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Fターム[4L037PA57]の内容

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Fターム[4L037PA57]に分類される特許

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【課題】優れた耐炎化反応促進性と優れた炭素繊維物性を同時に満足するポリアクリロニトリル系共重合体と、炭素繊維の製造方法を提供すること。
【解決手段】アクリロニトリルと、ジメチルアミノプロピルアクリルアミドおよび/またはジメチルアミノプロピルメタクリルアミドを共重合して得られるポリアクリロニトリル系共重合体であり、アクリロニトリルを少なくとも95モル%以上と、ジメチルアミノプロピルアクリルアミドおよび/またはジメチルアミノプロピルメタクリルアミドを0.05〜2.5モル%を含むとき、示差走査熱量計により測定される発熱開始温度Tが210℃以下であると良い。 (もっと読む)


【課題】単繊維間の融着防止性、および操業安定性を良好に維持でき、かつ優れた機械的特性を安定して発現できる炭素繊維束を得ることができる炭素繊維前駆体アクリル繊維用油剤組成物、炭素繊維前駆体アクリル繊維束とその製造方法、並びに炭素繊維束の提供。
【解決手段】本発明の炭素繊維前駆体アクリル繊維用油剤組成物は、ポリオルガノシロキサンと、ポリオキシエチレン鎖を有する非イオン界面活性剤とを含有し、アルカリ金属の含有量およびアルカリ土類金属の含有量がそれぞれ10ppm以下であり、かつマグネシウム、鉄、クロム、ニッケル、亜鉛、銅、チタン、およびアルミニウムの含有量の合計が20ppm以下である。本発明の炭素繊維前駆体アクリル繊維束は、本発明の炭素繊維前駆体アクリル繊維用油剤組成物を用いて得られる。本発明の炭素繊維束は、本発明の炭素繊維前駆体アクリル繊維束を焼成して得られる。 (もっと読む)


【課題】高強度、高弾性率である炭素繊維、炭素繊維前駆体アクリル繊維及びその製造方法。
【解決手段】炭素繊維前駆体アクリル繊維の鉄内在量を2.0×10−6g/g以下、かつ鉄付着量を1.0×10−6g/g以下とする。鉄イオンとイオン交換能を有する物質にアクリロニトリル重合体溶液を接触させる原料浄化工程と、前記原料浄化工程で処理したアクリロニトリル重合体溶液を紡糸する紡糸工程と、鉄イオンとイオン交換能を有する物質に油剤組成物及び/又は水を接触させる油剤原料浄化工程と、前記油剤組成物及び前記水を混合し油剤分散液を調製する分散液調製工程と、前記紡糸工程で得られた繊維に、前記油剤分散液を含浸させ前記油剤組成物を付着させる工程とを設ける。 (もっと読む)


【課題】集束性が高く、焼成工程通過性が良好な炭素繊維前駆体繊維束を得る。また、樹脂含浸性および開繊性が良好で、機械的強度が高い炭素繊維束を得る。
【解決手段】単繊維の繊維断面の偏平係数を1.15〜1.30とし、かつ前記単繊維の粗面係数を1.038〜1.060とする。そして、この炭素繊維前駆体繊維束を焼成して得られる炭素繊維束において、前記炭素繊維束を構成する単繊維の繊維断面の偏平係数を1.20〜1.35とし、かつ前記炭素繊維束を構成する単繊維の粗面係数が1.030〜1.060とする。 (もっと読む)


【課題】樹脂含浸性および開繊性が良好で、嵩高い炭素繊維束を得ることができ、かつ集束性に優れ、焼成工程通過性が良好な炭素繊維用アクリロニトリル系前駆体繊維束およびその製造方法、ならびに炭素繊維束の提供。
【解決手段】表面の平均面粗さ(Ra)が36〜55nm、最大高低差(P−V)が170〜270nm、表面積率(Sratio)が1.18〜1.25である単繊維から構成される、炭素繊維用アクリロニトリル系前駆体繊維束、およびその製造方法、ならびに前記炭素繊維用アクリロニトリル系前駆体繊維束を耐炎化および炭素化して得られる、炭素繊維束。 (もっと読む)


【課題】耐炎化過程の張力の大きさとかけるタイミングを精密に制御することで、高結晶配向度であり且つ高結晶性の耐炎化繊維を得る。
【解決手段】ポリアクリロニトリル系繊維を耐炎化処理して得られる耐炎化繊維であって、繊維密度が1.33g/cm以上であり、広角X線測定による2θ=17°における結晶配向度が80%以上である、耐炎化繊維は、耐炎化反応の開始から、繊維の広角X線測定による2θ=17°のピーク強度が最大値を迎えるまでに、繊維にかかる張力を100〜150mg/dtexとし、該ピーク強度が最大値を経た後、繊維密度が1.30g/cmに達するまでの間の少なくとも一部に、繊維にかかる張力を350mg/dtex以上とすることにより得られる。 (もっと読む)


