説明

アルキリデンシクロペンタノン誘導体の製造法

本発明は、有機合成の分野、よりいっそう詳述すれば、さらに好ましくはGがC=O基を表わし、Rがブチル基を表わし、かつRがメチル基を表わすような式(I)の化合物を異性体の任意の1つまたはその混合物の形で製造する方法に関する。本発明による方法は、2−(1−ヒドロキシアルキル)−シクロペント−2−エン−1−オン誘導体を出発物質として含み、この化合物は、さらに熱的転位を特徴とする方法によって式(I)の化合物に変換されることができる。また、2−アルキリデン−3−オキソ−シクロペンチルアセテート誘導体および2−(1−ヒドロキシアルキル)−シクロペント−2−エン−1−オン誘導体は、本発明の対象である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、有機合成の分野、よりいっそう詳述すれば、さらに下記に定義されるような2−アルキリデン−3−オキソ−シクロペンチルアセテート誘導体を製造するための新規方法に関する。この方法は、2−(1−ヒドロキシアルキル)−シクロペント−2−エン−1−オン誘導体を適当なオルトエステルまたはマロネートと反応させ、中間体を得、これを熱的転位にかけ、望ましい最終的な化合物を生じるさせることによって特徴付けられる。
【0002】
また、2−アルキリデン−3−オキソ−シクロペンチルアセテート誘導体ならびに2−(1−ヒドロキシアルキル)−シクロペント−2−エン−1−オン誘導体は、本発明の対象である。
【0003】
背景技術
シクロペンタノン誘導体、例えばHedione(登録商標)(メチル3−オキソ−2−ペンチル−1−シクロペンタノンアセテート;出所Firmenich S.A.)、メチル3−オキソ−2−(2−ペンテニル)−1−シクロペンタノンアセテート(メチルジャスモネート)またはメチル3−オキソ−2−ペンチル−1−シクロペンタノン−1−アセテートは、香料工業の極めて重要な成分である。その結果として、上記の付香成分の合成に有利に使用されることができる、新規の中間体およびその製造方法が必要とされる。
【0004】
刊行物中には、下記に報告されているように2−(1−ヒドロキシアルキル)−シクロペント−2−エン−1−オンの転位を含めて、下記に定義されているような2−アルキリデン−3−オキソ−シクロペンチルアセテート誘導体を合成する方法については、何も報告されていないし、何も示唆されていない。
【0005】
更に、本発明の最終的な化合物の中で、メチル3−オキソ−2−ペンチリデン−シクロペンタノンアセテートだけは、刊行物中で公知である(S. Shicheng 他、Youji Huaxue, 1986, 6, 453-456)。しかし、この化合物は、本発明による方法とは全く異なる方法によって得られた。更に、なお下記に定義されているような2−(1−ヒドロキシアルキル)−シクロペント−2−エン−1−オン誘導体は、刊行物中に報告されていないし、示唆もされていない。
【0006】
発明の開示
本発明は、式(I)
【0007】
【化1】

〔式中、GはC=OまたはC(OR)基を表わし、Rは、別々にC〜C−アルキル基を表わすかまたは一緒になってGの炭素原子および酸素原子とともにC〜C−1,3−ジオキサシクロアルカン環を表わし、
a)Rは、n−ブチル基またはCHX、CHOまたはCH3−n基を表わし、Xは、ハロゲン原子または(3c−エチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2−リル)メチル基を表わし;
nは、1または2であり、Zは、C(OR)、ORまたはSR基を表わし;
Rは、先にGについて定義されたような基を表わし;
は、別々にC〜C−ベンジル基、C〜C−アルキル基、C〜C−シクロアルキル基もしくはC〜C−オキサシクロアルキル基またはC〜C−アシル基、スルホニル基もしくはシリル基を表わすかまたは一緒になってRに結合されている炭素原子および酸素原子または硫黄原子とともにC〜C−1,3−ジオキサシクロアルカン環もしくはC〜C−1,3−ジチアシクロアルカン環を表わし;および
b)Rは、直鎖状または分枝鎖状C〜C−アルキル基を表わす〕で示される化合物を異性体の任意の1つまたはその混合物の形で合成することを目的とする新規の方法に関する。
【0008】
この方法は、異性体の任意の1つまたはその混合物の形の式(II)
【0009】
【化2】

