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国際特許分類[C07D323/06]の内容

化学;冶金 (1,075,549) | 有機化学 (230,229) | 複素環式化合物 (108,186) | 異項原子として3個以上の酸素原子のみをもつ複素環式化合物 (69) | 6員環 (19) | トリオキサン (17)

国際特許分類[C07D323/06]に分類される特許

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【課題】本発明は、分離膜の閉塞を抑制し長期間安定して環状ホルマールを精製することができ、さらにパーオキサイドの発生を抑制し、高純度の環状ホルマールを得ることができる、環状ホルマールの精製方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の環状ホルマールの精製方法は、水および環状ホルマールを含む溶液(X)と、下記式(1)で表される添加剤とを含有する混合物(Z)を、分離膜に透過させて水濃度が低い生成物と水濃度が高い生成物とに分離する工程を含む。
H(CH2O)nR (1)
(式(1)中、nは自然数であり、Rは水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル基、またはフェニル基を示す。) (もっと読む)


酸触媒(3)の存在におけるホルムアルデヒド水溶液(2)からのホルムアルデヒドの三量化及び該三量化の反応混合物からのトリオキサンの蒸留濃縮による、トリオキサン50〜75質量%の範囲の濃度を有する粗トリオキサン(1)の製造法において、
−ホルムアルデヒドの三量化及び該三量化の反応混合物からのトリオキサンの濃縮を、唯一の塔(K)内で実施し、該塔は、
−水平分離板(T)によって下部塔領域(A)と上部塔領域(B)とに分離されており、その際、下部塔領域(A)と上部塔領域(B)とは、外側の蒸気管及び外側の液管により接続されており、その際、
−下部塔領域(A)中で1〜5バールの圧力で反応蒸留を実施し、その際、ホルムアルデヒドをトリオキサンへと三量化し、そして反応混合物中のトリオキサンを、ホルムアルデヒドの溶解限度まで濃縮し、且つ
−上部塔領域(B)中で200〜900ミリバールの圧力で蒸留を実施し、その際、トリオキサンを、50〜75質量%の範囲の濃度を有する粗トリオキサンへと濃縮する
ことを特徴とする方法を提案する。
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ホルムアルデヒド、トリオキサンおよび水からなる供給流Iからトリオキサンを分離する方法であって、a)主成分としてホルムアルデヒド、および副成分としてトリオキサンおよび水を含有する供給流Iを準備し、b)供給流I、返送流V、および主成分としてホルムアルデヒド、および副成分として水およびトリオキサンを含有する返送流VIIを、第一の蒸留段階に供給し、かつ0.1〜2.5バールの圧力で蒸留し、その際、主成分としてホルムアルデヒド、および副成分として水を含有する流II、および主成分としてトリオキサン、および副成分として水およびホルムアルデヒドを含有する流III、および水、トリオキサンおよびホルムアルデヒドを含有する流Xが得られ、c)流IIIを、場合により低沸点成分分離段階で流IIIから低沸点成分を分離した後で、第二の蒸留段階において0.2〜17.5バールの圧力で蒸留し、その際、第二の蒸留段階における圧力は、第一の蒸留段階における圧力よりも0.1〜15バール高く、その際、実質的にトリオキサンからなる流IV、および主成分としてトリオキサン、および副成分として水およびホルムアルデヒドを含有する返送流Vが得られ、c1)流IVを、少なくとも1の別のトリオキサン蒸留段階において、0.5〜2バールの塔頂圧力で精製し、その際、精製されたトリオキサンは塔の濃縮部で側方排出流XIIとして得られ、d)流X、および場合により主成分として水を含有する流IXを、第三の蒸留段階に供給し、かつ1〜10バールの圧力で蒸留し、その際、実質的に水からなる流VI、および主成分としてホルムアルデヒド、および副成分として水およびトリオキサンを含有する返送流VIIが得られる、ホルムアルデヒド、トリオキサンおよび水からなる供給流Iからトリオキサンを分離する方法を記載する。 (もっと読む)


