説明

らせん状握り部を有する容器

容器の下方へ向かって延在するらせん状握り部(10、12)を有する洗濯製品収容容器(2)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器の下方へ向かって延在するらせん状握り部を含み、開口部を有する洗濯製品収容容器に関する。さらに本発明は、容器の下方へ向かって延在する第一らせん状握り部及び第二らせん状握り部を含み、開口部を有する洗濯製品収容容器に関する。
【背景技術】
【0002】
当該技術分野において、容器は周知である。このような容器は、化学薬品包装用容器、食品包装用容器、クリーニング包装用容器などを包含する多数の製品として用いられてきた。このような容器は、当該技術分野において周知であるが、消費者の立場からすると、使用性に関して未だ多くの要望がある。
【0003】
ほとんどの容器を巡る共通の問題は、容器の保持及び取り扱いに関する。これまで、取り扱いやすい容器を製造する、いくつもの試みがなされてきた。例えば、その取り扱い性を改善するために、一般的には容器に取っ手が取り付けられる。しかし、取っ手は、プロセス及び製造上制約があるため、全種類の容器に適用できるわけではないことに加え、著しい追加費用がかかるという問題を有する。
【0004】
外向きに突出した取っ手を包含しない他の容器が開発されてきた。これらの容器は、取っ手の代わりに、容器の狭い部分を握ることにより、取り扱うことができる。通常この部分は、容器の上端付近である。この方法は、取っ手の必要性を排除するが、製造及び材料費用を軽減するため、この種類のほとんどの容器のツルツルした性質に起因して、容器は一層取り扱いにくくなる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って、過度の困難性を伴わずに、容易に握って取り扱うことができ、且つ低費用で作ることができる容器を提供する必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、容器の下方へ向かって延在するらせん状握り部を含み、開口部を有する洗濯製品収容容器に関する。一実施形態において、該容器はプラスチック製である。より好ましい実施形態において、プラスチックは、高密度ポリエチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリアミド系樹脂、低密度ポリエチレン、スチレンブタジエンコポリマー、アクリロニトリル、アクリロニトリルブタジエンコポリマー、酢酸酪酸セルロース、及びこれらの混合物から選択される。さらにより好ましい実施形態において、プラスチックはポリエチレンテレフタレートである。さらに他の実施形態において、プラスチックの光透過率は少なくとも約70%である。
【0007】
一実施形態において、本発明の容器の容積は、約10ml〜約5000mlである。他の実施形態において、容器は吹込み成形により形成される。
【0008】
一実施形態において、らせん状握り部は、織目状領域を含有する。他の実施形態において、容器は2個のらせん状握り部を有する。さらに他の実施形態において、らせん状握り部の幅は、約1mm〜約15cmである。
【0009】
一実施形態において、本発明の容器は、さらに開口部と機能的に接続される密封機構を含む。より好ましい実施形態において、密封機構は、ダイヤフラム弁、ボール弁、スリット弁、プレス栓、自己排出口、従来の口、分割口、スクリューキャップ、プルキャップ、スナップキャップ、フリップキャップ、ベントキャップ、及びこれらの組み合わせから選択される。キャップの一種は、米国仮出願60/581,907にて検討されており、ここに参照として折り込まれる。
【0010】
また本発明は、容器の下方へ向かって延在する第一らせん状握り部及び第二らせん状握り部を含み、開口部を有する、洗濯製品収容容器に関する。一実施形態において、該容器はプラスチック製である。より好ましい実施形態において、プラスチックは、高密度ポリエチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリアミド系樹脂、低密度ポリエチレン、スチレンブタジエンコポリマー、アクリロニトリル、アクリロニトリルブタジエンコポリマー、酢酸酪酸セルロース、及びこれらの混合物から選択される。さらにより好ましい実施形態において、プラスチックはポリエチレンテレフタレートである。さらに他の実施形態において、プラスチックの光透過率は少なくとも約70%である。
