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国際特許分類[C10G47/02]の内容

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【課題】重質油の水素化分解に伴い発生する固形物を有効利用可能な形態に処理することができ、廃棄物の発生が少ない水素化分解油の製造方法を提供する。
【解決手段】(a)重質油を、鉄系触媒の存在下、スラリー床反応器中で水素化分解を行う工程と、(b)工程(a)で得られた反応生成物を固液分離して、鉄系触媒を含有する固形物を得る工程と、(c)前記固形物と、水蒸気と分子状酸素を含有する第1ガスとを第1反応器に供給し、固形物を第1ガスと接触させる工程と、(d)工程(c)で処理された固形物と、水蒸気を含有する第2ガスとを第2反応器に供給し、工程(c)で処理された固形物を第2ガスと接触させる工程、を有する水素化分解油の製造方法。 (もっと読む)


重油供給原料を水素化処理するのに適した嵩高多金属を調製する方法が提供される。後に硫化されて嵩高触媒を形成する触媒前駆体を調製するプロセスの一実施態様において、触媒前駆体フィルターケーキを少なくとも1つのキレート化剤で処理して、最適な多孔性を有する触媒前駆体をもたらす。別の実施態様において、非凝集乾燥を用いて、触媒前駆体が凝集する/塊になることのないようにする。本明細書において得られる触媒前駆体は、孔の少なくとも90%がマクロ孔である最適な多孔性、及び少なくとも0.08g/ccの総孔容積を有する。
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低体積収縮率を有する触媒及び低体積収縮率を有する安定した触媒を作製するプロセスが開示される。触媒は、少なくとも1つのVIB族金属化合物;+2又は+4のいずれかの酸化状態を有する、VIII族、HB族、HA族、IVA族及びこれらの組み合わせから選択される少なくとも1つの助触媒金属化合物;任意選択で少なくとも1つの配位剤;任意選択で少なくとも1つの希釈剤を含有する触媒前駆体を硫化することにより作製される。一実施態様において、触媒前駆体は、最初に造形され、次に50℃〜200℃の温度で15分間から12時間熱処理され、ここで触媒前駆体は、例えば硫化において又は水素化処理反応器において、少なくとも100℃で少なくとも30分間曝露された後、低い(12%未満の)体積収縮率を有する。一実施態様において、触媒前駆体は、孔の少なくとも90%がマクロ孔である本質的に単峰性の孔容積分布及び少なくとも0.08g/ccの総孔容積を有する。一実施態様において、触媒は、343℃(650°F)〜454℃(850°F)の範囲の沸点、300〜400の範囲の平均分子量Mn、及び0.9nm〜1.7nmの範囲の平均分子直径を有する重油供給原料を水素化処理するのに適している。
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バイオマスから液体燃料を製造する自己維持プロセスであって、分子状水素および脱酸素触媒を含む反応容器中でバイオマスを水素化熱分解して部分的に脱酸素された熱分解液体を生成し、これを水素化転化触媒を用いて水素化して、実質的に完全に脱酸素された熱分解液体とCOおよび軽質炭化水素ガス(C〜C)を含んでなるガス状混合物とを生成する、プロセス。ガス状混合物を水蒸気改質装置中で改質して改質された分子状水素を生成し、これを次いでバイオマスを水素化熱分解するための反応容器に導入する。脱酸素された液体生成物を更に処理してディーゼル燃料およびガソリンを生成する。
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【課題】廃プラスチックから多くの軽質油分収率を低コストで得て、それを原料としてBTXを生成すると共に、溶剤のコールタール中の脱N、脱S、脱Cl(脱残渣)を行って、良質の水添燃料油も同時に得ることが可能な処理方法とその装置を提供する。
【解決手段】廃プラスチックと溶剤と触媒とを混合してスラリーを形成し、このスラリーを加熱し、水素で高温高圧下で水素化し、さらに水素化されたスラリーを、軽質油と中重質油と残渣とに分離蒸留する。前記蒸留工程で分留された中重質油に、水素を添加して高温高圧下で水素化させ、水添燃料油と燃料ガスと軽質油と水添循環溶剤とを生成させる。分離された残渣は水洗あるいは蒸気洗浄してその残渣中の塩化物を除去する。前記蒸留工程で分留した軽質油に燃料ガス中の炭化水素ガスとを供給して、環化させることによりベンゼン、トルエン、キシレン等を生成するBTX生成工程により、廃プラスチックを処理する。 (もっと読む)


