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Fターム[2G002BA07]の内容

原子炉の緊急防護のための構成 (640) | 異常状態 (172) | 炉心溶融(メルトダウン) (61)

Fターム[2G002BA07]に分類される特許

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【課題】炉心溶融物保持装置における冷却水循環流量を増加させる。
【解決手段】原子炉圧力容器下方のペデスタル床7上に、冷却流路11を放射状に並べる。冷却流路11の伝熱面には傾斜をつける。冷却流路11の下部は給水容器10に接続され、冷却流路11の上部は開口している。給水容器10には、冷却水を供給する給水流路9が接続される。給水流路9の他端は、冷却流路11の開口部と同じ空間に開口している。自然循環流路は、給水流路9と冷却流路11、垂直流路12およびこれらを結ぶ給水流路水平部15からなっている。自然循環流路のコーナー部は、流線型の滑らかな形状に形成される。 (もっと読む)


【課題】炉心溶融物を長時間にわたって効率よく除熱できる冷却チャンネルを有する炉心溶融物冷却装置を提供する。
【解決手段】原子炉圧力容器1下部のペデスタル床18上に設けられた円錐形状の耐熱材12と、耐熱材12の下面に設けられた冷却チャンネル11と、耐熱材12の中央下部に設けられた給水容器10と、ペデスタル床18及びペデスタル側壁19に設けられた給水流路と、圧力抑制プール4の上方に設けられた水槽5から冷却水を前記給水流路9に供給する注水配管8と、を有し、前記冷却チャンネル11の一方の端部が外周部で上方に立ち上がる垂直開口部11bを形成し、他端部が前記給水容器10に接続されてなる炉心溶融物冷却装置7において、前記冷却チャンネル11の内面、前記円筒容器10の内面又は前記給水流路9の流路壁面の少なくとも一つ以上に摩擦低減物質を塗布又は被覆したことを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】原子炉格納容器において、原子炉圧力容器下方に炉心溶融物保持装置(コアキャッチャ)を設置すると、原子炉圧力容器下方のペデスタル床にて原子炉圧力容器の漏水を検知することができず、別途漏水検知をする機構を設ける必要がある。
【解決手段】原子炉圧力容器1と炉心溶融物保持装置10の間に、ペデスタル側壁22を横架した漏水検知床11を設ける。原子炉圧力容器1で漏水が発生すると漏水検知床が漏水を受け止めて検知し、炉心溶融事故時はコリウムが漏水検知床11を溶融貫通して炉心溶融物保持装置10に落下する。 (もっと読む)


炉心を保持する容器(4)と、原子炉を冷却するための一次回路と、前記容器(4)が配置される原子炉ピット(6)と、原子炉ピット(6)において容器(4)の下部を囲んでおり、通常の動作において熱シールドとして機能し、事故の際に液体を上向きに流すための環状チャネル(16)と、原子炉ピットを満たすことができる液体のリザーバと、原子炉格納容器(22、図示しない)と、原子炉格納容器(22)とは別であって、原子炉ピット(6)の上端において生じた蒸気を収集するためのマニホルド(26)と、環状チャネル(16)の液体に強制的に対流を生じさせることができる循環ポンプ(40)と、循環ポンプ(40)を動作させて、前記収集された蒸気によって強制的に対流を生じさせることができるローブポンプ、蒸気ピストン装置、またはタービン(32)とを備えている原子炉。 (もっと読む)


【課題】強制循環炉を格納する原子炉格納容器(PCV)と動的安全系と静的安全系を組み合わせたハイブリッド安全系との組み合わせを提供することを目的とする。
【解決手段】ハイブリッド安全系58は、ベント管24の上端側の開口部が圧力抑制室21の天井であるダイアフラムフロアー55より上方に突出して設けられ、一方、炉心12は、その上端がダイアフラムフロアー55よりも下方になるよう配置されて原子炉格納容器5に収容される。ハイブリッド安全系58は、例えば原子炉冷却材喪失事故時、動的安全系と静的安全系を組み合わせて原子炉圧力容器11を溝浸けし、その後は静的な安全系のみで炉心12の冷却を継続できる。 (もっと読む)


【課題】炉心溶融物を確実に冷却するとともに,水蒸気爆発によるリスクを回避可能な炉心溶融物冷却装置および原子炉格納容器を提供する。
【解決手段】原子炉格納容器の床下の空間に炉心溶融物を落下させる炉心溶融物落下流路に原子炉格納容器の床材の融点よりも低い温度で溶融する物質を充填した原子炉格納容器床と、前記原子炉格納容器の床下の空間を仕切る集合体と、を備えたことを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】炉心溶融物保持装置の冷却流路の固形異物による閉塞を抑制する。
【解決手段】原子炉圧力容器内の炉心が溶融して原子炉圧力容器を貫通した際に発生する炉心溶融物16を受け止める炉心溶融物保持装置51に、本体部70と、冷却材供給容器10と、循環部80と、捕捉手段とを備える。本体部70は、原子炉圧力容器の下方に配置されて炉心溶融物16を受け止める保持面71と、保持面71の裏側に接する少なくとも一部が水平に対して傾斜した上面を備えて入口72から出口73に延びる冷却流路11と、を形成する。冷却材供給容器10は、入口72に接続されて冷却流路11に冷却材を供給する。循環部80は、出口73から放出される冷却材の少なくとも一部を冷却材供給容器10に戻す循環流路9を形成する。捕捉手段は、循環流路9に流れ込む固形異物の少なくとも一部を捕捉する、たとえば異物トラップ14である。 (もっと読む)


