【課題】記録領域の主走査方向に沿う長さが短い領域においても、安定した状態で記録動作と並行して記憶手段に記憶されたデータの読み取りが可能であるインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】インクジェット記録装置は、記録ヘッドの走査を制御する記録ヘッド制御手段を有している。記録ヘッド制御手段は、記録ヘッドが等速移動区間を移動する時間が、検出されたデータの読み取りが行われるのに必要な時間よりも長くなるように、記録ヘッドの走査を制御する。 （もっと読む）

【課題】記録媒体の搬送速度が二段以上の多段に切り換わる多段駆動が採用されても、記録手段の走査起動時期の遅延を生じ難くすることができる記録装置及び記録装置の制御方法を提供する。
【解決手段】給送過程において紙検出センサ３９が給送中の用紙を検出すると、目標停止位置（頭出し位置）までの残り搬送距離を求め、残り搬送距離に応じて速度プロファイルを決定する。このとき残り搬送距離が第一定速域から第二目標速度への加速が可能な場合は、第一定速域から第二定速域へ加速する二段駆動が採用される。この場合、ＣＲモータの起動から印字開始位置までのＣＲ移動時間から停止安定時間を差し引いたＣＲ時間（見積時間）を周期（ＰＦ周期Ｔpf）に換算し、そのＰＦ周期から、速度プロファイルに沿って目標停止位置側から順番にＰＦモータ２５の１ステップ毎の周期を、Ｔpf＜０が成立するまで減算してＣＲ起動許可位置を求める。 （もっと読む）

【課題】インクを吐出する際のキャリッジの移動方向を適切に設定することにより、画像品質の低下を防止することが可能な画像記録装置を提供すること。
【解決手段】キャリッジ３８をテスト駆動（Ｓ２０）することによりキャリッジ３８の往動時及び復動時の速度特性が取得される（Ｓ３０）。この速度特性からインク滴を吐出させた場合の水平方向成分の速度Ｖｃが予測値として算出される（Ｓ６０）。速度Ｖｃからマゼンタのノズル列４０Ｍとイエローのノズル列４０Ｙの水平方向の飛距離Ｄ及びそのずれ量ΔＤが算出され（Ｓ７０）、ずれ量ΔＤｆ，ΔＤｒが絶対値和算されて評価値Ｅｆ，Ｅｒが算出される（Ｓ８０）。算出された評価値の平均値〈Ｅｆ〉，〈Ｅｒ〉が往復動それぞれについて評価される（Ｓ１００）。そして、評価値が小さい方のキャリッジ３８の移動方向でインク滴が吐出するように制御方式が設定される（Ｓ１１０，Ｓ１２０）。 （もっと読む）

【課題】印刷ヘッドを保持するキャリアがメンテナンス時にワイパ部材を越えて移動されるプリンタにおいて、印刷ヘッドがワイパ部材に接触することによるキャリアの移動速度の低下が防止され、キャリアが円滑に停止位置に停止される。
【解決手段】キャリアがワイピング区間に到達したか否かが判断され（Ｓ１１）、到達したと判断される場合、さらに目標位置と現在位置の差が設定されているか否かが判断される（Ｓ１２）。設定されていない場合（Ｓ１２でＮＯ）には、目標位置と現在位置の差が初期遅れ量として設定される（Ｓ１３）。設定されている場合（Ｓ１２でＹＥＳ）には、当該周期における目標位置と現在位置の差（現遅れ量）を算出し（Ｓ１４）、現遅れ量と初期遅れ量の差（実遅れ量）が、目標位置の２周期分の変化量以上か否かが判断される（Ｓ１５）。実遅れ量が目標位置の２周期分の変化量以上であれば、ＤＣモータへの出力が増加される（Ｓ１６）。 （もっと読む）

【課題】インクジェットプリンタの印刷ヘッドの移動時間を短くする。
【解決手段】印刷ヘッドを現在位置Ｘ0から目標位置Ｘ1まで移動させる際、複数の速度モードのうちで最小距離Ｄｂが現在位置Ｘ0から目標位置Ｘ1までの移動距離ｄ１より小さい速度モードＢを抽出し、この速度モードＢで目標位置Ｘ１に到達する到達時間Ｔ１を求める。さらに、最大速度の速度モードＡを抽出して、現在位置Ｘ0から速度モードＡの最小距離Ｄａの迂回地点Ｘ2に到達する到達時間Ｔ２を求めると共に、迂回地点Ｘ2から目標位置Ｘ1に到達する到達時間Ｔ３を求める。そして、現在位置Ｘ0から直接目標位置Ｘ1へ移動する場合の到達時間Ｔ1と、現在位置Ｘ0から迂回地点Ｘ2を経て目標位置Ｘ1へ移動する場合の到達時間（Ｔ2＋Ｔ3）とを比較し、到達時間の短い方を実行する。 （もっと読む）

