説明

いびき及び睡眠時無呼吸症を低減させるための口腔矯正器

本発明は、前歯に位置する前縁、軟口蓋に位置する後縁、及び臼歯列に位置する2つの側縁を有し、そこに取り付けられる上顎口蓋用の板1と、口腔内に板を固定するための固定手段2と、舌位置決め装置3とを具備し、舌位置決め装置3は、弾性ワイヤ3c及び3dによって板に装着されているペロッテバー3aに接合され、口腔内に配置されるときに舌に押圧されるように係合されるペロッテ3bを有するいびき及び睡眠時無呼吸症を低減させるための口腔矯正器であって、ペロッテバーは、板の前縁近くの臼歯と犬歯の間±5mmの位置において上顎用の板に装着され、安静位におけるペロッテバーは、咬合平面に対する装着角aを30〜60度として板の後縁方向に傾斜されており、ペロッテ前面を咬合平面と後縁に対して70〜110度の角度cにするような、前縁方向に60〜30度の屈曲角bを有するペロッテの近傍に位置する屈曲部を備える口腔矯正器に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、前歯に位置する前縁、軟口蓋に位置する後縁、及び臼歯の列に位置する2つの側縁を有し、前記前歯、前記軟口蓋及び前記臼歯の列に取り付けられる上顎口蓋用の板1と、口腔内に前記板を固定するための固定手段2と、舌位置決め装置3と、を具備し、前記舌位置決め装置3は、弾性ワイヤ3c及び3dによって前記板に装着されているペロッテ(pellotte又はpelotte)バー3aに接合されているペロッテ3bであって、この舌位置決め装置3が前記口腔内に配置されるときに舌に押圧されるように係合されるペロッテ3bを有する、いびき及び睡眠時無呼吸症を低減させるための口腔矯正器に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、いびきを防止するための口腔矯正器について記載している。この矯正器は、舌位置決め装置としての弾性材が取り付けられた小さな上顎口蓋用の板を有する。その板は、歯の上列に合った円弧形状を有している。その矯正器は、板を歯に結び付けるワイヤによって口腔内に留められる。
【0003】
特許文献2には、軟口蓋の軟組織を覆って支えるように延出した上顎用の板によって気道の遮断が比較的防止され、その延出した部分は好ましくは神経密度が高くて敏感な領域を覆い、その領域にある板はその敏感な領域に対する圧力を軽減するために開口又は凹部を有するといった、改良された口腔矯正器が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】独国特許発明第4026602号明細書
【特許文献2】米国特許第6408852号明細書
【発明の概要】
【0005】
口腔矯正器のさらなる改良の継続的な要望が存在する。しかしながら、睡眠時無呼吸といびきの減少に関する改善は、しばしば患者の快適さを低減させ口腔矯正器を受け入れ難いものとするという不利益を伴う。特に、特許文献2に記載された軟口蓋の軟組織を覆う口腔矯正器の延出した部分は、嘔吐反射を起こし、しばしば睡眠障害を起こすので、患者にしばしば拒絶される。そこで、本発明の目的は、いびきと睡眠時無呼吸を低減させるとともに、患者にとっての快適さと受け入れ易さとを増進させた口腔矯正器を提供することである。
【0006】
この目的は、本発明によって達成された。本発明では、口腔矯正器において、前記ペロッテバー3aは、前記板の前記前縁近くであって前記臼歯と犬歯との間プラスマイナス5mmの位置において上顎用の前記板に装着されており、安静位における前記ペロッテバーは、咬合平面に対する装着角aを30乃至60度、好ましくは40乃至50度として、前記板の前記後縁の方向に傾斜されており、前記ペロッテバー3aは、安静位において前記ペロッテの前面を(前記咬合平面と前記後縁に対して)70乃至110度、好ましくは80乃至100度の角度cにするような、前記前縁の方向に60乃至30度、好ましくは50乃至40度の屈曲角bを有して前記ペロッテの近傍に位置する屈曲部を備える。