【0011】
一実施形態において、本発明の容器の容積は、約10ml〜約5000mlである。他の実施形態において、容器は吹込み成形により形成される。
【0012】
一実施形態において、らせん状握り部は、織目状領域を含有する。他の実施形態において、容器は2個のらせん状握り部を有する。さらに他の実施形態において、らせん状握り部の幅は、約1mm〜約15cmである。
【0013】
一実施形態において、本発明の容器は、さらに開口部と機能的に接続される密封機構を含む。より好ましい実施形態において、密封機構は、ダイヤフラム弁、ボール弁、スリット弁、プレス栓、自己排出口、従来の口、分割口、スクリューキャップ、プルキャップ、スナップキャップ、フリップキャップ、ベントキャップ、及びこれらの組み合わせから選択される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本明細書は、本発明を具体的に指摘し明確に請求する特許請求の範囲で要約されているが、本発明は以下の説明からより良く理解されるであろうと考えられる。
【0015】
本発明の組成物は、本発明の構成成分並びに本明細書で記載されるその他の成分を含有することができるか、それらから実質的に成ることができるか、又はそれらから成ることができる。本明細書で使用する時、「実質的に成る」とは、組成物又は構成成分が追加成分を含有してもよいが、追加成分が特許請求した組成物又は方法の基本的及び新規な特徴を著しく変更しない場合に限られることを意味する。
【0016】
他に指示されない限り、本明細書で使用する百分率及び比率はすべて総組成物の重量を基準とし、測定はすべて25℃で行われる。1角度は、完全回転の1/360に等しい大きさの角度測定の平面単位である。
【0017】
本明細書にて使用されるすべての測定値は、特に規定のない限りメートル単位である。
【0018】
驚いたことに、改良型握り部を有する容器は、安価で製造でき、その上取り扱い及び注ぎが容易であるという特徴を維持することが今見出された。さらに容器は、様々な内部容積に適応して、容易に測量可能であるように形成される。本発明は、容器の下方へ向かって延在するらせん状握り部を含む容器を開発することにより、これらの問題を解決する。
【0019】
理論に束縛されるものではないが、らせん状握り部は、人間の手の自然な握り型に適合した改良型握り領域を提供すると考えられている。人間の手に適合したらせん状握り領域を有することにより、特に片手を使って容器を操作する時、消費者は容器をより良く握り取り扱うことができる。
【0020】
本明細書で使用する時、「組成物」とは、容器内に収容されるあらゆる材料を指す。本発明の組成物は、液体及び流動性のある固体(液体のような方法で注ぐのに十分なほどに小さい固体粒子で、一般に有効直径が約2.6cm未満であるような粒子)を包含する。これらの組成物は、一般に性質が均一であるが、不均一組成物及び多相組成物も意図される。
【0021】
(容器)
容器とは、無期限に組成物を保持できる、中空又は部分的に中空の容器を指す。容器は、自立型、実質的に硬質、柔軟性及び可撓性であってもよく、可撓性バッグ、可撓性サシェ、可撓性パウチ、及びこのような形態の組み合わせであってもよい。好ましい形態は、重力の影響下で容器から組成物を注ぐ又は分与するための開口部を有する自立型容器である。容器は、開口部において繰り返し開閉できるが、再封できず1回のみ開けることができる容器も同様に利用できる。
【0022】
容器の形態は、最終用途によって変化させることができ、容器の大きさ及び形状は、様々な特性及び特徴を組み込むように変更できる。当業者は、特定用途のために容器を変更する方法を容易に理解するであろう。一実施形態において、容器は約10ml〜約5000mlの容積を有し、他の実施形態において約100ml〜約4000ml、さらに他の実施形態において約500ml〜約3000ml、及びさらに他の実施形態において約750ml〜2250mlの容積を有する。本発明の容器は、あらゆる組成物を保管できる。当業者は、あらゆる液体を適切に収容するために、容器の形状、大きさ、材料、及び他の特性を変更する方法を容易に理解するであろう。
