂直方向に配向された強磁性体からなる垂直記録層とを備える垂直磁気記録媒体において、前記軟磁性裏打ち層は、軟磁性材料中に反強磁性粒子32(または硬質磁性粒子)を分散して含む膜とし、この膜は、基体上に、例えば無電界複合めっき法により、めっき軟磁性膜31中に反強磁性粒子32(または硬質磁性粒子)を分散共析させて成膜し、所定の方向に磁化Mを形成してなるものとする。 (もっと読む)


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