説明

ぬか漬け製造装置

【課題】ぬか床の手入れを簡略化したぬか漬け製造装置を提供する。
【解決手段】液状のぬか床を収納する容器の下部が連通するように仕切り板を設け、区分けされた各小部屋毎に歯車装置により連動させることができる螺旋状のスクリュウ型撹拌羽根を設置する。該撹拌羽根の一つにハンドル5を取り付け、ハンドルを回すことにより、新鮮な空気を液状のぬか床に導入し、ぬか床全体をかき混ぜる。また、ぬか床に漬けている野菜も容器上方へ移動することから手を汚さずに取り出すことができる。また、ハンドルを正逆回転することにより、漬け具合を調製することができる。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
本発明は、普通一般家庭において使用される。容器内のぬか床に野菜を漬けて置き、ぬか漬けを製造するぬか漬け製造装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
家庭では、容器内のぬかに塩を加え混合する。またその中に唐辛子や魚粉や、その他ぬか床に有効と思われるものを追加してぬか床を作り、ぬか床に野菜を漬け、ぬか漬けを作る。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ぬか床の管理は大変である。一日1から2回は容器内に手を入れてかき混ぜるのが従来のぬか床であったが、本発明はそのすべてを、解決するものである。もちろん、本発明はかき混ぜるにあたって手を汚さずにすみ、且つ、かき混ぜることによって、ぬか床に必要不可欠な空気を取り入れることが、容易にできる。
【0004】
また、家を長期的に不在とする場合には、上記のような手入れができない場合であっても、本発明品を冷蔵庫で保冷する手段によって、長期的な不在にも対応できる。
【0005】
本発明は、上記の点等に鑑みて発明されたものであり、ぬか床の手入れを簡略化したぬか漬け製造装置を提供することを目的とする。
【問題を解決するための手段】
【0006】
1.課題に対応するため容器内に入れられたぬか床は野菜を入れぬか床漬けを製造するぬか漬け製造装置において、本発明品を一般家庭の冷蔵庫で保冷する。または常温でも可である。
2.第一の発明は、ぬか床を液状に作成し、くるくる回わせるハンドルにてかき回せば、第一発明の螺旋状の羽根つきスクリューが野菜とともに下降する。そして手を汚さずに毎日ぬか床がかき回され、いつでも新鮮な空気がぬか床に取り入れられる。
3.第二の発明は、前項のぬか床をかき混ぜる羽根の装置である。
これによって、容器内のぬか床全体がかき混ぜられる。
4.第三の発明は、前項のぬか床をかき混ぜるための装置であり、ハンドル側を回せば、必然的に次の部屋のらせん状のぬか床かき混ぜ装置に働き、ハンドル側と反対方向に回る。
4.第四の発明は、容器内に仕切りを装置することによって、ハンドル側の野菜が次の容器内に移動し、そして次の容器内の上方に野菜が上がる。そこで、箸でも使って野菜を掴み水で流せば、そのまま順番を経たぬか漬けが食べられる。
また、もう少し古くしたぬか漬けを食べたい場合には、ハンドルを逆回転させぬか床をかき混ぜる行為を行うとともに、好きな漬け具合のぬか漬けを食することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のぬか漬け製造装置の斜視図である。
【図2】図1A−Aの縦断側面図
【図3】ぬか漬け製造装置の斜視図
【図4】立面図
【符号の説明】
1 上昇、下降スクリュー
2 ぬか床かき混ぜ用羽板
3 センター歯車
4 仕切り壁
5 ハンドル
6 軸
7 歯車
8 容器立壁
9 歯車
10 フタ
11 軸
12 容器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器内に入れられたぬか床は、毎日ハンドルを回すたびに新鮮な空気が取り入れられる。
【請求項2】
液状のぬか床は本装置によって、容器内全体がかき混ぜられる。
よって、いつも新鮮なぬか床が作られる。
【請求項3】
本センター歯車装置は物理的にあたり前の装置ではあるが、本発明品には欠かせないものである。
【請求項4】
仕切りは、食べられる大きさに切られた野菜がスムーズにハンドル側の部屋から次の部屋に移る仕切りである。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−17869(P2009−17869A)
【公開日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−210422(P2007−210422)
【出願日】平成19年7月16日(2007.7.16)
【出願人】(507271972)
【Fターム(参考)】