説明

めくれ予防付きピン連結シート

【課題】 従来シートは4辺に1列の固定用ハト目のみであった。したがってシートのめくれ防止や複数枚の連結が不便だった。そこでシート自体に固定用ハト目を中間部に設けた。また4辺には2列のハト目を設け上下左右など複数枚を固定する際、プラスチックピンで固定が可能となるシートを提供する。
【解決手段】 シート(1)に拝み合わせた突起部(2)を設け、そこにハト目(3)を取り付けたもの。また4辺に2列のハト目を取り付けたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はシートの中間部分に固定材(ハト目)を設け、また4辺には2列の連結用ハト目を設けたシートに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のシートは中間部分に固定する物がなく、4辺に1列で固定用ハト目が施されている。(特許文献1参照)とは類似するが、これについては先行技術があり(非特許文献1参照)を改良したものである。
【特許文献1】 特許出願2004−382412
【非特許文献1】 著作権 H16.11.16・・・「刊行物等提出中20601360185」
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
シートの中間部に重しを固定する物がなく、別途ロープ等で重しを固定するため非常に手間が掛かりめくれ易い。
【0004】
また、第2の課題はシートを複数枚使用する時、ハト目1列では上下左右の固定が直接できなく、ラップ長もまばらとなり大変である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
シートを中間部から二つ折にして拝み合わせ5cm程接着し縫い合せ、突起を設ける。この突起部分に等間隔で固定材(ハト目)を設ける。
【0006】
また、第2の課題はシートの4辺に2列の連結用ハト目を設け、これに合せたプラスチック製ピン(ボルトナット)を製作する。ボルトナットのネジきりは上下ハト目が2回し程度で締め付けられる位置にし、ナットの緩み防止ボタンを設ける。紛失防止のため2本1組で連結する。
【発明の効果】
【0007】
シート中間部の固定材(ハト目)は、拝み合わによる突起物のため多少の風でもずれることはなく重しを定位置に固定できる。
【0008】
また、第2の課題は2列の連結用ハト目を従来のひもでなく、プラスチック製ピンで連結可能とし迅速に作業ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
【0010】
シート(図−1)を二つに拝み合わせする(標準@=1800又は強風個所@=900)。
拝み合わせ部を5cm程(図−2、図−3)接着剤で固定し、開かないよう縫い合せる。また縫い合せしない時は、必ずハト目下部に補強シートを施す。
拝み合わせた突起部にハト目(図−3)を@=900で設ける。
シートの4辺に2列のハト目(図−1)を均等に配置する。
シートを上下重ねたらハト目を合せ、留め金具(図−4)のボルト式ピンを通し、キャプ式ナットで締め付ける。
以上のような構造でこれを使用するとシート中間の固定材(ハト目)に重しを等間隔で固定できるのでめくれにくく作業が迅速にできる。
2列ハト目(図−4)を設けたことで縦横複数枚利用するときはプラスチックピン(留め金具)で、連結が迅速にできる。急カーブや起伏が激しい所では、更なる改良が必要。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の平面図
【図2】拝み合わせ固定部詳細図(1−1断面図)
【図3】拝み合わせ固定部詳細図(右側面図)
【図4】プラスチックピン(留め金具)詳細図
【符合の説明】
【0012】
1. シート
2. 拝み合わせ固定部
3. 拝み合わせ固定材(ハト目)
4. 2列ハト目

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートを二つ折りにして拝み合わせ5cm程接着し縫い合せ、中間部に突起を設ける。この突起部分に等間隔で固定材(ハト目)を設けたシート。
【請求項2】
シートの4辺全て2列の連結用ハト目をつけたシート。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate