まな板
【課題】 本体の載置面に対する固定安定性を向上させるとともに、汚れやゴミ等を付着しにくくし、洗い易くして衛生面を向上させる。
【解決手段】 載置面に載置されて用いられ表裏面2,3及び外側面4を有した本体1を備え、本体1の表裏面2,3のうち少なくともいずれか一方の面であって本体1の一端部5側若しくは他端部6側に、載置面に接触して本体1の一端部5側若しくは他端部6側を支承する支承部10を突設し、支承部10を載置面に接触させて本体1を傾斜させるようにしたまな板Mにおいて、支承部10を硬質に形成し、支承部10の載置面に接触する外面11を弧面に形成した。
【解決手段】 載置面に載置されて用いられ表裏面2,3及び外側面4を有した本体1を備え、本体1の表裏面2,3のうち少なくともいずれか一方の面であって本体1の一端部5側若しくは他端部6側に、載置面に接触して本体1の一端部5側若しくは他端部6側を支承する支承部10を突設し、支承部10を載置面に接触させて本体1を傾斜させるようにしたまな板Mにおいて、支承部10を硬質に形成し、支承部10の載置面に接触する外面11を弧面に形成した。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、調理で食材を切る際に用いるまな板に関し、特に、載置面に対して本体を傾斜させて水切りを円滑にするようにしたまな板に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のまな板としては、例えば、特許文献1(実開昭61−67642号公報)に記載されたものが知られている。
これは、図10に示すように、矩形状に形成された本体100の表裏面101,102の長手方向一端部103近傍に円柱状の支承部110を突設してなる。支承部110は、表裏面101,102の長手方向一端部103の両隅角部近傍に一対設けられている。このまな板Maを、水平な載置面に載置すると、載置面側に位置する裏面102の一対の支承部110と、本体100の他端部104下側縁とが載置面に接触し、本体100は傾斜する。これにより、表面101で調理を行なう際、例えば、水洗いした野菜等の食材から落ちた水が、傾斜した表面101を流下して本体100から流れ落ちるようになり、そのため、まな板Ma及び食材の水切れが良くなる。
【0003】
また、従来、この種のまな板としては、例えば、特許文献2(実開昭47−5160号公報)に記載されたものも知られている。
これは、図11に示すように、矩形状に形成されたプラスチック製の本体120の表裏面121,122の両面に、ゴムで構成された円柱状の支承部130を突設してなる。支承部130は、両面121,122の長手方向一端部123の両隅角部124近傍に一対設けられている。このまな板Mbを、水平な載置面125に載置すると、載置面125側に位置する裏面122の一対の支承部130と、本体120の他端部126の下側縁とが載置面125に接触し、本体120は傾斜する。これにより、表面121で調理を行なう際、例えば、水洗いした野菜等の食材から落ちた水が、傾斜した表面121を流下して本体120から流れ落ちるようになり、そのため、まな板Mb及び食材の水切れが良くなる。
【0004】
【特許文献1】実開昭61−67642号公報
【特許文献2】実開昭47−5160号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、この従来の技術において、前者のまな板Maでは、支承部110が円柱状に形成されているので、載置面にまな板Maを載置したとき、支承部110の載置面に対する接触が不安定になり易く、そのため、本体100の載置面に対する固定安定性に劣るという問題があった。また、支承部110が表裏面101,102に対して垂直に形成されているため、支承部110の基端が洗い難く、そのため、汚れやゴミ等が付着したままの状態になり易くなって、まな板Maが不衛生になり易いという問題もあった。
また、後者のまな板Mbにおいては、支承部130がゴムで構成されているので、まな板Mbの使用時に、ゴムの弾性によって本体120が上下動し、そのため、本体120の載置面125に対する固定安定性に劣るという問題があった。また、支承部130がゴムなので、汚れやゴミ等が付着したままの状態になり易くなって、まな板Mbが不衛生になり易いという問題もあった。
【0006】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、本体の載置面に対する固定安定性を向上させるとともに、汚れやゴミ等を付着しにくくし、洗い易くして衛生面を向上させるようにしたまな板を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような目的を達成するため、本発明のまな板は、載置面に載置されて用いられ表裏面及び外側面を有した本体を備え、該本体の表裏面のうち少なくともいずれか一方の面であって該本体の一端部側若しくは他端部側に、上記載置面に接触して該本体の一端部側若しくは他端部側を支承する支承部を突設し、該支承部を上記載置面に接触させて該本体を傾斜させるようにしたまな板において、上記支承部を硬質に形成し、該支承部の載置面に接触する外面を、弧面に形成した構成としている。
【0008】
