まな板シート兼用トレー

【課題】トレーとしても使えるシート状まな板を提供する。
【解決手段】シート状まな板に、トレー状にするための側面立ち上げ用折り目を設け、四隅の側面両端部に留め部を設けたことを特徴とするまな板シート兼用トレー。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明は、シート状まな板をトレーとして使えるようにしたものである。
【背景技術】
【０００２】
従来は、まな板で食材を切ったあと、それぞれの食材を分けておく場合は、トレー、ボウルなどに移し変えていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
これには、次のような問題点があった。
（イ）まな板からトレーやボウルに移し変える手間があった。
（ロ）トレー、ボウルを分けるべき食材分、用意しなければならず場所を取り、洗い物が嵩んだ。
本発明は、これらの問題点を除くためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
まな板シートに、トレー状にする場合の側面立ち上げ用折り目を設け、その側面部を立てたときに形成される四隅をそのまま留めておけるように、四つの角にあたるところの各側面両端部に留め部を設けた。
本発明は、以上の構成よりなるまな板シート兼用トレーである。
【発明の効果】
【０００５】
まな板として、食材をカットした後、そのままトレー状にしておけば、別個のトレーなどに移し変えなくて良い。使用後は、もとのまな板状に戻せば、隅々まで洗い易いし、乾きやすく、場所もとらない。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
【図１】本発明の展開した状態及び本発明をまな板として使用する状態を示す平面図
【図２】本発明のトレーとしての使用状態を表す斜視図
【発明を実施するための最良の形態】
【０００７】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
シート状まな板に、トレー状にする場合の側面立ち上げ用折り目（１）を設け、その側面部を立てたときに形成される四隅をそのまま留めておけるように、四つの角にあたるところの各側面両端部に留め部（２）を設けた。
本発明は、以上のような構成で、これを使用するときは、まな板シートとして拡げた状態で使用し、食材をカットした後、まな板シートの四つの側面を立ち上げて四つの留め部（２）で留めてトレー状を形成して、火を通すまたは盛り付けの順を待つ。
使用後は留め部（２）を外し、まな板シートに戻せば、洗いやすく、乾きも早く収納スペースもとらない。
尚、留め部の形状は図１の引っ掛け形状に限定されるものではない。
【符号の説明】
【０００８】
１側面立ち上げ用折り目
２留め部

【特許請求の範囲】
【請求項１】
まな板シートに、トレー状にする場合の側面立ち上げ用折り目を設け、その側面部を立てたときに形成される四隅をそのまま留めておけるように、四つの角にあたるところの各側面両端部に留め部を設けたことを特徴とするまな板シート兼用トレー。

【図１】