【0023】
本発明の容器は、実質的に容器の上端に位置する開口部を有する。開口部は、容器への充填、及び容器から組成物を分与することを可能にする。一実施形態において、容器の開口部は取り外し可能で密封可能である。容器を取り外し可能で密封可能にするために、当該技術分野において既知のあらゆる密封機構が使用できる。このような機構としては、ダイヤフラム弁、ボール弁、スリット弁、プレス栓、自己排出口、従来の口、分割口、スクリューキャップ、プルキャップ、スナップキャップ、フリップキャップ、ベントキャップ、及びこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
【0024】
一実施形態において、容器は、開口部に機能的に付随する継ぎ目を有する。一般に継ぎ目は、密封機構を容器に機能的に関連させるために使用される。継ぎ目の例は、米国特許第4,550,862号に認められ、その全体は本明細書に参考として組み込まれる。
【0025】
好ましい実施形態において、容器は、容器内に最小限の滞留時間で最適な排出が可能となるように、湾曲及び形成される。このような形状を得る1つの方法は、容器内の物質が容器の開口部に向かって出ていくように、少なくとも容器の内側表面を湾曲させる又は曲げる方法である。当業者は、このような排出特性を容易にする容器の成形方法を容易に理解するであろう。
【0026】
(らせん状握り部)
本発明のらせん状握り部は、容器と機能的に関連があり、らせん状握り部は、少なくとも部分的に容器の下方に伸びる。らせん状握り部の外周は、円形、ギザギザ形、模様付き、平滑形、曲線状などを包含する、あらゆる所望の形状を有することができる。また、本発明のらせん状握り部は、形態を変化させることができる。一実施形態において、らせん状握り部の幅は、約1mm〜約15cm、あるいは約5mm〜約12cm、あるいは約1cm〜約10cm、あるいは約2cm〜約8cm、あるいは約2cm〜約4cm、あるいは約1cm〜約3cmの範囲で変化する。ある実施形態において、らせん状握り部は、容器の上端部分から底の下端部分まで、少なくとも約180°あるいは少なくとも約215°、あるいは少なくとも約270°、実質的にらせん形態で伸びている。らせん形態は、容器全体を下って存在することもできるが、らせん状握り部の一部のみが、らせん形態で容器の下方へ向かって延在すると考えられる。
【0027】
一実施形態において、本発明のらせん状握り部は、非平滑部分を含有する。理論に束縛されるものではないが、非平滑部分は、らせん状握り部と消費者の手との間に生じる摩擦を増大し、消費者の容器の取り扱い能力を向上すると考えられる。ある実施形態において、らせん状握り部の表面全体が、非平滑部分を含有する。他の実施形態において、らせん状握り部の表面の少なくとも約50%が非平滑部分を含有する。らせん状握り部に非平滑部分を提供する手段としては、これらに限定されないが、握りに適した裏材を有するテープストリップ、らせん状握り部の鋳型に組み込まれた隆起領域又は点状領域、ゴム引きコーティングを包含するらせん状握り部のコーティングなどが挙げられることが意図される。
【0028】
他の実施形態において、本発明の容器は、1個のらせん状握り部を有する。他のらせん状実施形態において、本発明の容器は、2個のらせん状握り部を有する。また、2個以上のらせん状握り部を有する容器も意図される。一実施形態において、容器は2個のらせん状握り部を有し、該らせん状握り部は容器上で直接対向する。直接対向することにより、最適な握りを得るために容器を回転させることなく、容器を取り扱うことができる。
【0029】
らせん状握り部は、容器の鋳型へ組み込む方法、積層法、刻み目をつける方法(scoring)、エッチングなどを包含する様々な方法により形成され得るが、これらに限定されない。一実施形態において、らせん状握り部は、容器の鋳型に組み込まれる。他の実施形態において、らせん状握り部は、吹込み成形容器の鋳型に組み込まれる。
【0030】
