アンテナパターンフレームの製造方法及び製造装置
【課題】本発明は、アンテナパターンが電子装置のケースに埋め込まれるようにするアンテナパターンフレームを連続して量産可能なアンテナパターンフレームの製造方法及び製造装置に関する。
【解決手段】本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造方法は、連続した放射体薄板に外部信号を受信するアンテナパターン部が形成されるアンテナ放射体がセル化されて配列されるステップと、前記放射体薄板が移送されながら、前記アンテナ放射体の連結端子部は連続的に曲げられ、前記アンテナパターン部が一面に形成され、前記連結端子部がその反対面に形成されるように放射体フレームが射出されるステップと、を含むことができる。
【解決手段】本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造方法は、連続した放射体薄板に外部信号を受信するアンテナパターン部が形成されるアンテナ放射体がセル化されて配列されるステップと、前記放射体薄板が移送されながら、前記アンテナ放射体の連結端子部は連続的に曲げられ、前記アンテナパターン部が一面に形成され、前記連結端子部がその反対面に形成されるように放射体フレームが射出されるステップと、を含むことができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、アンテナパターンが電子装置のケースに埋め込まれるようにするアンテナパターンフレームを連続して量産可能なアンテナパターンフレームの製造方法及び製造装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
無線通信を支援する携帯電話、ＰＤＡ、ナビゲーション、ノート型コンピュータ等の移動通信端末機は現代社会になくてはならない重要な装置である。上記移動通信端末機はＣＤＭＡ、無線ラン、ＧＳＭ、ＤＭＢ等の機能が加わる傾向に発展しており、これらの機能を可能にする最も重要な部品の１つがアンテナである。
【０００３】
このような移動通信端末機に使用されるアンテナは、ロッドアンテナやヘリカルアンテナのような外装型から端末機の内部に配置する内蔵型に発展する傾向にある。
【０００４】
しかし、外装型アンテナは外部の衝撃に脆弱で、内蔵型アンテナは端末機そのものの体積が増加するという問題点があった。
【０００５】
このような問題点を解決するために、移動通信端末機と一体化させるための研究が活発に行われている。
【０００６】
アンテナを機構物に一体化させる方法として、端末機の胴体自体にフレキシブルアンテナを接着剤で取り付けたり、最近はアンテナフィルムに放射体を形成した後、一体にモールディングをする方法まで提示されている。
【０００７】
しかし、フレキシブルアンテナを単に接着剤だけ用いて取り付ける場合は、接着力が弱くなってアンテナの信頼性が落ち、かつ、外観が悪くて消費者によくない感性品質を提供するようになるという問題点がある。
【０００８】
また、アンテナフィルムを用いる場合は、製品の安定性は確保されるが、フィルムにアンテナを取り付ける工程が容易ではない上、製造費用が非常に高いという問題点がある。
【０００９】
また、モールドを用いてアンテナフィルムを成形する場合、フィルムの弾性によりモールド内で上記アンテナフィルムを固定した状態で射出液を注入することが容易でないという問題点がある。
【００１０】
さらに、アンテナ放射体が埋め込まれた電子装置のケースを連続した工程で量産を行う研究が必要な実情である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【００１１】
本発明の目的は、セル化されたアンテナ放射体が連続して形成された放射体薄板を移送する過程においてプレス加工及び射出成形が連続して行われるアンテナパターンフレームの製造方法を提供することにある。
【００１２】
本発明の他の目的は、アンテナパターンフレームを、セル化されたアンテナ放射体が連続して形成された放射体薄板を移送する過程においてプレス加工及び射出成形が行われるようにするアンテナパターンフレームの製造装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【００１３】
本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造方法は、連続した放射体薄板に外部信号を受信するアンテナパターン部が形成されるアンテナ放射体がセル化されて配列されるステップと、上記放射体薄板が移送されながら、上記アンテナ放射体の連結端子部は連続的に曲げられ、上記アンテナパターン部が一面に形成され、上記連結端子部がその反対面に形成されるように放射体フレームが射出されるステップと、を含むことができる。
【００１４】
また、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造方法において、上記アンテナパターン部は、セル化された上記放射体薄板と支持ピンで連結され、射出後に上記セル化された放射体薄板から分離されることができる。
【００１５】
また、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造方法において、上記アンテナパターン部と上記支持ピンが連結される連結部にはノッチ、リリーフ溝、またはノッチ及びリリーフ溝が形成され、上記アンテナパターン部を支持ピンから容易に分離させることができる。
【００１６】
また、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造方法において、上記曲げと射出は、段階別に曲げ金型と射出金型により行われることができる。
【００１７】
また、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造方法において、上記放射体薄板は、供給リールと回収リールで連続的に移動しながら製造されることができる。
