説明

においに対するヒトの潜在意識応答を評価する方法

本発明は、においに対するヒトの潜在意識応答を評価する方法および芳香刺激に対する被験者の潜在意識応答を評価する方法を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、においに対するヒトの潜在意識応答を診断する方法に関する。特に、本発明は、においに対する潜在意識に基づくヒトの潜在意識状態を診断するための非侵襲的、主観的方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、西洋医薬では不十分であることがわかってきたので、科学は一層生物物理学に向けて移行している。生命の生物物理学的視点はエネルギーおよび情報のマトリックスに重点を置いている。これらの動態は非常に複雑かつ測定困難であるが、この分野の研究は生命のさらに微妙な特質に洞察を与えつつある。
【0003】
多系列の科学的および臨床的確証は、傷害を受けたまたは病気の生物に対するごく僅かなエネルギー刺激が治癒を促進できることを示している。「ヒトのオーラの科学的分析(Scientific Analysis of the human Aura)」 Rubik B.、Measuring Energy Fields、State of the Science, Dr. Konstantin Korotkov, GDV Bioelectrography Series、vol. 1、2004を参照されたい。例えば、ホメオパシー、バイオフィールド療法、鍼治療および生物電磁気治療などの、ある特定の「エネルギー医学(energy medicines)」は時間をかけて繰り返される微かな刺激が、生物の動態をシフトさせ、治癒の状態に向かわせることを実証する(同著)。これらの技法は、明らかに、生命の構造および/または生化学を改変することに重点を置く通例の医学の手法とは異なる。
【0004】
実質的に、全ての土着の文化は生命力、またはバイタリズムとしても知られる、生命エネルギーを確信する。例えば、中国の気(qi)、日本の気、等などの概念がある。全ての土着の医学体系は生命力の原理の上に築かれて、そして多くのこれらの医学体系は、今日、主流の西洋医学の外にとり残されていると思われる。しかし、生命力の原理は、ホメオパシー、カイロプラクティックス、東洋医学、アユルベーダ医療、アメリカ・人智学(Anthroposophical)医療などの現在の多数の代わりの医学体系に対する鍵である。
【0005】
最近、電子技術を利用してヒトのエネルギー場パターンの研究が実施されている。それらの方法には、鍼治療経線沿いのエネルギー流に対応すると考えられる、鍼治療点における電流を測定する皮膚電位試験;身体の熱パターンの地図を作るサーモグラフィ;および脳および心臓などの主な器官からの放電をそれぞれ測定するEEG、ECG、および、他の類似の臨床診断が含まれるが、このエネルギーは単なる浪費であると確信している。科学者はまた、身体から放出されるバイオフォトン(biophoton)、超弱光も測定している。占い棒による探索(dowsing)、心霊読み取り、およびその他の主観的尺度も生命の希薄なエネルギーを評価するために利用されている。
【0006】
しかし、ヒトのバイオフィールドの一部分を視覚化するだけでなく、視覚化したイメージを用いて様々な刺激に対するヒトの応答についても診断する必要性はなお残っている。
【発明の開示】
【0007】
発明の概要
本発明は、ヒトのにおいに対する潜在意識応答を評価する方法であって、(a)被験者の個々のエネルギー場を生物物理構造(biophysical construction)として示す被験者のバイオフィールドを評価するステップ、(b)エネルギー場の規定された標準に対する、被験者のエネルギー場のベースライン相対的バランスを決定するステップ、(c)被験者を少なくとも1種の芳香刺激に曝すステップ、および(d)エネルギー場の規定された標準に対する、被験者のエネルギー場のベースライン相対的バランスを再決定するステップを含む上記方法を提供する。
【0008】
本発明はさらに、被験者の芳香刺激に対する潜在意識を評価する方法であって、(a)被験者のコロナ放電を評価するステップ、(b)被験者を外部刺激に曝すステップ、(c)曝露ステップ(b)の間に被験者のコロナ放電を再評価するステップ、および(d)最終的に、外部刺激に曝露後に被験者のコロナ放電を評価するステップを含む上記方法を提供する。
【0009】
詳細な説明
定義:
チャクラ:物理的、精神的(メンタル)、情動的、かつ精神的(spiritual)な人間の健康に影響を与えると考えられるヒトの統合エネルギー中心(the integrated energy center)を意味する。東洋理論のもとでは、7つのチャクラがあり、それぞれは尾骨に出発して頭頂に達する様々な位置にある。7つのチャクラは根部、脾臓、腹腔神経叢、心臓、咽頭、眉、および頭頂チャクラである。いずれの理論にも束縛されることを望まないが、7つのチャクラは解剖学的に根拠があり、各チャクラは神経中心および脳領域に対応するので、チャクラに「統合エネルギー中心」の表題を与えると考えられる。7つのチャクラは伝統的にその番号により呼ばれ、それを以下に掲げる:
第1チャクラ(Muladhara)は、生殖器の下、そして尾骨、骨盤叢神経叢、脊椎基部および最初の三椎骨内部の肛門の上の会陰に位置する統合エネルギー中心である。
【0010】
第2チャクラ(Svadhisthana)は生殖器域、下腹神経叢に位置する統合エネルギー中心である。
【0011】
第3チャクラ(Manipura)は鼻部に対応する脊柱の一部に位置する統合エネルギー中心である。
【0012】
第4チャクラ(Anahata)は脊柱の心臓域、心臓神経叢に位置する統合エネルギー中心である。
【0013】
第5チャクラ(Vishudda)は首域、咽頭、頸部神経叢、および首に対応する脊柱の頸部に位置する統合エネルギー中心である。
【0014】
第6チャクラ(Ajna)は髄質神経叢、松果体神経叢、および眉間に位置する統合エネルギー中心である。
【0015】
第7チャクラ(Sahasrara)は頭蓋頂、脳神経叢に位置する統合エネルギー中心である。
【0016】
GDV技法:気体放電視覚化(Gas Discharge Visualization ;GDV)はKirlian効果に基づくものであって、デジタル化TVマトリックスと特殊コンピューターソフトウエアーによるイメージ処理を行う。
【0017】
バイオフィールド:人体周囲の7つの統合エネルギー中心(チャクラ)の組み合わせ
生物物理構造:本発明の方法に応答する、人体のバイオフィールドのデジタル化イメージ。ヒトの生物物理構造のデジタル化イメージはヒトの7つの統合エネルギー中心周辺のエネルギーレベルを記述する。
【0018】
コロナ放電:被験者を比較的高電圧かつ低電流からなる電磁場に曝すことから得られるフォトン放出。
【0019】
本発明はにおいに対するヒトの潜在意識応答を評価する方法を含む。しかし、外部刺激を用いて測定できる、いずれの他の身体の感覚に対するヒトの潜在意識応答も、本発明の範囲内にあると意図していることに注意しなければならない。