【0007】
改良された口腔矯正器によれば、いびきと睡眠時無呼吸はより効果的に防止され、同時により患者にとって受け入れ易いものとなることが見出された。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は、口腔内に配置されるときの、前歯に位置する前縁及び軟口蓋に位置する後縁を有する上顎口蓋用の板1と、板に配置されたペロッテ(pellotte又はpelotte)バー3a及びペロッテ3bを有する舌位置決め装置3とを示す口腔矯正器の概略側面図である。
【図2】図2は、上顎口蓋用の板1と、硬口蓋から軟口蓋に変化する線Aと、軟口蓋を支えるように延出する板部1bと、(小)臼歯を覆うように延出する板部1eと、固定手段2と、ペロッテバー3a、ペロッテ3b、弾性手段3c、3d及びペロッテ装着軸3eを有する舌位置決め装置3と、装着角aと、ペロッテアームの屈曲角bと、最後にペロッテ表面の空洞4とを示す口腔矯正器の咬合平面における概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
口腔矯正器において、板内のペロッテバー3aが装着している位置、ペロッテバーの長さ、装着角a及び屈曲角bは、口腔矯正器が口腔内に配置される際に、以下のようになる組み合わせに選択されている。高く緊張して緩んでいない状態(頭部垂直)では、ペロッテ3bが有意な圧力を負荷することなく舌の後方に位置し、ペロッテの前面が好ましくは舌と基本的に平行に位置する。睡眠時(頭部が水平位置)であって舌と軟口蓋が後に撓むときは、気道の開放を維持するようにペロッテが、舌を前方に押し出す前方向への力を負荷する。
【0010】
明らかに、上顎、舌及び口腔の形状は、患者毎に異なり、上顎用の板の大きさ、ペロッテバーの位置、長さ及び屈曲角は、対象とする患者毎に異なる。また、口腔矯正器の不快感及び受け入れ易さは患者毎に異なり、一人の患者にとっても時間と共に変化し得る。したがって、各口腔矯正器は患者の要求毎に個々に調整され、寸法は実質的に下記の範囲内で変化する。
【0011】
ペロッテアームの装着角と長さ、屈曲部の位置、及び屈曲角は、好ましくは(硬口蓋の末端と軟口蓋の先端の線として定義される)線Aの後側にペロッテを移動させるように選択される。一般的に、屈曲部は、(ペロッテアームが板に接続する点からペロッテに接続する点に向けて計測して)ペロッテアームの長さの約50%乃至90%の位置であるペロッテの近傍にある。ペロッテの長さは3乃至10cmの範囲を取り得る。
【0012】
一般に、ペロッテバー3aは、上顎用の板の前縁近くであって、板に沿って前縁から5乃至40mm、通常は10乃至35mm、ほとんどの場合15乃至30mm、典型的には臼歯と犬歯との間からプラスマイナス5mmの位置において上顎用の板に装着されている。好ましくは、ペロッテは、基本的に縫合中央(sutura mediana)線上にある。断側面図において、典型的にはペロッテアームは、前縁からの投影距離Aが前縁と後縁との間の投影距離Cの0.1乃至0.5倍、好ましくは0.2乃至0.4倍である位置に装着されている。投影距離は、咬合平面、すなわち、両側の臼歯間をつなぐ平面への投影によって定められる。ペロッテアームは、好ましくは、前縁からの投影距離Bが前縁と後縁との間の投影距離Cの0.5乃至0.9倍、好ましくは0.6乃至0.8倍である点と交差する位置にペロッテを拘束するように伸びる。
【0013】