【００１８】
他の側面において、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造方法は、外部信号を受信するアンテナパターン部が形成されるセル化されたアンテナ放射体が多数個に分離されて１つの放射体薄板ユニットを形成するステップと、上記放射体薄板ユニットそれぞれのアンテナ放射体の連結端子部が同時にまたは段階的に曲げられるステップと、上記放射体薄板ユニットそれぞれの上記アンテナパターン部が一面に形成され、上記連結端子部がその反対面に形成されるように放射体フレームが射出されるステップと、を含むことができる。
【００１９】
また、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造方法において、上記アンテナパターン部は、セル化された放射体薄板と支持ピンで連結され、射出後に上記セル化された放射体薄板から分離されることができる。
【００２０】
また、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造方法において、上記アンテナパターン部と上記支持ピンが連結される連結部にはノッチ、リリーフ溝、またはノッチ及びリリーフ溝が形成され、上記アンテナパターン部を支持ピンから容易に分離させることができる。
【００２１】
一方、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造装置は、外部信号を受信するアンテナパターン部が形成されるアンテナ放射体がセル化されて連続的に配列される放射体薄板と、上記放射体薄板を移動させる移送部と、移動する上記放射体薄板の連結端子部を連続的に曲げる曲げ金型と、上記アンテナパターン部が一面に形成され、上記連結端子部がその反対面に形成されるようにするアンテナパターンフレームを射出する射出金型と、を含むことができる。
【００２２】
また、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造装置は、上記放射体薄板が連続的に移送されるよう、上記放射体薄板を供給する供給リールと上記放射体薄板を回収する回収リールと、をさらに含むことができる。
【００２３】
また、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造装置の上記アンテナパターン部は、上記放射体薄板の支持ピンに連結され、上記アンテナパターン部が上記支持ピンから容易に分離されるよう、上記アンテナパターン部と上記支持ピンの連結部には切断補助部が形成されることができる。
【００２４】
また、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造装置の上記切断補助部はノッチ、リリーフ溝、またはノッチ及びリリーフ溝であることができる。
【発明の効果】
【００２５】
本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造方法及び製造装置によれば、アンテナ放射体が形成されたアンテナパターンフレームを連続した工程で量産が可能となる。
【００２６】
また、アンテナ放射体が埋め込まれた電子装置のケースの製造にかかる時間を短縮でき、かつ、生産性向上により製造コストを下げ、製品競争力が高くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【００２７】
【図１】本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームによりアンテナ放射体が埋め込まれるケースを有する電子装置である移動通信端末機のケースを部分切開して示した概略斜視図である。
【図２】本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの概略斜視図である。
【図３】本発明のアンテナパターンフレームを連続的に製造する装置を概略的に示した概路図である。
【図４】図３のアンテナパターンフレーム製造装置のプレス加工において、連続した放射体薄板にアンテナパターン部が形成されてセル化される様子を示した概略平面図である。
【図５】セル化されたアンテナパターン部を連続したアンテナパターンフレームの製造金型に入れるための放射体薄板ユニットで切断した様子を示した概略斜視図である。
【図６】図５の放射体薄板ユニットをアンテナパターンフレームの製造金型に入れ、樹脂材を注入してモールド成形した概略斜視図である。
【図７】支持ピンとアンテナパターン部が連結されている様子を示した概略拡大斜視図である。
【図８】アンテナパターン部が支持ピンから分離される様子を示した概略拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【００２８】
以下では、図面を参照し本発明の具体的な実施例を詳細に説明する。但し、本発明の思想は提示される実施例に制限されず、本発明の思想を理解する当業者は同一の思想の範囲内で他の構成要素を追加、変更、削除等を通じて退歩的な他の発明や本発明の思想の範囲内に含まれる他の実施例を容易に提案することができ、これも本願発明の思想の範囲内に含まれる。
【００２９】
また、各実施例の図面に示す同一または類似する思想の範囲内で機能が同一または類似する構成要素は、同一または類似する参照符号を用いて説明する。
【００３０】
図１は、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームにおいてアンテナ放射体が埋め込まれるケースを有する電子装置である移動通信端末機のケースを部分切開して示した概略斜視図であり、図２は、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの概略斜視図である。
【００３１】
