説明

インスリン注射器手助冶具

【課題】インスリン薬液注入量を設定し、本体を冶具に挟込み装着し、右手で握リバーを掴む、また反対側を左手でレバー掴み取り中央へ引き寄せれば、簡単に少力で使用できる、インスリン注射器手助冶具を提供する。
【解決手段】インスリン注射器(19)は握りバー(1)の内側に装着し上部にシリンダー(3)を備え、右手(21)で握りバー(1)と左手(22)でレバー(2)を互いに掴んで寄せ合い、ボルトピン(14)で連結したレバー(2)を矢印(11)方向へ作動させれば、中段アーム(6)が前方の上段アーム(5)と下段アーム(7)を連結連動されているシリンダー(3)は、下方向へ押しインスリン注射器薬液注入ポンプ(20)の頭部を押されて薬液が注入される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、インスリン注射器の薬液注入が一人で出きない人が少力で使い易く注入できる冶具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の技術は、図面5に示すようインスリン注射器(19)のインスリン注射器薬液注入ポンプ(20)を右手(21)に持ち下腹部(24)に針を刺し、ゆっくりと親指で押しながら注入するだけのものであった、しかしながら、インスリン注射器薬液注入ポンプ(20)の外ネジ勾配が小さくてすり合せが悪いため親指で押す力が大きく、老人などは他人の手助が必要とされた背景がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、今までにこの様な技術手段がなかったことに疑問を思います。このインスリン注射器の薬液注入ポンプ頭部を押す力が非常に大きく、年老いた人などは一人で行なうことが難しく手助が必要とされていた。そこで、この発明はインスリン薬液注入量を設定し本体を冶具に挟込み装着し右手で握リバーを掴む、また反対側を左手でレバー掴み取り中央へ引き寄せれば、簡単に少力で使用できる、インスリン注射器手助冶具を提供することを課題とした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するために、第一発明は握りバーとレバーとシリンダーの3点から構成し組み建てらたことを特徴とした。また、第二発明は握りバー内側にインスリン注射器本体挟込み部とインスリン注射器本体ストッパを内臓していることを特徴とするインスリン注射器手助冶具である。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、インスリン注射器の薬液注入ポンプ頭部にかかる力を最小限にし、左右の手を使いインスリン注射器を挟込んだ冶具を使って下腹部に針を差込み左手をゆっくり作動させれば少力で簡単に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】この発明の一実施形態の使用時を示す外観斜形立体図である。
【図2】この発明の冶具形態を示す外観斜形立面図である。
【図3】この発明の冶具形態を示す外観立面図である。
【図4】この発明の治具中央部のシリンダー立面図である。
【図5】従来技術を示す斜視立体図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
握りバー(1)上部にシリンダー(3)を設け、その先端にレバー(2)とボルトピン(14)で接合した治具本体であって中央にはシリンダーレール(4)を設け、その内部の上下にはベアリング(9)を内臓させシリンダー(3)の下降運動がスムーズに成るよう手助けする。レバー(2)の上部近くにボルトピン(15)に中間アーム(6)を接合し反対側先端にボルトピン(16)両脇側に上段アーム(5)と下段アーム(7)を取付けシリンダーレール(4)はボルトピン(13)と接合支点とし可動軸となる。また、ボルトピン(16)の対称側に下段アーム(7)を設けシリンダー(3)の下方先端に下段アーム取入開口(23)内でボルトピン(17)で接合し連結装置とした。これは握りバー(1)を右手(21)に持ち、左手(22)でレバー(2)を握り少力でゆっくりと引込むことにより3点アームが連動しシリンダー(3)の先端シリンダーヘット(8)でインスリン注射器薬液注入ポンプ(20)頭部を押す事のできるインスリン注射器手助治具。
【実施形態の効果】
【0010】
この実施形態によれば、右手(21)で握りバー(1)と左手(22)でレバー(2)を互いに掴んで寄せ合えば上部シリンダーレール(4)内側の上下に取付けたベアリング(9)の内側にシリンダー(3)を取付けた。その先端にはボルトピン(17)と連結している下段アーム(7)が上段アーム(5)と中段アーム(6)とレバー(2)が連結しているため中央に引き寄せれば、先の3点アームが働きシリンダー(3)を下降させシリンダーヘット(8)と一体となって共にインスリン注射器薬液注入ポンプ(20)頭部を押すのでその役目を果たす事のできる治具であり、今までは少力で押込む事のできない人でも少力で大きい力を生み出す事ができ年老ても簡単に使用できる。
【符号の説明】
【0010】
[図1・2・3・4・5]
〔1〕 握りバー 〔13〕 ボルトピン
〔2〕 レバー 〔14〕 ボルトピン
〔3〕 シリンダー 〔15〕 ボルトピン
〔4〕 シリンダーレール 〔16〕 ボルトピン
〔5〕 上段アーム 〔17〕 ボルトピン
〔6〕 中段アーム 〔18〕 インスリン注射器本体挟込み部
〔7〕 下段アーム 〔19〕 インスリン注射器
〔8〕 シリンダーヘット 〔20〕 インスリン注射器薬液注入ポンプ
〔9〕 ベアリング 〔21〕 右手
〔10〕 インスリン注射器本体ストッパ 〔22〕 左手
〔11〕 矢印 ―――→ 〔23〕 下段アーム取入開口
〔12〕 シリンダーキャップ 〔24〕 下腹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
冶具の構成は握りバー(1)とレバー(2)を接続しているボルトピン(14)で一体となり、上部中央にシリンダーレール(4)を備えその中に可動するシリンダー(3)を設けた。レバー(2)が矢印(11)の方向に引寄せれば中段アーム(6)より上段アーム(5)と下段アーム(7)にボルトピン(16)で支点接続され、それぞれの力が変換されて伝えられ、シリンダー(3)の先端に伝達し下降運動しながらシリンダーヘット(8)も、その線上で同調しインスリン注射器薬液注入ポンプ(20)の頭部を押し込みする事を特徴とするインスリン注射器手助冶具。
【請求項2】
前記、冶具の握りバー(1)内側の下方にインスリン注射器本体ストッパ(10)を備え、インスリン注射器(19)を装着可能としたインスリン注射器本体挟込み部(18)を設け、使い易い冶具とした事を特徴とする請求項1記載のインスリン注射器手助冶具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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