説明

株式会社ステリック再生医科学研究所により出願された特許

11 - 16 / 16


【課題】 本発明は、ヒトと類似した病理所見を示す脂肪性肝炎モデル動物、並びに、該動物の利用方法の提供を課題とする。
【解決手段】 実験用動物へN-アセチル-β-D-グルコサミニダーゼ阻害剤を投与しインスリン抵抗性を惹起させ、さらに高脂肪食を用いて飼育することにより脂肪肝を誘発させた。その結果、当該動物について、脂肪性肝炎を発症させることに成功した。該動物は、ヒトと類似した病理所見を示す。該モデル動物を使用することにより、疾患の治療もしくは予防用の物質のスクリーニング、および、薬物の薬効評価を効果的に実施することができる。 (もっと読む)


【課題】肝線維化抑制剤並びに、該薬剤のスクリーニング方法、肝線維化の抑制方法、及び該方法に基づく肝線維化疾患の治療又は予防方法を提供する。
【解決手段】コンドロイチン硫酸プロテオグリカン分解酵素であるコンドロイチナーゼABC、または、ADAMTS-4をはじめとしたコンドロイチン硫酸プロテオグリカンの生成もしくは蓄積を阻害する物質、更にコンドロイチン硫酸プロテオグリカン硫酸転移酵素であるC4ST-1、C6ST-1、C6ST-2の発現の抑制剤であるsiRNAなどを有効成分として含む、肝硬変などの肝線維化疾患の治療又は予防に好適な、肝線維化抑制剤、並びに、該薬剤のスクリーニング方法に関する。 (もっと読む)


【課題】潰瘍性大腸炎等の炎症性腸疾患(IBD)の治療または予防のための薬剤の提供。
【解決手段】コンドロイチン硫酸プロテオグリカンの生成もしくは蓄積を抑制することにより、腸炎症を効率的に抑制することが可能であることを初めて見出した。すなわち、コンドロイチン硫酸プロテオグリカンの1つであるバーシカンの発現をsiRNAにて抑制することで大腸における炎症を抑えることができた。このようなsiRNAに用いる核酸などの化合物は腸炎症抑制の有効な薬剤として利用できる。またこのことから、腸炎症抑制の薬剤はコンドロイチン硫酸プロテオグリカンの生成もしくは蓄積を抑制する化合物のスクリーニングにより見出されることも示された。 (もっと読む)


【課題】新規なCSPGの分解促進作用、CSPGの合成阻害作用、CSPGの硫酸化阻害作用を有する物質の提供。
【解決手段】コンドロイチナーゼABC、C6STアンチセンス薬、GalNAcアンチセンス薬等、を有効成分として含む組成物であり、肺の気腫性病変抑制又は、COPDの治療・予防に好適である。 (もっと読む)


【課題】標識された細胞核を有する細胞を幹細胞として選択する幹細胞の単離方法の提供。
【解決手段】細胞核(例えば、核膜等)を標識することによって、幹細胞を単離する方法。ヘテロな細胞集団においてそれぞれの細胞の細胞核を標識し、細胞分裂後も標識された状態の細胞を選別することにより、効率的に幹細胞を単離することが可能である。動物の組織幹細胞を、その本質的な機能を利用して標識することにより、生存状態での視覚化も可能にし、かつ、遺伝子操作や人為的マーカーを一切用いず、新鮮な状態で簡便に単離できる。 (もっと読む)


【課題】本発明は、肝細胞の複製を促進させる薬剤および方法を提供すること、ならびに、インスリン抵抗性を改善させる薬剤および方法を提供することを課題とする。
【解決手段】ヘパリン結合性タンパク質であるケモカイン(chemokine)のサブファミリーに属するCXCL10に対する中和剤の有効量を肝細胞に投与し、肝細胞の複製を促進する。CXCL10に対する中和剤としては、CXCL10に特異的に結合し、CXCL10の活性を抑制する因子またはCXCL10の発現を抑制する因子などが好適に用いられる。障害を有する肝組織に上記中和剤を投与することにより、肝組織を修復、再生し得る。一方、CXCL10に対する中和剤の有効量を肝細胞に投与することにより、2型糖尿病、メタボリック症候群等におけるインスリン抵抗性を改善する。 (もっと読む)


11 - 16 / 16