説明

メッツオ ファイバー カルルスタード アクチボラグにより出願された特許

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【課題】セルロースパルプ製造中のチップのスチーム前処理構造及び方法に関し、スチーム吹き抜けの危険を最低限に低減し、周囲への悪臭ガスの放出を最低限に維持できるようにすること。
【解決手段】スチーム前処理容器1におけるガスの吹き抜けを回避し、悪臭ガスが大気中に解放されることを防止することを目的として、冷却流体を噴射する散布ノズル10がスチーム前処理容器のガス相に配置されている。スチームの吹き抜けの危険が始まった場合には、危険に比例した冷却が行われる。このシンプルな方法で、処理の中断が生じた時に、チップ容器からガスが放出することを回避することができ、それにより、周囲への臭気の解放を最低限に抑えることができる。 (もっと読む)


本発明は、内部で蒸解されたセルロールパルプを製造する連続蒸解窯用蒸解窯スクリーンに関する。蒸解窯スクリーンは、蒸解窯の壁に固定され、かつ、連続蒸解窯内に垂直に配置された多数のスクリーンバー(41a,42c,42a)を備え、固定されたスクリーンバーの間に排出スロット(S)を有し、前記排出スロット(S)を介して、蒸解窯のパルプ(P)のカラムから蒸解液を排出することができるようにされている。二番目のスクリーンバー(42a,42c)毎に、隣接するスクリーンバー(41a)に対して距離(D)だけ凹まして固定して配置することによって、スクリーンに対する排出容量を増大させることができる。 (もっと読む)


【課題】効率的な方法で連続蒸解システムにおいてセルロースパルプを製造する方法を提供する。
【解決手段】セルロースチップは、移送液を用いて移送循環路11で、蒸解装置30の頂部に配置されたセルロースチップから自由液体を分離するためのトップセパレータ20へ連続的に供給される。トップセパレータは自由液体を収集するための回収空間21を有する。分離された温度Tutを有する自由液体の少なくとも一部が、リターンライン32で、トップセパレータの回収空間から移送液として使用されるべき位置まで導かれる。本質的に少なくとも135℃のクッキング温度で、蒸解装置30において少なくとも一度、黒液の加圧回収が行われる。本発明は、温度Tutより高い温度Tinを有する液体添加物をトップセパレータの回収空間21に添加する。 (もっと読む)


【課題】連続蒸解釜中でのエネルギー効率に優れたセルロースパルプの製造方法を提供する。
【解決手段】本発明は、連続蒸解釜システムにおけるエネルギー効率に優れた手法でのセルロースパルプの製造方法に関する。本方法は、チップを含浸する含浸容器を含み、該チップはその後、続く蒸解容器に移動流体で供給される。黒液回収物は蒸解釜から採取され、回収物は底部に導入されて、チップを加熱してから含浸容器から流出される。移動流体の回収物は、蒸解釜の頂部から採取され、そして含浸容器中で含浸流体として作用するための位置に導入される。本発明は、蒸解釜の頂部から回収された移動流体の少なくとも一部が間接熱交換器を通過することを特徴とし、該間接熱交換器において、少なくとも125℃の温度にて蒸解釜の頂部から回収された移動流体が第一の流体からの蒸気の生成のために第一の流体と間接的に熱交換する。生成された蒸気はその後、含浸工程の上流にある蒸気前処理位置に導入されて、前記蒸気前処理位置のチップを加熱する。 (もっと読む)


【課題】様々な蒸解技術に簡単に適用することができ、使用する蒸解工程とは独立して含浸処理を実行する連続蒸解システムにおけるチップの含浸方法。
【解決手段】少なくとも一つの含浸容器101と一つの蒸解釜102とを有する。また、蒸解システムは、頂部分離装置105aから流体を引き出す第一戻りライン106aと、蒸解釜102から黒液を引き出す黒液ライン108との間に配置された熱交換器107を備える。熱交換器107により、二つのライン間の熱移動が行われる。含浸容器101内の流体内容物の主たる部分が、チップ水分、覆水、追加白液及び第一戻しライン106aの頂部分離装置から引き出された流体より成る。 (もっと読む)