〔式中、GおよびRは、式(I)に記載の意味を有する〕で示される2−(1−ヒドロキシアルキル)−シクロペント−2−エン−1−オン誘導体を式(I)の化合物に変換することによって特徴付けられる。
【0010】
式(I)または(II)の好ましい化合物は、Rがn−ブチル基またはCHX、CHOもしくはCH3−n基を表わし、Xがハロゲン原子を表わし、nが1または2であり、ZがORまたはSRを表わし、かつRおよびRが上記の定義と同じ基を表わすような化合物である。
【0011】
更に好ましくは、式(I)または(II)において、Gは、CO基またはC〜C−1,3−ジオキサシクロアルカン基を表わし、Rは、n−ブチル基、C(OR)基を表わし、Rは、上記の定義と同じ基、CHClまたはCHBr基を表わすかまたは選択的にCHOR基を表わし、Rは、C〜C−ベンジル基、C〜C−アルキル基、C〜C−シクロアルキル基またはC〜C−オキサシクロアルキル基を表わすかまたはC〜C−アシル基、スルホニル基またはシリル基を表わし、Rは、メチル基を表わす。なお、さらに好ましくは、Gは、CO基を表わし、Rは、n−ブチル基を表わし、Rは、メチル基を表わす。
【0012】
式(I)の化合物への式(II)の化合物の変換は、式(II)の化合物をオルトエステルもしくはマロネートまたはこれらの誘導体と反応させ、それぞれ式(III)または(III′)
【0013】
【化3】

〔式中、G、RおよびRは、式(I)または(II)の定義と同じであり、Rは、R基またはSi(R基を表わし、この場合Rは、C〜C−アルキル基である〕で示される中間体を得ることによって実施されることができる。
【0014】
この中間体は、その後に、例えばクライゼン型の転位によって熱的に転位され、必要に応じて、脱カルボキシル化され、式(I)の化合物が得られる。
【0015】
(I)への変換前の中間体(III)または(III′)の単離または精製は、必ずしも必要ではなく、したがって本発明による方法は、”一槽”法として実施される。
【0016】
有用なオルトエステルまたはマロネートは、それぞれ式CHC(ORまたはCH(COOR〔式中、RおよびRは、上記の定義と同じである〕で示される化合物である。好ましいオルトエステルまたはマロネートは、Rがメチル基を表わす化合物である。オルトエステルは、マロネートよりも好ましい。
【0017】
本発明による方法の全体的な詳細例は、次の反応式に記載されている:
【0018】
【化4】

