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国際特許分類[C04B7/42]の内容

国際特許分類[C04B7/42]に分類される特許

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【課題】従来よりも低温で焼成することができるセメントクリンカー焼成物とその製造方法を提供する。
【解決手段】フッ素と、硫黄と、塩素、及び臭素からなる群より選ばれる何れか1つ以上と、第3族元素〜第12族元素からなる群より選ばれる何れか1つ以上の金属元素とを含有することを特徴とするセメントクリンカー焼成物であって、好ましくは、フッ素量が300〜750mg/kg、硫黄(SO3)量が1.5〜3.0質量%、塩素、及び臭素からなる群より選ばれる何れか1つ以上の塩素相当量が150〜350mg/kg、第3族元素〜第12族元素からなる群より選ばれる何れか1つ以上の金属元素含有量が0.2〜0.8質量%であるセメントクリンカー焼成物とその製造方法。 (もっと読む)


【課題】 SO3含有量の高い燃料を用いることなく、クリンカのSO3含有量を調整するとともに、廃石膏ボード粉末を産業廃棄物にせずに有効活用する方法を提供する。
【解決手段】 石膏をセメント焼成炉の窯前から焼成炉内に導入する。導入する方法としては、ロータリーキルンの窯前に備えた専用の吹き込みノズルまたはメインバーナの主燃料以外のポートに空気流によりロータリーキルン内に吹き込む方法がよい。用いる石膏としては廃石膏ボード粉末が好適に用いられる。 (もっと読む)


【課題】セメント製造工程から鉛等の重金属類を効率よく除去又は回収し、セメント中の鉛等の重金属類の量を低減する。
【解決手段】重金属類を含有するセメント原料(廃棄物を含む)に塩素源を添加して重金属類を塩化物にし、セメント製造工程で重金属類を揮発させ、セメント製造工程内のセメントキルンの燃焼ガスの一部を抽気し、抽気ガスより重金属類を除去又は回収する。鉛の場合には、塩酸を加えて鉛を塩化鉛とし、セメントキルン内で揮発させ、揮発した塩化鉛を含むセメントキルンの燃焼ガスの一部を塩素バイパス等を介して抽気し、より多くの鉛を除去又は回収することができる。抽気ガスを冷却して回収したダストから重金属類を回収したり、抽気ガスを湿式スクラバで処理した液から重金属類を回収したり、抽気ガスに含まれるダストをスラリー化した後、浮選工程によって重金属類を回収することができる。 (もっと読む)


【課題】セメントの主要化学組成を大きく変更せずに、プレヒータのコーチングトラブルやセメントの物性への悪影響がなく、焼成熱量の低減化を図る。
【解決手段】セメントクリンカの液相温度より高融点で、エーライトの結晶核となる、セメント、セメントクリンカ、または耐火レンガを、キルンの窯尻または窯前から投入する。エーライトの生成が低温から促進され、高品質のクリンカを小さい焼成熱量原単位で焼成できる。セメントの品質を低下させず、プレヒータのコーチング量の減少や耐火レンガの寿命の延長に資する。 (もっと読む)


本発明は酸化カルシウムCaOおよび二酸化ケイ素SiOを約2:1のCa:Siのモル比で含有する出発材料をα−ケイ酸二カルシウム水和物からの結晶核で種晶添加するビーライトバインダーの製造法に関する。そのように変性された出発材料は次いで100から300℃の間の温度で水熱処理され、それによってこれは主として中間生成物α−ケイ酸二カルシウム水和物に変質する。500℃から1000℃の間の温度での中間生成物の乾燥および引き続く冷却後に所望されたビーライトバインダーが分離する。結晶核の使用によって反応時間が短縮されるかもしくは比較的高い反応が達成される。出発材料としてさもなければ廃棄処理されるべき残留物質が適している。方法は比較的低い温度でかつ比較的僅かな機械的エネルギーの導入により運転される。すでに脱炭酸された出発材料が使用されうるのでこの方法により建築資材系におけるCO放出が減少する。 (もっと読む)