本発明は低反応性で、無極性の化合物を活性化する方法及び装置に関する。一つの具体的な実施例として、本方法は低反応性化合物を触媒に導入することを含む。(a)酸化剤または還元剤と(b)極性化合物のうち少なくとも一つが、触媒と化合物に付与される。化合物に活性化反応を起こすために、触媒に交流電流が印加される。この活性化反応が有用物質を作り出す。
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【課題】本発明は、さらに有利なトリオキサンの製造方法を提供することを目的とする。本発明は、特に、分離することが困難なホルムアルデヒド/トリオキサン/水の共沸混合物を形成しない点において有利な、トリオキサンの製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、酸性触媒の存在下でのトリオキシメチレングリコールジメチルエーテルの転換、及び続いて起こる反応混合物の蒸留による後工程によりなる、トリオキシメチレングリコールジメチルエーテル(POMDMEn=3)からのトリオキサンの製造方法により達成される。前記製造方法は以下の工程を含む:
a)トリオキシメチレングリコールジメチルエーテル(POMDMEn=3)又はトリオキシメチレングリコールジメチルエーテルを含む混合物の反応器への供給、及び酸性触媒の存在下、それをトリオキサン、ホルムアルデヒド、水、メチレングリコール(MG)、ポリオキシメチレングリコール(MGn>1)、メタノール、ヘミホルマール(HF)、メチラール(POMDMEn=1)、及びポリオキシメチレングリコールジメチルエーテル(POMDMEn>1)を含む混合物へ転換する工程;
b)反応混合物を、ホルムアルデヒド、水、メチレングリコール、メタノール、ヘミホルマール(HFn=1)、メチラール、及びジオキシメチレングリコールジメチルエーテル(POMDMEn=2)を含む低沸点留分b1と、トリオキサン、ポリオキシメチレングリコール(MG>1)、ヘミホルマール(HFn>1)、及びポリオキシメチレングリコールジメチルエーテル(POMDMEn>2)を含む高沸点留分b2とに蒸留分離する工程;
c)高沸点留分b2を、トリオキサンを含む低沸点留分c1と、ポリオキシメチレングリコール(MG>1)、ヘミホルマール(HFn>1)、及びポリオキシメチレングリコールジメチルエーテル(POMDMEn>2)を含む高沸点留分c2とに蒸留分離する工程。 (もっと読む)