【課題】万一、炉心溶融物が原子炉圧力容器の外へ流出した場合に、原子炉格納容器の過度な温度上昇を長期にわたって防止し、かつ炉心溶融物による活性な反応を防止する。
【解決手段】原子炉圧力容器2は略筒状の圧力容器支持ペデスタル3に支持され、下方に下部ドライウェル5、ホッパ9を備え、内部に炉心4を収容する。炉心4が原子炉圧力容器2の外へ溶融して流出する過酷事故が万一、仮に発生した場合に、ホッパ9は、炉心溶融物が飛散しないように受け止めて下方へ案内する。下部ドライウェル5の床面には、このホッパ9から落下してくる炉心溶融物を保持するためのコアキャッチャ10を備えている。下部ドライウェル5の側壁面および床面とコアキャッチャ10の側面および底面との間の隙間に圧力抑制プール7の水を循環供給する冷却水路を備えている。 (もっと読む)


固体又は流体の形式のナノ粒子を使用する改良された冷却系を備えた原子力発電所が提供される。ナノ粒子は、コールドレッグアキュムレータ(60)、及び非常用炉心冷却系(50)の高圧ポンプ及び低圧ポンプ(100,110)等の位置において供給される。電動弁(204)及び加圧器が供給を補助することができる。ナノ粒子を提供する方法も提供される。
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熱伝導を改良しかつ腐食を低減するために固体又は流体の形式のナノ粒子を使用する改良された冷却系を備える原子力発電所が提供される。ナノ粒子は、CCWS(300)等の閉鎖された冷却回路に供給される。ナノ粒子を提供するための方法も提供される。
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原子力発電所は、例えば過酷事故シナリオの間、格納容器(190)内に存在する冷却材にナノ粒子を供給する。ナノ粒子は、あらゆる非常用炉心冷却系(50)から独立して、受動的に又は能動的に供給されることができる。ナノ粒子供給部(200)は、例えば、ナノ流体又は固体ナノ粒子を貯蔵するタンク、又はナノ粒子を含有する溶解可能な塗料(202)を有することができる。ナノ粒子を提供するための方法も提供される。
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2500℃〜2800℃の固相線温度及び85%を超える稠密度を有し、複合体を構成するミクロ組織を有する耐火セラミックス材料であって、単斜晶構造(1)を有する二酸化ハフニウム(HfO2)粒子と、二酸化ハフニウム(HfO2)の総モル数に対して0.5〜8モル%の酸化イットリウム(Y2O3)によって安定化された立方晶構造(2)を有する二酸化ハフニウム(HfO2)粒子と、閉鎖細孔(3)と、相互接続されていない開放細孔と、を含む耐火セラミックス材料。また、本発明は前記材料の製造方法及び前記材料を含む構造部品に関する。 (もっと読む)


【課題】溶融物の粒状化促進装置及び原子炉格納容器において、原子炉から落下する溶融物を適正に粒状化して早期に冷却することで安全性の向上を図る。
【解決手段】内部に筒形状をなすコンクリート構造物54を形成し、このコンクリート構造物54により加圧水型原子炉12を垂下して支持すると共に、この加圧水型原子炉12に蒸気発生器13を連結し、加圧水型原子炉12の下方にキャビティ55を設けて原子炉格納容器11を構成し、加圧水型原子炉12とキャビティ55との間に加圧水型原子炉12から落下するデブリの粒状化を促進する粒状化部材62を設ける。 (もっと読む)


【課題】原子炉容器内の炉心が溶融して原子炉容器を貫通した際に発生する炉心溶融物を冷却する効率を向上させる。
【解決手段】炉心が溶融して原子炉容器を貫通した際に発生するコリウム13を受け止めて保持する炉心溶融物保持装置30に、原子炉容器の下方に設置された給水チェンバー11と、下部入口部21から高い位置にある上部出口部22に向かって流路高さが減少しながら延びる冷却水流路25が形成されたリング状の投影形状を持つ冷却水チャンネル11と、冷却水チャンネル11の上面に取り付けられた耐熱材12と、冷却水チャンネル11の外側に上方に開いた開口から給水チェンバー11に延びる給水配管9と、を備える。 (もっと読む)


