説明

インターネット使用者の接続意図判断方法およびこれを用いたインターネット上の広告方法とそのシステム

本発明は、インターネットを用いる使用者の関心分野、すなわち、使用者の接続意図(intention)を把握し、これを用いて所定の分野に応用するための方法およびそのシステムに関する。より詳細には、本発明は、インターネット使用者から入力されたイベントを分析して使用者が所望する情報の類型を把握し、これを用いて使用者の接続意図を判断して使用者別に特化した広告を提供したり、その他の情報を提供したりするための方法およびそのシステムに関する。本発明によるインターネット上の広告方法は、使用者からイベントを入力される段階と、前記イベントを所定の(predetermined)カテゴリに従って分類する段階と、前記イベントを履歴ファイル(history file)に記録する段階と、前記履歴ファイルを分析して所定の基準に従って前記入力されたイベントが前記使用者の関心分野を表現しているかを判断する段階と、前記使用者の関心分野を表現すると判断される前記イベントを広告ファイル(advertisement file)に記録する段階と、前記使用者がインターネットに接続した場合、前記広告ファイルと連関した広告を前記使用者に提供する段階とを含むことを特徴とし、好ましくは、前記履歴ファイルおよび前記広告ファイルは、クッキーファイルである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターネットを用いる使用者の関心分野、すなわち使用者の接続意図(intention)を把握し、これを用いて所定の分野に応用するための方法およびそのシステムに関する。さらに詳細には、本発明は、インターネット使用者から入力されたイベントを分析して使用者が所望する情報の類型を把握し、これを用いて使用者の接続意図を判断して使用者別に特化した広告を提供したり、その他の情報を提供したりするための方法およびそのシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術のうち、使用者の関心分野を分析して所定の情報を提供する方法としては 、会員加入時に会員として加入しようとする使用者の関心分野を入力し、定期的あるいは非定期的に、会員として加入した使用者に電子メールを介して関心分野と関連した情報を提供したり、前記使用者がログインする場合、入力された関心分野と関連した広告を前記使用者に提供したりする方法があった。
【0003】
図1aは、上述した従来技術による使用者が会員加入時に記載する関心目録の一例を示した図である。使用者が関心目録に記載する場合、前記関心目録は使用者別に分類および保存され、使用者が別途の手順を介して前記関心目録を修正しない限り、使用者は前記関心目録に記載された事項に関心があると判断される。このような従来技術によると、時間の流れによって多様に変化する使用者の関心情報を能動的に反映した情報を提供することができないという問題点が常在する。また、継続的な関心情報ではない一時的な関心情報は把握することができないという問題点がある。例えば、インターネット使用者が翌月に引越しをする場合は、一定期間、引越しに対する関心が増大し、引越しをした後には引越しに対する関心が減少する。しかし、従来技術によると、このような一時的な関心情報を把握することができないという問題点がある。さらに、使用者自らが自分の関心分野を記録する場合、関心分野を大きく分類(categorize)するしかないため、より精密な使用者の関心分野を把握するのも困難となる。
【0004】
図1bは、従来技術によって、キーワードを介してウェブページを検索する場合、検索語と関連した広告を画面の一部分にディスプレイすることによって広告を行う方法の一例を示した図である。
【0005】
図1bに示された広告方法は、使用者が所定の検索語“整形(110)”を入力した場合、使用者が“整形”という検索語(110)と関連した整形手術または整形外科に関心があるものと推測し、これに対して整形外科の広告(120)を画面の一部分にディスプレイする方式で動作する。前記広告方法は、使用者がウェブページで検索しようとする情報と関連した広告をディスプレイすることによって広告効果を高めることができるという効果を得ることができるが、このような広告方法は、使用者が該当検索語を入力する時のみ、該当広告がディスプレイされるため、広告の露出が持続的でないだけでなく、該当検索語に対して画面に表示することができる広告の数が制限されるという問題点がある。例えば、検索語として“整形”をたびたび入力する使用者は“整形”に関心が高いため、前記使用者が他の検索語を入力した時にも“整形”に関する広告を表示すると広告の露出数も増加し、また広告のクリック率(click rate)も増加し、その広告効果がさらに増大する。また、広告のみならず、整形と関連した有益な情報を前記使用者に提供すると、使用者の満足度は大きく増加するであろう。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明によるインターネット使用者の接続意図判断方法およびこれを用いたインターネット上の広告方法とそのシステムは、上述した従来技術の問題点を解決するものであって、インターネット使用者の接続意図を判断することができる方法を提供することを目的とする。
【0007】
また、インターネット使用者の接続意図を把握し、使用者が現在最も大きな関心を傾けている分野に対する情報を使用者に提供することができるようにすることをさらに他の目的とする。
【0008】
また、インターネット使用者の接続意図を把握し、使用者が現在最も大きな関心を寄せている分野に対する広告を使用者に提供することによって広告効果を極大化することができるだけでなく、検索語に対応して提供される広告支援の限定という問題点を解決することをさらに他の目的とする。
【0009】
また、多数のインターネット使用者の接続意図を判断し、今後、使用者の関心が増幅する可能性が高い分野をあらかじめ予測することができるようにすることをさらに他の目的とする。
【0010】
また、使用者の接続意図を判断すると共に、様々な使用者を類型化するための手段を結合して、前記使用者に最も適切な情報を提供することをさらに他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上述の目的を達成するために、本発明による好ましい一側面によるインターネット使用者の接続意図を把握するための方法は、インターネットを介して使用者から所定のイベントを入力される段階と、前記イベントを所定の(predetermined)カテゴリ別に分類する段階と、前記イベントの履歴情報を記録する段階と、前記履歴情報を分析して所定の基準に従って前記入力されたイベントが前記使用者の関心分野を表現しているかを判断する段階と、前記使用者の関心分野を表現すると判断される前記イベントを記録する段階とを含むことを特徴とする。
【0012】
また、本発明のさらに他の一側面によるインターネット上で情報を提供するための方法は、使用者から所定のイベントを入力される段階と、前記イベントを所定の(predetermined)カテゴリ別に分類する段階と、前記イベントの履歴情報を記録する段階と、前記履歴情報を分析して所定の基準に従って前記入力されたイベントが前記使用者の関心分野を表現しているかを判断する段階と、前記使用者の関心分野を表現すると判断される前記イベントを記録する段階と、前記イベントと所定の情報をリンクさせる段階と、前記使用者がインターネットに接続した場合、前記リンクされた情報を前記使用者に提供する段階とを含むことを特徴とする。
【0013】
また、本発明のさらに他の一側面によるインターネット上の広告方法は、 使用者から所定のイベントを入力される段階と、前記イベントを所定の(predetermined)カテゴリに従って分類する段階と、前記イベントを履歴ファイル(history file)に記録する段階と、 前記履歴ファイルを分析して所定の基準に従って前記入力されたイベントが前記使用者の関心分野を表現しているかを判断する段階と、前記使用者の関心分野を表現すると判断される前記イベントを広告ファイル(advertisement file)に記録する段階と、前記使用者がインターネットに接続した場合、前記広告ファイルと連関した広告を前記使用者に提供する段階とを含むことを特徴とし、好ましくは、前記履歴ファイルおよび前記広告ファイルは、クッキーファイルである。
【0014】