舌が咽喉内後ろに撓むことを防ぐため、ペロッテは十分な把持力を有することが重要である。特許文献2においては、表面を粗面化することが提案されている。これは不適切であること、特に、特有の位置と形状とを有する舌位置決め装置を備える本発明による口腔矯正器において不適切であることが明らかになった。さらなる改良として、前述した口腔矯正器が、特に、ペロッテがその前面(舌と係合する表面)に、1つ又は複数の、好ましくは少なくとも3つの、相当直径が2乃至8mm、好ましくは3乃至5mmであり、好ましくは相当直径の30乃至60%の深さを有する、空洞を備える本発明による口腔矯正器が提供される。好ましくは、1つ又は複数の空洞は、球形の掘削孔、好ましくは、半球形状である。特定の大きさの空洞は、舌の構造に適合し、特によい把持力を与えることが見出された。空洞は、舌がペロッテからずり落ちるときの真空の形成によっても把持力を与えると考えられる。把持力を最大にするために、ペロッテ前面は、前記空洞によって最大限に、具体的には、ペロッテ前面の少なくとも25%、より好ましくは少なくとも50%が、覆われることが好ましい。鋭い縁を有する空洞による不快を経験する患者のため、1つ又は複数の空洞は、平滑化された縁を有する球形の掘削孔、好ましくは、大きな直径を有し浅い同心の球形状の穴であることが好ましい。
【0014】
口腔矯正器において、そのペロッテ3bは、好ましくはペロッテを通って伸びる軸3e回りに回転可能なようにペロッテバー3aに装着されており、ペロッテの総回転角度は最大50度に制限されており、この回転は−20乃至+30度、好ましくは−5乃至25度であるペロッテ回転角度dで制限される。例えば嚥下反射といった舌の小さな動きに適応させるいくらかの回転自由度を許しつつ、舌が咽喉内後方に滑ることを防ぐために、前述の先行技術と比べてペロッテの回転運動はより制限されている。
【0015】
先行技術は、口腔矯正器において口蓋用の板1は、軟口蓋1bを、好ましくは少なくとも軟口蓋の30%を、覆って支持するために延出しているとき、よい抗いびき効果が得られることを開示している。発明者は、一方で抗いびき効果を、他方で患者の受け入れ易さを、最適化する判断基準を確立することによって、この度の改良を行った。さらなる改良として、前述のような口腔矯正器が、具体的には、口蓋用の板1が軟口蓋1bを覆って支持するために、5乃至25mm、好ましくは10乃至20mm、より好ましくは12乃至16mmの距離だけ線Aを超えて延出する本発明による口腔矯正器が、提供される。
【0016】
発明者はさらに、前述の口腔矯正器によって、具体的には、板1が軟口蓋1bを覆って支持するために5乃至25mmの距離だけ線Aを超えて延出し、軟口蓋を支持する部分に2つの、好ましくは楕円形の、軟口蓋の圧力点として機能し、共に縫合中央から0.5乃至3mmの等距離であり、線Aから3乃至15mm、好ましくは5乃至10mmであるところに位置する突起を備える本発明による口腔矯正器によって、患者の快適さを大幅に失うことなく、抗いびき効果が改善することを見出した。突起は、楕円形であり、その長さが0.5乃至3mmであり、その幅が0.5乃至1.5mmであり、板表面から0.5乃至1.5mm突出していることが好ましい。この発見は、神経点を押圧することを避けるため穴をあけるという提案である先行技術と完全に対立する予想外の考えである。
【0017】
さらに、発明者は、前述のとおりの口腔矯正器によって、特に、口腔矯正器が口腔内に配置されるときに、上顎に対して突出した位置に下顎を拘束するための締め付け手段が板1に備えられている本発明による口腔矯正器によって、患者の快適さを大幅に失うことなく、さらに抗いびき効果が改善することを見出した。このことは、口腔内に気道をふさぐことを防ぐさらなる空間を作り出す。締め付け手段は、突出した位置に下顎の歯を固定するために上顎用の板に装着された金属ワイヤクランプでもよいし、及び/又は上顎と下顎との小臼歯及び/又は臼歯の部分を覆い、上顎の歯と前側に位置された下顎の歯との両咬合形状に合致するように成形されている板の延出部1eでもよい。
【0018】
