説明

インターネット学習システム及び学習方法

【課題】本発明は、インターネット上でカスタムメイド教育システムを提供するものである。
【解決手段】最小単位に細分化された概念内容と、各概念内容に関連した問題グループと、各問題に対する問題の説明とで構成されている。そのため、それらは再構成することが可能である。その上、各学習者の能力を考慮する事によって、学習者にとって最善である学習内容を提供するために利用される、各学習者の学習履歴記録ライン用の空き領域を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、学習される科目の内容や関連したテスト問題等を、メンバーとして参加する使用者に提供することで、彼または彼女がインターネットを使用して効果的に学習する事が可能な、インターネット学習システム及び学習方法に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータ応用技術およびインターネットの利用の増加は、社会の全ての局面の中で変化をもたらしている。特に、教育の分野においては、コンピュータとインターネットにサポートされ、遠隔教育等が活発になった。さらに、各学習者の特長を考慮した、カスタムメイド(オーダーメイド)教育を実施しようとする取り組みもある。その上、教育媒体から見れば、インターネットとマルチメディアデータの積極的な利用を通して、学習効果を増加させる試みがある。これらの試みは、特定の学習者のための学習分野や社内教育分野において、広く適用されてきた。
【0003】
これらの変化は、学習方式において、既存の対面教育方式から遠隔学習方式に移行する道を開いた。
この傾向に適応させて、今までは既存の放送媒体であるラジオやケーブル放送を通して放送されていた内容は、今や、学習者にビデオ・オン・デマンドの形式で、インターネットウェブサイトを介して提供されている。しかし、このような遠隔教育は、全ての学習者に同じ内容の学習材料を提供するという点で、対面式教育方式と何ら違いがなく、また、遠隔教育の利点を最大限に利用していないという問題がある。
【0004】
これらの問題を克服するために、使用者の学習能力が、データベース化された問題の基盤を構成するデータベースを使用して評価され、そして、その評価によってデータベースから抽出された適切なカスタムメイドされた問題が、使用者に提供され、それによって各人の学習効果が向上する、インターネットを利用する学習方法とそのシステムが提案された。
【0005】
【特許文献1】韓国特許出願2002−28862
【特許文献2】韓国特許出願2002−13592
【特許文献3】韓国特許出願2001−68374
【0006】
しかし、これらの先行技術では、学習者が学ぶべき分野の複数の問題グループが、解答のために学習者に、選択/提供される。結果はそれから採点される。それ故に、先行技術では、学習者の一般化された学習能力しか判定されない。その上、評価の後に提示された学習内容は、難易度が大まかに調整された問題グループを提示するレベルに属する。それ故に、先行技術は、個々の問題に対する完全な理解度を評価する機能を有さず、また、詳細な学習内容に対する学習者の能力を評価しない。
【0007】
先行技術における問題を、より詳細に説明する。
第一に、学習評価方法が、次の段階の学習形式が一群のテストに対する学習者の試験記録に基づいて決定される方法である。この方法は、試験記録と称される一般的な内容に基づいている。この方法では、学習者が既に理解している部分が余分にテストされるという場合が必ず起こる。
【0008】
第二に、上記方法では、科目の学習が、一般にテストを通して利用される学習方法だけを試みている。この方法は、基礎的な、学校の教科課程内容または説明を含むカスタムメイド学習に適応する事が、基本的に困難である。例えば、各学科に対し個人教師は、学習者に対する問題のみならず、学校の教科過程内容または説明を含む学習者が理解していない部分を詳細にわたって教える。しかし、上記で述べている方法は、個人学習方法を提案または試みているものではない。
【0009】
各学科に対する有能な個人教師が学習者に教える特定の範囲に、カスタムメイド教育を提供する事ができる学習システムを導入することを望むのであれば、学校の教科過程内容と説明が、どのようにデータベース化できるか深い調査がなされなければならず、それらに関わる問題グループをデータベース化する方法を設計しなければならず、それらを含む学習進行方法の、一般的な、および組織的な利用がなされなければならない。
【0010】
第三に、先行技術の学習システムは、それらの学習方法において、過剰に多くの不完全性を有する。これは、第一の問題で述べたように、全体の結果である試験記録に基づいた次の学習内容でさえ、一般的に決定する方法によって引き起こされる。
【0011】
これらのシステムは、学習者が理解していない分野を特定する手段を持たない。したがって、たとえ学習者が与えられたレベル以上の記録を得て、次の段階または次の単位に進んだとしても、現段階において学習者が全ての学校の教科過程の内容を理解したと判断するのは、難しい。
【0012】
この時、たとえ彼または彼女が個人教師であったとしても、教師が学習者に、学習者が理解していない部分の全ての知識を持たせた後で、次の段階に進む事は非常に困難である。しかし、コンピュータを使用するインターネット学習システムにおいては、精細で正確な作業処理能力を有するコンピュータおよびインターネットの技術を使用することで成し遂げることができる。
【0013】
インターネット学習システムは、インターネット学習システムのカスタムメイドの程度が、個人教師よりわずかに劣るという事実を差し引いたとしても、有能な個人教師の学習を越える、顕著な利点を有する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
本発明は、新しいインターネット学習システムとその方法を導き、さらに詳細には、多数の学習者が同時に学ぶにも関わらず、まるで各学科に対する有能な個人教師が、オフラインで特定の学習者だけに教えるような学習効果を有するシステムと方法を導くものである。さらには、学習方法の精密さと完璧さという点から見ると、本システムと方法は、オフラインでの個人教師が提供するよりも高い学習効果を有することができる。
【0015】
本発明は、形式および学習内容の制限なく、標準化されることができる教科過程範囲を有する全ての科目に適用される。言い換えれば、本発明は、あらかじめ教科過程が決められている小学校や中学校、高校の教科過程、または、運転免許や、有資格不動産業者、特許弁護士、代理人などの様々な資格取得の試験の、全ての科目にも適用される。上記において、教科過程の範囲とは、大まかに区別されるものであり完全には区別されないことを示す。知識の深さの適応範囲は、その意図、目的等によって異なるであろう。本発明の更なる目的と利点は、添付の図面と共に以下の詳細な説明からより十分に理解されることであろう。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明が遂行されるネットワークが、一般にインターネットとしてみなされる事は、上で説明してきた。しかし、ネットワークには、インターネットやイントラネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)等のような様々なネットワークであってもよい。使用されるコンピュータネットワークは、ワイヤーネットワークやワイヤレスネットワーク、モバイルネットワークでもよい。
【0017】
本発明の構成の説明においては、まず、ハードウェア要素や、ソフトウェアコンポーネントまたはそれらの組み合わせがどのように構成されているかを説明する。次に本発明に基づいた主要特性構成要素を説明する。最後に、学習フローの記述をする。
【0018】
まず、本発明による主要特性構成要素の全内容を列記し、次に各構成要素を説明する([ ]は段落番号)。
1.システム構成・・・[0019]
2.学習材料データベース構成・・・[0025]
(1)概要と特性 ・・・[0025]
(2)最小単位の意味 ・・・[0037]
(3)概念内容と概念内容データベース8−1・・・[0040]
(4)問題データベース8−2と問題説明ファイルデータベース8−3・・・[0048]
(5)図3を介した、学習内容データベース方式の説明 ・・・[0054]
3.学習情報データベース6−2と学習情報管理プログラム6−1・・・[0060]
(1)学習情報データベース6−2 ・・・[0060]
(2)学習情報管理プログラム6−1 ・・・[0067]
(3)学習ノート管理プログラム6−4
(4)学習履歴の使用形式、その他
4.学習計画構成プログラム7−1 ・・・[0069]
5.例5を介した、学習の進展方法の説明 ・・・[0073]
(1)学習者の状況 ・・・[0074]
(2)学習情報管理サーバーシステム6と学習進展サーバーシステム7の進展 ・・・[0075]
A 学習情報管理プログラム6−1・・・[0075]
B 学習計画構成プログラム7−1・・・[0075]
C 概念内容構成プログラム7−2・・・[0077]
D 学習者が、提供された概念内容グループを学習する事を可能にする段階・・・[0078]
E 問題構成プログラム7−3 ・・・[0079]
F 学習者の試験 ・・・[0080]
G 試験採点プログラム7−4 ・・・[0081]
H 採点結果による、不正解問題の学習の見直し ・・・[0082]
(3)2段階学習 ・・・[0083]
A 再試験される問題は、学習者の試験結果を考慮にいれた難易度を考えて選択/構成される、(問題構成プログラム7−3)・・・[0083]
B 再構成された問題グループの学習者の試験、不正解問題の学習の採点と見直し ・・・[0083]
(4)3段階、4段階・・・・・・学習 ・・・[0084]
(5)学習の終了 ・・・[0085]
(6)学習情報データベース6−2の関係 ・・・[0086]
6.例5を介した、学習進展方法の説明 ・・・[0087]
(1)設定 ・・・[0087]
(2)学習方法 ・・・[0087]
A 予備の時間がある場合 ・・・[0087]
B 予備の時間が無い場合 ・・・[0087]
7.本発明のインターネット教育システムの特性 ・・・[0088]

【0019】
1.システム構成
図1に示すように、本発明においてシステム構成は5つの要素に分類される。最初の構成要素は、学習者、または協力者や支援者等のような学習に関連した人(以下、集合的に“学習者等”という)のターミナル1および2であり、学習者がインターネット上でシステムにアクセスするインターフェースに相当する。
【0020】
図1は、本発明の好ましい実施例によるインターネット学習システムの全体の構成を示す。図1の発明は、4つのサーバーシステムに分類され、それぞれがシステムオペレーティングサーバーシステム3と、学習情報管理サーバーシステム6と、学習進行サーバーシステム7と、学習データベースサーバーシステム8と、を含む。
【0021】
図2は、本発明の好ましい実施例による、図1に示したインターネット学習システムの詳細な構成を示しす。図2に説明するように、システムオペレーティングサーバーシステム3は、基本的に接続セクション4と、認証セクション5と、課金セクション9と、を含む。システムオペレーティングサーバーシステム3を構成する接続セクション4と、認証セクション5と、課金セクション9とは、現在、多数のインターネットサイトで使用されている技術的構成要素である。本発明は、これらの広く知られた手段で実施することができる。
【0022】
学習情報管理サーバーシステム6は、学習情報管理プログラム6−1と学習情報データベース6−2を含む。サーバーシステム6は、必要に応じて、更に学習者学習能力測定プログラム6−3と学習ノート管理プログラム6−4を含む。
学習進行サーバーシステム7は、概念内容構成プログラム7−2と、問題構成プログラム7−3と、試験採点プログラム7−4と、問題説明ファイル構成プログラム7−5を含む。サーバーシステム7は、必要に応じて、更に学習計画構成プログラム7−1を含む。
【0023】
次に、学習データベースサーバーシステム8は、概念内容データベース8−1と、問題データベース8−2と、問題説明ファイルデータベース8−3と、を含む。サーバーシステム8は、適切ならば、更に学習辞書データベース8−4を含む。
【0024】
これらの構成要素がどのように操作されるのか、本発明の詳細な説明と共に、図面で詳細に説明する。以下に、構成要素の構成を説明する。
【0025】
2.学習材料データベースの構成
(1)概要と特性
本発明に使用されるデータベース方式において、第一の大きな特性は、学習内容を説明する内容に関連した内容がデータベース化される場合、学習内容を最大限に区分することによって、概念内容ファイルが、単一のデータには単一の概念だけが収容される、最小単位のサイズを有するように作られる。これを、図3を参照して説明する。
【0026】
図3は、概念内容データベース8−1の概念と、問題データベース8−2および問題説明ファイルデータベース8−3と、本発明の好ましい実施例によるそれらの関係を示す表である。