【0020】
潜在意識応答は本発明において様々な技法により測定することができる。一実施形態においては、新規の方法は、(a)被験者の個々のエネルギー場を生物物理構造として示す被験者のバイオフィールドを評価するステップ、(b)エネルギー場の規定された標準に対する、被験者のエネルギー場のベースライン相対的バランスを決定するステップ、(c)被験者を少なくとも1種の芳香刺激に曝すステップ、および(d)エネルギー場の規定された標準に対する、被験者のエネルギー場の比較ベースライン相対的バランスを再決定するステップを含む。
【0021】
決定するステップ(a)は、(a1)特殊カメラを使用して、被験者の指先からのコロナ放電のイメージを捕捉するステップおよび(a2)デジタルソフトウエアを使用して、指先からのコロナ放電のイメージを被験者のバイオフィールドとして投影するステップ、および(a3)被験者のバイオフィールドをデジタル化イメージとして取得して、このヒトの生物物理構造を示すステップを含む。
【0022】
つぎにステップ(a1)では、GDV技法を介して、電気構成成分はフィンガーパッドを通って被験者の指先へ電流を発生する。コロナ放電は、特殊カメラまたはGDVカメラにより指先周囲のグロー光イメージとして撮影される。電流が指先を通過すると、電流により電子はエネルギー化されるかまたはより高いエネルギー状態に励起される。電子が指先から離れた後、クールダウンすると、電子はその本来のエネルギーレベルに戻る。この時点で、電子は粒子型の光であるフォトンを放出する。指先からフォトンを放出する多数の様々な電子の総効果は、ステップ(a2)に記載のGDVカメラを用いて捕捉されかつデジタル化され、そして特殊ソフトウエアを用いて指先周囲のグロー光として示される。好ましい実施形態においては、各指先のコロナ放電は本発明の方法を用いて読み取られる。
【0023】
ステップ(a3)では、指先のコロナ放電のデジタルイメージは特殊デジタルソフトウエア(www.korotkov.comを通して市販されている)を用いて変換され、そして被験者のバイオフィールドを示す。具体的には、特殊デジタルソフトウエアは数学的アルゴリズムを用いてイメージパラメーターを測定する。コロナ放電の濃度/強度、形状、次元および不規則性などのデジタルイメージの物理的大きさ(physical extent)を示す定量値が、かかる特殊デジタルソフトウエアによるイメージ処理を介して誘導される。このアルゴリズムは様々な身体の器官および系に対応する。このソフトウエアはコロナ放電イメージのセクター分析(もしくは扇形分析)用のシステムを利用し、ここで、各指先の個々のセクターもしくは部分はエネルギー的に特定の器官および器官系(例えば、呼吸器系)と関連している。このアルゴリズムは、"Measuring Energy Fields、State of The Science", Dr. Konstantin Korotkov、GDV Bioelectrography Series、Vol. 1, 2004に詳しく記載されていて、本文献は本明細書に参照により組み入れられる。特定の器官または器官系は身体の7つの統合エネルギー中心(チャクラ)の1つに対応する。いずれの理論にも束縛されることを望まないが、各統合エネルギー中心は、異なる周波数レベルで共鳴すると考えられ、GDVデジタルソフトウエアを用いて定量的に評価しかつグラフとして表示することができる。さらに詳しくは「オーラと意識(Aura and Consciousness)」, Dr. Konstantin Korotkov(St. Petersburg division of Russian Ministry of culture, State Editing and Publishing Unit "Kultura," 1998刊行)に考察されており、これらの文献は本明細書に参照により組み入れられる。それ故に、指先のコロナ放電のデジタルイメージはソフトウエアによりひとたび加工されると、そのイメージは修正されて被験者のバイオフィールドを被験者の生物物理構造として示すようになる。生物物理構造はソフトウエアを用いて様々な形態で示すことができる。例えば、生物物理構造を人体イメージの周辺のエネルギー場として示すことができるし、または統合エネルギー中心またはチャクラの1つもしくは全てと関係付けたエネルギーレベルとしてプロットすることができる。
【0024】
つぎにステップ(b)では、7つの統合エネルギー中心を含む被験者の生物物理構造をエネルギー場の規定された標準と比較して示す。具体的には、各エネルギー中心の活性化のレベルを、GDVソフトウエアを用いて、バランシングされた被験者のそれであると考えられる予め定めたレベルと比較して測定する。予め定めたレベルは数千人の被験者の統計分析に基づいて計算される(ステップ(b1))。"Measuring Energy Fields、State of The Science", Dr. Konstantin Korotkov、GDV Bioelectrography Series、pp. 13-16, Vol. 1, 2004を参照されたい。次いでデジタルソフトウエアは、被験者の生物物理構造をソフトウエアに保存されたバランス標準に重ね合わせて、被験者の統合エネルギー場のベースライン相対的バランスを決定する(ステップ(b2))。例えば、図1は健康な個人の生物物理構造を、x軸上の7つの各チャクラに対するy軸上のエネルギーレベル部分として示す。これでわかるように、各チャクラのエネルギーレベルは0に近い(バランスの標準)、従って、健康な個体は相対的にバランスのとれたチャクラをもつことを示す。被験者の生物物理構造を0のバランス標準線と比較して示し、バランス標準に関する被験者のエネルギー場の任意のシフトを示す。
【0025】
もし1以上の統合エネルギー中心がバランスから外れていると、これは時間が経つと物理的、情動的または精神的疾患に導きうることに注意するのが重要である。エネルギー中心のそれぞれが身体の主な器官および支持域に対応すると考えられるので、7つの統合エネルギー中心を一直線に保つことにより、健康かつバランスの意識に導いて、多くの様々なレベルにおいて被験者の生活を改善することができる。「ヨガ・チャクラ系の精神心理学の可能性について(On A Possible Psychophysiology of the Yogic Chakra System)」,” Serena Roney-Dougal, PSI-Research-Centre, http://www.psi-researchcentre.co.uk/article_2.htmlを参照されたい。
【0026】