また、本発明の一実施例によるインターネット上で広告をするためのシステムは、使用者から所定のイベントを入力されるための通信部と、前記イベントを所定の(predetermined)カテゴリに従って分類し、前記イベントを履歴ファイル(history file)に記録し、前記履歴ファイルを分析して所定の基準に従って前記入力されたイベントが前記使用者の関心分野を表現しているかを判断するための処理部と、前記使用者の関心分野を表現するものと判断される前記イベントを広告ファイル(advertisement file)に記録するための広告ファイル作成部と、前記広告ファイルと連関した広告が前記使用者にディスプレイされるように所定の広告サーバを制御するための制御部とを含むことを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、添付された図面を参照して、本発明によるインターネット使用者の接続意図判断方法およびこれを用いたインターネット上の広告方法とそのシステムの好ましい実施例を詳述する。
【0016】
<使用者の接続意図判断>
本実施例は、インターネット使用者から所定のイベントを入力され、このようなイベントを分析することによって、インターネット使用者がインターネットに接続した意図(intention)、すなわち使用者の関心分野を判断する方法に関する。
【0017】
図2は、本発明の一実施例によるインターネット使用者の接続意図を判断するための方法を示した流れ図である。
【0018】
インターネット使用者は、多様な理由でインターネットに接続する。その重要な理由の中の1つがインターネットを介した情報検索であり、ゲーム、電子メールの使用、金融取引などの理由でインターネットに接続する。本発明の一側面によるインターネット使用者の接続意図を判断するための方法は、インターネット使用者の多様な接続意図のうち、その比率が最も高いものとして調査されるインターネットを介した情報検索の意図でインターネットに接続した場合を中心として使用者の接続意図を把握することができるだけでなく、究極的には、チャットまたはメッセンジャーサービスのような使用者の接続意図を把握する根拠となるデータが使用者から入力されるあらゆる実施例の場合からも、使用者の接続意図を把握することができる。
【0019】
図2を参照すると、本発明の一実施例によるインターネット使用者の接続意図を判断するための方法は次のとおりである。インターネット使用者の接続意図を判断するために、まず使用者から所定のイベントを入力される(段階210)。所定のイベントを入力される方法は、大きく下記の3つに分類される。
【0020】
(1)インターネット使用者が検索エンジンを提供するポータル(portal)サイトに接続し、所定の情報検索のための検索語を入力する。この場合、イベントは使用者の検索語入力となる。また、上述したように、前記検索語は検索エンジンだけでなく、使用者がチャットまたはメッセンジャーサービスの利用時にたびたび言及される単語を中心として特定される。例えば、メッセンジャーサービスの利用時に“靴(shoes)”または“ショッピング(shopping)”などの単語が多く登場する場合には、これを捕集し、使用者から入力されたイベントが“靴”または“ショッピング”などに関すると特定することができる。
【0021】
(2)インターネット使用者がウェブブラウザを駆動してウェブブラウザのアドレス入力窓に所定の情報が位置したウェブサイトのユニバーサル・リソース・ロケータ(URL:Universal Resource Locator)を入力する。イベントはインターネット使用者のURL入力となる。この場合、イベントは前記URLの中の最上位部分のみを抽出した後、前記抽出された最上位URLがどのような分類に属するURLであるかを判断することによって特定される。例えば、使用者がhttp://www.kipo.go.kr/patentlaw.htmをアドレス入力窓に入力した場合、URLの最上位の部分であるwww.kipo.go.krを抽出し、抽出されたURLが特許または商標などに属するURLであると判断されることによって使用者が入力したイベントが特許または商標に関すると特定する。使用者が入力したイベントがIPアドレスであると、これに対して逆ドメイン名のサービスリクエストを行って前記IPアドレスに対するドメイン名を得ることができる。
【0022】
(3)インターネット使用者がウェブサイトにディスプレイされる所定の情報とリンクされているハイパーテキストをクリックする。この場合、使用者から入力されたイベントは、ハイパーテキストの内容情報を抽出して特定される。例えば、使用者がハイパーリンクに表示された“特許”という単語をクリックして“特許”と関連した情報に移動しようとする場合であれば、使用者から入力されたイベントは“特許”に関すると特定される。
【0023】
前記のようなインターネット使用者のイベントを入力され、前記イベントをカテゴリ別に分類する(段階220)。段階220でカテゴリというのは、前記使用者が入力したイベントの一定パターンの集合を意味する。例えば、使用者が“特許”を検索語として入力した場合、“特許”という検索語がどのような性格を有するイベントであるかをカテゴリ別に分類することができる。このようなカテゴリ分類は、使用者から入力されたイベントが使用者の関心分野であると判断することができるイベントであるかを判断するために遂行される。使用者が任意で“特許”という検索語を1回入力した場合、このような単発的な検索に基づいて“特許”が使用者の関心分野であると判断するには無理があるが、使用者が“花の配達”という検索語を1回入力した場合であれば、検索語の特性上、現在使用者が“花の配達”に関心があると判断することができる。このように、段階220は、入力されたイベントがどのようなカテゴリに属するイベントであるかを判断し、これを分類する段階である。
【0024】
前記使用者から入力されたイベントをカテゴリ別に分類した後、前記イベントの履歴情報を記録する(段階230)。前記履歴情報は、前記イベントが入力された回数、前記イベントがどの程度の期間に入力されたかに関する情報などを含む。本発明の好ましい一実施例によると、前記履歴情報はクッキーファイル形態で記録され、履歴情報が記録されたクッキーファイルは使用者が端末機または本発明による使用者の接続意図を把握するためのシステム内に保存される。次に、記録された前記イベントの履歴情報を分析し(段階240)、分析された情報に基づいて所定の基準に従って使用者の関心分野を判断する(段階250)。前記イベントの履歴情報を分析して使用者の関心分野を判断する段階(段階240および段階250)は、上述したように、使用者から入力されたイベントのカテゴリに従って既設定された所定の基準に従って遂行される。まず、段階240では、前記履歴情報に記録された前記イベントの入力回数、前記イベントが入力される期間(第1入力から第2入力までの期間)などを分析する。前記分析結果をもとに所定の基準に従って前記イベントが前記使用者の関心分野を表現しているかを判断する(段階250)。前記所定の基準は、使用者が入力したイベントのカテゴリ別に所定のいくつかの条件として、前記イベントが入力された回数、すなわちイベント発生頻度数、前記イベント発生の最近性、および前記イベントと連関して既設定された優先順位の中の1つ以上となる。
【0025】
前記イベントが属するカテゴリに従って使用者の接続意図を判断するための所定の基準は多種多様である。すなわち、使用者から入力されたイベント、例えば、使用者が入力した検索語が“花の配達”であれば、“花の配達”という検索語の特性上、相当な即時性が要求されることが推定される。すなわち、使用者は短時間内に花を送ろうとする意図があるため、このような即時性が強い種類の検索語の場合、使用者の関心または即時性が強いと判断される。このような種類のイベントは、使用者から入力されたイベントの回数が1回であったとしても、使用者が相当な関心を有しているため、使用者の接続意図をそのまま表現するイベントであると判断される。これと反対に、使用者が入力したイベント、例えば、使用者が入力した検索語が“移民”または“留学”であれば、“移民”または“留学”という検索語の特性上、“花の配達”に比べると、その即時性は非常に低いと判断される。すなわち、使用者は長期間に渡って前記検索語に対する関心を持続的に有する意図があると判断されるため、前記検索語だけでは使用者の接続意図をそのまま表現していると判断するには無理がある。しかし、前記検索語が1ヶ月に5回以上入力された場合であれば、使用者は“移民”または“留学”という分野に相当な関心ないし持続的な関心を有しており、使用者の接続意図または前記分野の情報を検索するためのものであると判断することができる。このような判断のために上述した所定の基準を適用し、このような基準は、どの程度最近に入力されたイベントであるか、またはイベントがどの程度の優先順位を有するものであるかを含む。例えば、昨日入力されたイベントが今日再び入力された場合は、1週間前に入力された要請よりも使用者の関心がより大きいと判断することができ、前記花の配達またはレストランに関連したイベントは、前記移民または留学などに関連したイベントよりはより高い優先順位を有するように設定される。
【0026】