【課題】
MgOを所定量含むセメントクリンカであって、このMgOペリクレースを低減させるセメントクリンカおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】
セメントの原料中にMg量が増加し2%を越えると、ペリクレースの生成が起こる。ペリクレースは、セメント硬化体を崩壊させる。そこで、ポルトランドセメントの原料に、MgOとBaOとの関係式に基づいてバリウムを添加する。Baのイオン半径が136pmと大きいため、Mgと同時にBaが存在すると、両者のイオン半径が平均化されCaに近づけることができる。これにより、セメント鉱物中に固溶可能なMg量が増加し、ペリクレースの生成を防ぐことが可能となる。 (もっと読む)


【課題】セメントの主要化学組成および鉱物組成を大きく変更することなく、しかもプレヒータのコーチングトラブルやセメントの物性への悪影響がなく、焼成熱量の低減化を図れるセメントクリンカおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】焼成工程の以前に、セメントクリンカの液相の温度より高い融点を有し、かつエーライトの結晶核となる物質をセメント原料および調合原料の少なくとも1つに混入する。混入する物質としては、例えば耐火レンガの微粉、普通ポルトランドセメントクリンカの粒子、早強ポルトランドセメントクリンカの微粉、早強ポルトランドセメント、生石灰微粉などである。これにより、エーライトの生成が低温から促進される。その結果、高品質のクリンカを小さい焼成熱量原単位で焼成でき、しかもセメントの品質を低下させず、プレヒータのコーチング量の減少や耐火レンガの寿命の延長に資する。 (もっと読む)


【課題】 廃棄粉末消火薬剤を、セメント焼成工程に投入して、時間やコストを最小限に抑えて処理しつつセメントを製造する方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 セメント原料(c)をプレヒータ(1)内においてロータリーキルン(4)から送気される高温ガス(g)により予熱した後、上記ロータリーキルン(4)内において、高温ガス(g)により焼成してセメントクリンカーを製造するに際し、熱分解によってアンモニアガスを発生する粒径180μm以下の廃棄粉末消火薬剤を、600℃〜1200℃の上記高温ガス(g)中に、特には、当該ロータリーキルンより前段に設けられた仮焼炉内における前記高温ガス中又は前記ロータリーキルンの窯尻部内であって、窯尻ハウジングに設けられたセメント原料供給口33より上方の前記高温ガス中へ投入することを特徴とするセメントの製造方法とした。 (もっと読む)


【課題】 無機質系材料の廃材を、成分調整を行うことなく、セメント製造用原料とともにセメント製造用キルンを用いて加熱することにより、安定した性能を有するセメントとして再生するための処理方法を提供する。
【解決手段】
無機質系材料の廃材を、セメント製造用原料とともにセメント製造用キルン内に投入して、加熱処理することによりセメントに変換してなる無機質系材料の廃材の処理方法において、廃材の寸法を、最小値が1mm以上で最大値がセメント製造用キルンの内径の1/10以下でありあり且つ廃材内部のどの個所であっても表面までの最短距離が30mm以下の範囲内となるように寸法調整し、廃材とセメント原料との合計量に占める廃材の比率が乾燥状態における質量比率で1〜20%の範囲とし、廃材をセメント製造用原料とともにセメント製造用キルン内にキルンの窯尻から投入し、1000〜1500℃で20〜60分間加熱処理して焼結体を得、得られた焼結体を粉末化する。 (もっと読む)


【課題】加熱手段を設けることなく、セメントキルンの排ガスに含まれている水銀等の重金属を効率的に除去することのできる方法を提供する。
【解決手段】セメントキルン5の排ガスに含まれているダストは、集塵機9で捕集された後、振動篩の如き所定の手段を用いて、重金属の含有率の高いダスト(例えば、未燃カーボン)と、重金属の含有率の低いダストに分離されて回収される。その後、重金属の含有率の低いダストは、セメント原料の一部として、セメントキルン5に供給される。 (もっと読む)


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