ヒトの初期生物物理構造が決定されると、本発明の方法は、いずれかの芳香などの芳香刺激をヒトに予め定めた期間にわたって導入するステップ(c)を含む。予め定めた期間は1〜30分間、好ましくは1〜10分間、そして最も好ましくは2〜6分間である。芳香刺激は植物、例えば、花、ハーブ、スパイス、樹木、繊維および当業者に公知のいずれかの他の供給源由来の芳香から選択される。かかる油としては、限定されるものでないが、モミ(Abies Sibirica)、アミリス(Amyris Balsamifera)、トウシキミ(Anise)(Illicium Verum)、バームミント(Balm Mint)(Melissa Officinalis)、バジル(Basil)(Ocimum Basilicum)、ベイ(Bay)(Pimenta Acris)、ビー・バーム(Bee Balm)(Monarda Didyma)、ベルガモット(Bergamot)(Citrus Aurantium Bergamia)、カバ(Birch)(Betula Aba)、ビター・オレンジ(Bitter Orange)(Citrus Aurantium Amara)、キャベジ・ローズ(Cabbage Rose)(Rosa Centifolia)、キンセンカ(Calendula Officinalis)、カリフォルニア・ナツメグ(California Nutmeg)(Torreya Californica)、チャノキ(Camellia Sinensis)、カンファー(Camphor)、トウガラシ(Capsicum Frutescers Oleoresin)、キャラウエイ(Caraway)(Carum Carvi)、カルダモン(Cardamon)(Elettaria Cardamomum)、シダーウッド(Cedarwood)(Cedrus Atlantica)、ヒノキ(Chamaecyparis Obtusa)、(Chamomile)(Anthemis Nobilis)、シナモン(Cinnamon)(Cinnamomum Cassia)、シトロネラ(Citronella)(Cymbopogon Nardus)、クラリ(Clary)(Salvia Sclarea)、クローブ(Clove)(Eugenia Caryophyllus)、クローブリーフ(Cloveleaf)(Eugenia Caryophyllus)、コリアンダー(Coriander)(Coriandrum Sativum)、コリアンダー種子、ショクヨウガヤツリ(Cyperus Esculentus)、サイプレス(Cypress)(Cupressus Sempervirens)、ユーカリ(Eucalyptus Citriodora)、ユーカリ(Eucalyptus Globulus)、フェンネル(Fennel)(Foeniculum Vulgare)、クチナシ(Gardenia Florida)、ゼラニウム(Geranium Maculatum)、ショウガ(Ginger)(Zingiber Officinale)、ナガミノアマナズナ(Gold of Pleasure)(Camelina Sativa)、グレープフルーツ(Grapefruit)(Citrus Grandis)、ホップ(Hops)(Humulus Lupulus)、セイヨウオトギリソウ(Hypericum Perforatum)、ニオイニガクサ(Hyptis Suaveolens)、インジゴ低木(Indigo Bush)(Dalea Spinosa)、ジャスミン(Jasmine)(Jasminum Officinale)、ジュニペルス(Juniperus Communis)、ジュニペルス(Juniperus Virginiana)、ラブダナム(Labdanum)(Cistus Labdaniferus)、ゲッケイジュ(Laurel)(Laurus Nobilis)、ラバンジン(Lavandin)(Lavandula Hybrida)、ラベンダー(Lavender) (Lavandula Angustifolia)、レモン(Lemon)(Citrus Medica Limonum)、レモングラス(Lemongrass)(Cymbopogon Schoenanthus)、ギョリュウバイ(Leptospermum Scoparium)、ライム(Lime)(Citrus Aurantifolia)、リンデン(Linden)(Tilia Cordata)、リツェア・クベバ(Litsea Cubeba)、ラベージ(Lovage)(Levisticum Officinale)、マンダリン・オレンジ(Mandarin Orange)(Citrus Nobilis)、マージョラム(Marjoram)、マッソイ・バーク(Massoy Bark)、マトリカリア・カモミール(Matricaria Chamomilla Recutita)、モロカン・カモミール(Moroccan Chamomile)、ムスク・ローズ(Musk Rose)(Rosa Moschata)、ミルラ(Myrrh)(Commiphora Myrrha)、ギンバイカ(Myrtle)(Myrtus Communis)、ノルウエイ・スプルース(Norway Spruce)(Picea Excelsa)、ナツメグ(Nutmeg)(Myristica Fragrans)、オラックス(Olax Dissitiflora)、オリバナム(Olibanum)、オポポナックス(Opoponax)、オレンジ(Orange)(Citrus Aurantium Dulcis)、オレンジの花、Palmarosa (Cymbopogon Martini)、パセリ(Parsley)(Carum Petroselinum)種子、時計草(Passionflower)(Passiflora Incarnata)、パチュリー(Patchouli)(Pogcstemon Cablin)、ペラルゴニウム・グラヴェオレンス(Pelargonium Graveolens)、ペニーロイヤル(Pennyroyal)(Mentha Pulegium)、ペパーミント(ペパーミント)(Mentha Piperita)、 プチグレン(Pettigrain)、マツ(Pine) (Pinus Palustris)、マツ(Pine) (Pinus Palustris) タール、マツ(Pine) (Pinus Pinea) カーネル、マツ(Pine) (Pinus Pumiho)、マツ(Pine)(Pinus Sylvestris)まつかさ、ローズマリー(Rosemary)(Rosmarinus Officinalis)、ローズ(Rose)、ローズウッド(Rosewood)(Aniba Rosseodora)、ヘンルーダ(Rue)(Ruta Graveolens)、サージ(Sage)(Salvia Officinalis)、セイヨウニワトコ(Sambucus Nigra)、ビャクダン(Sandalwood)(Santalum Album)、サンダラック(Sandarac)(Callitris Quadrivalvis) ガム、サッサフラス(Sassafras Officinale)、ホソエガラシ(Sisymbrium Irio)、スペアミント(Spearmint)(Mentha Viridis)、スイート・マージョラム(Sweet Marjoram)(Origanum Majorana)、スイート・バイオレット(Sweet Violet)(Viola Odorata)、タール、ニオオイヒバ(Thuja Occidentalis)、タイム(Thyme)(Thymus Vulgaris)、ベチベリア・ジザノイデス(Vetiveria Zizanoides)、ワイルド・ミント(Wild Mint)(Mentha Arvensis)、ハマナツメモドキ(Ximenia Americana)、Yarrow (Achillea Millefolium)、イランイラン(Ylang Yang)(Cananga Odorata)、またはそれらのいずれかの組み合わせ由来の油が挙げられる。