段階250では、上述した所定の基準に従って、段階210で入力されたイベントが前記使用者の関心分野を表現しているかを判断するが、上述した所定の基準を満たすイベントであると判断した場合は前記イベントを記録し(段階260)、所定の基準を満たすことができないイベントであると判断した場合は再び段階230に戻る。
【0027】
段階250で使用者の関心分野を表現すると判断されたイベントは、使用者の関心分野として記録されるが(段階260)、本発明の好ましい一実施例によると、前記使用者の関心分野を表現するものと判断されたイベントはクッキーファイルの形態で記録される。使用者の関心分野をクッキーファイルの形態で記録してこれを使用者側に保存することも、また本発明による使用者の接続意図を把握するためのシステム内に保存することもできる。また、使用者の関心分野を記録するための方法のさらに他の一実施例として、判断された使用者の関心分野を各使用者別に分類して保存する方法がある。使用者の接続意図を把握しようとする中央サーバ側に設けられた所定のデータベース手段に前記関心分野を使用者別に管理することも可能であり、中央サーバは使用者の接続意図のみ把握し、別途のサーバ手段を置いて前記把握された使用者の接続意図を保存し、これを用いて広告を含む所定の情報を前記使用者別に特化して前記使用者に提供することも可能である。
【0028】
前記のように記録された使用者の関心分野を表現すると判断されたイベントは、使用者からさらに他のイベントの入力があって、このようなイベントをカテゴリ別に分類し、記録された履歴情報を分析した結果、上述した所定の基準に従って使用者の関心分野を表現しているイベントであると判断される場合には持続的に更新される。本発明の一実施例によると、段階260で使用者の関心分野として記録される前記イベントは、複数である場合もある。
【0029】
上述した本発明による使用者の接続意図を判断する方法は、使用者から入力された任意の要請に従って使用者の関心分野を判断することができるように設計されることもできるが、このような判断の的確性のため、関心分野を判断することができる要請の数または範囲を限定することも可能である。このような場合には、使用者の関心分野、すなわち、使用者の接続意図をさらに的確に判断することが可能であるため、判断された使用者の接続意図をさらに効果的に利用することが可能である。例えば、イベントのうち、使用者の意図を最も高く反映していると判断されるイベントを決定し、前記使用者から入力されたイベントが前記決定されたイベントに含まれる場合にのみ、前記のような関心分野の判断を遂行するように動作することもできる。このような場合には、使用者の意図を大きく反映することができないと判断されるイベントに対して、カテゴリ別に分類および履歴情報の記録などの段階を遂行する必要がないため、保存空間の効率的な使用およびシステム具現が容易になるという利点がある。
【0030】
本発明の好ましい一実施例によると、上述した使用者の接続意図を判断する方法は、所定のクライアントプログラムが使用者側に設置されて遂行される。すなわち、使用者端末機に設置されたクライアントプログラムは、使用者のイベント(検索語または所定のURL入力、またはハイパーリンクのクリックなど)をモニタリングし、前記イベントをカテゴリ別に分類し、前記イベントの履歴情報を記録し、記録された履歴情報を分析して上述した所定の基準に従って使用者の関心分野を判断するように動作する。本実施例によると、使用者が様々なインターネットサービスを使用する場合をすべてモニタリングして、関心分野を把握することができるという利点がある。例えば、使用者がAという検索サイトで検索語を入力した時だけでなく、Bという検索サイトで検索語を入力した時にも前記検索語の両者ともイベントとして追跡することができるため、より的確に使用者の関心分野を把握することが可能である。
【0031】
また、本発明の一実施例によると、前記クライアントプログラムの設置前に使用者の性別、年齢、住所、職業などの基本的な情報を入力されるようにし、使用者の関心分野を判断するのに参考とすることができる。例えば、使用者が30代の既婚女性であれば、使用者の関心分野を育児、料理などに高い優先順位を置いて判断することができる。また、本発明の一実施例によると、所定の客観性が担保される標本が確保される場合、年齢別または性別でインターネット使用者の現在の関心分野を持続的に判断することが可能であったり、判断されたインターネット使用者の関心分野を用いて多様に活用したりすることも可能である。
【0032】
<インターネット上の情報提供>
本実施例は、上述したインターネット使用者の接続意図を判断する方法を用いて使用者の接続意図に応じる所定の情報を前記使用者に提供する方法に関する。基本的には、上述したインターネット使用者の接続意図を判断する方法を用いて使用者の関心分野を判断し、この関心分野と関心分野に関連した広告をリンクすることによって前記使用者に前記関心分野に関連した情報をディスプレイする。
【0033】
図3は、本発明の一実施例によるインターネット上の情報提供方法の流れを示した流れ図である。図3を参照すると、本発明によるインターネット上の情報提供方法は、上述したインターネット使用者の接続意図判断方法を用いて下記のように遂行され、提供される情報の一例は広告である。
【0034】
図3に示されたインターネット上の情報提供方法の一例としては、使用者が入力したイベントの履歴情報を記録するための履歴ファイルと、イベントを分析して使用者の接続意図を表現していると判断されるイベントを記録する広告ファイルが用いられる。本実施例においては、説明の便宜のために履歴ファイルの一例として履歴クッキーを用い、広告ファイルの一例として広告クッキーを用いたが、所定のイベントまた分析されたイベントに対する履歴を記録することができるファイルであれば、どのような形態のファイルも用いることができることは明らかである。
【0035】
図3を参照すると、図2に示されたインターネット使用者の接続意図判断方法と同様に、使用者から所定のイベントを入力され(段階310)、入力されたイベントは既設定されたカテゴリ別に分類される(段階315)。前記図2に対する説明と同様に、カテゴリとは前記使用者が入力したイベントの一定パターンの集合を意味する。一例として、このようなカテゴリは、イベントが有する即時性の程度、すなわち、前記イベントが前記使用者の関心分野を把握するのに有効であると把握される期間(以下“有効期間”とする)に従って分けられる。すなわち、入力されたイベントが“花の配達”のように即時性が強く要求されるイベントである場合には1日(日別基準)を有効期間とするカテゴリに分類し、“コンピュータ”のように一定期間の推移を探る必要があるイベントの場合は1週間(週別基準)を有効期間とするカテゴリに分類し、“留学”などのように比較的長期間の推移を探る必要があるイベントの場合は1ヶ月(月別基準)を有効期間とするカテゴリに分類するなど、入力されたイベントをカテゴリ別に分類することができる。
【0036】
次に、前記イベントはイベント履歴クッキーに記録される(段階320)。
【0037】
当業者であれば周知しているように、クッキーはウェブサイトが使用者のシステムに残すことができる特別なテキストファイルであり、これは今後その使用者に関して何かを記憶することができるようにするためのものである。ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)を使用する場合、ウェブページに対するそれぞれの要求は、他の要求と相関関係がなくすべて独立的である。従って、ウェブサーバは、その使用者に以前にどのようなページが送られていたかに関する一切の記録も有しておらず、さらにはその使用者が以前にどのようなウェブサイトを訪問したのかに関してさえも知ることが困難である。クッキーは、ウェブサーバによって使用者のウェブ接続に関するファイルを使用者コンピュータに保存するように許容した装置である。クッキーファイルは大体、使用者が使用するブラウザディレクトリの下部に保存される。
【0038】
クッキーは、document.cookieの属性で設定され、その形式は下記のとおりである。
【0039】
name=value;expire=expDate
name:ブラウザの仮想空間に保存され、クッキーを互いに区別するためのクッキーの名前
value:クッキー値
expire:キーワードとしてクッキーがクッキーファイルに存在可能な終了時限
expDate:GMT(グリニッチ標準時)フォーマットで構成されたクッキーの終了時限
クッキーは使用者のコンピュータに保存されるファイルであって、ネットスケープではこのファイルを単一システムに最高300まで保存することができ、ファイル1つのサイズは4KB以下に制限される。
【0040】
新規のイベントが入力される度に前記イベント履歴クッキーは更新される(段階325)。本発明の一実施例によると、前記イベント履歴クッキーに保存されるイベントの数は所定の数に制限され、前記更新は先入れ先出し(First In First Out;FIFO)方式で遂行されるが、これは最初に入力されたイベントを一番先にイベント履歴クッキーから除去することによって、イベントの最近性を維持し、保存空間を効率的に用いることができる。