図１から図３を参照すると、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレーム２００が電子装置である移動通信端末機１００のケース１２０に適用されることが分かる。上記アンテナパターンフレーム２００は、移動通信端末機１００だけではなく、ノート型コンピュータ等のアンテナを用いる全ての電子装置に適用できる。
【００３２】
上記アンテナパターンフレーム２００を用い、電子装置のケース１２０の内部断面の中心部またはその近くに外部信号を受信するアンテナ放射体２２０が形成されるようにする。
【００３３】
上記アンテナ放射体２２０は、アルミニウムや銅等の導電材からなり、外部信号を受信して電子装置１００の信号処理装置に伝達させる。また、上記アンテナ放射体２２０は多様な帯域の外部信号を受信するためのアンテナパターン部２２２を形成することができる。
【００３４】
上記連結端子部２２４は、受信した外部信号を電子装置に伝送し、アンテナ放射体２２０の一部を折り曲げ、フォーミング（ｆｏｒｍｉｎｇ）、ドローイング（ｄｒａｗｉｎｇ）加工して形成することができる。
【００３５】
一方、放射体フレーム２１０は平らな平面部２６０と曲率を有する曲面部２４０からなる立体構造であることができる。上記放射体２２０は上記放射体フレーム２１０の曲面部２４０に配置されるようにフレキシブル特性を有することができる。
【００３６】
上記放射体フレーム２１０は射出構造物であって、上記アンテナパターン部２２２は放射体フレーム２１０の一面２１０ａに形成され、上記連結端子部２２４は上記一面２１０ａの反対面２１０ｂに形成されることができる。
【００３７】
電子装置のケース１２０の内部に埋め込まれる放射体２２０は、外部信号を受信するアンテナパターン部２２２と、外部信号を電子装置に伝送する連結端子部２２４とが異なる平面上に形成される構造とすることができる。
【００３８】
上記アンテナパターンフレーム２００は、アンテナパターン部２２２が形成された放射体２２０を電子装置のケース１２０の内部に埋め込むための１次射出物としての機能をする。
【００３９】
以下では、上記アンテナパターンフレーム２００を連続的に製造するための製造装置とその製造方法について詳しく説明する。
【００４０】
図３は、本発明のアンテナパターンフレームを連続的に製造する装置を概略的に示した概路図であり、図４は、図３のアンテナパターンフレーム製造装置のプレス加工において、連続した放射体薄板にアンテナパターン部が形成されてセル化される様子を示した概略平面図であり、図５は、セル化されたアンテナパターン部を連続したアンテナパターンフレームの製造金型に入れるための放射体薄板ユニットで切断した様子を示した概略斜視図であり、図６は、図５の放射体薄板ユニットをアンテナパターンフレームの製造金型に入れ、樹脂材を注入してモールド成形した概略斜視図である。
【００４１】
本発明の一実施例によるアンテナパターンフレーム製造装置３００は、放射体薄板４００、移送部３５０、曲げ金型と射出金型を含むことができる。
【００４２】
上記放射体薄板４００は、外部信号を受信するアンテナパターン部２２２が形成されるアンテナ放射体２２０がセル化４００Ａ、４００Ｂ、４００Ｃ、４００Ｄされて連続的に配列される。
【００４３】
上記放射体薄板４００内のそれぞれのセル４００Ａ、４００Ｂ、４００Ｃ、４００Ｄは、アンテナ放射体２２０と、上記アンテナ放射体２２０を支持する支持ピン２７０とを備える。
【００４４】
アンテナ放射体２２０を備えるためには、連続した放射体薄板４００がアンテナパターンフレームの製造装置３００で移動しながら、プレス加工部３６０でプレス加工を行い、射出モールド成形部３８０で射出モールド成形を行う。
【００４５】
上記プレス加工３６０は、図４の（ａ）のように薄板がパンチングされてアンテナパターンフレームを形成する工程と、図４の（ｂ）のように連結端子部２２４がアンテナパターンフレーム２００から３次元曲面形状で具現するために連続的に曲げられる工程を意味する。
【００４６】
また、射出モールド成形３８０は、アンテナパターンフレーム２００のアンテナパターン部２２２が一面２１０ａに形成され、上記連結端子部２２４がその反対面２１０ｂに形成されるようにするアンテナパターンフレーム２２０を射出する工程を意味する。
【００４７】
上記射出されたアンテナパターンフレーム２００は、取出し工程（図４の（ｄ））後、アンテナ放射体２２０が電子装置のケース１２０の内部断面の中心部またはその近くに形成されるように２次射出されることができる。
【００４８】
アンテナパターンフレーム２００の製造装置３００は、上記放射体薄板４００が連続的に移送されるよう、上記放射体薄板４００を供給する供給リール３４０と上記放射体薄板４００を回収する回収リール３４０とをさらに含むことができる。
【００４９】
ここで、移送部３５０は、上記放射体薄板４００の連続的な移送を支持する移送プレートであり、上記放射体薄板４００には、上記移送部３５０と結合されて上記放射体薄板４００を安定的に移動させる移送支持孔３５２を含むことができる。
【００５０】
また、上記放射体薄板４００は、移送プレート中心部で安定的に支持される移送支持片３５４が曲げられ、上記移送部３５０上での移動を支持する。
【００５１】
図７は、支持ピンとアンテナパターン部が連結されている様子を示した概略拡大斜視図であり、図８は、アンテナパターン部が支持ピンから分離される様子を示した概略拡大斜視図である。
【００５２】
一方、上述したように、上記放射体薄板４００内のそれぞれのセル４００Ａ、４００Ｂ、４００Ｃ、４００Ｄは、アンテナ放射体２２０と上記アンテナ放射体２２０を支持する支持ピン２７０とを備える。
【００５３】
この際、上記アンテナ放射体２２０を支持する支持ピン２７０は上記アンテナ放射体２２０が射出されて形成されるアンテナパターンフレーム２００が容易に取り出されるよう、上記支持ピン２７０と上記アンテナ放射体２２０のアンテナパターン部２２２を連結する連結部には切断補助部２７５が形成される。
【００５４】