【0027】
粉末形状の宝石原石もその固有エネルギーレベルの故に、本発明の処方中に組み込むことができる。成分の固有エネルギーレベルは、本発明の方法のGDV技法により示された個人のコロナ放電の変化として測定される。本発明の宝石原石としては、限定されるものでないが、孔雀石、ラピス、トルマリン、黄水晶、アメジスト、虎目石、アクアマリン、および 青金石(lazurite)が挙げられる。
【0028】
再決定ステップ(d)は、ヒトを芳香に予め定めた期間だけ曝した後に、ステップ(a1)、(a2)および(a3)を繰り返すステップから成る。再決定ステップにおいて、芳香刺激に対する潜在意識応答は非侵襲性GDV技法を用いて示される。かかる潜在意識応答は、例えば、芳香刺激に対する被験者の適合段階および/または芳香刺激により放出される内在エネルギーに対する被験者の潜在意識応答を測定する。適合段階は、図2に示したように、被験者の潜在意識がにおいを介する身体の感覚への刺激を調節するのに関わる時間として測定される。具体的には、図2は、被験者のコロナ放電のエネルギーレベルの測定値をコロナ放電の形状の尺度である形状係数との関係で示している。適合段階は図2の段階Bに示されている。次いで、芳香刺激に応答する被験者の生物物理構造をかかる刺激に曝す前の被験者の生物物理構造と、例えば、図3に示したデジタルソフトウエアを用いて比較することができる。図3はペパーミント油芳香に曝す前後における被験者の生物物理構造変化を示す。図4〜11はさらに、被験者に対する様々な芳香刺激の効果を表現している。上記効果は、被験者を各芳香に曝した前後における、各統合エネルギー中心の対応するエネルギーレベルを示した。
【0029】
別の実施形態においては、本発明の方法はさらに、規定した標準のエネルギー場が達成されるまでステップ(a)〜(d)を繰り返すステップから成るステップ(e)を含む。ステップ(e)を行う際に、本発明の方法は様々な統合エネルギー中心におけるアンバランスを決定し、そして以下の実施例2および図13〜14に示したとおり、芳香刺激の利用を介してかかるアンバランスを最小化することができる。具体的には、一旦、変化が分析されれば、様々な方向に対するヒトの応答について診断を行い、ストレス、不安、恐れ、弱さおよびうつ病などの様々な症状についてヒト被験者を効果的に助けうる芳香を製剤化することができるが、これは、Joy Gardner-Gordon著, 「色と結晶:チャクラを通しての旅(Color and Crystals: A Journey Through the Chakras)」, Crossings Press; Freedom, California 95019, 1988、およびwww.healing.about.comでより詳細に考察されている。さらに、様々な内在エネルギーに対するヒトの応答は、最も好適な内在エネルギーをもつ成分を組み込む化粧組成物の製剤化を助けることができる。
【0030】
他の別の実施形態においては、においまたは芳香刺激に対するヒトの潜在意識応答を被験者の指先のコロナ放電の定量分析を用いることにより測定することができる。具体的には、芳香刺激に対する被験者の潜在意識応答を評価する本発明の方法は、(a)被験者のコロナ放電を予め定めた間隔で予め定めた期間、読み取るステップ;(b)芳香刺激に曝す前に被験者のコロナ放電のベースライン測定値を決定するステップ;(c)少なくとも1種の芳香刺激に被験者を曝すステップ;(d)芳香刺激への曝露の間ずっと被験者のコロナ放電を予め定めた間隔で読み取るステップ;(e)予め定めた期間に対する被験者のコロナ放電の測定値を再決定するステップ;および(f)芳香刺激への曝露後に被験者のコロナ放電を予め定めた間隔で、予め定めた期間、読み取って被験者のコロナ放電の最終測定値を決定するステップを含む。
【0031】
つぎにステップ(a)では、被験者の指先を最初に、本明細書に先に記載したGDV技法により作製した電場に曝し、ステップ(a1)におけるかかる曝露からのコロナ放電を読み取る。次いでデジタルソフトウエアはその読取値をステップ(a2)のコロナ放電のデジタルイメージに投影する。本発明の方法においては、1つの指先または全ての指先をGDV系を用いて読み取ることができる。好ましくは左くすり指だけを読み取りに使用するが、これは、左くすり指先だけを読み取ることが全10本の指先の読取の結果と統計的に等価であることを示す多数の実験に基づくものである。
【0032】
つぎにステップ(b)では、デジタル化イメージをデジタルソフトウエアにより処理して、ステップ(b1)において、統計分析を用いて、被験者の潜在意識状態のコロナ放電に対するバランス標準を決定する。ステップ(b2)において、コロナ放電のイメージを次いでデジタルソフトウエアを用いて定量データ点として解釈し、分析準備のために定量データ点をグラフとして示すことができるようにする。被験者の指紋のコロナ放電の各読取値を表す定量データ点を、コロナ放電のイメージの面積、コロナ放電のイメージの強度およびコロナ放電のイメージの形状からなる群より選択されるパラメーターを用いて解釈する。例えば、図2において、コロナ放電を形状係数、またはコロナ放電形状を用いて測定する。本発明の方法において、各指先の1または複数の読取値を採取してもよい。好ましい方法においては、少なくとも3つの読取値を採取して1つの平均定量データ点を得て、各読取段階におけるコロナ放電を代表させる。1分〜10日、好ましくは5分〜5日、そして最も好ましくは5分〜15分の予め定めた期間に対するバランス標準を採取する。
【0033】
つぎにステップ(c)では、被験者を予め定めた期間、少なくとも1種の芳香刺激に曝す。上記予め定めた期間は、1〜30分、好ましくは1〜20分、そして最も好ましくは2〜6分である。芳香刺激は本明細書に先に開示したいずれかの物質を選ぶことができるが、それらに限定されるものでない。
【0034】
ステップ(d)において、被験者のコロナ放電を、被験者の芳香刺激への曝露の間中、1〜30秒、好ましくは2〜20秒、そして最も好ましくは15秒毎に予め定めた間隔で、再読み取りする。ステップ(e)において、芳香刺激への曝露中の予め定めた期間に対して、デジタルソフトウエアは、被験者のコロナ放電の測定値を再決定する。最後に、ステップ(f)において、予め定めた間隔で、予め定めた期間、芳香刺激への曝露後の被験者のコロナ放電を読み取って、被験者のコロナ放電の最終測定値を決定する。図12に、複数被験者の選択した油への応答を総括した。図に見られるように、被験者にはある特定の芳香に対する統計的に有意な応答がないものもいた。
【0035】
