説明

ユニヴァーシタ デグリ ステュディ デイ トリエステにより出願された特許

1 - 4 / 4


本発明は、枝分かれしたカチオン性多糖、特にキトサンのアルジトール又はアルドン酸の単糖及びオリゴ糖誘導体により安定化した金属ナノ粒子から作られているナノ複合材料系と、還元剤の存在下又は不在下において該多糖の水溶液により得られるその調製とを提供する。その多糖の特定の化学的特徴及び物理化学的特徴は、多糖マトリックス中に均一に分散している金属ナノ粒子の形成と、その効果的な安定化を可能にすることである。ナノメートル寸法及びポリマー鎖上での生物学的信号の存在に関連する特性は、抗菌活性の用途及び分子バイオセンサーの用途に利用することができる。 (もっと読む)


本発明においては、中性又はアニオン性多糖及び金属ナノ粒子が均一に分散し且つ安定化している枝分かれしたカチオン性多糖の多糖組成物からなるポリマーマトリックスにより形成された三次元構造の形としてのナノ複合材料が記載されている。適切なゲル化技術を用いるか又は適切な脱水によって、上記ナノ複合材料は、ヒドロゲルとしての水和形態又は非水和形態の異なる形をしている三次元マトリックスである。上記ナノ複合材料は、強力な抗菌活性の広域スペクトルを有するが、細胞毒性を示さない。細胞毒性がないことに加えて、金属粒子ナノスケール及びポリマー鎖上の生物学的シグナルの存在と関係がある特定の抗菌特性は、抗菌特性が備わっている新世代の生体材料の開発、並びに生物医学分野、医薬品分野及び食品分野における他の多くの用途に利用できる。 (もっと読む)


本発明は、酸性多糖類及びキトサンのオリゴ糖誘導体などの塩基性多糖類の誘導体の混合物の水溶液から取得可能なハイドロゲル(又は3Dマトリックス)の調製について述べる。この溶液は、生物医学及び医薬分野に使用するための、溶液又は懸濁液の形態の、単離され又は多細胞会合の状態の細胞、又は医薬的に活性な分子をカプセル化する目的として、化学的又は生理的ゲル化剤を用いて、適当にゲル化される。 (もっと読む)


ポリアニオン性多糖類及びキトサンのオリゴ糖誘導体からなるポリカチオン性多糖類の混合物を有する組成物について述べる。本発明の組成物において、上記の混合物は、酸性の多糖類及びキトサン誘導体との間にイオン複合体が形成されるにもかかわらず、水性環境下で溶解性を有することが証明された。また、この組成物は、使用される多糖類が相対的に低い平均分子量を有するにもかかわらず、粘性及び粘弾性において予期せぬ増加を示すという有意なレオロジー的挙動を示す。この溶解性及びレオロジー的挙動により、生物医学的観点からみると、本発明の組成物が特に有利となるものであり、特に、関節病態及び眼科手術の分野において特に粘性補給源として有利である。 (もっと読む)


1 - 4 / 4