これにより、まな板を使用するときは、支承部が突設されている面を載置面側にして、まな板を載置面に載置する。まな板を載置すると、支承部と、支承部が突設されていない本体の一端部若しくは他端部の下側縁とが載置面に接触し、本体は載置面に対して傾斜して載置される。この場合、支承部は弧面に形成されているので、載置された状態では、支承部と載置面とが確実に接触し、そのため、支承部の載置面に対する接触が安定して、本体の載置面に対する固定安定性が向上される。
【0009】
この状態でまな板を使用すると、本体は載置面に対して傾斜して載置されているので、例えば、水洗いした野菜等の食材から落ちた水が、調理する面を流下して本体から流れ落ちるようになり、そのため、まな板及び食材の水切れが良くなる。また、調理する面に水を注ぐことで水が流下することから、本体を載置面に載置したまま比較的簡単に洗うことができる。更に、支承部を硬質に形成しているので、ゴム等で形成した場合と比較して、まな板の使用時に本体が上下動しなくなり、そのため、本体の載置面に対する固定安定性が向上される。そして、使用後にまな板を洗う際、支承部が弧面になっており、支承部の本体に対する境界が良く露出するので、汚れやゴミ等が付着しにくくなり、また洗い易くもなり、それだけ、清潔を保持でき、衛生面が向上させられる。
【0010】
そして、必要に応じ、上記支承部を一対設け、該一対の支承部を、上記本体の一端部若しくは他端部の両コーナ部に夫々設け、上記各支承部の外面を、上記本体のコーナ部の外側面に連続形成した構成としている。これにより、支承部が本体の一端部若しくは他端部の両コーナ部を支承し、支承部が突設されていない本体の一端部若しくは他端部の下側縁が載置面に接触し、本体は載置面に対して傾斜して載置される。この場合、支承部は、本体のコーナ部を支承するので、より一層本体の載置面に対する固定安定性が向上される。また、支承部の外面を、本体のコーナ部の外側面に連続形成することにより、支承部と外側面との境界がなくなるので、汚れやゴミ等が付着しにくくなり、より一層洗い易くなり、清潔を確実に保持でき、衛生面が向上される。
【0011】
また、必要に応じ、上記支承部を、上記本体の一端部若しくは他端部に沿って細長状に形成し、上記支承部の外面を上記本体の一端部若しくは他端部の外側面に連続形成した構成としている。これにより、支承部が細長状に形成され、しかも、弧面に形成されているので、載置された状態では、支承部と載置面とが確実に接触し、そのため、支承部の載置面に対する接触が安定して、本体の載置面に対する固定安定性が向上される。また、支承部の外面を、本体の外側面に連続形成することにより、支承部と外側面との境界がなくなるので、汚れやゴミ等が付着しにくくなり、より一層洗い易くなり、清潔を確実に保持でき、衛生面が向上される。
【0012】
更に、必要に応じ、上記支承部を、上記本体の表裏面の両方に設けた構成としている。これにより、表面と裏面とが特定されず、どちらの面も傾斜させることができるので、両面とも傾斜した調理面として使用することができる。
【0013】
更にまた、必要に応じ、上記支承部と、上記本体とを一体形成した構成としている。これにより、まな板の製造が容易になる。
【0014】
そして、また、必要に応じ、上記支承部を、上記本体に対して着脱可能に形成した構成としている。これにより、支承部を取り外せば傾斜のない普通のまな板として用いることができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明のまな板によれば、まな板を載置面に載置した際、支承部と、支承部が突設されていない本体の一端部若しくは他端部の下側縁とが載置面に接触し、本体は載置面に対して傾斜して載置される。この場合、支承部は弧面に形成されているので、載置された状態では、支承部と載置面とが確実に接触し、そのため、支承部の載置面に対する接触が安定して、本体の載置面に対する固定安定性が向上される。本体は載置面に対して傾斜して載置されているので、例えば、水洗いした野菜等の食材から落ちた水が、調理する面を流下して本体から流れ落ちるようになり、そのため、まな板及び食材の水切れが良くなる。また、支承部を硬質に形成しているので、ゴム等で形成した場合と比較して、まな板の使用時に本体が上下動しなくなり、そのため、本体の載置面に対する固定安定性が向上される。そして、使用後にまな板を洗う際、支承部が弧面になっており、支承部の本体に対する境界が良く露出するので、汚れやゴミ等が付着しにくくなり、また洗い易くもなり、それだけ、清潔を保持でき、衛生面が向上させられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態に係るまな板を説明する。
図1乃至図5には、本発明の第一の実施の形態に係るまな板Mを示している。本まな板Mは、載置面20に載置されて用いられ、表裏面2,3及び外側面4を有した本体1と、本体1の表裏面2,3のうち少なくともいずれか一方の面であって本体1の一端部5側若しくは他端部6側に突設され、載置面20に接触して本体1の一端部5側若しくは他端部6側を支承する支承部10とを備えてなる。本体1と支承部10とは一体形成されており、支承部10を載置面20に接触させて、本体1を傾斜させるようにしている。