【0041】
また、イベント履歴クッキーに保存されるイベントは、所定の(predetermined)イベントに限定される。これは、使用者が特別な意図なく入力したイベントがイベント履歴クッキーに保存されることを防ぐためのものであって、使用者の関心分野をより的確に判断することができるようにするだけでなく、使用者の関心分野を判断するのに必要なシステムの付加を少なくすることもできる。
【0042】
また、本発明の一実施例によると、前記イベント履歴クッキーは、前記所定のイベントに対する満了期間(expiration period)を設定しておき、前記イベントが前記所定のイベントであり、前記イベントが保存された期間が前記満了期間を超えた場合には、前記イベントを前記イベント履歴クッキーから除去することができる。例えば、イベントが“花の配達”という検索語入力であり、前記イベントに対する満了期間が1日と設定された場合(花の配達という検索語は、上述したように即時性が強い)、花の配達という検索語がイベント履歴クッキーに保存された状態で1日が過ぎた場合には、上述した先入れ先出し方式とは関係なく、前記花の配達という検索語はイベント履歴クッキーから削除される。本発明の一実施例によると、段階315で即時性の程度に従ってイベントがカテゴリ別に分類される場合には、上述した有効期間に従って前記満了期間が自動設定されるように動作する。この場合は、カテゴリ分類と共に前記カテゴリで保存された有効期間が前記満了期間として設定されるイベント履歴クッキーが自動的に生成されるように動作する。
【0043】
また、本発明の一実施例によると、このようなイベント履歴クッキーは使用者端末機に保存されており、中央サーバは使用者から入力された新たなイベントを反映して前記イベント履歴クッキーを更新または新たに発給するように動作する。
【0044】
次に、中央サーバでは前記イベント履歴クッキーを分析する(段階330)。イベント履歴クッキーに保存されたイベントを分析した後、前記分析結果をもとに所定の基準に従って前記イベントが前記使用者の関心分野を表現しているかを判断する(段階335)。前記所定の基準は、上述したように、使用者のイベント別に所定のいくつかの条件として、前記イベントが入力された回数、すなわち前記イベント発生頻度数、前記イベントの最近性、および前記イベントと連関して既設定された優先順位の中の1つ以上である。例えば、段階315で有効期間が1日に分類されるイベントである“花の配達”という検索語の入力回数が1日に2回以上である場合、また、段階315で有効期間が1週間に分類されるイベントである“コンピュータ”という検索語の入力回数が1週間に3回以上である場合、また、段階315で有効期間が1ヶ月に分類されるイベントである“留学”という検索語の入力回数が1ヶ月に5回以上である場合、上述したイベントは使用者の関心分野を表現していると判断することができる。
【0045】
また、前記優先順位(priority)は、所定期間、前記イベントと連関した広告のクリック数に従って決定される。例えば、使用者が3日間、イベントとして“はげ頭”という検索語と関連した広告を5回以上クリックした場合、前記使用者は“はげ頭”と関連した分野に非常に強い関心を有していると判断することができるため、このようなイベントに対しては、その他のイベントに比べて高い優先順位を有するように設定することができる。
【0046】
段階335では、上述した所定の基準に従って、段階310で入力されたイベントが前記使用者の関心分野を表現しているかを判断するが、上述した所定の基準を満たすイベントであると判断した場合、広告サーバは前記イベントを広告ファイルに記録して広告クッキーを発行し(段階340)、所定の基準を満たすことができないイベントであると判断した場合は再び段階330に戻る。
【0047】
本発明の一実施例によると、広告クッキーは使用者の関心分野として判断された1つ以上のイベントを含んで作成される。作成された広告クッキーは使用者の端末機に保存され(段階345)、使用者がインターネットに接続する場合、広告サーバは前記使用者の端末機に保存された前記広告クッキーを探し、前記広告クッキーに挿入された前記イベントに対応する所定の広告を使用者に提供する(段階350)。前記広告は使用者の端末機のディスプレイ手段を介して使用者に出力される(段階355)。
【0048】
本実施例によると、前記広告クッキーは使用者の端末機に保存されるが、本発明の一実施例によると、中央サーバまたは中央サーバと連動して動作する所定の広告サーバの処理容量が十分な場合は、前記使用者の関心分野と関連した1つ以上のイベントを中央サーバまたは広告サーバで各使用者別に保存および管理することも可能である。
【0049】
また、本発明の一実施例によると、段階350で所定の広告を使用者に提供する段階は、前記イベントに従って広告提供期間が異なって設定されることもある。すなわち、上述したように、有効期間が1日であるものに分類されたイベント、すなわち、“花の配達”と連関した広告の場合には、広告提供期間を1日に設定することができ、有効期間が1週間である“コンピュータ”のようなイベントと連関した広告の場合には、広告提供期間を3日以上1週間未満に設定することができる。本実施例において、前記広告提供期間は、前記広告を提供する広告主が支払った広告料に従って差等に設定される。
【0050】
また、本発明のさらに他の一実施例によると、段階350で使用者に提供される所定の広告は、イベントと直接的に関連する広告ではなく、間接的に関連する広告である場合がある。例えば、使用者のイベントが“引越し”に関する検索語であると仮定し、このようなイベントが使用者の接続意図であると判断された場合、使用者にディスプレイされる広告は“引越し”と直接的に関連する引越しセンターなどの広告だけでなく“引越し”と間接的に関連する引越し関連のショッピングモールなどに関する広告をディスプレイすることも可能である。本実施例において、直接的または間接的に関連する広告間のディスプレイ優先順位は便宜に従って調節され、その一例として、直接的に関連する広告の優先順位を高くするものの、広告主が支払う広告料に従って優先順位を調節する方式を選択することもできる。
【0051】
本発明の一実施例によると、前記所定の広告を提供する段階において、中央サーバは前記広告クッキーに保存された前記イベントに対応する広告識別記号を所定のデータベース手段に保存管理し、使用者がインターネットに接続する場合、前記広告クッキーに保存された前記イベントに対応する広告識別記号を前記データベース手段から読出し、広告サービスとして前記広告識別記号で識別される所定の広告を使用者に提供するように動作する。また、本発明の一実施例によると、前記所定の広告を提供する段階において、前記広告クッキーには1つ以上のイベントのみが記録されており、広告サーバは広告クッキーに保存された1つ以上のイベントを読出し、これに対応する広告を使用者に提供するように動作する。
【0052】
また、本発明の好ましい一実施例によると、前記広告クッキーに保存された前記イベントが1つ以上である場合、前記イベントに設定された優先順位に従って使用者に広告が差等に提供される。例えば、広告クッキーにイベントとして“花の配達”および“コンピュータ”が保存されており、“花の配達”の優先順位が“コンピュータ”の優先順位より高い場合を仮定すると、広告サーバは“花の配達”と連関した広告を使用者の注意をより引くことができる場所に配置したり複数配置したりすることによって“コンピュータ”と連関した広告と差等をつけて使用者に広告を提供することも可能である。このように、1つ以上のイベントに対して差等で広告を提供するための基準として、前記イベントに対する広告を提供しようとする広告主が支払った広告料が重要要素となる。また、本発明のさらに他の実施例によると、広告クッキーに記録されたイベントが複数である場合、前記1つ以上のイベントに対応する1つ以上の広告を無作為ローリング方式で使用者の端末機にディスプレイすることも可能である。
【0053】
本発明の好ましい一実施例によると、前記広告クッキーは所定期間、有効であり、所定の期間が経過すると期間満了として自動削除されるように構成される。これは、前記クッキーファイルに対する説明において上述したように、クッキーファイル内のexpDateを調節することによって所定期間のみ有効なクッキーとして存続するようにし、前記所定の期間が経過した後には満了されるように制御する。
【0054】
図4および図5は、図3に示された本発明の一実施例によるインターネット上の情報提供方法が遂行されるシステムの一例を示した構成ブロック図である。図4および図5に示されたインターネット上の情報提供方法が遂行されるシステムは、使用者イベントとして検索エンジンの基盤下において検索語入力を用いる場合に対する一実施例である。
【0055】
