説明

ところてんうどん

【課題】特殊技術食物繊維麺であるところてんうどんは、製麺上、問題なく食物繊維を栄養標準基準量(ところてんうどん100g中食物繊維量3g以上)を維持し、通常の麺類と食感等勝るとも劣らない麺類として提供する。
【解決手段】乾燥させた天草を水に戻してざるで上げ、天草の水分をとる。その工程を3回くり返して乾燥させて白くなった天草42gを水分を加えて炊き出し、ところてんとなる材料を抽出する。ところてんとなる材料を漉した後、残った天草まで使用することにより、特殊技術食物繊維麺である、ところてんうどんを製造する。
【効果】 十分に熟し寝かせて製造した、ところてんうどんは、乾麺として用いた場合、それを食する時あらゆる出汁に適合し、美味しくなる。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【背景技術】
【0001】
近年、食物繊維は、生活習慣病等の予防の点からも必要性が重要視されている。
【0002】
うどんという麺類も既に食物繊維を添加しようとする試みが色々なされている。
【0003】
栄養標準基準によると麺類100g中、食物繊維を3g以上含有する場合には、麺類に、源、供給源と表示することが出来る。本発明のところてんうどんは、うどん用小麦粉900gに対して乾燥させた天草を42g使用する。それにより、先の栄養標準基準を満たすことができる。
【0004】
従来、麺類としてうどんを製造する場合、うどん用小麦粉900gに対して、寒天粉を8g混入して、製造する場合があるが、それでは塩分も2g以上必要となり、食物繊維等の必要量が満たされず生活習慣病等の予防にも適合しにくくなる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
麺類の製造に際し、乾燥させた天草を水に戻して炊き出し固まるまでのところてんを用い、それをうどん用小麦粉に加え、製麺して得られる、特殊技術食物繊維麺。
【請求項2】
乾燥させた天草を水に戻して炊き出し、うどんに用いる小麦粉に対して固まるまでのところてんの使用する総重量は53%として製造された、請求項1に記載する特殊技術食物繊維麺とする。
【請求項3】
うどん用小麦粉900gに対して乾燥させた天草を30g使用し製麺した場合、水分36.3g/100g、たんぱく質7.4g/100g、脂質0.8g/100g、灰分0.4g/100g、炭水化物55.1g/100g、エネルギー257kcal/100g,ナトリウム6.7mg/100g、食物繊維2.8g/100gとなる。請求項1及び請求項2に記載の特殊技術食物繊維麺ところてんうどんは、うどん用小麦粉900gに対して乾燥させた天草を42g使用する。

【公開番号】特開2008−142070(P2008−142070A)
【公開日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−357174(P2006−357174)
【出願日】平成18年12月11日(2006.12.11)
【出願人】(507011792)
【Fターム(参考)】