上記切断補助部２７５は、上記アンテナパターン部２２２と支持ピン２７０を容易に分離させるノッチ２７６、リリーフ溝２７４、またはノッチ２７６及びリリーフ溝２７４であることができる。
【００５５】
一方、このような連続したアンテナパターンフレームの製造方法の第１の実施例は、放射体薄膜を連続的に移動するものであり、第２の実施例は、アンテナパターン部が形成されるセル化されたアンテナ放射体が多数個に分離され、１つの放射体薄板ユニットを形成して段階的に射出するものである。
【００５６】
具体的に、製造方法の第１の実施例は、図４のように、連続した放射体薄板４００に外部信号を受信するアンテナパターン部２２２が形成されるアンテナ放射体２２０がセル化されて配列されるようにする。
【００５７】
そして、上記放射体薄板４００が移送されながら、上記アンテナ放射体２２０の連結端子部２２４は連続的に曲げられ、上記アンテナパターン部２２２が一面２１０ａに形成され、上記連結端子部２２４がその反対面２１０ｂに形成されるように放射体フレーム２１０が射出されるようにする。
【００５８】
一方、製造方法の第２の実施例は、図５及び図６のように、外部信号を受信するアンテナパターン部２２２が形成されるセル化されたアンテナ放射体２２０が多数個に分離され、１つの放射体薄板ユニットを形成する。
【００５９】
このように形成された薄板ユニットそれぞれのアンテナ放射体の連結端子部２２４が同時にまたは段階的に曲げられ、その後、上記放射体薄板ユニットそれぞれの上記アンテナパターン部２２２が一面２１０ａに形成され、上記連結端子部２２４がその反対面２１０ｂに形成されるように放射体フレーム２１０が射出される。
【００６０】
本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造方法及び製造装置によると、アンテナ放射体が形成されたアンテナパターンフレームを連続した工程で量産が可能となる。
【００６１】
また、アンテナ放射体が埋め込まれた電子装置のケースの製造にかかる時間を短縮でき、かつ、生産性向上により製造コストを下げ、製品競争力が高くなるという効果がある。
【符号の説明】
【００６２】
１００ 電子装置
１２０ ケース
２００ アンテナパターンフレーム
２２０ 放射体
３００ アンテナパターンフレーム製造装置
３６０ プレス加工部
３８０ モールド成形部
３５０ 移送部
４００ 連続した放射体薄板
【技術分野】
【０００１】
本発明は、アンテナパターンが電子装置のケースに埋め込まれるようにするアンテナパターンフレームを連続して量産可能なアンテナパターンフレームの製造方法及び製造装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
無線通信を支援する携帯電話、ＰＤＡ、ナビゲーション、ノート型コンピュータ等の移動通信端末機は現代社会になくてはならない重要な装置である。上記移動通信端末機はＣＤＭＡ、無線ラン、ＧＳＭ、ＤＭＢ等の機能が加わる傾向に発展しており、これらの機能を可能にする最も重要な部品の１つがアンテナである。
【０００３】
このような移動通信端末機に使用されるアンテナは、ロッドアンテナやヘリカルアンテナのような外装型から端末機の内部に配置する内蔵型に発展する傾向にある。
【０００４】
しかし、外装型アンテナは外部の衝撃に脆弱で、内蔵型アンテナは端末機そのものの体積が増加するという問題点があった。
【０００５】
このような問題点を解決するために、移動通信端末機と一体化させるための研究が活発に行われている。
【０００６】
アンテナを機構物に一体化させる方法として、端末機の胴体自体にフレキシブルアンテナを接着剤で取り付けたり、最近はアンテナフィルムに放射体を形成した後、一体にモールディングをする方法まで提示されている。
【０００７】
しかし、フレキシブルアンテナを単に接着剤だけ用いて取り付ける場合は、接着力が弱くなってアンテナの信頼性が落ち、かつ、外観が悪くて消費者によくない感性品質を提供するようになるという問題点がある。
【０００８】
また、アンテナフィルムを用いる場合は、製品の安定性は確保されるが、フィルムにアンテナを取り付ける工程が容易ではない上、製造費用が非常に高いという問題点がある。
【０００９】
また、モールドを用いてアンテナフィルムを成形する場合、フィルムの弾性によりモールド内で上記アンテナフィルムを固定した状態で射出液を注入することが容易でないという問題点がある。
【００１０】
さらに、アンテナ放射体が埋め込まれた電子装置のケースを連続した工程で量産を行う研究が必要な実情である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【００１１】
本発明の目的は、セル化されたアンテナ放射体が連続して形成された放射体薄板を移送する過程においてプレス加工及び射出成形が連続して行われるアンテナパターンフレームの製造方法を提供することにある。
【００１２】
本発明の他の目的は、アンテナパターンフレームを、セル化されたアンテナ放射体が連続して形成された放射体薄板を移送する過程においてプレス加工及び射出成形が行われるようにするアンテナパターンフレームの製造装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【００１３】
本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造方法は、連続した放射体薄板に外部信号を受信するアンテナパターン部が形成されるアンテナ放射体がセル化されて配列されるステップと、上記放射体薄板が移送されながら、上記アンテナ放射体の連結端子部は連続的に曲げられ、上記アンテナパターン部が一面に形成され、上記連結端子部がその反対面に形成されるように放射体フレームが射出されるステップと、を含むことができる。
【００１４】