本発明の方法はそれ故に、任意のステップ(g)において、芳香刺激への曝露前、芳香刺激への曝露中、および芳香刺激への曝露後の潜在意識応答の測定値を比較することにより、代表的な図3にコロナ放電との直接的関係でおよび図4〜11にチャクラとの関係で示したとおり、芳香刺激に対する被験者の潜在意識応答の分析を可能にする。変化をひとたび分析してしまうと、次の実施例1で考察するように、様々な芳香に対するヒトの応答についての診断を行い、エネルギー創造、バランシングおよび沈静の効果を助けることに加えて、ヒト被験者を様々な症状、例えば、ストレス、不安、恐れ、弱さおよびうつ病などに対して効果的に助けうる芳香を製剤化することができる。さらに、次の実施例1に示すように、様々な物質の内在エネルギーに対するヒトの応答は、その被験者について最も好適な内在エネルギーをもつ成分を組み込む化粧組成物の製剤化を助けることができる。例えば、ある特定の有機油は非有機型の油と異なる内在エネルギーを有しうる。この相違は意識的に感じ得ないが、以下の実施例2に示したように、本発明の方法を用いて有機および非有機型の両方の油に対する潜在意識応答を評価することができる。
【実施例】
【0036】
本発明をさらに次の非限定の実施例により説明する。
【0037】
実施例1
次の実施例は、油中に組み込まれたある特定の宝石原石の内在エネルギーを試験するための、およびさらにこれらの宝石原石を含有する油を被験者に臨床試験して潜在意識応答を評価するための発明方法の利用を示す。
【0038】
宝石原石を含有する油の試験
様々な濃度の粉末化宝石原石による3種のチャクラブレンドを、(サンプル液滴のセンタリングとサイズを調節する)円筒形の孔を機械加工したガラススライドを用いて試験した。各チャクラブレンドのサンプル液滴をガラススライド上に滴下し、そして各ブレンドのエネルギーレベルを試験するためにGDV技法を用いて試験した。試験したチャクラブレンドは、それぞれチャクラ1、チャクラ4およびチャクラ7に作用するのに対応すると考えられる油のブレンドである。チャクラ1処方は諸濃度の粉末化マラカイトおよびトルマリンを組み込んで試験し、チャクラ4処方は諸濃度の粉末化石英およびロードクロサイトを組み込んで試験し、そしてチャクラ7処方は諸濃度の粉末化方解石および石英を組み込んで試験した。結果をそれぞれ表1、2および3に示す。
【表1】

【表2】

【表3】

【0039】
以上の表1〜3からの結果は、宝石原石を含有するブレンドは純粋なブレンドより高いGDV活性レベルを示すことを表す。さらに、表は様々な濃度の宝石原石粉末が様々なレベルのGDV活性測定値を示すことを表す。
【0040】
いくつかのサンプルは0.1%でより高いレベルの活性を示す一方、この活性は0.01%の10倍まで高くはない。チャクラブレンド処方中の粉末化宝石原石の濃度を増加すると、逆転して減少する。それ故に、単位体積当たり活性で表して0.05%の濃度が最も効率的でありかつ仕上がり製品も美しいと決定した。従って、この濃度は7つのチャクラのそれぞれに対応すると考えられる油および粉末化宝石原石のブレンドを含有するチャクラブレンド製剤の処方に推奨される。
【0041】
2. 再処方したブレンドの臨床試験
本発明のGDV技法によるブレンドの直接試験を首尾よく終えた後に、これらの油の芳香に対するヒトの潜在意識反応を試験した。ブレンドを試験してそれらが身体の全身状態に与える効果を確認した。この試験は本発明のGDV技法によりチャクラ分析を用いて行った。
【0042】
プロトコル
1. 被験者が試験センターに到着する。
2. (チャクラブレンドに曝す前に)被験者の「ベースライン」を次の手順により確立する:
a. 静的GDVを用いる、7つの個々のチャクラのそれぞれを組みこむ被験者のバイオフィールドの測定、および
b. ムード(mood)を評価するための、(個々のチャクラに対する)ムードマッピング質問書の完成。
3. ブレンドを2分間嗅がせることにより、被験者をチャクラブレンドに曝す。
4. 油ブレンドに曝した後に、個人のチャクラを静的GDVを用いて測定する。
5. 5分間待った後に、パネリストのチャクラを再び試験する。
油ブレンドに曝した後に、(個々のチャクラに対して)個人のムードマッピングを再試験する。
【0043】
チャクラ分析
本発明の方法はGDVデジタルソフトウエアのチャクラ分析を利用して指先のGDVイメージを分析し、身体のチャクラの相対的「エネルギーレベル」を誘導する。その図は各チャクラに対する値を-2.5〜+2.5のスケールで示す。値を比較して経時的な相対変化を示すことができる。例えば、ベースライン読み取りを行った後に嗅覚または皮膚試験を行い、次いで第2の読み取りを行って何らかの効果を確認することができる。これが本研究において用いた手法である。
【0044】
様々な粉末化宝石原石を組み込む、7つのチャクラのそれぞれに対応する各チャクラ油ブレンドの2サンプルを調製する。これらを試験して、どの宝石原石がパネリストに一層所望される効果を誘発するかを決定する。これらのブレンドの身体に与える全身効果を2つの技法により、すなわち、嗅覚の刺激に対するGDVチャクラ分析および物理的応答のGDV測定(またはコロナ放電の直接分析)により決定する。後者の技法は、強度、面積、形状係数およびエントロピーのパラメーターを組み合せて、芳香刺激に対する応答のレベルを示す。次の表4は各チャクラブレンドについて2サンプルに対する様々な応答を示す。
【表4】

【0045】
上の表4よりわかるように、各チャクラ処方は、各試験で2種の異なる粉末化宝石原石について2回試験した。わかるように、ほとんどの場合、各チャクラ処方について、チャクラ1を除くと、宝石原石ブレンドの1種に対する全体的全身応答は、他のものより高かった。GDV応答の値が高いことは、試験したチャクラについて、かかる処方のGDV応答が好都合であることを示す。チャクラ1においては、石英が55の応答を示すチャクラ7用に明らかに選択されるので、チャクラ1用にロードクロサイトが石英よりも推奨される。チャクラ1のために推奨されるチャクラブレンドはロードクロサイトまたは石英を組み込み、チャクラ2ブレンドはトルマリン(ロードクロサイトよりも)を組み込み、チャクラ3ブレンドはマラカイト(方解石よりも)を組み込み、チャクラ4ブレンドはマラカイト(トルマリンよりも)を組み込み、チャクラ5ブレンドは方解石(トルマリンよりも)を組み込み、チャクラ6ブレンドは方解石(石英よりも)を組み込み、そしてチャクラ7は石英(方解石よりも)を組み込む。
【0046】
臨床研究の結果を図13に示したが、これは本研究のパネリストの高いパーセンテージが諸油に曝した後に異なるGDVチャクラ活性を示すことを表す。データ点の95%以上は-0.2〜-1.0の範囲内にある。もし応答を表すのに0.1ユニットの閾値を設定すると、75%のパネリストがチャクラブレンドに応答する。さらなる21%のパネリストは0.1ユニット未満の応答を示す。それ故に、96%のパネリストはチャクラブレンドに応答する。
【0047】
言い換えると、本発明の方法のGDVチャクラ分析は、宝石原石を含有する精油ブレンドに対する全身潜在意識ヒト反応に感受性がある。しかし、その内在エネルギーにより潜在意識応答に影響を与えると考えられる宝石原石組込みがなくとも、精油ブレンドが単独で本発明のGDVチャクラ分析により測定しうる全身潜在意識ヒト反応をもたらすことも考えられる。
【0048】