図4に示されたインターネット上の情報提供システムは、大きく、使用者(420)、検索エンジン(410)、クッキー(430)、中央サーバ(440)、および広告サーバ(450)から構成される。各構成要素間のデータ伝達過程は、上述した図3に対する説明とほぼ同一である。
【0056】
図4に示されたインターネット上の情報提供システムに対しては、使用者が検索エンジンに入力する検索語をイベントとして、その動作内容を詳細に説明する。使用者(420)は、検索エンジン(410)に検索語を入力する。入力された検索語は、先入れ先出し(FIFO)方式で更新される履歴(history)クッキーに記録され、履歴クッキーは中央サーバ(440)に収集されて分析される。履歴クッキーに対する分析結果として広告クッキー(430)が作成され、広告クッキー(430)は使用者(410)端末機に保存される。使用者(410)がインターネットに接続する場合、使用者(410)端末機に保存された広告クッキー(430)が中央サーバ(440)に伝送され、中央サーバ(440)は広告クッキー(430)に記録されたイベントに対応する広告の識別記号を判別して広告サーバ(450)として所定の広告を使用者(410)に提供するように動作する。また、広告サーバ(450)が直接広告クッキー(430)を分析して広告クッキー(430)に保存されたイベントに対応する所定の広告を使用者(410)に提供することができるということは、上述したとおりである。
【0057】
図5は、図3に示された本発明の一実施例によるインターネット上の情報提供方法が遂行されるシステムのさらに異なる一例を示した構成ブロック図である。
【0058】
図5に示されたインターネット上の情報提供システムのさらに他の一例は、大きく、使用者(520)、検索エンジン(510)、クッキー(530)、中央サーバ(540)、広告サーバ(550)、およびクライアントプログラム(560)から構成される。各構成要素間のデータ伝達過程は、上述した図3に対する説明とほぼ同一である。
【0059】
使用者(520)は検索エンジン(510)に検索語を入力する。入力された検索語は、中央サーバ(540)に収集されて分析される。クライアントプログラム(560)は、上述した図4において中央サーバ(540)が遂行する役割を分担する個体であって、使用者(520)端末機に設置される。入力された検索語は、先入れ先出し(FIFO)方式によって更新される履歴(history)クッキーに記録され、履歴クッキーはクライアントプログラム(560)で収集されて分析される。履歴クッキーに対する分析結果として広告クッキー(530)が作成され、広告クッキー(530)は使用者(520)端末機に保存される。使用者(520)がインターネットに接続する場合、クライアントプログラム(560)は広告クッキー(530)に従って提供される広告のオブジェクトを判断し、広告サーバ(550)として所定の広告を使用者(520)に提供するように動作する。また、広告サーバ(550)が直接広告クッキー(530)を伝送されて所定の広告を使用者(520)に提供することができるということは、上述したとおりである。
【0060】
本発明のさらに他の実施例においては、クライアントプログラム(560)は広告クッキー(530)の生成までのみ遂行し、前記広告クッキー(530)に従って使用者に提供される広告のオブジェクト判断および広告の提供は中央サーバ(540)が遂行する。本発明が属する技術分野において、通常の知識を有した者であれば、前記で説明された機能が前記実施例で説明されていない他の形態でクライアントプログラム(560)および中央サーバ(540)間に適切に分配されることを理解することができる。
【0061】
上述した図4および図5に示されたインターネット上の情報提供システムの一例としては、使用者の検索語ログを記録するための履歴ファイルと、検索語を分析して使用者の接続意図として把握されるイベントを記録する広告ファイルが用いられる。本実施例においては、説明の便宜のために履歴ファイルの一例として履歴クッキーを用い、広告ファイルの一例として広告クッキーを用いたが、所定のイベントまたは分析されたイベントに対する履歴を記録することができるファイルであれば、どのような形態のファイルも用いることができることは明らかである。
【0062】
図6は、本発明のさらに他の一実施例によるインターネット上の情報提供方法の流れを示した流れ図である。図6を参照すると、本発明によるインターネット上の情報提供方法は、上述したインターネット使用者の接続意図判断方法を用いて下記のように遂行され、提供される情報の一例は広告である。
【0063】
図6に示されたインターネット上の情報提供方法の流れは、使用者から入力されるイベントとしてURLを入力される場合である。
【0064】
上述した図2に示されたインターネット使用者の接続意図判断方法と同様に、使用者から所定のURLなどを入力される(段階610)。次に、入力されたURLなどのイベントをカテゴリ別に分類(段階620)する。段階620でURL入力のようなイベントをカテゴリ別に分類することは、入力されたURLの中で最上位URLを抽出し、抽出された最上位URLがどのようなカテゴリに属するURLであるかを判断することによって遂行される。例えば、使用者がwww.kipo.go.kr/news/030218のようなURLを入力した場合、最上位URLであるwww.kipo.go.krを抽出して前記URLに対応するカテゴリを所定する。すなわち、所定のURLデータテーブルを検索してwww.kipo.go.krが“特許”と関連したURLであることをまず判断し、“特許”に関したイベントのカテゴリ(例えば、有効期間が3日であるイベントカテゴリ)に自動分類する方式で動作する。前記入力されたURLは、URL自体がイベントとして取り扱われ、カテゴリに従って自動分類することも可能であるが、前記入力されたURLに保存されたコンテンツなどの情報内容に従って前記入力されたURLを一般化することができる概念に変換した後、これを再びカテゴリに従って自動分類することも可能である。例えば、上述した例のように、入力されたURLの最上位URLを抽出した場合、www.kipo.go.krと表現されるURLを一般化するために、前記URLに保存されたコンテンツに従って前記URLを“特許”という概念に変換し、これを使用者が入力したイベントとして取り扱い、カテゴリに従って分類することも可能である。本実施例によると、同一または類似したコンテンツを有しているものの、URLが異なる複数のウェブサイトが存在する場合、使用者が互いに異なるURLに接続しても、複数のウェブサイトに対する一般化された概念に前記使用者の関心があると判断することができるという利点がある。
【0065】
段階610で使用者から入力されたURLをカテゴリ別に分類した後、前記イベントの履歴情報を記録する(段階630)。履歴情報とは前記イベント、すなわち、前記URLが入力された回数、前記URLがどの程度の期間に入力されたかに関する情報などを含む。本発明の好ましい一実施例によると、前記履歴情報はクッキーファイル形態で記録され、履歴情報が記録されたクッキーファイルは使用者端末機または本発明による使用者の接続意図を把握するためのシステム内に保存される。次に、記録された前記イベント(URL)の履歴情報を分析し(段階640)、分析された情報に基づいて所定の基準に従って前記イベント(URL)が使用者の関心分野を表現しているかを判断する(段階650)。前記イベント(URL)の履歴情報を分析して使用者の関心分野を判断する段階(段階640および段階650)は、上述したように、使用者から入力されたURLのカテゴリによって所定された所定基準に従って遂行される。まず、段階640では、前記履歴情報に記録された前記URLの入力回数、前記URLが入力される期間(第1入力から第2入力までの期間)などを分析する。前記分析結果をもとに所定の基準に従って前記入力されたURLが、前記使用者の関心分野を表現しているかを判断する(段階650)。前記所定の基準は、使用者が入力したイベントのカテゴリ別に所定されたいくつかの条件として、前記イベントが入力された回数、すなわち、イベント発生頻度数、前記イベント発生の最近性、および前記イベントと連関して既設定された優先順位の中の1つ以上となることは上述したとおりである。
【0066】
段階650では、上述した所定の基準に従って段階610で入力されたURLが前記使用者の関心分野を表現しているかを判断するが、上述した所定の基準を満たすイベントであると判断した場合は前記URLを記録し(段階660)、所定の基準を満たすことができないURLであると判断した場合は再び段階630に戻る。
【0067】
段階650で使用者の関心分野を表現すると判断されたURLは、使用者の関心分野として記録されるが(段階660)、本発明の好ましい一実施例によると、前記使用者の関心分野を表現すると判断されたURLはクッキーファイルの形態で記録される。また、本発明のさらに他の一実施例によると、中央サーバ側に備えられた所定のデータベース手段に前記URLを各使用者別に分類して保存することもできる。