また、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造方法において、上記アンテナパターン部は、セル化された上記放射体薄板と支持ピンで連結され、射出後に上記セル化された放射体薄板から分離されることができる。
【００１５】
また、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造方法において、上記アンテナパターン部と上記支持ピンが連結される連結部にはノッチ、リリーフ溝、またはノッチ及びリリーフ溝が形成され、上記アンテナパターン部を支持ピンから容易に分離させることができる。
【００１６】
また、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造方法において、上記曲げと射出は、段階別に曲げ金型と射出金型により行われることができる。
【００１７】
また、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造方法において、上記放射体薄板は、供給リールと回収リールで連続的に移動しながら製造されることができる。
【００１８】
他の側面において、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造方法は、外部信号を受信するアンテナパターン部が形成されるセル化されたアンテナ放射体が多数個に分離されて１つの放射体薄板ユニットを形成するステップと、上記放射体薄板ユニットそれぞれのアンテナ放射体の連結端子部が同時にまたは段階的に曲げられるステップと、上記放射体薄板ユニットそれぞれの上記アンテナパターン部が一面に形成され、上記連結端子部がその反対面に形成されるように放射体フレームが射出されるステップと、を含むことができる。
【００１９】
また、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造方法において、上記アンテナパターン部は、セル化された放射体薄板と支持ピンで連結され、射出後に上記セル化された放射体薄板から分離されることができる。
【００２０】
また、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造方法において、上記アンテナパターン部と上記支持ピンが連結される連結部にはノッチ、リリーフ溝、またはノッチ及びリリーフ溝が形成され、上記アンテナパターン部を支持ピンから容易に分離させることができる。
【００２１】
一方、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造装置は、外部信号を受信するアンテナパターン部が形成されるアンテナ放射体がセル化されて連続的に配列される放射体薄板と、上記放射体薄板を移動させる移送部と、移動する上記放射体薄板の連結端子部を連続的に曲げる曲げ金型と、上記アンテナパターン部が一面に形成され、上記連結端子部がその反対面に形成されるようにするアンテナパターンフレームを射出する射出金型と、を含むことができる。
【００２２】
また、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造装置は、上記放射体薄板が連続的に移送されるよう、上記放射体薄板を供給する供給リールと上記放射体薄板を回収する回収リールと、をさらに含むことができる。
【００２３】
また、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造装置の上記アンテナパターン部は、上記放射体薄板の支持ピンに連結され、上記アンテナパターン部が上記支持ピンから容易に分離されるよう、上記アンテナパターン部と上記支持ピンの連結部には切断補助部が形成されることができる。
【００２４】
また、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造装置の上記切断補助部はノッチ、リリーフ溝、またはノッチ及びリリーフ溝であることができる。
【発明の効果】
【００２５】
本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造方法及び製造装置によれば、アンテナ放射体が形成されたアンテナパターンフレームを連続した工程で量産が可能となる。
【００２６】
また、アンテナ放射体が埋め込まれた電子装置のケースの製造にかかる時間を短縮でき、かつ、生産性向上により製造コストを下げ、製品競争力が高くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【００２７】
【図１】本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームによりアンテナ放射体が埋め込まれるケースを有する電子装置である移動通信端末機のケースを部分切開して示した概略斜視図である。
【図２】本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの概略斜視図である。
【図３】本発明のアンテナパターンフレームを連続的に製造する装置を概略的に示した概路図である。
【図４】図３のアンテナパターンフレーム製造装置のプレス加工において、連続した放射体薄板にアンテナパターン部が形成されてセル化される様子を示した概略平面図である。
【図５】セル化されたアンテナパターン部を連続したアンテナパターンフレームの製造金型に入れるための放射体薄板ユニットで切断した様子を示した概略斜視図である。
【図６】図５の放射体薄板ユニットをアンテナパターンフレームの製造金型に入れ、樹脂材を注入してモールド成形した概略斜視図である。
【図７】支持ピンとアンテナパターン部が連結されている様子を示した概略拡大斜視図である。
【図８】アンテナパターン部が支持ピンから分離される様子を示した概略拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【００２８】