【0017】
本体1は、図1乃至図5に示すように、矩形状に形成された表面2及び裏面3と、4つの外側面4とを有した直方体状に形成されている。また、支承部10が設けられる一端部5若しくは他端部6は、支承部10に対応して面取り形成されている。
【0018】
支承部10は、図1乃至図5に示すように、本体1と同等以上の剛性を有した材質で構成され、載置面20に接触する外面11が弧面に形成されている。実施の形態では、外面11は、半球状の円弧面に形成されている。この支承部10は、本体1の表裏面2,3の両方に夫々一対突設され、本体1の一端部5若しくは他端部6の両コーナ部7に夫々設けられている。実施の形態では、表裏面2,3共に本体1の一端部5の両コーナ部7に設けられている。また、この支承部10は、表裏面2,3に対する境界が鈍角に形成されており、その外面11は、本体1のコーナ部7の外側面4に連続形成されている。
【0019】
従って、この第一の実施の形態に係るまな板Mを用いて、調理を行なうときは、以下のようにする。
まな板Mを載置面20に載置する。このまな板Mは、表裏面2,3の両方に支承部10が突設されているので、どちらの面も傾斜させることができ、両面とも傾斜した調理面として使用することができる。まな板Mを載置すると、裏面3に突設された支承部10と、本体1の他端部6の下側縁8とが載置面20に接触し、本体1は載置面20に対して傾斜して載置させられる。
【0020】
支承部10は弧面に形成されているので、支承部10と載置面20とが確実に接触し、そのため、支承部10の載置面20に対する接触が安定して、本体1の載置面20に対する固定安定性が向上される。また、支承部10は、一端部5の両コーナ部7を支承するので、本体1の他端部6の下側縁8とともに、本体1の4つのコーナ部7が支承され、より一層本体1の載置面20に対する固定安定性が向上される。
【0021】
この状態でまな板Mを使用すると、本体1は載置面20に対して傾斜して載置されているので、例えば、水洗いした野菜等の食材から落ちた水が、本体1の一端部5側から他端部6側へ表面2を流下して本体1から流れ落ちるようになり、そのため、まな板M及び食材の水切れが良くなる。また、表面2に水を注ぐことで水が流下することから、本体1を載置面20に載置したまま比較的簡単に洗うことができる。
また、支承部10を硬質に形成しているので、ゴム等で形成した場合と比較して、まな板Mの使用時に本体1が上下動しなくなり、そのため、本体1の載置面20に対する固定安定性が向上される。
【0022】
そして、使用後にまな板Mを洗う際、支承部10の外面11は、本体1のコーナ部7の外側面4に連続形成されているので、支承部10と外側面4との境界12がなくなり、そのため、汚れやゴミ等が付着しにくくなり、また洗い易くもなり、それだけ、清潔を保持でき、衛生面が向上させられる。また、支承部10の表裏面2,3に対する境界12が鈍角に形成されているので、境界12が良く露出し、汚れやゴミ等が付着しにくくなり、また洗い易くもなり、この点でも、清潔を保持でき、衛生面が向上させられる。
【0023】
また、一般に、まな板は、例えば、壁等に立て掛けて安置し、表裏面を乾燥させているが、本発明のまな板Mは、本体1の長手方向に沿う両外側面4と支承部10の外面11とが連続形成されるようになるので、本体1の長手方向に沿う外側面4を載置面20に接触させて立たせると、支承部10が支えになってまな板Mの転倒を防止でき、まな板Mを単に立て掛ける場合と比較して、安置性が向上される。
【0024】
図6には、本発明の第二の実施の形態に係るまな板Mの例を示している。これは、支承部10が、本体1の一端部5の表面2と本体1の他端部6の裏面3とに夫々一対突設されている。本体1の一端部5と他端部6とに支承部10が設けられているので、本体1の4つのコーナ部7は、全て面取り形成されている。その他の構成,作用,効果は、上記第一の実施の形態と同様である。
【0025】
図7には、本発明の第三の実施の形態に係るまな板Mの例を示している。これは、支承部10を、本体1の一端部5若しくは他端部6に沿って細長状に形成し、支承部10の外面11を本体1の一端部5若しくは他端部6の外側面4に連続形成してなる。実施の形態では、この支承部10は、本体1の一端部5に沿って形成され、支承部10の外面11は本体1の一端部5の外側面4に連続形成されている。また、この支承部10は、本体1の裏面3に設けられている。これにより、支承部10が細長状に形成され、しかも、弧面に形成されているので、載置された状態では、支承部10と載置面20とが確実に接触し、そのため、支承部10の載置面20に対する接触が安定して、本体1の載置面20に対する固定安定性が向上される。また、支承部10の外面11を、本体1の外側面4に連続形成することにより、支承部10と外側面4との境界がなくなるので、汚れやゴミ等が付着しにくくなり、より一層洗い易くなり、清潔を確実に保持でき、衛生面が向上される。更に、表裏面2,3のうちいずれか一方の面にのみ支承部10を設けているので、表面2には支承部10がなく、調理面を広く使用することができる。更にまた、裏返して使用すると、傾斜のない普通のまな板として用いることができる。その他の作用,効果は上記第一の実施の形態と同様である。
【0026】