【課題】太物トウでありながらも、品質、性能に優れた炭素繊維束を提供する。
【解決手段】フィラメント数が49,000以上のアクリロニトリル系前駆体繊維束を、n個(nは3以上の整数)の別々に温度コントロール可能なゾーンを有する耐炎化炉で耐炎化処理し、耐炎化処理された繊維束を不活性雰囲気中で炭素化処理する。耐炎化処理の処理時間は100分以下とすし、かつ耐炎化炉に投入する繊維束および各ゾーン通過後の繊維束の密度が所定条件を満たすように、耐炎化処理条件を制御する。 (もっと読む)


【課題】耐炎化炉の長期稼動安定性と稼動後の炉内掃除を簡略化し、耐炎化繊維束の生産性を高めることが可能な耐炎化熱処理装置と耐炎化繊維束の製造方法を提供する。
【解決手段】シリコーン系油剤が付着したポリアクリロニトリル系繊維束を酸化性雰囲気ガスで加熱するガス循環型の耐炎化熱処理装置であって、前記ポリアクリロニトリル系繊維束の進行方向に対して概略直行して酸化性雰囲気ガスを吹き込むガス導入部と、前記ガス導入部に対向して設けられている、前記酸化性雰囲気ガスを排出するガス排出部とを有し、前記ガス導入部に、直径10mmの円を内包できる開口部を有する多孔板が設けられている耐炎化熱処理装置を用いる。 (もっと読む)


【課題】高強度の炭素繊維が得られる耐炎化繊維を提供する。
【解決手段】走査型プローブ顕微鏡を用いてナノインデンテーション法により測定した繊維の表層部と中心部の弾性率の比の値が0.7以上である耐炎化繊維。耐炎化繊維の比重は、1.32〜1.41であることが好ましい。本発明の耐炎化繊維は、下記式
勾配係数A=耐炎化処理時間(分)/比重増加
(但し、比重増加=耐炎化繊維比重−プリカーサー比重)
で表される勾配係数Aが300以上となるようにPAN系プリカーサーの耐炎化処理を行うことにより得ることができる。 (もっと読む)


【課題】炭素繊維前駆体アクリル繊維束の製造において擦過による繊維表面の損傷を防止または軽減可能な油剤組成物を提供する。
【解決手段】アクリル繊維を複数有するアクリル繊維束に、下記式(1)で示される化合物を40質量%以上90質量%以下含有する油剤組成物を付着させる。


(式(1)において、R1及びR2はそれぞれ独立して炭素数11〜17のアルキル基であり、A1及びA2はそれぞれ独立してエチレン基またはプロピレン基であり、m及びnはそれぞれ独立して1〜2である。) (もっと読む)


【課題】既存設備を利用しても強度の優れた炭素繊維束を製造可能な方法を提供する。
【解決手段】前駆体繊維束を、一酸化炭素の体積含有率が10〜100,000体積ppmの雰囲気中、最高温度1000〜1600℃で加熱する。前記前駆体繊維束としては、ポリアクリロニトリル系繊維束を酸化性雰囲気中200〜300℃で加熱し、さらに、不活性雰囲気中500〜800℃で加熱して得られる前駆体繊維束が好適である。 (もっと読む)


【課題】20000フィラメント以上であっても、繊維束間での結晶構造の差が非常に小さいプレカーサーにより、安定した物性を発現する炭素繊維束を提供する。
【解決手段】フィラメント数が20000本以上のアクリロニトリル系炭素繊維前駆体繊維束であって、繊維長5cmに切断した後フィラメント数2000本程度毎に分割された繊維束のそれぞれについて行ったXRD測定において、2θが17°となる位置に検出されるポリアクリロニトリル(100)反射の半値幅の平均が0.65°以下であり、かつ該半値幅から算出される結晶サイズのバラつき具合を表すCV値が2.5以下である繊維束を用いる。このアクリロニトリル系炭素繊維前駆体繊維束は、アクリロニトリル系ポリマーを含む紡糸原液を、溶剤の濃度が60質量%を超えない紡浴中に吐出して、凝固糸とした後、沸水中で4.0倍を超えない倍率まで延伸することで製造できる。 (もっと読む)


【課題】前炭素化工程における耐炎化繊維の分解物を減らし、得られる炭素繊維の収量を多くすること。
【解決手段】炭素繊維用アクリル系前駆体繊維を熱処理して得られる耐炎化繊維であって、窒素雰囲気中、昇温速度10℃/minの条件での、室温から400℃までのDSC測定において、350℃±10℃に発熱ピークが観測されないことを特徴とする耐炎化繊維を用いる。この耐炎化繊維は、炭素繊維用アクリル系前駆体繊維を、酸化性気体濃度15〜25体積%雰囲気中200〜300℃で30〜60分熱処理した後、さらに酸素濃度3〜12体積%雰囲気中300〜350℃で1〜10分熱処理することで製造できる。 (もっと読む)


