説明

中山石灰工業株式会社により出願された特許

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【課題】化石燃料を燃焼させた際に発生するガス中のイオウ成分で、酸化カルシウム粒子の表面を被覆することにより、水和反応性が顕著に抑制された被覆酸化カルシウムを、簡便かつ効率よく行う方法を提示する。また、この緩慢な水和反応特性を明らかにして、該被覆酸化カルシウムの利用法を提案する。
【解決手段】水和反応性が顕著に抑制されている、無水硫酸カルシウムで被覆された酸化カルシウム粒子の調製は、回転炉に高温の予熱炉を付設した連結炉から発生する粒子をフィルターで捕集することで得られた。この捕集粒子は、表面分析から一次粒子においても、凝集体であってもその表面にイオウ元素の均一な分布が認められ、緩慢な水和性を考慮すれば、酸化カルシウム粒子表面が無水硫酸カルシウムで一様に被覆されていると考えられ、この被覆に基づく特性を検討した利用法。 (もっと読む)


【課題】脱酸素剤として金属Alを用いるにあたり、脱酸と脱硫の同時進行的反応を助長させるべく、生石灰と脱酸素剤との帯同性の向上を図ることができるようにする。
【解決手段】Al缶の表面に付着する塗料、コーティング剤等を加熱して発生する可燃性ガスを熱源とし、発生した燃焼排ガスを還流させて酸素濃度10容積%以下とした還元性雰囲気をつくり、アルミニウムの融点より低い温度でAl缶を焙焼し、還流を繰り返した排ガスからAl缶処理ダストを捕捉する。これをもって前記脱酸素剤とし、生石灰粒にAl缶処理ダストをまぶすことにより、生石灰粒表面の凹凸に絡めて付着させ、溶鉄への投入後においてもダスト中の金属Alならびにカーボンを可及的に生石灰に帯同させておくことができる。 (もっと読む)


【目的】添加塩と石灰石との接触効率を高め、多孔質生石灰の生成率の向上、塩消費量の抑制、排ガスによる塩分流失の抑止、排ガスの塩素濃度の低下、炉壁材の塩害軽減を実現できるようにした竪形焼成炉による塩焼き生石灰の製造法を提供する。
【解決手段】堆積する石灰石に接触させるべき添加塩35を、強制通風型焼成炉の炉体内に形成された予熱帯34の下層部からその上層部に向けて吹き込む。その際、添加塩35には、微粉生石灰ならびに炭素粉が混合された状態としておく。こうしておけば、石灰石の堆積層に塩を広範囲かつ可及的均一に供給し、石灰石層が予熱帯、焼成帯、冷却帯をたどる間に、石灰石から気孔率の高い塩焼き生石灰を生成させることができる。 (もっと読む)


【課題】
溶融金属との濡れ性に優れる生石灰粉粒体を提供し、当該濡れ性を利用する分野での有効利用に貢献する。
【解決手段】
生石灰の外表面および細孔内部表面に鉄成分を含む錯体または錯塩の溶液を含浸させ、その後溶媒を除去し、必要に応じて熱処理を施した表面処理生石灰は、熔銑に対する優れた濡れ性を示した。また、生石灰表面および細孔内部表面に、鉄錯体または鉄錯塩、有機溶剤、およびポリオールの混合液を含浸させ、その後溶媒を除去し、必要により加熱処理して調製した表面処理生石灰は、熔銑に対する優れた濡れ性を示した。さらに、鉄錯体または鉄錯塩とポリオールのみの混合液を生石灰粉粒体に滴下し混合した表面処理生石灰も、熔銑に対する改良された濡れ性を示した。
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【課題】イオン捕捉材により低濃度フッ化物イオンを除去する場合、汎用の混合処理方法に加え、通液性容器やカラムが使用でき、処理液の排出操作が簡便な低価格捕捉材の提供が求められている。
【解決手段】ドロマイト(MgCa(CO)を焼成して得た部分分解ドロマイトは、水での崩壊性が殆どなく極めて高いフッ化物イオン吸着性を示した。このものは土壌に直接散布混合でき、通液性容器に入れて使用でき、またカラムに充填しても使用でき、8ppmの排水規制を達成することができた。 (もっと読む)


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