図8には、本発明の第四の実施の形態に係るまな板Mの例を示している。これは、支承部10を、本体1に対して着脱可能に形成している。外観形状は、図1に示すように、上記第一の実施の形態と同様である。支承部10は、外面11が半円状の円弧面に形成され、一方の支承部10aには、雄ネジ13が設けられている。また、他方の支承部10bには、一方の支承部10aに設けられた雄ネジ13が螺合させられる雌ネジ14を有した突起部15が設けられている。本体1の一端部5の両コーナ部7には、支承部10が取付けられる貫通孔9が設けられている。支承部10を本体1に取付けるときは、一方の支承部10aと他方の支承部10bとを貫通孔9に挿入し、一方の支承部10a若しくは他方の支承部10bを回して、雄ネジ13と雌ネジ14とを螺合させることにより行なう。これにより、支承部10を取り外して使用することができ、この場合、傾斜のない普通のまな板として用いることができる。その他の作用,効果は上記第一の実施の形態と同様である。
【0027】
図9には、本発明の第五の実施の形態に係るまな板Mの例を示している。これは、本体1の形状を変形させたものである。上記第一の実施の形態に対し、本体1の一端部5を湾曲形成している。その他の構成,作用,効果は上記第一の実施の形態と同様である。
【0028】
尚、上記実施の形態において、本体1の形状を上記の形状としたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、どのような形状でも良く、適宜変更して差支えない。
また、上記実施の形態において、支承部10の外面11を円弧面に形成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、弧面であれば良く、適宜変更して差支えない。
更に、上記実施の形態において、支承部10を一対設けたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、幾つ設けても良く、適宜変更して差支えない。
更にまた、上記実施の形態において、支承部10を本体1のコーナ部7に設けたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、中央部等に設けても良く、適宜変更して差支えない。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係るまな板を示す斜視図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態に係るまな板を示す正面図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態に係るまな板を示す背面図である。
【図4】本発明の第一の実施の形態に係るまな板を示す平面図である。
【図5】本発明の第一の実施の形態に係るまな板の使用状態を示す側面図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態に係るまな板を示す斜視図である。
【図7】本発明の第三の実施の形態に係るまな板を示す斜視図である。
【図8】本発明の第四の実施の形態に係る支承部の取付部を示す一部拡大側面図である。
【図9】本発明の第五の実施の形態に係るまな板を示す斜視図である。
【図10】従来のまな板の一例を示す図である。
【図11】従来のまな板の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0030】
M まな板
1 本体
2 表面
3 裏面
4 外側面
5 一端部
6 他端部
7 コーナ部
8 下側縁
9 貫通孔
10 支承部
11 外面
12 境界
13 雄ネジ
14 雌ネジ
15 突起部
20 載置面
【技術分野】
【0001】
本発明は、調理で食材を切る際に用いるまな板に関し、特に、載置面に対して本体を傾斜させて水切りを円滑にするようにしたまな板に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のまな板としては、例えば、特許文献1(実開昭61−67642号公報)に記載されたものが知られている。
これは、図10に示すように、矩形状に形成された本体100の表裏面101,102の長手方向一端部103近傍に円柱状の支承部110を突設してなる。支承部110は、表裏面101,102の長手方向一端部103の両隅角部近傍に一対設けられている。このまな板Maを、水平な載置面に載置すると、載置面側に位置する裏面102の一対の支承部110と、本体100の他端部104下側縁とが載置面に接触し、本体100は傾斜する。これにより、表面101で調理を行なう際、例えば、水洗いした野菜等の食材から落ちた水が、傾斜した表面101を流下して本体100から流れ落ちるようになり、そのため、まな板Ma及び食材の水切れが良くなる。
【0003】
また、従来、この種のまな板としては、例えば、特許文献2(実開昭47−5160号公報)に記載されたものも知られている。