発明者は、口腔矯正器の装着を不快だと感じることに寄与する重要な因子は、矯正器が唾液の生成を促進することであることを見出した。唾液は、ある種の不快感を引き起こした矯正器によって制限されたある程度の運動である嚥下効果を起こす。発明者は、前述した口腔矯正器によって、特に、金属部品、具体的には固定手段2、ペロッテバー3a、弾性ワイヤ3c及び3d、及び任意の下顎締め付け手段がロジウム層によって覆われている本発明による口腔矯正器によって、過剰な唾液生成の問題を解決した。さらに、金属がロジウム層によって直接覆われているサージカルスチール(surgical steel)、好ましくはクラス5サージカルスチールであるとき、この有益な効果が最も得られることが見出された。直接覆われたというのは、「中間接着層を必要としない」ことを意味する。これは、経済的な効果も有する。金属による覆いは、例えば電気めっきといった公知の手段によってなされる。本発明は、例えば抗いびき器具及び歯列矯正器具といった口腔矯正器における、ロジウム層によって直接覆われたサージカルスチール、好ましくはクラス5サージカルスチールの使用にも関連する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前歯に位置する前縁、軟口蓋に位置する後縁、及び臼歯の列に位置する2つの側縁を有し、前記前歯、前記軟口蓋及び前記臼歯の列に取り付けられる上顎口蓋用の板(1)と、
口腔内に前記板を固定するための固定手段(2)と、
舌位置決め装置(3)と、
を具備し、
前記舌位置決め装置(3)は、弾性ワイヤ(3c及び3d)によって前記板に装着されているペロッテバー(3a)に接合されているペロッテ(3b)であって、この舌位置決め装置(3)が前記口腔内に配置されるときに舌に押圧されるように係合されるペロッテ(3b)を有する、
いびき及び睡眠時無呼吸症を低減させるための口腔矯正器であって、
前記ペロッテバー(3a)は、前記板の前記前縁近くであって前記臼歯と犬歯との間プラスマイナス5mmの位置において上顎用の前記板に装着されており、
安静位における前記ペロッテバーは、咬合平面に対する装着角(a)を30乃至60度、好ましくは40乃至50度として、前記板の前記後縁の方向に傾斜されており、
前記ペロッテバー(3a)は、安静位において前記ペロッテの前面を(前記咬合平面と前記後縁に対して)70乃至110度、好ましくは80乃至100度の角度(c)にするような、前記前縁の方向に60乃至30度、好ましくは50乃至40度の屈曲角(b)を有して前記ペロッテの近傍に位置する屈曲部を備える、
口腔矯正器。
【請求項2】
前記屈曲部は、(前記ペロッテアームが前記板に接続する点から前記ペロッテに接続する点に向けて計測して)前記ペロッテアームの長さの約50%乃至90%の位置である前記ペロッテの近傍にある請求項1に記載の口腔矯正器。
【請求項3】
前記装着している位置、前記装着角、前記ペロッテアームの長さ、前記屈曲部の位置、及び前記屈曲角は、前記ペロッテを(硬口蓋の末端と軟口蓋の先端との線で定義される)線Aの後側に持っていくように選択される請求項1又は2に記載の口腔矯正器。
【請求項4】
前記板内で前記ペロッテバー(3a)が前記装着している位置、前記ペロッテバーの長さ、前記装着角(a)、及び前記屈曲角(b)は、前記舌位置決め装置が前記口腔内に配置されるときに、高く緊張して緩んでいない状態(頭部垂直)のときは、前記ペロッテ(3b)が有意な圧力を負荷することなく前記舌の後方に位置し、前記ペロッテの前記前面が前記舌と基本的に平行に位置するような組み合わせであって、睡眠時(頭部が水平位置)であって前記舌と前記軟口蓋が後ろに撓むときは、気道の開放を維持するように前記ペロッテが前記舌を前方に押し出す前方向への力を負荷するような組み合わせで選択されていることを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の口腔矯正器。
【請求項5】