ホルムアルデヒド、トリオキサン及び水からなる出発流Iからトリオキサンを分離する方法において、a)主成分としてホルムアルデヒド及び副成分としてトリオキサン及び水を含有する出発流Iを準備し、b)出発流I、主成分としてホルムアルデヒド及び副成分として水及びトリオキサンを含有する返送流V及び返送流VIIを第一の蒸留段階に供給し、かつ0.1〜2.5バールの圧力で蒸留し、その際に主成分としてホルムアルデヒド及び副成分として水を含有する流れII、及び主成分としてトリオキサン及び副成分として水及びホルムアルデヒドを含有する流れIII、及び水、トリオキサン及びホルムアルデヒドを含有する流れXが得られ、c)流れIIIを、場合により低沸成分分離段階における流れIIIからの低沸成分の分離後に、第二の蒸留段階において0.2〜17.5バールの圧力で蒸留し、その際に第二の蒸留段階における圧力は第一の蒸留段階における圧力よりも0.1〜15バールだけ高く、その際に本質的にはトリオキサンからなる流れIV、及び主成分としてトリオキサン及び副成分として水及びホルムアルデヒドを含有する返送流Vが得られ、d)流れX及び場合により主成分として水を含有する流れIXを第三の蒸留段階に供給し、かつ1〜10バールの圧力で蒸留し、その際に本質的には水からなる流れVI、及び主成分としてホルムアルデヒド及び副成分として水及びトリオキサンを含有する返送流VIIが得られることを特徴とする方法。
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ホルムアルデヒドからトリオキサンを製造するための一体化法であって、次の工程:a)ホルムアルデヒドおよび水を含有する供給流A1と、主として水および同時にホルムアルデヒドおよびトリオキサンを含有する返送流B3を、ホルムアルデヒド−濃縮ユニットに供給し、かつホルムアルデヒドに富む流A2と、本質的に水から成る流A3とに分離する工程、b)トリオキサン、水およびホルムアルデヒドを含有する生成物流C1、トリオキサン、水およびホルムアルデヒドを含有する返送流E1と、場合によっては流A2を、第一の低圧蒸留塔に供給し、かつ0.1〜1.5barの圧力で蒸留し、その際、トリオキサンが富化された、主としてトリオキサンおよび同時に水およびホルムアルデヒドを含有する流B1、本質的にホルムアルデヒドおよび水とから成る塔底排出流B2と、側方排出流としての主として水および同時にホルムアルデヒドおよびトリオキサンを含有する返送流B3を取り出す工程、c)塔底排出流B2と、場合によっては流A2を、トリオキサン合成反応器に供給し、かつ反応させ、その際、トリオキサン、水およびホルムアルデヒドを含有する流C1を得る工程、d)流B1を中圧蒸留塔に供給し、かつ1.0〜3.0barの圧力で蒸留し、その際、メタノール、メチラールおよびギ酸メチルを含有する低沸点物流D1と、主としてトリオキサンおよび同時にホルムアルデヒドおよび水を含有する流D2を得る工程、e)流D2を、高圧蒸留塔に供給し、かつ2.5〜10.0barの圧力で蒸留し、その際、トリオキサン、水およびホルムアルデヒドを含有する返送流E1と、本質的にトリオキサンから成る生成物流E2を得る工程;を有し、その際、流A2は、低圧蒸留塔またはトリオキサン合成反応器または両方に供給してよい。
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本発明は、トリオキサン、ならびに第1の工程でホルムアルデヒドと少なくとも1つのコモノマー反応体とを水溶液中で反応させてトリオキサンおよびコモノマーに変えるような、トリオキサンを基礎とする(共)重合体を製造するための少なくとも1つのコモノマーを製造する方法に関し、その際に、トリオキサン、コモノマー、ホルムアルデヒド、水および場合によってはコモノマー反応体を含有する反応混合物A1が得られる。第2の工程で、第1の蒸留工程での反応混合物A1は、第1の圧力で蒸留され、その際に、トリオキサンおよびコモノマーの濃度が増加された流れB1と本質的に水、ホルムアルデヒドおよび場合によってはコモノマー反応体を含有する流れB2とが得られる。第3の工程で、第2の工程での流れB1は、第1の工程の圧力を上廻る圧力で蒸留され、その際に、トリオキサン、コモノマーおよび水を含有する流れC1と本質的にコモノマー反応体およびトリオキサンからなる生成物流C2が得られる。
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本発明は、ホルムアルデヒドからトリオキサンを製造するための統合された方法に関し、この方法では、水とホルムアルデヒドとを含有する流A1、および実質的に水とホルムアルデヒドとからなる返送流B2をトリオキサン合成反応器に供給し、該反応器中でホルムアルデヒドをトリオキサンへと反応させ、その際、トリオキサンと水とホルムアルデヒドとを含有する生成物流A2が得られ、該流A2を第一の蒸留塔に供給し、かつ0.1〜2.5バールの範囲の圧力で蒸留し、その際、トリオキサンが富化された流B1および実質的に水とホルムアルデヒドとからなる流B2が得られ、該流B1およびトリオキサンと水とホルムアルデヒドとを含有する返送流D1を第二の蒸留塔に供給し、かつ0.2〜17.5バールの範囲の圧力で蒸留し、その際、実質的にトリオキサンからなる生成物流C2およびトリオキサンと水とホルムアルデヒドとを含有する流C1が得られ、該流C1を、第三の蒸留塔に供給し、かつ0.1〜2.5バールの範囲の圧力で蒸留し、その際、トリオキサンと水とホルムアルデヒドとを含有する返送流D1および実質的に水とホルムアルデヒドとからなる流D2が得られる。
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本発明は、ホルムアルデヒドからトリオキサンを製造するための統合された方法に関する。この方法では、第一工程で水とホルムアルデヒドとを含有する流A1、および実質的に水とホルムアルデヒドとからなる返送流B2を、トリオキサン合成反応器に供給し、該反応器中でホルムアルデヒドをトリオキサンへと反応させ、その際、トリオキサンと水とホルムアルデヒドとを含有する生成物流A2が得られる。流A2およびトリオキサンと水とホルムアルデヒドとを含有する返送流D1は、第一の蒸留塔に供給され、かつ0.1〜2.5バールの範囲の圧力で蒸留され、その際、トリオキサンが富化された流B1、および実質的に水とホルムアルデヒドとからなる流B2が得られる。流B1は、第二の蒸留塔に供給され、かつ0.2〜17.5バールの範囲の圧力で蒸留され、その際、実質的にトリオキサンからなる生成物流C2、およびトリオキサンと水とホルムアルデヒドとを含有する流C1が得られる。流C1を第三の蒸留塔に供給して1〜10バールの範囲の圧力で蒸留し、その際、トリオキサンと水とホルムアルデヒドとを含有する返送流D1、および実質的に水からなる流D2が得られる。 (もっと読む)


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