【0019】
上記式中、G、RおよびRは、式(I)または(II)の定義と同じである。
【0020】
中間体(III)または(III′)は、ともに式(II)の化合物をオルトエステルまたはマロネートと、酸、例えば場合によってはハロゲン化されたC〜C10−カルボン酸またはC〜C10−スルホン酸の存在で反応させることによって有利に得られる。このようなカルボン酸の例は、酢酸、プロピオン酸、ピバリン酸、トリフルオロ酢酸、ショウノウスルホン酸およびp−TsOH(パラトルエンスルホン酸)に限定されるものではない。この酸は、式(II)の化合物に対して触媒量、例えば0.1〜30モル%、好ましくは5〜20モル%で添加されることができる。
【0021】
中間体(III)または(III′)の熱的転位は、反応媒体を60℃〜180℃、好ましくは90℃〜120℃の温度で加熱することによって達成される。
【0022】
オルトエステル誘導体が使用される場合には、中間体(III)は、熱的転位の後に直接に式(I)の化合物を提供する。しかし、マロネート誘導体が使用される場合には、中間体(III′)の転位は、脱カルボキシル化、よりいっそう正確には鹸化、引続く脱カルボキシル化および式ROH(式中、Rは、式(I)に記載の意味を有する)で示されるアルコールでのエステル化を必要とするような別のマロネートを準備し、式(I)の化合物を提供する。
【0023】
本発明による方法で実施される全ての変換は、溶剤の存在または不在で実施されることができる。溶剤が使用される場合には、常に、溶剤は、制限のない例として、上記に記載されたようなオルトエステル誘導体およびマロネート誘導体、芳香族化合物(例えば、トルエンまたはキシレン)または炭化水素(例えば、デカンまたはデカリン)のような溶剤を記載することができる。
【0024】
好ましくは、殊にRが置換メチル基または置換メチレン基を表わすような化合物(II)を含む本発明による方法にとって、熱的転位は、無水条件下で実施される。
【0025】
更に、本発明は、次の実施例により詳細に記載される。この場合、略記号は、当業界で常用の意味を有し、温度は、摂氏度(℃)で示され;NMRスペクトルデータは、CDCl中で360MHzの機器で記録され、化学的変位は、標準としてのTMSに関連してppmで示され、カップリング定数Jは、Hzで表現され、全ての略記号は、当業界で常用の意味を有している。
【0026】
実施例1
2−(1−ヒドロキシペンチル)−2−シクロペンテン−1−オンの合成
無水THF(12ml)中のシクロペンタノン(1.23g、15mmol)、ペンタナール(1.94g、22.5mmol)、rac−1,1′−ビ−2−ナフトール(429mg、1.5mmol)およびトリブチルホスフィン(606mg、3mmol)の溶液を、20℃でアルゴン雰囲気下に3時間攪拌した。次に、この溶液をSiOの短いカラム(シクロヘキサン/EtO 6:4)に通過させ、純粋な標題の化合物を92%の収率で得た。
【0027】
【化5】

【0028】
メチル3−オキソ−2−ペンチリデン−シクロペンタンアセテートの合成
トリメチルオルトアセテート(5ml、39.3mmol)中の2−(1−ヒドロキシペンチル)−2−シクロペンテン−1−オン(720mg、4.2mmol)およびピバリン酸(100mg、0.98mmol)の混合物を、MeOHを蒸留させながら115℃で3時間加熱した。濃縮された反応混合物をバルブ−トゥ−バルブ(bulb-to-bulb)方式で蒸留し、標題の化合物を88%の収率および66:34(Z)/(E)混合物の形で得た。
【0029】
Z異性体:
【0030】
【化6】

【0031】
実施例2
本発明による他の化合物の合成
a)式(II)の化合物を製造するための一般的な方法
THF(シクロペンテノンに対して800ml/mol)中のシクロペンテノン(1.0モル等量)、適当なアルデヒド(1.50モル等量)、1,1′−ビ−2−ナフトール(0.1モル等量)およびnBuP(0.2モル等量)の溶液を、20℃でアルゴン雰囲気下に3〜15時間攪拌する。粗製の反応混合物をSiOの短いカラム(cヘキサン/EtO 7:3)に通過させ、望ましい生成物を出発アルデヒドおよびnBuPから分離し、ならびに1,1′−ビ−2−ナフトールを形成させる。
【0032】
i)2−(1−ヒドロキシ−2,2−ジメトキシエチル)−2−シクロペンテン−1−オン
一般的な方法によりグリオキサール−1,1−ジメチルアセタール(tBuOMe中の45%溶液の形で)を出発アルデヒドとして使用して96%の収率で得た。
【0033】
【化7】

【0034】
ii)2−[2−(ベンジルオキシ)−1−ヒドロキシエチル]−2−シクロペンテン−1−オン
一般的な方法により(ベンジルオキシ)アセトアルデヒドを出発アルデヒドとして使用して65%の収率で得た。
【0035】
【化8】