チャクラ特異的応答の作図
最後のチャクラ測定から得た結果をベースライン測定と比較すると、いくつかの統計的影響を見ることができる。それらを「エネルギー化」、「沈静化」および「バランシング」としてまとめることができる。「バランシング」効果はこの実験を用いてよく説明され、本産物の所望の効果に最も当てはまるものである。他のタイプの分析は、将来、他の製品について有用でありうる。
【0049】
エネルギー化
これはチャクラデータの値の上昇として見られる。例えば、-1.4から-0.6への変化または1.0から1.6への変化がこのカテゴリーでありうる。読取値を平均化すると、それらがゼロ以下またはポジティブベースラインから移動するかどうかが不明瞭になる。
【0050】
沈静化
これはチャクラデータの値の減少として見られる。例えば、1.8から0.2への変化または-1.0から-1.7への変化がこのカテゴリーでありうる。エネルギー化の場合と同様に、これらの測定値を一緒にして平均化すると、それらがゼロ以下またはポジティブベースラインから移動するかどうかが不明瞭になる。
【0051】
バランシング
この分析は、試験コース全体にわたってゼロのほうへ移動するチャクラ値を示すパネリストに注目する。この動きは、チャクラ活性のバランシングまたは正規化を示す。この方法でデータをみることで、7つのチャクラのそれぞれに影響するようにはたらく成分を組み込んでいる製品の所望の効果がよりよく映し出される。
【0052】
本研究においては、バランシング傾向を表す人の数を用いて、その製品が所望の性能を果たすかどうかを観察する。具体的には、本研究は特異的チャクラブレンド処方がその各チャクラに効果を与えるかどうかを試験する。結果を図14に示すが、この図は、芳香刺激を嗅いだ後にそのチャクラに対応するエネルギーレベルがさらにバランシングされ、またはバランスの標準、ゼロ線にさらに近くなる傾向をもつことを表す。
【0053】
図15は、各油ブレンドがその各チャクラに与える効果の結果を表す。2つの傾向が本発明のGDVチャクラ分析で観察される。2つの傾向は次の通りである:
1.個々のチャクラはそのブレンドの影響を受け、それらのベースライン読取値とブレンドを嗅いだ後に採取した読取値との間に(パネリストのパーセンテージで表して)少なくとも0.1ユニット差の応答を示すこと(統計的に有意な測定値)。
【0054】
2.ゼロへの動き(最も所望される状態)を示すパネリストの数。
【0055】
第1の事例では、ケース1、3、5、6、および7における各チャクラに対するチャクラブレンドについて少なくとも75%の応答率があることが見られる。第2の事例においては、バランシング効果がパネリストのより小さいパーセンテージにおいて見られる。これから、バランシング効果はより特異的かつ個人的応答であることが予想される。言い換えれば、真のバランシング効果を記録することより大サンプル集団にわたる任意の変化を記録することのほうが容易である。
【0056】
結論
本発明の方法を用いて、次のことができる:
a)各チャクラについての適当な宝石原石、および精油処方中のそれらの最適な使用レベルを同定すること
b)宝石原石を含有するチャクラブレンドの人体に与える全身効果を実証すること;および
c)大部分の事例(75%)で、宝石原石を含有するチャクラブレンドに対する認識しうるヒトの応答を観察すること。
【0057】
さらに、チャクラ分析を利用する本発明の方法は、試験処方に対する個人のチャクラ応答を記録するために用いられる。このタイプの分析については、生理学的応答が個人に対してユニークであるので、個々のパネリストに焦点を合わせたさらに詳細な研究を実施することができる。
【0058】
実施例2
次の実施例は、芳香刺激を有する様々な油の内在エネルギーの相違を示すための本発明の使用を示す。
【0059】
6種の異なる精油(レモン、ペパーミント、マージョラム、ローマンカモミール、ベチベル、ブルーカモミール)の通常生産されるおよび有機的に生産されるサンプルを代表する12種のサンプルを二重盲検の条件下で被験者に与えた。被験者はサンプルを数字だけで同定した。これらの油は数十種の精油のなかから選択された。ガスクロマトグラフィ分析を用いて通常生産されたおよび有機生産されたこのグループの各油のサンプルを比較した。この試験におけるこの6種の油は実質的に、この分析で2つのサンプル間に相違は認められず、これらが化学的に極めて類似していることを示した。
【0060】
パネリストはボランティアのグループ由来であり、17人の若い女性と11人の中年の男性からなる。全パネリストは実質的に健康でありかつ普通のアレルギーをもたない。
【0061】
GDV測定値は、パネリストを少なくとも20分間のリラックスした環境に置いた後に採取した。試験は暗室で行い視覚による情報や気が散ることを最小化した。換気を制御して一貫性のある条件を保証した。
【0062】
各パネリストに対する測定プロトコルには複数の段階が含まれる:
A.5分のベースライン期間、15秒毎に左くすり指のGDV読取値を採取する。
B.サンプルを2.5分間嗅ぎ、15秒毎に左くすり指のGDV読取値を採取する。
C.芳香の非存在のもとで5分間効果後試験、15秒毎に左くすり指のGDV読取値を採取する。
【0063】
従って、各セッションについて50個の実験点および各サンプルについてほぼ1400個の実験点がある。次に、ステップA〜Cを第2の油サンプルについて繰返し、再び第3のサンプルについて繰り返す。左くすり指での試験を中心とすることに決めたのは、この特定の指が全ての生理的状態のGDV分析に最も適していることを示す研究に基づくものである。Measuring Energy Fields、State of The Science, Dr. Konstantin Korotkov、GDV Bioelectrography Series、Vol. 1、2004を参照されたい。コーヒーを嗅ぐことは先行試験からの嗅覚シグナルを「クリア」するためのコントロールとして機能する。この技法の有効性は、その後のGDV読取値の初期の結果との比較により立証される。1日に、特定のパネリストを3種を超える油に曝さない。ある代表パネリストに対する結果を図2に示す。
【0064】
次いで好み(preferance)試験をパネリストに適用した。これはその芳香に対する意識反応を数値化するためおよびGDV結果をより巧く分析する目的で行った。パネリストは油を2つのスケールで格付けする。
【0065】
1. 主観的格付け;この格付けではパネリストは、1〜6のいずれかの全数を拾って、芳香の快さを記載する。1は強い不快を表し、6は強い好ましさを表す。この値を「a」で表した。
【0066】
2. パネリストはまた、油を1〜6に強制格付けすることも求められ、ここで1は最良のにおいの油そして6は最悪のにおいの油を表す。各数字はただ1種の油を表し得て、全ての油を格付けしなければならない。この値を「b」で表す。
【0067】
これらの結果を全体的好み格付け「c」に組み合せるための式を作った。本試験における油の数は常に6であって、次式:C = a(1-b/(N+1))中ではNで表される。
【表5】

【0068】