以下では、図面を参照し本発明の具体的な実施例を詳細に説明する。但し、本発明の思想は提示される実施例に制限されず、本発明の思想を理解する当業者は同一の思想の範囲内で他の構成要素を追加、変更、削除等を通じて退歩的な他の発明や本発明の思想の範囲内に含まれる他の実施例を容易に提案することができ、これも本願発明の思想の範囲内に含まれる。
【００２９】
また、各実施例の図面に示す同一または類似する思想の範囲内で機能が同一または類似する構成要素は、同一または類似する参照符号を用いて説明する。
【００３０】
図１は、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームにおいてアンテナ放射体が埋め込まれるケースを有する電子装置である移動通信端末機のケースを部分切開して示した概略斜視図であり、図２は、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの概略斜視図である。
【００３１】
図１から図３を参照すると、本発明の一実施例によるアンテナパターンフレーム２００が電子装置である移動通信端末機１００のケース１２０に適用されることが分かる。上記アンテナパターンフレーム２００は、移動通信端末機１００だけではなく、ノート型コンピュータ等のアンテナを用いる全ての電子装置に適用できる。
【００３２】
上記アンテナパターンフレーム２００を用い、電子装置のケース１２０の内部断面の中心部またはその近くに外部信号を受信するアンテナ放射体２２０が形成されるようにする。
【００３３】
上記アンテナ放射体２２０は、アルミニウムや銅等の導電材からなり、外部信号を受信して電子装置１００の信号処理装置に伝達させる。また、上記アンテナ放射体２２０は多様な帯域の外部信号を受信するためのアンテナパターン部２２２を形成することができる。
【００３４】
上記連結端子部２２４は、受信した外部信号を電子装置に伝送し、アンテナ放射体２２０の一部を折り曲げ、フォーミング（ｆｏｒｍｉｎｇ）、ドローイング（ｄｒａｗｉｎｇ）加工して形成することができる。
【００３５】
一方、放射体フレーム２１０は平らな平面部２６０と曲率を有する曲面部２４０からなる立体構造であることができる。上記放射体２２０は上記放射体フレーム２１０の曲面部２４０に配置されるようにフレキシブル特性を有することができる。
【００３６】
上記放射体フレーム２１０は射出構造物であって、上記アンテナパターン部２２２は放射体フレーム２１０の一面２１０ａに形成され、上記連結端子部２２４は上記一面２１０ａの反対面２１０ｂに形成されることができる。
【００３７】
電子装置のケース１２０の内部に埋め込まれる放射体２２０は、外部信号を受信するアンテナパターン部２２２と、外部信号を電子装置に伝送する連結端子部２２４とが異なる平面上に形成される構造とすることができる。
【００３８】
上記アンテナパターンフレーム２００は、アンテナパターン部２２２が形成された放射体２２０を電子装置のケース１２０の内部に埋め込むための１次射出物としての機能をする。
【００３９】
以下では、上記アンテナパターンフレーム２００を連続的に製造するための製造装置とその製造方法について詳しく説明する。
【００４０】
図３は、本発明のアンテナパターンフレームを連続的に製造する装置を概略的に示した概路図であり、図４は、図３のアンテナパターンフレーム製造装置のプレス加工において、連続した放射体薄板にアンテナパターン部が形成されてセル化される様子を示した概略平面図であり、図５は、セル化されたアンテナパターン部を連続したアンテナパターンフレームの製造金型に入れるための放射体薄板ユニットで切断した様子を示した概略斜視図であり、図６は、図５の放射体薄板ユニットをアンテナパターンフレームの製造金型に入れ、樹脂材を注入してモールド成形した概略斜視図である。
【００４１】
本発明の一実施例によるアンテナパターンフレーム製造装置３００は、放射体薄板４００、移送部３５０、曲げ金型と射出金型を含むことができる。
【００４２】
上記放射体薄板４００は、外部信号を受信するアンテナパターン部２２２が形成されるアンテナ放射体２２０がセル化４００Ａ、４００Ｂ、４００Ｃ、４００Ｄされて連続的に配列される。
【００４３】
上記放射体薄板４００内のそれぞれのセル４００Ａ、４００Ｂ、４００Ｃ、４００Ｄは、アンテナ放射体２２０と、上記アンテナ放射体２２０を支持する支持ピン２７０とを備える。
【００４４】
アンテナ放射体２２０を備えるためには、連続した放射体薄板４００がアンテナパターンフレームの製造装置３００で移動しながら、プレス加工部３６０でプレス加工を行い、射出モールド成形部３８０で射出モールド成形を行う。
【００４５】
上記プレス加工３６０は、図４の（ａ）のように薄板がパンチングされてアンテナパターンフレームを形成する工程と、図４の（ｂ）のように連結端子部２２４がアンテナパターンフレーム２００から３次元曲面形状で具現するために連続的に曲げられる工程を意味する。
【００４６】
また、射出モールド成形３８０は、アンテナパターンフレーム２００のアンテナパターン部２２２が一面２１０ａに形成され、上記連結端子部２２４がその反対面２１０ｂに形成されるようにするアンテナパターンフレーム２２０を射出する工程を意味する。
【００４７】
上記射出されたアンテナパターンフレーム２００は、取出し工程（図４の（ｄ））後、アンテナ放射体２２０が電子装置のケース１２０の内部断面の中心部またはその近くに形成されるように２次射出されることができる。
【００４８】
アンテナパターンフレーム２００の製造装置３００は、上記放射体薄板４００が連続的に移送されるよう、上記放射体薄板４００を供給する供給リール３４０と上記放射体薄板４００を回収する回収リール３４０とをさらに含むことができる。
【００４９】
ここで、移送部３５０は、上記放射体薄板４００の連続的な移送を支持する移送プレートであり、上記放射体薄板４００には、上記移送部３５０と結合されて上記放射体薄板４００を安定的に移動させる移送支持孔３５２を含むことができる。
【００５０】