一実施形態において、本発明のらせん状握り部は、左方向の動きで容器の下方へ向かって延在する。他の実施形態において、本発明のらせん状握り部は、右方向の動きで容器の下方へ向かって延在する。あるいは、らせん状握り部は、左方向又は右方向どちらかの動きで容器の上方へ向かって延在する。さらに他の実施形態において、らせん状握り部は、容器の片側から容器の反対側へと左方向又は右方向の動きで向かって延在する。理論に束縛されるものではないが、らせん状握り部が容器の下方へ向かって延在する方向は、消費者が左利きであるか又は右利きであるかに相関があると考えられている。例えば、右手で容器を取り扱いたい消費者は、左方向の動きで容器の下方へ向かって延在するらせん状握り部を有する容器に最大の効果を受けるであろう。容器上のらせん状握り部の最大の効果は、適切ならせん状握り部を適切な手で握る時に実現され、らせん状握り部は、容器を取り扱うのに使用される手にかかわらず、改良された握りを維持する。
【0031】
一実施形態において、開口部において首部を形成するよう、容器は先細になっている。容器の首部は、理想的には大人が瓶の首部を片手でつかめるような寸法である。一実施形態において、首部の断面積は約1cm〜約100cm、あるいは約2cm〜約90cm、あるいは約3cm〜約80cm、あるいは約5cm〜約70cm、あるいは約10cm〜約60cm、あるいは約12cm〜約40cm、あるいは約15cm〜約30cmである。他の実施形態において、首部の断面積は約30cm未満、あるいは約25cm未満、あるいは約20cm未満である。理論に束縛されるものではないが、首部の断面積は、本発明の1個又は2個以上のらせん状握り部と共同して、向上した容器の操作性をユーザーに提供することにより、片手で取り扱う時でさえ、容器の取り扱い性を実質的に改善するよう連携して作用すると考えられている。
【0032】
一実施形態において、容器及びらせん状握り部と併せて、取っ手が使用される。取っ手は、容器を持つ及び/又は握るための追加手段を提供する。取っ手は、より小さな容器に使用することもできるが、約2リットル又はそれ以上の容積を有する容器に特に有用である。
【0033】
(材料)
本発明の容器は、組成物を無期限に適切に保持できることが当業者に既知である、あらゆる材料で作られ得る。柔軟又は軟質材料も使用できるが、実質的に立位で置くのに十分な硬質材料が好ましい。このような材料としては、金属、木、プラスチック、セラミック、及びこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。プラスチックが特に好ましい。好ましいプラスチックとしては、熱成形プラスチック及び熱硬化プラスチックが挙げられる。このようなプラスチックとしては、高密度ポリエチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリアミド系樹脂、低密度ポリエチレン、スチレンブタジエンコポリマー、アクリロニトリル、アクリロニトリルブタジエンコポリマー、酢酸酪酸セルロース、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
【0034】
好ましい実施形態において、容器を形成するために、実質的に透明なプラスチックが使用される。実質的に透明なプラスチックは、少なくとも約70%、あるいは少なくとも約80%、及びあるいは少なくとも約90%の光透過率を有する。本発明の実質的に透明なプラスチックは、所望により、プラスチックの光透過率が維持されるような方法で、着色又は染色することが可能である。ポリエチレンテレフタレートは、実質的に透明にすることができるプラスチックの非限定例である。さらに、材料を単層又は多層に加工してもよい。本発明の容器の構築には、多種多様な材料が使用される可能性があるので、選択される材料は、意図された最終用途及びこのような容器に要求される特徴に基づく。
【0035】
容器を形成するのに使用される材料は、広範囲の色彩及び色相を有することができることは、当業者に容易に理解される。シースルー透明、半透明、及び不透明を包含する透明度に加えて、あらゆる様々な色彩を得るために、容器の形成に使用される材料を着色及び加工する方法を、当業者は容易に理解するであろう。
【0036】
他の実施形態において、本発明の容器は、電子認識システムのタグと共に使用されることが予測される。当該技術分野において用いられる時、これらのタグは、識別、値付け、中央データベースとの通信、補給及び他の目的のための中央集権源との通信などを包含する様々な働きのために使用される。
【0037】