これは、図11に示すように、矩形状に形成されたプラスチック製の本体120の表裏面121,122の両面に、ゴムで構成された円柱状の支承部130を突設してなる。支承部130は、両面121,122の長手方向一端部123の両隅角部124近傍に一対設けられている。このまな板Mbを、水平な載置面125に載置すると、載置面125側に位置する裏面122の一対の支承部130と、本体120の他端部126の下側縁とが載置面125に接触し、本体120は傾斜する。これにより、表面121で調理を行なう際、例えば、水洗いした野菜等の食材から落ちた水が、傾斜した表面121を流下して本体120から流れ落ちるようになり、そのため、まな板Mb及び食材の水切れが良くなる。
【0004】
【特許文献1】実開昭61−67642号公報
【特許文献2】実開昭47−5160号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、この従来の技術において、前者のまな板Maでは、支承部110が円柱状に形成されているので、載置面にまな板Maを載置したとき、支承部110の載置面に対する接触が不安定になり易く、そのため、本体100の載置面に対する固定安定性に劣るという問題があった。また、支承部110が表裏面101,102に対して垂直に形成されているため、支承部110の基端が洗い難く、そのため、汚れやゴミ等が付着したままの状態になり易くなって、まな板Maが不衛生になり易いという問題もあった。
また、後者のまな板Mbにおいては、支承部130がゴムで構成されているので、まな板Mbの使用時に、ゴムの弾性によって本体120が上下動し、そのため、本体120の載置面125に対する固定安定性に劣るという問題があった。また、支承部130がゴムなので、汚れやゴミ等が付着したままの状態になり易くなって、まな板Mbが不衛生になり易いという問題もあった。
【0006】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、本体の載置面に対する固定安定性を向上させるとともに、汚れやゴミ等を付着しにくくし、洗い易くして衛生面を向上させるようにしたまな板を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような目的を達成するため、本発明のまな板は、載置面に載置されて用いられ表裏面及び外側面を有した本体を備え、該本体の表裏面のうち少なくともいずれか一方の面であって該本体の一端部側若しくは他端部側に、上記載置面に接触して該本体の一端部側若しくは他端部側を支承する支承部を突設し、該支承部を上記載置面に接触させて該本体を傾斜させるようにしたまな板において、上記支承部を硬質に形成し、該支承部の載置面に接触する外面を、弧面に形成した構成としている。
【0008】
これにより、まな板を使用するときは、支承部が突設されている面を載置面側にして、まな板を載置面に載置する。まな板を載置すると、支承部と、支承部が突設されていない本体の一端部若しくは他端部の下側縁とが載置面に接触し、本体は載置面に対して傾斜して載置される。この場合、支承部は弧面に形成されているので、載置された状態では、支承部と載置面とが確実に接触し、そのため、支承部の載置面に対する接触が安定して、本体の載置面に対する固定安定性が向上される。
【0009】
この状態でまな板を使用すると、本体は載置面に対して傾斜して載置されているので、例えば、水洗いした野菜等の食材から落ちた水が、調理する面を流下して本体から流れ落ちるようになり、そのため、まな板及び食材の水切れが良くなる。また、調理する面に水を注ぐことで水が流下することから、本体を載置面に載置したまま比較的簡単に洗うことができる。更に、支承部を硬質に形成しているので、ゴム等で形成した場合と比較して、まな板の使用時に本体が上下動しなくなり、そのため、本体の載置面に対する固定安定性が向上される。そして、使用後にまな板を洗う際、支承部が弧面になっており、支承部の本体に対する境界が良く露出するので、汚れやゴミ等が付着しにくくなり、また洗い易くもなり、それだけ、清潔を保持でき、衛生面が向上させられる。
【0010】
そして、必要に応じ、上記支承部を一対設け、該一対の支承部を、上記本体の一端部若しくは他端部の両コーナ部に夫々設け、上記各支承部の外面を、上記本体のコーナ部の外側面に連続形成した構成としている。これにより、支承部が本体の一端部若しくは他端部の両コーナ部を支承し、支承部が突設されていない本体の一端部若しくは他端部の下側縁が載置面に接触し、本体は載置面に対して傾斜して載置される。この場合、支承部は、本体のコーナ部を支承するので、より一層本体の載置面に対する固定安定性が向上される。また、支承部の外面を、本体のコーナ部の外側面に連続形成することにより、支承部と外側面との境界がなくなるので、汚れやゴミ等が付着しにくくなり、より一層洗い易くなり、清潔を確実に保持でき、衛生面が向上される。
【0011】
また、必要に応じ、上記支承部を、上記本体の一端部若しくは他端部に沿って細長状に形成し、上記支承部の外面を上記本体の一端部若しくは他端部の外側面に連続形成した構成としている。これにより、支承部が細長状に形成され、しかも、弧面に形成されているので、載置された状態では、支承部と載置面とが確実に接触し、そのため、支承部の載置面に対する接触が安定して、本体の載置面に対する固定安定性が向上される。また、支承部の外面を、本体の外側面に連続形成することにより、支承部と外側面との境界がなくなるので、汚れやゴミ等が付着しにくくなり、より一層洗い易くなり、清潔を確実に保持でき、衛生面が向上される。