表5に見られるように、参加者はレモンおよびペパーミントをその他の香りより非常に好み、芳香刺激に対する意識反応を示した。
【0069】
次いで本発明の方法を用いて、芳香刺激に対する潜在意識応答を意識応答と比較して試験した。5つの異なるGDVパラメーターを測定した。これらの5種のなかで3つ:面積(ピクセルで測定した、コロナ放電の見かけサイ)、形状係数(放電形状の円に対する類似性の尺度:1は完全な円を示し、数字が高いほど、不均一な境界を示す)、および強度(現象の輝度、1〜255のスケールで測定した目視輝度に基づく単位)は有意のかつ一貫した変化を示した。
【0070】
各読取値の結果を、各パネリストに対して各パラメーターの変化を示す図を作成し、図2に示した。試験した各油に対して各パラメーターの読取値の結果を次の表6に示した。
【表6】

【0071】
以上記載したように、各精油用の各サンプルは、そのサンプルが通常生産されるかまたは有機生産されるかによって、GDV読取りに大きな相違を生じる。それ故に、その供給源に基づく芳香刺激に対する潜在意識応答は本発明の方法を用いて同定することができ、これは意識応答を介して同定できないものである。
【0072】
本明細書で説明しかつ記載した本発明の具体的な形態は代表的なものだけであることを理解しなければならない。限定されるものでないが、本明細書に示唆したものを含む変化を、本開始の明らかな教示から逸脱することなく、説明した実施形態において行うことができる。従って、本発明の全範囲を確認するには、次の添付した特許請求の範囲を参照しなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0073】
図面の簡単な説明は下記参照。
【図1】健康な個人の生物物理構造を、x軸上のそれぞれの7つのチャクラに対する y軸上のエネルギーのレベル部分として示す。
【図2】被験者のコロナ放電のエネルギーレベルの測定値を、コロナ放電の形状の尺度である形状係数(form coefficient)との関係で示す。
【図3】ペパーミント油芳香に対する曝露前後の被験者の生物物理構造の変化を示す。
【図4】様々な芳香刺激の被験者に与える効果の表現を示す。
【図5】様々な芳香刺激の被験者に与える効果の表現を示す。
【図6】様々な芳香刺激の被験者に与える効果の表現を示す。
【図7】様々な芳香刺激の被験者に与える効果の表現を示す。
【図8】様々な芳香刺激の被験者に与える効果の表現を示す。
【図9】様々な芳香刺激の被験者に与える効果の表現を示す。
【図10】様々な芳香刺激の被験者に与える効果の表現を示す。
【図11】様々な芳香刺激の被験者に与える効果の表現を示す。
【図12】複数被験者の選択された油に対する応答の総括を与える。
【図13】本発明の実施例1で試験した、試験チャクラ/宝石原石処方への曝露後のパネリスト応答の累積分布を与える。
【図14】ある特定の芳香刺激の、本発明の実施例1の7つのチャクラに対応するエネルギーレベルのバランスに与える効果の結果を与える。
【図15】各油ブレンドが本発明の実施例の各チャクラに与える効果の結果を与える。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被験者の芳香刺激に対する潜在意識応答を評価する方法であって、
(a)被験者の個々のエネルギー場を生物物理構造として示す被験者のバイオフィールドを評価するステップ;
(b)エネルギー場の規定された標準に対する、被験者のエネルギー場のベースライン相対的バランスを決定するステップ;
(c)被験者を少なくとも1種の芳香刺激に曝すステップ;および
(d)エネルギー場の規定された標準に対する、被験者のエネルギー場の比較ベースライン相対的バランスを再決定するステップを含んでなる上記方法。
【請求項2】
ステップ(a)は、
(a1)カメラを使用して、被験者の少なくとも1つの指先からのコロナ放電のイメージを捕捉するステップ;
(a2)デジタルソフトウエアを使用して、指先からのコロナ放電のイメージを被験者のバイオフィールドとして投影するステップ;および
(a3)被験者のバイオフィールドを当該被験者の生物物理構造を示すデジタル化イメージとして取得するステップを含んでなる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ステップ(b)が、
(b1)エネルギー場のバランス標準を統計分析を用いて決定するステップ;および
(b2)デジタルソフトウエアを用いて、被験者の生物物理構造をバランス標準上に重ね合わせて被験者のエネルギー場のベースライン相対的バランスを決定するステップを含んでなる、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
ステップ(d)がステップ(a1)、(a2)および(a3)を少なくとも1回繰り返すステップを含んでなる、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
特殊カメラがGDVエレクトロフォトグラフィーカメラである、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
被験者の各指先を撮影する、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
被験者の生物物理構造のデジタル化イメージが被験者の7つの統合エネルギー中心の周囲のエネルギーレベルを示す、請求項2に記載の方法。
【請求項8】
被験者のエネルギー場のアンバランスを矯正する方法であって、
(a)被験者の個々のエネルギー場を生物物理構造として示す被験者のバイオフィールドを評価するステップ;
(b)エネルギー場の規定された標準に対する、被験者のエネルギー場のベースライン相対的バランスを決定するステップ;
(c)被験者を少なくとも1つの被験者のエネルギー場を再バランスすると予想される少なくとも1種の芳香刺激に曝すステップ;
(d)エネルギー場の規定された標準に対する、被験者のエネルギー場のバランスのベースライン相対的バランスを再決定するステップ;および
(e)ステップ(a)〜(d)を、エネルギー場の規定された標準に対する所望のバランスが達成されるまで繰り返すステップを含んでなる上記方法。
【請求項9】
ステップ(a)が、
(a1)カメラを用いてコロナ放電のイメージを被験者の少なくとも1つの指先から捕捉するステップ;
(a2)デジタルソフトウエアを用いて指先からのコロナ放電のイメージを被験者のバイオフィールドとして投影するステップ;および
(a3)被験者のバイオフィールドを当該被験者の生物物理構造を示すデジタル化イメージとして取得するステップを含んでなる、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
ステップ(b)が、
(b1)エネルギー場のバランス標準を統計分析を用いて決定するステップ;および
(b2)デジタルソフトウエアを用いて、被験者の生物物理構造をバランス標準上に重ね合わせて被験者のエネルギー場のベースライン相対的バランスを決定するステップを含んでなる、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