【課題】生産性、プロセス性を損なうことなく、圧縮強度と引張弾性率の優れた炭素繊維を製造する方法を提供する。
【解決手段】3−ブテンニトリル,4−ペンテンニトリル,5−ヘキセンニトリル等の式1で示される化合物を共重合してなる炭素繊維前駆体繊維用ポリアクリロニトリル系重合体、およびそれから得られるアクリル系前駆体繊維を温度200〜300℃の酸化性雰囲気下で耐炎化処理し、予備炭化処理、不活性雰囲気下で炭化処理した炭素繊維の製造方法。
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【課題】 耐炎化工程の通過性に優れ、かつ炭素化工程での環境負荷が低減でき、さらに炭素化することにより極細炭素繊維の集合体を取り扱い性に優れる長繊維が得られる炭素繊維前駆体繊維、および炭素繊維前駆体繊維の生産性に優れた、環境負荷の少ない製造方法を提供する。
【解決手段】 ポリアクリロニトリル系共重合体からなり、平均直径が1μm未満のポリアクリロニトリル系極細繊維の集合体からなる連続糸であって、該連続糸中のポリアクリロニトリル系極細繊維の重量分率が80重量%以上98重量%未満であり、かつ連続糸の直径が30μm以下である炭素繊維前駆体繊維、ならびにポリアクリロニトリル系共重合体30重量%以下と溶媒可溶性重合体70重量%以上を混合させて紡糸を行い、得られる繊維から溶媒を用いて溶媒可溶性重合体を溶出させる炭素繊維前駆体繊維の製造方法。 (もっと読む)


【課題】用途に応じた種々の複合材において優れた特性を実現し得る炭素繊維の前駆体繊維の製造方法を提供する。
【解決手段】炭素繊維用アクリロニトリル系前駆体繊維の製造方法であって、得られる前駆体繊維のポリアクリロニトリルの(100)反射から得られる結晶領域サイズと、トータル延伸倍率とが次式を満たす製造方法。
【数1】
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【課題】高強度・高弾性率で緻密性および配向度が高く、かつトウ繊度の変動率の小さい炭素繊維用アクリロニトリル系前駆体繊維の、湿式紡糸方法による長時間糸切れすることがなく毛羽の発生の少ない高速で安定な製造方法を提供する。
【解決手段】アクリロニトリル系共重合体を湿式紡糸して、凝固繊維とした後、浴中延伸、または空中延伸と浴中延伸をによる一次延伸を行った後、加圧水蒸気延伸を伴う二次延伸を行う炭素繊維用アクリロニトリル系前駆体繊維の製造方法であって、加圧水蒸気延伸装置に糸条を導入する直前の加熱ローラーの温度を120〜190℃に設定し、前記加圧水蒸気延伸における水蒸気圧力の変動率を0.5%以下に制御し、かつ全延伸倍率に対する二次延伸倍率の割合が0.2より大きくなるように延伸することを特徴とする炭素繊維用アクリロニトリル系前駆体繊維の製造方法。 (もっと読む)


【課題】 耐炎性、耐熱性、難燃性、耐薬品性、柔軟性、軽量性に優れ、高精密ろ過性と微粉末繊維の発生の少ない耐炎化繊維シート、特に耐炎化エアフィルター用繊維シートを得るための耐炎化繊維シート前駆体を提供する。
【解決手段】 カルボン酸基エステルを有するモノマ、またはアクリルアミド系モノマーを共重合させたポリアクリロニトリル系共重合体からなる不織布などからなるポリアクリロニトリル系繊維シートであって、該シートが平均直径1μm未満のポリアクリロニトリル系極細繊維を含んでいることを特徴とする耐炎化繊維シート前駆体、およびこれを酸化性雰囲気中で150〜350℃で1〜240分熱処理することを特徴とする耐炎化繊維シートの製造方法。 (もっと読む)


【課題】ラージトウでありながらも高い品質を有する炭素繊維、及びそれを生産性良く製造する方法を提供する。
【解決手段】単糸繊度が0.6〜1.3dtex、フィラメント数が49,000以上、かつ捲縮のない実質的にストレートなマルチフィラメントの形態を為しており、動的粘弾性測定で得られる170℃でのtanδが2.5以上、かつSi量が500〜5000ppmのアクリロニトリル系前駆体繊維を原料として用い、200℃以下で1.05〜1.4倍に延伸する工程と、1500〜6500dtex/mmの投入密度で、酸化性雰囲気中200〜300℃で耐炎化処理する工程と、300〜1000℃の不活性雰囲気中で0.7分以上熱処理する前炭素化処理を行う工程と、不活性雰囲気中1000℃以上で炭素化処理する工程と、を有する方法で炭素繊維を製造する。 (もっと読む)


【課題】 炭素化時に炭素繊維に残留した応力を緩和できるので、特に炭素化温度の高い、高弾性率であっても高強度炭素繊維とすることができる炭素繊維の製造方法を提供する。
【解決手段】 炭素繊維を1400℃以上に加熱した後、室温まで平均降温速度30℃/秒で冷やす炭素繊維の製造方法とこれにより得られる、試長5mmでの単繊維引張強度が750kg/mm以上、試長25mmでの単繊維引張強度が600kg/mm以上である炭素繊維である。 (もっと読む)


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