図3は、単一の最小単位の概念で構成される特定の学習範囲を示している。図3に示される“最小単位に分割された分類”の下に示されている4.1.1、4.1.2、・・・・・・は、最小単位で構成される学習内容分類の一例である。これは、上記分類単位に分割された学習科目事項の内容を説明または講義する科目事項の内容(ここでは、“概念内容(コンテント conceptual content)”といい、2以上の概念内容を“概念内容(コンテンツ conceptual contents)という。特許請求の範囲も含め、同じ意味)が作られることを意味する。言い換えると、インターネット学習システムの学習内容は、最小単位に分割された概念内容ごとに、細分され作られる。
【0027】
図4−aは、本発明の好ましい実施例による、概念内容データのパケット構造を示す。図3で示すように、各概念内容は、好ましくは、分類コードと、グレードコードや科目コード等のような中間分類コード、最小単位に分割されたコードと、概念内容ファイルコードと、難易度コードと、学習時間コードとに所定のビットに割り当てられたヘッダー、を含む。したがって、この分類は必要に応じて多様に変化させる事ができる。この時、ビットの配分は、各アイテムの数によって、十分な数を有するビットの数を使用して決定するのが望ましい。学習データベースに格納された概念内容データが、学習進行サーバー7によってアクセスされた場合、図4−aのパケットの対応する概念内容データがヘッダーデータを使用してアクセスされる。更に、各概念内容は、ヘッダーにしたがってパケットバイトの数を有するため、所定のサイズを有する概念内容は効率的に格納されて、管理される。パケットバイトの数は、必要に応じて固定数を有し、それによって、概念内容の最大サイズだけを制限する。
【0028】
図4−bは、本発明の別の好ましい実施例による、概念内容データのパケット構造を示す。図4−bは、図4−aの、概念内容に含まれる言葉の意味を説明する学習辞書が、学習者の要求に迅速に応えるために対応する概念内容ファイルに添付されている概念内容データのパケット構造である。この時、学習辞書は複数段階における学習者の要求に応えるように作られている。結果的に、学習辞書は、その概念内容パケットと同様に、全てをカバーする全体の学習辞書と接続される。
【0029】
このような原理は、下記の問題ファイルと問題説明ファイルに適応される。図4−bの概念内容は、図4−aのように、分類コードと、グレードコードと、科目コードと、中間分類コードと、更に分類されたコードと、最小単位に分割されたコードと、概念内容ファイルコードと、難易度コードとに所定のビットに割り当てられたヘッダーを含む。この時、ビットの分配は、各アイテムの数によって、十分な数を有するビットの数を使用して決定される事が望ましい。学習データベースに格納された概念内容データと学習辞書ファイルは学習進行サーバー7によってアクセスされ、図4−bのパケットの対応する概念内容データと対応する学習辞書ファイルは、ヘッダーデータを使用してアクセスされる。更に、各々の概念内容データと学習辞書ファイルは、ヘッダーに従ったパケットバイトの数を有し、所定のサイズを有する概念内容は効率的に格納され管理される。パケットバイトの数は、必要であれば固定された数を有し、それによって、概念内容の最大サイズだけを制限する。上記において、概念内容に関する学習辞書ファイルは全ての概念内容に接続される。各学習辞書ファイルは、各学習内容のように同じヘッダーデータを有する。ヘッダーデータは、学習辞書データベースまたは概念内容を、記述または説明する部分に、同時に同じヘッダーデータを使用して接続される。以上は、第一の特性について述べた。
【0030】
第二に大きな特性は、概念内容に関する問題ファイルが、場合によって、全ての概念内容と接続される。上記において、問題は2以上の難易度を有する問題グループに分割され、各グループは1つを越える問題を含む。また、各問題は問題自身を記述および説明する問題説明ファイルを有する。問題説明ファイルは、関連した問題に接続される。更に、これらの“概念内容と問題、問題説明ファイル”(以下、“学習内容(コンテンツ)”といい、それらのうち1つを“学習内容(コンテント)”という)は、必要であれば、各学習内容に関するヘッダーデータを有する。ヘッダーデータは、学習辞書データベースまたは概念内容のヘッダーデータを記述または説明する部分に接続される。
【0031】
図5は、本発明の好ましい実施例による、問題データのパケット構造を示す。各問題ファイルデータは、好ましくは、図3で示されるように、分類コードと、グレードコードと、科目コード等のような中間分類コードと、最小単位に分割されたコードと、問題固有コードと、難易度コードと、学習時間コードとに所定のビットに割り当てられたヘッダー、を含む。したがって、この分類は必要に応じて多様に変化させることができる。この時、言及した概念内容データのように、ビットの配分は各アイテムの数ごとに、十分な数を有するビットの数を使用して決定されるのが望ましい。学習データベースに格納されている問題データが学習進行サーバー7によってアクセスされた場合は、図5のパケットの対応する問題ファイルデータがヘッダーデータを使用してアクセスされる。更に、各問題データはヘッダーにしたがってバイトの数を有するため、所定のサイズを有する問題データは効率的に格納され管理される。パケットバイトの数は、必要に応じて固定数を有し、それによって、問題データの最大サイズを制限する。
【0032】
図6−aは、本発明の好ましい実施例による、問題説明ファイルデータのパケット構造を示す。各問題説明データは、好ましくは、図3に示されるように、分類コードと、グレードコードと、科目コード等のような中間分類コードと、最小単位に分割されたコードと、問題固有コードと、難易度コードと、学習時間コードとに所定のビットに割り当てられたヘッダー、を含む。したがって、この分類は必要に応じて多様に変える事ができる。この時、ビットの配分は、言及した概念内容データのように、各アイテムの数ごとに十分な数を有するビットの数を使用して決定される事が望ましい。学習データベースに格納されている問題データが学習進行サーバー7によってアクセスされた場合は、図5のパケットの対応する問題説明データが、ヘッダーデータを使用してアクセスされる。更に、各問題データはヘッダーにしたがって配分されたパケットバイトの数を有するため、所定のサイズを有する問題説明ファイルは効率的に格納され管理される。パケットバイトの数は、必要であれば固定数を有し、それによって、問題説明データの最大サイズを制限する。
【0033】
図7は、本発明の好ましい実施例による、学習辞書ファイルのパケット構造を示す。各学習辞書ファイルは、好ましくは、図3に示すように、分類コードと、グレードコードと、科目コード等のような中間分類コードと、最小単位に分割されたコードと、辞書言語コードとに、所定のビットに割り当てられたヘッダーを含む。したがって、この分類は必要に応じて多様に変えることができる。この時、ビットの配分は、言及した概念内容のように、各アイテムの数ごとに、十分な数を有するビットの数を使用して決定する事が好ましい。学習データベースに格納されている学習辞書ファイルが学習進行サーバー7によってアクセスされた場合は、図5のパケットの対応する学習辞書が、ヘッダーデータを使用してアクセスされる。更に、各学習辞書ファイルはヘッダーにしたがってパケットバイトの数を有するため、所定のサイズを有する学習辞書ファイルは効率的に格納され管理される。パケットバイトの数は、必要に応じて、固定数を有し、それによって学習辞書ファイルの最大サイズを制限する。
【0034】
第三の特性は、各学習内容が上記記載のパケット構造を有する事を可能にすることによって、各学習内容が作られるため、詳細な説明で述べるプログラムと学習進行方法を実施する手段を通して、目的によって自由に再構成/グループ化される。この機能が本発明において特に重要な理由は、学習内容が大変細かく分類されているので、学習者が所定の期間を学ぶために、複数の学習内容が常に収集され順次に実施される。この特性のために、本発明は、学習者の学習能力と状態に適した学習内容を提供する事を意図する。
【0035】
このタイプの学習内容の生産は、先行技術には存在しない新しい概念である。例えば、教科過程内容を講義するか又は説明する、既存の概念内容は、長時間の講義内容を収容する1つまたは複数のファイル形式で学習者に提供される。この方法は、学習内容が各学習者の学習能力や状態に合わせて自由に再構成される概念を提案していない。したがって、従来の学習方法においては、まるで特定の学科を個人教師が学習者に個人的に教授するように、学習者がインターネットを介して、カスタムメイドされた学習を行う事は不可能である。
【0036】
したがって、本発明とは異なって、概念内容の概念を有さないような先行技術では、問題または問題説明ファイルであっても、本発明のように最小単位の概念で分類されない。それに応じて、先行技術は、学習内容が各学習者の学習能力または状態に沿って多様に再構成される概念を提案していない。
【0037】
(2)最小単位の意味
最小単位の概念内容を理解するために、なぜこの概念が生じたのか理解する必要がある。これは、本発明の目的に直接的に結び付く。学習者の能力と状態に合わせて学習を進行させる本発明の体系的基盤は、データベース化された学習内容に基づく。学習内容のデータベース方法を理解するために、最小単位の概念内容を理解することは必至である。言い換えれば、概念内容が作られる時、学習範囲がより細分されればされるほど、より精密に学習者に対してカスタムメイドされた学習が可能になる。これに反して、細分の程度が低いほど、学習者に対して優れたカスタムメイド学習は困難になる。作られた個々の教育内容のサイズが小さいのと同様に、個々の学習内容が最小単位で作られなければならないという概念は、学習者が学ぶべき必要性、および学習が必要な部分と学習が要求されていない部分(すなわち、学習者が理解していないまたは欠如している部分、または学習者が理解している部分)を見出すシステムを可能にする。またこの概念は、学習者に必要な構成された学習内容を提供する学習システムを可能にする。したがって、最小単位に作られた概念内容は、カスタムメイド教育が学習者にとって優れているという意味である。本発明の技術的思想は、カスタムメイド教育を効率的に向上させるために、学習内容はできる限り小さい単位に分割することができ、分割された概念内容ファイルを収容する学習内容は、自在に再構成することができる。
【0038】
最小単位の概念は人によって異なる。特に、たとえ同じ人であっても求める目標が異なれば、概念は異なる。また、場合によっては、密接な相互関係等によって、必然的に2以上の単位の概念が一つのファイルに作られる事がある。もし、概念内容が言及した技術的思想を有して作られれば、本発明を遂行する最小単位の概念内容と見なすことができる。
【0039】
もちろん、そのような学習内容が、問題データベース8−2に期待される説明音声と共に可視的なスクリーンを備えたファイル形式で提供されるのが好ましい。特に、この必要性は、概念内容と問題説明データに要求される。この時、可視的なスクリーンは、動画と同様パワーポイント(商品名)等のような多様な文書記載手段によって記載されている文書が含まれる。しかし、最小単位で分類されている場合は、そのような学習内容は、オーディオ形式のみまたはテキスト形式のみを含み、再構成と組み合わせは、学習進行に対する必要に応じて柔軟に成される事が理解されなければならない。
【0040】
更に詳細に言及した内容を説明するために、各データベースの内容を説明する。
(3)概念内容と概念内容データベース8−1
言及した概念内容がデータベース化されたものが、概念内容データベース8−1である。これをさらに詳細に説明する。
【0041】
各概念内容は、図3と図4−aおよび図4−bで示されるように、異なった難易度を有する複数のファイルに作られる。この場合、概念内容の難易度が分割され作られた事を明らかにするために、具体例を挙げる。図3の、例えば、最小単位の概念は4.1.1、4.1.2、・・・・・・のように表示される箇所である。3段階概念内容;概念ごとに核心内容のみを収容する“難易度3”、一般の学習者用に“難易度2”、初心者または学習能力が欠如している人用に“難易度1”が生成される。
【0042】
上で述べたように、難易度が分割され概念内容が生産される理由は、対応する内容の理解度や学習知識の能力などを考慮して、学習者に最も適切な形式で概念内容を提供するためである。難易度を分割する最も重要な対象は時間である。3つの概念内容の難易度は、各ファイルを実施するためにかかる時間が異るように分割される。難易度1の場合、難易度2は難易度3より短く作られる。同じ範囲を学習する場合、短い時間が難易度1で取り入れられ、難易度3には更に長い時間が取り入れられる。ただし、学習内容は難易度3を使用する学習に比べて容易に理解できる。
【0043】