本発明は、連続蒸解がまシステム(100)において化学セルロースパルプを連続蒸煮する装置及び方法に関する。連続蒸解がまシステム(100)は、チップ懸濁液を供給する入口(102)と、パルプの蒸煮した懸濁液を送出する出口(103)とを有する。チップの懸濁液は、蒸煮の開示時にライン(105)を介して入口に供給され、チップの懸濁液は、3.5以上の流体/木材比を確立する開始蒸煮流体量をもつ。本発明は、最終蒸煮流体が蒸煮の主要部分中に供給され、そして蒸煮の最後の15分間だけ取出しストレーナー(106)を介して取出される。最終蒸煮流体は、取出しと関連して3.5以上の流体/木材比を保証することを特徴とする。蒸煮の最後の15分間に取出された最終蒸煮流体は、排出された黒液から成り、15g/l未満の残留アルカリ濃度を維持する。 (もっと読む)


本発明は、化学的セルロースパルプの生産に関連したチップの蒸気前処理システムに関する。チップを蒸気(ST)で前処理する容器(1)の頂部には、弱いガスを弱いガスシステム(NCG)へ導く通気通路(2A、2B)が設けられる。弱いガスが爆発する用になる濃度レベルに達しないことを保障する目的で単純な安全システムが組込まれる。この安全システムは、ガス中の水分の留分、好ましくは取出した弱いガスにおいて、チップビンの頂部でセンサー(3)によって検出した温度を表すプロセスパラメーターを検出し、そして通気通路に弱いガスを稀釈する空気を供給する稀釈ライン(5a〜5d)を開放する制御ユニット(CPU)を有する。稀釈は幾つかの段階で行われ、稀釈ラインは弱いガスの連続して上昇する温度に応じて幾つかの段階で開放される。 (もっと読む)


【課題】
セルロースパルプ製造の連続蒸解釜底部における冷却、希釈と洗浄の少なくとも1つのための改良設計を提供する。
【解決手段】
最下位ストレーナ部上方に少なくとも1つのエキストラ・ストレーナ部(30)を配置し、エキストラ・ストレーナ部と最下位ストレーナ部との間に洗浄流体又は希釈流体を添加することによって、チップカラムの流れを妨げずに、蒸解釜底部においてより多量の洗浄流体を添加することができ、これにより、製造能力の増加、チップカラムの流れの改良、あるいは蒸解釜底部における優れた冷却、洗浄及び希釈を保持しながらこれらの効果の組合せる。 (もっと読む)


本発明は、化学セルロースパルプの製造のための連続蒸解処理において、ある容器から次の蒸解釜へチップ懸濁液を供給する方法及び装置に関する。ここで、容器(101)は、チップを導入するための入口部(107)と、チップ懸濁液を放出するための排出部(201)とを有する。容器(101)内のチップ懸濁液は、第二流体/木比率の上方で確立された第一流体/木比率を有し、第二流体/木比率は、容器の底部で確立される。第二流体/木比率は、少なくとも、第一流体/木比率と同じ大きさ、好ましくは、それより大きい。本発明は、容器(101)からチップ懸濁液を放出した後で、かつ、チップ懸濁液を加圧下で次の蒸解釜へ送り進める前に、流体の一部(Q2)をチップ懸濁液から引き出し、それにより、チップ懸濁液内で第三流体/木比率を確立し、この第三流体/木比率が、第二流体/木比率より低いことを特徴とする。 (もっと読む)


本発明は幾つかの漂白工程を有する漂白順序で第1の二酸化塩素漂白工程においてMC稠度を有するセルロースパルプの漂白方法に関する。
この第1の二酸化塩素漂白工程では、第1の段階において30秒〜30分の滞留時間60±10℃の低い温度でセルロースパルプを漂白し、その後に60〜200分の滞留時間である第2の段階ではセルロースパルプを90±10℃の反応温度に少なくとも10℃だけ加熱する。
この第1の二酸化塩素漂白工程の改変方法を用いると、望ましくない有機酸の有効な分解が得られ、しかるに同時にセルロースパルプの向上した粘度/強度が、大体90%ISOの白色度を有する仕上げの漂白済みパルプについて得られる。
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