【0068】
段階670は、前記使用者の関心分野を表現すると判断されたURLを前記URLと連関した広告とリンクさせる段階である。本発明の好ましい一実施例によると、段階670は、前記使用者の関心分野を表現すると判断されたURLに対応する広告コンテンツのファイル名またはファイル経路などの広告情報を広告識別記号として記録するように作動する。段階670でリンクされた広告は、前記使用者がインターネットに接続する場合、使用者にディスプレイされる(段階680)。本発明の好ましい一実施例によると、段階680は、広告サーバが前記クッキーファイルに保存された前記URLを読出して前記URLに対応する所定の広告を提供する方式で遂行される。この時、広告サーバには前記広告識別記号が保存されており、前記広告サーバは前記広告識別記号に保存された前記URLに対応する広告コンテンツのファイル経路などに従って遠隔ウェブサーバに保存された広告を前記使用者に提供するように動作する。
【0069】
図6に示された本発明のさらに他の一実施例によるインターネット上の情報提供方法は、使用者端末機に設置される所定のクライアントプログラムを介して遂行される。
【0070】
本発明の好ましい一実施例によるインターネット上の情報提供方法は、上述したように、インターネット使用者の接続意図を判断し、これに基づいて所定の情報を提供すること以外にも、他に考慮すべき要因を含んで使用者に所定の情報を提供することも可能である。すなわち、使用者の物理的位置を追跡し、最大限、使用者が地域的に関心を有する所定の情報を提供することも可能である。
【0071】
このような使用者の物理的位置と使用者の接続意図を共に考慮した情報提供方法は、上述したインターネット使用者の接続意図判断方法と共に、前記使用者の接続IPアドレスを判断する段階および前記IPアドレスを用いて前記使用者の位置を推定する段階とさらに含む。使用者の要請分析を介した関心分野判断と共に、使用者の接続地域(物理的位置)を考慮して前記関心分野を判断する。
【0072】
韓国公開特許番号第10−2001−35965号(発明の名称:インターネットアドレス付加情報サービス提供のための機関および地域別インターネットアドレス束の決定方法、インターネットアドレス束別の使用地域情報獲得方法)には、使用者の接続IPアドレスを介して使用者が接続した地域の位置情報を把握する方法が開示されている。図7は、本発明の一実施例によるインターネット使用者の接続意図情報と使用者の接続位置情報を共に考慮してディスプレイされた広告画面の一例を示した図である。図7を参照すると、インターネット使用者の関心分野をダイエットと判断し、使用者のIPアドレスがXXX.XXX.XXX.XXXであり、前記IPアドレスを用いて推定された使用者の位置がソウル市江南区ノニョン洞である場合にウェブペー
ジにディスプレイされる広告(710)の一例が示されている。すなわち、図7に示されたように、ソウル市江南区ノニョン洞に位置した肥満専門病院の広告を前記使用者が
所定のウェブページに接続した時に前記ウェブページに表示することによって広告効果を高める。また、図7において知ることができるように、前記使用者が“ジャジャンミョン(韓国式ジャージャー麺)”という検索語を入力して検索したとしても、前記使用者の主となる関心対象である“ダイエット”関連の広告を前記使用者に提供することによって前記使用者に対する広告効果をより高める。提供される情報が広告以外の他の情報である場合にも、前記使用者の関心が反映された情報を前記使用者に提供するため、それだけ前記使用者に必要な情報を提供することができる。
【0073】
図4または図6で、上述した本発明によるインターネット上の情報提供方法において、前記方法は使用者の関心目録に対応する広告をインターネットに接続した使用者にウェブブラウザを介して提供するように設計されるだけでなく、使用者の電子メールアカウントに所定の情報(例えば広告)を発送したり、使用者の移動通信端末機(携帯電話またはPDAなど)にも所定の情報を発送したりすることができるように設計される。本発明の実施例によると、多様な媒体を用いて使用者に使用者の関心情報を提供することができるという利点がある。
【0074】
図8は、本発明の一実施例によるインターネット上の広告システムを示した構成ブロック図である。図8を参照すると、本発明によるインターネット上の広告システムは、使用者端末機(810)、通信部(820)、制御部(830)、処理部(840)、保存部(850)および広告サーバ(860)を含み、このうち、インターネット使用者の接続意図を判断する役割を遂行する中央サーバは、図8の点線で表示された区域である。本発明の一実施例によるインターネット上の広告システムの構成ブロックを詳細に説明すると、下記のとおりである。
【0075】
通信部(820)は、使用者からイベントを入力されるためのものであって、使用者端末機(810)と中央サーバの間の通信を担当する。
【0076】
処理部(840)は、前記入力されたイベントを所定のカテゴリ別に分類し、所定の基準に従って前記イベントが前記使用者の関心分野を表現しているかを判断する機能を遂行する。上述したように、イベントのカテゴリ分類の一例として、前記イベントの有効期間に従ってイベントのカテゴリを分類することができる。すなわち、花の配達のように即時性が要求される検索語のようなイベントの場合には1日を有効期間とし、コンピュータのように一定期間の推移を探る必要がある検索語のようなイベントの場合には1週間を有効期間とするなど、各イベントに対するカテゴリを分類することができる。所定の基準は、上述したように、使用者のイベント別に所定されたいくつかの条件として、前記イベント発生頻度数、前記イベントの最近性、および前記イベントと連関して既設定された優先順位の中の1つ以上である。このような入力されたイベントのカテゴリ別分類および所定の基準に従った使用者の関心分野の判断手順は、上述したとおりである。
【0077】
保存部(850)は、使用者の関心分野と、これに対応する広告を識別することができる所定の符号を記録する機能を遂行する。本発明の好ましい一実施例によると、使用者に発行される広告クッキーは、保存部(850)内のクッキー発行部で保存される。このような広告クッキーが作成されて使用者に発行されることで使用者の関心分野と判断されたイベントを記録する方法の他にも、保存部(850)自体に所定のデータベース手段を備えて使用者別に関心分野およびこれと関連した広告情報を含む広告識別記号を保存管理することも可能である。また、本発明の好ましい一実施例によると、保存部(850)に備えられたデータベース手段は、中央サーバではなく広告サーバ(860)内に備えられ、所定の追加的な機能を担当することが可能である。
【0078】
制御部(830)は、中央サーバの全般的な動作を制御する機能を遂行する。
【0079】
広告サーバ(860)は、所定の広告内容を保存管理する機能を遂行するものであって、使用者端末機(810)に保存されている広告クッキーを分析して所定の広告を使用者端末機(810)に伝達する機能を担当する。また、広告サーバ(860)は、使用者の関心分野と判断されたイベントに対応する広告をインターネットに接続した使用者にウェブブラウザを介して提供するだけでなく、使用者の電子メールアカウントに所定の広告を発送したり、使用者の移動通信端末機(携帯電話またはPDAなど)にも所定の広告を発送したりすることができるように動作する。このような場合、広告サーバ(860)はメールサーバ(未図示)または文字メッセージサーバ(未図示)と連動することができる。図8に示された広告サーバ(860)は、本発明による中央サーバに属さないものと図示されているが、これは例示であるだけで、中央サーバ内に広告サーバ(860)が含まれることもあるということは明らかである。
【0080】
上述した本発明の一実施例によるインターネット上の広告システムを構成する各構成要素は、説明の便宜のために簡潔に機能的に区分されただけであり、各構成要素の実際の物理的位置とは関係ない。
【0081】
上述した本発明の一側面によるインターネット上の広告方法およびそのシステムは、広告に露出された使用者の今後の行動に対するフィードバック報告をさらに遂行するように設計される。一例として、広告主にフィードバック情報を提供することにおいて、広告主のURL、関連検索語などを保存し、クライアントプログラムは使用者が前記URLに移動したり、前記検索語を用いて検索を遂行したりする場合、これを中央サーバに伝送して前記広告の露出回数などをその項目にすることができる。このようなフィードバック情報項目としては、該当広告の露出後に使用者が広告主のウェブサイトを訪問した回数、訪問周期、再訪問回数、広告露出と訪問の比率などであり、使用者の年齢、性別、住所などの基本的な情報を入力された場合には、使用者の基本情報をもとに、より詳細なフィードバック情報を提供することが可能である。このようなフィードバック情報を広告主またはこれを必要とする人に提供することで、本発明による情報提供の効果を定量的(quantitative)に判断することができる。