【課題】効果的な触媒作用を示す、層状化組成物の調製方法の提供。
【解決手段】組成物は、内部コアおよびモレキュラーシーブを含む外部層を含む。方法は、内部コア粒子およびモレキュラーシーブの骨格元素の源を含むスラリーを用意する工程を含む。このスラリーに栄養素、即ち、骨格元素源が添加されて、内部コア上に凝集するモレキュラーシーブの結晶が形成される。この方法は、所望の厚さの層を形成するのに十分な時間の間実施される。 (もっと読む)


【課題】コークが付着し、触媒活性の劣化した重質油水素化処理触媒を、触媒性能や摩耗強度の低下などを極力損なうことなく、効果的に触媒活性を向上させる重質油水素化処理触媒の再生方法を提供する。
【解決手段】コークが付着し劣化してなる、周期表5族、6族、9族及び10族に属する金属の中から選ばれる金属成分を含む重質油水素化処理触媒を再生処理する方法であって、(A)前記の劣化触媒を、酸素濃度1容量%以下の低酸素雰囲気下で加熱処理し、吸着した油分を低減させる脱油工程、及び(B)前記脱油工程が施された触媒を、酸素濃度15容量%以上の高酸素雰囲気下で加熱処理し、コークを焼成除去するコーク焼成工程を含み、かつ前記(A)工程の加熱処理温度を、(B)工程の加熱処理温度よりも高くする、重質油水素化処理触媒の再生方法である。 (もっと読む)


石油原料をより高比重、より低硫黄の生成物、特に超低硫黄ロードディーゼル燃料に変換するための水素化分解方法。本方法は、一段または二段水素化分解として運転されてもよい。各場合において、水素化分解工程の直後に、少なくとも1つのVIII族非貴金属および少なくとも2つのVIB族金属を含んでなるバルク多金属触媒を使用する後処理水素化脱硫域があり、VIB族金属と、VIII族非貴金属との比が約10:1〜約1:10である。段間アンモニア除去を有する二段オプション装置において、初期水素化分解工程の後に、アンモニア除去の前にバルク多金属触媒を用いて水素化脱硫を実施してもよく、その後に、第2の水素化分解工程を実施する。バルク多金属触媒上での最終水素化脱硫が引き続いて実施されてもよい。バルク多金属触媒上での水素化脱硫が少なくとも25bargおよび好ましくは少なくとも40bargの圧力において実施される。 (もっと読む)


【課題】不利な原油を、輸送及び処理設備での処理に適するよう一層望ましい特性を有する原油生成物に転化するか、或いは不利な原油の他の特性への変化を最小限にしながら、不利な原油の選択された特性を変化できる経済的かつ技術的なシステム、方法、及び/又は触媒を提供する。
【解決手段】原油原料を1種以上の触媒と接触させて原油生成物を含む全生成物を製造する方法。原油生成物は25℃、0.101MPaにおいて液体混合物である。原油生成物のMCR含有量は原油原料のMCR含有量の90%以下である。原油生成物の他の1つ以上の特性を原油原料のそれぞれの特性に比べて10%以上変化できる。 (もっと読む)


【課題】化学産業や石油産業の反応過程のなかで重要な位置を占める水素化反応を従来手法で実施する場合には、気液接触の効率化・反応の制御・水素ガスの精製のために、多くの労力とエネルギーを要している。また高圧力が必要となるため、設備費用が大きい。
それで、熱的・化学的安定性に優れた、水素のみを透過する材料を用いることにより、制御性・省エネルギー性に優れた水素化反応方法を提案し、安価で優れた水素化反応装置を提供することが本発明の課題である。
【解決手段】p型導電性をもつ半導体膜1および多孔質膜2を含む隔壁を作製し、水素化反応室13中の原料に、水素ガス室9より前記半導体膜1および多孔質膜2を含む隔壁を介して水素を供給して水素化反応を行う水素化反応装置を構成する。 (もっと読む)


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