前記ペロッテは、前記前面(前記舌と係合する面)に、1つ又は複数の、好ましくは少なくとも3つの、相当直径が2乃至8mm、好ましくは3乃至5mmであり、好ましくは前記相当直径の30乃至60%の深さを有する空洞を備えることを特徴とする請求項1乃至4のうち何れか1項に記載の口腔矯正器。
【請求項6】
1つ又は複数の前記空洞は、球形の掘削孔、好ましくは半球形状であることを特徴とする請求項5に記載の口腔矯正器。
【請求項7】
1つ又は複数の前記空洞は、前記ペロッテの前記前面の少なくとも25%、好ましくは少なくとも50%を覆うことを特徴とする請求項5又は6に記載の口腔矯正器。
【請求項8】
1つ又は複数の前記空洞は、平滑化された縁を有する、好ましくは大きな直径を有する浅い球形の穴による、球形の掘削孔である請求項5乃至7のうち何れか1項に記載の口腔矯正器。
【請求項9】
前記ペロッテ(3b)は、前記ペロッテを通って伸びる軸(3e)上に回転可能なように前記ペロッテバー(3a)に装着されており、
前記ペロッテの総回転角度は最大50度に制限されており、この回転は−20乃至+30度、好ましくは−5乃至25度であるペロッテ回転角(d)で制限される、
請求項1乃至8のうち何れか1項に記載の口腔矯正器。
【請求項10】
口蓋用の前記板(1)は、前記軟口蓋(1b)も覆い支えるために、5乃至25mm、好ましくは10乃至20mm、さらに好ましくは12乃至16mmの距離だけ線Aを超えて延出していることを特徴とする請求項1乃至9のうち何れか1項に記載の口腔矯正器。
【請求項11】
前記板(1)は、前記軟口蓋を支持する部分に2つの、好ましくは楕円形の、前記軟口蓋上の圧力点として機能し、共に縫合中央から0.5乃至3mmの等距離であり線Aから3乃至15mm、好ましくは5乃至10mmであるところに位置する突起(4)を有することを特徴とする請求項1乃至10のうち何れか1項に記載の口腔矯正器。
【請求項12】
前記板(1)は、この口腔矯正器が前記口腔内に配置されるときに上顎に対して突出した位置に下顎を拘束する締め付け手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至11のうち何れか1項に記載の口腔矯正器。
【請求項13】
前記締め付け手段は、突出した位置に前記下顎の歯を固定するために装着された金属ワイヤクランプであることを特徴とする請求項12に記載の口腔矯正器。
【請求項14】
前記板は、前記上顎と前記下顎との小臼歯及び/又は前記臼歯の部分を覆い、前記上顎の前記歯と前側に位置された前記下顎の前記歯との両咬合形状に合致するように成形されている延出部(1e)を有することを特徴とする請求項12又は13に記載の口腔矯正器。
【請求項15】
金属の部分は、唾液の過剰生成を防ぐためにロジウム層で覆われていることを特徴とする請求項1乃至14のうち何れか1項に記載の口腔矯正器。
【請求項16】
前記金属は、直接すなわち中間接着層なしにロジウム層で覆われているサージカルスチール、好ましくはクラス5サージカルスチールであることを特徴とする請求項15に記載の口腔矯正器。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2012−507379(P2012−507379A)
【公表日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−535099(P2011−535099)
【出願日】平成21年11月3日(2009.11.3)
【国際出願番号】PCT/EP2009/064561
【国際公開番号】WO2010/052223
【国際公開日】平成22年5月14日(2010.5.14)
【出願人】(511111312)ティーレマンス・エヌ.ブイ. (1)
【氏名又は名称原語表記】TIELEMANS N.V.
【住所又は居所原語表記】Ankerkade 18, NL−5928 PL Venlo, Netherlands
【Fターム(参考)】