【0082】
また、本発明の実施例は、多様なコンピュータから具現される動作を遂行するためのプログラム命令を含むコンピュータ読み取り可能媒体を含む。前記コンピュータ読み取り可能媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含む。前記媒体は、プログラム命令は本発明のために特別に設計されて構成されたものであったり、コンピュータソフトウェア当業者に公知されて使用可能なものであったりもする。コンピュータ読み取り可能記録の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスクおよび磁気テープのような磁気媒体(magnetic media)、CD−ROM、DVDのような光記録媒体(optical media)、 フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気光媒体(magneto−optical media)、およびロム(ROM)、ラム(RAM)、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して遂行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。前記媒体は、プログラム命令、データ構造などを保存する信号を伝送する搬送波を含む光または金属線、導波管などの伝送媒体であることもある。プログラム命令の例では、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリータなどを用いてコンピュータによって実行させる高級言語コードを含む。
【0083】
図9は、本発明によるインターネット使用者の接続意図を判断し、これを用いて情報提供を遂行するのに用いられる汎用コンピュータシステムの内部ブロック図である。
【0084】
コンピュータシステムは、ラム(RAM:Random Access Memory)(960)とロム(ROM:Read Only Memory)(970)を含む主記憶装置と連結される1つ以上のプロセッサ(940)を含む。プロセッサ(940)は中央処理装置(CPU)と呼ばれたりもする。当業界において広く知られているように、ロム(970)はデータ(date)と命令(instruction)を単方向性でCPUに伝達する役割をし、ラム(960)は通常、データと命令を両方向性で伝達するのに使用される。ラム(960)およびロム(ROM)は、コンピュータ読み取り可能媒体のあらゆる適切な形態を含む。大容量記憶装置(Mass Storage)(910)は、両方向性でプロセッサ(940)と連結して追加的なデータ保存能力を提供し、前記コンピュータ読み取り可能媒体のあらゆるものであると言える。大容量記憶装置(910)は、プログラム、データなどを保存するのに用いられ、通常、主記憶装置よりも速度が遅いハードディスクのような補助記憶装置である。CDロム(920)のような特定大容量記憶装置が用いられることもある。プロセッサ(940)は、ビデオモニタ、トラックボール、マウス、キーボード、マイクロフォン、タッチスクリーン型ディスプレイ、カード読み取り機、磁気または紙テープ読み取り機、音声または手書き文字認識機、ジョイスティック、またはその他の公知されたコンピュータ入出力装置のように、1つ以上の入出力インターフェイス(930)と連結される。最後に、プロセッサ(940)は、ネットワークインターフェイス(950)を介して有線または無線通信ネットワークに連結される。このようなネットワーク連結を介して前記方法の手順を遂行する。前記装置および道具は、コンピュータハードウェアおよびソフトウェア技術分野の当業者に広く知られている。
【0085】
前記ハードウェア装置は、本発明の動作を遂行するため、1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成される。
【産業上の利用可能性】
【0086】
以上のように、本発明によるインターネット使用者の接続意図判断方法およびこれを用いたインターネット上の広告方法とそのシステムによると、インターネット使用者の接続意図を判断することができるツールを提供することができる技術的効果を得ることができる。
【0087】
また、インターネット使用者の接続意図を把握し、使用者が現在最も大きな関心を傾けている分野に対する情報を使用者に提供することができる技術的効果を得ることができる。
【0088】
また、インターネット使用者の接続意図を把握し、使用者が現在最も大きな関心を寄せている分野に対する広告を使用者に提供することによって効果を極大化することができるだけでなく、検索語に対応して提供される広告支援の限定という問題点を解決することができる技術的効果を得ることができる。
【0089】
また、インターネット使用者の接続意図をあらかじめ把握し、このような接続意図と関連した広告をインターネットに掲載することを所望する広告主にこのような使用者の接続意図情報を提供することによって新たな広告方法を創出することができる技術的効果を得ることができる。
【0090】
また、使用者の接続意図を判断すると共に、様々な使用者を類型化するための手段を結合して、前記使用者に最も適切な情報を提供することができるという技術的効果を得ることができる。
【0091】
以上のように、本発明は限定された実施例によって説明されたが、前記実施例に限られるものではなく、本発明が属する分野において通常の知識を有する者であれば、このような記載から多様な修正および変形が可能である。従って、本発明の思想は特許請求の範囲により解釈されるべきであり、その均等または等価的変更は、本発明の思想の範囲に属する。
【図面の簡単な説明】
【0092】
【図1a】従来技術によって、使用者の会員加入時に記載する関心目録の一例を示した図である。
【図1b】従来技術によって、検索語を介したウェブページ検索時に検索語と関連した広告を画面の一部分にディスプレイすることによって広告を行う方法の一例を示した図である。
【図2】本発明の一実施例によるインターネット使用者の接続意図を判断するための方法を示した流れ図である。
【図3】本発明の一実施例によるインターネット上の情報提供方法の流れを示した流れ図である。
【図4】図3に示された本発明の一実施例によるインターネット上の情報提供方法が遂行されるシステムの一例を示した構成ブロック図である。
【図5】図3に示された本発明の一実施例によるインターネット上の情報提供方法が遂行されるシステムのさらに他の一例を示した構成ブロック図である。
【図6】本発明のさらに他の一実施例によるインターネット上の情報提供方法の流れを示した流れ図である。
【図7】本発明の一実施例によるインターネット使用者の接続意図情報と使用者の接続位置情報を共に考慮してディスプレイされた広告画面の一例を示した図である。
【図8】本発明の一実施例によるインターネット上の広告システムを示した構成ブロック図である。
【図9】本発明によるインターネット使用者の接続意図を判断し、これを用いて情報提供を遂行するのに利用される汎用コンピュータシステムの内部ブロック図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インターネットを介して使用者から所定のイベントを入力される段階と、
前記イベントを所定の(predetermined)カテゴリ別に分類する段階と、
前記イベントの履歴情報を記録する段階と、
前記履歴情報を分析して所定の基準に従って前記入力されたイベントが前記使用者の関心分野を表現しているかを判断する段階と、
前記使用者の関心分野を表現すると判断される前記イベントを記録する段階とを含むことを特徴とするインターネット使用者の接続意図判断方法。
【請求項2】
前記使用者の所定のイベントを入力される段階において、前記所定のイベントは、前記使用者がインターネットで検索しようとする情報と連関した検索語、または前記使用者が閲覧を要請したウェブページ情報であることを特徴とする請求項1に記載のインターネット使用者の接続意図判断方法。
【請求項3】
前記所定の基準は、前記イベントが入力された回数、前記要請の最近性、および前記要請と連関して既設定された優先順位の中の1つ以上に基づくことを特徴とする請求項1に記載のインターネット使用者の接続意図判断方法。
【請求項4】
前記イベントを記録する段階は、前記イベントを前記使用者別に分類して所定のサーバに保存する段階と、前記イベントをファイルに記録して前記使用者の端末機の保存手段に保存する段階の中のいずれか1つを含むことを特徴とする請求項1に記載のインターネット使用者の接続意図判断方法。
【請求項5】