また、上記放射体薄板４００は、移送プレート中心部で安定的に支持される移送支持片３５４が曲げられ、上記移送部３５０上での移動を支持する。
【００５１】
図７は、支持ピンとアンテナパターン部が連結されている様子を示した概略拡大斜視図であり、図８は、アンテナパターン部が支持ピンから分離される様子を示した概略拡大斜視図である。
【００５２】
一方、上述したように、上記放射体薄板４００内のそれぞれのセル４００Ａ、４００Ｂ、４００Ｃ、４００Ｄは、アンテナ放射体２２０と上記アンテナ放射体２２０を支持する支持ピン２７０とを備える。
【００５３】
この際、上記アンテナ放射体２２０を支持する支持ピン２７０は上記アンテナ放射体２２０が射出されて形成されるアンテナパターンフレーム２００が容易に取り出されるよう、上記支持ピン２７０と上記アンテナ放射体２２０のアンテナパターン部２２２を連結する連結部には切断補助部２７５が形成される。
【００５４】
上記切断補助部２７５は、上記アンテナパターン部２２２と支持ピン２７０を容易に分離させるノッチ２７６、リリーフ溝２７４、またはノッチ２７６及びリリーフ溝２７４であることができる。
【００５５】
一方、このような連続したアンテナパターンフレームの製造方法の第１の実施例は、放射体薄膜を連続的に移動するものであり、第２の実施例は、アンテナパターン部が形成されるセル化されたアンテナ放射体が多数個に分離され、１つの放射体薄板ユニットを形成して段階的に射出するものである。
【００５６】
具体的に、製造方法の第１の実施例は、図４のように、連続した放射体薄板４００に外部信号を受信するアンテナパターン部２２２が形成されるアンテナ放射体２２０がセル化されて配列されるようにする。
【００５７】
そして、上記放射体薄板４００が移送されながら、上記アンテナ放射体２２０の連結端子部２２４は連続的に曲げられ、上記アンテナパターン部２２２が一面２１０ａに形成され、上記連結端子部２２４がその反対面２１０ｂに形成されるように放射体フレーム２１０が射出されるようにする。
【００５８】
一方、製造方法の第２の実施例は、図５及び図６のように、外部信号を受信するアンテナパターン部２２２が形成されるセル化されたアンテナ放射体２２０が多数個に分離され、１つの放射体薄板ユニットを形成する。
【００５９】
このように形成された薄板ユニットそれぞれのアンテナ放射体の連結端子部２２４が同時にまたは段階的に曲げられ、その後、上記放射体薄板ユニットそれぞれの上記アンテナパターン部２２２が一面２１０ａに形成され、上記連結端子部２２４がその反対面２１０ｂに形成されるように放射体フレーム２１０が射出される。
【００６０】
本発明の一実施例によるアンテナパターンフレームの製造方法及び製造装置によると、アンテナ放射体が形成されたアンテナパターンフレームを連続した工程で量産が可能となる。
【００６１】
また、アンテナ放射体が埋め込まれた電子装置のケースの製造にかかる時間を短縮でき、かつ、生産性向上により製造コストを下げ、製品競争力が高くなるという効果がある。
【符号の説明】
【００６２】
１００ 電子装置
１２０ ケース
２００ アンテナパターンフレーム
２２０ 放射体
３００ アンテナパターンフレーム製造装置
３６０ プレス加工部
３８０ モールド成形部
３５０ 移送部
４００ 連続した放射体薄板
【特許請求の範囲】
【請求項１】
外部信号を受信するアンテナパターン部が形成される、一つ一つのアンテナ放射体を、連続した放射体薄板の個別の領域にセル化して配列するステップと、
前記放射体薄板が移送されながら、前記アンテナ放射体の連結端子部は連続的に曲げられ、前記アンテナパターン部が一面に形成され、前記連結端子部がその反対面に形成されるように放射体フレームが射出されるステップと
を含むアンテナパターンフレームの製造方法。
【請求項２】
前記アンテナパターン部は、前記放射体薄板の個別の領域と支持ピンで連結され、射出後に前記放射体薄板の個別の領域から分離されることを特徴とする請求項１に記載のアンテナパターンフレームの製造方法。
【請求項３】
前記アンテナパターン部と前記支持ピンが連結される連結部にはノッチ及びリリーフ溝の少なくとも一方が形成され、
前記アンテナパターン部を支持ピンから容易に分離させることを特徴とする請求項２に記載のアンテナパターンフレームの製造方法。
【請求項４】
前記曲げと射出は、段階別に曲げ金型と射出金型により行われることを特徴とする請求項１から３の何れか１項に記載のアンテナパターンフレームの製造方法。
【請求項５】
前記放射体薄板は、供給リールと回収リールで連続的に移動しながら製造されることを特徴とする請求項１から４の何れか１項に記載のアンテナパターンフレームの製造方法。
【請求項６】
外部信号を受信するアンテナパターン部が形成されるセル化されたアンテナ放射体が多数個に分離されて各々が１つの放射体薄板ユニットを形成するステップと、
前記放射体薄板ユニットそれぞれのアンテナ放射体の連結端子部が同時にまたは段階的に曲げられるステップと、
前記放射体薄板ユニットそれぞれの前記アンテナパターン部が一面に形成され、前記連結端子部がその反対面に形成されるように放射体フレームが射出されるステップと
を含むアンテナパターンフレームの製造方法。
【請求項７】
前記アンテナパターン部は、前記放射体薄板ユニットと支持ピンで連結され、射出後に前記放射体薄板ユニットから分離されることを特徴とする請求項６に記載のアンテナパターンフレームの製造方法。
【請求項８】
前記アンテナパターン部と前記支持ピンが連結される連結部にはノッチ及びリリーフ溝の少なくとも一方が形成され、
前記アンテナパターン部を支持ピンから容易に分離させることを特徴とする請求項７に記載のアンテナパターンフレームの製造方法。
【請求項９】
外部信号を受信するアンテナパターン部が形成されるアンテナ放射体の一つ一つがセル化されて連続的に配列される放射体薄板と、
前記放射体薄板を移動させる移送部と、
移動する前記放射体薄板の連結端子部を連続的に曲げる曲げ金型と、