したがって、分割された難易度にしたがってそのような概念内容をデータベース化する事は、学習者に著しく高い効果を与える事ができる。例えば、彼または彼女が理解していない学習範囲を学習する学習者、または学習者の能力が少し低い場合は、難易度1を有する概念内容を使用して学習することは、より時間がかかるとしても効果的であろう。中間クラス以上の生徒が、既に学んだ範囲の期末試験の準備をする場合、生徒が基本的に理解していない部分について難易度3を有する概念内容を使用し、必要であれば付加的に難易度1と2を有する概念内容を使用すれば十分であろう。
【0044】
特に、そのような概念内容の難易度の分割は、小学校や中・高等学校の生徒の試験の準備に有効である。なぜなら、生徒は通常、繰り返し学習を要する状況の異なった多様な形式の多様な試験の準備をしなければならないからである。本発明のデータベースは、各々の学習内容が作られ自由に再構成および組み合わせられるため、詳細なカスタムメイド学習が可能である。
【0045】
事例を通して、より詳細に説明する。
事例1
[仮定]
本発明の学習システムを数年間使用してきている中学校2年生が、数学の期末試験の準備をすると仮定する。この生徒に関する学習情報データベースの学習履歴を見直した結果、本発明の教育システムに列記された内容に関して、生徒は4つ問題を解いており、“有理数”問題を正解し、“有限小数”問題1つと、“無限小数”問題2つと、“循環小数”問題3つが間違った答えであった。
[学習方法]
この場合、概念内容のデータベースが採用されれば、デフォルトによって、
有理数に関する概念内容は省略され、
有限小数と、
無限小数と、
循環小数が、最初の学習進路として、難易度3を有する概念内容を使用して生徒に提供される。
【0046】
これは、ほんの1つの例である。これらのカスタムメイド学習材料の対策は、全ての学習に適用される。この事は、後半部分で、相互関係にある問題データベース8−2の中でより詳細に説明する。したがって、たとえもし莫大な数の学習者がいても、各学習者に適切に学習材料が再構成され組み立てられる性質は、新しく重要な特性の本発明の構成要素である。
【0047】
しかし、概念内容において最小単位は不可欠であるが、難易度に依存する多段階構成は不可欠ではない。学習内容または学習方法によって、概念内容データベース8−1は難易度を考慮することなく作られる。単一の概念内容の選択的な構成要素は、ヘッダーデータを選択する事になっているため、学習上で使用する事ができる。ヘッダーデータは、あらかじめ、ハイパーテキスト機能手段によって、対応する学科に関する辞書に接続またはヘッダーデータに関する概念内容に接続されている。
【0048】
(4)問題データベース8−2と問題説明ファイルデータベース8−3
問題データベース8−2の最も重要な特性は、主に3つの要素に分類される。
【0049】
最初に、問題データベースは、各問題に対して問題を説明する問題説明ファイルと一対である事が好ましい。もちろん、各問題は対応する概念内容と接続されているため、概念内容は問題説明ファイルの役割を果たす。もしそれが明確で、追加の問題説明ファイルを必要としなければ、問題説明ファイルは必要がない。この問題ファイルまたは問題説明ファイルは、ビデオカメラやパワーポイントなどによって、または様々なテキスト形式で作られたスクリーンを伴い、サウンドが伴ったり伴わなかったりする。これは、図5に示される問題ファイルデータのパケット構造および図6に示される問題説明データのパケット構造を通して、より明確に定義される。各問題ファイルデータと問題説明データのパケットは、分類コードと、グレードコードと、科目コードと、中間分類コードと、最小単位に分割されたコードと、問題固有コードと、難易度コードとの、所定のビットに割り当てられたヘッダーを含む。これは、問題ファイルデータと問題説明データ内に、共通のヘッダー構造を有するため、学習進行サーバー7が、学習データサーバー8のヘッダーデータを使用して問題データベース8−2と問題説明ファイルデータベース8−3を一対にする事ができる。更に、各問題データパケットと問題説明データパケットはヘッダーに従って所定のパケットバイト数が配分された構造を有する。したがって、データの型やサイズが制限されていないため、データパケットは様々な形式の情報を書き込み、管理する事ができるという利点がある。
【0050】
問題データの第二の特性は、一対の問題データと問題説明データは、最小単位の概念内容に分割/分類されるだけでなく、上述のように、単一の概念内容に関する多数の問題があるため、それらは難易度が複数段階に分割された、いくつかの問題グループに分割される。重要な概念内容に関する問題がより多くの難易度に分割されるので、より多くの問題グループが存在する。重要性が低い概念内容に関する問題は、問題の数が少ないので、難易度の分割と問題の数は少なくなる。場合によっては1つの問題が1つ以上の概念内容に関係する場合があり、そのため、問題を厳密に分類する事が困難になる。しかしこの場合、もしそれらの問題が最も近い概念内容に分類されて関連事実がその他の関連する概念内容に記録される場合、または、問題ファイルが、同じ問題ファイルが全ての関連する概念内容に設けられるという原理に従ってデータベース化され、データベース利用または動作プログラムが作られる時に問題ファイルが作られる場合、これによって発生する問題は解決ができる。
【0051】
問題データベースにおいて、問題の難易度の段階は2以上の段階でなければならない。しかし、より好ましい段階は3から10段階である。各段階の問題数が大きいほど良くなる。しかし、重要性が高い概念内容のような、段階に属する問題数が大きすぎる場合は、難易度の段階を広げる事によって各段階の質問数を調節する方が良い。
概念内容の難易度の段階と各段階に属する問題数がどの程度まで合致するべきか、対応する科目の特性や、概念内容の中の重要性の違い等を含む様々な要因を考慮して柔軟に決定される。
【0052】
第三の特性は、概念内容のように、各々のファイルが作られる事でそれらは別々に分割されることができ、そのため自在に再構成され組み立てられる。これはデータが図5および図6のパケット構造を有するようにできている場合に可能である。
【0053】
問題データベースにおいて、場合によるが1つの問題ファイル内に2以上の問題が収容される。これは各分類の問題数が多すぎる場合や小学校生徒の数学科目のように、繰り返される教育が重要な場合に適用される。小学校の数学科目においては、繰り返される教育は重要で、また類似する問題を容易に作る事ができる。これは図3から図7を参照してより明確に理解されるであろう。
【0054】
(5)図3を介した、学習内容データベース方式の説明
図3は、中学校2年生の1学期の韓国語学習範囲の4分の1単位に属する作文の作成に関する学習内容が、どのようにデータベース化されているのかを示す表である。“4.作文の作成、5.小説の背景・・・・・・”と呼ばれる学習範囲は大分類に属し、“A.指標単位、B.文の叙述・・・・・・”と呼ばれる学習範囲は中間分類に属し、下記に述べられている“作文の構成、作文の基本的な枠組み・・・・・・”は最小単位に再分割された概念内容に属する。
【0055】
このような分割は個人によって異なる。しかし上述のように、細かく再分割された概念内容が学習者の理解していない部分と学習者の理解している部分に再分割される事によって作られる場合、学習者が学習者の理解している部分を学習するためにかかる時間を最小化することができ、学習者は、学習者が理解していない部分を、学習者が様々な視点からそれらの部分を完全に理解するまで、繰り返し学習することができる。そのため学習効果を著しい向上させる事が可能である。結果として、個々の概念内容の分割や表現が個人によって異なるにもかかわらず、このような概念が既に実施された場合は、概念内容は本発明と同じ学習内容概念を有すると考えられよう。
【0056】
更に、図3に示されるように個々の概念内容は様々な形式で作られる。一般に、図3に示されるように、概念内容はそれらを3つの形式に分割する事によって作られる:A ファイルは簡潔におよび明確に概念の核心だけを説明する(難易度3)、B ファイルは概念を比較的詳細に説明する(難易度2)、C ファイルは概念を、事例を取り入れることによって最大限に詳細に説明する(難易度1)。もちろん、図3に示される3つの形式と同様に、このような概念内容は状況によって異なった形式と数を有する。更に、これは精巧に構成し、学習者の学習状況に最も適した学習内容を提供するためである。
【0057】
次に、問題と問題説明データベースについて説明する。
図3に示されるように、詳細な概念内容が6つの難易度に分割された6つの問題グループと、およそ10個の問題と問題説明を有する問題データベース8−2と問題説明ファイルデータベース8−3がある。個々の内容の難易度の段階と各難易度を含む問題の数は、類似して釣り合う事が好ましいが、状況によって異なるであろう。更に、可能であれば、難易度の段階の数が概念内容ごとに釣り合う事が好ましいが、重要な概念内容と重要ではない部分は場合によって異なるであろう。これは、図4のパケットがアクセスされた時、難易度コードがヘッダーに含まれているかどうかによって自在に選択される。
【0058】
また、図3に示されるように、各問題は原則として問題説明ファイルを有する。問題説明ファイルの機能は、概念内容に置き換えることができる。ヘッダーデータを抽出および学習する時、別の問題説明ファイルの選択的な構成要素が、学習内容のヘッダーデータが使用される事を可能にする。これらのヘッダーデータはリンク機能によって対応する科目に関連した辞書に接続され、それらのヘッダーデータに関連した個々の概念内容に接続される。この過程の特性は、パケット形式の各ヘッダーデータを使用して全てのデータにアクセスする事によって可能になる。上記において、ヘッダーデータはアクセスを多様化するために選択的に選択される。
【0059】
図3において、“A”は問題データベースの対応する概念内容の問題の数であり、また、“B”は各問題に接続された問題説明ファイルの数である。“a”は、左側の最小単位によって分割された分類に対し高いレベルの学習能力を有する学習者に、簡潔に概念の核心内容を説明する概念内容であり、また、“b”は、左側の最小単位によって分割された分類に対し普通の学習者レベルを基準にして作られた概念内容であり、“c”は、左側の最小単位によって分割された分類に対し低いレベルの学習能力を有する学習者に概念の核心内容を詳細に説明する概念内容である。
【0060】
3.学習情報データベース6−2と学習情報管理プログラム6−1
(1)学習情報データベース6−2
本発明のインターネット学習システムは各学習者の個人学習に関連した項目が1つの要素としてデータベース化されている学習情報データベース6−2を有する。
【0061】
学習情報データベース6−2は、学習者の学習履歴と、学習能力に関連した項目と、個人情報に関連した項目とを含む、各学習者に分割された学習に関連する情報の格納スペースの集まりがデータベース化されている。
【0062】
図8と図11を参照して、学習情報データベース6−2を詳細に説明し、各人の学習情報区域を含む情報内容を参照する。
【0063】
A 学習履歴情報
本データベースにおいて最も重要な情報は、後により詳細に説明する各学習者の学習履歴である。インターネット学習システムの学習過程は下記の通りである:

イ 学習者が学習した結果を見直した結果として、学習者が分かっていないと判断された。この場合、学習者が分かっていないことを詳細に易しく説明し、多くの関連した問題を学習者に解答させる事で学習者に理解させる。
ロ 学習者が学習した結果を見直した結果として、学習者が分かっていると判断された。この場合、より高い難易度を有する問題を学習者に解答させるので学習者は目標レベルに到達する。
ハ 学習者が到達した目標レベルの部分を除外する。これは時間を節約して学習者が可能な限り短い期間内で学習範囲を理解する事を可能にする。
このため、学習者が次回学習する際に、対応する学習内容に関連した、学習者が過去に学習した履歴を認識する手段が必要とされる。上記の方法で学習者の学習履歴を考慮して、この手段を通して学習は繰り返し行われる。
したがって、学習者の過去の学習履歴は:
ニ 最小単位の概念内容(図8)を学習した状態に関連した情報を含まなければならない。
【0064】
B 学習者の学習能力に関連した項目
学習者の学習能力と関連した項目は必ずしも必要なものではない。これは、学習者の学習能力が、学習者が学習を継続するに従って学習履歴を通して自動的に考慮されるからである。しかし、学習を最初に開始する際の所定の試験等を介した学習能力測定結果は、学習に反映されるであろう。
【0065】
C 学習者の個人情報に関連した項目
学習者が生徒の場合、学習に関連した必要な情報は任意に設定される。通常は学習者がメンバーになる際に書き込まれる。
【0066】
D 図8および図11を介しての説明
図8は、本発明の好ましい実施例による、個々の学習者の学習情報パケットの1つの具体例を示す。図8の最初の(横)列は、所定のビットに割り当てられた、学習者の個人情報に関連した情報を含む。下方へは(縦列は)、概念内容と、問題と、問題説明ファイルに関連した学習履歴を格納するいくつかの部門が位置付けられている。個々のデータを分割するコードは学習内容に応じて適切に設定される。更に、学習者が学習中に何かを書き留める事を望むであろう。その場合は、学習者が、学習ノート管理プログラム6−4を使用して学習中に書きたい任意の内容を格納するスペース(図8)が形成される事が好ましい。