前記ファイルは、クッキー(cookie)ファイルであることを特徴とする請求項4に記載のインターネット使用者の接続意図判断方法。
【請求項6】
前記使用者の接続IPアドレスを判断する段階と、
前記IPアドレスを用いて前記使用者の位置を推定する段階とをさらに含み、
前記イベントが前記使用者の関心分野を表現しているかを判断する段階は、前記推定された使用者の位置を考慮して遂行されることを特徴とする請求項1に記載のインターネット使用者の接続意図判断方法。
【請求項7】
インターネット上で情報を提供するための方法であって、
使用者から所定のイベントを入力される段階と、
前記イベントを所定の(predetermined)カテゴリ別に分類する段階と、
前記イベントの履歴情報を記録する段階と、
前記履歴情報を分析して所定の基準に従って前記入力されたイベントが前記使用者の関心分野を表現しているかを判断する段階と、
前記使用者の関心分野を表現すると判断される前記イベントを記録する段階と、
前記イベントと所定の情報をリンクさせる段階と、
前記使用者がインターネットに接続した場合、前記リンクされた情報を前記使用者に提供する段階とを含むことを特徴とするインターネット上の情報提供方法。
【請求項8】
インターネット上で情報を提供するための方法であって、
使用者の関心分野を確認する段階と、
前記使用者の関心分野と関連した情報を前記使用者に提供する段階とを含み、
前記使用者の関心分野は、
前記使用者から所定のイベントを入力される段階と、
前記イベントを所定の(predetermined)カテゴリに従って分類する段階と、
前記イベントの履歴情報を記録する段階と、
前記履歴情報を分析して所定の基準に従って前記入力されたイベントが前記使用者の関心分野を表現しているかを判断する段階と、
前記使用者の関心分野を表現すると判断される前記イベントを記録する段階と、
前記イベントと前記情報をリンクさせる段階とを介して所定されることを特徴とするインターネット上の情報提供方法。
【請求項9】
前記情報は、広告であることを特徴とする請求項7または8に記載のインターネット上の情報提供方法。
【請求項10】
前記使用者の所定のイベントを入力される段階において、前記所定のイベントは、前記使用者がインターネットで検索しようとする情報と連関した検索語、または前記使用者が閲覧を要請したウェブページ情報であることを特徴とする請求項7または8に記載のインターネット上の情報提供方法。
【請求項11】
前記所定の基準は、前記イベントが入力された回数、前記要請の最近性、および前記要請と連関して既設定された優先順位の中の1つ以上に基づくことを特徴とする請求項7または8に記載のインターネット上の情報提供方法。
【請求項12】
前記イベントを記録する段階は、前記イベントを前記使用者別に分類して所定のサーバに保存する段階と、前記イベントをファイルに記録して前記使用者の端末機の保存手段に保存する段階の中のいずれか1つを含むことを特徴とする請求項7または8に記載のインターネット上の情報提供方法。
【請求項13】
前記ファイルは、クッキー(cookie)ファイルであることを特徴とする請求項12に記載のインターネット上の情報提供方法。
【請求項14】
前記使用者の接続IPアドレスを判断する段階と、
前記使用者IPアドレスを用いて前記使用者の位置を推定する段階とをさらに含み、
前記イベントが前記使用者の関心分野を表現しているかを判断する段階は、前記推定された使用者の位置を考慮して遂行されることを特徴とする 請求項7または8に記載のインターネット上の情報提供方法。
【請求項15】
インターネット上で広告を行うための方法であって、
使用者からイベントを入力される段階と、
前記イベントを所定の(predetermined)カテゴリに従って分類する段階と、
前記イベントを履歴ファイル(history file)に記録する段階と、
前記履歴ファイルを分析して所定の基準に従って前記入力されたイベントが前記使用者の関心分野を表現しているかを判断する段階と、
前記使用者の関心分野を表現すると判断される前記イベントを広告ファイル(advertisement file)に記録する段階と、
前記使用者がインターネットに接続した場合、前記広告ファイルと連関した広告を前記使用者に提供する段階とを含むことを特徴とするインターネット上の広告方法。
【請求項16】
前記履歴ファイルおよび前記広告ファイルは、クッキーファイルであることを特徴とする請求項15に記載のインターネット上の広告方法。
【請求項17】
前記履歴ファイルおよび前記広告ファイルは、前記使用者の端末機で駆動される所定のクライアントプログラムによって生成されることを特徴とする請求項15に記載のインターネット上の広告方法。
【請求項18】
前記履歴ファイルは、先入れ先出し方式(FIFO)で所定の(predetermined)イベントを保存することを特徴とする請求項15に記載のインターネット上の広告方法。
【請求項19】
前記イベントを履歴ファイルに記録する段階は、
前記イベントが所定の(predetermined)イベントであるかを判断する段階と、
前記イベントが所定のイベントである場合、前記イベントを前記履歴ファイルに記録する段階とを含むことを特徴とする請求項15に記載のインターネット上の広告方法。
【請求項20】
所定のイベントに対応する満了期間(expiration period)を維持する(maintain)段階と、
前記履歴ファイルまたは前記広告ファイルに保存されたイベントが前記所定のイベントであり、前記イベントが保存された期間が前記所定のイベントに対応する前記満了期間を超えた場合には、前記イベントを前記履歴ファイルまたは前記広告ファイルから削除する段階とをさらに含むことを特徴とする請求項15に記載のインターネット上の広告方法。
【請求項21】
前記所定の基準は、前記履歴ファイルに含まれたイベントの発生頻度数、前記イベントの最近性、および前記イベントと連関して既設定された優先順位の中の1つ以上であることを特徴とする請求項15に記載のインターネット上の広告方法。
【請求項22】
前記優先順位は、一定期間の前記イベントと連関した広告のクリック数に従って決定されることを特徴とする請求項21に記載のインターネット上の広告方法。
【請求項23】
前記使用者に前記広告ファイルと連関した広告を提供する段階と、
前記使用者の電子メールアカウントまたは移動通信端末機を用いてイーメール、文字メッセージまたはWAP Pushの形態で前記広告を伝送する段階とを含むことを特徴とする請求項15に記載のインターネット上の広告方法。
【請求項24】
前記使用者に前記広告ファイルと連関した広告を提供する段階と、
前記広告ファイルが複数である場合、前記広告ファイルそれぞれに連関した広告を所定の方式に従って前記使用者に提供する段階とを含むことを特徴とする請求項15に記載のインターネット上の広告方法。
【請求項25】
前記所定の方式は、無作為選出方式、特定カテゴリに対する優先順位付与方式、および既納付した広告料による差等的方式の中のいずれか1つ以上であることを特徴とする請求項24に記載のインターネット上の広告方法。
【請求項26】
請求項1ないし25のいずれか1項の方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項27】
インターネット上で広告を行うためのシステムであって、
使用者から所定のイベントを入力されるための通信部と、
前記イベントを所定の(predetermined)カテゴリに従って分類し、前記イベントを履歴ファイル(history file)に記録し、前記履歴ファイルを分析して所定の基準に従って前記入力されたイベントが前記使用者の関心分野を表現しているかを判断するための処理部と、
前記使用者の関心分野を表現するものと判断される前記イベントを広告ファイル(advertisement file)に記録するための広告ファイル作成部と、
前記広告ファイルと連関した広告が前記使用者にディスプレイされるように所定の広告サーバを制御するための制御部とを含むことを特徴とするインターネット上の広告システム。

【図1a】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図1b】
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【公表番号】特表2006−520939(P2006−520939A)
【公表日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−518760(P2005−518760)
【出願日】平成16年2月27日(2004.2.27)
【国際出願番号】PCT/KR2004/000415
【国際公開番号】WO2004/084109
【国際公開日】平成16年9月30日(2004.9.30)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】