容器の構造は、選択された容器材料によって異なるであろう。一実施形態において、本発明の容器はプラスチック製である。プラスチックを形成する代表的な方法は、吹込み成形による方法である。吹込み成形により、容器は、削減された費用、及び理想的な最小数のプロセス操作にて成形することができる。本発明の容器は、材料及びプロセス時間の増大を伴わずに、本発明のらせん状握り部を有さない同じ大きさの容器と同様に、容易及び簡便に製造されることが確認された。
【0038】
本発明の容器を製造するには、吹込み成形が使用できるが、他の吹込み成形の変形を包含する、他の方法も使用できる。
【0039】
さらに他の実施形態において、本発明の容器は、消費者に伝えるための説明書を含有する。説明書は、容器に直接印刷されることも可能であり、又はラベルの形態で容器上に位置されることも可能である。当業者は、特定の材料でできた容器に、説明書を印刷する方法を容易に理解するであろう。さらに当業者は、容器にラベルを貼る又は取り付ける方法を容易に理解するであろう。好ましい実施形態において、ラベルは容器の周囲にかかっている。
【0040】
(組成物)
あらゆる組成物が、本発明の容器と共に使用できるが、本発明の容器は、特に洗濯洗剤、洗濯柔軟剤、洗濯処理組成物などを包含する洗濯手入れ組成物に適している。特によく適しているのは、洗濯手入れ組成物に適する液状組成物である。このような組成物の例は、米国仮出願60/554,692に包含されており、ここに参照として盛り込まれる。
【0041】
理論に束縛されるものではないが、これらの組成物は、本発明の容器と共に用いられる時、容器を握る能力の向上に起因して、よりよく操作されると考えられている。改良された握り部の効果で、ユーザーが扱い得る容器の総量及び/又は組成物重量が増加すると考えられている。さらに、改善された握り部は、組成物及び/又は他の物質が容器の外側に存在する時に、ユーザーの容器を扱う能力を向上させる。
【0042】
一実施形態において、本発明の組成物は、透明、半透明、又は不透明であることが可能である。より好ましい実施形態において、透明、半透明、又は不透明な組成物は、容器の内側からの色彩又は色相が見えるように着色される。さらにより好ましい実施形態において、本発明の容器は、透明又は半透明組成物の視覚訴求を高めるような方法で着色される。非限定例では、本発明の容器は、青色ポリエチレンテレフタレートポリマーで作られ、青色不透明組成物を収容する。このような着色容器及び着色組成物の組み合わせは、予想外に、視覚的に動的な擬蛍光効果を生み出す。
【実施例】
【0043】
好ましい容器は、付属の図1〜7に図解されている。これらの図においては、容器2は、開口部20、第一らせん状握り部10、及び第二らせん状握り部12を有することが説明されている。第一らせん状握り部10及び第二らせん状握り部12は、この容器の下方へ並進している。図2から明らかなように、第一らせん状握り部10及び第二らせん状握り部12は、互いに直接対向している。第一らせん状握り部10及び第二らせん状握り部12は、容器の下方へ左方向に並進している。
【0044】
本発明の特定の実施形態について説明し記載したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正が可能であることが当業者には自明である。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
【0045】
すべての引用された文書は、関連部分において本明細書に参考として組み込まれる。いずれの文書の引用も、それが本発明に関して先行技術であるということの承認として解釈されるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】第一らせん状握り部及び第二らせん状握り部を有する容器の等角図。
【図2】第一らせん状握り部及び第二らせん状握り部を有する容器の上面図。
【図3】第一らせん状握り部及び第二らせん状握り部を有する容器の左側面図。
【図4】第一らせん状握り部及び第二らせん状握り部を有する容器の正面図。
【図5】第一らせん状握り部及び第二らせん状握り部を有する容器の右側面図。
【図6】第一らせん状握り部及び第二らせん状握り部を有する容器の背面図。
【図7】第一らせん状握り部及び第二らせん状握り部を有する容器の底面図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器の下方へ向かって延在するらせん状握り部を含み、開口部を有する洗濯製品収容容器。