【0067】
(2)学習情報管理プログラム6−1
上述のように、学習情報の最も重要な情報は学習履歴に関する。そのような学習履歴は、学習した手順とその結果として生じる。学習情報管理プログラムは、学習者の学習した手順とその結果に基づいて必要な学習情報を学習情報データベース6−2に格納し、格納された学習情報を学習計画構成プログラム7−1に送信する役割を果たす。
【0068】
学習計画構成プログラム7−1は、図11から図17に示される過程を行う。学習情報管理プログラム6−1は、学習計画構成プログラム7−1と一体化させる事ができる。図11〜図17は、本発明の好ましい実施例による、学習の過程を示すフローチャートである。
【0069】
4.学習計画管理プログラム7−1
学習計画構成プログラム7−1は、概念内容構成プログラム7−2と、問題構成プログラム7−3と、試験採点プログラム7−4と、問題説明ファイル構成プログラム7−5とを調節して、図11の学習手順設定段階(S2000)で設定された学習手順表(図11−1)の進行順序に従って連続的に動作する。図11−1の例では、1欄は目標、質問レベル、得点、2欄は、範囲、グレード、履歴、3欄は、開始ポイント、概念内容、レベル、4欄は、学習順序、概念内容、質問、質問説明(間違えた質問のみ、又は間違えた質問+指定された質問)、5欄は、次の段階の概念内容とリンクした質問のレベルの決定(答えが正しいと卒業になり、ミスするとレベルを同じ又はダウンさせる)、6欄は5欄同様に質問数の決定、7欄は、概念内容にリンクした学習者の目標達成であり、概念内容とリンクしたレベル4の3つの質問とを連続して回答した場合、概念内容は、学習をする概念内容から卒業する(除外する)ものとする。しかし学習は、上述のように常に連続的には進まない。学習は、前の学習履歴または学習者の状況によって変わる、学習者の選択によって変更され(S2210)多様に組み立てられる。最初の学習を始める際、概念内容構成プログラム7−2と、問題構成プログラム7−3と、試験採点プログラム7−4と、問題説明ファイル構成プログラム7−5とのいずれか1つが、学習進行順序と学習情報管理プログラム6−1から送信された内容に従って開始する。しかし、プログラムが開始すると、次の段階の学習内容が各段階の学習結果に従って説明され、その全体の進行は学習計画構成プログラム7−1に制御される。この時、必要であれば、情報は学習情報管理プログラム6−1を介して受信される。
【0070】
計画されている学習内容は学習者の選択によって変更される事がある。学習者が本発明のシステムを始めて使用する場合、標準型学習内容が設計される(S2300、S3430)。また学習内容は学習者の学習能力を考慮して説明される。しかし、学習内容が学習者によって変更するように設定された場合は、学習者は彼または彼女に適切に学習内容を変更する(S2140からS2170、S3450、S3470)。これは事例を挙げて説明することにより、明確に理解されるであろう。
【0071】
事例2:学習計画構成の模範手順
イ 学習者が学習範囲と目標を設定した場合、
ロ 段階1で、学習者の学習能力を考慮した概念内容の学習手順が提供される(この時、学習時間は学習範囲と学習能力によって選択された概念内容によって説明される)
ハ 段階2で、関連した適切な問題グループが提供される:最初のテストでは、学習の完璧さを向上させるために、1つ以上の問題が学習範囲内の全ての概念内容に設定されることが原則である(重要な概念内容の場合は、2つ以上の問題が設定される)(学習時間は算出される)。
ニ 段階3で、不正解問題の説明が提供される。必要な場合または学習者の選択に従って、関連した概念内容学習材料が提供される。
ホ 段階4で、カスタムメイドされた問題グループが学習者に提供される。(様々な方法が適用されるであろうが、不正解問題に関してほぼ同等の難易度の、増加した問題数が設定され、不正解問題に関して増加した難易度の、減少した問題数が設定されるのが好ましく、これは自動的に設定され、また学習者によって任意に調節される事ができる。)
ハ 段階3および4を繰り返すことによって目標レベルに到達する事ができる。
上記の事例で説明した学習方法によると、各学習ファイルの実行時間が、全ての学習データベースに設定され、問題を解答するための適切な時間を任意に設定することは困難ではないため、学習者が学習できる時に適切な学習方法が時間を考慮して計画される。
この時、学習者の学習範囲と学習に関連した状況が特定された後、適切な学習方法は“学習時間が重要な場合”と、“学習達成レベルが重要な場合”と、“目標が、学習時間と学習達成レベルを適切に組み合わせて設定される場合”によって変更される。
【0072】
別の事例を挙げて利用する。
事例:学習計画構成の模範手順
イ 学習者が過去に学習した内容を学習する場合
ロ 例えば、過去に学習した後に経過した時間が1ヵ月以内の場合は、学習者は、概念内容の学習をすることなしに、過去の学習に基づき直ちに事例2の段階3に入り、連続した学習方法に適応するように設定される。
ハ 過去に学習した後に経過した時間が1ヶ月から3ヶ月の場合は、学習者はまず、不正解問題に関連した詳細な概念内容のみ学習し、それから事例2の段階3に戻るように設定される。
ニ もし過去に学習した後に経過した時間が3ヶ月を越える場合は、学習者は、正解した問題については単一の概念内容を学習し、不正解の問題については詳細な概念内容を学習し、それから事例2の段階3に戻るように設定される。
ホ 事例で説明した時間や利用様式(アプリケーションモード)は、その形式や実際の状況を説明するための事例に過ぎず、学習内容の特性や学習者の学習能力等を考慮して様々に設定する事ができる(図11、S2210)
【0073】
5.学習進行段階(S3000)
本発明の学習進行方法を、事例を利用して詳細に説明する。
本事例は学習者が、インターネットを介してシステムにアクセスする事を可能にする過程と学習者を認証する過程を含まない。本事例がこの2つの過程を含まない理由は、システムがとても機械的なため学習者がどの段階ででもシステムをログアウトして学習をやめることができ、またいつでもアクセスして学習を続ける事ができるからである。更に、このアクセスのタイプと認証方法は本発明の発明段階ではなく、技術的に広く知られているものである。
【0074】
(1)学習者の状況:システムにアクセスをして認証を得る学習者と学習者が学習する内容を下記のように仮定する。
A 学習者の名前:Cheol−So
イ グレード:中学校2年生
B 学習範囲:“作文の作成”韓国語の4分の1単位、中学校2年生の1学期
C 学習者はシステムを初めて使用する。
学習者は、過去に学習範囲に関して学習をした経験がない。
D 学習目標:最高の難易度を有する問題の80%まで理解する。
E 可能学習期間:制限なし(目標に到達するまで学習を継続する)
【0075】
(2)学習情報管理サーバーシステム6と学習進行サーバーシステム7の進行
A 学習情報管理プログラム6−1
a 学習情報データベース6−2を介した学習者の情報検索
イ 検索結果:学校での韓国語の成績は20%以内
b 学習者学習能力測定プログラム6−3を介した学習者の学習能力の算出
イ I.Q.テスト等を介した学習者の学習能力の測定
ロ 測定結果:思考能力因子が最も高く記憶力が非常に優れていると見なす
c 学習者の学習能力を考慮した学習進行順序と内容の算出
d 算出された学習進行順序と内容は学習計画構成プログラム7−1に送信される。
上記において、学習進行順序と内容は学習者によって確定される。(学習を手伝う人も含む)
B 学習計画構成プログラム7−1
a 学習計画構成プログラム7−1は、学習情報管理プログラム6−1から受信した学習進行順序と内容を使用して、概念内容構成プログラム7−2と、問題構成プログラム7−3と、試験採点プログラム7−4と、問題説明ファイル構成プログラム7−5とを調節するため、順序に従ってそれらは連続的に動作する事ができる。
b 学習者等の要求に応じて、学習計画構成プログラム7−1は“適切な学習計画”を提供する事ができる。
イ 学習者が可能な学習時間と学習範囲を入力した場合、可能な学習時間、学習範囲、過去の学習履歴、学習能力、学習目標等を含むパラメーターを考慮して適切な学習計画が構成され、学習者に提供される。
ロ 上記において、必要に応じて、目標を達成するための適切な学習計画と学習するためにかかる推定時間が算出され、提供される。
ハ Cheol−Soの場合、全ての構成要素は、適切な学習計画が書き込まれた(1−1)を経由して書き込まれるので、適切な学習計画はプログラムによって書き込まれる。
【0076】
適切な学習計画の事例
○学習目標:最も高い難易度を有する問題の80%まで理解する
この目標は、学校の試験や教育試験等の相対関係を算出する事によって、様々な形式で表すことができる。
○見込み所要時間:13.5から16.5時間
○学習進行段階
1段階(2.5時間):概念内容選択プログラム7−2によって構成された概念内容の学習グループ
(2時間):問題選択プログラム7−3によって構成された問題グループの試験および採点(総数:100問題)
(2から3時間):問題説明ファイル選択プログラム7−5によって構成された問題説明ファイルグループによる不正解問題の見直し
2段階(2時間):問題選択プログラムによって再構成された問題グループの試験および採点(総数:100問題)
(2から3時間):問題説明ファイル選択プログラムによって構成された問題説明ファイルグループによる不正解問題の見直し
3段階(2時間):問題選択プログラムによって再構成された問題グループの試験および採点(総数:100問題)
(1から2時間):問題説明ファイル選択プログラムによって構成された問題説明ファイルグループによる不正解問題の見直し
【0077】
C 概念内容構成プログラム7−2
a 学習者の学習能力および学習計画構成プログラム7−1に関連した学習範囲の特性を考慮して、学習される概念内容が概念内容データベース8−1を介して構成される
概念内容が作られる際に、初心者が正常に理解するために必須な学習能力が採点されると、学習される学習範囲内の概念内容の中で学習者の学習能力に適合するので、学習者によって自動的に学習されるべき概念内容を形成する助けになる。
b 任意の機能として、所定の時間間隔や所定の数の概念内容の、概念内容に関連した事柄がある場合、学習者を喜ばせ、または学習意欲を向上する様々な内容(良いフレーズ、風景写真、良い動画、クイズ等)が概念内容の間に挿入される。
c Cheol−Soの場合、彼は学校のグレードが比較的高く、また良い思考力を持っているので、たとえ彼が初心者であっても、中間の難易度を有する概念内容が構成される。
問題を解答した後に学習者が不正解の問題に関した概念内容だけを構成する段階の場合、学習内容の詳細な説明が与えられる低い難易度を有する概念内容が構成される。
【0078】
D 学習者が、学習者に提供された概念内容グループを学習する事を可能にする段階
a 任意的要素として様々な学習を支援する手段を提供できる
イ 個々の概念内容の抽出されたヘッダーデータは、ハイパーテキスト機能によって対応する科目に関連した辞書、またはそのヘッダーデータに関連した個々の概念内容に接続される。
ロ これらのヘッダーデータは、学習ウィンドウが表示されているスクリーンの所定の位置に表示されているので、いくつかの動作を通して、学習者が理解していない内容の質問に解答する事ができる。
b 任意的要素として学習ノート手段を提供できる
イ 学習ノートは、必要に応じて、内容が概念内容の辞書で、あらかじめ整理され学習者によって変更できるノートである事が好ましい。ただし、場合によるが、必要な場合はスペースと学習者によって作成される手段のみが、提供される。
ロ 更に、このノートは自動的にまたは選択的に学習者の学習情報格納場所に格納される。
【0079】
E 学習者の対応する学習範囲の学習履歴と関連して難易度を考慮して問題を選択して自動的に構成するプログラムと、学習能力の構成要素と、学習範囲の特性(問題構成プログラム7−3)
イ 学習者の対応する学習範囲の、過去の学習履歴がある場合、それは優先的に考慮され、また学習者に適した問題グループが構成される。しかし、Cheol−Soの場合、彼はこの学習範囲は初めてである。そのため、Cheol−Soの学習能力が優先的に考慮される。
ロ 学習者が通常、初めて学習する場合は、図1の問題データベースの1段階または2段階の問題のテストが与えられる。しかし、Cheol−Soの場合、学校では韓国語のグレードが比較的高い位置にあり、優れた思考力を持っているので、最初から3段階のテストを開始する。
ハ 別の重要な要素は、テキストに設定される問題を決定する事である。
* 各概念内容が、学習の重要性によって分類され、または採点され、等級分けをされる。それから点数またはグレードが付けられる。これらのパラメーターは、次いで問題を設定するのに使用される。
