説明

株式会社東海ヒットにより出願された特許

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【課題】人工授精における一連の操作のように、液浸を用いる観察と用いない通常の観察の両方に対応でき、しかも通常の観察を行う間は試料を直接加温でき、精度の高い温度管理が可能な顕微鏡観察用加温装置を提供する。
【解決手段】仮想線で示す穴開き加温プレート部5上のデッシュDを、実線で示すように透明加温プレート部7の中央部へ移動させる。このとき、デッシュDを穴開き加温プレート部5と透明加温プレート部7上においてL方向へスライドさせるようして移動する。穴開き加温プレート部5の上面と透明加温プレート部7の上面とが同一平面上に設けられ、段差部がないので、デッシュDをスムーズにスライド可能であり、迅速にデッシュDを透明加温プレート部7の中央部に備えることができる。デッシュDを持ち上げる必要がないので、デッシュDに加わる振動を最小限に抑えることが可能で、精子H、卵子Eに悪影響が及ぶのを防止できる。 (もっと読む)


【課題】培養空間内の雰囲気(湿度、温度、ガス組成)を、構造を複雑化すること無く、しかも効率的に一定に維持できる顕微鏡観察用培養装置の提供。
【解決手段】培養液Aと試料Bが入った容器を収容する収容ユニット3と、収容ユニット3の上面側開口を閉鎖する蓋体21とを備え、顕微鏡のステージSに設置して試料Bを顕微鏡観察するのに用いる顕微鏡観察用培養装置であり、培養空間内の雰囲気ガス中の所望のガス成分の濃度を検出するガス濃度検出手段33と、ガス濃度検出手段33からの濃度情報に基づいて培養空間内へガスを供給するガス供給手段とを備え、必要に応じてガスを供給することで、ガスの垂れ流しを阻止するだけでなく、それに伴う熱や水分の低下も阻止する。 (もっと読む)


【課題】レンズ挿入穴の内周面と対物レンズとの間に隙間ができるのを防止でき、試料収容空間内の温度、湿度等の環境を高精度に管理することが可能となり、対物レンズの径寸法ごとにレンズ挿入穴の径寸法が異なる摺接カバーを製作する必要のない顕微鏡観察用培養器に用いる摺接カバー、当該摺接カバーを備えた顕微鏡観察用培養器を提供する。
【解決手段】摺接カバー3のシート5は透明材料であるシリコーンゴムから成っており、シート5は柔軟性を有している。このシート5は薄い円盤状を為しており、シート5の中央には、円形のレンズ挿入穴7が形成されている。対物レンズTをレンズ挿入穴7に挿入する。シート5は柔軟性を有しているので、レンズ挿入穴7は対物レンズTの鏡筒によって僅かに拡径され、レンズ挿入穴7の内周面が対物レンズTの鏡筒の外周面に密着する。従って、レンズ挿入穴7の内周面と対物レンズTとの間には隙間がない状態となる。 (もっと読む)


【課題】最近では、線虫Mやダニなどの行動が温度走性であることが分かってきている。そのため、従来の顕微鏡用加温装置とは異なり、試料載置面に温度勾配が形成され、しかもその温度勾配を意図的に制御できる試料載置装置が求められている。
【解決手段】試料を載置する試料載置面31と、試料載置面31を加温する加温手段とを備えた試料載置装置1において、加温手段は試料載置面31に所望の温度勾配を形成するものである。この温度勾配は、透明抵抗発熱膜領域35を単一の材料で構成し、一対の給電用電極の離間距離を変えて温度の異なる小領域39に区画することで形成できる。 (もっと読む)


【課題】コストを抑えることができ、コンパクト且つ軽量で、コンデンサの短い焦点距離に対応できるようにステージの上面から突出する寸法を小さくできて、しかも重量制限があるような微細な動作をする電動ステージにも設置が可能で、また内部に結露が生じ難い顕微鏡観察用培養器を提供する。
【解決手段】水槽16内の水の加温と、ディッシュD内の細胞Cの加温を1つのヒータ25によって兼用している。従って、従来の顕微鏡観察用培養器に比べてヒータを一つ減らすことができ、コストを抑えることができる。また、顕微鏡観察用培養器1をコンパクト且つ軽量なものとすることができる。特に、ステージの上面から突出する寸法T2を小さくできるので、コンデンサの短い焦点距離に対応が可能となる。更に、顕微鏡観察用培養器1を大幅に軽量化できる結果、重量制限があるような微細な動作をする電動ステージにも設置が可能となる。 (もっと読む)


