国際特許分類[C07C69/618]の内容
化学;冶金 (1,075,549) | 有機化学 (230,229) | 非環式化合物または炭素環式化合物 (64,036) | カルボン酸のエステル;炭酸またはハロぎ酸のエステル (4,718) | カルボキシル基が非環式炭素原子に結合し,酸部分に6員芳香環を有するカルボン酸のエステル (145) | 6員芳香環以外に不飽和結合をもつもの (71)
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ホスホニウムボレート化合物の製造方法、新規なホスホニウムボレート化合物およびその使用方法
本発明は、一般式(I)で表されるホスホニウムボレート化合物(以下、化合物(I))に関し、A)工業的規模で安全に高い収率で、簡便な反応操作による新しい製造方法、B)取り扱いの容易な新規化合物及び、C)新規な触媒用途を提供することを目的とする。
一般式(I):(R1)(R2)(R3)PH・BAr4 (I)
[式中、R1、R2及びR3、Arは明細書中の記載と同一である。]
A)ホスフィンと、a)HCl又はb)H2SO4とを反応させてa)塩酸塩又はb)硫酸塩を生成させ、次いでこの塩とテトラアリールボレート化合物とを反応させることを特徴とする。
B)R1として第2,3級アルキル基等を有し、空気中でも特段の注意を要することなく容易に取り扱いができることを特徴とする。
C)C−C、C−N及びC−O結合形成反応に用いる遷移金属錯体触媒において、不安定なホスフィン化合物の代わりに化合物(I)を使用し、同等の効果を発揮することを特徴とする。
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