【0012】
更に、必要に応じ、上記支承部を、上記本体の表裏面の両方に設けた構成としている。これにより、表面と裏面とが特定されず、どちらの面も傾斜させることができるので、両面とも傾斜した調理面として使用することができる。
【0013】
更にまた、必要に応じ、上記支承部と、上記本体とを一体形成した構成としている。これにより、まな板の製造が容易になる。
【0014】
そして、また、必要に応じ、上記支承部を、上記本体に対して着脱可能に形成した構成としている。これにより、支承部を取り外せば傾斜のない普通のまな板として用いることができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明のまな板によれば、まな板を載置面に載置した際、支承部と、支承部が突設されていない本体の一端部若しくは他端部の下側縁とが載置面に接触し、本体は載置面に対して傾斜して載置される。この場合、支承部は弧面に形成されているので、載置された状態では、支承部と載置面とが確実に接触し、そのため、支承部の載置面に対する接触が安定して、本体の載置面に対する固定安定性が向上される。本体は載置面に対して傾斜して載置されているので、例えば、水洗いした野菜等の食材から落ちた水が、調理する面を流下して本体から流れ落ちるようになり、そのため、まな板及び食材の水切れが良くなる。また、支承部を硬質に形成しているので、ゴム等で形成した場合と比較して、まな板の使用時に本体が上下動しなくなり、そのため、本体の載置面に対する固定安定性が向上される。そして、使用後にまな板を洗う際、支承部が弧面になっており、支承部の本体に対する境界が良く露出するので、汚れやゴミ等が付着しにくくなり、また洗い易くもなり、それだけ、清潔を保持でき、衛生面が向上させられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態に係るまな板を説明する。
図1乃至図5には、本発明の第一の実施の形態に係るまな板Mを示している。本まな板Mは、載置面20に載置されて用いられ、表裏面2,3及び外側面4を有した本体1と、本体1の表裏面2,3のうち少なくともいずれか一方の面であって本体1の一端部5側若しくは他端部6側に突設され、載置面20に接触して本体1の一端部5側若しくは他端部6側を支承する支承部10とを備えてなる。本体1と支承部10とは一体形成されており、支承部10を載置面20に接触させて、本体1を傾斜させるようにしている。
【0017】
本体1は、図1乃至図5に示すように、矩形状に形成された表面2及び裏面3と、4つの外側面4とを有した直方体状に形成されている。また、支承部10が設けられる一端部5若しくは他端部6は、支承部10に対応して面取り形成されている。
【0018】
支承部10は、図1乃至図5に示すように、本体1と同等以上の剛性を有した材質で構成され、載置面20に接触する外面11が弧面に形成されている。実施の形態では、外面11は、半球状の円弧面に形成されている。この支承部10は、本体1の表裏面2,3の両方に夫々一対突設され、本体1の一端部5若しくは他端部6の両コーナ部7に夫々設けられている。実施の形態では、表裏面2,3共に本体1の一端部5の両コーナ部7に設けられている。また、この支承部10は、表裏面2,3に対する境界が鈍角に形成されており、その外面11は、本体1のコーナ部7の外側面4に連続形成されている。
【0019】
従って、この第一の実施の形態に係るまな板Mを用いて、調理を行なうときは、以下のようにする。
まな板Mを載置面20に載置する。このまな板Mは、表裏面2,3の両方に支承部10が突設されているので、どちらの面も傾斜させることができ、両面とも傾斜した調理面として使用することができる。まな板Mを載置すると、裏面3に突設された支承部10と、本体1の他端部6の下側縁8とが載置面20に接触し、本体1は載置面20に対して傾斜して載置させられる。
【0020】
支承部10は弧面に形成されているので、支承部10と載置面20とが確実に接触し、そのため、支承部10の載置面20に対する接触が安定して、本体1の載置面20に対する固定安定性が向上される。また、支承部10は、一端部5の両コーナ部7を支承するので、本体1の他端部6の下側縁8とともに、本体1の4つのコーナ部7が支承され、より一層本体1の載置面20に対する固定安定性が向上される。
【0021】
この状態でまな板Mを使用すると、本体1は載置面20に対して傾斜して載置されているので、例えば、水洗いした野菜等の食材から落ちた水が、本体1の一端部5側から他端部6側へ表面2を流下して本体1から流れ落ちるようになり、そのため、まな板M及び食材の水切れが良くなる。また、表面2に水を注ぐことで水が流下することから、本体1を載置面20に載置したまま比較的簡単に洗うことができる。
また、支承部10を硬質に形成しているので、ゴム等で形成した場合と比較して、まな板Mの使用時に本体1が上下動しなくなり、そのため、本体1の載置面20に対する固定安定性が向上される。
【0022】