【課題】対物レンズの外筒から検体の熱が奪われるのを確実に防止できる対物レンズ加温装置、対物レンズを提供する。
【解決手段】発熱体8からの発熱によって本体部7が加温される。本体部7は対物レンズ3の外筒3aの外面に密着して嵌っているので、発熱体8からの熱が本体部7を介して外筒3a全体に効率よく、且つ確実に伝達される。外筒3aに温度の低い部分ができることなく、外筒3a全体をむら無く確実に加温することができる。また、本体部7が外筒3aの外面に密着して嵌っているので、本体部7の内面と外筒3aの外面との間に全く隙間は存在せず、このため外筒3aは周辺の温度変化の影響を受けることなく、所定の温度を保つことができる。従って、対物レンズ3の外筒3aから培養液中の細胞23の熱が奪われるのを防止することが可能である。 (もっと読む)


【課題】試料近傍の温度を高精度に検知することができて、しかも取り扱いが容易な温度検知装置を提供する。
【解決手段】温度検知装置1の温度検知部57、カバー筒51のキャップ17の貫通穴19からの突出寸法を調節して、温度検知部57を、その先端部分だけがカバー筒51から露出する状態とする。これにより温度検知部57が不用意に曲がるのを防止でき、取り扱いが容易になる。内筒47と共に温度検知部57を軸方向へ動かして、その先端部を細胞Sの比較的近くに位置させる。また、必要に応じてカバー筒51を軸方向へ動かして、温度検知部57がカバー筒51から必要な寸法だけ突出するように調節する。そしてマイクロマニピュレータを操作して、温度検知装置1の温度検知部57が細胞Sの近傍に位置するように調節して、細胞Sのごく近くの温度を計測する。 (もっと読む)


【課題】試料を確実に所定の温度に加温できて、しかも分析用凹部内の試料を顕微鏡によって観察することが可能なマイクロチップ、マイクロチップ通電ユニットを提供する。
【解決手段】コントローラ27の操作摘みを操作して、所望の温度、例えば40℃に設定して、コントローラ27をオンにすると、鰐口リード線29、31を介して透明導電膜19に通電される。これにより透明導電膜19が発熱して、凹部形成板7等が加温される。凹部形成板7の表面温度は温度センサ39によって検知され、この結果がコントローラ27へ伝達され、この伝達された検知結果に基づいてコントローラ27が透明導電膜19に対する通電を制御する。これにより分析用凹部11の底部及び内側面を含む凹部形成板7の温度が40℃に保たれる。 (もっと読む)


【課題】培養容器を二次元方向へ移動しても培養容器全体を常に加温することができて、更に高倍率の顕微鏡でも対物レンズ及びコンデンサの焦点が合うまで細胞等の観察対象に接近することができる顕微鏡ステージを提供する。
【解決手段】駆動ベース49が二次元方向のどの位置に駆動しても、発熱部58は駆動ベース49上のウェルプレート37に対向する。従って、ウェルプレート37のセル45内の細胞Aの全てが常に加温される。顕微鏡ステージ25は下側ベース71が上側ベース73と固定ベース47を凹部に収容する構造となっているので厚さ寸法がかなり小さい。従って、対物レンズ5とコンデンサ3は細胞Aの近傍まで接近することができる。よって、高倍率の対物レンズ5及びコンデンサ3が細胞Aに焦点を合わせることが可能である。 (もっと読む)


【課題】シャーレ本体に貯留された培養液のうち培養のために消費される量は極僅かでしかなく、その殆どは水位を一定以上に保つため入れられたもので、培養液の殆どが無駄になっている問題がある。
【解決手段】培養液貯留用凹部66に培養液Cを六分目程度、即ちホース13、15が一端部より水位が上になる程度まで入れて、この培養液C内に生体細胞Dを入れる。この培養液貯留用凹部66に貯留された培養液Cの量は約2.4ccである。これに対し、培養液Cをシャーレ本体19に直接入れて貯留する場合の培養液Cの量は約41ccである。従って、培養液Cの使用量を約17分の1程度にすることが可能となり、培養液Cの使用量を大幅に抑えることができて、しかも生体細胞Dの培養に必要な水位を得ることができる。 (もっと読む)


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