【課題】床面積を広くすることなく、原子炉容器内の炉心が溶融して原子炉容器を貫通した際に発生する炉心溶融物を冷却する効率を向上させる。
【解決手段】原子炉容器の下方に、給水チェンバー10と、これに接続された下部入口部21および上方に開いた上部出口部22をもった複数の水チャンネル11、および、水チャンネル11の上面に取り付けられた耐熱材12を備えた炉心溶融物冷却装置30を設置する。複数の水チャンネル11は上に開いた円錐状となるように組み合わせされている。給水チェンバー10には注水配管8を介して冷却水が供給される。冷却水は給水チェンバー10で各水チャンネル11に分配され、傾きを持った冷却水流路25を上昇し、上部出口部22から溢れ、耐熱材12の上に堆積した炉心溶融物13を冷却する。また、溢れた水は、循環配管9を通って、給水チェンバー10に戻される。 (もっと読む)


【課題】容易に設置可能なコアキャッチャーにより、炉心デブリを効果的に冷却できるようにする。
【解決手段】原子炉容器内の炉心が溶融して原子炉容器を貫通した際に発生する炉心デブリを、原子炉容器の下方に位置し、その内部に放射状に延びた冷却フィン31で囲まれる第一段目の冷却チャンネル21aおよび第2段目の冷却チャンネル21bが形成されている鋼製本体20を有するコアキャッチャーで受け止める。第2段目の冷却チャンネル21bの本数は第一段目の冷却チャンネル21aの本数に比べて多い。冷却水は、冷却水注入口22から供給され、分配器10で第一段目の冷却チャンネル21aに分配される。第一段目と第二段目の冷却チャンネル21a,21bの間には、中間ヘッダー24が形成されていて、第二段目の冷却チャンネル21bにも均一に冷却水が供給される。 (もっと読む)


本発明の目的は、効率的にかつ速やかに:a) I2,RIおよびヨウ素酸塩を、広い範囲の温度およびpHで還元させそして、b) ヨージドイオンを有効に結合させて、特に、低いpHおよびX 線照射下で、それらが再酸化されて揮発性ヨウ素種になる可能性を防ぐ方法および水溶液中の添加剤の適した混合物の結果のデータベースを生成することにある。この目的は、下記の工程:
a) 求核剤または複数の求核剤の混合物を水溶液に加え; および
b) 可溶性のイオン交換剤または複数の可溶性のイオン交換剤の混合物を水溶液に加える
を含む、ヨウ素種を水溶液中に保持する方法によって達成される。この方法は、ヨウ素酸塩,ヨウ素分子およびまた、有機ヨージドを還元して非揮発性ヨージドイオンにしそして更にそれらを結合して揮発性ヨウ素の再生を抑制するための新しいやり方を提供する。 (もっと読む)


【課題】 想定される過酷事故に対して、より安全な原子炉格納容器を提供する。
【解決手段】 原子炉格納容器は、原子炉圧力容器2を格納する原子炉一次格納容器36と、原子炉一次格納容器36の上方に設置された上部二次格納容器42と、原子炉一次格納容器36と上部二次格納容器42の間を、隔離連通切替手段45を介して連結する気相ベント管44と、を有する。気相ベント管44は、原子炉一次格納容器36および上部二次格納容器42の内側でも外側でもよい。また、壁に埋め込むこともできる。上部二次格納容器42内にイグナイターを設置してもよい。上部二次格納容器42内の空気を窒素で置換してもよい。上部二次格納容器42内に重力落下式冠水系プールを配置し、プール内の冷却水を原子炉一次格納容器36内に導くようにしてもよい。 (もっと読む)


【課題】 原子炉格納容器冷却に好適で、冷却能力の向上および圧力損失の低減を実現できる熱交換器を提供する。
【解決手段】 冷却水2を溜めた貯水槽1と、冷却水2中に浸漬された伝熱管3とを有して伝熱管3内で蒸気を凝縮させる熱交換器である。伝熱管3はほぼ水平に延びており、伝熱管3の内面の下部を覆うように撥水性物質が設けられ、伝熱管3の外面を覆うように親水性物質が設けられている。この熱交換器は、静的格納容器冷却システムに適用される。 (もっと読む)


【課題】配管の破断事故などによって原子炉圧力容器内の炉心冷却系に故障が生じ、しかも非常用炉心冷却冷却装置やその他の炉心への注水装置が利用できない事態において、ドライウェル内に炉心溶融物落下が発生した場合、炉心溶融物を短い時間で確実に冷却し、原子炉格納容器の極度の圧力および温度の上昇を抑制し、安全性を高める。
【解決手段】原子炉圧力容器2を収納するドライウェル5と、このドライウェル5と壁5aにより仕切られ、プール水8を貯溜するサプレッションチェンバ6と、前記ドライウェル5とサプレッションチェンバ6とを連通するベント管9とからなる原子炉格納容器1において、原子炉圧力容器2の壁の温度を計測監視し、異常温度上昇を検出したらドライウェル5とサプレッションチェンバ6とを仕切るペデスタル5aの一部を破壊装置16により破壊し、サプレッションチェンバ6内に貯溜されているプール水8をドライウェル5内に流れ込ませ、炉心溶融物13を冷却する。 (もっと読む)


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