そして、使用後にまな板Mを洗う際、支承部10の外面11は、本体1のコーナ部7の外側面4に連続形成されているので、支承部10と外側面4との境界12がなくなり、そのため、汚れやゴミ等が付着しにくくなり、また洗い易くもなり、それだけ、清潔を保持でき、衛生面が向上させられる。また、支承部10の表裏面2,3に対する境界12が鈍角に形成されているので、境界12が良く露出し、汚れやゴミ等が付着しにくくなり、また洗い易くもなり、この点でも、清潔を保持でき、衛生面が向上させられる。
【0023】
また、一般に、まな板は、例えば、壁等に立て掛けて安置し、表裏面を乾燥させているが、本発明のまな板Mは、本体1の長手方向に沿う両外側面4と支承部10の外面11とが連続形成されるようになるので、本体1の長手方向に沿う外側面4を載置面20に接触させて立たせると、支承部10が支えになってまな板Mの転倒を防止でき、まな板Mを単に立て掛ける場合と比較して、安置性が向上される。
【0024】
図6には、本発明の第二の実施の形態に係るまな板Mの例を示している。これは、支承部10が、本体1の一端部5の表面2と本体1の他端部6の裏面3とに夫々一対突設されている。本体1の一端部5と他端部6とに支承部10が設けられているので、本体1の4つのコーナ部7は、全て面取り形成されている。その他の構成,作用,効果は、上記第一の実施の形態と同様である。
【0025】
図7には、本発明の第三の実施の形態に係るまな板Mの例を示している。これは、支承部10を、本体1の一端部5若しくは他端部6に沿って細長状に形成し、支承部10の外面11を本体1の一端部5若しくは他端部6の外側面4に連続形成してなる。実施の形態では、この支承部10は、本体1の一端部5に沿って形成され、支承部10の外面11は本体1の一端部5の外側面4に連続形成されている。また、この支承部10は、本体1の裏面3に設けられている。これにより、支承部10が細長状に形成され、しかも、弧面に形成されているので、載置された状態では、支承部10と載置面20とが確実に接触し、そのため、支承部10の載置面20に対する接触が安定して、本体1の載置面20に対する固定安定性が向上される。また、支承部10の外面11を、本体1の外側面4に連続形成することにより、支承部10と外側面4との境界がなくなるので、汚れやゴミ等が付着しにくくなり、より一層洗い易くなり、清潔を確実に保持でき、衛生面が向上される。更に、表裏面2,3のうちいずれか一方の面にのみ支承部10を設けているので、表面2には支承部10がなく、調理面を広く使用することができる。更にまた、裏返して使用すると、傾斜のない普通のまな板として用いることができる。その他の作用,効果は上記第一の実施の形態と同様である。
【0026】
図8には、本発明の第四の実施の形態に係るまな板Mの例を示している。これは、支承部10を、本体1に対して着脱可能に形成している。外観形状は、図1に示すように、上記第一の実施の形態と同様である。支承部10は、外面11が半円状の円弧面に形成され、一方の支承部10aには、雄ネジ13が設けられている。また、他方の支承部10bには、一方の支承部10aに設けられた雄ネジ13が螺合させられる雌ネジ14を有した突起部15が設けられている。本体1の一端部5の両コーナ部7には、支承部10が取付けられる貫通孔9が設けられている。支承部10を本体1に取付けるときは、一方の支承部10aと他方の支承部10bとを貫通孔9に挿入し、一方の支承部10a若しくは他方の支承部10bを回して、雄ネジ13と雌ネジ14とを螺合させることにより行なう。これにより、支承部10を取り外して使用することができ、この場合、傾斜のない普通のまな板として用いることができる。その他の作用,効果は上記第一の実施の形態と同様である。
【0027】
図9には、本発明の第五の実施の形態に係るまな板Mの例を示している。これは、本体1の形状を変形させたものである。上記第一の実施の形態に対し、本体1の一端部5を湾曲形成している。その他の構成,作用,効果は上記第一の実施の形態と同様である。
【0028】
尚、上記実施の形態において、本体1の形状を上記の形状としたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、どのような形状でも良く、適宜変更して差支えない。
また、上記実施の形態において、支承部10の外面11を円弧面に形成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、弧面であれば良く、適宜変更して差支えない。
更に、上記実施の形態において、支承部10を一対設けたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、幾つ設けても良く、適宜変更して差支えない。
更にまた、上記実施の形態において、支承部10を本体1のコーナ部7に設けたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、中央部等に設けても良く、適宜変更して差支えない。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係るまな板を示す斜視図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態に係るまな板を示す正面図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態に係るまな板を示す背面図である。