【0036】
iii)2−[2−(エチルオキシ)−1−ヒドロキシエチル]−2−シクロペンテン−1−オン
一般的な方法により2−エチルオキシ−アセトアルデヒドを出発アルデヒドとして使用して27%の収率で得た。
【0037】
【化9】

【0038】
iv)2−[(3−エチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2−イル)(ヒドロキシ)メチル]−2−シクロペンテン−1−オン
一般的な方法により1.1モル等量のシスエンド/シスエキソ エチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2−カルボアルデヒドの6.5:1混合物を出発アルデヒドとして使用して27%の収率で得た。
【0039】
【化10】

【0040】
b)クライゼン転位のための一般的方法B
化合物(II)(1.0モル当量)、トリメチル−オルトアセテート(化合物(II)に対して1770ml/mol)およびピバリン酸(0.17モル当量)の混合物を、MeOHを蒸留させながら120℃で3時間加熱した。反応混合物を濃縮させ、バルブ−トゥ−バルブ(bulb-to-bulb)方式で蒸留し、相応する化合物(III)をE:Z混合物として得た。
【0041】
i)メチル[2−(2,2−ジメトキシエチリデン)−3−オキソシクロペンチル]アセテート
一般的な方法によりa.i)に記載の化合物(II)を出発物質として使用して96%の収率で得た。反応混合物を濃縮させ、バルブ−トゥ−バルブ(bulb-to-bulb)方式で蒸留し(180℃/0.1ミリバール)、標題の化合物を3:2 E:Z混合物として得た。
【0042】
【化11】

【0043】
ii)メチル{2−[2−(ベンジルオキシ)エチリデン]−3−オキソシクロペンチル}アセテート
一般的な方法によりa.ii)に記載の化合物(II)を出発物質として使用して68%の収率で得た。
【0044】
【化12】

【0045】
iii)メチル{2−[2−(エチルオキシ)エチリデン]−3−オキソシクロペンチル}アセテート
一般的な方法によりa.iii)に記載の化合物(II)を出発物質として使用して53%の収率で得た。得られた生成物は、E異性体およびZ異性体を1/1の比で含有する混合物である。
【0046】
【化13】

【0047】
iv)メチル[2−(3エンド−エチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2エンド−イル]メチレン]−3−オキソシクロペンチル)アセテートおよびメチル[2−(3エキソ−エチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2エキソ−イル]メチレン]−3−オキソシクロペンチル)アセテート
一般的な方法によりa.iv)に記載の化合物(II)を出発物質として使用して53%の収率で得た。
【0048】
【化14】

【0049】
v)エチル[2−(3エンド−エチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2エンド−イル]メチレン]−3−オキソシクロペンチル)アセテートおよびエチル[2−(3エキソ−エチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2エキソ−イル]メチレン]−3−オキソシクロペンチル)アセテート
トリメチル−オルトアセテートの代わりにトリエチル−オルトアセテートを使用し、バルブ−トゥ−バルブ(bulb-to-bulb)方式で蒸留(200℃/0.1ミリバール)により、標題の化合物を異性体の1/2/3/4混合物(シス−E/Zおよびエンド/エキソ−異性体)として50%の収率で得た。
【0050】
【化15】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】