【課題】キャリッジを移動させる機構を備えた画像入力装置において、キャリッジの基準位置を迅速かつ精度よく定める。
【解決手段】
画像入力装置は、キャリッジの移動を制御するための制御手段と、キャリッジの移動を制止するための制止部材とを備えている。そして、キャリッジを少なくとも２回、前記制止部材まで移動させ、かつ２回目以降の移動の速度を、最初の移動の速度より遅くする。キャリッジが２回目以降の移動で制止部材まで移動し停止した場合に、キャリッジの位置を基準位置として検出する。 （もっと読む）

【課題】 モータにより駆動される駆動対象を一定の範囲内でフィードバック制御するにあたり、駆動対象の滑らかな速度変化を維持しつつ、フィードバック制御器の設計負担を軽減する。
【解決手段】 減速制御が開始される減速制御開始タイミング（ｔ＝ｔ２）からキャリッジが停止するまでの減速制御期間では、速度フィードバック制御における目標速度として、減速制御開始タイミングからの経過時間の減速関数ｆ（ｔ）から得られる減速指令が用いられる。減速関数ｆ（ｔ）は、減速制御開始タイミングにて目標定速速度Ｖｔから連続的に減少していくと共に減速指令が０になるまで単調減少し、且つ、その導関数も単調関数となるような関数である。また、減速指令がＶｔから０になるまでの時間である減速指令時間（ｔ＝ｔ２〜ｔ３）は、加速制御期間長である加速時間τと同じである。 （もっと読む）

【課題】 キャリッジの往復移動に起因する記録装置の振動を簡単な構成によって抑制すること。
【解決手段】 前記キャリッジ１６の往復移動周期は、記録装置１００の固有振動周期のほぼ偶数倍とする。 （もっと読む）

【課題】加工部の位置を補正し、パターン形成を高精度かつ効率的に行うことを可能とするパターン形成装置等を提供する。
【解決手段】パターン形成装置１は、基板３のθ方向の位置調整、ヘッドユニット１３のＹ方向の位置調整を行った後、移動カメラ２７により、基板３に対するヘッドユニット１３の進入部分を撮影してヘッドユニット１３におけるパターンピッチを計測し、入力された画素ピッチ１１４と計測された画素ピッチ１１５との差異に基づいて、ヘッドユニット補正量１１６を算出し、回転機構１５によりヘッドユニット１３のθ方向位置を調整する。 （もっと読む）

【課題】 所望される記録パターンなどが変化しても、キャリッジの移動に起因して発生する振動を小さく抑えることができる記録装置および記録方法を提供すること。
【解決手段】 キャリッジＭ４００１の移動距離が異なる複数の駆動条件に基づいて、キャリッジＭ４００１を移動させ、そのときに発生する振動が所定以下の大きさとなるときの駆動条件を、記録媒体に画像を記録するときのキャリッジＭ４００１の駆動条件として設定する。 （もっと読む）

【課題】 ＬＦ、ＣＲが交互に駆動し印字を行うインクジェット記録装置において、記録処理に要する各時間値の見込みの値を鑑みた上でＬＦ完了前にＣＲの駆動を開始し、ＣＲが記録領域に達した瞬間にちょうどＬＦが停止する制御が、記録動作の高速化のためには必要とされている。
【解決手段】 ＬＦ、ＣＲの駆動指令値による駆動時間予測と、指令値に対する実駆動状態の駆動時間偏差情報を基に、それぞれの駆動時間を推定し、ＬＦの残駆動時間が、ＣＲの印字領域到達時間を下回った時にＣＲ駆動を始めることでクロス制御を行う。 （もっと読む）

【課題】 被記録媒体の大きさに関する情報に基づき予測したサイズを超える被記録媒体が搬送された場合、又は予測したサイズの被記録媒体がキャリッジ側にずれて搬送された場合に、被記録媒体の正確な位置検出を行うことができず、形成画像の品質が低下する。
【解決手段】 サイズデータから予測される被記録媒体１２Ａに基づいて決定した走査開始位置にキャリッジ３を移動したときに、濃度センサ１４からの濃度検知信号をチェックして、濃度センサ１４が被記録媒体１２を検出しているか否かを判別し、濃度センサ１４が被記録媒体１２を検出しているときには、予測される被記録媒体１２Ａのサイズに基づいて決定した走査開始位置を搬送可能な最大サイズの被記録媒体の左端位置よりも外側に補正する。 （もっと読む）

【課題】搬送量を一定にしつつ、印刷画像のつなぎ目における画質の劣化を抑制する。
【解決手段】本発明の印刷システムは、（Ａ）媒体を搬送方向に搬送する搬送ユニットと、（Ｂ）前記搬送方向に並ぶ複数のノズルを移動方向に移動させるキャリッジと、（Ｃ）移動する前記複数のノズルからインクを吐出させて画像を前記媒体に形成する形成動作と、前記搬送ユニットに前記媒体を所定の搬送量にて搬送させる搬送動作と、を交互に繰り返すコントローラであって、ある形成動作で印刷すべき画像の中に前記移動方向に沿う空白部がある場合、前記空白部よりも前記搬送方向下流側に印刷すべき画像を、前記ある形成動作で印刷し、前記媒体を前記所定の搬送量にて搬送し、前記空白部よりも前記搬送方向下流側に印刷すべき画像を、次の形成動作で印刷するコントローラと、を備えることを特徴とする。 （もっと読む）