【図4】本発明の第一の実施の形態に係るまな板を示す平面図である。
【図5】本発明の第一の実施の形態に係るまな板の使用状態を示す側面図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態に係るまな板を示す斜視図である。
【図7】本発明の第三の実施の形態に係るまな板を示す斜視図である。
【図8】本発明の第四の実施の形態に係る支承部の取付部を示す一部拡大側面図である。
【図9】本発明の第五の実施の形態に係るまな板を示す斜視図である。
【図10】従来のまな板の一例を示す図である。
【図11】従来のまな板の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0030】
M まな板
1 本体
2 表面
3 裏面
4 外側面
5 一端部
6 他端部
7 コーナ部
8 下側縁
9 貫通孔
10 支承部
11 外面
12 境界
13 雄ネジ
14 雌ネジ
15 突起部
20 載置面
【特許請求の範囲】
【請求項1】
載置面に載置されて用いられ表裏面及び外側面を有した本体を備え、該本体の表裏面のうち少なくともいずれか一方の面であって該本体の一端部側若しくは他端部側に、上記載置面に接触して該本体の一端部側若しくは他端部側を支承する支承部を突設し、該支承部を上記載置面に接触させて該本体を傾斜させるようにしたまな板において、
上記支承部を硬質に形成し、該支承部の載置面に接触する外面を、弧面に形成したことを特徴とするまな板。
【請求項2】
上記支承部を一対設け、該一対の支承部を、上記本体の一端部若しくは他端部の両コーナ部に夫々設け、上記各支承部の外面を、上記本体のコーナ部の外側面に連続形成したことを特徴とする請求項1記載のまな板。
【請求項3】
上記支承部を、上記本体の一端部若しくは他端部に沿って細長状に形成し、上記支承部の外面を上記本体の一端部若しくは他端部の外側面に連続形成したことを特徴とする請求項1記載のまな板。
【請求項4】
上記支承部を、上記本体の表裏面の両方に設けたことを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載のまな板。
【請求項5】
上記支承部と、上記本体とを一体形成したことを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載のまな板。
【請求項6】
上記支承部を、上記本体に対して着脱可能に形成したことを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載のまな板。
【請求項1】
載置面に載置されて用いられ表裏面及び外側面を有した本体を備え、該本体の表裏面のうち少なくともいずれか一方の面であって該本体の一端部側若しくは他端部側に、上記載置面に接触して該本体の一端部側若しくは他端部側を支承する支承部を突設し、該支承部を上記載置面に接触させて該本体を傾斜させるようにしたまな板において、
上記支承部を硬質に形成し、該支承部の載置面に接触する外面を、弧面に形成したことを特徴とするまな板。
【請求項2】
上記支承部を一対設け、該一対の支承部を、上記本体の一端部若しくは他端部の両コーナ部に夫々設け、上記各支承部の外面を、上記本体のコーナ部の外側面に連続形成したことを特徴とする請求項1記載のまな板。
【請求項3】
上記支承部を、上記本体の一端部若しくは他端部に沿って細長状に形成し、上記支承部の外面を上記本体の一端部若しくは他端部の外側面に連続形成したことを特徴とする請求項1記載のまな板。
【請求項4】
上記支承部を、上記本体の表裏面の両方に設けたことを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載のまな板。
【請求項5】
上記支承部と、上記本体とを一体形成したことを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載のまな板。
【請求項6】
上記支承部を、上記本体に対して着脱可能に形成したことを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載のまな板。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2009−178338(P2009−178338A)
【公開日】平成21年8月13日(2009.8.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−20050(P2008−20050)
【出願日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【出願人】(508031601)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年8月13日(2009.8.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【出願人】(508031601)
【Fターム(参考)】
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