* 原則的に、設定問題数は学習範囲内の概念内容に対し少なくとも1つで、重要な部門では問題数が増加する。
* 問題数が多すぎる場合は、所定の段階の後で、重要性が低い問題が割愛されるか、または難易度の高い問題に沿って設定される。
ニ この部門は人によって手動で実施されるのではなく、“学習者学習能力測定プログラム6−3”によって自動的に算出された学習者の能力に基づいて、“問題選択プログラム7−3”によって自動的に構成されるのが好ましい。
ホ しかし、このようにして提供された問題グループの構成は、問題を変更する権限と共に、学習者や学習協力者、両親等に提供される。
ヘ 任意に、所定の時間間隔または所定の問題数、場合によって異なる問題に関連した事柄がある場合、学習者を喜ばせるまたは学習意欲が向上する様々な内容(良いフレーズ、風景写真、良い動画、クイズ等)が概念内容の間に挿入される。
【0080】
F 学習者の試験:様々な試験形式が選択的に実施されるが、原則として、特定の1つの形式がデフォルトによって提供される。
【0081】
G 試験採点プログラム7−4:学習者によって実施された試験の採点
試験の採点形式は、市場で広く知られている。それらのうち1つが選択的に採用される。
【0082】
H 採点結果としての、不正解問題を中心とした学習の見直し
a 不正解問題に接続した問題説明ファイルが構成されて、学習材料として提供される。(問題説明ファイル構成プログラム7−5)
b 概念内容が提供される事を必要とし、また問題説明ファイルが備わっていない場合は、関連した概念内容が構成されて、提供される。
イ 問題説明ファイルと概念内容は自動的に構成されて、提供される。また、提供された内容の構成は学習者や協力者等によって変更されてもよい。
c 様々学習支援手段は任意的な要素として提供される。
イ 各問題説明ファイルと概念内容において、学習内容の中心となるヘッダーデータが抽出されて、ハイパー機能によって対応する科目に関連した辞書と接続される、またはそのヘッダーデータに関連した各概念内容に接続される。
ロ これらのヘッダーデータは、学習ウィンドウが表示されているスクリーンの所定の位置に表示されているので、いくつかの動作を通して、学習者が理解していない内容の質問に解答する事ができる。
d 任意的要素として、学習ノート手段が提供できる。
イ 学習ノートは、不正解問題に関する概念内容のために内容があらかじめ整理されていて、必要であれば学習者によって変更が可能である事が好ましい。しかし、場合によっては、学習者によって作られるノート(ノード?)のスペースと手段だけが、必要に応じて提供される。
ロ 更に、このノート(ノード?)は自動的または選択的に学習ノート管理プログラム6−4に格納されるように作られる。
【0083】
(3)2段階学習の進行
A 再試験問題は、学習者の試験結果を考慮に入れた難易度を考えて選択/構成される、(問題構成プログラム7−3)
a 本発明において、直前の試験(例)の後に学習を継続する際、再度実施される試験の問題を選択する原則
イ 直前の試験で正解した問題
1 原則として、難易度が増した問題を設定する。
2 設定される問題数は徐々に減らされる。見直しを繰り返す事を通して、学習者等によって選択された最終難易度の問題を正解する事によって学習者が目標学習レベルに達成した場合、正解した問題は学習される科目から除外される。
ロ 直前の試験で、学習者が問題を間違えて解答した場合
1 必要に応じて、関連した問題説明ファイルと概念内容を介する学習
2 このような問題設定様式は、難易度がほぼ同等または少し低い問題を再設定する様式または、難易度が少し高い問題を再設定する様式が選択される。
3 学習者が、理解していない問題を通じて学習を繰り返す事ができる変化を提供するために、設定される問題の数は徐々に増やされる。
b 本発明において、直前の試験(例)の後に相当な時間が経過したために、再試験される事が必要な問題を選択する原則
イ 既に学習したにもかかわらず、相当な期間学習が実施されていない場合は、学習者が多くの部分を忘れてしまった可能性が高い。そのため、(1−3−1−1)の段階に入る前に、事前の学習過程が必要とされるであろう。
ロ この事前学習は学習者が学習をしていない期間の長さと、学習者の能力と、学習範囲の得点によって変更される。学習計画構成プログラム7−1が作られると下に列記されているいくつかのタイプの中の1つが、上記3つの事実を考慮して、事前学習過程として設定されて学習者に提供される。
1 学習範囲内の関連した概念内容グループを学習範囲として提供する:この場合、学習が長い時間停止されていたというような特別な理由があるケースに適応される。この場合でさえも、概念内容の難易度は、程度次第で決定される。
2 直前の試験の不正解問題に関連した概念内容のグループを提供する:1ヶ月から6ヶ月の学習範囲を一般のレベルの学習材料と見なす学習が停止された事が、プログラムに書き込まれた際に反映される。
ハ 結果として、上記で述べた直前の学習の後、長時間経過したために再度開始する学習過程の内容は、“学習が実施されていなかった期間の長さ”、または“学習者の能力”、“学習範囲の特性”を含む要因によって決定される。
1 プログラムは、学習者が学習をしていなかった期間がより長く、および学習者の能力がより低く、学習範囲の内容がより難しいほど、より多くの事前学習過程が提供されるような方法で書き込まれる。
B 学習者の、再構成された問題グループの試験および採点、不正解問題の学習の見直し
(2)のEと、Fと、Gと、のような形式で進行する
【0084】
(4)3段階、4段階・・・・・・学習:学習は(1―3)のような様式で繰り返し実施される
イ 各問題の難易度は、段階ごとに学習者に割り当てられる問題グループのグループで決定されるので、学習者の対応する範囲の能力度は即座に評価および確定される。
ロ そのため、学習者等は目標に従って学習を進行する事ができる。
【0085】
(5)学習の完了
イ 学習の完了は、例えば、目標レベルに到達した後や学習スケジュールが終了した後等、学習者の状況や目的次第で様々に操作される。
ロ しかし、学習者が学習目標に到達した後に学習を終了する事が好ましい。
【0086】
(6)学習情報データベース6−2との関係
イ 個人の学習情報は様々な形式および様式で、学習情報データベース6−2に格納される。学習情報は、段階ごとの情報が生成されると、最後に一括処理され直ちに格納される。
ロ ただし、個人の必須の学習情報は段階ごとのプログラムに蓄積および格納される。プログラムは本来の目的のために利用される。これは、上記で説明したように、学習情報管理プログラム6−1が学習を進行をする様々なプログラムと学習情報データベースの間で操作されるからである。
ハ 学習情報データベース6−2の構成要素
* 学習者の学習能力に関した項目:(例)I.Q.(思考力、記憶力、等)、各学習範囲等の学習記録
* 学習者の学習履歴
** 概念内容の学習内容:範囲、時間、学習の詳細な内容
** 試験問題学習内容:範囲、学習した問題のレベル、各問題の正解・不正解解答、問題説明学習状況、等
【0087】
6.例6を介した学習進行方法の説明
(1)設定
イ 既存のシステムを使用して所定の範囲の学習内容を学習した学習者が、教育テキストや、期末試験、有資格不動産業者テキストの最終見直し段階として、学習者が過去に行った学習を総合的に見直すと仮定する。
(2)学習方法
A 充分な時間がある時
イ 過去に不正解だった問題を中心とする、関連した概念内容グループを学習する
ロ それから、不正解問題に類似した学習範囲の難易度を有するより多くの問題を設定し、正解した問題の学習範囲に関して高い難易度を有する問題を減らす事によって、問題を再試験する。
ハ 再試験の後、不正解問題の関連した問題説明ファイルを再構成および学習する
ニ 上記の方法を通して、難易度が徐々に高められると同時に、理解していな部分が消滅するまで再学習が実施される。
B 短時間の場合
イ Aにおいて、関連した概念内容を学習する段階は割愛され、学習は次の段階から同様に実施される。
【発明の効果】
【0088】
7.本発明のインターネット教育システムの特性
本発明のインターネット学習システムの特性を、上記で述べた詳細な説明と事例を中心にして説明する。
【0089】
第一に、全ての内容は最小単位の概念内容と関連して単独で生成されるので、各学習内容は自在に再構成される事ができる。従って、特性は下記の通りである:
A 学習者の理解している部分と理解していない部分を、可能な限りの非常に細かい概念に分割する事が可能である。
B そのため、理解している部分の学習にかかる時間を短縮する事が可能である。
C 学習者は理解していない部分に集中できるので、学習者は学習者が学ぶべき項目を効率的に学習できる。
【0090】
第二に、段階のプログラムと、学習情報データベース6−2と、学習情報管理プログラム6−1との相互関係による特性
A 各学習段階の学習材料は学習者の状況に最適に構成され、デフォルトによって学習者に自動的に提供される。
そのため、学習状況を選択または書き込むといった学習者の手間を最小限にする事が可能である。
しかし、特化の性質と、学習内容の適合性は、同時にほとんどの学習段階で、学習者等に手動で修正する手段を提供する事によって考慮される事が好ましい。
【0091】
第三に、学習支援手段による特性:学習辞書データベース8−4または概念内容データベース8−1は学習支援手段として利用される。
A 学習者が、学習中に理解していない部分についていくつかの質問を有する時、一時的にウィンドウを止めて学習者の質問に直ちに解答できる学習手段が提供される事が好ましい。
1 ヘッダーデータは概念内容と問題説明ファイルごとに抽出されるため、それらの概念内容と問題説明ファイルは、関連する概念内容または学習辞書の対応するページに容易に接続される。
2 概念内容はこれらのヘッダーデータに接続されることにより、言語辞書としての役割を果たし、および付加的な学習辞書に接続される。
【0092】
第四に、本発明において、概念内容と問題説明ファイルは、音声説明を伴った可視的なスクリーン(動画、パワーポイントのような手段で書き込まれたスクリーン、等を含む)を有する形式で作られる事が好ましい。より詳細に説明すると、学習内容は構成されて提供されるため、学習者がスクリーンを見ながら説明を聞く場合に限り、学習者は自動的に学習ができる。そのため、学習者は容易に長時間にわたって学習ができる。学習者が理解していない部分を、ヘッダーデータを通して学ぶ時でさえ、関連した概念内容は辞書としての役割を果たすため、学習者は理解していない部分を容易に学習する事ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0093】
本発明は、最良の形態として、下記のように実施される:
学習者を含む学習に関連した人が、インターネットを介して、対応する教育サービスにアクセスすることを可能にするターミナル(1、2)と、接続セクション(4)と認証セクション(5)とを有するシステムオペレーションサーバー(3)と、学習情報データベース(6−2)の学習手順から生成された学習情報を選択的に格納し、学習情報データベース(6−2)から学習手順にとって必要な学習情報を抽出する学習情報管理プログラム(6−1)と、学習者の過去の学習履歴と学習能力に関する項目が収容されている個人学習情報の格納場所がデータベース化されている学習情報データベース(6−2)とを有する学習情報管理サーバー(6)と、概念内容構成プログラム(7−2)と、問題構成プログラム(7−3)と、試験採点プログラム(7−4)と、問題説明ファイル構成プログラム(7−5)と、学習進行サーバー(7)内のその他のプログラムを管理する学習計画構成プログラム(7−1)とを有する学習進行サーバー(7)と、個々の概念内容が属し、学習範囲の各概念が最小単位で細分化されてそれらが容易に再構成できる概念内容データベース(8−1)と、概念内容データベース(8−1)の概念内容ごとに、2以上の難易度が分割されている問題グループ(群)を有し、各問題グループが少なくとも1つの問題を有する問題データベース(8−2)と、問題データベース(8−2)の各問題を説明する問題説明ファイルデータベース(8−3)とを含む学習データサーバー(8)とを含む、インターネット学習システム。
【0094】
前記学習データサーバー(8)は、さらに学習辞書データベース(8−4)を含み、および/または、学習情報管理サーバー(6)は、さらに学習ノート管理プログラム(6−1)および/または学習能力測定プログラム(6−3)と、
を含む[0093]に記載のインターネット学習システム。
【0095】
概念内容データベース(8−1)の概念内容データは、分類コードと、1段階を越える中間分類コードと、最小単位によって分割されたコードと、概念内容ファイルコードとに所定のビットが割り当てられたヘッダーを有するパケット構造である[0093]又は[0094]に記載のインターネット学習システム。
【0096】
概念内容データの難易度コードは、所定のビットが割り当てられたヘッダーを構成するパケット構造を形成する[0095]に記載のインターネット学習システム。