〔式中、GはC=OまたはC(OR)基を表わし、Rは、別々にC〜C−アルキル基を表わすかまたは一緒になってGの炭素原子および酸素原子とともにC〜C−1,3−ジオキサシクロアルカン環を表わし、
a)Rは、n−ブチル基またはCHX、CHOまたはCH3−n基を表わし、Xは、ハロゲン原子または(3c−エチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2−リル)メチル基を表わし;
nは、1または2であり、Zは、C(OR)、ORまたはSR基を表わし;
Rは、先にGについて定義されたような基を表わし;
は、別々にC〜C−ベンジル基、C〜C−アルキル基、C〜C−シクロアルキル基もしくはC〜C−オキサシクロアルキル基またはC〜C−アシル基、スルホニル基もしくはシリル基を表わすかまたは一緒になってRに結合されている炭素原子および酸素原子または硫黄原子とともにC〜C−1,3−ジオキサシクロアルカン環もしくはC〜C−1,3−ジチアシクロアルカン環を表わし;および
b)Rは、直鎖状または分枝鎖状C〜C−アルキル基を表わす〕で示される化合物を異性体の任意の1つまたはその混合物の形で製造する方法において、異性体の任意の1つまたはその混合物の形の式(II)
【化2】

〔式中、GおよびRは、式(I)に記載の意味を有する〕で示される化合物を式(I)の化合物に変換することを特徴とする、式(I)の化合物を異性体の任意の1つまたはその混合物の形で製造する方法。
【請求項2】
請求項1に定義されたような式(II)の化合物をそれぞれ式CHC(ORもしくはCH(COOR〔式中、Rは、請求項1の式中の定義と同じである〕で示されるオルトエステルもしくはマロネートまたはこれらの誘導体と反応させ、それぞれ式(III)または(III′)
【化3】

〔式中、G、RおよびRは、請求項1の定義と同じであり、Rは、R基またはSi(R基を表わし、この場合Rは、C〜C−アルキル基である〕で示される中間体を得、この中間体をその後に熱的に転位し、場合によっては脱カルボキシル化することによって、変換を実施する、請求項1記載の方法。
【請求項3】
式(II)の化合物を式CHC(OR〔式中、Rは、請求項1の定義と同じである〕で示されるオルトエステルと反応させることによって、変換を実施する、請求項2記載の方法。
【請求項4】
は、n−ブチル基またはCHX、CHOもしくはCH3−n基を表わし、Xは、ハロゲン原子を表わし、nは、1または2であり、Zは、ORまたはSRを表わし、RおよびRは、請求項1に定義されたような基を表わす、請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
Gは、CO基またはC〜C−1,3−ジオキサシクロアルカン基を表わし、Rは、n−ブチル基、C(OR)基を表わし、Rは、請求項1に定義されたような基、CHClまたはCHBr基を表わすかまたは選択的にCHOR基を表わし、Rは、C〜C−ベンジル基、C〜C−アルキル基、C〜C−シクロアルキル基またはC〜C−オキサシクロアルキル基を表わすかまたはC〜C−アシル基、スルホニル基またはシリル基を表わし、Rは、メチル基を表わす、請求項4記載の方法。
【請求項6】
Gは、CO基を表わし、Rは、n−ブチル基を表わし、Rは、メチル基を表わす、請求項4記載の方法。
【請求項7】
異性体のいずれか1つまたはその混合物の形の式
【化4】

〔式中、GおよびRは、請求項1または請求項4から6までのいずれか1項に記載の意味を有する〕で示される化合物。
【請求項8】
GがCO基を表わし、Rがブチル基を表わす、請求項7記載の化合物。
【請求項9】
異性体のいずれか1つまたはその混合物の形の式
【化5】

〔式中、G、RおよびRは、請求項1または請求項4から6までのいずれか1項に記載の意味を有する〕で示される化合物であり、但し、メチル3−オキソ−2−ペンチル伝シクロペンタンアセテートは、除外するものとする式(I)の化合物。

【公表番号】特表2006−505605(P2006−505605A)
【公表日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−550889(P2004−550889)
【出願日】平成15年10月30日(2003.10.30)
【国際出願番号】PCT/IB2003/004886
【国際公開番号】WO2004/043895
【国際公開日】平成16年5月27日(2004.5.27)
【出願人】(390009287)フイルメニツヒ ソシエテ アノニム (146)
【氏名又は名称原語表記】FIRMENICH SA
【Fターム(参考)】