前記アンテナパターン部が一面に形成され、前記連結端子部がその反対面に形成されるようにするアンテナパターンフレームを射出する射出金型と
を含むアンテナパターンフレームの製造装置。
【請求項１０】
前記放射体薄板が連続的に移送されるよう、前記放射体薄板を供給する供給リールと前記放射体薄板を回収する回収リールと、をさらに含むことを特徴とする請求項９に記載のアンテナパターンフレームの製造装置。
【請求項１１】
前記アンテナパターン部は、前記放射体薄板の支持ピンに連結され、
前記アンテナパターン部が前記支持ピンから容易に分離されるよう、前記アンテナパターン部と前記支持ピンの連結部には切断補助部が形成されることを特徴とする請求項９または１０に記載のアンテナパターンフレームの製造装置。
【請求項１２】
前記切断補助部はノッチ及びリリーフ溝の少なくとも一方であるであることを特徴とする請求項１１に記載のアンテナパターンフレームの製造装置。
【請求項１】
外部信号を受信するアンテナパターン部が形成される、一つ一つのアンテナ放射体を、連続した放射体薄板の個別の領域にセル化して配列するステップと、
前記放射体薄板が移送されながら、前記アンテナ放射体の連結端子部は連続的に曲げられ、前記アンテナパターン部が一面に形成され、前記連結端子部がその反対面に形成されるように放射体フレームが射出されるステップと
を含むアンテナパターンフレームの製造方法。
【請求項２】
前記アンテナパターン部は、前記放射体薄板の個別の領域と支持ピンで連結され、射出後に前記放射体薄板の個別の領域から分離されることを特徴とする請求項１に記載のアンテナパターンフレームの製造方法。
【請求項３】
前記アンテナパターン部と前記支持ピンが連結される連結部にはノッチ及びリリーフ溝の少なくとも一方が形成され、
前記アンテナパターン部を支持ピンから容易に分離させることを特徴とする請求項２に記載のアンテナパターンフレームの製造方法。
【請求項４】
前記曲げと射出は、段階別に曲げ金型と射出金型により行われることを特徴とする請求項１から３の何れか１項に記載のアンテナパターンフレームの製造方法。
【請求項５】
前記放射体薄板は、供給リールと回収リールで連続的に移動しながら製造されることを特徴とする請求項１から４の何れか１項に記載のアンテナパターンフレームの製造方法。
【請求項６】
外部信号を受信するアンテナパターン部が形成されるセル化されたアンテナ放射体が多数個に分離されて各々が１つの放射体薄板ユニットを形成するステップと、
前記放射体薄板ユニットそれぞれのアンテナ放射体の連結端子部が同時にまたは段階的に曲げられるステップと、
前記放射体薄板ユニットそれぞれの前記アンテナパターン部が一面に形成され、前記連結端子部がその反対面に形成されるように放射体フレームが射出されるステップと
を含むアンテナパターンフレームの製造方法。
【請求項７】
前記アンテナパターン部は、前記放射体薄板ユニットと支持ピンで連結され、射出後に前記放射体薄板ユニットから分離されることを特徴とする請求項６に記載のアンテナパターンフレームの製造方法。
【請求項８】
前記アンテナパターン部と前記支持ピンが連結される連結部にはノッチ及びリリーフ溝の少なくとも一方が形成され、
前記アンテナパターン部を支持ピンから容易に分離させることを特徴とする請求項７に記載のアンテナパターンフレームの製造方法。
【請求項９】
外部信号を受信するアンテナパターン部が形成されるアンテナ放射体の一つ一つがセル化されて連続的に配列される放射体薄板と、
前記放射体薄板を移動させる移送部と、
移動する前記放射体薄板の連結端子部を連続的に曲げる曲げ金型と、
前記アンテナパターン部が一面に形成され、前記連結端子部がその反対面に形成されるようにするアンテナパターンフレームを射出する射出金型と
を含むアンテナパターンフレームの製造装置。
【請求項１０】
前記放射体薄板が連続的に移送されるよう、前記放射体薄板を供給する供給リールと前記放射体薄板を回収する回収リールと、をさらに含むことを特徴とする請求項９に記載のアンテナパターンフレームの製造装置。
【請求項１１】
前記アンテナパターン部は、前記放射体薄板の支持ピンに連結され、
前記アンテナパターン部が前記支持ピンから容易に分離されるよう、前記アンテナパターン部と前記支持ピンの連結部には切断補助部が形成されることを特徴とする請求項９または１０に記載のアンテナパターンフレームの製造装置。
【請求項１２】
前記切断補助部はノッチ及びリリーフ溝の少なくとも一方であるであることを特徴とする請求項１１に記載のアンテナパターンフレームの製造装置。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【公開番号】特開２０１１−４１２７７（Ｐ２０１１−４１２７７Ａ）
【公開日】平成２３年２月２４日（２０１１．２．２４）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１０−１７８９０８（Ｐ２０１０−１７８９０８）
【出願日】平成２２年８月９日（２０１０．８．９）
【公序良俗違反の表示】
（特許庁注：以下のものは登録商標）
１．ＧＳＭ
【出願人】（５９４０２３７２２）サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド． (1,585)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２３年２月２４日（２０１１．２．２４）
【国際特許分類】
【出願日】平成２２年８月９日（２０１０．８．９）
【公序良俗違反の表示】
（特許庁注：以下のものは登録商標）
１．ＧＳＭ
【出願人】（５９４０２３７２２）サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド． (1,585)
【Ｆターム（参考）】
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