【0097】
問題データベース(8−2)の問題データは、分類コードと、1段階を越える中間分類コードと、最小単位に分割されたコードと、問題固有コードと、難易度コードとに所定のビットが割り当てられたヘッダーを有するパケット構造を有する[0093]又は[0094]に記載のインターネット学習システム。
【0098】
問題説明ファイルデータベース(8−3)の問題説明ファイルデータは、分類コードと、1段階を越える中間分類コードと、最小単位に分割されたコードと、問題説明ファイル固有コードとに所定のビットが割り当てられたヘッダーを有するパケット構造を有する[0093]又は[0094]に記載のインターネット学習システム。
【0099】
パケット構造は、対応する学習内容のサイズにふさわしいヘッダーに従って、パケットバイトの数を割り当てる[0095]から[0098]のいずれかに記載のインターネット学習システム。
【0100】
データベースのパケット内に同じコードを有する、いくつかの、または全てのヘッダーデータは、学習進行サーバー(7)に一括で提供される[0095]から[0099]のいずれかに記載のインターネット学習システム。
【0101】
学習内容に関するヘッダーデータは、各概念内容データベース(8−1)と問題説明ファイルデータベース(8−3)の学習内容によって誘導され、また、ヘッダーデータは、関係する学習辞書データベース(8−4)または概念内容データベース(8−1)に接続され、それによって学習者がヘッダーデータを選択した場合、対応するデータベースが学習差に提供される故に、学習者は直ちに学習を開始できる[0093]又は[0094]に記載のインターネット学習システム。
【0102】
問題が、試験採点プログラム(7−4)を使用する問題で採点される時に、客観的問題および二項択一問題(はい、いいえ問題)のように自動採点が可能な場合は、問題は自動的に採点され、また、問題の自動採点が困難な、主観的問題の場合は、学習者または学習アシスタントが問題を採点して、それから採点結果を、対応する問題の採点基準が格納されている学習データサーバー(8)に入力する[0093]又は[0094]に記載のインターネット学習システム。
【0103】
概念内容データベース(8−1)は、概念内容に対し、2以上の異なった解説式の概念を含む[0093]又は[0094]に記載のインターネット学習システム。
【0104】
問題データベース(8−2)の各概念内容に関連した問題が、難易度ごとに、3から10段階を有する[0093]又は[0094]に記載のインターネット学習システム。
【0105】
学習方法誘導機能が、学習計画構成プログラム(7−1)に付加される[0093]又は[0094]に記載のインターネット学習システム。
【0106】
概念内容データベース(8−1)および問題説明ファイルデータベース(8−3)の学習内容が、声などの音声および動作要素を含む[0093]又は[0094]に記載のインターネット学習システム。
【0107】
インターネット学習システムを使用する学習方法であって、学習者が、対応するインターネット学習サイトに入り、学習システムにアクセスする事を可能にするステップと、学習者が、学習範囲、その他のような学習条項を入力する事を可能にするステップと、学習情報管理プログラム(6−1)が、学習情報データベース(6−2)から受け取った、学習者の学習履歴、学習能力、その他のような、学習に関連した情報を分析して、適切な学習進行順序を、学習者に提示する事を可能にするステップと、問題構成プログラム(7−3)を介して、問題データベース(8−2)から必要な問題を抽出/構成して、構成された問題を試験のために学習者に提示するステップと、学習計画構成プログラム(7−1)が、試験採点プログラム(7−4)を介して学習者が受けた試験の問題を採点するステップの中で、いくつかのステップまたは前のステップまたは各ステップが重複した学習進行順序と、学習内容とを管理する事を可能にするステップと、学習情報データベース(6−2)の各ステップで生成された、学習に関連した情報を格納するステップと、を含む方法。
【0108】
学習者が問題を勉強する前に、概念内容構成プログラム(7−2)を介して、概念内容データベース(8−1)から必要な概念内容を抽出/構成して、学習者等に、構成された概念内容を提示し、および/または、試験問題を採点するステップの後のステップで、問題説明ファイル構成プログラム(7−5)を介して、問題説明ファイルデータベース(8−3)から必要な問題説明ファイルを抽出/構成して、構成されたファイルを学習者等に提示する、または、対応する概念内容をシミュレートするステップをさらに含む[0107]に記載の学習方法。
【0109】
学習者が試験をした問題を学習した後の学習範囲に関連して再度実施されるテキストの問題の構成で、直前のテストで正解した問題に関しては、原則として同じ概念内容に関する問題の中で難易度が増した問題に再設定され、設定された問題数は少しずつ減るか同じであり、学習者が学習者などによって再考察を通して選択された最終難易度の問題に正解し目標の学習レベルに到達した場合は、問題は学習科目から除かれ、直前のテストで不正解であった問題に関しては、問題は再設定され設定問題数は少しずつ増えるか同じであり、変化が与えられることによって学習者は未知の問題で学習を繰り返すことができる[0107]又は[0108]に記載の学習方法。
【0110】
いくつかの、または全てのシステムオペレーティングサーバー(3)と、学習情報管理サーバーシステム(6)と、学習進行サーバー(7)と、学習データサーバー(8)とは、単一の学習サーバーによって統合され管理される[0093]又は[0094]に記載のインターネット学習システム。
【0111】
いくつかのまたは全てのシステムオペレーティングサーバー(3)と、学習情報管理サーバーシステム(6)と、学習進行サーバー(7)と、学習データサーバー(8)とは、統合されて学習者やヘルパーが利用できる記憶媒体に格納される[0093]又は[0094]に記載のインターネット学習システム。
【実施例1】
【0112】
図8は、本発明の好ましい実施例による、学習者ごとに管理される、学習者の(ための)学習パケットデータ構造を示す。
学習者が、インターネットまたはイントラネットを通して、学習者ターミナル1を介し、システムオペレーティングサーバー3にアクセスすると、学習者は、接続セクション4および認証セクション5を介して学習システムに接続される。この時、毎回学習者に提供される、概念内容や問題データ、問題説明ファイル、ノート内容等の情報が、毎アクセス後、学習者が学習を終了する際に格納される。ユーザーIDやユーザーパスワード、ソーシャルカードナンバーやメンバーシップナンバー、個人情報に関連した情報等のような、個人の身分を確認する情報は、個人データの最前部に記録されるため、データは学習者ごとに区別される。更に、学習者に提供された概念内容や問題データ、問題説明ファイル、ノート内容等のような情報は、各パケットのヘッド部分から抽出されて、また、対応するパケットのアクセス時間と進行状態が記録されるため、それらは次のアクセス時に利用される。上記において、進行状態は、対応する学習が実行されているかどうか、また、問題データの場合その結果はどのようなものか、その他の情報を含む。学習者の学習データは、学習情報管理サーバー6の学習情報データベース6−2に個人的に保持されて、次のアクセス時に学習者に提供される(S2400)。そのため、学習者は、前に学習した内容を繰り返すか、または前学習内容の次の段階に進むかを決定する事ができる。図8は、データベースごとに、前に学習した内容が1つずつ格納されている例を示す。ただし、個人ごとに格納されるデータの数は、その必要性次第で任意に割り当てられる。
【0113】
図9は、本発明の好ましい実施例によるインターネット学習システムの進行過程段階を示すフローチャートである。
図9を参照すると、本発明のインターネット学習システムは、メンバー参加および最初の学習能力入力ステップ(S1000)と、学習手順設定ステップ(S2000)と、学習進行ステップ(S3000)とを含む。
メンバー参加および最初の学習能力入力ステップ(S1000)において、学習者は、彼または彼女のターミナルを介して、インターネット上で管理されるウェブサーバーにアクセスし、認証を得て、必要ならば個人情報と学習能力の確認を受ける。
【0114】
学習手順設定ステップ(S2000)において、学習者は、新しい学習のために、学習科目と、学習範囲と、学習の開始段階と、学習される概念内容と、問題の難易度とその他を設定することによって、全体の学習手順を設定する(S2110、S2170)。更に必要に応じて、学習者は、全体の学習手順を表示する学習手順表(図11−1、S2190)に書き込むことができ、また、学習者の選択によって手順を修正できる(S2210)。
学習進行ステップ(S3000)は、学習者が学習手順表に従って実際に学習する過程である。学習進行ステップ(S3000)は、学習内容を中心とした問題説明ファイルを学習と、問題の試験と、不正解問題とを学習するステップと、次の段階で学習内容を再構成して(S3400)、それから学習を繰り返すステップとを含む。
【0115】
図10は、本発明の好ましい実施例に従って、ユーザーがメンバーになる事を可能にし、新しいメンバーが彼または彼女の最初の学習能力を入力する事を可能にする過程を示すフローチャートである。
図10を参照すると、学習者ターミナルが、対応するウェブサーバーに正常にアクセスすると(S1100)、ウェブサーバーは最初のウェブページを学習者ターミナルに送信する(S1110)。ウェブサーバーは、学習者が登録されたメンバーであるかどうかを判断する(S1120)。判断の結果、学習者がメンバーではないと判断された場合、ウェブサーバーは学習者がメンバーになりたいかどうかを確認する(S1130)。学習者がメンバーになる事を望んでいると判断された場合、ウェブサーバーはメンバー参加のウェブページを学習者ターミナルに送信する(S1140)。そしてウェブサーバーは、参加ページを通して新しいメンバーの個人情報を受信する(S1150)。更に、ウェブサーバーは、新しいメンバーがメンバーの学習能力の検定を受けたいかどうかを判断する(S1160)。メンバーがメンバーの学習能力の検定を受ける事を望んだと判断された場合、ウェブサーバーは、メンバーが希望する分野の設定をする事を可能にし(S2100)、そしてメンバーに、彼または彼女に適した能力試験問題グループを送信し(S1210)、学習者の能力を測定し(S1220)、メンバーが会員になった後に形成された、メンバーの学習情報データベースに結果を格納し(S1230)、そして、以下の学習手順を実施するために、学習者ターミナルにメインページを送信する(S1170)。
【0116】
図11は、本発明の好ましい実施例に従った学習手順を設定するステップを示す。
図11を参照すると、図10に従ってメインウェブページが表示されると、学習者が新しい学習を開始するかどうか判断される(S2100)。そのような新しい学習は、新しいメンバーのみならず既存の学習者によっても同様に、いつでも選択される。前の段階で学習目標が達成された場合は、新しい学習を開始する(S3410)。学習者が新しい学習を開始する事を選択したと判断された場合、学習者等は、学習科目と、学習範囲と、学習目標とを設定し(S2110、S2120)、そして学習手順が自動的に設定されるかどうかを判断する(S2130)。学習者が、学習手順が自動的に設定される事を望んだと判断されると、学習計画構成プログラム7−1が、前に設定された内容に基づいて学習手順を設定する(S2300)。これは図12を参照して詳細に説明する。一方、学習者が、学習手順がステップ2130で自動的に設定されない事を望むと判断された場合、学習者は学習条件を手動で設定する。学習者は、概念内容から学習を開始するかどうかを判断する(S2140)。もしそうならば、学習者は学習される概念内容および問題の難易度を設定し(S2150、S2160)、それから1回につき学習される問題の数を設定する(S2170)。
ただし、学習者が、ステップS2100のメインウェブページの新しい学習ではなく、過去に学習した内容に関連する学習を学ぶ事を望む場合、過去の学習情報がロードされる(S2400)。学習者が、過去に学習した内容から学習される内容を指定する場合は、彼または彼女は、以下の、過去に学習した内容を学ぶ事ができる(S2310)。
望ましくは、設定された学習手順が、学習手順表に書き込む事ができる。これが学習者の選択によって、スクリーンに出力される(S2180、S2190)。学習手順表の一例が図11−1に示される。従って、設定された学習手順が、その内容を考慮して認識される場合、たとえその形式が違っても、同じ技術的な意図として見なすことができる。更に、学習者等が、学習手順表を通して彼または彼女の学習手順を、再度修正する事ができる(S2200、S2210)。これは、過去に学習された、以下の内容の学習がなされた経過時間によって、学習手順が多様に構成されるのに非常に役に立つ。
【0117】