ステップ(d)がステップ(a1)、(a2)および(a3)を少なくとも1回繰り返すステップを含んでなる、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
特殊カメラがGDVエレクトロフォトグラフィーカメラである、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
被験者の各指先のイメージを撮影する、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
被験者の生物物理構造のデジタル化イメージが被験者の7つの統合エネルギー中心の周囲のエネルギーレベルを示す、請求項9に記載の方法。
【請求項15】
芳香刺激に対する潜在意識応答を芳香刺激に対する被験者の適合段階として測定する、請求項8に記載の方法。
【請求項16】
芳香刺激が内在エネルギーを有し、そのため、被験者の適合段階が芳香刺激により放出される内在エネルギーに依存する、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
ステップ(e)が様々な芳香刺激を選んで、被験者に対する所望のバランスを見出すことを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項18】
芳香刺激に対する被験者の潜在意識応答を評価する方法であって、
(a)被験者のコロナ放電を予め定めた間隔で予め定めた期間、読み取るステップ;
(b)芳香刺激に曝す前に被験者のコロナ放電のベースライン測定値を決定するステップ;
(c)少なくとも1種の芳香刺激に被験者を曝すステップ;
(d)芳香刺激への曝露の間ずっと被験者のコロナ放電を予め定めた間隔で読み取るステップ;
(e)予め定めた期間に対する被験者のコロナ放電の測定値を再決定するステップ;および
(f)芳香刺激への曝露後に被験者のコロナ放電を予め定めた間隔で、予め定めた期間、読み取って被験者のコロナ放電の最終測定値を決定するステップ
を含んでなる上記方法。
【請求項19】
ステップ(a)が
(a1)カメラを用いてコロナ放電のイメージを被験者の少なくとも1つの指先から捕捉するステップ;
および
(a2)デジタルソフトウエアを用いて指先からのコロナ放電のイメージをデジタル化イメージとして投影するステップ
を含んでなる、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
ステップ(b)がさらに、
(b1)統計分析を用いて、当該被験者の潜在意識状態のコロナ放電に対するバランス標準を決定するステップ;および
(b2)コロナ放電のイメージを定量データ点として解釈するステップを含んでなる、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
特殊カメラがGDVエレクトロフォトグラフィーカメラである、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
被験者の各指先のコロナイメージを撮影する、請求項18に記載の方法。
【請求項23】
さらに、芳香刺激への曝露前、中、および後の測定値を比較して被験者の芳香刺激に対する全体的潜在意識応答を決定するステップ(g)を含んでなる、請求項18に記載の方法。
【請求項24】
被験者の指紋のコロナ放電の各読取値を表す定量データ点を、コロナ放電のイメージの面積、コロナ放電のイメージの強度およびコロナ放電のイメージの形状からなる群より選択されるパラメーターを用いて解釈する、請求項20に記載の方法。
【請求項25】
バランス標準を5分〜10日の予め定めた期間に採取する、請求項20に記載の方法。
【請求項26】
外部刺激に対する被験者の潜在意識応答を評価する方法であって、
(a)被験者のコロナ放電を評価するステップ;
(b)被験者を外部刺激に曝すステップ;
(c)曝露ステップ(b)の間の被験者のコロナ放電を再評価するステップ;および
(d)最終的に外部刺激に対する曝露後に被験者のコロナ放電を評価するステップを含んでなる上記方法。
【請求項27】
ステップ(a)がさらに、
(a1)カメラを用いてコロナ放電のイメージを被験者の少なくとも1つの指先から捕捉するステップ;
(a2)被験者のコロナ放電を予め定めた間隔で予め定めた期間、読み取るステップ;
(a3)デジタルソフトウエアを用いて指先からのコロナ放電のイメージをデジタル化イメージとして投影するステップ;および
(a4)コロナ放電のイメージを定量データ点として解釈するステップ;
(a5)外部刺激への曝露前に被験者のコロナ放電のベースライン測定値を決定するステップ;および
(a6)前記被験者の潜在意識状態のコロナ放電に対するバランス標準を統計分析を用いて決定するステップ
を含んでなる、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
外部刺激が芳香刺激、視覚刺激、聴覚刺激および接触刺激からなる群より選択される、請求項26に記載の方法。
【請求項29】
ステップ(c)がさらに
(c1)芳香刺激への曝露中における被験者のコロナ放電を予め定めた間隔で読み取るステップ;および
(c2)被験者のコロナ放電の測定を予め定めた期間、再決定するステップ
を含んでなる、請求項26に記載の方法。
【請求項30】
ステップ(d)がさらに、(d1)芳香刺激に対する曝露後の被験者のコロナ放電を予め定めた間隔で予め定めた期間読み取って被験者のコロナ放電の最終測定値を決定するステップを含んでなる、請求項26に記載の方法。
【請求項31】
特殊カメラがGDVエレクトロフォトグラフィーカメラである、請求項27に記載の方法。
【請求項32】
被験者の各指先のコロナイメージを撮影する、請求項27に記載の方法。
【請求項33】
さらに、芳香刺激への曝露前、中、および後の測定値を比較して被験者の芳香刺激に対する全体的潜在意識応答を決定するステップ(e)を含んでなる、請求項26に記載の方法。
【請求項34】
被験者の指紋のコロナ放電の各読取値を表す定量データ点を、コロナ放電のイメージの面積、コロナ放電のイメージの強度およびコロナ放電のイメージの形状からなる群より選択されるパラメーターを用いて解釈する、請求項27に記載の方法。
【請求項35】
バランス標準を5分〜10日の予め定めた期間に採取する、請求項27に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公表番号】特表2008−528122(P2008−528122A)
【公表日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−552354(P2007−552354)
【出願日】平成18年1月23日(2006.1.23)
【国際出願番号】PCT/US2006/002362
【国際公開番号】WO2006/079038
【国際公開日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【出願人】(501316998)アヴェダ コーポレーション (8)
【Fターム(参考)】