【請求項2】
構造がプラスチック製である請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記プラスチックが、高密度ポリエチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリアミド系樹脂、低密度ポリエチレン、スチレンブタジエンコポリマー、アクリロニトリル、アクリロニトリルブタジエンコポリマー、酢酸酪酸セルロース、及びこれらの混合物から選択される請求項2に記載の容器。
【請求項4】
前記プラスチックが、ポリエチレンテレフタレートである請求項3に記載の容器。
【請求項5】
約10ml〜約5000mlの容積を有する請求項1に記載の容器。
【請求項6】
前記プラスチックが、少なくとも約70%の光透過率を有する請求項3に記載の容器。
【請求項7】
前記らせん状握り部が、織目状領域を含有する請求項1に記載の容器。
【請求項8】
2個のらせん状握り部を有する請求項1に記載の容器。
【請求項9】
吹込み成形により形成された請求項1に記載の容器。
【請求項10】
前記らせん状握り部の幅が、約1mm〜約15cmである請求項1に記載の容器。
【請求項11】
さらに、前記開口部に機能的に接続される密封機構を含む請求項1に記載の容器。
【請求項12】
前記密封機構が、ダイヤフラム弁、ボール弁、スリット弁、プレス栓、自己排出口、従来の口、分割口、スクリューキャップ、プルキャップ、スナップキャップ、フリップキャップ、ベントキャップ、及びこれらの組み合わせから選択される請求項1に記載の容器。
【請求項13】
容器の下方へ向かって延在する第一らせん状握り部及び第二らせん状握り部を含み、開口部を有する、洗濯製品収容容器。
【請求項14】
構造がプラスチック製である請求項13に記載の容器。
【請求項15】
前記プラスチックが、高密度ポリエチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリアミド系樹脂、低密度ポリエチレン、スチレンブタジエンコポリマー、アクリロニトリル、アクリロニトリルブタジエンコポリマー、酢酸酪酸セルロース、及びこれらの混合物から選択される請求項14に記載の容器。
【請求項16】
前記プラスチックが、ポリエチレンテレフタレートである請求項15に記載の容器。
【請求項17】
約10ml〜約5000mlの容積を有する請求項13に記載の容器。
【請求項18】
前記プラスチックが、少なくとも約70%の光透過率を有する請求項14に記載の容器。
【請求項19】
前記らせん状握り部が、織目状領域を含有する請求項13に記載の容器。
【請求項20】
2個のらせん状握り部を有する請求項13に記載の容器。
【請求項21】
吹込み成形により形成された請求項13に記載の容器。
【請求項22】
前記らせん状握り部の幅が、約1mm〜約15cmである請求項13に記載の容器。
【請求項23】
さらに、前記開口部に機能的に接続される密封機構を含む請求項13に記載の容器。
【請求項24】
前記密封機構が、ダイヤフラム弁、ボール弁、スリット弁、プレス栓、自己排出口、従来の口、分割口、スクリューキャップ、プルキャップ、スナップキャップ、フリップキャップ、ベントキャップ、及びこれらの組み合わせから選択される請求項13に記載の容器。
【請求項25】
さらに、約1cm〜約100cmの断面積を有する首部を含む請求項1に記載の容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2007−523014(P2007−523014A)
【公表日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−551516(P2006−551516)
【出願日】平成17年2月2日(2005.2.2)
【国際出願番号】PCT/US2005/002800
【国際公開番号】WO2005/075308
【国際公開日】平成17年8月18日(2005.8.18)
【出願人】(590005058)ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー (2,280)
【Fターム(参考)】