図12は、図11のコンテキストの中の、本発明の好ましい実施例に従った、学習段階を自動的に設定する過程を示すフローチャートである。
図12を参照すると、学習が概念内容から実行されるかどうかが、まず判断される(S2310)。この段階は、場合によって割愛されてもよいし、また、学習は概念内容から開始する事もできる。学習が概念内容から実行される事が判断された場合、前に設定した概念内容と、問題の難易度と、前に設定した一回につき学習される問題の数とを適応する事によって(S2320、S2330、S2340)、学習手順表が自動的に書き込まれる(S2350)。
【0118】
図11と図12において、図11−1に示される学習手順表の内容は、学習範囲や学習目標、学習の開始、概念内容と問題の難易度、一回につき学習される問題の数等を設定するステップの適切な例である。図11−1の項目5と6と7は、図14の、次の段階の学習内容を再構成する過程で設定される内容である。しかし、図11−1の様に、図11と図12では学習される問題数は設定されていないが、これはデフォルトで設定される。
【0119】
図13は、本発明の好ましい実施例による、学習進行ステップを示すフローチャートである。
図13を参照すると、学習手順設定ステップ(S2000)で設定された学習手順に従って、設定された学習範囲に対応する学習データが、メイン格納スペースから一時的格納スペースに移動した後、学習が開始できる(S3100)。もちろん、学習の内容が少ないまたは優れた格納スペースのネットワーク能力によって学習データを移動する必要がない場合は、このステップは必要ではない。過去に停止した学習を進行するかどうかを判断するステップと、学習内容から学習を開始するかどうかを判断するステップ(S3120)は、学習手順設定ステップ(S2000)で実際に設定されてから、学習手順表に既に示されている内容である。ただし、学習進行ステップを体系的に説明するために、2つのステップが重複して書き込まれている。学習進行ステップは、学習者が、学習手順表に従って概念内容を学習する事を可能にして(S3130)、それから、問題を試験して(S3150)、問題を採点して(S3160)、学習者が、問題説明ファイルまたは関連した概念内容を利用して、不正解問題を学習する事を可能にして、学習者の概念内容に対する知識のレベルに基づいて次の段階の学習内容を再構成する(S3400)ステップを含む。これは、図14を参照して詳細に説明する。学習進行ステップにおいて、学習手順は、どのステップででも、学習者の選択によって停止される事ができる。この時、学習手順は、学習内容が手動で格納された後で停止できる、または、自動格納機能を有する事ができる(S3210)。
【0120】
図14は、図13のコンテキストの中の、本発明による好ましい実施例に従った、次の段階学習内容を再構成する過程を示すフローチャートである。
図14を参照すると、一連の学習が終了した後で、学習目標が到達されたかどうかが判断される(S3410)。目標が到達された場合、図11の新しい学習が開始されるかどうかが判断される(S2100)。一方、目標が到達されなかった場合は、学習を継続し、問題の再構成が自動的に設定されるかどうかが判断される(S3420)。学習者等が、問題再構成の自動設定を望む場合、問題再構成自動設定ステップ(S3430)が実行される。これは、図17を参照して詳細に説明する。
学習者等が、問題再構成の自動設定を望まない場合は、学習者が、不正解問題に関連した問題を再構成するステップ(S3450)と、正解問題に関連した問題を再構成するステップ(S3470)とを体験する。これは、図15と図16を参照して詳細に説明する。
次に、設定された内容に応じた学習手順表が転送されるべきかどうかが判断される(S3490)。学習者等が、学習手順表が送られる事を望んだ場合、学習手順表は学習者ターミナル等に転送される(S3491)。学習者等が、学習手順表が送られる事を望まない場合は、学習者が内容を修正する事ができる(S3492,S3493)。
【0121】
図15は、図14のコンテキスト中の、本発明の好ましい実施例に従った、不正解問題に関連した問題を再構成する過程を示すフローチャートである。
図15を参照すると、不正解問題に関する問題を再構成するステップは、不正解問題に関連して再設定された問題の難易度を設定し、再設定された問題の増減を設定し(S3451、S3452)、設定された内容に従って対応する問題を構成する(S3453)ステップを含む。これがどのように設定されるかは、学習内容と状況によって異なる。図11−1の項目5と6の内容は、一つの例になり得る。
【0122】
図16は、図14のコンテキストの中の、本発明の好ましい実施例に従った、正解問題に関連した問題を再構成する過程を示すフローチャートである。
図16を参照すると、概念内容の学習目標の基盤である、問題が解答される率が設定される(S3471)。学習者等は、学習内容と状況に従って、多様に率を設定する事ができる。図11−1の項目5と6の内容は、一つの例になり得る。設定された内容に基づいて、正解問題に対して学習目標が達成されたかどうかが判断される(S3472)。目標が到達された概念内容は、再学習の対象から除外される(S3473)。正解問題に関連して再設定された問題の難易度が設定され、また、再設定された問題の増減が、学習目標が達成されなかった概念内容に対して設定される(S3474、S3475)。対応する問題が、設定された内容に従って設定される(S3453)。これがどのように設定されるのかは、学習内容と状況によって一様ではない。図11−1の項目5と6の内容は、一つの例になり得る。
【0123】
図17は、図14のコンテキストの中の、本発明の好ましい実施例に従った、問題の再構成を自動的に設定する過程を示すフローチャートである。
図17を参照すると、まず、あらかじめ設定される、概念内容に対する学習目標を達成する基盤である、問題が解答された率に基づいて、学習者が正解問題に対して学習目標に到達したかどうかが判断され、そして、目標が到達された概念内容が再学習科目から除外される(S3431)。あらかじめ設定される不正解問題に関連して再設定された問題の難易度と、再設定問題の増減は、それから自動的に適用される(S3432)。あらかじめ設定される正解問題に関連して再設定された問題の難易度と、再設定問題の増減は自動的に適用される(S3433)。対応する問題は、設定された内容に従って自動的に構成される(S3434)。これがどのように設定されるのかは、学習内容と状況によって変わる。図11−1の項目5と6と7の内容は、一つの例である。
【0124】
図18は、本発明の別の実施例に従った、インターネット学習システムの全体の構成を示す。
図18を参照すると、統合学習サーバー9が、インターネットまたはイントラネットを介して、学習者、学習に関連した人等が、図1に示されるように、インターネットを介してシステムにアクセスするインターフェースに相当する、学習者と、協力者や支援者等のような学習に関連した人(以下“学習者等”という)のターミナル1、2に接続される。
【0125】
図1に示されるシステムは、システムオペレーティングサーバーシステム3と、学習情報管理サーバーシステム6と、学習進行サーバーシステム7と、学習データベースサーバーシステム8とを含む4つのサーバーシステムで構成される。しかし、図18においては、単一の学習サーバー9が、4つのサーバーシステムを統合的に管理する。このような構成は、提供される学習内容が比較的単純で、また、関連したデータベース情報量が少ない場合に利用される。
【0126】
図19を参照して、より詳細に統合学習サーバー9を説明する。サーバー9は、基本的に、接続セクション4と認証セクション5とを含む。統合学習サーバー9を構成する接続セクション4と認証セクション5は、現在多くのインターネットサイトで採用されている技術的な構成要素である。本発明はこれらの広く知られた手段を採用する事ができる。
【0127】
統合学習サーバー9は、学習情報管理プログラム6−1と学習情報データベース6−2とを含み、また、必要に応じて、更に学習者学習能力測定プログラム6−3と、学習ノート管理プログラム6−4とを含む事がある。統合学習サーバー9は、更に、概念内容構成プログラム7−2と、問題構成プログラム7−3と、試験採点プログラム7−4と、問題説明ファイル構成プログラム7−5とを含み、また、必要に応じて、更に学習計画構成プログラム7−1を含む事がある。
その上、統合学習サーバー9は、概念内容データベース8−1と、問題データベース8−2と、問題説明ファイルデータベース8−3とを含み、また、必要に応じて、更に学習辞書データベース8−4を含む事がある。
したがって、すべての統合機能は、単一サーバー9によって学習者ターミナル1および、協力者または支援者ターミナル2に提供される。
【0128】
図20は、本発明の、また別の実施例に従ったインターネット学習システムの全体の構成を示す。
図20を参照すると、言及されてきた学習システムの構成は、オンラインではなくオフラインで構成される。すなわち、統合学習システム10は、CDや、ハードディスク等のような、コンピュータ追記可能/再生可能なメディアのように、学習者や学習に関連した人(以下、“学習者等”という)の、ターミナル1と2に備えられる。
【0129】
図1に示されるシステムは、システムオペレーティングサーバーシステム3と、学習情報管理サーバーシステム6と、学習進行サーバーシステム7と、学習データベースサーバーシステム8とを含む4つのサーバーシステムで構成される。ただし、図20において、図1の4つのサーバーシステムは、CDやハードディスク等のようなコンピュータ追記可能/再生可能なメディアのように、提供される。この構成は、提供された学習内容が比較的単純で、関連したデータベースの情報量が少ない場合に採用される。
CDやハードディスク等のようなコンピュータ追記可能/再生可能なメディアのように、提供される統合学習システム10を、図21を参照して、より詳細に説明する。図21は、本発明の更に別の実施例による、図20に示したインターネット学習システムの詳細な構成である。基本的にオンラインモードで使用される接続セクション4と認証セクション5は、通常は使用されない。
【0130】
統合学習システム10は、学習情報管理プログラム6−1と学習情報データベース6−2とを含み、また、必要であれば更に学習者学習能力測定プログラム6−3と学習ノート管理プログラム6−4とを含む。統合学習システム10は、概念内容構成プログラム7−2と、問題構成プログラム7−3と、試験採点プログラム7−4と、問題説明ファイル構成プログラム7−5とを含み、また、必要であれば更に学習計画構成プログラム7−1を含む。
その上、統合学習システム10は、概念内容データベース8−1と、問題データベース8−2と、問題説明ファイルデータベース8−3とを含み、また、必要であれば更に学習辞書データベース8−4を含む。したがって、すべての統合機能は、CDやハードディスク等のようなコンピュータ追記可能/再生可能なメディアとして、統合学習システム10によって、学習者ターミナル1と、協力者または支援者ターミナル2に提供される。

【産業上の利用可能性】
【0131】
上で説明してきたように、本発明によると、まるで学習者は個人教師から授業を受けているように、学習者は欠如または理解していない部分に、より集中する事ができる。目標が到達された部分は、学習科目から除外される。概念は理解されているが目標には到達されていない部分に関しては、学習者に、高い難易度を有する問題と問題説明ファイルとが提供されるので、学習者は、目標レベルに到達するまで、その部分を繰り返し再学習する事が可能である。概念さえも理解されていない部分については、学習者は、適切なレベルの概念内容と、難易度と、問題説明ファイルとが繰り返し与えられるので、学習者の能力が、目標レベルまで向上する事が可能である。したがって、学習者が、学習内容をどの程度理解しているのかを詳細に知る事が可能である。更に、必要な学習内容だけが提供されるので、学習者は、最小限の時間で最大限の学習効果を得る事ができる。
【0132】
次に、本発明は、個人講師が横について、学習者に理解していない部分について直接教えるような機能を有する。学習内容の重要なヘッダーデータが、概念内容と問題説明ファイルに列記されている。学習者が、対応するヘッダーデータを押すと、概念内容、またはヘッダーデータを説明する学習辞書の対応するページが、表示される。
従って、すべての学習進行が設計されているため、学習者は容易に、また、便利にそれらを利用する事が可能である。このため、概念内容と問題説明ファイルは、音声説明を伴う可視的な材料として作られる事が好ましい。そうすることで、学習者は、概念内容または問題説明ファイルグループを、クリックするだけで、学ぶ事ができる。更に、次の段階の学習内容が、学習者が修正する事を選択しない限りは、自動的に学習者に提供される。したがって、学習者は、彼または彼女がシステムにアクセスできる場所ならどこででも、学習をする事が可能である。
最後に、協力者と支援者は、学習者の学習情報内容を共有する事が可能である。
本発明を特別な実例となる実施例に関連して説明してきたが、本発明は、この実施例によってではなく追記の請求項によってのみ制限されるべきものである。この優れた技術が、本発明の範囲および精神から逸脱することなく、実施例を変更または修正し得ることは、理解できよう。

【図面の簡単な説明】
【0133】
【図1】本発明の好ましい実施例によるインターネット学習システムの全体の構成を示す。
【図2】本発明の好ましい実施例による、図1に示したインターネット学習システムの詳細な構成を示す。
【図3】概念内容データベース8−1の概念と、問題データベース8−2および問題説明ファイルデータベース8−3と、本発明の好ましい実施例によるそれらの関係を示す表である。
【図4−a】本発明の好ましい実施例による、概念内容データのパケット構造を示す。
【図4−b】本発明の別の好ましい実施例による、概念内容データのパケット構造を示す。
【図5】本発明の好ましい実施例による、問題データのパケット構造を示す。
【図6−a】本発明の好ましい実施例による、問題説明ファイルデータのパケット構造を示す。
【図6−b】本発明の別の好ましい実施例による、問題説明ファイルデータのパケット構造を示す。
【図7】本発明の好ましい実施例による、学習辞書ファイルデータのパケット構造を示す。
【図8】本発明の好ましい実施例による、個々の学習者学習情報パケットの構成を示す。
【図9】本発明の好ましい実施例による、インターネット学習システムの進行段階を示すフローチャートである。
【図10】本発明の好ましい実施例による、ユーザーがメンバーになる事を可能にし、新しいメンバーが彼のまたは彼女の最初の学習能力を入力することを可能とする過程を示すフローチャートである。
【図11】本発明の好ましい実施例による、学習手順を設定する過程を示すフローチャートである。
【図11−1】本発明の好ましい実施例による学習手順表を示す。
【図12】本発明の好ましい実施例による、学習段階を自動的に設定する過程を示すフローチャートである。
【図13】本発明の好ましい実施例による、学習進行段階を示すフローチャートである。
【図14】本発明の好ましい実施例による、次の段階の学習内容を再構成することを示すフローチャートである。
【図15】本発明の好ましい実施例による、不正解問題に関する問題を再構成する過程を示すフローチャートである。
【図16】本発明の好ましい実施例による、正解した問題に関する問題を再構成する過程を示すフローチャートである。
【図17】本発明の好ましい実施例による、問題を自動的に設定する過程を示すフローチャートである。
【図18】本発明の別の実施例による、インターネット学習システムの全体の構造を示す。
【図19】本発明の別の実施例による、図18に示したインターネット学習システムの詳細な構成を示す。
【図20】本発明の更に別の実施例による、インターネット学習システムの全体の構造を示す。
【図21】本発明の更に別の実施例による、図20に示したインターネット学習システムの詳細な構成を示す。
【符号の説明】
【0134】
5001;分類コード
5002;中間分類コード
5002−a;グレードコード
5002−b;科目コード
5003;最小単位に分割されたコード
5004;概念内容ファイルコード
5005;難易度コード
5006;学習時間
5007;概念内容ファイルパケットビット数
5007−a;パケットビット数
5007−b;概念内容
5007−c;学習辞書
5010;問題固有コード
5011;問題ファイルパケットビット数
5011−a;問題説明ファイルパケットビット数
5012−a;学習辞書ファイルパケットビット数
5009−c;辞書言語コード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
学習者を含む学習に関連した人が、インターネットを介して、対応する教育サービスにアクセスすることを可能にするターミナル(1、2)と、
接続セクション(4)と認証セクション(5)とを有するシステムオペレーションサーバー(3)と、
学習情報データベース(6−2)の学習手順から生成された学習情報を選択的に格納し、学習情報データベース(6−2)から学習手順にとって必要な学習情報を抽出する学習情報管理プログラム(6−1)と、学習者の過去の学習履歴と学習能力に関する項目が収容されている個人学習情報の格納場所がデータベース化されている学習情報データベース(6−2)とを有する学習情報管理サーバー(6)と、
概念内容構成プログラム(7−2)と、問題構成プログラム(7−3)と、試験採点プログラム(7−4)と、問題説明ファイル構成プログラム(7−5)と、学習進行サーバー(7)内のその他のプログラムを管理する学習計画構成プログラム(7−1)とを有する学習進行サーバー(7)と、
個々の概念内容が属し、学習範囲の各概念が最小単位で細分化されてそれらが容易に再構成できる概念内容データベース(8−1)と、概念内容データベース(8−1)の概念内容ごとに、2以上の難易度が分割されている問題グループ(群)を有し、各問題グループが少なくとも1つの問題を有する問題データベース(8−2)と、問題データベース(8−2)の各問題を説明する問題説明ファイルデータベース(8−3)とを含む学習データサーバー(8)と、
を含む、インターネット学習システム。
【請求項2】
学習データサーバー(8)は、さらに学習辞書データベース(8−4)を含み、および/または、学習情報管理サーバー(6)は、さらに学習ノート管理プログラム(6−1)および/または学習能力測定プログラム(6−3)と、
を含む請求項1に記載のインターネット学習システム。
【請求項3】
概念内容データベース(8−1)の概念内容データは、分類コードと、1段階を越える中間分類コードと、最小単位によって分割されたコードと、概念内容ファイルコードとに所定のビットが割り当てられたヘッダーを有するパケット構造である請求項1または2に記載のインターネット学習システム。
【請求項4】
概念内容データの難易度コードは、所定のビットが割り当てられたヘッダーを構成するパケット構造を形成する請求項3に記載のインターネット学習システム。
【請求項5】
問題データベース(8−2)の問題データは、分類コードと、1段階を越える中間分類コードと、最小単位に分割されたコードと、問題固有コードと、難易度コードとに所定のビットが割り当てられたヘッダーを有するパケット構造を有する請求項1または2に記載のインターネット学習システム。
【請求項6】
問題説明ファイルデータベース(8−3)の問題説明ファイルデータは、分類コードと、1段階を越える中間分類コードと、最小単位に分割されたコードと、問題説明ファイル固有コードとに所定のビットが割り当てられたヘッダーを有するパケット構造を有する請求項1または2に記載のインターネット学習システム。
【請求項7】
パケット構造は、対応する学習内容のサイズにふさわしいヘッダーに従って、パケットバイトの数を割り当てる請求項3から6のいずれかに記載のインターネット学習システム。
【請求項8】
データベースのパケット内に同じコードを有する、いくつかの、または全てのヘッダーデータは、学習進行サーバー(7)に一括で提供される請求項3から7のいずれかに記載のインターネット学習システム。
【請求項9】
学習内容に関するヘッダーデータは、各概念内容データベース(8−1)と問題説明ファイルデータベース(8−3)の学習内容によって誘導され、また、ヘッダーデータは、関係する学習辞書データベース(8−4)または概念内容データベース(8−1)に接続され、それによって学習者がヘッダーデータを選択した場合、対応するデータベースが学習差に提供される故に、学習者は直ちに学習を開始できる請求項1または2に記載のインターネット学習システム。
【請求項10】
問題が、試験採点プログラム(7−4)を使用する問題で採点される時に、客観的問題および二項択一問題(はい、いいえ問題)のように自動採点が可能な場合は、問題は自動的に採点され、また、問題の自動採点が困難な、主観的問題の場合は、学習者または学習アシスタントが問題を採点して、それから採点結果を、対応する問題の採点基準が格納されている学習データサーバー(8)に入力する請求項1または2に記載のインターネット学習システム。
【請求項11】
概念内容データベース(8−1)は、概念内容に対し、2以上の異なった解説式の概念を含む請求項1または2に記載のインターネット学習システム。
【請求項12】
問題データベース(8−2)の各概念内容に関連した問題が、難易度ごとに、3から10段階を有する請求項1または2に記載のインターネット学習システム。
【請求項13】
学習方法誘導機能が、学習計画構成プログラム(7−1)に付加される請求項1または2に記載のインターネット学習システム。
【請求項14】
概念内容データベース(8−1)および問題説明ファイルデータベース(8−3)の学習内容が、声などの音声および動作要素を含む請求項1または2に記載のインターネット学習システム。
【請求項15】
インターネット学習システムを使用する学習方法であって、
学習者が、対応するインターネット学習サイトに入り、学習システムにアクセスする事を可能にするステップと、
学習者が、学習範囲、その他のような学習条項を入力する事を可能にするステップと、
学習情報管理プログラム(6−1)が、学習情報データベース(6−2)から受け取った、学習者の学習履歴、学習能力、その他のような、学習に関連した情報を分析して、適切な学習進行順序を、学習者に提示する事を可能にするステップと、
問題構成プログラム(7−3)を介して、問題データベース(8−2)から必要な問題を抽出/構成して、構成された問題を試験のために学習者に提示するステップと、
学習計画構成プログラム(7−1)が、試験採点プログラム(7−4)を介して学習者が受けた試験の問題を採点するステップの中で、いくつかのステップまたは前のステップまたは各ステップが重複した学習進行順序と、学習内容とを管理する事を可能にするステップと、
学習情報データベース(6−2)の各ステップで生成された、学習に関連した情報を格納するステップと、
を含む方法。
【請求項16】
学習者が問題を勉強する前に、概念内容構成プログラム(7−2)を介して、概念内容データベース(8−1)から必要な概念内容を抽出/構成して、学習者等に、構成された概念内容を提示し、および/または、試験問題を採点するステップの後のステップで、問題説明ファイル構成プログラム(7−5)を介して、問題説明ファイルデータベース(8−3)から必要な問題説明ファイルを抽出/構成して、構成されたファイルを学習者等に提示する、または、対応する概念内容をシミュレートするステップをさらに含む請求項15に記載の学習方法。
【請求項17】
学習者が試験をした問題を学習した後の学習範囲に関連して再度実施されるテキストの問題の構成で、直前のテストで正解した問題に関しては、原則として同じ概念内容に関する問題の中で難易度が増した問題に再設定され、
設定された問題数は少しずつ減るか同じであり、学習者が学習者などによって再考察を通して選択された最終難易度の問題に正解し目標の学習レベルに到達した場合は、問題は学習科目から除かれ、
直前のテストで不正解であった問題に関しては、問題は再設定され設定問題数は少しずつ増えるか同じであり、変化が与えられることによって学習者は未知の問題で学習を繰り返すことができる請求項15または16に記載の学習方法。
【請求項18】
いくつかの、または全てのシステムオペレーティングサーバー(3)と、学習情報管理サーバーシステム(6)と、学習進行サーバー(7)と、学習データサーバー(8)とは、単一の学習サーバーによって統合され管理される請求項1または2に記載のインターネット学習システム。
【請求項19】
いくつかのまたは全てのシステムオペレーティングサーバー(3)と、学習情報管理サーバーシステム(6)と、学習進行サーバー(7)と、学習データサーバー(8)とは、統合されて学習者やヘルパーが利用できる記憶媒体に格納される請求項1または2に記載のインターネット学習システム。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4−a】
image rotate

【図4−b】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6−a】
image rotate

【図6−b】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図11−1】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate


【公表番号】特表2006−503339(P2006−503339A)
【公表日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−501031(P2005−501031)
【出願日】平成15年10月4日(2003.10.4)
【国際出願番号】PCT/KR2003/002043
【国際公開番号】WO2004/034301
【国際公開日】平成16年4月22日(2004.4.22)
【出願人】(505127189)
【出願人】(505127190)
【Fターム(参考)】